JP7038779B1 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007038779000001
【課題】前方側から取り込んだ空気によって、通風路における放熱性の向上を図ることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、収納室22cが形成される筐体部材21と、筐体部材21に取り付けられ、収納室22cの温度を調整する温度調整装置27と、筐体部材21の背面板23dに対して、温度調整装置27をその外側から覆うように取り付けられる背面カバー29と、背面板23dと背面カバー29との間に形成され、温度調整装置27を通過する空気の通風路41と、筐体部材21の下方に配置され、前端に吸気口113を有し、後端が通風路41の下端と連通する露受け皿110とを備える。
【選択図】図8

Description

本開示は、冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫には、ペルチェ素子を備えるものがある。この冷蔵庫は、ペルチェ素子を用いて、庫内から吸収した熱を、ヒートシンクを介して庫外に放出する。このような、従来の冷蔵庫は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2018-151123号公報
特許文献1に開示された冷蔵庫は、送風ファンの駆動によって、吸気口から通風路に吸引した外気をヒートシンクに流すことにより、当該ヒートシンクによる放熱効果を向上させている。吸気口は、冷蔵庫の背面に設けられており、フィルタによって覆われている。このフィルタは、埃及び塵等の異物がヒートシンク側に侵入することを防止する。
特許文献1に開示された冷蔵庫において、上記フィルタが目詰まりすると、送風ファンは、そのフィルタ以外の部品間の隙間から、空気を吸い込もうとする。このとき、送風ファンによって吸い込まれた空気中に異物が含まれていると、その異物が、ヒートシンク側に侵入し、当該ヒートシンク又はその周囲に堆積する。この結果、特許文献1に開示された冷蔵庫においては、通風路における放熱性が低下するおそれがある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、前方側から取り込んだ空気によって、通風路における放熱性の向上を図ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
本開示に係る冷蔵庫は、収納室が形成される筐体部材と、筐体部材に取り付けられ、収納室の温度を調整する温度調整装置と、筐体部材の背面板に対して、温度調整装置をその外側から覆うように取り付けられる背面カバーと、背面板と背面カバーとの間に形成され、温度調整装置を通過する空気の通風路と、筐体部材の下方に配置され、前端に吸気口を有し、後端が通風路の下端と連通する露受け皿と、露受け皿の左右両側部にそれぞれ設けられる縦壁と、各縦壁に形成される吸気用切り欠き部とを備えるものである。
本開示によれば、前方側から取り込んだ空気によって、通風路における放熱性の向上を図ることができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す図である。図1Aは、冷蔵庫の正面図である。図1Bは、冷蔵庫の右側面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す前方斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す後方斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫における扉が開いた状態を示す下方から見た斜視図である。 実施の形態1に係る断熱容器の構成を示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す正面図である。図6Aは、冷蔵庫における扉及び棚を取り除いた状態を示す正面図である。図6Bは、冷蔵庫における扉、棚、及び、伝熱板を取り除いた状態を示す正面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す背面図である。図7Aは、冷蔵庫の構成を示す背面図である。図7Bは、冷蔵庫における背面カバーを取り除いた状態を示す背面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す断面図である。図8Aは、図6AのVIII-VIII 矢視断面図である。図8Bは、図8Aの要部拡大図である。 図6AのIX-IX 矢視断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫を家具内に収納した状態を示す前方斜視図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す図である。図11Aは、露受け皿の構成を示す前方斜視図である。図11Bは、図11AのXIB-XIB 矢視断面図である。図11Cは、図11AのXIC-XIC 矢視断面図である。 実施の形態2に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す前方斜視図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す前方斜視図である。 実施の形態4に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す前方斜視図である。 実施の形態5に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す前方斜視図である。 実施の形態6に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す前方斜視図である。 実施の形態7に係る冷蔵庫に適用される露受け皿の構成を示す前方斜視図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る冷蔵庫について、図1から図11を用いて説明する
