JP7037111B2 - 眼科情報処理プログラム、および眼科情報処理方法 - Google Patents

眼科情報処理プログラム、および眼科情報処理方法 Download PDF

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Description

本開示は、被検眼の検査結果のデータを含む眼科情報を処理するための眼科情報処理プログラム、および眼科情報処理方法に関する。
従来、眼科情報を処理するための種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1が開示する眼科情報処理装置は、異なる日に得られた複数のOCTデータに基づく層厚情報を整合させることで、被検眼の経過観察の容易化を図っている。
特開2017-104535号公報
検査結果に基づく診断等をより正確に行うためには、眼科情報を適切に処理することが望ましい。例えば、検査が行われた施設とは異なる施設の医師に、検査結果に基づく診断を行ってもらいたい場合がある。また、検査が行われた施設とは異なる施設の医師等に、検査結果のデータの補完(例えば、断層画像における各層の境界の補完(所謂「セグメンテーションの補完」)等)を行ってもらいたい場合もある。また、より正確な診断を行うために、検査結果のデータの表示を変更したい場合等もある。このような場合に眼科情報を適切に処理することは、従来の技術では困難であった。
本開示は、眼科情報を適切に処理して診断等の正確性を向上させることが可能な眼科情報処理プログラムおよび眼科情報処理方法を提供することである。
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科情報処理プログラムの第1態様は、サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理プログラムであって、前記眼科情報処理プログラムが前記眼科情報処理システムのコントローラによって実行されることで、前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、が前記眼科情報処理システムによって実行され、前記ユーザ情報には、前記端末装置によって前記付加データが過去に作成された回数を示す情報が含まれる
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科情報処理プログラムの第2態様は、サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理プログラムであって、前記眼科情報処理プログラムが前記眼科情報処理システムのコントローラによって実行されることで、前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、前記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、前記第1端末装置が、前記付加データを作成した前記第2端末装置のユーザの評価値をユーザからの指示に応じて作成し、前記サーバに送信する評価値送信ステップと、が前記眼科情報処理システムによって実行され、前記ユーザ情報には前記評価値が含まれる。
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科情報処理方法の第1態様は、サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理方法であって、前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、を含み、前記ユーザ情報には、前記端末装置によって前記付加データが過去に作成された回数を示す情報が含まれる
本開示における典型的な実施形態が提供する眼科情報処理方法の第2態様は、サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理方法であって、前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、前記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、前記第1端末装置が、前記付加データを作成した前記第2端末装置のユーザの評価値をユーザからの指示に応じて作成し、前記サーバに送信する評価値送信ステップと、を含み、前記ユーザ情報には前記評価値が含まれる。

本開示における眼科情報処理プログラムおよび眼科情報処理方法によると、眼科情報が適切に処理されて診断等の正確性が向上する。
眼科情報処理システム1の概略構成を示すブロック図である。 依頼元のユーザが依頼先のユーザを指定する際の処理の流れを示すシーケンス図である。 依頼元の端末装置20Aのモニタ26Aに表示される依頼先候補情報の一例を示す図である。 依頼元の端末装置20Aから送信された被検者データに対して、依頼先の端末装置20Cによって付加データが作成される際の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図4に示す付加データ作成処理(S36)のフローチャートである。 黄斑疾患診断に用いられる検査結果レポートの一例を示す図である。 図6に示す状態から注目範囲データが変更された結果を示す図である。 断層画像診断に用いられる検査結果レポートの一例を示す図である。 被検眼の病状等の経過を踏まえた付加データが作成される場合の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 ユーザが付加データを作成する予定日時以前に被検者データの送信を開始する場合の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 メンテナンス通知処理の一例を示すフローチャートである。 操作予測処理の一例を示すフローチャートである。 眼科検査装置30の使用状況に基づいて、眼科検査装置30の検査条件を設定する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
<概要>
本開示で例示する眼科情報処理プログラムは、サーバと複数の端末装置を備えた眼科情報処理システムにおいて実行される。眼科情報処理システムは、第1送信ステップ、第2送信ステップ、付加データ作成ステップ、第3送信ステップ、および第4送信ステップを実行する。第1送信ステップでは、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データが、複数の端末装置のうちの第1端末装置からサーバへ送信される。第2送信ステップでは、サーバから第2端末装置に被検者データが送信される。第2端末装置は、複数の端末装置のうち、第1端末装置から送信された被検者データの閲覧を許可されたユーザの端末装置である。付加データ作成ステップでは、被検者データを表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、被検者データに付加する付加データが第2端末装置によって作成される。第3送信ステップでは、付加データが第2端末装置からサーバへ送信される。第4送信ステップでは、付加データがサーバから第1端末装置へ送信される。
