JP2016101297A - 眼科情報処理システムおよび眼科情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
[構成]
実施形態に係る眼科情報処理システムの構成について説明する。図1は、眼科情報処理システムの基本構成の一例を表す。眼科情報処理システム1は、眼科診療において取得された情報を処理するために利用される。眼科情報処理システム1は、テンプレート格納部10と、検査データ格納部20と、情報受付部30と、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部60と、表示制御部70と、表示部80(表示手段)とを含む。なお、表示手段は眼科情報処理システムの外部に設置されてもよい。
テンプレート格納部10は、診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する。診療種別とは、診療行為(医療行為)の種別を表し、特に眼科における診療行為の種別を表す。診療種別は、疾患の種別であってもよい。また、診療種別は、階層的に構成されてもよい。たとえば、単一の疾患種別に対して複数の診療種別を設けることや、単一の診療形態に対して複数の疾患種別を設けることが可能である。診療種別は予め設定される。また、診療種別の追加や削除や編集を行うことも可能である。診療種別の例として、「加齢黄斑変性症(の経過観察)」、「緑内障(の経過観察)」、「手術」および「投薬」などがある。
検査データ格納部20は、過去に取得された検査データを患者ごとに格納する。検査データ格納部20には、たとえば、患者ごとの記憶領域(ファイル)が設けられている。各ファイルは、予め設定された患者識別子によって識別される。また、各検査データには、その種別(検査種別)を表す識別子が付されている。典型的な例として、視力検査により取得された視力値には識別子「視力値」が付され、OCTにより取得された画像データには識別子「OCT画像」が付され、この画像データを所定の解析処理を施して得られたデータには「OCT_(解析種別)」が付される。
情報受付部30は、次の情報を受け付ける:(1)患者に対して新たに実施された診療行為の種別(新規診療種別);(2)この診療行為により取得された1以上の検査データ(新規検査データ);(3)この患者に付与された患者識別子。
テンプレート取得部40は、情報受付部30により受け付けられた新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。上記のように、テンプレート格納部10には、診療種別ごとのレポートテンプレートが格納されている。すなわち、各診療種別に対してレポートテンプレートが関連付けられている。テンプレート取得部40は、情報受付部30から入力された新規診療種別に関連付けられたレポートテンプレートをテンプレート格納部10から選択的に読み出す。
検査データ取得部50は、情報受付部30により受け付けられた患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。このとき、新規検査データを参照してもよい。また、異なる種別の疾患の診療が並行して行われている患者が対象である場合などには、新規診療種別を参照してもよい。
レポート作成部60は、テンプレート取得部40により取得されたレポートテンプレートと、検査データ取得部50により取得された検査データと、情報受付部30により受け付けられた新規検査データとに基づいて、この患者の検査レポートを作成する。レポートテンプレートには、情報の種別ごとに領域が設定されている。
表示部80は、眼科情報処理システム1の内部または外部に設けられた表示デバイスを含む。表示制御部70は、表示部80に情報を表示させる。特に、表示制御部70は、レポート作成部60により作成された検査レポートを表示部80に表示させる。
眼科情報処理システム1の使用形態について説明する。図2は、眼科情報処理システム1の使用形態の一例を表す。
一の患者に関する緑内障の経過観察のための検査が実施される。今回の検査では、眼圧計による眼圧測定と、OCTによる網膜厚測定と、眼底カメラによる眼底撮影が実施されたとする。これらにより取得された検査データ(新規検査データ:眼圧値、網膜厚および眼底像)は、別途に入力された患者識別子(および新規診療種別)とともに管理される。
検査の終了後または医師による診察時に、ステップS1で患者識別子、新規検査種別および新規検査データが、患者識別子および新規検査種別とともに、情報受付部30からテンプレート取得部40と検査データ取得部50とレポート作成部60とに送られる。ここで、情報受付部30からレポート作成部60に直接にデータを送信する代わりに、テンプレート取得部40や検査データ取得部50を経由してレポート作成部60にデータを送信するように構成してもよい。
テンプレート取得部40は、ステップS2において入力された新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。この処理において、テンプレート取得部40は、入力された新規診療種別に対応するレポートテンプレートを、図3に示すレポートテンプレートリスト10aを参照することにより特定し、特定されたレポートテンプレートをテンプレート格納部10から読み出す。本例では、緑内障の経過観察のためのレポートテンプレートT2が選択される(図4参照)。取得されたレポートテンプレートT2は、たとえば、患者識別子とともにレポート作成部60に送られる。なお、レポートテンプレートリスト10aは、テンプレート格納部10またはテンプレート取得部40に予め格納されている。
