JP2016101297A - 眼科情報処理システムおよび眼科情報処理方法 - Google Patents

眼科情報処理システムおよび眼科情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】診療の効率化や省力化を図りつつ、必要な検査データを医師に提供することが可能な眼科情報処理システムを提供する。【解決手段】実施形態の眼科情報処理システムは以下の要素を含む:診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する第1格納部;過去検査データを患者ごとに格納する第2格納部;新規の診療行為の種別を表す新規診療種別と、この診療行為により取得された新規検査データと、患者識別子とを受け付ける第1受付部;新規診療種別に対応するレポートテンプレートを第1格納部から取得するテンプレート取得部;患者識別子に基づいて第2格納部から過去検査データを取得する検査データ取得部;取得されたレポートテンプレートおよび過去検査データと、新規検査データとに基づいて、検査レポートを作成するレポート作成部;作成された検査レポートを表示手段に表示させる表示制御部。【選択図】図1

Description

この発明は眼科診療において取得された情報を処理するシステムおよび方法に関する。
眼科診療においては様々な情報が参照される。このような情報の例として、眼科検査により取得されるデータ(検査データ)がある。検査データには、被検眼を撮影して取得される画像データや、被検眼の特性を物理的手段により測定して取得される測定データや、画像データや測定データを解析して取得される解析データなどがある。なお、光干渉断層計(OCT)の応用に見られるように、検査データの種別は近年増加している。
医師は、診療行為の種別(診療種別)に応じて取得された様々な検査データを参照する。検査データは、医療機関内に構築されたデータベースにより管理される。近年では、クラウド上のデータベースで検査データの管理や処理を実行するシステムも登場している。
特開2013−198587号公報 特開2013−081601号公報
従来の典型的な眼科情報処理システムにおいては、個々の患者の診療(診察、診断、治療等)を行うたびに、当該患者の検査データがデータベースからクライアント端末に提供される。このような眼科情報処理システムは、医師が任意に選択した検査データを提供する構成や、過去の検査データを全て送信する構成を有する。
前者の構成では、医師が検査データを選択する作業を行わなければならない。特に、診療種別に応じて参照すべき検査データを選択する必要がある。このような作業には手間や時間が掛かる。
一方、後者の構成では、送信される検査データの量が一般に多くなるため、送信時間が長くなったり、ネットワークのトラフィックの制限を受けたり、トラフィックに負荷を掛けるといった問題が生じる。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、診療の効率化や省力化を図りつつ、必要な検査データを医師に提供することが可能な眼科情報処理システムおよび眼科情報処理方法を提供することにある。
実施形態は、眼科診療において取得された情報を処理する眼科情報処理システムであって、診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する第1格納部と、過去に取得された検査データを患者ごとに格納する第2格納部と、患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、当該診療行為により取得された新規検査データと、当該患者に付与された患者識別子とを受け付ける第1受付部と、前記第1受付部により受け付けられた前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートを前記第1格納部から取得するテンプレート取得部と、前記第1受付部により受け付けられた前記患者識別子に基づいて、前記第2格納部から過去の検査データを取得する検査データ取得部と、前記テンプレート取得部により取得された前記レポートテンプレートと、前記検査データ取得部により取得された前記検査データと、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成するレポート作成部と、前記レポート作成部により作成された前記検査レポートを表示手段に表示させる表示制御部とを備える。
実施形態によれば、診療の効率化や省力化を図りつつ、必要な検査データを医師に提供することが可能である。
実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの動作の一例を表すフローチャートである。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの動作の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの動作の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの動作の一例を表すフローチャートである。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す概略図である。 実施形態に係る眼科情報処理システムの動作の一例を表すシーケンス図である。
この発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この明細書で引用する文献の記載内容を実施形態に援用することができる。
実施形態に係る眼科情報処理システムは、たとえば、単一のコンピュータ、互いに通信可能な複数のコンピュータ、医療機関内に構築された情報システム、医療機関外に構築された情報システム、または、これらのうちの2以上の組み合わせにより実現される。また、実施形態に係る眼科情報処理方法は、たとえば、これらのうちいずれかの形態を有する眼科情報処理システムにより実現される。
以下、いくつかの典型的な実施形態を説明するが、これらのうち任意の2つ以上を組み合わせた構成を実施することが可能である。また、以下の説明において、検査において取得されるデータと、そのデータの表示内容とを同一視することがある。たとえば、被検眼を撮影して取得される画像データと、それに基づき表示される画像とを同一視することがある。
〈第1の実施形態〉
[構成]
実施形態に係る眼科情報処理システムの構成について説明する。図1は、眼科情報処理システムの基本構成の一例を表す。眼科情報処理システム1は、眼科診療において取得された情報を処理するために利用される。眼科情報処理システム1は、テンプレート格納部10と、検査データ格納部20と、情報受付部30と、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部60と、表示制御部70と、表示部80(表示手段)とを含む。なお、表示手段は眼科情報処理システムの外部に設置されてもよい。
(テンプレート格納部10)
テンプレート格納部10は、診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する。診療種別とは、診療行為(医療行為)の種別を表し、特に眼科における診療行為の種別を表す。診療種別は、疾患の種別であってもよい。また、診療種別は、階層的に構成されてもよい。たとえば、単一の疾患種別に対して複数の診療種別を設けることや、単一の診療形態に対して複数の疾患種別を設けることが可能である。診療種別は予め設定される。また、診療種別の追加や削除や編集を行うことも可能である。診療種別の例として、「加齢黄斑変性症(の経過観察)」、「緑内障(の経過観察)」、「手術」および「投薬」などがある。
レポートテンプレートは、検査データやそれに基づく情報を提示するためのレイアウト(表示画面、印刷紙面等)を表す。レポートテンプレートは、たとえば、このようなレイアウトを表す画像データ、または、それぞれの情報の提示位置(ピクセル位置等)を表すデータである。テンプレート格納部10には、それぞれの診療種別に関連付けられたレポートテンプレートが予め格納される。たとえば、診療種別「加齢黄斑変性症」に関連付けられたレポートテンプレートと、「緑内障(の経過観察)」に関連付けられたレポートテンプレートと、「手術」に関連付けられたレポートテンプレートと、「投薬」に関連付けられたレポートテンプレートとが少なくとも格納される。
テンプレート格納部10は、たとえば、コンピュータ端末に設けられた記憶装置内、ローカルエリアネットワーク(LAN)上のデータベース内、または、ワイドエリアネットワーク(WAN)上のデータベース内に設けられる。
(検査データ格納部20)
検査データ格納部20は、過去に取得された検査データを患者ごとに格納する。検査データ格納部20には、たとえば、患者ごとの記憶領域(ファイル)が設けられている。各ファイルは、予め設定された患者識別子によって識別される。また、各検査データには、その種別(検査種別)を表す識別子が付されている。典型的な例として、視力検査により取得された視力値には識別子「視力値」が付され、OCTにより取得された画像データには識別子「OCT画像」が付され、この画像データを所定の解析処理を施して得られたデータには「OCT_(解析種別)」が付される。
また、各検査データには、検査条件が付されていてもよい。検査条件の例として、検査日(および検査時刻)、検査場所(医療機関コード等)、検査装置の種別、検査者の識別子、検査において適用された条件などがある。
各患者のファイルは、階層構造を有していてよい。たとえば、各患者のファイルは、左眼の検査データが格納されるサブフォルダと、右眼の検査データが格納されるサブフォルダとを含んでいてよい。或いは、各患者のファイルは、検査日ごとのサブフォルダ、または検査種別ごとのサブフォルダを含んでいてよい。
検査データは、眼科において実施された診療行為により取得されたデータを含む。検査データは、眼科検査により取得されたデータである。検査データの典型的な例として、被検眼を撮影して取得された画像データや、被検眼の特性を物理的手段により測定して取得された測定データや、画像データや測定データを解析して取得された解析データなどがある。