本開示で例示する技術によると、第1端末装置から送信された被検者データに対する付加データが、閲覧が許可されたユーザの第2端末装置において作成され、第1端末装置に送信される。従って、例えば、検査が行われた施設とは異なる施設の医師等が、被検者データを参照して付加データを作成すること等が容易に行われる。よって、診断等の正確性が向上される。
なお、第1端末装置から受信した被検者データを保存する第1保存ステップを、サーバが実行してもよい。サーバから受信した被検者データを保存する第2保存ステップを、第2端末装置が実行してもよい。第2端末装置から受信した付加データを保存する第3保存ステップを、サーバが実行してもよい。サーバから受信した付加データを保存する第4保存ステップを、第1端末装置が実行してもよい。
また、付加データの具体的な態様は適宜選択できる。例えば、付加データは、医師が被検者データを参照することで行われた診断の結果を示すデータであってもよい。また、付加データは、検査結果のデータを補完するデータであってもよい。一例として、被検者データが被検眼の組織(例えば眼底)の断層画像である場合、付加データは、断層画像における各層の境界を補完するデータ(所謂「セグメンテーション」の補完データ)であってもよい。
付加データ作成ステップでは、検査結果レポートが表示部に表示された状態で付加データが作成されてもよい。検査結果レポートは、眼科検査装置によって取得された検査結果に基づく画像である検査結果画像と、検査結果画像の範囲のうちの一部の注目範囲の検査結果に基づくデータである注目範囲データとを含んでいてもよい。第2端末装置は、レポート変更ステップを実行してもよい。レポート変更ステップでは、検査結果レポートにおける検査結果画像の注目範囲がユーザからの指示に応じて変更されると共に、注目範囲データが、被検者データに基づいて、変更された注目範囲におけるデータに変更されてもよい。
この場合、第2端末装置を使用するユーザは、検査結果画像と注目範囲データを含む検査結果レポートを確認することで、付加データを適切に作成することができる。さらに、第2端末装置を使用するユーザは、検査結果画像に設定されている注目範囲が不適切な場合には、注目範囲を変更し、変更した注目範囲におけるデータを含む検査結果レポートを表示させることができる。従って、より適切に付加データが作成される。
ここで、検査結果レポートは、眼科検査装置によって取得された検査結果のデータのうち、ユーザの指示に応じて抽出された一部のデータを、ユーザが閲覧しやすいようにレポート形式で並べたものであってもよい。つまり、検査結果レポートは、検査結果のデータ自体の閲覧および解析等を行うためのビューワーとは異なる。第1端末を使用するユーザは、例えば、抽出されるデータの種類、および抽出されたデータの配置等の少なくともいずれかが互いに異なる複数のテンプレートから、所望するテンプレートを選択してもよい。第1端末、サーバ、または第2端末は、選択されたテンプレートで定められているデータを検査結果のデータから抽出し、選択されたテンプレートで定められた位置に配置することで、検査結果レポートのデータを作成してもよい。この場合、第1端末のユーザは、検査結果のデータ全体のうち、付加データの作成に必要なデータを、効率よく第2端末のユーザに閲覧させることができる。ただし、検査結果レポートは、ユーザからの指示に基づかずに自動的にコントローラによって作成されてもよい。また、検査結果レポートの背景色は白色であってもよい。この場合、例えば、検査結果レポートを印刷する場合等でも、ユーザは適切に検査結果を閲覧することができる。
なお、検査結果画像には種々の画像を採用することができる。例えば、検査結果のデータが眼科用のOCT装置によって取得されている場合、検査結果画像は、被検眼の眼底における特定の層の厚みの二次元分布を示す二次元マップ画像であってもよいし、被検眼の組織の三次元断層画像であってもよい。また、検査結果画像は、眼底撮影装置(例えば、OCT装置、眼底カメラ、レーザ走査型眼底撮影装置(SLO)、赤外カメラ等)によって撮影された眼底の正面画像であってもよい。
また、注目範囲データの具体的態様も適宜選択できる。例えば、注目範囲データは、注目範囲内における複数の領域の各々における、特定の層の厚みの平均値を示すチャートであってもよい。また、注目範囲データは、注目範囲における二次元または三次元の断層画像のデータであってもよい。
第1端末装置は、指定情報送信ステップを実行してもよい。指定情報送信ステップでは、眼科情報処理システムにアカウントが登録されている複数の端末装置のうち、被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報が、サーバに送信される。第2送信ステップでは、指定情報によって指定された第2端末装置に被検者データが送信されてもよい。この場合、付加データの作成を他のユーザに依頼したい依頼元のユーザは、適切なユーザを指定して付加データの作成を依頼することができる。
なお、指定情報は、被検者データが送信されるよりも前に、予め第1端末装置からサーバへ送信されてもよい。この場合、サーバは、第1端末装置によって指定された第2端末装置を登録しておき、第1端末装置から被検者データを受信した以後に、予め受信している指定情報によって指定された第2端末装置に被検者データを送信してもよい。また、指定情報は、被検者データと共にサーバへ送信されてもよい。
サーバは、アカウントが登録されている端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の端末装置に送信するユーザ情報送信ステップを実行してもよい。端末装置は、ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで指定情報を作成する指定情報作成ステップを実行してもよい。この場合、依頼元のユーザは、ユーザ情報を確認しながら適切に依頼先のユーザを指定することができる。
なお、端末装置は、複数のユーザ情報から、指定された情報を含むユーザ情報を検索する検索ステップを実行してもよい。この場合、依頼元のユーザは、適切な依頼先のユーザをより容易に探し出すことができる。
ユーザ情報には、各々の端末装置のユーザによって付加データが過去に作成された回数を示す情報が含まれていてもよい。この場合、依頼元のユーザは、それぞれのユーザが過去に付加データを作成した回数(つまり、ユーザの経験)を把握したうえで、依頼先のユーザを適切に指定することができる。
第1端末装置は、付加データを作成した第2端末装置のユーザの評価値をユーザからの指示に応じて作成し、サーバに送信する評価値送信ステップを実行してもよい。ユーザ情報には評価値が含まれていてもよい。この場合、依頼元のユーザは、それぞれのユーザに付された過去の評価を把握したうえで、依頼先のユーザを適切に指定することができる。