検査データ取得部50は、ステップS2において入力された患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。この処理において、検査データ取得部50は、入力された患者識別子が記録されているファイルを検索し、検索されたファイルに格納されている検査データの一部または全部を読み出す。本例では、図5に示すファイルFの記録領域D3に記録されている検査データの全部が読み出されるものとする。取得された過去の検査データは、たとえば、患者識別子とともにレポート作成部60に送られる。
レポート作成部60は、ステップS3で取得されたレポートテンプレートT2と、ステップS4で取得された過去の検査データと、ステップS2で入力された新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。
表示制御部70は、ステップS5で作成された検査レポートを表示部80に表示させる。図6に示す検査レポートRは、このようにして表示される検査レポートの例である。医師は、表示された検査レポートを参照して今回の診察を行う。なお、検査レポートにサムネイルが提示されている場合、このサムネイルが指定されると(たとえばクリックされると)、表示制御部70は、指定されたサムネイルの元の画像(眼底像、視野分布画像等)を付帯情報から読み出して表示部80に表示させる。
本実施形態に係る眼科情報処理システム1の効果を説明する。
上記の実施形態では患者の一方の眼に関する検査レポートを提供する場合について説明した。本変形例では、患者の両眼に関する検査レポートを提供する場合について説明する。
第1の実施形態では、既定のレポートテンプレートを用いて検査レポートを作成する場合について説明したが、ユーザによっては所望の形式の検査レポートを利用したい場合がある。本実施形態では、このような要望を満足するための眼科情報処理システムについて説明する。
図10は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。なお、第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されている。眼科情報処理システム100は、第1の実施形態(図1)と同様に、テンプレート格納部10と、検査データ格納部20と、情報受付部30と、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部60と、表示制御部70と、表示部80(表示手段)とを含む。なお、表示手段は眼科情報処理システムの外部に設置されてもよい。
眼科情報処理システム100にはカスタマイズ情報格納部61が設けられている。図10に示す例ではレポート作成部60にカスタマイズ情報格納部61が配置されているが、他の部分に配置されていてもよい。
さらに、眼科情報処理システム1にはユーザ識別子受付部91が設けられている。ユーザ識別子受付部91は、ユーザに付与されたユーザ識別子を受け付ける。ユーザ識別子受付部91は、各種の構成を有していてよい。ユーザ識別子受付部91は、たとえば医師が使用するコンピュータ端末である。このコンピュータ端末には、ユーザ識別子が手入力または自動入力される。なお、ユーザ識別子受付部91は、情報受付部30を一体であってもよい。
眼科情報処理システム100の使用形態について説明する。図11は、眼科情報処理システム100の使用形態の一例を表す。
第1の実施形態のステップS1と同様にして患者の検査が実施される。
第1の実施形態のステップS2と同様にして、患者識別子、新規検査種別および新規検査データの入力が行われる。
ユーザは、ユーザ識別子受付部91(コンピュータ端末等)を用いてユーザ識別子を入力する。
第1の実施形態のステップS3と同様にしてレポートテンプレートが取得される。
第1の実施形態のステップS4と同様にして当該患者の過去検査データが取得される。
レポート作成部60は、ステップS13で入力されたユーザ識別子に基づいて、ステップS12で入力された新規診療種別に対応するレポートテンプレートに関するカスタマイズ情報をカスタマイズ情報格納部61から取得する。この処理は、たとえば次のようにして実行される。
レポート作成部60は、ステップS16で取得されたカスタマイズ情報に基づいて、ステップS14で取得されたレポートテンプレートのレイアウトや提示領域のサイズを変更する。また、レポート作成部60は、このカスタマイズ情報が示す提示内容の追加や削除に応じて、提示領域の追加や削除を行う。それにより、カスタマイズ情報に応じたレポートテンプレートの改変がなされる。
レポート作成部60は、ステップS17で改変されたレポートテンプレートと、ステップS15で取得された過去の検査データと、ステップS12で入力された新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。この処理は、第1の実施形態のステップS5と同様にして実行される。