画像データとしては、たとえば、OCTにより取得されたOCTデータ(断面像データ、3次元画像データ等)や、眼底カメラや走査型レーザ検眼鏡(SLO)により取得された眼底像データや、顕微鏡(スリットランプ、眼科手術用顕微鏡、スペキュラーマイクロスコープ等)により撮影された画像データなどがある。
測定データとしては、たとえば、視力値や、眼圧値や、視野検査で取得されたデータなどがある。
解析データとしては、たとえば、OCTデータを解析して得られた網膜厚データや、眼底像データを解析して得られたドルーゼン分布データや、OCTデータまたは眼底像データを解析して得られた乳頭パラメータ(視神経乳頭のカップサイズ、ディスクサイズ、リムサイズ、それらの比など)や、OCTデータまたは眼底像データを解析して得られた血管サイズ(血管径、動静脈径比など)などがある。
なお、眼科以外の診療科や部門において取得された検査データが含まれていてもよい。たとえば、放射線科において取得された画像データ(X線画像データ、CT画像データ、MRI画像データ等)や、検体検査により取得された検査結果データなどがある。
検査データ格納部20は、たとえば、コンピュータ端末に設けられた記憶装置内、LAN上のデータベース内、または、WAN上のデータベース内に設けられる。
(情報受付部30)
情報受付部30は、次の情報を受け付ける:(1)患者に対して新たに実施された診療行為の種別(新規診療種別);(2)この診療行為により取得された1以上の検査データ(新規検査データ);(3)この患者に付与された患者識別子。
情報受付部30は、各種の構成を有していてよい。情報受付部30の第1の例は、コンピュータ端末である。このコンピュータ端末は、たとえば、医師が使用するコンピュータ端末や、検査部で使用されるコンピュータ端末である。コンピュータ端末には、患者識別子と新規診療種別とが手入力または自動入力される。さらに、コンピュータ端末には、検査装置から直接に新規検査データが入力される。或いは、検査装置により取得された新規検査データは、他の装置や記録媒体を介してコンピュータ端末に入力される。他の装置としては、たとえば、電子カルテシステムや医療用画像管理システム(PACS)などがある。
情報受付部30の第2の例として、検査装置や電子カルテシステムやPACSなどがある。情報受付部30の第3の例として、上記のコンピュータ端末や検査装置や電子カルテシステムやPACSなどのクライアントから送信された情報を受信するサーバーの構成要素がある。このサーバーは、LAN上のサーバーでもよいし、WAN上のサーバー(クラウドサーバー等)でもよい。以上のように、眼科情報処理システム1は、検査装置や電子カルテシステムやPACSまたはその一部を含んでもよいし、含まなくてもよい。
(テンプレート取得部40)
テンプレート取得部40は、情報受付部30により受け付けられた新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。上記のように、テンプレート格納部10には、診療種別ごとのレポートテンプレートが格納されている。すなわち、各診療種別に対してレポートテンプレートが関連付けられている。テンプレート取得部40は、情報受付部30から入力された新規診療種別に関連付けられたレポートテンプレートをテンプレート格納部10から選択的に読み出す。
テンプレート取得部40は、たとえば、コンピュータ端末内、LAN上のサーバー内、または、WAN上のサーバー内に設けられる。
(検査データ取得部50)
検査データ取得部50は、情報受付部30により受け付けられた患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。このとき、新規検査データを参照してもよい。また、異なる種別の疾患の診療が並行して行われている患者が対象である場合などには、新規診療種別を参照してもよい。
上記のように、検査データ格納部20には、患者識別子に関連付けられたファイルが設けられており、患者ごとのファイルにはその患者について過去に取得された検査データが格納されている。検査データ取得部50は、まず、情報受付部30から入力された患者識別子に関連付けられたファイルを特定する。さらに、検査データ取得部50は、特定されたファイルに格納されている検査データのうち、情報受付部30から入力された新規検査データに関連する検査データを読み出す。この処理は、たとえば、新規検査データの種別(検査種別)を特定する処理と、特定された検査種別と同種の検査データを検索する処理と、それにより検索された検査データを読み出す処理とを含む。
ここで、検査種別は検査データに付帯されているものとする。具体的には、各検査データには、検査種別や検査条件を記録するための領域が設けられている。この領域に記録されている情報は、たとえば、検索や表示や管理に利用される。このような領域の具体例として、DICOM(Digital Imaging and COmmunications in Medicine)のタグ情報がある。
検査データ取得部50は、たとえば、コンピュータ端末内、LAN上のサーバー内、または、WAN上のサーバー内に設けられる。
(レポート作成部60)
レポート作成部60は、テンプレート取得部40により取得されたレポートテンプレートと、検査データ取得部50により取得された検査データと、情報受付部30により受け付けられた新規検査データとに基づいて、この患者の検査レポートを作成する。レポートテンプレートには、情報の種別ごとに領域が設定されている。
レポート作成部60は、過去の検査データと新規検査データとを、その検査種別に対応する領域に埋め込む。ここで、単一の検査種別の検査データが複数存在する場合には、これら検査データを所定の順序で領域に埋め込む。たとえば、被検眼の実質的に同じ部位を異なる検査日に撮影することで得られた時系列画像を、時系列順に領域に埋め込むことができる。
また、単一の検査種別の検査データの個数に応じて、レポートテンプレート内の領域のサイズや位置を変更することや、埋め込まれる検査データの個数を限定することや、検査データの埋め込み態様を変更することが可能である。埋め込み態様の変更の例として、画像データをそのまま埋め込む場合と、画像データのサムネイルを作成してそれを埋め込む場合とを切り替えて実行するよう構成することが可能である。
また、レポートテンプレートには、患者に関する情報(患者識別子、患者氏名、年齢、性別、医療機関名、医師名など)に対応する領域が設けられている。レポート作成部60は、検査データの付帯情報や、情報受付部30により受け付けられた情報から、レポートテンプレートに埋め込まれる情報を取得し、それらをレポートテンプレートの対応領域に埋め込む。
なお、レポート作成部60は、検査レポートを完成させる必要はない。たとえば、レポート作成部60は、各種の情報をレポートテンプレートに埋め込む処理を実行しなくてもよい。その代わりに、レポート作成部60は、検査データや患者に関する情報のそれぞれと、レポートテンプレートの領域との対応付けを行うことができる。後段の処理において、この対応付けを参照することにより、検査レポートを表示したり印刷したりすることが可能である。
レポート作成部60は、たとえば、コンピュータ端末内、LAN上のサーバー内、または、WAN上のサーバー内に設けられる。
(表示制御部70、表示部80)
表示部80は、眼科情報処理システム1の内部または外部に設けられた表示デバイスを含む。表示制御部70は、表示部80に情報を表示させる。特に、表示制御部70は、レポート作成部60により作成された検査レポートを表示部80に表示させる。
表示制御部70は、たとえば、コンピュータ端末内、LAN上のサーバー内、または、WAN上のサーバー内に設けられる。
[使用形態]
眼科情報処理システム1の使用形態について説明する。図2は、眼科情報処理システム1の使用形態の一例を表す。
前提として、いくつかの診療種別に対応するレポートテンプレートがテンプレート格納部10に格納されており、且つ、患者の過去の検査データが検査データ格納部20に格納されているものとする。
テンプレート格納部10(またはテンプレート取得部40)に格納されているデータの構成の例を図3に示す。図3に示すレポートテンプレートリスト10aには、「診療種別」欄と、「テンプレート」欄とが設けられている。「診療種別」欄には、「AMD(加齢黄斑変性症)」と「緑内障」と「手術」と「投薬」とが設けられている。診療種別「AMD」にはレポートテンプレートT1が対応付けられ、診療種別「緑内障」にはレポートテンプレートT2が対応付けられ、診療種別「手術」にはレポートテンプレートT3が対応付けられ、診療種別「投薬」にはレポートテンプレートT4が対応付けられている。レポートテンプレートT1〜T4は、テンプレート格納部10に格納されている。
AMDに対応するレポートテンプレートT1は、加齢黄斑変性症の経過観察において参照される表示画面のレイアウトを表す画像データである。緑内障に対応するレポートテンプレートT2は、緑内障の経過観察において参照される表示画面のレイアウトを表す画像データである。手術に対応するレポートテンプレートT3は、手術前の検査データと手術後の検査データとを比較するための表示画面のレイアウトを表す画像データである。投薬に対応するレポートテンプレートT4は、投薬前の検査データと投薬後の検査データとを比較するための表示画面のレイアウトを表す画像データである。
レポートテンプレートの具体例として、緑内障に対応するレポートテンプレートT2の構成の例を図4に示す。このレポートテンプレートT2には、緑内障の経過観察(Glaucoma Follow−Up)において参照される各種情報が提示される複数の領域が設けられている。患者情報提示領域1001には、患者識別子(Patient ID)と、患者氏名(Patient Name)と、年齢(Age)と、性別(Sex)とが提示される。診療者情報提示領域1002には、医療機関名(Hospital)と、医師名(Dr)とが提示される。