第1端末装置は閲覧範囲情報送信ステップを実行してもよい。閲覧範囲情報送信ステップでは、第1送信ステップにおいてサーバに送信される被検者データのうち、第2端末装置において閲覧可能なデータの範囲を示す閲覧範囲情報がユーザの指示に応じて作成され、サーバに送信される。第2送信ステップでは、被検者データのうち、閲覧範囲情報によって示された範囲のデータが第2端末装置に送信される。この場合、依頼元のユーザは、依頼先のユーザに閲覧させるデータを適切に指定することができる。
それぞれの被検者を識別する識別情報を作成する識別情報作成ステップが実行されてもよい。第2送信ステップでは、被検者の個人名を含まず、且つ識別情報を含む被検者データが第2端末装置に送信されてもよい。この場合、依頼元のユーザは、被検者の個人情報を依頼先のユーザに知らせることなく、被検者データに対する付加データを依頼先のユーザに作成させることができる。
なお、識別情報作成ステップは、第1端末装置において実行されてもよいし、サーバによって実行されてもよい。また、識別情報を作成させるか否かが、第1端末装置のユーザからの指示に応じて決定されてもよい。
第2送信ステップでは、同一の被検者の被検眼から異なる時間に取得された複数の検査結果のデータを含む被検者データが、サーバから第2端末装置に送信されてもよい。付加データ作成ステップでは、異なる時間に取得された複数の検査結果のデータを含む被検者データに対して付加データが作成されてもよい。この場合、依頼元のユーザは、被検眼の病状等の経過を踏まえた付加データの作成を、適切に他のユーザに依頼することができる。
複数の第1端末装置の各々が第1送信ステップを実行することで、同一の被検者の被検眼から異なる時間に取得された複数の検査結果のデータを含む被検者データがサーバに送信されてもよい。サーバは、複数の第1端末装置の各々から受信した被検者データを保存する保存ステップを実行してもよい。この場合、例えば、同一の被検眼に対して異なる時間に異なる施設で検査が行われた場合等でも、被検眼の病状等の経過を踏まえた付加データが適切に作成される。
<実施形態>
以下、本開示における典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。本実施形態では、サーバ10と、複数の端末装置20を含む眼科情報処理システム1を例示する。
図1を参照して、本実施形態における眼科情報処理システム1のシステム構成について説明する。眼科情報処理システム1は、サーバ10と、各拠点(例えば、病院、健康診断施設等)において使用される複数の端末装置20を備える。図1では、拠点Aで使用される端末装置20Aと、拠点Bで使用される端末装置20Bを例示している。
サーバ10は、接続されるデバイス(本実施形態では端末装置20)に対して各種データ等を提供する。本実施形態では、クラウドサービスを提供するメーカーのサーバ(所謂クラウドサーバ)が、サーバ10として用いられている。しかし、クラウドサーバ以外のサーバが用いられてもよいことは言うまでもない。サーバ10は、各種処理制御を行う制御ユニット11と、通信I/F14を備える。制御ユニット11は、制御を司るコントローラであるCPU12と、プログラムおよびデータ等を記憶することが可能な記憶装置13を備える。記憶装置13には、後述する各種処理を実行するための眼科情報処理プログラムが記憶されている。また、通信I/F14は、ネットワーク5(例えばインターネット)を介して、サーバ10を外部機器(例えば端末装置20)と接続する。
端末装置20は、各拠点のユーザ(例えば、医師および検査技師等)によって使用される。本実施形態の端末装置20はパーソナルコンピュータであるが、スマートフォンまたはタブレット端末等の携帯端末等であってもよい。端末装置20は、各種制御処理を行う制御ユニット21と、通信I/F24を備える。制御ユニット21は、制御を司るコントローラであるCPU22と、プログラムおよびデータ等を記憶することが可能な記憶装置23を備える。記憶装置23には、後述する各種処理を実行するための眼科情報処理プログラムが記憶されている。また、通信I/F24は、ネットワーク5を介して、端末装置20を外部機器(例えばサーバ10)と接続する。
端末装置20は、操作部25およびモニタ26に接続されている。操作部25は、ユーザが各種指示を端末装置20に入力するために、ユーザによって操作される。操作部25には、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の少なくともいずれかを使用できる。なお、操作部25と共に、または操作部25に代えて、各種指示を入力するためのマイク等が使用されてもよい。モニタ26は、各種画像を表示することが可能な表示部の一例である。
複数の端末装置20の少なくともいずれかは、被検眼の検査を行う1つまたは複数の眼科検査装置30との間でデータ等のやり取りを行うことができる。端末装置20が眼科検査装置30との間でデータ等のやり取りを行う方法は、適宜選択できる。例えば、端末装置20は、有線通信、無線通信、着脱可能な記憶媒体(例えばUSBメモリ)等の少なくともいずれかによって、眼科検査装置20との間でデータおよび制御信号のやり取りを行ってもよい。
眼科検査装置30には、種々の装置を用いることができる。一例として、本実施形態で使用される眼科検査装置30には、被検眼の組織の断層画像を取得することが可能なOCT装置が含まれる。しかし、OCT装置以外の眼科検査装置30(例えば、眼底カメラ、走査型レーザ検眼鏡(SLO)、眼軸長測定装置、角膜形状測定装置、眼圧測定装置、眼屈折力測定装置等の少なくともいずれか)が用いられてもよい。
眼科検査装置30は、各種制御処理を行う制御ユニット31と、検査部35を備える。制御ユニット31は、制御を司るコントローラであるCPU32と、プログラムおよびデータ等を記憶することが可能な記憶装置33を備える。検査部35は、眼科検査装置30が被検眼の検査を行うために必要な各種構成を備える。例えば、眼科検査装置30としてOCT装置が用いられる場合、検査部35には、OCT光源、OCT光を走査するための走査部、OCT光を被検眼に照射するための光学系、被検眼の組織によって反射された光を受光する受光素子等が含まれる。
ここで、本実施形態の眼科情報処理システム1が実行できる処理の概要について説明する。本実施形態の眼科情報処理システム1は、ユーザの利便性を高めるための複数の処理を実行することができる。ただし、以下説明する複数の処理のうちの一部のみが眼科情報処理システム1によって実行されてもよいことは言うまでもない。
まず、眼科情報処理システム1では、複数の端末装置20で取得された被検者データに対し、他の端末装置20が付加データを作成することができる。被検者データには、眼科検査装置30によって行われた検査結果のデータが含まれる。付加データは、例えば、ユーザ(医師)が被検者データを参照して作成する診断結果のデータであってもよいし、画像等を補完するデータであってもよい。本実施形態の眼科情報処理システム1では、付加データの作成を他のユーザに依頼する依頼元のユーザは、複数のユーザの中から依頼先のユーザを適切に指定することができる。また、付加データが診断結果のデータである場合、付加データを作成するユーザは、検査結果の画像が並べられた検査結果レポートを参照しながら適切に診断を行うことができる。また、付加データを作成するユーザは、検査結果レポートの内容を適切な内容に変更することも可能である。さらに、本実施形態では、ユーザは、被検眼の経過観察を他のユーザに依頼することもできる。
