JP7036258B1 - エレベータ制御装置及びエレベータ - Google Patents

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Abstract

【課題】避難遅れ者が発生した場合に、他の避難対象階の避難活動を維持しつつ、適切に避難遅れ者が存在する階に救出を行えるエレベータを提供する。【解決手段】エレベータ制御装置10は、操作検知部11が第1階床の乗場に設けられた乗場操作装置107に対する避難運転完了操作を検知したときに第1階床の避難を終了したことを設定する避難完了階設定部13と、避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されているときに第1階床に避難遅れ者がいると判断する避難遅れ者判断部15と、を備え、制御部12がかごに対して第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者がいると判断した場合、制御部12は、操作検知部11が第2階床の乗場操作装置107の避難運転完了操作を検知した後にかごを第1階床に走行させる。【選択図】図2

Description

本開示は、エレベータ制御装置及びエレベータに関する。
従来、建物に火災等の災害が発生したときに、避難誘導員の誘導によって建物内の利用者を建物外へ避難させるための避難運転を行うエレベータがある。建物に災害が発生したときの避難活動においては、避難者がパニックを起こしたり、避難経路に殺到したりすることにより負傷する等の二次災害が発生する可能性があるため、避難誘導員により適切な誘導が行われることが望ましい。エレベータを避難に利用する場合、避難誘導員はかごに乗車させる避難者の人数の調整、避難経路の指示等を行うので、避難誘導員の負担は大きいものとなる。したがって避難誘導員による避難活動が行われる避難対象階において、避難者が残されたまま、その避難対象階の避難活動を完了してしまうということが発生する。特に身障者や老人等の避難弱者は、避難用エレベータのロビーまでの移動が遅れ、避難が困難な状態となる可能性がある。
上記のような避難運転を行うエレベータの中には避難誘導員による避難活動が完了した避難完了階において避難が遅れた避難遅れ者を救出することが可能なものがある。特許文献1に記載のエレベータ制御装置は、乗場に設けられ、避難運転時に、退避階と救出階との間でかごの往復運転を要求する往復運転要求モード及び避難を完了した避難完了モードのいずれかを選択操作可能なキースイッチと、かご内に設けられる第一の報知手段と、通常運転と避難運転とを切換え可能であり、避難運転に切換えた際にキースイッチが操作された場合、当該キースイッチが往復運転要求モードを選択している乗場の階床を救出階、避難完了モードを選択している乗場の階床を避難完了階とし、避難完了階の乗場に設けられる乗場ボタンが操作された場合に、第一の報知手段に当該避難完了階を報知させる。
また、特許文献1に記載されているエレベータ制御装置は、建物内におけるいずれかの乗場ボタンが操作されたことを検出すると、乗場ボタンが操作された乗場が避難完了階か否かを判断する。その乗場が避難完了階の場合は、その乗場に未だいる避難者を救出するためにかごの往復運転を一時解除して、乗場呼び登録を受け付ける。
WO2016/079772号
特許文献1に記載されているエレベータ制御装置は、建物内におけるいずれかの乗場ボタンが操作されたことを検出すると、乗場ボタンが操作された乗場が避難完了階か否かを判断する。この場合、たとえその避難完了階とは別の階床にて救出運転中であったとしても、避難完了階に残された避難者を救出するために、その別の階床に対するかごの救出運転を一時解除して乗場呼び登録を受け付ける。よって、その救出運転の対象となっている階床の避難を優先しなければいけない状況である場合であったとしても、その避難完了階の避難者を救出するために現在救出運転の対象となっている階床の避難活動が中断されるという不都合が生じる。
本開示は、上記の課題を解決するものであり、避難完了階にて避難遅れ者が発生した場合に、現在の救出運転中の階床の避難活動を維持しつつ、適切に避難遅れ者が存在する階に救出を行えるエレベータを得ることを目的とする。
本開示に係るエレベータ制御装置は、建物内の各階床のエレベータの乗場に設けられた乗場操作装置に対する操作を検知する操作検知部と、操作検知部が第1階床の乗場に設けられた乗場操作装置に対する避難運転開始操作を検知した場合、かごを第1階床に走行させて停止させた後にかごを退避階に走行させる避難運転を行う制御部と、を備えたエレベータ制御装置であって、操作検知部が第1階床の乗場に設けられた乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知したときに第1階床の避難を終了したことを設定する避難完了階設定部と、避難完了階設定部によって第1階床の避難が完了していると設定されているときに第1階床に避難遅れ者がいると判断する避難遅れ者判断部と、を備え、制御部がかごに対して第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部が第1階床に避難遅れ者がいると判断した場合、制御部は、操作検知部が第2階床の乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知した後にかごを第1階床に走行させる。