表示制御部70は、ステップS18で作成された検査レポートを表示部80に表示させる。
本実施形態に係る眼科情報処理システム100の効果を説明する。
本実施形態では、検査データを解析する機能が設けられた眼科情報処理システムについて説明する。なお、第1の実施形態では、光干渉断層計(またはそれに接続されたコンピュータ装置)がOCTデータを解析して網膜厚を求め、これを検査データとして用いている。これに対し、本実施形態では、たとえば、医療機関内のLAN上に設けられたコンピュータ装置や、WAN上に設けられたコンピュータ装置が、検査装置により取得されたデータの解析を実行する。
検査レポートを閲覧しているときに他の検査データを参照する必要が生じる場合がある。本実施形態では、このような要請を満足するための眼科情報処理システムについて説明する。
一般に、患者に対して施された診療の内容は電子カルテに記入される。作成された電子カルテは、次回の診療時やカンファレンスなどにおいて参照される。その際、検査レポートの内容を確認したい場合がある。本実施形態では、このような要請を満足するための眼科情報処理システムについて説明する。
眼科診療においては様々な画像が参照される。眼科情報処理システムをクライアント・サーバーモデルとして構築する場合のように、ネットワークを通じた情報のやりとりが介在する場合、データ量の大きい画像はトラフィックの妨げとなるおそれがある。本実施形態では、このような問題を解決するために、データの通信量を低減させることを意図した構成について説明する。
図15は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。眼科情報処理システム2は、クライアント・サーバーモデルとして構成されており、データベース3と、サーバー4と、院内装置5と、記憶制御装置6と、記憶装置7と、レポート作成装置8と、クライアント9n(n=1〜N)とを含む。
データベース3は、サーバー4によりアクセス可能な記憶装置とデータベース管理ソフトウェアとを含む。なお、データベース3はサーバー4と一体的に構成されていてもよい。
サーバー4は、それぞれのクライアント9nに各種の情報を提供する。特に、サーバー4は、レポートテンプレートや検査データ等をデータベース3から取得して検査レポートを作成するための機能と、作成された検査レポートをクライアント9nに提供する機能とを含む。本実施形態において、サーバー4が作成する検査レポートは、ユーザに提示される最終的な検査レポートではなく、その中間的な情報である場合がある。検査レポートが画像を含む場合がそのようなケースに相当する。
院内装置5m(m=1〜M)は、医療機関に設置された任意の形態の装置である。院内装置5mは、たとえば、クライアント9nのいずれかでもよいし、医療機関内で用いられるコンピュータ(サーバー、特定機能用コンピュータ等)でもよいし、眼科検査装置でもよい。院内装置5m(m=1〜M)は、たとえば、第kの医療機関で使用されるクライアント9mk(mk=1〜Mk)を含む(k=1〜K、M1+M2+・・・+MK=M)。
記憶制御装置6および記憶装置7は、それぞれの医療機関に設置されている。記憶装置7は、画像を格納可能であり、たとえばPACS等の画像データ記憶装置を含む。記憶制御装置6は、院内装置5mの情報受付部30により受け付けられた新規検査データに画像が含まれている場合に、その画像を記憶装置7に記憶させる。
レポート作成装置8は、第1の実施形態のレポート作成部60の一部の機能を有する。具体的には、レポート作成部62は、最終的な検査レポートに画像が含まれる場合、記憶装置7に記憶された当該患者の画像を読み出し、この画像を検査レポートの所定の提示領域に埋め込む(または、この画像を所定の提示領域に関連付ける)。最終的な検査レポートに画像が含まれない場合、レポート作成装置8は何の処理も実行しなくてよい。
クライアント9nは、ユーザに検査レポートを提示する機能を有する。クライアント9nは、たとえば、医師が使用するコンピュータ端末である。クライアント9n(n=1〜N)は、たとえば、第kの医療機関で使用されるクライアント9nk(nk=1〜Nk)を含む(k=1〜K、N1+N2+・・・+NK=N)。なお、クライアント9nは、医療機関の外部の任意の場所で使用可能であってよい。また、単一のクライアント9nを異なる医療機関にて使用可能に構成されてもよい。
眼科情報処理システム2の使用形態について説明する。図16は、眼科情報処理システム2の使用形態の一例を表す。
第1の実施形態のステップS1と同様にして眼科検査装置により患者の検査が実施される。本例では、被検眼の撮影も実施されたとする。院内装置5mが眼科検査装置でない場合、患者識別子、新規検査種別および新規検査データが院内装置5mに入力される。院内装置5mは、たとえば、患者識別子と、新規検査データのうち(少なくとも)画像を記憶制御装置6に送る。また、院内装置5mは、患者識別子、新規検査種別および新規検査データをサーバー4に送る。
記憶制御装置6は、ステップS21で院内装置5mから送信された患者識別子と画像とを受信する。
記憶制御装置6は、ステップS22で受信した患者識別子と画像とを記憶装置7に記憶させる。
ステップS22およびステップS23と並行して、サーバー4は、ステップS21で院内装置5mから送信された患者識別子、新規検査種別および新規検査データを受信する。