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す図である。具体的には、図1Aは、冷蔵庫の正面図である。図1Bは、冷蔵庫の右側面図である。図2は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す前方斜視図である。図3は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す後方斜視図である。図4は、実施の形態1に係る冷蔵庫における扉12が開いた状態を示す下方から見た斜視図である。図10は、実施の形態1に係る冷蔵庫を家具50内に収納した状態を示す前方斜視図である。
図1に示す冷蔵庫は、例えば、収納容量が10リットルから50リットルの範囲の小型の電子冷蔵庫である。この冷蔵庫は、ホテル又は旅館等の宿泊施設の客室に設置され、図10に示す家具50内に収納された状態で、使用されることが多い。
図1から図4に示すように、冷蔵庫は、断熱容器11、扉12、及び、ヒンジ機構13を備えている。
断熱容器11は、一面が開放された箱型の容器である。この断熱容器11の内部には、食品及び飲料等の収納物が収納可能となっている。
扉12は、断熱容器11の開放された一面に取り付けられている。実施の形態1に係る冷蔵庫においては、回転式の扉12が、ヒンジ機構13を介して、冷蔵庫の前面側に位置する断熱容器11の前面に支持される構造を採用している。
ヒンジ機構13は、断熱容器11の前面上部に設けられている。このヒンジ機構13は、断熱容器11に対して、扉12を開閉可能に支持している。
即ち、断熱容器11の前面は、扉12を支持する面であり、冷蔵庫の前面側に配置されている。また、断熱容器11の後面(背面)は、冷蔵庫の後面(背面)側に配置されている。更に、断熱容器11の左側面は、冷蔵庫を正面から見て、当該冷蔵庫の左側に配置されている。一方、断熱容器11の右側面は、冷蔵庫を正面から見て、当該冷蔵庫の右側に配置されている。
なお、扉12は、スライド式の扉であっても良い。このように、扉12がスライド式の扉である場合、冷蔵庫は、ヒンジ機構13に替えて、スライド機構を備える。
次に、断熱容器11の構成について、図4から図9を用いて説明する。
図5は、実施の形態1に係る断熱容器11の構成を示す分解斜視図である。図6は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す正面図である。具体的には、図6Aは、冷蔵庫における扉12及び棚22bを取り除いた状態を示す正面図である。図6Bは、冷蔵庫における扉12、棚22b、及び、伝熱板26を取り除いた状態を示す正面図である。図7は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す背面図である。具体的には、図7Aは、冷蔵庫の構成を示す背面図である。図7Bは、冷蔵庫における背面カバー29を取り除いた状態を示す背面図である。図8は、実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す断面図である。具体的には、図8Aは、図6AのVIII-VIII 矢視断面図である。図8Bは、図8Aの要部拡大図である。図9は、図6AのIX-IX 矢視断面図である。
図5から図9に示すように、断熱容器11は、筐体部材21、照明装置25、伝熱板26、温度調整装置27、電源基板28、背面カバー29、排水筒30、通風路41、フィルタ44、送風ファン45、整流板46、及び、露受け皿110を有している。
筐体部材21は、内郭部材22、外郭部材23、及び、断熱材24から構成されている。外郭部材23は、内郭部材22の外側に配置されている。断熱材24は、例えば、発砲ウレタン等である。この断熱材24は、内郭部材22と外郭部材23との間に充填されている。
内郭部材22は、例えば、ポリプロピレン樹脂又はABS樹脂等の樹脂材料で形成されている。図8及び図9に示すように、内郭部材22は、前面が開放された箱型部材である。内郭部材22の内部には、収納室22cが形成されており、当該収納室22c内には、食品及び飲料等の収納物が収納可能となっている。
また、内郭部材22は、左右一対の溝部22aを2組有している。この左右一対の溝部22aは、棚22bを設置するためのものである。当該左右一対の溝部22aは、収納室22cの左右両側の内側面に、それぞれ設けられている。2組の溝部22aは、上下方向に並んでいる。
外郭部材23は、例えば、金属材料で形成されている。図8及び図9に示すように、外郭部材23は、前面が開放された箱型部材である。また、外郭部材23は、扉12及び後述する背面カバー29と共に、断熱容器11の外郭を形成するものである。
図5に示すように、外郭部材23は、天板23a、底板23b、左右一対の側板23c、背面板23d、左右一対の前脚部23e、及び、左右一対の後脚部23fを有している。