また、本開示に係るエレベータは、建物内の各階床のエレベータの乗場に設けられた乗場操作装置と、乗場操作装置に対する操作を検知する操作検知部、操作検知部が第1階床の乗場に設けられた乗場操作装置に対する避難運転開始操作を検知した場合、かごを第1階床に走行させて停止させた後にかごを退避階に走行させる避難運転を行う制御部、を有するエレベータ制御装置と、を備えたエレベータであって、エレベータ制御装置は、操作検知部が第1階床の乗場に設けられた乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知したときに第1階床の避難を終了したことを設定する避難完了階設定部、避難完了階設定部によって第1階床の避難が完了していると設定されているときに第1階床に避難遅れ者がいると判断する避難遅れ者判断部、を有し、制御部がかごに対して第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部が第1階床に避難遅れ者がいると判断した場合、制御部は、操作検知部が第2階床の乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知した後にかごを第1階床に走行させる。
本開示に係るエレベータ制御装置は、制御部がかごに対して第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部が第1階床に避難遅れ者がいることを判断した場合、制御部は、操作検知部が第2階床の乗場操作装置に対する避難運転終了操作を検知した後にかごを第1階床に走行させる。よって、第1階床の避難遅れ者を救出するために第2階床の避難活動を中断することが無い。よって避難完了階にて避難遅れ者が発生した場合に、現在の救出運転中の階床の避難活動を維持しつつ、適切に避難遅れ者が存在する階に救出を行えるエレベータが得られるという効果を奏する。
本開示の実施の形態1に係るエレベータ制御装置を備えたエレベータの全体構成図である。 本開示の実施の形態1に係るエレベータ制御装置の機能構成図である。 本開示の実施の形態1に係るエレベータ制御装置の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1に係るエレベータ制御装置の機能構成図の他の例である。 本開示の実施の形態1に係るエレベータ制御装置のハードウェア構成図である。
実施の形態1
図1は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置を備えたエレベータの全体構成図である。エレベータ100は、昇降路1、かご2、乗場3、釣合錘4、ワイヤーロープ5、巻上機6、そらせ車7、エレベータ制御装置10、駆動装置(図示せず)及び乗場操作装置107から構成される。エレベータ制御装置10は昇降路1内のかご2の昇降を指令する。エレベータ制御装置10は巻上機6を制御し、かご2を昇降あるいは停止させる。かご2及び釣合錘4はそらせ車7を介してワイヤーロープ5で吊り下げられている。このワイヤーロープ5を巻き掛けた巻上機6を回転させることにより、かご2および釣合錘4が昇降路1内を釣瓶式に昇降する。エレベータ100は例えば建物内の通常用いられているエレベータであって、建物内に災害が発生した場合に建物内の利用者8を避難させるための管制運転を行う。また、エレベータ100は例えば建物内で災害が発生した際に避難のために用いる避難専用エレベータである。
図1に示すとおり、各階床a~eには乗場3が設置されている。図1によると、階床cは災害発生階であることを示している。災害発生階とは例えば火災が発生した階床のことである。災害発生階とは例えば有毒ガス等が漏洩した階床のことである。
図1によると、階床eは避難対象階であることを示している。避難対象階とは災害発生階(例えば階床c)で災害が発生した場合において利用者8がかご2に乗車して後述の退避階に避難する対象となる階床のことである。災害発生時は、かご2は避難対象階のうちのいずれかに対して後述の退避階との間で往復する。避難対象階からの避難の際、避難対象階の乗場3では、避難を行う利用者8がパニックを起こさないように避難誘導員9が待機し、利用者8は避難誘導員9に誘導されてかご2に乗車する。