テンプレート取得部40は、第1の実施形態のステップS3と同様に、ステップS24で受信した新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。
検査データ取得部50は、第1の実施形態のステップS4と同様に、ステップS24で受信した患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。取得される検査データには、過去に取得された画像が含まれている。なお、医療機関に設置された記憶装置7に過去の画像が記憶されている場合、検査データ格納部20から画像を取得する必要はない。
レポート作成部62は、ステップS25で取得されたレポートテンプレートと、ステップS26で取得された過去検査データとに基づいて、検査レポートを作成する。ここで作成される検査レポートには、少なくとも今回の検査で取得された画像は含まれない。また、記憶装置7に過去の画像が記憶されている場合、この検査レポートには、過去の画像も含まれていなくてよい。
サーバー4の通信部95は、ステップS27で作成された検査レポートをレポート作成装置8に送る。
レポート作成装置8は、ステップS28でサーバー4から送信された検査レポートを受信する。この検査レポートには患者識別子が含まれている。
レポート作成装置8は、ステップS29で受信した患者識別子に対応する画像を記憶装置7から読み出す。読み出される画像には、少なくとも今回の検査で取得された画像が含まれる。また、記憶装置7に過去の画像が記憶されている場合、過去の画像も読み出すことができる。
レポート作成装置8は、ステップS29で受信した検査レポートに、ステップS30で読み出された画像を埋め込む(または、検査レポートの所定の提示領域に画像を関連付ける)。
レポート作成装置8は、ステップS31で作成された検査レポートをクライアント9nに送る。
クライアント9nは、ステップS32でレポート作成装置8から送信された検査レポートを受信する。
クライアント9nの表示制御部70は、ステップS33で受信した検査レポートを表示部80に表示させる。
本実施形態に係る眼科情報処理システム2の効果を説明する。
3 データベース
4 サーバー
5m 院内装置
6 記憶制御装置
7 記憶装置
8 レポート作成装置
9n クライアント
10 テンプレート格納部
20 検査データ格納部
30 情報受付部
40 テンプレート取得部
50 検査データ取得部
60 レポート作成部
70 表示制御部
80 表示部
91 ユーザ識別子受付部
92 解析部
93 操作部
94 電子カルテ編集部
95、96 通信部
Claims (9)
- 眼科診療において取得された情報を処理する眼科情報処理システムであって、
診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する第1格納部と、
過去に取得された検査データを患者ごとに格納する第2格納部と、
患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、当該診療行為により取得された新規検査データと、当該患者に付与された患者識別子とを受け付ける第1受付部と、
前記第1受付部により受け付けられた前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートを前記第1格納部から取得するテンプレート取得部と、
前記第1受付部により受け付けられた前記患者識別子に基づいて、前記第2格納部から過去の検査データを取得する検査データ取得部と、
前記テンプレート取得部により取得された前記レポートテンプレートと、前記検査データ取得部により取得された前記検査データと、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成するレポート作成部と、
前記レポート作成部により作成された前記検査レポートを表示手段に表示させる表示制御部と
を備える眼科情報処理システム。 - ユーザに付与されたユーザ識別子を受け付ける第2受付部と、
前記複数のレポートテンプレートの少なくとも一部のそれぞれに関する、少なくとも一部のユーザごとのカスタマイズ情報を格納する第3格納部と、
前記第2受付部により受け付けられた前記ユーザ識別子に基づいて、前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートに関するカスタマイズ情報を前記第3格納部から取得するカスタマイズ情報取得部と
を備え、
前記レポート作成部は、前記テンプレート取得部により取得された前記レポートテンプレートと、前記カスタマイズ情報取得部により取得された前記カスタマイズ情報と、前記検査データ取得部により取得された前記検査データと、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、前記検査レポートを作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科情報処理システム。 - 前記新規検査データが被検眼の画像を含む場合、前記レポート作成部は、前記検査データ取得部により取得された前記検査データに含まれる1以上の画像と、前記新規検査データに含まれる前記画像とが時系列に配列された検査レポートを作成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼科情報処理システム。 - 前記検査データ取得部により取得された前記検査データの少なくとも一部と、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データの少なくとも一部とを解析する解析部を備え、