天板23aは、外郭部材23の天面及び上面を構成する。底板23bは、外郭部材23の底面及び下面を構成する。左右一対の側板23cは、外郭部材23の左右両側の内側面及び側面を構成する。背面板23dは、外郭部材23の内側面及び背面を構成する。なお、図5は、底板23bと側板23cとを一体的に形成した例としているが、それらを別体としても良い。
左右一対の前脚部23eは、冷蔵庫全体の前脚部を構成するものである。この左右一対の前脚部23eは、底板23bの下面における左右両側部にそれぞれ設けられている。また、左右一対の後脚部23fは、冷蔵庫全体の後脚部を構成するものである。この左右一対の後脚部23fは、背面板23dの下辺における左右両側部にそれぞれ設けられている。
図4、図8、図9に示すように、照明装置25は、内郭部材22の内部に向けて、光を照らすものである。この照明装置25は、内郭部材22の天面における前端に設けられている。
図4から図6、図8、図9に示すように、伝熱板26は、温度調整装置27からの熱を内郭部材22の内部に伝えるものである。この伝熱板26は、例えば、アルミニウム又は銅等の熱伝導性が優れた金属材料で形成されている。また、伝熱板26における左右方向から見た断面形状は、L字形となっている。即ち、伝熱板26は、アルミニウム又は銅等の金属板を、L字状に折り曲げることにより形成される。このような伝熱板26は、例えば、内郭部材22の奥面に対して、ねじ等を用いて固定されている。このとき、伝熱板26は、内郭部材22の天面及び奥面に沿うように配置されている。
なお、伝熱板26と内郭部材22の天面との間、及び、伝熱板26と内郭部材22の奥面との間には、隙間が設けられている。このため、伝熱板26は、内郭部材22と対向する外面と、内郭部材22の内部を向く内面とを用いて、庫内の空気との間で、熱交換を行うことができる。
図5、図7、図8、図9に示すように、温度調整装置27は、収納室22cの温度を調整するものである。この温度調整装置27は、外郭部材23の背面板23dに取り付けられている。また、温度調整装置27は、ペルチェ素子27a、伝熱ブロック27b、及び、ヒートシンク27cを有している。このうち、ペルチェ素子27a及び伝熱ブロック27bは、筐体部材21の挿入孔21aに挿入されている。この挿入孔21aは、内郭部材22、外郭部材23、及び、断熱材24を貫通し、内郭部材22の奥面と背面板23dの外面との間を繋いでいる。
ペルチェ素子27aは、吸熱側熱交換面に対して、伝熱ブロック27bが熱伝導的に接合される一方、その反対側に位置する放熱側熱交換面に対して、ヒートシンク27cが熱伝導的に接合されている。また、ペルチェ素子27aは、電源基板28による制御(駆動電圧)に基づいて、一方側で吸熱し、他方側で放熱する。
伝熱ブロック27bは、例えば、アルミニウム又は銅等の熱伝導性が優れた金属材料で形成されている。この伝熱ブロック27bの伝熱面は、ねじ等を用いて、伝熱板26の外面に固定されている。このため、伝熱ブロック27bは、ペルチェ素子27aから発せられた熱を、伝熱板26に伝えることができる。
ヒートシンク27cは、外郭部材23の背面板23dに取り付けられている。また、ヒートシンク27cは、複数のフィンを有している。これらのフィンは、上下方向に延びるように形成されている。このため、ヒートシンク27cは、上下方向に空気を流通させて、その空気との間で熱交換を行うことができる。
図7に示すように、電源基板28は、外郭部材23の背面板23dに取り付けられている。この電源基板28は、ヒートシンク27cの側方に配置されている。また、電源基板28は、冷蔵庫における各部の動作を制御するものである。電源基板28は、例えば、照明装置25、温度調整装置27、及び、送風ファン45等の動作を制御する。
図7から図9に示すように、背面カバー29は、外郭部材23の背面板23dに取り付けられている。この背面カバー29は、ヒートシンク27c及び電源基板28をその外側から覆っている。また、背面カバー29は、例えば、樹脂材料で形成されている。このような背面カバー29の後面(背面)は、上傾斜面29a、中縦壁面29b、及び、下凹面29cを有している。
上傾斜面29aは、背面カバー29の後面における上段に配置されている。この上傾斜面29aは、前方から後方に向かうに従って、下方に向けて徐々に傾斜している。上傾斜面29aの下端は、中縦壁面29bの上端と接続している。
中縦壁面29bは、背面カバー29の後面における中段に配置されている。この中縦壁面29bは、上下方向に延びる面である。また、中縦壁面29bは、上傾斜面29a及び下凹面29cよりも後方に配置されている。即ち、中縦壁面29bは、背面カバー29の最後部を構成するものである。
下凹面29cは、背面カバー29の後面における下段に配置されている。この下凹面29cは、上下方向に延びる面である。また、下凹面29cは、中縦壁面29bよりも凹んでいる。即ち、下凹面29cは、中縦壁面29bよりも前方に配置されている。
図7から図9に示すように、通風路41は、ヒートシンク27c及び電源基板28に対して、冷却用の空気を流入させて、これらを冷却するためのものである。この通風路41は、背面板23dの外面と、これを覆う背面カバー29の内面との間に形成されている。ヒートシンク27c及び電源基板28は、通風路41内に配置されている。また、通風路41は、背面吸気口(以下、単に、吸気口と称す)42と排気口43とに接続されている。
吸気口42は、通風路41の上流端であり、下凹面29cに開口している。この吸気口42は、冷蔵庫の周囲に存在する空気(外気)を通風路41内に取り込むためのものである。