図1によると、階床aは退避階である。退避階とはかご2に乗車して避難している利用者8が降車し、例えば建物の外部等の安全な場所に避難するための階床である。退避階では、かご2に乗車して退避階に避難した利用者8がパニックを起こさないように避難誘導員9が待機し、利用者8は避難誘導員9に誘導されて建物の外部へ避難する。
図1によると、階床b、dは避難完了階であることを示している。避難完了階とは、利用者8の避難が完了した階床のことである。図1によると階床bには、利用者8は当該階床から避難完了しており誰もいないことを示している。しかしながら、図1によると階床dには、避難し遅れた利用者、すなわち避難遅れ者88が残されていることを示している。
各階床a~eの乗場3には乗場操作装置107(107a、107b、107c、107d、107e)が設けられている。図1に示すとおり、乗場操作装置107は例えば第1操作装置及び第2操作装置を有する。第1操作装置は例えば避難スイッチ105(105a、105b、105c、105d、105e)である。
避難スイッチ105は例えば避難誘導員9が所持するキーを挿入して回転させることによって操作される鍵スイッチである。避難スイッチ105は建物内で火災等の災害発生し、エレベータ100を利用して避難を行う際に、避難対象階のいずれかにいる避難誘導員9が有するキー操作により、かご2はキー操作がされた階床と退避階との間の避難運転を開始する。避難運転とは、かご2が退避階に走行して停止後、その階床と退避階との間にてかご2を往復させる運転のことである。避難スイッチ105は例えば第2操作装置とは別に設けられた押下釦である。この場合、避難スイッチ105は建物内で火災等の災害発生し、エレベータ100を利用して避難を行う際に、避難誘導員9の押下釦の押下操作により、かご2はその該当階と退避階との間の避難運転を開始する。
第2操作装置は例えば乗場呼び装置106(106a、106b、106c、106d、106e)である。乗場呼び装置106は、エレベータ100が通常運行しているときは、乗場3にいる利用者8の操作によりかご2に対する呼び登録を行う。一方、建物内で火災等の災害発生し、エレベータ100を利用して利用者8が避難を行う際に、乗場呼び装置106は、乗場3に待機する乗場誘導員の所定操作によりかご2を戸閉し、退避階にかご2を走行させるために用いる。乗場操作装置107である避難スイッチ105及び乗場呼び操作装置106はエレベータ制御装置10と電気的に接続されている。
各階床a~eの乗場3には報知装置110(110a、110b、110c、110d、110e)が設けられている。図1に示すとおり、報知装置110は例えば聴覚信号装置及び視覚信号装置を有する。聴覚信号装置は例えばスピーカ108(108a、108b、108c、108d、108e)である。視覚信号装置は例えば表示装置109(109a、109b、109c、109d、109e)である。
図2は本実施の形態に係るエレベータ制御装置の機能構成図である。図2に示すとおり、エレベータ制御装置10は、操作検知部11、制御部12、避難完了階設定部13、報知制御部14、避難遅れ者判断部15を有する。
操作検知部11は、乗場操作装置107の操作を検知する。操作検知部11は例えば避難スイッチ105が避難誘導員9によって操作されたことを検知する。操作検知部11は例えば乗場呼び装置106が避難誘導員9によって操作されたことを検知する。
図2に示すとおり、乗場呼び装置106は例えばUP呼び釦、及びDOWN呼び釦が設けられている。乗場呼び装置106はUP呼び釦、DOWN呼び釦の代わりに行先階登録釦(図示せず)を備えていてもよい。かご2が通常運転している場合、UP呼び釦への操作によって、エレベータ制御装置10には、乗場3に対して上方向の呼びが登録される。かご2が通常運転している場合、DOWN呼びへの操作によって、エレベータ制御装置10には、乗場3に対して下方向の呼びが登録される。
制御部12は、かご2の扉の開閉制御を行う。制御部12はかご2の昇降制御を行う。制御部12は、操作検知部11が避難対象階のうちの一つである第1階床の乗場3に設けられた乗場操作装置107の避難運転開始操作を検知した場合、制御部12は、かご2を退避階に走行させて停止させる。その後、かご2を第1階床に走行させて停止させた後にかご2を退避階に走行させる避難運転を行う。その後、退避階と第1階床との間にてかご2を往復させる避難運転を行う。避難運転開始操作とは、例えば避難誘導員9が所持するキーを避難スイッチ105である鍵スイッチに挿入して回転させる操作である。
制御部12は、第1階床の乗場3に設けられた乗場操作装置107に対する避難誘導員9による避難運転完了操作によって第1階床に対する避難運転を完了する。避難運転完了操作とは、避難スイッチ105による第1操作とは別の所定操作である。例えば避難誘導員9が所持するキーを避難スイッチ105である鍵スイッチに挿入して第1操作とは反対方向に回転させる操作である。