また、本実施形態の眼科情報処理システム1は、端末装置20および眼科検査装置30の少なくともいずれか(以下、単に「装置」という場合もある)の使用状況に応じた処理を行うことができる。例えば、眼科情報処理システム1は、端末装置20の使用状況に基づいて、ユーザが付加データを作成する予定日時を設定することができる。眼科情報処理システム1は、付加データを作成するユーザの端末装置20に対し、設定した予定日時以前に被検者データの送信を開始することができる。また、眼科情報処理システム1は、装置の使用状況に基づいて、装置の部品交換、メンテナンス、点検、および修理等に関する情報をユーザに通知することもできる。また、眼科情報処理システム1は、ユーザがルーチンワークとしている操作を、装置の使用状況に基づいて予測し、予測結果に基づいた処理を行うこともできる。さらに、眼科情報処理システム1は、眼科検査装置30の使用状況に基づいて、眼科検査装置30の検査条件を適切に設定することができる。以下、各処理について詳細に説明する。
図2および図3を参照して、依頼元のユーザに依頼先のユーザを指定させる際の処理の一例について説明する。図2に示す例では、端末装置20Aは、依頼先のユーザをこれから指定する依頼元のユーザの端末装置20である。端末装置20Bは、過去に他のユーザに付加データの作成を依頼した依頼元のユーザの端末装置20である。端末装置20Cおよび端末装置20Dは、依頼先の候補となっているユーザの端末装置20である。眼科情報処理システム1では、端末装置20A,20B,20C,20Dの各々のアカウントが既に登録されている。
まず、過去に他のユーザに付加データの作成を依頼したユーザの端末装置20Bは、付加データを作成した端末装置20(図2に示す例では、端末装置20Cおよび端末装置20D)のユーザの評価値を、ユーザからの指示に応じて作成する(S11)。端末装置20Bは、作成した評価値をサーバ10に送信する(S12)。サーバ10は、受信した評価値を記憶する。
また、依頼候補となるユーザの端末装置20Cは、端末装置20Cのユーザに関するユーザ情報を、ユーザからの指示に応じて作成する(S14)。端末装置20Cは、作成したユーザ情報をサーバ10に送信する(S15)。サーバ10は、端末装置20Cのユーザのユーザ情報を記憶する。同様に、端末装置20Dもユーザ情報を作成し(S16)、サーバ10に送信する(S17)。
また、図2には図示していないが、サーバ10は、それぞれの端末装置20が付加データを過去に作成した回数の情報を記憶している。
依頼先を指定するユーザの端末装置20Aは、依頼先の指定処理の開始指示を入力すると、依頼先候補情報の要求信号をサーバ10に送信する(S19)。サーバ10は、要求信号を受信すると、要求信号を送信した端末装置20Aに、依頼先候補情報を送信する(S20)。端末装置20Aは、受信した依頼先候補情報をモニタ26Aに表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、被検者データの閲覧を許可する端末装置20(つまり、依頼先の端末装置20)を指定する指定情報を作成する(S21)。指定される端末装置20の数は、1つでも複数でもよい。
図3は、端末装置20Aのモニタ26Aに表示される依頼先候補情報の一例を示す。本実施形態の依頼先候補情報には、依頼候補の端末装置20の各々のユーザ名、施設名、地域、読影(診断代行)数、OCT境界補完代行数、および評価値の情報が含まれる。ユーザ名、施設名、および地域の情報は、S15およびS17で送信されたユーザ情報に含まれる。読影(診断代行)数およびOCT境界補完代行数は、付加データを過去に作成した回数の情報の一例である。読影(診断代行)数とは、ユーザが他のユーザの依頼に応じて診断結果のデータを作成した回数である。OCT境界補完代行数とは、ユーザが他のユーザの依頼に応じて、断層画像における各層の境界を補完するデータ(所謂「セグメンテーションデータ」)を作成した回数である。また、評価値は、S12で送信された評価値である。端末装置20Aのユーザは、依頼先候補情報を参照することで、依頼先を適切に選択することができる。
なお、本実施形態の端末装置20Aは、依頼先候補情報に基づいて、ユーザが指定した情報を含む依頼候補の端末装置20を検索することができる。例えば、図3に示す例では、ユーザが「愛知県」を指定して検索指示を入力すると、端末装置20Aは、地域が「愛知県」のユーザのみをモニタ26Aに表示させる。また、本実施形態では、依頼元の端末装置20Aと、依頼候補の端末装置20C,20Dの間で、サーバ10を介してメッセージの送受信を行うことも可能である。
また、依頼先を指定するユーザの端末装置20Aは、被検者データのうち、依頼先の端末装置20において閲覧可能なデータの範囲を示す閲覧範囲情報を、ユーザからの指示に応じて作成する(S22)。ユーザは、依頼先のユーザに閲覧させるデータの範囲を適切に設定することができる。
端末装置20Aは、S21で作成された指定情報と、S22で作成された閲覧範囲情報を、サーバ10に送信する(S23,S24)。図2では、端末装置20Aのユーザが、依頼先として端末装置20Cのユーザを指定した場合を例示する。サーバ10は、受信した指定情報および閲覧範囲情報を記憶する。また、サーバ10は、端末装置20Aのユーザから付加データの作成依頼があったことを通知するための申請要求情報を、端末装置20Cに送信する(S25)。端末装置20Cのユーザが、申請を受諾する操作を行うと、端末装置20Cは、受諾回答情報をサーバ10に送信する(S26)。サーバ10は、端末装置20Aと端末装置20Cを同一のグループとして登録し(S28)、登録した旨の通知を端末装置20Aに送信する(S29)。
図4から図8を参照して、依頼元の端末装置20Aから送信された被検者データに対して、依頼先の端末装置20Cによって付加データが作成される際の処理の一例について説明する。まず、依頼元の端末装置20Aは、眼科検査装置30Aによって行われた被検眼の検査結果のデータを取得する(S31)。端末装置20Aは、検査結果データを含む被検者データをサーバ10に送信する(S32)。一例として、被検者データには、検査結果データ以外に、被検者の患者名、性別、左右眼の情報、検査日、および検査時のフォーカス値のデータが含まれる。端末装置20Aは、複数の被検者の被検者データをサーバ10に送信することも可能である。サーバ10は、受信した被検者データを記憶する。