排気口43は、通風路41の下流端であり、上傾斜面29aに開口している。この排気口43は、通風路41を通過した空気を、冷蔵庫の外部に排出するものである。排気口43は、例えば、網目状に形成されている。
これに対して、吸気口42の外側には、フィルタ44が設けられている。このフィルタ44は、埃及び塵等の異物の通風路41内への侵入を抑制するものである。フィルタ44は、吸気口42をその外側から覆っており、当該吸気口42の周囲に取り付けられている。
送風ファン45は、通風路41の下流側に設けられている。この送風ファン45は、排気口43の内面、即ち、上傾斜面29aと対向するように、冷蔵庫の設置面に対して斜めに傾斜した状態で固定されている。このため、送風ファン45は、ヒートシンク27cの設置高さよりも高い位置に配置されている。
送風ファン45は、電源基板28による制御(駆動電圧)に基づいて回転する。このように、送風ファン45が回転すると、冷蔵庫の後方に存在する空気が、フィルタ44を介して、吸気口42から通風路41に吸い込まれる。そして、通風路41に吸い込まれた空気は、ヒートシンク27c及び電源基板28を通過することにより、それらとの間で熱交換を行い、排気口43から冷蔵庫の外部に排出される。
また、通風路41は、複数の整流板46を有している。これらの整流板46は、通風路41の上流側における背面板23dに取り付けられている。整流板46は、通風路41に吸い込まれた空気を、ヒートシンク27c及び電源基板28に向けて整流するものである。このため、冷蔵庫においては、ヒートシンク27cからの放熱、及び、電源基板28に対する冷却が、効果的に行われる。
ここで、排水筒30は、筐体部材21の下部に設けられている。この排水筒30は、内郭部材22の内面に付着したドレン水を、露受け皿110に向けて排出するものである。
具体的には、排水筒30は、内郭部材22、外郭部材23、及び、断熱材24を貫通し、収納室22cの底面と外郭部材23の下面との間を繋いでいる。これに対して、露受け皿110は、筐体部材21の下面(底板23bの下面)に着脱可能に取り付けられている。また、露受け皿110は、筐体部材21の下面に取り付けられるときには、左右一対の前脚部23e間、及び、後脚部23f間に配置される。このとき、排水筒30の下端は、露受け皿110と対向し、当該露受け皿110の内部と連通している。
露受け皿110は、例えば、樹脂材料で形成されている。この露受け皿110は、排水筒30を介して滴下したドレン水を受けて溜めるものである。また、露受け皿110は、筐体部材21に対して、当該筐体部材21の下面からその前方に向けて、引き抜き可能となっている。露受け皿110内に溜まったドレン水は、例えば、露受け皿110を筐体部材21から引き出した状態で、当該露受け皿110から排出可能となっている。
次に、露受け皿110の構成について、図11を用いて説明する。
図11に示すように、露受け皿110は、露溜め部111、左右一対の縦壁112、吸気口113、傾斜面114、リブ115、吸気用切り欠き部(以下、単に、切り欠き部と称す)116、及び、後辺117を有している。
露溜め部111は、排水筒30を介して滴下したドレン水を受けて溜めるものである。この露溜め部111は、露受け皿110の全体に形成されており、その左右両側部には、縦壁112がそれぞれ設けられている。そして、露受け皿110は、その前面が開放されており、その前端は、吸気口113を構成する。
傾斜面114は、露溜め部111の下面後部に配置されている。この傾斜面114は、前方から後方に向かうに従って、上方に向けて徐々に傾斜している。
このため、冷蔵庫においては、露受け皿110を筐体部材21の下面に取り付けた場合、冷蔵庫の設置面と傾斜面114との間に、隙間が形成される。この隙間は、例えば、冷蔵庫の電源ケーブル、及び、冷蔵庫の周囲に配置される電気機器の電源ケーブルを通すスペースとして使用される。隙間は、例えば、3~10mmである。
また、露溜め部111は、通風路41と連通する連絡通風路を構成するものである。この露溜め部111は、露受け皿110が筐体部材21に取り付けられた状態において、その後端が通風路41に連通する。
そこで、露溜め部111の底面には、複数のリブ115が前後方向に並んで設けられている。それらのリブ115は、露受け皿110の幅方向に延びている。このため、リブ115は、露溜め部111の吸気口113から取り込まれた空気に対して衝突壁となり、その流速を低下させる。吸気口113から取り込まれた空気は、リブ115に対して衝突するごとに、その流速が下がり、これに伴って、その空気中に含まれる異物は、段階的に、露溜め部111の底面に落下していく。最終的に、空気が露溜め部111から通風路41内に流入したときには、その空気中に殆ど異物が含まれていない状態となる。
更に、各縦壁112には、切り欠き部116がそれぞれ形成されている。これらの切り欠き部116は、空気を露溜め部111の左右両側から当該露溜め部111内に向けて取り込むためのものである。
従って、送風ファン45が回転すると、冷蔵庫の前方、左側方、及び、右側方に存在する空気は、露溜め部111の吸気口113及び切り欠き部116からその内部に吸い込まれる。そして、露溜め部111に吸い込まれた空気は、当該露溜め部111の後端から通風路41の上流側に流入する。このため、冷蔵庫は、背面側の吸気口42から取り込んだ空気に加えて、その前方側から取り込んだ空気を、通風路41に流入させることができるので、当該通風路41における放熱効果を向上させることができる。