さらに、レポートテンプレートT2には、検査データの提示領域として、眼圧提示領域1003と、網膜厚提示領域1004と、眼底像提示領域1005と、視野検査結果提示領域1006とが設けられている。眼圧提示領域1003(IOP)には、眼圧計を用いて測定された眼圧の値が提示される。眼圧提示領域1003には、たとえば、眼圧値の時系列変化を表すグラフが提示される。網膜厚提示領域1004(Retinal Thickness)には、OCTや網膜厚測定装置を用いて測定された網膜の厚さが提示される。網膜厚提示領域1004には、たとえば、網膜厚に関する所定の代表値の時系列変化を表すグラフが提示される。この代表値は、たとえば、平均値等の統計値や、眼底の所定部位における値である。眼底像提示領域1005(Retinal Images)には、眼底カメラやSLOを用いて眼底を撮影して得られた眼底像が提示される。眼底像提示領域1005には、たとえば、異なる検査日に取得された複数の眼底像が時系列順に提示される。視野検査結果提示領域1006(Visual Field Tests)には、視野計を用いて取得された視野の分布が提示される。視野検査結果提示領域1006には、たとえば、異なる検査日に取得された複数の視野分布が時系列順に提示される。また、視野の評価値の時系列変化を表すグラフを提示するように構成されてもよい。
なお、これら以外の情報が提示される領域が設けられていてもよい。そのような提示領域の典型的な例として、検査対象が左眼であるか右眼であるかを表す情報が提示される領域や、他の種別の検査データが提示される領域や、電子カルテから取得された情報が提示される領域や、医師がコメントを記入するための領域などがある。
検査データ格納部20に格納されているデータの構成の例を図5に示す。図5は、緑内障の経過観察が実施されている患者のファイルFの構成を表す。患者ファイルFには、患者識別子(Patient ID)が記録される領域D1と、診療種別(Type)が記録される領域D2と、検査データ(Examination Data)が記録される領域D3とが設けられている。
図5に示す患者ファイルFの記録領域D1には患者識別子「01234567890」が記録されており、記録領域D2には診療種別「Glaucoma(緑内障)」が記録されている。さらに、記録領域D3には、当該患者に対して過去に実施された検査において取得された検査データが、検査日ごとに記録されている。なお、「IOP_n」は第n回目の検査で取得された眼圧値を表し、「RT_n」は第n回目の検査で取得された網膜厚の値を表し、「RI_n」は第n回目の検査で取得された(1以上の)眼底像を表し、「VFT_n」は第n回目の検査で取得された視野分布(および/または、視野の評価値)を表す。
以上のような情報が準備されている状態において実行される処理の例について、図2を参照しつつ説明する。
(S1:検査の実施)
一の患者に関する緑内障の経過観察のための検査が実施される。今回の検査では、眼圧計による眼圧測定と、OCTによる網膜厚測定と、眼底カメラによる眼底撮影が実施されたとする。これらにより取得された検査データ(新規検査データ:眼圧値、網膜厚および眼底像)は、別途に入力された患者識別子(および新規診療種別)とともに管理される。
(S2:患者識別子、新規検査種別、新規検査データの入力)
検査の終了後または医師による診察時に、ステップS1で患者識別子、新規検査種別および新規検査データが、患者識別子および新規検査種別とともに、情報受付部30からテンプレート取得部40と検査データ取得部50とレポート作成部60とに送られる。ここで、情報受付部30からレポート作成部60に直接にデータを送信する代わりに、テンプレート取得部40や検査データ取得部50を経由してレポート作成部60にデータを送信するように構成してもよい。
なお、検査の終了後に情報入力が行われる場合、たとえば、眼科検査装置(眼圧計、光干渉断層計、視野計)から直接にまたは間接的に情報が入力される。
医師による診察時に情報入力が行われる場合、たとえば、医師は、コンピュータ端末に患者識別子を入力する。新規検査種別は、たとえば、医師により入力されるか、或いは、別途に読み出された電子カルテから入力される。医師が、診察開始のトリガー操作を実行すると、たとえば医療機関内のデータベースにより管理されている新規検査データが読み出される。情報受付部30は、これら情報を関連付けてテンプレート取得部40および検査データ取得部50(並びにレポート作成部60)に送る。
(S3:レポートテンプレートの取得)
テンプレート取得部40は、ステップS2において入力された新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。この処理において、テンプレート取得部40は、入力された新規診療種別に対応するレポートテンプレートを、図3に示すレポートテンプレートリスト10aを参照することにより特定し、特定されたレポートテンプレートをテンプレート格納部10から読み出す。本例では、緑内障の経過観察のためのレポートテンプレートT2が選択される(図4参照)。取得されたレポートテンプレートT2は、たとえば、患者識別子とともにレポート作成部60に送られる。なお、レポートテンプレートリスト10aは、テンプレート格納部10またはテンプレート取得部40に予め格納されている。
(S4:過去検査データの取得)
検査データ取得部50は、ステップS2において入力された患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。この処理において、検査データ取得部50は、入力された患者識別子が記録されているファイルを検索し、検索されたファイルに格納されている検査データの一部または全部を読み出す。本例では、図5に示すファイルFの記録領域D3に記録されている検査データの全部が読み出されるものとする。取得された過去の検査データは、たとえば、患者識別子とともにレポート作成部60に送られる。
(S5:検査レポートの作成)
レポート作成部60は、ステップS3で取得されたレポートテンプレートT2と、ステップS4で取得された過去の検査データと、ステップS2で入力された新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。
この処理において、レポート作成部60は、たとえば、レポートテンプレートT2の複数の提示領域のそれぞれに、対応する情報を埋め込む(或いは、対応する情報を関連付ける)。具体的には、レポート作成部60は、ステップS2で取得された患者識別子を、レポートテンプレートT2の患者情報提示領域1001に埋め込む。なお、患者氏名、年齢および性別については、ステップS2で入力された情報をそれぞれ埋め込むように構成してもよいし、医療機関内のサーバーや医師のコンピュータ端末等において追加するように構成してもよい。
診療者情報提示領域1002には、医療機関名と、医師名とが提示される。これら情報は、たとえば、ステップS2で入力された情報を利用して埋め込まれるか、或いは、ステップS2で情報を送信するときの送信元のアドレス情報を利用して埋め込まれる。このような構成が適用される場合、たとえば、医療機関の識別子(コード、アドレス情報等)と医療機関の名称とが対応付けられた情報と、医師の識別子と医師の氏名とが対応付けられた情報とが、レポート作成部60に予め格納される。レポート作成部60は、これら対応情報を参照することで、医療機関名や医師名の欄に情報を埋め込むことができる。
さらに、眼圧提示領域1003には、過去検査データ中の(1以上の)眼圧値と新規検査データ中の眼圧値とが時系列順に埋め込まれる。この処理において、レポート作成部60は、たとえば、これら眼圧値の時系列変化を表すグラフを作成し、作成されたグラフを眼圧提示領域1003に埋め込む。
網膜厚提示領域1004には、過去検査データ中の(1以上の)網膜厚と新規検査データ中の網膜厚とが時系列順に埋め込まれる。この処理において、レポート作成部60は、たとえば、これら網膜厚の時系列変化を表すグラフを作成し、作成されたグラフを網膜厚提示領域1004に埋め込む。
眼底像提示領域1005には、過去検査データ中の(1以上の)眼底像と新規検査データ中の眼底像とが時系列順に埋め込まれる。このとき、これら眼底像のサムネイルを作成し、これらサムネイルを時系列順に埋め込み、さらに、元の眼底像を検査レポートに付帯させるように構成することが可能である。
視野検査結果提示領域1006には、過去検査データ中の(1以上の)視野分布(および/または、視野の評価値)と新規検査データ中の視野分布(および/または、視野の評価値)とが時系列順に埋め込まれる。視野の評価値が埋め込まれる場合、レポート作成部60は、たとえば、これら評価値の時系列変化を表すグラフを作成し、作成されたグラフを視野検査結果提示領域1006に埋め込む。また、視野分布を表す画像のサムネイルを作成し、作成されたサムネイルを視野検査結果提示領域1006に埋め込み、さらに、元の視野分布画像を検査レポートに付帯させるように構成することが可能である。
レポート作成部60は、このようにして作成された検査レポート(およびその付帯情報)を表示制御部70に送る。
(S6:検査レポートの表示)
表示制御部70は、ステップS5で作成された検査レポートを表示部80に表示させる。図6に示す検査レポートRは、このようにして表示される検査レポートの例である。医師は、表示された検査レポートを参照して今回の診察を行う。なお、検査レポートにサムネイルが提示されている場合、このサムネイルが指定されると(たとえばクリックされると)、表示制御部70は、指定されたサムネイルの元の画像(眼底像、視野分布画像等)を付帯情報から読み出して表示部80に表示させる。
[効果]
本実施形態に係る眼科情報処理システム1の効果を説明する。
眼科情報処理システム1は、眼科診療において取得された情報を処理するものであり、特に、経過観察や術前術後観察や投薬前後観察のように、異なるタイミングで取得された複数の検査データを比較するためのレポートを提供する。眼科情報処理システム1は、テンプレート格納部10と、検査データ格納部20と、情報受付部30と、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部60と、表示制御部70とを含む。