依頼先の端末装置20Cは、付加データの作成(代行)を開始する指示を入力すると、代行開始を通知する信号をサーバ10へ送信する(S33)。サーバ10は、信号を受信することを契機として、被検者を識別する識別情報(ID)を作成してそれぞれの被検者データに付加すると共に、被検者の個人情報(一例として個人名の情報)を被検者データから削除して(S34)、端末装置20Cに送信する(S35)。その結果、被検者の個人情報が漏えいする可能性が低下する。なお、S34のステップは、サーバ10の代わりに依頼元の端末装置20Aによって実行されてもよい。また、S34のステップを実行させるか否かが、依頼元の端末装置20Aのユーザによる操作指示に応じて決定されてもよい。また、サーバ10は、閲覧範囲情報(図2のS22,24参照)によって閲覧可能とされた範囲内の被検者データのみを、S35において端末装置20Cに送信する。
依頼先の端末装置20Cは、付加データ作成処理を実行する(S36)。依頼先の端末装置20Cは、S36において作成した付加データをサーバ10へ送信する。サーバ10は、受信した付加データを記憶し、依頼元の端末装置20Aに送信する。
図5を参照して、付加データ作成処理(S36)について説明する。端末装置20CのCPU22は、付加データを作成する対象となる1つまたは複数の被検者データのうち、N番目(最初のNの値は「1」)の被検者データの検査結果レポートを作成し、モニタ26に表示させる(S41)。なお、検査結果レポートは、依頼元の端末装置20Aによって作成されてもよいし、サーバ10によって作成されてもよい。この場合、検査結果レポートは、サーバ10から端末装置20Cに送信される。
図6および図7を参照して、検査結果レポートの一例について説明する。検査結果レポート50は、眼科検査装置30Aによって取得された検査結果のデータのうち、端末装置20Aのユーザの指示に応じて抽出された一部のデータが、ユーザが閲覧しやすいようにレポート形式で並べられたものである。従って、検査結果レポート50は、検査結果のデータの閲覧および解析等をユーザが行うために表示されるビューワーとは異なる。本実施形態では、依頼元の端末装置20Cは、ユーザからの選択指示に応じて、検査結果レポートに関する複数のテンプレートのいずれかを、使用するテンプレートして決定する。各々のテンプレートでは、抽出するデータの種類、および、抽出されたデータのレポート上での配置等が定められている。端末装置20A、サーバ10、または端末装置20C(本実施形態では端末装置20C)は、選択されたテンプレートで定められているデータを検査結果データから抽出し、テンプレートで定められた位置に配置することで、検査結果データ50を作成する。なお、検査結果データ50の背景色は白色である。
図6および図7に例示した検査結果レポート50は、黄斑疾患の診断に用いられる。検査結果レポート50は、書誌事項表示部51、検査結果画像53、注目範囲データ55、正常眼データベース画像57、およびデビエーションマップ画像58を含む。書誌事項表示部51には、被検者データに含まれる書誌事項(例えば、識別情報(ID)、性別、左右眼、検査日、およびフォーカス値)が表示される。
検査結果画像53は、眼科検査装置30によって取得された検査結果のデータに基づく画像である。一例として、図6および図7に示す検査結果画像53は、被検眼の眼底における特定の層(図6および図7ではILM-RPE/BM)の厚みの二次元分布を示す二次元マップ画像である。図6および図7では示されていないが、検査結果画像53では、特定の層の厚みが色の変化によって二次元状に表現されている。特定の層の厚みの分布は、眼底の三次元画像を解析することで得られる。また、検査結果画像53上には、検査結果画像53の範囲のうちの一部の注目範囲を示すマーカー54が表示されている。図6および図7に示すマーカー54の外形は円形であり、マーカー54の内側が注目範囲となる。なお、注目範囲は円形でなくてもよいし、線状または点状等の範囲でもよい。
注目範囲データ55は、注目範囲の検査結果に基づくデータである。一例として、図6および図7に示す注目範囲データ55は、注目範囲内における複数の領域の各々における、特定の層の厚みの平均値を示すチャートである。注目範囲の位置、大きさ、および形状の少なくともいずれかが変更されると、注目範囲データ55も変更される。ユーザは、検査結果画像53と注目範囲データ55を含む検査結果レポート50を確認することで、付加データを適切に作成することができる。
正常眼データベース画像57は、疾患の無い正常眼のデータベースに基づく画像である。ユーザは、被検者データと正常眼データベース画像57を比較することで、より適切な診断を行うことができる。デビエーションマップ画像58は、被検者データと正常眼データベースとの差分を示す画像である。なお、本実施形態の検査結果レポート50には、被検眼に異常が無いと判断された際に操作される異常なしボタン、異常があると判断された際に操作される異常ありボタン、および、コメントが入力されるコメント欄も設けられている。
図5の説明に戻る。CPU22は、注目範囲を変更する指示がユーザによって入力されたか否かを判断する(S43)。本実施形態では、ユーザは、操作部25(例えばマウス等)によってポインタ59(図7参照)を操作し、注目範囲を示すマーカー54の位置、大きさ、および形状の少なくともいずれかを変更することで、注目範囲を変更する指示を入力することができる。注目範囲の変更指示が入力されると(S43:YES)、CPU22は、入力された指示に応じて注目範囲を変更する(S44)。さらに、CPU22は、注目範囲データ55を、被検者データに基づいて、変更した注目範囲におけるデータに変更する(S45)。その後、処理はS43に戻る。図7に示す例では、注目範囲の位置が、図6に示す状態から右下側に移動されている。その結果、注目範囲データ55も、移動された注目範囲に基づくデータに変更されている。ユーザは、注目範囲を変更することで、適切な検査結果レポート50を表示させた状態で付加データを作成することができる。
注目範囲の変更指示が入力されていなければ(S43:NO)、CPU22は、付加データの作成指示が入力されたか否かを判断する(S46)。本実施形態では、ユーザは、操作部25を操作することで、疾患の有無およびコメントを含む付加データの作成指示を入力することができる。付加データの作成指示が入力されていなければ(S46:NO)、処理はS43に戻る。付加データの作成指示が入力されると(S46:YES)、CPU22は、入力された指示に応じて付加データを作成する(S47)。次いで、CPU22は、全ての被検者データに対する付加データ作成処理が完了したか否かを判断する(S48)。完了していなければ(S48:NO)、次の被検者データに対する処理が行われる(S49、S41~S47)。すべての被検者データに対する処理が完了すると(S48:YES)、付加データ作成処理は終了する。
なお、以上説明した処理およびデータ等の内容を変更することも可能である。例えば、検査結果レポートの内容を変更することも可能である。図8に例示する検査結果レポート60は、検査結果画像63および注目範囲データ65A,65Bを含む。検査結果画像63は、眼底撮影装置によって撮影された眼底の正面画像である。検査結果画像63内には、注目範囲を示す2種類のマーカー63A,63Bが表示されている。注目範囲データ65Aは、眼底のうち、マーカー63Aが示す領域における三次元の断層画像のデータである。注目範囲データ65Bは、眼底のうち、マーカー63Bが示す領域における二次元の断層画像のデータである。この場合、マーカー63A,63Bが変更されると、変更されたマーカー63A,63Bの位置の断層画像のデータが表示される。