また、冷蔵庫は、仮にフィルタ44が目詰まりした場合であっても、露溜め部111を介して取り込んだ空気によって、ヒートシンク27cからの放熱、及び、電源基板28に対する冷却を、十分に行うことができる。
後辺117は、露溜め部111の後面から後方に向けて延びている。この後辺117の先端と背面カバー29との間には、シール部材31が介在されている。このシール部材31は、背面カバー29と露受け皿110との間をシールすることにより、それらの間からの吸気を防止するものである。
ここで、冷蔵庫を設置する場合、冷蔵庫の背面を部屋の壁又は家具50の奥面に対向させることが多くある。このような場合、冷蔵庫の後方側の床面は、掃除がし難い範囲であるため、この範囲には、埃又は塵等の異物が溜まり易い。これに対して、冷蔵庫の前方側の床面は、掃除がし易い範囲であるため、この範囲には、異物が溜まり難い。実施の形態1に係る冷蔵庫においては、露受け皿110の吸気口113が冷蔵庫の前側に位置しているため、当該吸気口113は、異物を取り込むことが少ない。また、露受け皿110の吸気口113は、上方に向けて開口しているため、異物が溜まり易い床面側からではなく、露受け皿130の上方側から空気を取り込む。このため、冷蔵庫は、空気を吸気口113から取り込んでも、異物のヒートシンク27cへの侵入を抑えることができる。
一方、冷蔵庫においては、吸気口42が、背面カバー29の下面ではなく、背面カバー29の後面に形成されている。このため、冷蔵庫は、吸気口42を床面から離すことができるので、当該吸気口42から床面に溜まった異物を取り込むことを抑えることができる。
また、冷蔵庫は、温度調整装置27にペルチェ素子27aを使用し、その温度調整装置27の放熱部分に配置されたヒートシンク27cを、送風ファン45を用いて冷却する構造を採用している。このため、冷蔵庫は、ヒートシンク27cに対する冷却を静かに行うことができる。
なお、冷蔵庫は、温度調整装置27に替えて、冷媒圧縮機を備え、その冷媒圧縮機の放熱部分に配置された凝縮器を、送風ファン45を用いて冷却する構造を採用しても構わない。また、冷蔵庫は、温度調整装置27のヒートシンク27cに替えて、放熱パイプを備え、その放熱パイプを、送風ファン45を用いて冷却する構造を採用しても構わない。
このように、実施の形態1に係る冷蔵庫は、様々な種類の温度調整装置の放熱部に対する冷却を行うことができると共に、異物の放熱部への侵入を抑制することができる。このため、冷蔵庫は、様々な種類の温度調整装置の性能を、長期間に亘って維持することができる。
更に、冷蔵庫は、送風ファン45をヒートシンク27cよりも上方に配置して、吸気口42及び吸気口113から送風ファン45までの各距離をそれぞれ長くする構造を採用している。このため、冷蔵庫は、吸気口42及び吸気口113から取り込んだ空気の流速を低下させ、その流入した空気中から異物を落下させることができる。
なお、冷蔵庫は、送風ファン45をヒートシンク27cよりも下方に配置しても良い。この場合、冷蔵庫は、吸気口42から取り込んだ空気の流速を十分に下げることができないものの、吸気口113から送風ファン45までの距離を、ある程度の距離で確保することができる。このため、冷蔵庫は、送風ファン45をヒートシンク27cよりも下方に配置しても、送風ファン45をヒートシンク27cよりも上方に配置した場合と比べて、効果は小さくなるものの、異物のヒートシンク27cへの侵入を抑制することができる。
そして、露受け皿110は、床面との間において3~10mmの隙間を有する傾斜面114を備えている。このとき、露受け皿110は、その傾斜面114の替わりに、段差面を備えても良い。
以上、実施の形態1に係る冷蔵庫は、収納室22cが形成される筐体部材21と、筐体部材21に取り付けられ、収納室22cの温度を調整する温度調整装置27と、筐体部材21の背面板23dに対して、温度調整装置27をその外側から覆うように取り付けられる背面カバー29と、背面板23dと背面カバー29との間に形成され、温度調整装置27を通過する空気の通風路41と、筐体部材21の下方に配置され、前端に吸気口113を有し、後端が通風路41の下端と連通する露受け皿110とを備える。このため、冷蔵庫は、前方側から取り込んだ空気によって、通風路41における放熱性の向上を図ることができる。
冷蔵庫は、背面カバー29の下部に形成され、通風路41と連通する吸気口42と、吸気口42を覆うように設けられるフィルタ44とを備える。このため、冷蔵庫は、背面側の吸気口42から取り込んだ空気に加えて、前方側の吸気口113から取り込んだ空気を、ヒートシンク27cに流入させることができる。よって、冷蔵庫は、通風路41における放熱性の向上を更に図ることができる。また、フィルタ44が目詰まりして、吸気口42から空気を取り込めない場合でも、冷蔵庫は、吸気口113から取り込んだ空気を、通風路41内に流入させることができるので、当該通風路41における放熱を十分に行うことができる。
冷蔵庫は、背面カバー29の下部に設けられ、当該背面カバー29の最後部よりも前方に位置する下凹面29cを備える。吸気口42は、その下凹面29cに形成される。このため、冷蔵庫は、室内の壁面に当接するように設置された場合であっても、その壁面と下凹面29cとの間に空間を確保し、空気の吸気口42からの取り込みを行うことができる。
冷蔵庫は、露受け皿110の後辺117と背面カバー29との間に設けられるシール部材31を備える。このため、冷蔵庫は、異物を含んだ空気を背面カバー29と露受け皿110との間から取り込むことを防止することができる。