避難完了階設定部13は操作検知部11が第1階床の乗場3に設けられた操作装置装置107の避難運転完了操作を検知したときに第1階床の避難を終了したことを設定する。すなわち、第1階床は避難対象階から避難完了階となる。
避難遅れ者判断部15は、避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されているときに第1階床に避難遅れ者88がいるか否かを判断する。例えば避難遅れ者判断部15は、操作検知部11が第1階床の乗場3に設けられた乗場操作装置107の所定操作を検知することにより避難遅れ者88がいることを判断する。この場合、避難遅れ者88自身がその乗場操作装置107に対する所定操作を行うことになる。その乗場操作装置107に対する所定操作はどのような操作でもよい。望ましくはその乗場操作装置107に対する所定操作はUP呼び釦若しくはDOWN呼び釦を1回押下する等の簡単な操作がよい。その乗場操作装置107に対する所定操作が複雑な操作であった場合、災害発生時などの緊急事態において、避難遅れ者88はその乗場操作装置107に対して複雑な操作を行うことは困難である。
次に、制御部12がかご2に対して避難完了階である第1階床とは別の避難対象階の一つである第2階床に対する避難運転を行っている場合を考える。このような場合において、避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者88がいることを判断した場合、制御部12は第2階床に対する避難運転を継続する。第2階床の避難が完了すると、第2階床にいる避難誘導員9が第2階床の乗場3に設けられた乗場操作装置107に対して避難運転完了操作を行う。制御部12は、操作検知部11が第2階床の乗場操作装置107の避難運転完了操作を検知した後にかご2を第1階床に走行させる。
その後、制御部12はかご2を第1階床に停止させる。避難遅れ者88は停止したかご2に乗車する。その後、制御部12は、かご2を退避階まで走行させる。制御部12は、かご2を退避階に停止させ、第2階床に対する避難運転を完了させる。かご2が退避階に停止した後、かご2に乗車している利用者8及び避難遅れ者88は退避階の乗場3に避難する。
報知制御部14は、制御部12が第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者88がいることを判断した場合、第2階床の乗場の報知装置110に「第1階床に避難遅れ者88がいる」ことを報知させてもよい。報知制御部14は、制御部12が第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者88がいることを判断した場合、第1階床の乗場3の報知装置110に「待機指示」を示す内容を報知させてもよい。例えば報知制御部14は、報知装置110に「避難誘導員9とかご2が到着するまでその場で待機して下さい」と報知させてもよい。報知装置110は先述のとおり、例えば聴覚信号装置であるスピーカ108である。報知装置110は先述のとおり、視覚信号装置である表示装置109である。
なお、避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されていない場合、避難遅れ者判断部15は、第1階床に避難遅れ者88がいることを判断しないとしてもよい。避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されていないということは、第1階床は避難誘導員9による避難誘導中であり、避難遅れ者88がいるという状況は考えにくい。
次に、エレベータ制御装置10の動作を説明する。図3は本実施の形態に係るエレベータ制御装置の動作を示すフローチャートである。なお、図1に示すとおり、階床cにて災害が発生し、エレベータ100が利用者8を避難させる管制運転を実施する場合について説明する。また図1に示すとおり、階床dが、避難遅れ者88がいる避難完了階である第1階床、階床eが避難対象階である第2階床、階床aが退避階であるものとして説明する。また、乗場操作装置107は、避難スイッチ105及び乗場呼び装置106から構成されるものとして説明する。
まず、建物内で災害が発生し、エレベータ100が通常運転から管制運転にエントリーすると、制御部12は、退避階aにかご2を走行させ、退避階aにかご2を休止させる(S201)。次にS202の処理へ進む。
避難対象階である階床e(第2階床)で避難を要する利用者8が存在する場合、階床eに滞在している避難誘導員9によって階床e(第2階床)の乗場3に設置された避難スイッチ105eに対する避難運転開始操作が行われる。操作検知部11は避難スイッチ105eに対する避難運転開始操作を検知する(S202)。
操作検知部11が避難スイッチ105eに対する避難運転開始操作を検知した場合(S202のYES)、S203の処理に進む。 操作検知部11が避難スイッチ105eに対する避難運転開始操作を検知しなかった場合(S202のNO)、操作検知部11が避難スイッチ105eに対する避難運転開始操作を検知するまで待機する。