前記レポート作成部は、前記解析部により取得された解析結果を含む検査レポートを作成する
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。 - 前記新規検査データが患者の左眼の検査データと右眼の検査データとを含む場合、前記レポート作成部は、前記新規検査データに含まれる前記左眼のデータおよび/またはそれに基づくデータと前記検査データ取得部により取得された前記検査データに含まれる左眼の検査データおよび/またはそれに基づくデータとが時系列に配列され、且つ、前記新規検査データに含まれる前記右眼のデータおよび/またはそれに基づくデータと前記検査データ取得部により取得された前記検査データに含まれる右眼の検査データおよび/またはそれに基づくデータとが時系列に配列された検査レポートを作成する
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。 - 操作部を備え、
前記表示制御部は、前記第2格納部に格納された当該患者の検査データのうち前記検査レポートに含まれない検査データの少なくとも一部のリストを前記表示手段に表示させ、
前記リストに提示された検査データのいずれかが前記操作部を用いて指定されたとき、前記検査データ取得部は、指定された検査データを前記第2格納部から取得し、
前記表示制御部は、取得された当該検査データを前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。 - 前記表示制御部は、当該患者の電子カルテを前記表示手段に表示させ、
前記表示制御部により表示された前記検査レポートを前記電子カルテに貼り付ける電子カルテ編集部を備える
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。 - サーバーと、ネットワークを介して前記サーバーと通信可能な複数のクライアントとを含み、
前記第1格納部および前記第2格納部は、前記サーバーに設けられたデータベースまたは前記サーバーがアクセス可能なデータベースであり、
前記第1受付部は、前記クライアント、医療機関内で用いられる第1コンピュータ、および眼科検査装置のうちの少なくとも1つに設けられ、
前記サーバーは、前記テンプレート取得部と、前記検査データ取得部と、前記レポート作成部の第1の部分とを含み、
前記クライアントは、前記表示制御部と前記表示手段とを含み、
前記クライアントまたは医療機関内で用いられる第2コンピュータは、前記レポート作成部の第2の部分を含み、
前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データに画像が含まれている場合に、医療機関に設置された記憶装置に当該画像を記憶させる記憶制御部と、
前記第1受付部により受け付けられた前記新規診療種別と前記新規検査データと前記患者識別子とを前記サーバーに送信する第1通信部と
を備え、
前記レポート作成部の前記第1の部分は、前記第1通信部により送信された前記新規診療種別と前記新規検査データと前記患者識別子とに基づいて、少なくとも前記新規検査データに含まれる画像を含まない検査レポートを作成し、
前記サーバーは、前記第1の部分により作成された前記検査レポートを前記クライアントまたは前記第2コンピュータに向けて送信する第2通信部を含み、
前記レポート作成部の前記第2の部分は、前記記憶装置に記憶された前記画像を読み出し、読み出された前記画像を前記第2通信部により送信された前記検査レポートに合成し、
前記表示制御部は、前記第2の部分により前記画像が合成された前記検査レポートを前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。 - 眼科診療において取得された情報を処理する方法であって、
診療種別ごとのレポートテンプレートを格納し、
過去に取得された検査データを患者ごとに格納し、
患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、当該診療行為により取得された新規検査データと、当該患者に付与された患者識別子とを受け付け、
受け付けられた前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートを、格納されたレポートテンプレートのうちから取得し、
受け付けられた前記患者識別子に基づいて、格納された検査データのうちから過去の検査データを取得し、
取得された前記レポートテンプレートと、取得された前記検査データと、受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成し、
作成された前記検査レポートを表示する
眼科情報処理方法。
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