冷蔵庫は、通風路41の下端に設けられる整流板46を備える。このため、冷蔵庫は、吸気口113から通風路41内に取り込んだ空気を、温度調整装置27に流すことができる。
冷蔵庫は、背面カバー29の上部に形成され、通風路41と連通する排気口43と、通風路41に設けられ、温度調整装置27よりも上方に配置される送風ファン45とを備える。このため、冷蔵庫においては、吸気口113から送風ファン45までの距離が長くなるため、吸気口113における空気の流速を低下させることができる。この結果、冷蔵庫は、空気中に含まれる異物をヒートシンク27cに辿り着く手前で落下させることができる。
送風ファン45は、排気口43と対向して配置され、筐体部材21の設置面に対して斜め上方に向いた状態で固定される。このため、冷蔵庫は、排出する空気を、吸気口42から遠ざけることができ、排気した空気を吸気口42から直ちに取り込まないようにすることができる。この結果、冷蔵庫は、通風路41における放熱性の低下を抑えることができる。
温度調整装置27は、ペルチェ素子27a有する。このため、冷蔵庫は、ペルチェ素子27aによる吸熱及び放熱を利用する温度調整装置27に対しても、放熱性を向上させることができる。
温度調整装置27は、通風路41内に配置されるヒートシンク27cを有する。ヒートシンク27cのフィンは、上下方向に延びる。このため、冷蔵庫は、ヒートシンク27cの放熱性を向上させることができる。
冷蔵庫は、露受け皿110の左右両側部にそれぞれ設けられる縦壁112と、各縦壁112に形成される吸気用の切り欠き部116とを備える。このため、冷蔵庫は、露受け皿110の左右両側から空気を取り込めることができる。
冷蔵庫は、露受け皿110の底面に設けられるリブ115を備える。このため、冷蔵庫は、露受け皿110の吸気口113から取り込んだ空気を、リブ115に衝突させることができる。この結果、冷蔵庫は、空気のリブ115への衝突によって、その空気の流速を低下させて、当該空気中に含まれる異物を落下させることができる。よって、冷蔵庫は、温度調整装置27の放熱性の低下を抑えることができる。
冷蔵庫は、露受け皿110の下面後部に形成され、前方から後方に向かうに従って上方に向けて徐々に傾斜する傾斜面114を備える。このため、冷蔵庫は、露受け皿110の傾斜面114の下方において、電源ケーブルを通すことができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係る冷蔵庫について、図12を用いて説明する。図12は、実施の形態2に係る冷蔵庫に適用される露受け皿120の構成を示す前方斜視図である。
図12に示すように、露受け皿120は、露溜め部121、連絡通風路122,123、仕切り壁124,125を有している。
露溜め部121及び連絡通風路122,123は、露受け皿120の前後方向に延びるように形成されている。露溜め部121は、露受け皿120の幅方向中央部に配置されており、排水筒30に対応している。連絡通風路122は、露溜め部121の左側に隣接して配置されている。一方、連絡通風路123は、露溜め部121の右側に隣接して配置されている。露溜め部121と連絡通風路122とは、仕切り壁124によって仕切られている。露溜め部121と連絡通風路123とは、仕切り壁125によって仕切られている。
ここで、露溜め部121は、排水筒30を介して滴下したドレン水を受けて溜めるものである。また、露溜め部121は、通風路41と連通する連絡通風路を兼ねている。この露溜め部121は、露受け皿120が筐体部材21に取り付けられた状態において、その後端が通風路41に連通する。このため、露溜め部121は、その前端に吸気口121aを有している。
連絡通風路122,123は、その前端に吸気口122a,123aを有している。この連絡通風路122,123は、露受け皿120が筐体部材21に取り付けられた状態において、その後端が通風路41に連通する。
従って、送風ファン45が回転すると、冷蔵庫の前方に存在する空気は、露溜め部121の吸気口121a及び連絡通風路122,123の吸気口122a,123aから、それらの各内部に吸い込まれる。そして、露溜め部121及び連絡通風路122,123に吸い込まれた空気は、それらの各後端から通風路41の上流側に流入する。
このため、冷蔵庫は、その前方側から取り込んだ空気を、通風路41に流入させることができるので、当該通風路41における放熱効果を向上させることができる。また、冷蔵庫は、仮にフィルタ44が目詰まりした場合であっても、露溜め部121及び連絡通風路122、123を介して取り込んだ空気によって、ヒートシンク27cからの放熱、及び、電源基板28に対する冷却を、十分に行うことができる。更に、冷蔵庫は、異物のヒートシンク27cへの侵入を抑えることができる。
以上、実施の形態2に係る冷蔵庫の露受け皿120は、露受け皿120の幅方向中央部に配置される露溜め部121と、露溜め部121の左右両側にそれぞれ設けられる連絡通風路122,123とを有し、露溜め部121及び連絡通風路122,123の各前端に、吸気口121a,122a,123aが形成され、露溜め部121及び連絡通風路122,123の各後端が、通風路41の下端に連通する。このため、冷蔵庫は、ドレン水を適切に受けて溜めつつ、空気を前方側から取り込むことができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係る冷蔵庫について、図13を用いて説明する。図13は、実施の形態3に係る冷蔵庫に適用される露受け皿130の構成を示す前方斜視図である