次に、制御部12は、かご2を退避階aから階床e(第2階床)まで走行させる。その後、制御部12は階床e(第2階床)に戸開停止させる(S203)。その後S204の処理に進む。
次に、制御部12は、階床e(第2階床)に存在する利用者8の避難が終了するまで、避難対象階である階床e(第2階床)から退避階である階床aの間の往復運転を行う(S204)。次にS205の処理に進む。
次に、S204の往復運転中において、操作検知部11は、避難完了階である階床d(第1階床)に設けられた乗場呼び装置106dに対して所定操作が行われたか否かを検知する(S205)。
操作検知部11が、避難完了階である階床d(第1階床)に設けられた乗場呼び装置106dに対して所定操作が行われたことを検知した場合(S205のYES)、S206の処理に進む。操作検知部11が、避難完了階である階床d(第1階床)に設けられた乗場呼び装置106dに対して所定操作が行われたことを検知しなかった場合(S205のNO)、S204の処理を繰り返す。
次に、避難遅れ者判断部15は、乗場呼び装置106dに対する所定操作が行われた階床が、避難完了階設定部13によって避難完了階と設定されているか否かを判断する(S206)。
避難遅れ者判断部15は、乗場呼び装置106dに対する所定操作が行われた階床が、避難完了階設定部13によって避難完了階と設定されているか否かを判断する(S206)。
一方、S206の処理にて、乗場呼び装置106dに対する所定操作が行われた階床が、避難完了階設定部13によって避難完了階と設定されている場合(S206のYES)、S207の処理に進む。
次に、報知制御部14は、階床e(第2階床)の乗場3の報知装置110に「階床d(第1階床)に避難遅れ者88が残されている」ことを報知させる(S207)。その後、S208の処理に進む。
次に、報知制御部14は、階床d(第1階床)の乗場3の報知装置110に「避難誘導員9とかご2が到着するまでその場で待機して下さい」と報知させる(S208)。その後、S210の処理に進む。
次に、制御部12は、S204の処理と同様に階床e(第2階床)に存在する利用者8の避難が終了するまで、避難対象階である階床e(第2階床)から退避階である階床aの間の往復運転を行う(S210)。その後、S211の処理に進む。
次に、操作検知部11は、避難スイッチ105eに対する避難運転完了操作が行われたか否かを検知する(S211)。操作検知部11が、避難スイッチ105eに対する避難運転完了操作が行われたことを検知しなかった場合(S211のNO)、S210の往復運転を継続する。
操作検知部11が、避難スイッチ105eに対する避難運転完了操作が行われたことを検知した場合(S211のYES)、S212の処理に進む。
次に、制御部12は、かご2を階床d(第1階床)に走行させる。その後、制御部12はかご2を階床dに停止させる(S212)。その後、S213の処理に進む。
次に、階床d(第1階床)にいる避難遅れ者88はかご2に乗車する。その後、制御部12は、かご2を退避階まで走行させる(S213)。その後、S214の処理に進む。
次に、制御部12は、かご2を退避階に停止させ(S214)、階床eに対する避難運転を完了させる。かご2が退避階に停止した後、かご2に乗車している利用者8及び避難遅れ者88は退避階の乗場3に避難する。
一方、S206の処理にて、乗場呼び装置106dに対する所定操作が行われた階床が、避難完了階設定部13によって避難完了階と設定されていない場合(S206のNO)、S213の処理に進む。
次に、操作検知部11は、避難スイッチ105eに対する避難運転完了操作が行われたか否かを検知する(S213)。操作検知部11が、避難スイッチ105eに対する避難運転完了操作が行われたことを検知しなかった場合(S213のNO)、S204の往復運転を継続する。操作検知部11が、避難スイッチ105eに対する避難運転完了操作が行われたことを検知した場合(S213のYES)、先述のS214の処理に進み、制御部12は階床e(第2階床)に対するかご2の避難運転を完了させる。
次に、本実施の形態の作用効果について説明する。
上述のとおり、本実施の形態におけるエレベータ制御装置10は、制御部12がかご2に対して第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者88がいることを判断した場合、制御部12は、操作検知部11が第2階床の乗場操作装置107に対する終了操作を検知した後にかごを第1階床に走行させる。その後、制御部12は、かご2を退避階まで走行させる。その後、制御部12は、かご2を退避階に停止させ、第2階床に対する避難運転を完了させる。かご2が退避階に停止した後、かご2に乗車している利用者8及び避難遅れ者88は退避階の乗場3に避難する。
