JPH05116857A - エレベーターの火災時運転装置 - Google Patents
エレベーターの火災時運転装置Info
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- JPH05116857A JPH05116857A JP3268677A JP26867791A JPH05116857A JP H05116857 A JPH05116857 A JP H05116857A JP 3268677 A JP3268677 A JP 3268677A JP 26867791 A JP26867791 A JP 26867791A JP H05116857 A JPH05116857 A JP H05116857A
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- JP
- Japan
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- car
- door
- passenger
- evacuation
- passengers
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 火災管制運転時、避難階に戻ったエレベータ
ーのかご内に閉じ込められた乗客を救出する。 【構成】 避難階で戸閉休止中のかご2内に乗客が閉じ
込められていることを乗客検出装置4が検出すると、か
ご2内に乗客避難手順を放送装置5により放送し、戸開
閉を繰り返す。これでも降車がなければ、通信装置14
により監視センタに通報したり、管理人室に警報を発し
たりする。また、かご2内に送風するファン6を制御
し、煙やガスがかご2内に侵入するのを防止する。
ーのかご内に閉じ込められた乗客を救出する。 【構成】 避難階で戸閉休止中のかご2内に乗客が閉じ
込められていることを乗客検出装置4が検出すると、か
ご2内に乗客避難手順を放送装置5により放送し、戸開
閉を繰り返す。これでも降車がなければ、通信装置14
により監視センタに通報したり、管理人室に警報を発し
たりする。また、かご2内に送風するファン6を制御
し、煙やガスがかご2内に侵入するのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は火災時にエレベーター
を運転する装置に関するものである。
を運転する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物に火災が発生して火災管制スイッチ
が操作されると、すべてのかごは避難階に戻り、戸開す
る。そして、15〜20秒後に戸閉して待機する。その
後、かご内の戸開ボタンが押されると戸は開く。
が操作されると、すべてのかごは避難階に戻り、戸開す
る。そして、15〜20秒後に戸閉して待機する。その
後、かご内の戸開ボタンが押されると戸は開く。
【0003】かごが避難階で戸閉待機した後は、例えば
特開昭61−169470号公報に示されるような動作
をする。すなわち、かごに設置された乗客(負荷)検出
装置により、かご内に乗客のいることが検出されると、
乗場等に設けられた表示装置により表示される。そして
避難階の乗場ボタンの上りボタンを押せば、戸開し、か
ご内の乗客を救出することができる。
特開昭61−169470号公報に示されるような動作
をする。すなわち、かごに設置された乗客(負荷)検出
装置により、かご内に乗客のいることが検出されると、
乗場等に設けられた表示装置により表示される。そして
避難階の乗場ボタンの上りボタンを押せば、戸開し、か
ご内の乗客を救出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーターの火災時運転装置では、かごが避難階で戸閉
待機した場合、かご内の戸開ボタンや乗場ボタンによっ
て再度戸開可能にしているが、エレベーターに不慣れな
乗客や煙に巻かれて気絶している乗客がいる場合に、か
ご内に閉じ込められたり、発見が遅れたりすることがあ
るという問題点がある。
レベーターの火災時運転装置では、かごが避難階で戸閉
待機した場合、かご内の戸開ボタンや乗場ボタンによっ
て再度戸開可能にしているが、エレベーターに不慣れな
乗客や煙に巻かれて気絶している乗客がいる場合に、か
ご内に閉じ込められたり、発見が遅れたりすることがあ
るという問題点がある。
【0005】また、昇降路に煙が侵入している場合、か
ごに設置されたファンにより、煙をかご内に吸い込み、
乗客が煙に巻かれるおそれがあるという問題点がある。
ごに設置されたファンにより、煙をかご内に吸い込み、