実施の形態2に係る露受け皿120においては、吸気口121a,122a,123aの前後方向位置が同じであるのに対して、実施の形態3に係る露受け皿130においては、吸気口121aの前後方向位置と吸気口122a,123aの前後方向位置とが異なっている。図13は、吸気口122a,123aの前後方向位置が、吸気口121aの前後方向位置よりも後方に位置する例である。このため、冷蔵庫においては、吸気口122aが左側方に存在する空気を取り込み易くなり、吸気口123aが右側方に存在する空気を取り込み易くなる。
以上、実施の形態3に係る冷蔵庫においては、露溜め部121の吸気口121aと、連絡通風路122,123の吸気口122a,123aとは、前後方向において異なる位置に配置される。このため、冷蔵庫は、前方、左側方、及び、右側方に存在する空気を取り込むことができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る冷蔵庫について、図14を用いて説明する。図14は、実施の形態4に係る冷蔵庫に適用される露受け皿140の構成を示す前方斜視図である。
実施の形態4に係る露受け皿140は、実施の形態2に係る露受け皿120の仕切り壁124,125に替えて、仕切り壁141,142を備えている。
仕切り壁141は、露受け皿140の前方から後方に向かうに従って、当該露受け皿140の幅方向中心に向けて徐々に傾斜している。このため、連絡通風路122は、風路断面積が、露受け皿140の前方から後方に向かうに従って、徐々に広くなっている。このため、露受け皿140においては、連絡通風路122を通過する空気の流速が徐々に下がるため、当該空気中に含まれる異物が徐々に連絡通風路122上に落下していく。
仕切り壁142は、露受け皿140の前方から後方に向かうに従って、当該露受け皿140の幅方向中心に向けて徐々に傾斜している。このため、連絡通風路123は、風路断面積が、露受け皿140の前方から後方に向かうに従って、徐々に広くなっている。このため、露受け皿140においては、連絡通風路123を通過する空気の流速が徐々に下がるため、当該空気中に含まれる異物が徐々に連絡通風路123上に落下していく。
以上、実施の形態4に係る冷蔵庫においては、連絡通風路122,123の風路断面積は、露受け皿140の前方から後方に向かうに従って、徐々に広くなる。このため、冷蔵庫は、連絡通風路122,123を通過する空気の流速を徐々に下げて、当該空気中に含まれる異物を徐々に連絡通風路122,123上に落下させることができる。
実施の形態5.
実施の形態5に係る冷蔵庫について、図15を用いて説明する。図15は、実施の形態5に係る冷蔵庫に適用される露受け皿150の構成を示す前方斜視図である。
実施の形態5に係る露受け皿150は、実施の形態2に係る露受け皿120の構成に、突起151を追加したものである。
複数の突起151は、露溜め部121の底面、及び、連絡通風路122,123の底面に設けられている。このため、突起151は、露溜め部121及び連絡通風路122,123を通過する空気に対して衝突体となり、その流速を低下させる。
露溜め部121及び連絡通風路122,123を通過する空気は、突起151に対して衝突するごとに、その流速が下がり、当該空気中に含まれる異物は、段階的に、露溜め部121の底面及び連絡通風路122,123の底面に落下していく。最終的に、それらの空気が通風路41内に流入したときには、その空気中に殆ど異物が含まれていない状態となる。
以上、実施の形態5に係る冷蔵庫は、露溜め部121の底面及び連絡通風路122,123の底面に設けられる突起151を備える。このため、冷蔵庫は、露受け皿150の吸気口121a,122a,123aから取り込んだ空気を、突起151に衝突させることができる。この結果、冷蔵庫は、空気の突起151への衝突によって、その空気の流速を低下させて、当該空気中に含まれる異物を落下させることができる。よって、冷蔵庫は、温度調整装置27の放熱性の低下を抑えることができる。
実施の形態6.
実施の形態6に係る冷蔵庫について、図16を用いて説明する。図16は、実施の形態6に係る冷蔵庫に適用される露受け皿160の構成を示す前方斜視図である。
実施の形態6に係る露受け皿160は、実施の形態2に係る露受け皿120の構成に、排水用切り欠き部(以下、単に、切り欠き部と称す)161,162を追加したものである。
切り欠き部161は、仕切り壁124に形成されている。このため、露溜め部121と連絡通風路122とは、切り欠き部161を介して連通する。また、切り欠き部162は、仕切り壁125に形成されている。このため、露溜め部121と連絡通風路123とは、切り欠き部162を介して連通する。
従って、冷蔵庫は、露溜め部121に溜まったドレン水を、仕切り壁124,125を部分的に切り欠いた切り欠き部161,162を介して、連絡通風路122,123に流すことができる。このため、冷蔵庫は、ドレン水を露溜め部121及び連絡通風路122,123の双方に溜めることができる。この結果、冷蔵庫は、多量のドレン水を溜めることができる。なお、切り欠き部161,162は、U字状に形成されているが、この形状に限定されることはない。
以上、実施の形態6に係る冷蔵庫は、露溜め部121と各連絡通風路122,123との間をそれぞれ仕切る仕切り壁124,125と、仕切り壁124、125に形成される排水用の切り欠き部161,162とを備える。このため、冷蔵庫は、多量のドレン水を溜めることができる。
実施の形態7.