よって、第1階床の避難遅れ者88を救出するために第2階床の避難活動を中断することが無い。したがって避難遅れ者88が発生した場合に、他の避難対象階の避難活動を維持しつつ、適切に避難遅れ者88が存在する階に救出を行えるエレベータが得られるという効果を奏する。
また、本実施の形態におけるエレベータ制御装置10の避難遅れ者判断部15は、避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されていない場合、第1階床に避難遅れ者88がいると判断しない。避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されていないということは、第1階床では避難誘導員9による避難誘導が行われる前あるいは行われている途中であり、避難遅れ者88がいるという状況は考えにくい。したがって、避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されていないにも関わらず、第1階床に避難遅れ者88がいると判断し、制御部12が避難遅れ者88を救出するためにかご2を第1階床に走行させるのは無駄である。また、現在の第2階床の避難誘導員9による避難活動及び今後予定されている第1階床の避難誘導員9による避難活動の妨げになる可能性がある。
よって、避難遅れ者判断部15は、避難完了階設定部13によって第1階床の避難が完了していると設定されていない場合、第1階床に避難遅れ者88がいると判断しないことによって、かご2を第1階床に無駄に走行させることを防止するというさらなる効果を奏する。また、現在の第2階床の避難誘導員9による避難活動及び今後予定されている第1階床の避難誘導員9による避難活動を妨げることを防止するというさらなる効果を奏する。
また、本実施の形態におけるエレベータ制御装置10の報知制御部14は、制御部12が第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者88がいることを判断した場合、第2階床の乗場の報知装置110に「第1階床に避難遅れ者88が残されている」ことを報知させる。その結果、現在第2階床で避難活動を行っている避難誘導員9が第1階床に避難遅れ者88がいることを、予め把握することができるので、その避難誘導員9によって第1階床にいる避難遅れ者88を適切に救助及び避難誘導することができるというさらなる効果を奏する。
また、本実施の形態におけるエレベータ制御装置10の報知制御部14は、制御部12が第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに避難遅れ者判断部15が第1階床に避難遅れ者88がいることを判断した場合、第1階床の乗場の報知装置110に「待機指示」を示す内容を報知させる。例えば報知制御部14は、報知装置110に「避難誘導員9とかご2が到着するまでその場で待機して下さい」と報知させる。その結果、避難遅れ者88が第1階床内を勝手に移動してしまうことを抑制することができるので、かご2に乗って第1階床に到着した避難誘導員9が避難遅れ者88を救助及び避難誘導をスムーズに行うことができるというさらなる効果を奏する。
さらに、 第1階床の乗場の報知装置110に「待機指示」を示す内容を報知させることによって、第1階床に取り残された避難遅れ者88の不安感を軽減することができるというさらなる効果を奏する。
なお、本実施の形態では、避難遅れ者判断部15は、操作検知部11が第1階床の乗場3に設けられた乗場操作装置107の所定操作を検知することにより避難遅れ者88がいることを判断するとした。しかしながら他の手段により第1階床にいる人を検知することで、第1階床に避難遅れ者88がいることを判断するようにしてもよい。
図4は、本実施の形態に係るエレベータ制御装置の機能構成図の他の例である。図4に示すとおり、各階床に検知器111を設けるようにしてもよい。エレベータ制御装置10は人検知部16を備えていてもよい。人検知部16は、第1階床に設けられた検知器による測定結果により第1階床にいる人を検知する。避難遅れ者判断部15は、人検知部16による検知結果に基づき第1階床に避難遅れ者88がいることを判断するようにしてもよい。
また、上記検知器111が設けられるのは乗場3に限らずともよい。その結果、避難遅れ者88が怪我等で乗場3に行くのが困難な場合、若しくは第1階床の通路が災害起因で損傷しており乗場3に行くのが困難な場合においても、避難遅れ者88をかご2によって避難させることができるという効果を奏する。この場合、かご2に乗車している避難誘導員9が避難遅れ者88を救助及び乗場3へ誘導すればよい。
例えば検知器111は熱感センサ、光電センサ等のセンサである。この場合、人検知部16は、第1階床に設けられたセンサの測定結果により第1階床に人がいることを検知する。避難遅れ者判断部15は、人検知部16による検知結果に基づき第1階床に避難遅れ者88がいることを判断する。その結果、避難遅れ者88が怪我等で乗場操作装置107の操作が困難な場合においても、避難遅れ者88をかご2によって避難させることができるという効果を奏する。