テンプレート格納部10は、診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する。テンプレート格納部10は、第1格納部の一例である。検査データ格納部20は、過去に取得された検査データを患者ごとに格納する。検査データ格納部20は、第2格納部の一例である。
情報受付部30は、患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、当該診療行為により取得された新規検査データと、当該患者に付与された患者識別子とを受け付ける。情報受付部30は、第1受付部の一例である。
テンプレート取得部40は、情報受付部30により受け付けられた新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。テンプレート格納部10は、テンプレート取得部の一例である。
検査データ取得部50は、情報受付部30により受け付けられた患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。検査データ取得部50は、検査データ取得部の一例である。
レポート作成部60は、テンプレート取得部40により取得されたレポートテンプレートと、検査データ取得部50により取得された検査データと、情報受付部30により受け付けられた新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。レポート作成部60は、レポート作成部の一例である。
表示制御部70は、レポート作成部60により作成された検査レポートを表示部80(表示手段)に表示させる。表示制御部70は、表示制御部の一例である。
このように構成された眼科情報処理システム1によれば、検査データを比較するための検査レポートを自動で作成して提供することができる。よって、医師は、そのために必要な検査データを読み出すための選択作業を行う必要がない。
また、必要な検査データのみが含まれる検査レポートを提供できるので、送信されるデータの量を抑制することができ、それにより、ネットワークのトラフィックの制限を受けるおそれが低減し、また、トラフィックに無駄な負荷を掛けることがなくなる。
したがって、眼科情報処理システム1によれば、診療の効率化や省力化を図りつつ、必要な検査データを医師に提供することが可能となる。
本実施形態では、検査データが画像データと数値データ(測定値、評価値等)とを含む場合について説明したが、いずれか一方のみを含んでいる場合についても同様の処理を実行することが可能である。
なお、新規検査データが被検眼の画像(画像データ)を含む場合、レポート作成部60は、検査データ取得部50により取得された過去検査データに含まれる1以上の画像と、新規検査データに含まれる画像とが時系列に配列された検査レポートを作成する。図6に例示された検査レポートRには、複数回の経過観察により取得された複数の眼底像と複数の視野分布画像とがそれぞれ時系列順に配列されている。本例では、眼底撮影は毎回実施され、視野検査は一回おきに実施されている。検査レポートRにおいては、複数の眼底像および複数の視野分布画像がそれぞれ横方向に並べられ、且つ、同じ回に取得された眼底像と視野分布画像とが縦方向に並べられている。一般に、同種の画像をそれぞれ時系列順に第1方向に沿って配列することができ、さらに、同日に取得された異種の画像を第2方向に沿って配列することができる。ここで、第1方向と第2方向とは異なる方向であり、たとえば互いに直交する方向である。
このような構成によれば、同種の画像の変化を容易に把握することができ、且つ、同じ回に取得された異なる種別の画像を容易に比較することができる。それにより、診療の効率化や省力化を図ることができる。
[変形例]
上記の実施形態では患者の一方の眼に関する検査レポートを提供する場合について説明した。本変形例では、患者の両眼に関する検査レポートを提供する場合について説明する。
本変形例に係る眼科情報処理システムは、第1の実施形態と同様の構成を有する(図1を参照)。眼科情報処理システムは、たとえば、図7に示すレポートテンプレートT5と、図8に示す患者のファイルF1とを格納している。
図7に示すレポートテンプレートT5には、緑内障の経過観察(Glaucoma Follow−Up)において参照される各種情報が提示される複数の領域が設けられている。具体的には、第1の実施形態(図4)と同様の患者情報提示領域1101、診療者情報提示領域1102、眼圧提示領域1103および網膜厚提示領域1104に加えて、右眼の眼底像が提示される眼底像提示領域1105Rと、左眼の眼底像が提示される眼底像提示領域1105Lと、右眼の視野分布画像が提示される視野検査結果提示領域1106Rと、左眼の視野分布画像が提示される視野検査結果提示領域1106Lとが設けられている。なお、第1の実施形態と同様に、これら以外の情報が提示される領域が設けられていてもよい。
図8に示すファイルF1には、第1の実施形態(図5)と同様の患者識別子が記録される領域D11と診療種別が記録される領域D12とに加えて、両眼の検査データが記録される領域D13とが設けられている。
記録領域D13には、当該患者の左眼および右眼に対して過去に実施された検査において取得された検査データが、検査日ごとに記録されている。なお、「IOP_n_L」は第n回目の検査で取得された左眼の眼圧値を表し、「IOP_n_R」は第n回目の検査で取得された右眼の眼圧値を表し、「RT_n_L」は第n回目の検査で取得された左眼の網膜厚の値を表し、「RT_n_R」は第n回目の検査で取得された右眼の網膜厚の値を表し、「RI_n_L」は第n回目の検査で取得された左眼の(1以上の)眼底像を表し、「RI_n_R」は第n回目の検査で取得された右眼の(1以上の)眼底像を表し、「VFT_n_L」は第n回目の検査で取得された左眼の視野分布(および/または、視野の評価値)を表し、「VFT_n_R」は第n回目の検査で取得された右眼の視野分布(および/または、視野の評価値)を表す。
本変形例に係る眼科情報処理システムは、第1の実施形態と同様の処理を実行するが、検査レポートを作成する処理が第1の実施形態と異なる。図2のフローチャートのステップS5において、レポート作成部60はたとえば次の処理を実行する。
レポート作成部60は、図7に示すレポートテンプレートT5と、図8に示すファイルF1に格納されている過去の検査データと、当該患者の両眼に関する新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。
この処理において、レポート作成部60は、レポートテンプレートT5の複数の提示領域のそれぞれに、対応する情報を埋め込む(或いは、対応する情報を関連付ける)。具体的には、レポート作成部60は、第1の実施形態と同様に、レポートテンプレートT5の患者情報提示領域1101に患者識別子と患者氏名と年齢と性別を埋め込み、診療者情報提示領域1102に医療機関名と医師名とを埋め込む。
また、レポート作成部60は、過去検査データ中の左眼の眼圧値と新規検査データ中の左眼の眼圧値とに基づいて、左眼の眼圧値の時系列変化を表すグラフを作成する。同様に、レポート作成部60は、過去検査データ中の右眼の眼圧値と新規検査データ中の右眼の眼圧値とに基づいて、右眼の眼圧値の時系列変化を表すグラフを作成する。そして、レポート作成部60は、左眼の眼圧値のグラフを実線で、且つ、右眼の眼圧値のグラフを点線で、それぞれ眼圧提示領域1103に埋め込む。
また、レポート作成部60は、過去検査データ中の左眼の網膜厚と新規検査データ中の左眼の網膜厚とに基づいて、左眼の網膜厚の時系列変化を表すグラフを作成する。同様に、レポート作成部60は、過去検査データ中の右眼の網膜厚と新規検査データ中の右眼の網膜厚とに基づいて、右眼の網膜厚の時系列変化を表すグラフを作成する。そして、レポート作成部60は、左眼の網膜厚のグラフを実線で、且つ、右眼の網膜厚のグラフを点線で、それぞれ網膜厚提示領域1104に埋め込む。
また、レポート作成部60は、過去検査データ中の右眼の(1以上の)眼底像と新規検査データ中の右眼の眼底像とを時系列順に眼底像提示領域1105Rに埋め込む。同様に、レポート作成部60は、過去検査データ中の左眼の(1以上の)眼底像と新規検査データ中の左眼の眼底像とを時系列順に眼底像提示領域1105Lに埋め込む。このとき、これら眼底像のサムネイルを作成し、これらサムネイルを時系列順に埋め込み、さらに、元の眼底像を検査レポートに付帯させるように構成することが可能である。
また、レポート作成部60は、過去検査データ中の右眼の(1以上の)視野分布(および/または、視野の評価値)と新規検査データ中の右眼の視野分布(および/または、視野の評価値)とを時系列順に視野検査結果提示領域1106Rに埋め込む。同様に、レポート作成部60は、過去検査データ中の左眼の(1以上の)視野分布(および/または、視野の評価値)と新規検査データ中の左眼の視野分布(および/または、視野の評価値)とを時系列順に視野検査結果提示領域1106Lに埋め込む。視野の評価値が埋め込まれる場合、これら評価値の時系列変化を表すグラフを作成し、作成されたグラフを視野検査結果提示領域1106Rおよび1106Lに埋め込むことができる。また、視野分布を表す画像のサムネイルを作成し、作成されたサムネイルを視野検査結果提示領域1106に埋め込み、さらに、元の視野分布画像を検査レポートに付帯させるように構成することが可能である。
図9に示す検査レポートR1は、このようにして表示される検査レポートの例である。このように、新規検査データが患者の左眼の検査データと右眼の検査データとを含む場合、本変形例のレポート作成部により作成される検査レポートには、新規検査データに含まれる左眼のデータ(および/またはそれに基づくデータ)と、検査データ取得部により取得された過去の検査データに含まれる左眼の検査データ(および/またはそれに基づくデータ)とが時系列に配列されており、且つ、新規検査データに含まれる右眼のデータ(および/またはそれに基づくデータ)と、検査データ取得部により取得された過去の検査データに含まれる右眼の検査データ(および/またはそれに基づくデータ)とが時系列に配列されている。ここで、左眼(または右眼)のデータに基づくデータとは、たとえば眼圧値のグラフや網膜厚のグラフのように、検査データを処理したり解析したりすることにより生成されるデータを表す。