実施の形態7に係る冷蔵庫について、図17を用いて説明する。図17は、実施の形態7に係る冷蔵庫に適用される露受け皿170の構成を示す前方斜視図である。
実施の形態7に係る露受け皿170は、露溜め部171及び吸気口172を有している。
露溜め部171は、排水筒30を介して滴下したドレン水を受けて溜めるものである。この露溜め部171は、露受け皿170の全体に形成されている。そして、露受け皿110は、その前面が開放されており、その前端は、吸気口172を構成する。
また、露溜め部171は、通風路41と連通する連絡通風路を構成するものである。この露溜め部171は、露受け皿170が筐体部材21に取り付けられた状態において、その後端が通風路41に連通する。
このため、露受け皿170は、多量のドレン水に対処できる。更に、露受け皿170は、吸気口172から取り込んだ空気を、通風路41に流入させることができるので、当該通風路41における放熱効果を向上させることができる。
以上、実施の形態7に係る冷蔵庫における露受け皿170は、露溜め部171及び吸気口172を有する。このため、冷蔵庫は、前方側から取り込んだ空気によって、通風路41における放熱性の向上を図ることができる。
なお、本開示は、その開示の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、或いは、各実施の形態における任意の構成要素の変形、若しくは、各実施の形態における任意の構成要素の省略が可能である。
11 断熱容器、12 扉、13 ヒンジ機構、21 筐体部材、21a 挿入孔、22 内郭部材、22a 溝部、22b 棚、22c 収納室、23 外郭部材、23a 天板、23b 底板、23c 側板、23d 背面板、23e 前脚部、23f 後脚部、24 断熱材、25 照明装置、26 伝熱板、27 温度調整装置、27a ペルチェ素子、27b 伝熱ブロック、27c ヒートシンク、28 電源基板、29 背面カバー、29a 上傾斜面、29b 中縦壁面、29c 下凹面、30 排水筒、31 シール部材、41 通風路、42 吸気口、43 排気口、44 フィルタ、45 送風ファン、46 整流板、50 家具、110 露受け皿、111 露溜め部、112 縦壁、113 吸気口、114 傾斜面、115 リブ、116 吸気用の切り欠き部、117 後辺、120~170 露受け皿、121,171 露溜め部、121a,172 吸気口、122,123 連絡通風路、122a,123a 吸気口、124,125,141,142 仕切り壁、151 突起、161,162 排水用の切り欠き部。

Claims (17)

  1. 収納室が形成される筐体部材と、
    前記筐体部材に取り付けられ、前記収納室の温度を調整する温度調整装置と、
    前記筐体部材の背面板に対して、外側から覆うように取り付けられる背面カバーと、
    前記背面板と前記背面カバーとの間に形成され、前記温度調整装置を通過する空気の通風路と、
    前記筐体部材の下方に配置され、前端に吸気口を有し、後端が前記通風路の下端と連通する露受け皿と
    前記露受け皿の左右両側部にそれぞれ設けられる縦壁と、
    各縦壁に形成される吸気用切り欠き部とを備える
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記背面カバーの下部に形成され、前記通風路と連通する背面吸気口と、
    前記背面吸気口を覆うように設けられるフィルタとを備える
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記背面カバーの下部に設けられ、前記背面カバーの最後部よりも前方に位置する下凹面を備え、
    前記背面吸気口は、前記下凹面に形成される
    ことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記露受け皿の後辺と前記背面カバーとの間に設けられるシール部材を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 前記通風路の下端に設けられる整流板を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 前記背面カバーの上部に形成され、前記通風路と連通する排気口と、
    前記通風路に設けられ、前記温度調整装置よりも上方に配置される送風ファンとを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  7. 前記送風ファンは、前記排気口と対向して配置され、前記筐体部材の設置面に対して斜め上方に向いた状態で固定される
    ことを特徴とする請求項6記載の冷蔵庫。
  8. 前記温度調整装置は、ペルチェ素子を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  9. 前記温度調整装置は、前記通風路内に配置されるヒートシンクを有し、
    前記ヒートシンクのフィンは、上下方向に延びる
    ことを特徴とする請求項1から請求項8のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  10. 前記露受け皿の底面に設けられるリブを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  11. 前記露受け皿は、
    前記露受け皿の幅方向中央部に配置される露溜め部と、
    前記露溜め部の左右両側にそれぞれ設けられる連絡通風路とを有し、
    前記露溜め部及び前記連絡通風路の各前端に、吸気口が形成され、
    前記露溜め部及び前記連絡通風路の各後端が、前記通風路の下端に連通する
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  12. 前記露溜め部の吸気口と各連絡通風路の吸気口とは、前後方向において異なる位置に配置される
    ことを特徴とする請求項11記載の冷蔵庫。
  13. 各連絡通風路の風路断面積は、前記露受け皿の前方から後方に向かうに従って、徐々に広くなる
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12記載の冷蔵庫。
  14. 前記露溜め部の底面及び前記連絡通風路の底面に設けられる突起を備える
    ことを特徴とする請求項11から請求項13のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  15. 前記露溜め部と各連絡通風路との間をそれぞれ仕切る仕切り壁と、
    前記仕切り壁に形成される排水用切り欠き部とを備える
    ことを特徴とする請求項11から請求項14のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  16. 前記収納室の収納容量は、10リットルから50リットルの範囲である
    ことを特徴とする請求項1から請求項15のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
  17. 前記筐体部材は、宿泊施設に設置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項16のうちのいずれか1項記載の冷蔵庫。
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