また、例えば検知器111はマイクである。この場合、人検知部16は、第1階床に設けられたマイクの収音結果により第1階床に人がいることを検知する。避難遅れ者判断部15は、人検知部16による検知結果に基づき第1階床に避難遅れ者88がいることを判断する。その結果、避難遅れ者88が怪我等で乗場操作装置107の操作が困難な場合においても、避難遅れ者88が音声を発することで、かご2によって避難させることができるという効果を奏する。音声は決められた文言(例えば「助けて」)などでもよいし、悲鳴などの意味のない音声でもよい。
また、例えば検知器111は監視カメラ等の撮像装置である。この場合、人検知部16は、第1階床に設けられた撮像装置によって撮像された映像を解析することにより第1階床に人がいることを検知する。避難遅れ者判断部15は、人検知部16による検知結果に基づき第1階床に避難遅れ者88がいることを判断する。その結果、避難遅れ者88が怪我等で乗場操作装置107の操作が困難な場合においても、避難遅れ者88をかご2によって避難させることができるという効果を奏する。また、映像を解析することにより、避難遅れ者88がいることを判断することに対する精度が向上するという効果も奏する。
次に、図5を用いて、エレベータ制御装置10の例を説明する。図5は実施の形態1に係るエレベータ制御装置のハードウェア構成図である。
エレベータ制御装置10の各機能は、処理回路により実現し得る。例えば、処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ1001と少なくとも1つのメモリ1002とを備える。例えば、処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェア2001を備える。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ1001と少なくとも1つのメモリ1002とを備える場合、エレベータ制御装置10の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリ1002に格納される。少なくとも1つのプロセッサ1001は、少なくとも1つのメモリ1002に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、エレベータ制御装置10の各機能を実現する。少なくとも1つのプロセッサ1002は、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。例えば、少なくとも1つのメモリ1002は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROM等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD等である。
処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェア2001を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。例えば、エレベータ制御装置10の各機能は、それぞれ処理回路で実現される。例えば、エレベータ制御装置10の各機能は、まとめて処理回路で実現される。
エレベータ制御装置10の各機能について、一部を専用のハードウェア2001で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、制御部12の機能については専用のハードウェア2001としての処理回路で実現し、制御部12以外の機能については少なくとも1つのプロセッサ1001が少なくとも1つのメモリ1002に格納されたプログラムを読み出して実行することにより実現してもよい。
このように、処理回路は、ハードウェア2001、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせでエレベータ制御装置10の各機能を実現する。
本開示は、実施の形態1に限られない。本開示の範囲内においてその一部を適宜変更、省略等することが可能である。
1 昇降路、2 かご、3 乗場、4 釣合錘、5 ワイヤーロープ、
6 巻上機、7 そらせ車、8 利用者、88 避難遅れ者、9 避難誘導員、
10 エレベータ制御装置、100 エレベータ、
11 操作検知部、12 制御部、13 避難完了階設定部、14 報知制御部、
15 避難遅れ者判断部、16 人検知部、
105、105a、105b、105c、105d、105e 避難スイッチ、
106、106a、106b、106c、106d、106e 乗場呼び装置、
107、107a、107b、107c、107d、107e 乗場操作装置、