〈第2の実施形態〉
第1の実施形態では、既定のレポートテンプレートを用いて検査レポートを作成する場合について説明したが、ユーザによっては所望の形式の検査レポートを利用したい場合がある。本実施形態では、このような要望を満足するための眼科情報処理システムについて説明する。
[構成]
図10は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。なお、第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符号が付されている。眼科情報処理システム100は、第1の実施形態(図1)と同様に、テンプレート格納部10と、検査データ格納部20と、情報受付部30と、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部60と、表示制御部70と、表示部80(表示手段)とを含む。なお、表示手段は眼科情報処理システムの外部に設置されてもよい。
(カスタマイズ情報格納部61)
眼科情報処理システム100にはカスタマイズ情報格納部61が設けられている。図10に示す例ではレポート作成部60にカスタマイズ情報格納部61が配置されているが、他の部分に配置されていてもよい。
カスタマイズ情報格納部61には、テンプレート格納部10に格納されているレポートテンプレートに関するユーザごとのカスタマイズ情報が格納されている。カスタマイズ情報は、テンプレート格納部10に格納されている複数のレポートテンプレートの少なくとも一部について設けられている。また、カスタマイズ情報は、眼科情報処理システム100のユーザの少なくとも一部について設けられている。
カスタマイズ情報は、ユーザが既定のレポートテンプレートに変更を加えることにより作成される。この変更には、たとえば、レイアウトの変更や、提示内容の変更や、提示領域のサイズの変更など、任意の態様の変更が含まれる。カスタマイズ情報の作成は、たとえば、カスタマイズ情報作成用画面とグラフィカル・ユーザ・インターフェイス(GUI)とを医師が使用するコンピュータ端末に表示する処理と、この画面とGUIを用いて既定のレポートテンプレートに加えられた変更内容をユーザ識別子とともにレポート作成部60に送信する処理と、レポート作成部60が受信したユーザ識別子と変更内容とを当該ユーザのカスタマイズ情報としてカスタマイズ情報格納部61に格納する処理とを含む。
なお、既定のレポートテンプレートとカスタマイズ情報とを格納する構成の代わりに、ユーザにより変更が加えられたレポートテンプレート自体を当該ユーザのユーザ識別子に関連付けてテンプレート格納部10に格納することも可能である。このような構成も本発明の技術的思想に含まれる。
(ユーザ識別子受付部91)
さらに、眼科情報処理システム1にはユーザ識別子受付部91が設けられている。ユーザ識別子受付部91は、ユーザに付与されたユーザ識別子を受け付ける。ユーザ識別子受付部91は、各種の構成を有していてよい。ユーザ識別子受付部91は、たとえば医師が使用するコンピュータ端末である。このコンピュータ端末には、ユーザ識別子が手入力または自動入力される。なお、ユーザ識別子受付部91は、情報受付部30を一体であってもよい。
[使用形態]
眼科情報処理システム100の使用形態について説明する。図11は、眼科情報処理システム100の使用形態の一例を表す。
眼科情報処理システム100は、たとえば第1の実施形態と同様に、図3に示すレポートテンプレートリスト10aと、レポートテンプレートT1〜T4(レポートテンプレートT2の具体例については図4を参照)と、検査データが格納された患者ごとのファイル(具体例については図5に示すファイルFを参照)とを利用する。
(S11:検査の実施)
第1の実施形態のステップS1と同様にして患者の検査が実施される。
(S12:患者識別子、新規検査種別、新規検査データの入力)
第1の実施形態のステップS2と同様にして、患者識別子、新規検査種別および新規検査データの入力が行われる。
(S13:ユーザ識別子の入力)
ユーザは、ユーザ識別子受付部91(コンピュータ端末等)を用いてユーザ識別子を入力する。
(S14:レポートテンプレートの取得)
第1の実施形態のステップS3と同様にしてレポートテンプレートが取得される。
(S15:過去検査データの取得)
第1の実施形態のステップS4と同様にして当該患者の過去検査データが取得される。
(S16:カスタマイズ情報の取得)
レポート作成部60は、ステップS13で入力されたユーザ識別子に基づいて、ステップS12で入力された新規診療種別に対応するレポートテンプレートに関するカスタマイズ情報をカスタマイズ情報格納部61から取得する。この処理は、たとえば次のようにして実行される。
レポート作成部60は、ステップS13で入力されたユーザ識別子に関連付けられたカスタマイズ情報を検索する。カスタマイズ情報を登録していない場合には1つも検索されないが、ここではカスタマイズ情報が検索されたとする。その場合、検索されるカスタマイズ情報は1つ以上である(たとえば、当該患者識別子に対して、4つのレポートテンプレートT1〜T4のそれぞれに関するカスタマイズ情報が検索される)。各カスタマイズ情報には、診療種別が関連付けられている。
次に、レポート作成部60は、検索されたカスタマイズ情報のうちから新規診療種別に関連付けられたカスタマイズ情報を選択する。それにより、目的のカスタマイズ情報が取得される。
(S17:レポートテンプレートの改変)
レポート作成部60は、ステップS16で取得されたカスタマイズ情報に基づいて、ステップS14で取得されたレポートテンプレートのレイアウトや提示領域のサイズを変更する。また、レポート作成部60は、このカスタマイズ情報が示す提示内容の追加や削除に応じて、提示領域の追加や削除を行う。それにより、カスタマイズ情報に応じたレポートテンプレートの改変がなされる。
(S18:検査レポートの作成)
レポート作成部60は、ステップS17で改変されたレポートテンプレートと、ステップS15で取得された過去の検査データと、ステップS12で入力された新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。この処理は、第1の実施形態のステップS5と同様にして実行される。
(S19:検査レポートの表示)
表示制御部70は、ステップS18で作成された検査レポートを表示部80に表示させる。
[効果]
本実施形態に係る眼科情報処理システム100の効果を説明する。
眼科情報処理システム100は、第1の実施形態と同様に、テンプレート格納部10(第1格納部)と、検査データ格納部20(第2格納部)と、情報受付部30(第1受付部)と、テンプレート取得部40(テンプレート取得部)と、検査データ取得部50(検査データ取得部)と、レポート作成部60(レポート作成部)と、表示制御部70(表示制御部)とを含む。
さらに、眼科情報処理システム100は、第2受付部と、第3格納部と、カスタマイズ情報取得部とを含む。
第2受付部として機能するユーザ識別子受付部91は、ユーザに付与されたユーザ識別子を受け付ける。
第3格納部として機能するカスタマイズ情報格納部61は、複数のレポートテンプレートの少なくとも一部のそれぞれに関する、少なくとも一部のユーザごとのカスタマイズ情報を格納する。
カスタマイズ情報取得部として機能するレポート作成部60は、第2受付部により受け付けられたユーザ識別子に基づいて、新規診療種別に対応するレポートテンプレートに関するカスタマイズ情報を第3格納部から取得する。なお、この実施形態ではレポート作成部60内に第3格納部が設けられ、且つ、レポート作成部60がカスタマイズ情報取得部として機能するが、第3格納部の配置とカスタマイズ情報取得部の配置は任意であってよい。
レポート作成部60は、テンプレート取得部により取得されたレポートテンプレートと、カスタマイズ情報取得部により取得されたカスタマイズ情報と、検査データ取得部により取得された過去検査データと、第1受付部により受け付けられた新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成する。
このような構成を有する眼科情報処理システム100によれば、第1の実施形態と同様に、診療の効率化や省力化を図りつつ、必要な検査データを医師に提供することができる。さらに、本実施形態によれば、ユーザが任意にカスタマイズした形式の検査レポートを提供することができるので、診療の更なる効率化や省力化を図ることが可能である。
〈第3の実施形態〉
本実施形態では、検査データを解析する機能が設けられた眼科情報処理システムについて説明する。なお、第1の実施形態では、光干渉断層計(またはそれに接続されたコンピュータ装置)がOCTデータを解析して網膜厚を求め、これを検査データとして用いている。これに対し、本実施形態では、たとえば、医療機関内のLAN上に設けられたコンピュータ装置や、WAN上に設けられたコンピュータ装置が、検査装置により取得されたデータの解析を実行する。
図12は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。眼科情報処理システム200は、第1の実施形態と同様の構成要素を含む。さらに、眼科情報処理システム200は解析部92を備える。
解析部92は、たとえば、各種の解析アプリケーションが搭載された1以上のコンピュータを含んで構成される。解析アプリケーションは、眼科診療において使用される任意の解析処理を実行するためのソフトウェアである。解析アプリケーションの典型例として、OCTデータを解析して評価値やデータ分布を生成するアプリケーション、眼底像を解析して評価値やデータ分布を生成するアプリケーション、評価値やデータ分布の時系列変化を解析してトレンドや診療支援情報を生成するアプリケーションなどがある。