また、上記の処理では、依頼先の端末装置20を指定する指定情報の送信処理(図2のS23)と、被検者データの送信処理(図4のS32)は、異なるタイミングで行われる。しかし、指定情報と被検者データは同時にサーバ10に送信されてもよい。また、サーバ10は、同一の被検眼に対して異なる種類の眼科検査装置30によって取得された複数種類の検査結果のデータを、適宜組み合わせて依頼先の端末装置20に送信してもよい。例えば、サーバ10は、眼底上の複数の位置の各々における視野計の検査結果と、眼底の特定の層の厚みマップの画像を予め組み合わせたうえで、依頼先の端末装置20に送信してもよい。
図9を参照して、被検眼の病状等の経過を踏まえた付加データ(つまり、経過観察の結果を踏まえた付加データ)が作成される場合の処理の一例について説明する。図9に示す例では、同一の被検眼から異なる時間に取得された複数の検査結果のデータを含む被検者データが、サーバ10を介して依頼先の端末装置20Cに送信される。依頼先の端末装置20Cは、複数の検査結果のデータを含む被検者データに対して付加データを作成する。以下、詳細に説明する。
図9に示す例では、まず、依頼元の端末装置20Aが検査結果データを取得し(S51)、取得した検査結果データを含む被検者データをサーバ10に送信する(S52)。サーバ10は、S54で送信された被検者データを記憶する。さらに、端末装置20Aとは異なる端末装置20Bが、同一の被検眼から異なる時間に得られた検査結果データを取得し(S53)、取得した検査結果データを含む被検者データをサーバ10に送信する(S54)。サーバ10は、S54で送信された被検者データを記憶する。サーバ10は、依頼先の端末装置20Cから代行開始を通知する信号を受信すると(S55)、被検者の識別情報を作成すると共に個人情報を削除する(S56)。また、サーバ10は、同一の被検眼に対する複数の検査結果データを対応付けたうえで(S57)、被検者データを依頼先の端末装置20Cに送信する(S58)。依頼先の端末装置20Cは、同一の被検眼から異なる時間に取得された複数の検査結果のデータを含む被検者データに対し、付加データを作成する(S59)。作成された付加データは、依頼先の端末装置20Cからサーバ10へ送信され(S60)、さらに、依頼元の端末装置20A,20Bの少なくともいずれか(図9では端末装置20A)に送信される。
この場合、依頼元のユーザは、被検眼の病状等の経過を踏まえた付加データの作成を、適切に他のユーザに依頼することができる。なお、図9に示す例では、互いに異なる端末装置20Aおよび端末装置20Bから、同一の被検眼の被検者データがサーバ10に送信される。従って、同一の被検眼に対して異なる時間に異なる施設で検査が行われた場合でも、被検眼の病状等の結果を踏まえた付加データが適切に作成される。しかし、同一の被検眼に対する複数の被検者データが、同一の端末装置20からサーバ10に送信されてもよいことは言うまでもない。
図10を参照して、ユーザが付加データを作成する予定日時以前に被検者データの送信を開始する場合の処理の一例について説明する。図10に示す例では、依頼元の端末装置20Aは、検査結果データを取得し(S70)、取得した検査結果データを含む被検者データをサーバ10に送信する(S71)。また、依頼先の端末装置20Cは、端末装置20Cの操作ログを含む使用状況情報を、サーバ10に送信する(S72)。サーバ10は、被検者データに対して付加データを作成する操作が、使用状況情報の送信元の端末装置20Cにおいて次に行われる予定日時を設定する(S73)。詳細には、図10に示す例では、使用状況情報に含まれる操作ログに基づいて、予定日時がサーバ10によって自動的に設定される。よって、端末装置20Cのユーザは、予定日時を設定するための操作を行う必要が無い。なお、S72,S73の処理は、S70,S71の処理の後で行われてもよい。
サーバ10は、設定した予定日時の所定時間前の時間が到来すると、被検者データを依頼先の端末装置20Cに送信する(S74)。端末装置20Cは、付加データを作成し(S75)、作成した付加データをサーバ10に送信する(S76)。サーバ10は、受信した付加データを依頼元の端末装置20Aに送信する(S77)。
図10に示す処理が行われる場合、付加データを作成する端末装置20Cでは、被検者データを受信するための操作等が行われなくても、付加データの受信が開始される。よって、作業効率が向上する。なお、図10に例示した処理を変更することも可能である。例えば、S72で送信される使用状況情報には、予定日時を示す情報が含まれていてもよい。予定日時を示す情報は、ユーザが端末装置20Cに指示を入力することで作成されてもよい。サーバ10は、使用状況情報のうち予定日時を示す情報に基づいて、予定日時を設定してもよい。
図11を参照して、装置の使用状況に基づいて、装置の部品交換、メンテナンス、点検、および修理等に関する情報をユーザに通知する処理(以下、「メンテナンス通知処理」と言う)の一例について説明する。図11に示すメンテナンス通知処理は、サーバ10のCPU12によって実行される。
まず、CPU12は、端末装置20および眼科検査装置30の使用状況情報を、それぞれの端末装置20から受信する(S81)。S81の処理は、いずれのタイミングで行われてもよい。CPU12は、眼科検査装置30における操作回数(つまり、検査が行われた回数)が閾値以上であるか否かを判断する(S82)。操作回数は、例えば、使用状況情報に含まれる眼科検査装置30の操作ログに基づいて判断されてもよい。操作回数が閾値未満であれば(S82:NO)、処理はそのままS84へ移行する。操作回数が閾値以上であれば(S82:YES)、CPU12は、眼科検査装置30の部品交換の推奨をユーザに通知させるための制御信号を、使用状況情報の送信元の端末装置20に送信する(S83)。交換を推奨する部品には、S82で用いられる閾値は、部品(例えば光源等)の種類等に応じて予め設定されていてもよい。なお、端末装置20は、S83で送信された制御信号を受信すると、部品交換を推奨するためのメッセージをモニタ26に表示させる。
次いで、CPU12は、眼科検査装置30の使用期間が閾値以上であるか否かを、眼科検査装置30の使用状況情報に基づいて判断する(S84)。使用期間が閾値未満であれば(S84:NO)、処理はそのままS86へ移行する。使用期間が閾値以上であれば(S84:YES)、CPU12は、眼科検査装置30の点検の推奨をユーザに通知させるための制御信号を、使用状況情報の送信元の端末装置20に送信する(S85)。なお、端末装置20は、S85で送信された制御信号を受信すると、眼科検査装置30の点検を推奨するためのメッセージをモニタ26に表示させる。