108、108a、108b、108c、108d、108e スピーカ、
109、109a、109b、109c、109d、109e 表示装置、
110、110a、110b、110c、110d、110e 報知装置、
111 検知器、
1001 プロセッサ、1002 メモリ、2001 専用のハードウェア。

Claims (7)

  1. 建物内の各階床のエレベータの乗場に設けられた乗場操作装置に対する操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部が第1階床の乗場に設けられた前記乗場操作装置に対する避難運転開始操作を検知した場合、かごを前記第1階床に走行させて停止させた後に前記かごを退避階に走行させる避難運転を行う制御部と、を備えたエレベータ制御装置であって、
    前記操作検知部が前記第1階床の乗場に設けられた前記乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知したときに前記第1階床の避難を終了したことを設定する避難完了階設定部と、
    前記避難完了階設定部によって前記第1階床の避難が完了していると設定されているときに前記第1階床に避難遅れ者がいると判断する避難遅れ者判断部と、を備え、
    前記制御部が前記かごに対して前記第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに前記避難遅れ者判断部が前記第1階床に避難遅れ者がいると判断した場合、前記制御部は、前記操作検知部が前記第2階床の前記乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知した後に前記かごを前記第1階床に走行させるエレベータ制御装置。
  2. 前記避難遅れ者判断部は、前記避難完了階設定部によって前記第1階床の避難が完了していると設定されていない場合、前記第1階床に避難遅れ者がいると判断しない請求項1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 前記制御部が前記第1階床とは別の前記第2階床に対する避難運転を行っているときに前記避難遅れ者判断部が前記第1階床に避難遅れ者がいることを判断した場合、前記第2階床の乗場の報知装置に前記第1階床に避難遅れ者がいることを報知させる報知制御部を備えた請求項1又は請求項2に記載のエレベータ制御装置。
  4. 前記報知制御部は、前記制御部が前記第1階床とは別の前記第2階床に対する避難運転を行っているときに前記避難遅れ者判断部が前記第1階床に避難遅れ者がいることを判断した場合、前記第1階床の乗場の報知装置に前記第1階床に待機指示を示す内容を報知させる請求項3に記載のエレベータ制御装置。
  5. 前記避難遅れ者判断部は、前記操作検知部が前記第1階床の前記乗場操作装置に対する所定操作を検知した場合に前記第1階床に前記避難遅れ者がいることを判断する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 前記第1階床に設けられた検知器による測定結果により前記第1階床にいる人を検知する人検知部を備え、
    前記避難遅れ者判断部は、前記人検知部による検知結果に基づき前記第1階床に前記避難遅れ者がいることを判断する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のエレベータ制御装置。
  7. 建物内の各階床のエレベータの乗場に設けられた乗場操作装置と、
    前記乗場操作装置に対する操作を検知する操作検知部、
    前記操作検知部が第1階床の乗場に設けられた前記乗場操作装置に対する避難運転開始操作を検知した場合、かごを前記第1階床に走行させて停止させた後に前記かごを退避階に走行させる避難運転を行う制御部、を有するエレベータ制御装置と、を備えたエレベータであって、
    前記エレベータ制御装置は、
    前記操作検知部が前記第1階床の乗場に設けられた前記乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知したときに前記第1階床の避難を終了したことを設定する避難完了階設定部、前記避難完了階設定部によって前記第1階床の避難が完了していると設定されているときに前記第1階床に避難遅れ者がいると判断する避難遅れ者判断部、を有し、前記制御部が前記かごに対して前記第1階床とは別の第2階床に対する避難運転を行っているときに前記避難遅れ者判断部が前記第1階床に避難遅れ者がいると判断した場合、前記制御部は、前記操作検知部が前記第2階床の前記乗場操作装置に対する避難運転完了操作を検知した後に前記かごを前記第1階床に走行させるエレベータ。
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