本実施形態において、解析部92は、レポート作成部60からの指令を受けて解析処理を実行する。レポート作成部60は、たとえば、レポートテンプレートに提示される情報の種別に基づいて、その情報を取得するための解析処理の種別を表す情報と、この解析処理に供される検査データとを解析部92に送る。他の例として、レポート作成部60は、診療種別と解析処理の種別とが関連付けられたテーブル情報を予め記憶しており、新規診療種別に関連付けられた解析処理の種別をこのテーブル情報から特定し、特定された解析処理の種別を表す情報と、この解析処理に供される検査データとを解析部92に送る。
解析部92は、レポート作成部60からの情報を受信して解析処理を実行し、その結果をレポート作成部60に送る。レポート作成部60は、解析部92からの解析結果を受信し、この解析結果をレポートテンプレートの既定の提示情報に埋め込む。他の検査データについてもレポートテンプレートに埋め込まれる。それにより、当該患者の検査レポートが作成される。
このように構成された眼科情報処理システム200によれば、或る検査データを解析する機能が医療機関内に無い場合であっても、その検査データの解析をシステム側で実行してその結果を含む検査レポートを提供することができる。この眼科情報処理システム200は、たとえば、医療機関に設置された検査装置の機能に制限がある場合や、最新の解析アプリケーションを医療機関が有しない場合などに有効である。
〈第4の実施形態〉
検査レポートを閲覧しているときに他の検査データを参照する必要が生じる場合がある。本実施形態では、このような要請を満足するための眼科情報処理システムについて説明する。
図13は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。眼科情報処理システム300は、第1の実施形態と同様の構成要素を含む。さらに、眼科情報処理システム300は操作部93を備える。
操作部93は、医師が使用するコンピュータ端末に設けられている。操作部93は、たとえば、マウス等のポインティングデバイスを含む。また、たとえばタッチパネルが適用される場合などには、操作部93は表示部80と一体のデバイスとして構成される。
レポート作成部60は、検査データ格納部20に格納されている当該患者の検査データのリストを生成し、このリストを検査レポートとともに表示制御部70に送る。リストを生成する処理は、たとえば次のようにして実行される。
検査データ取得部50は、当該患者のファイルに格納されている検査データの属性情報を取得する。属性情報には、患者識別子、診療種別、検査日、検査種別(検査データの種別)、検査回数、左眼/右眼などの項目が含まれる(図5、図8等を参照)。このような属性情報は、たとえば、検査データの格納時やその後の任意のタイミングで作成され、検査データ格納部20等に保管される。或いは、新規検査データの入力に対応し、検査データ取得部50またはレポート作成部60等がファイル内の情報に基づいて属性情報を作成するように構成することも可能である。
なお、当該患者のファイル内の全ての検査データに関する属性情報を取得してもよいし、その一部のみを取得するようにしてもよい。後者の例として、後段の処理において検査レポートに提示される検査データ以外の当該患者の検査データの一部または全部について、属性情報を取得することができる。属性情報の取得対象となる検査データは、たとえば、診療種別や検査日等に基づいて決定される。
レポート作成部60は、取得された属性情報のリストを作成する。リストにおける属性情報の配列順序は予め設定される。たとえば、属性情報の項目(診療種別、検査日、検査種別等)に関する優先順位が予め設定され、この優先順位に基づいて複数の検査データの属性情報がグループ分けされ、リスト化される。優先順位は、デフォルトで設定されてもよいし、ユーザにより任意に設定されてもよい。レポート作成部60は、作成されたリストを検査レポートとともに表示制御部70に送る。
表示制御部70は、レポート作成部60から受信したリストを表示部80に表示させる。たとえば、表示制御部70は、検査レポートとともにリストを表示させる。リストは、たとえば検査レポートの周辺位置に表示される。或いは、表示制御部70は、所定の操作によりリストの表示/非表示を切り替えるようにしてもよい。表示されるリストは、文字列情報(属性情報の項目等)を含んでいてよい。また、表示されるリストは、サムネイル等の画像を含んでいてもよい。
ユーザ(医師)は、リストに提示されている属性情報(検査データ)のうちから所望の1つ以上を、操作部93を用いて指定することができる。表示制御部70は、指定された属性情報に対応する信号を(レポート作成部60等を経由して、または直接に)検査データ取得部50に送る。この信号を受信した検査データ取得部50は、当該属性情報に対応する検査データを検査データ格納部20から取得する。そして、検査データ取得部50は、取得された検査データを(レポート作成部60等を経由して、または直接に)表示制御部70に送る。表示制御部70は、検査データ取得部50からの検査データを受信し、それを表示部80に表示させる。
或いは、表示制御部70は、受信した検査データの属性情報を参照用検査データのリストに追加する。参照用検査データのリストに提示されている属性情報は、検査データ格納部20から読み出された検査データに対応する。ユーザは、参照用検査データのリストに提示されている属性情報のうち所望のものを、操作部93を用いて指定することができる。表示制御部70は、指定された属性情報に対応する検査データを表示部80に表示させる。
このように構成された眼科情報処理システム300によれば、検査レポートに提示されていない検査データを適宜に提供することができるので、診療に掛かる作業を支援することが可能である。
〈第5の実施形態〉
一般に、患者に対して施された診療の内容は電子カルテに記入される。作成された電子カルテは、次回の診療時やカンファレンスなどにおいて参照される。その際、検査レポートの内容を確認したい場合がある。本実施形態では、このような要請を満足するための眼科情報処理システムについて説明する。
図14は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。眼科情報処理システム400は、第1の実施形態と同様の構成要素を含む。さらに、眼科情報処理システム400は、操作部93と、電子カルテ編集部94とを備える。
操作部93は、第4の実施形態と同様にマウス等のポインティングデバイスを含んでいてよい。また、本実施形態の操作部93は、電子カルテへの入力を行うためのキーボード等を含んでいてよい。
電子カルテ編集部94は、電子カルテに関する各種の処理を実行する。まず、電子カルテ編集部94は、たとえばユーザからの要求に応じて、電子カルテサーバー1000から電子カルテを取得して表示制御部70に送る。表示制御部70は、電子カルテ編集部94から受信した電子カルテを表示部80に表示させる。なお、電子カルテサーバー1000は、医療機関の内部または外部に配置されたサーバーおよびデータベースを含み、患者ごとの電子カルテを管理する。電子カルテサーバー1000は、眼科情報処理システム400に含まれなくてもよいし、含まれていてもよい。
さらに、電子カルテ編集部94は、ユーザからの指示に応じて電子カルテを編集する。電子カルテの編集には、過去の電子カルテを編集することだけでなく、新たな電子カルテに情報を記入することも含まれる。電子カルテの編集は、操作部93を用いて行われる。
以上は、電子カルテに関する一般的な処理である。本実施形態の電子カルテ編集部94は、表示制御部70により表示部80に表示された検査レポートを電子カルテに貼り付ける機能を有する。この機能の例として、電子カルテの所定位置に検査レポートを埋め込む機能や、検査レポートに基づく情報(サムネイル等の画像や、検査レポート名・検査種別等の文字列情報など)を作成して検査レポートの所定位置に貼り付けるとともに当該検査レポートを当該情報に関連付ける機能などがある。電子カルテに貼り付けられたオブジェクトが指定されると(たとえば、それがクリックされると)、表示制御部70は、それに対応する検査レポートを表示させる。
電子カルテ編集部94は、検査レポートが貼り付けられた電子カルテを電子カルテサーバー1000に格納する。
このように構成された眼科情報処理システム400によれば、電子カルテに検査レポートを貼り付けることができるので、医師による電子カルテの閲覧作業を支援することが可能である。
〈第6の実施形態〉
眼科診療においては様々な画像が参照される。眼科情報処理システムをクライアント・サーバーモデルとして構築する場合のように、ネットワークを通じた情報のやりとりが介在する場合、データ量の大きい画像はトラフィックの妨げとなるおそれがある。本実施形態では、このような問題を解決するために、データの通信量を低減させることを意図した構成について説明する。
[構成]
図15は、本実施形態に係る眼科情報処理システムの構成の一例を表す。眼科情報処理システム2は、クライアント・サーバーモデルとして構成されており、データベース3と、サーバー4と、院内装置5と、記憶制御装置6と、記憶装置7と、レポート作成装置8と、クライアント9n(n=1〜N)とを含む。
データベース3とサーバー4は、インターネットや専用回線等のWAN上に設けられている。院内装置5m(m=1〜M)、記憶制御装置6、記憶装置7、レポート作成装置8およびクライアント9nは、医療機関内に設けられている。
(データベース3)
データベース3は、サーバー4によりアクセス可能な記憶装置とデータベース管理ソフトウェアとを含む。なお、データベース3はサーバー4と一体的に構成されていてもよい。
データベース3には、テンプレート格納部10と検査データ格納部20とが設けられている。第1の実施形態と同様に、テンプレート格納部10は、診療種別ごとのレポートテンプレートを格納し、且つ、検査データ格納部20は、過去に取得された検査データを患者ごとに格納する。
(サーバー4)