次いで、CPU12は、眼科検査装置30および端末装置20の少なくともいずれかの記憶装置の残容量が閾値未満であるか否かを、眼科検査装置30および端末装置20の各々の使用状況情報に基づいて判断する(S86)。残容量が閾値以上であれば(S86:NO)、メンテナンス通知処理は終了する。残容量が閾値未満であれば(S86:YES)、CPU12は、残容量の低下をユーザに通知させるための制御信号を、使用状況情報の送信元の端末装置20に送信する(S87)。端末装置20は、S87で送信された制御信号を受信すると、記憶装置の残容量が低下していることを通知するメッセージを、モニタ26に表示させる。
なお、図11に例示した処理を変更することもできる。例えば、サーバ10は、それぞれの端末装置20に割り振られている記憶容量のうちの残容量に基づいて、残容量が無くなる時期を予測し、予測した時期をユーザに通知させるための制御信号またはデータを端末装置20に送信してもよい。この場合、ユーザは、残容量を増加させるための手続き等(例えば、割り振られている記憶容量を増加させる手続き等)を、適切に行うことができる。また、サーバ10は、使用状況情報のうち、端末装置20にインストールされているソフトウェアのバージョンを示す情報に基づいて、バージョンが最新であるか否かを判断してもよい。サーバ10は、バージョンが最新でない場合に、端末装置20のソフトウェアのバージョンをアップデートするための処理を実行してもよい。
図12を参照して、ユーザがルーチンワークとしている操作を予測し、予測結果に基づいた処理を行う方法の一例について説明する。図12に例示する操作予測処理は、サーバ10のCPU12によって実行される。
まず、CPU12は、端末装置20および眼科検査装置30の使用状況情報を、それぞれの端末装置20から受信する(S91)。S91の処理は、いずれのタイミングで行われてもよい。また、S91で受信する使用状況情報には、端末装置20および眼科検査装置30の少なくともいずれかの操作ログが含まれる。CPU12は、使用状況情報に含まれる過去の操作ログに基づいて、高頻度で連続して実行される少なくとも2つの操作を操作ログから抽出する(S92)。CPU12は、抽出した連続操作を、予測操作として設定する(S93)。つまり、S92およびS93では、端末装置20および眼科検査装置30の少なくともいずれかにおいて第1の操作の後に連続して実行される第2の操作が、操作ログに基づいて予測される。
次いで、CPU12は、設定した予測操作のうち、最初に行われる第1の操作が実行されたか否かを、端末装置20からサーバへ送信される操作信号に基づいて判断する(S94)。第1の操作が実行されると(S94:YES)、CPU12は、予測操作に基づいて、制御信号およびデータの少なくともいずれかを、自動的に端末装置20に送信する(S95)。例えば、眼科検査装置30による検査を実行させる操作の後に、検査結果の解析を実行させる操作が行われることが、予測操作として設定されている場合がある。この場合、CPU12は、検査を実行させる操作が行われたと判断すると(S94:YES)、その後、検査結果の解析を自動的に実行させるための制御信号を、端末装置20に送信する(S95)。また、例えば、検査結果画像53上に特徴点を付与する操作の後に、同様の特徴点を付与された検査結果画像53の送信をサーバ10に要求する操作が行われることが、予測操作として設定されている場合がある。この場合、CPU12は、特徴点を付与する操作が行われたと判断すると(S94:YES)、その後、同様の特徴点を付与された検査結果画像53を自動的に端末装置20に送信する(S95)。処理を終了させる指示が入力されると(S96:YES)、操作予測処理は終了する。
図13を参照して、眼科検査装置30の使用状況に基づいて、眼科検査装置30の検査条件を設定する処理の一例について説明する。図13に示す例では、まず、端末装置20Aは、ユーザからの指示に基づいて、眼科検査装置30の検査条件を設定する(S101)。端末装置20Aは、設定した検査条件のデータを含む使用状況情報を、サーバ10に送信する(S102)。サーバ10は、受信した検査条件のデータを、データの送信元の端末装置20Aを使用するユーザの識別情報(ID)に対応付けて記憶(登録)する(S103)。
また、図13に示す例では、ユーザは、検査条件を設定した端末装置20Aとは異なる端末装置20Bに対し、自らの識別情報を入力すると共に、検査条件を呼び出すための操作指示を入力する(S104)。端末装置20Bは、検査条件データを要求する信号を、入力された識別番号と共にサーバ10に送信する(S105)。サーバ10は、識別番号に対応付けて記憶されている検査結果のデータを、要求信号の送信元の端末装置20Bに送信する(S106)。
図13に示す例では、ユーザは、複数の異なる施設で眼科検査装置30を使用する場合等でも、同一の検査条件で検査を行うことができる。ただし、図13に例示した処理を変更することも可能である。例えば、検査条件を設定する端末装置20と、検査条件を呼び出す端末装置20は、同一の装置であってもよい。また、同一の被検眼に対して異なる時間に複数回の検査が行われる場合には、過去に検査が行われた際の検査条件のデータが用いられてもよい。この場合、検査条件のデータは被検者データに含まれていてもよい。また、過去に検査を行った第1の眼科検査装置30と、以後に検査を行う第2の眼科検査装置30のメーカー等が異なる場合もある。この場合、サーバ10は、第1の眼科検査装置30によって過去に行われた検査と同様の検査条件となる第2の眼科検査装置30の検査条件を設定し、端末装置20に送信してもよい。
なお、上記実施形態のうち、依頼元の端末装置20A,20Bは第1端末装置の一例であり、依頼先の端末装置20Cは第2端末装置の一例である。端末装置20は、依頼元および依頼先の両方として機能できてもよいし、依頼元および依頼先の一方としてのみ機能してもよい。S32,S52,S54,S71の処理は、第1送信ステップの一例である。S35,S58,S74の処理は、第2送信ステップの一例である。S36(図5),S59,S75の処理は、付加データ作成ステップの一例である。S37,S60,S76の処理は、第3送信ステップの一例である。S38,S61,S77の処理は、第4送信ステップの一例である。S43~S45の処理は、レポート変更ステップの一例である。S23の処理は、指定情報送信ステップの一例である。S20の処理は、ユーザ情報送信ステップの一例である。S21の処理は、指定情報作成ステップの一例である。S11,S12の処理は、評価値送信ステップの一例である。S22,S24の処理は、閲覧範囲情報送信ステップの一例である。S34,S56の処理は、識別情報作成ステップの一例である。S52およびS54で送信された被検者データを保存する処理は、保存ステップの一例である。
S32,S52,S54,S71の処理は、被検者データ送信ステップの一例である。S72,S102の処理は、使用状況送信ステップの一例である。S74,S83,S85,S87,S95,S106の処理は、状況対応送信ステップの一例である。S73の処理は、予定日時設定ステップの一例である。S92,S93の処理は、操作予測ステップの一例である。
1 眼科情報処理システム