サーバー4は、それぞれのクライアント9nに各種の情報を提供する。特に、サーバー4は、レポートテンプレートや検査データ等をデータベース3から取得して検査レポートを作成するための機能と、作成された検査レポートをクライアント9nに提供する機能とを含む。本実施形態において、サーバー4が作成する検査レポートは、ユーザに提示される最終的な検査レポートではなく、その中間的な情報である場合がある。検査レポートが画像を含む場合がそのようなケースに相当する。
サーバー4は、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部62と、通信部95とを含む。第1の実施形態と同様に、テンプレート取得部40は、後述の情報受付部30により受け付けられた新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得し、且つ、検査データ取得部50は、情報受付部30により受け付けられた患者識別子に基づいて検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。
レポート作成部62は、第1の実施形態のレポート作成部60の一部の機能を有する。具体的には、レポート作成部62は、最終的な検査レポートに画像が含まれない場合にはレポート作成部60と同様の処理を実行する。一方、最終的な検査レポートに画像が含まれる場合、レポート作成部62は、第1の実施形態のレポート作成部60が実行する処理のうち、検査レポートに画像を埋め込む処理(関連付ける処理)以外の処理を実行する。
通信部95は、サーバー4が接続されている通信回線(ネットワーク)に準拠した通信インターフェイスを含む。特に、通信部95は、院内装置5との間の通信と、レポート作成装置8との間の通信とを実行する。
(院内装置5m)
院内装置5m(m=1〜M)は、医療機関に設置された任意の形態の装置である。院内装置5mは、たとえば、クライアント9nのいずれかでもよいし、医療機関内で用いられるコンピュータ(サーバー、特定機能用コンピュータ等)でもよいし、眼科検査装置でもよい。院内装置5m(m=1〜M)は、たとえば、第kの医療機関で使用されるクライアント9m(m=1〜M)を含む(k=1〜K、M+M+・・・+M=M)。
院内装置5mは情報受付部30を含む。情報受付部30は、第1の実施形態と同様に、患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、この診療行為により取得された新規検査データと、この患者に付与された患者識別子とを受け付ける。
さらに、院内装置5mは通信部96を含む。通信部96は、院内装置5mが接続されているネットワークに準拠した通信インターフェイスを含む。特に、通信部96は、サーバー4との間の通信と、記憶制御装置6との間の通信とを実行する。
(記憶制御装置6、記憶装置7)
記憶制御装置6および記憶装置7は、それぞれの医療機関に設置されている。記憶装置7は、画像を格納可能であり、たとえばPACS等の画像データ記憶装置を含む。記憶制御装置6は、院内装置5mの情報受付部30により受け付けられた新規検査データに画像が含まれている場合に、その画像を記憶装置7に記憶させる。
(レポート作成装置8)
レポート作成装置8は、第1の実施形態のレポート作成部60の一部の機能を有する。具体的には、レポート作成部62は、最終的な検査レポートに画像が含まれる場合、記憶装置7に記憶された当該患者の画像を読み出し、この画像を検査レポートの所定の提示領域に埋め込む(または、この画像を所定の提示領域に関連付ける)。最終的な検査レポートに画像が含まれない場合、レポート作成装置8は何の処理も実行しなくてよい。
レポート作成装置8は、クライアント9nに搭載されたアプリケーションを含んでいてよい。つまり、クライアント9nがレポート作成装置8として機能するよう構成することができる。
(クライアント9n)
クライアント9nは、ユーザに検査レポートを提示する機能を有する。クライアント9nは、たとえば、医師が使用するコンピュータ端末である。クライアント9n(n=1〜N)は、たとえば、第kの医療機関で使用されるクライアント9n(n=1〜N)を含む(k=1〜K、N+N+・・・+N=N)。なお、クライアント9nは、医療機関の外部の任意の場所で使用可能であってよい。また、単一のクライアント9nを異なる医療機関にて使用可能に構成されてもよい。
クライアント9nは、第1の実施形態と同様の表示制御部70および表示部80を含む。さらに、クライアント9nは、第4または第5の実施形態と同様の操作部93を含む。
[使用形態]
眼科情報処理システム2の使用形態について説明する。図16は、眼科情報処理システム2の使用形態の一例を表す。
(S21:情報の送信)
第1の実施形態のステップS1と同様にして眼科検査装置により患者の検査が実施される。本例では、被検眼の撮影も実施されたとする。院内装置5mが眼科検査装置でない場合、患者識別子、新規検査種別および新規検査データが院内装置5mに入力される。院内装置5mは、たとえば、患者識別子と、新規検査データのうち(少なくとも)画像を記憶制御装置6に送る。また、院内装置5mは、患者識別子、新規検査種別および新規検査データをサーバー4に送る。
(S22:情報の受信)
記憶制御装置6は、ステップS21で院内装置5mから送信された患者識別子と画像とを受信する。
(S23:画像の記憶)
記憶制御装置6は、ステップS22で受信した患者識別子と画像とを記憶装置7に記憶させる。
(S24:情報の受信)
ステップS22およびステップS23と並行して、サーバー4は、ステップS21で院内装置5mから送信された患者識別子、新規検査種別および新規検査データを受信する。
(S25:テンプレートの取得)
テンプレート取得部40は、第1の実施形態のステップS3と同様に、ステップS24で受信した新規診療種別に対応するレポートテンプレートをテンプレート格納部10から取得する。
(S26:過去検査データの取得)
検査データ取得部50は、第1の実施形態のステップS4と同様に、ステップS24で受信した患者識別子に基づいて、検査データ格納部20から過去の検査データを取得する。取得される検査データには、過去に取得された画像が含まれている。なお、医療機関に設置された記憶装置7に過去の画像が記憶されている場合、検査データ格納部20から画像を取得する必要はない。
(S27:検査レポートの作成)
レポート作成部62は、ステップS25で取得されたレポートテンプレートと、ステップS26で取得された過去検査データとに基づいて、検査レポートを作成する。ここで作成される検査レポートには、少なくとも今回の検査で取得された画像は含まれない。また、記憶装置7に過去の画像が記憶されている場合、この検査レポートには、過去の画像も含まれていなくてよい。
(S28:検査レポートの送信)
サーバー4の通信部95は、ステップS27で作成された検査レポートをレポート作成装置8に送る。
(S29:検査レポートの受信)
レポート作成装置8は、ステップS28でサーバー4から送信された検査レポートを受信する。この検査レポートには患者識別子が含まれている。
(S30:画像の読み出し)
レポート作成装置8は、ステップS29で受信した患者識別子に対応する画像を記憶装置7から読み出す。読み出される画像には、少なくとも今回の検査で取得された画像が含まれる。また、記憶装置7に過去の画像が記憶されている場合、過去の画像も読み出すことができる。
(S31:画像の埋め込み)
レポート作成装置8は、ステップS29で受信した検査レポートに、ステップS30で読み出された画像を埋め込む(または、検査レポートの所定の提示領域に画像を関連付ける)。
(S32:検査レポートの送信)
レポート作成装置8は、ステップS31で作成された検査レポートをクライアント9nに送る。
(S33:検査レポートの受信)
クライアント9nは、ステップS32でレポート作成装置8から送信された検査レポートを受信する。
(S34:検査レポートの表示)
クライアント9nの表示制御部70は、ステップS33で受信した検査レポートを表示部80に表示させる。
[効果]
本実施形態に係る眼科情報処理システム2の効果を説明する。
眼科情報処理システム2は、少なくとも第1の実施形態と同様の構成要素を含む。さらに、眼科情報処理システム2は、第2〜第5の実施形態のいずれかと同様の構成要素を含んでいてもよい。また、眼科情報処理システム2は、第1〜第5の実施形態のうち任意の2つ以上の組み合わせと同様の構成要素を含んでいてもよい。
眼科情報処理システム2は、クライアント・サーバーモデルを含む。図15に示す例では、眼科情報処理システム2は、サーバー4と、ネットワークを介してサーバー4と通信可能な複数のクライアント9nとを含む。
テンプレート格納部10(第1格納部)および検査データ格納部20(第2格納部)は、サーバー4に設けられたデータベースであってよく、或いは、サーバー4がアクセス可能なデータベースであってよい。
情報受付部30(第1受付部)は、クライアント9n、医療機関内で用いられるコンピュータ(第1コンピュータ)および眼科検査装置のうちの少なくとも1つに設けられる。また、眼科情報処理システム2は、情報受付部30により受け付けられた新規診療種別と新規検査データと患者識別子とをサーバー4に送信する通信部96(第1通信部)を含む。
サーバー4は、テンプレート取得部40と、検査データ取得部50と、レポート作成部62とを含む。レポート作成部62は、レポート作成部(60)の第1の部分に相当する。レポート作成部(60)の第2の部分は、クライアント9n、または医療機関内で用いられるコンピュータ(第2コンピュータ)に設けられ、本例においてレポート作成装置8として機能する。
クライアント9nは、表示制御部70(表示制御部)と表示部80(表示手段)とを含む。
さらに、医療機関には、記憶制御装置6(記憶制御部)と記憶装置7(記憶装置)とが設置されている。記憶制御装置6は、情報受付部30(第1受付部)により受け付けられた新規検査データに画像が含まれている場合に、この画像を記憶装置7に記憶させる。
レポート作成部62は、通信部96により送信された新規診療種別と新規検査データと患者識別子とに基づいて、少なくとも新規検査データに含まれる画像を含まない検査レポートを作成する。
サーバー4は、レポート作成部62により作成された検査レポートをレポート作成装置8(クライアント9nまたは第2コンピュータ)に向けて送信する通信部95(第2通信部)を含む。
レポート作成装置8(レポート作成部の第2の部分)は、記憶装置7に記憶された画像を読み出し、読み出された画像を通信部95により送信された検査レポートに合成する。この合成処理は、たとえば、埋め込み処理または関連付け処理である。
クライアント9nの表示制御部70は、レポート作成装置8により画像が合成された検査レポートを表示部80に表示させる。
このような眼科情報処理システム2によれば、第1の実施形態と同様に、診療の効率化や省力化を図りつつ、必要な検査データを医師に提供することができる。
さらに、眼科情報処理システム2によれば、新規に取得された画像をサーバー4から医療機関側に送信しなくてよい。過去に取得された画像を医療機関内で管理する構成が適用される場合には、過去の画像についてもサーバー4から医療機関側に送信する必要がない。したがって、データの通信量を低減させることが可能である。
以上に説明した構成は、この発明を実施するための一例に過ぎない。よって、この発明の要旨の範囲内における任意の変形(省略、置換、付加等)を適宜に施すことが可能である。適用される構成は、たとえば目的に応じて選択される。また、適用される構成に応じ、当業者にとって自明の作用効果や、本明細書において説明された作用効果が得られる。
1、2、100、200、300、400 眼科情報処理システム
3 データベース
4 サーバー
5m 院内装置
6 記憶制御装置
7 記憶装置
8 レポート作成装置
9n クライアント
10 テンプレート格納部
20 検査データ格納部
30 情報受付部
40 テンプレート取得部
50 検査データ取得部
60 レポート作成部
70 表示制御部
80 表示部
91 ユーザ識別子受付部
92 解析部
93 操作部
94 電子カルテ編集部
95、96 通信部

Claims (9)

  1. 眼科診療において取得された情報を処理する眼科情報処理システムであって、
    診療種別ごとのレポートテンプレートを格納する第1格納部と、
    過去に取得された検査データを患者ごとに格納する第2格納部と、
    患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、当該診療行為により取得された新規検査データと、当該患者に付与された患者識別子とを受け付ける第1受付部と、
    前記第1受付部により受け付けられた前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートを前記第1格納部から取得するテンプレート取得部と、
    前記第1受付部により受け付けられた前記患者識別子に基づいて、前記第2格納部から過去の検査データを取得する検査データ取得部と、
    前記テンプレート取得部により取得された前記レポートテンプレートと、前記検査データ取得部により取得された前記検査データと、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成するレポート作成部と、
    前記レポート作成部により作成された前記検査レポートを表示手段に表示させる表示制御部と
    を備える眼科情報処理システム。
  2. ユーザに付与されたユーザ識別子を受け付ける第2受付部と、
    前記複数のレポートテンプレートの少なくとも一部のそれぞれに関する、少なくとも一部のユーザごとのカスタマイズ情報を格納する第3格納部と、
    前記第2受付部により受け付けられた前記ユーザ識別子に基づいて、前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートに関するカスタマイズ情報を前記第3格納部から取得するカスタマイズ情報取得部と
    を備え、
    前記レポート作成部は、前記テンプレート取得部により取得された前記レポートテンプレートと、前記カスタマイズ情報取得部により取得された前記カスタマイズ情報と、前記検査データ取得部により取得された前記検査データと、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、前記検査レポートを作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の眼科情報処理システム。
  3. 前記新規検査データが被検眼の画像を含む場合、前記レポート作成部は、前記検査データ取得部により取得された前記検査データに含まれる1以上の画像と、前記新規検査データに含まれる前記画像とが時系列に配列された検査レポートを作成する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼科情報処理システム。
  4. 前記検査データ取得部により取得された前記検査データの少なくとも一部と、前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データの少なくとも一部とを解析する解析部を備え、
    前記レポート作成部は、前記解析部により取得された解析結果を含む検査レポートを作成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。
  5. 前記新規検査データが患者の左眼の検査データと右眼の検査データとを含む場合、前記レポート作成部は、前記新規検査データに含まれる前記左眼のデータおよび/またはそれに基づくデータと前記検査データ取得部により取得された前記検査データに含まれる左眼の検査データおよび/またはそれに基づくデータとが時系列に配列され、且つ、前記新規検査データに含まれる前記右眼のデータおよび/またはそれに基づくデータと前記検査データ取得部により取得された前記検査データに含まれる右眼の検査データおよび/またはそれに基づくデータとが時系列に配列された検査レポートを作成する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。
  6. 操作部を備え、
    前記表示制御部は、前記第2格納部に格納された当該患者の検査データのうち前記検査レポートに含まれない検査データの少なくとも一部のリストを前記表示手段に表示させ、
    前記リストに提示された検査データのいずれかが前記操作部を用いて指定されたとき、前記検査データ取得部は、指定された検査データを前記第2格納部から取得し、
    前記表示制御部は、取得された当該検査データを前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。
  7. 前記表示制御部は、当該患者の電子カルテを前記表示手段に表示させ、
    前記表示制御部により表示された前記検査レポートを前記電子カルテに貼り付ける電子カルテ編集部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。
  8. サーバーと、ネットワークを介して前記サーバーと通信可能な複数のクライアントとを含み、
    前記第1格納部および前記第2格納部は、前記サーバーに設けられたデータベースまたは前記サーバーがアクセス可能なデータベースであり、
    前記第1受付部は、前記クライアント、医療機関内で用いられる第1コンピュータ、および眼科検査装置のうちの少なくとも1つに設けられ、
    前記サーバーは、前記テンプレート取得部と、前記検査データ取得部と、前記レポート作成部の第1の部分とを含み、
    前記クライアントは、前記表示制御部と前記表示手段とを含み、
    前記クライアントまたは医療機関内で用いられる第2コンピュータは、前記レポート作成部の第2の部分を含み、
    前記第1受付部により受け付けられた前記新規検査データに画像が含まれている場合に、医療機関に設置された記憶装置に当該画像を記憶させる記憶制御部と、
    前記第1受付部により受け付けられた前記新規診療種別と前記新規検査データと前記患者識別子とを前記サーバーに送信する第1通信部と
    を備え、
    前記レポート作成部の前記第1の部分は、前記第1通信部により送信された前記新規診療種別と前記新規検査データと前記患者識別子とに基づいて、少なくとも前記新規検査データに含まれる画像を含まない検査レポートを作成し、
    前記サーバーは、前記第1の部分により作成された前記検査レポートを前記クライアントまたは前記第2コンピュータに向けて送信する第2通信部を含み、
    前記レポート作成部の前記第2の部分は、前記記憶装置に記憶された前記画像を読み出し、読み出された前記画像を前記第2通信部により送信された前記検査レポートに合成し、
    前記表示制御部は、前記第2の部分により前記画像が合成された前記検査レポートを前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の眼科情報処理システム。
  9. 眼科診療において取得された情報を処理する方法であって、
    診療種別ごとのレポートテンプレートを格納し、
    過去に取得された検査データを患者ごとに格納し、
    患者に対して新たに実施された診療行為の種別を表す新規診療種別と、当該診療行為により取得された新規検査データと、当該患者に付与された患者識別子とを受け付け、
    受け付けられた前記新規診療種別に対応するレポートテンプレートを、格納されたレポートテンプレートのうちから取得し、
    受け付けられた前記患者識別子に基づいて、格納された検査データのうちから過去の検査データを取得し、
    取得された前記レポートテンプレートと、取得された前記検査データと、受け付けられた前記新規検査データとに基づいて、当該患者の検査レポートを作成し、
    作成された前記検査レポートを表示する
    眼科情報処理方法。
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