10 サーバ
12 CPU
20 端末装置
22 CPU
30 眼科検査装置
32 CPU
50,60 検査結果レポート
53,63 検査結果画像
54,64A,64B マーカー
55,65A,65B 注目範囲データ

Claims (4)

  1. サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理プログラムであって、
    前記眼科情報処理プログラムが前記眼科情報処理システムのコントローラによって実行されることで、
    前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、
    前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、
    前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、
    記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、
    前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、
    前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、
    前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、
    前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、
    が前記眼科情報処理システムによって実行され
    前記ユーザ情報には、前記端末装置によって前記付加データが過去に作成された回数を示す情報が含まれることを特徴とする眼科情報処理プログラム。
  2. サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理プログラムであって、
    前記眼科情報処理プログラムが前記眼科情報処理システムのコントローラによって実行されることで、
    前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、
    前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、
    前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、
    記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、
    前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、
    前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、
    前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、
    前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、
    前記第1端末装置が、前記付加データを作成した前記第2端末装置のユーザの評価値をユーザからの指示に応じて作成し、前記サーバに送信する評価値送信ステップと、
    が前記眼科情報処理システムによって実行され
    前記ユーザ情報には前記評価値が含まれることを特徴とする眼科情報処理プログラム。
  3. サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理方法であって、
    前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、
    前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、
    前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、
    記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、
    前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、
    前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、
    前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、
    前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、
    を含み、
    前記ユーザ情報には、前記端末装置によって前記付加データが過去に作成された回数を示す情報が含まれることを特徴とする眼科情報処理方法。
  4. サーバと、前記サーバとの間で通信を行うことが可能な複数の端末装置とを備えた眼科情報処理システムにおいて実行される眼科情報処理方法であって、
    前記サーバが、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記端末装置のユーザに関するユーザ情報を、各々の前記端末装置に送信するユーザ情報送信ステップと、
    前記複数の端末装置のうちの第1端末装置が、前記ユーザ情報を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記眼科情報処理システムにアカウントが登録されている前記複数の端末装置のうち被検者データの閲覧を許可する1つまたは複数の第2端末装置を指定する指定情報を作成する指定情報作成ステップと、
    前記第1端末装置が前記指定情報を前記サーバに送信する指定情報送信ステップと、
    記第1端末装置が、眼科検査装置によって取得された被検眼の検査結果のデータを含む被検者データを前記サーバへ送信する第1送信ステップと、
    前記サーバが、前記複数の端末装置のうち前記指定情報によって指定された前記第2端末装置に、前記被検者データを送信する第2送信ステップと、
    前記第2端末装置が、前記被検者データの少なくとも一部を表示部に表示させた状態でユーザからの指示を受け付けることで、前記被検者データに対する付加データを作成する付加データ作成ステップと、
    前記第2端末装置が、前記付加データを前記サーバへ送信する第3送信ステップと、
    前記サーバが、前記付加データを前記第1端末装置へ送信する第4送信ステップと、
    前記第1端末装置が、前記付加データを作成した前記第2端末装置のユーザの評価値をユーザからの指示に応じて作成し、前記サーバに送信する評価値送信ステップと、
    を含み、
    前記ユーザ情報には前記評価値が含まれることを特徴とする眼科情報処理方法。
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