乗客が煙に巻かれるおそれがあるという問題点がある。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、火災時避難が遅れてかご内に閉じ込めら
れた乗客を発見できると共に、エレベーターに不慣れな
乗客にも不安を与えることなく、かつ煙等の侵入を防止
できるようにしたエレベーターの火災時運転装置を提供
することを目的とする。
されたもので、火災時避難が遅れてかご内に閉じ込めら
れた乗客を発見できると共に、エレベーターに不慣れな
乗客にも不安を与えることなく、かつ煙等の侵入を防止
できるようにしたエレベーターの火災時運転装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係るエレベーターの火災時運転装置は、避難階で戸閉待
機中のかご内に乗客がいることが検出されると、かご内
に乗客避難手順を放送すると共に、いったん戸開させる
ようにしたものである。
係るエレベーターの火災時運転装置は、避難階で戸閉待
機中のかご内に乗客がいることが検出されると、かご内
に乗客避難手順を放送すると共に、いったん戸開させる
ようにしたものである。
【0008】また、第2の発明に係るエレベーターの火
災時運転装置は、上記戸閉待機中のかご内に乗客がいる
ことが検出されると、かごに設置されたファンの回転速
度又は回転方向を制御するようにしたものである。
災時運転装置は、上記戸閉待機中のかご内に乗客がいる
ことが検出されると、かごに設置されたファンの回転速
度又は回転方向を制御するようにしたものである。
【0009】
【作用】この発明の第1の発明においては、戸閉待機中
のかご内に乗客がいることが検出されると、かご内に放
送すると共に、いったん戸開させるようにしたので、乗
客に避難手順を指示できると共に、外部からかご内を見
ることができる。
のかご内に乗客がいることが検出されると、かご内に放
送すると共に、いったん戸開させるようにしたので、乗
客に避難手順を指示できると共に、外部からかご内を見
ることができる。
【0010】また、第2の発明においては、かご内に乗
客がいるときは、ファンの回転速度又は回転方向を制御
するようにしたので、かご内の風圧を高くしたり、送風
方向を逆にしたりできる。
客がいるときは、ファンの回転速度又は回転方向を制御
するようにしたので、かご内の風圧を高くしたり、送風
方向を逆にしたりできる。
【0011】
実施例1.図1〜図5はこの発明の一実施例を示す図
で、図1は全体構成図、図2は機器構成を示すブロック
線図、図3は火災管制運転処理フローチャート、図4は
乗客への避難勧告処理フローチャート、図5はこの発明
の第1の発明の乗客救出処理フローチャートである。
で、図1は全体構成図、図2は機器構成を示すブロック
線図、図3は火災管制運転処理フローチャート、図4は
乗客への避難勧告処理フローチャート、図5はこの発明
の第1の発明の乗客救出処理フローチャートである。
【0012】図1において、1は制御盤、2はかご、3
は行先ボタン、戸開ボタン等が配置されたかご内操作
盤、4はかご2内の乗客の有無を重量で検出する乗客検
出装置、5は警報や音声を出力する放送装置、6はかご
2内に送風するファン、7は昇降路内に設置された煙感
知器、8は乗場の煙感知器である。
は行先ボタン、戸開ボタン等が配置されたかご内操作
盤、4はかご2内の乗客の有無を重量で検出する乗客検
出装置、5は警報や音声を出力する放送装置、6はかご
2内に送風するファン、7は昇降路内に設置された煙感
知器、8は乗場の煙感知器である。
【0013】10は制御盤1に接続され火災管制運転を
実行する火災管制運転手段、11は火災管制運転時乗客
検出装置4の出力からかご2内に乗客がいることを検出
するかご内乗客検出手段、12はかご2内に乗客がいる
ことが検出されると乗客の避難に必要な手順を放送装置
5から放送する避難勧告手段、13は戸開ボタン又は避
難勧告手段12の出力により戸開指令を通信装置14を
介して制御盤1に出力する乗客救出手段である。
実行する火災管制運転手段、11は火災管制運転時乗客
検出装置4の出力からかご2内に乗客がいることを検出
するかご内乗客検出手段、12はかご2内に乗客がいる
ことが検出されると乗客の避難に必要な手順を放送装置
5から放送する避難勧告手段、13は戸開ボタン又は避
難勧告手段12の出力により戸開指令を通信装置14を
介して制御盤1に出力する乗客救出手段である。
【0014】15はかご内乗客検出手段11の出力から
かご2内の状態を判定するかご内状態判定手段、16は
煙感知器8の出力から各階の火災を検出する各階火災検
出手段、17は煙感知器7から昇降路内の煙を検出する
昇降路煙検出手段、18は各手段15〜17の出力から
ファン6を制御するファン制御手段である。
かご2内の状態を判定するかご内状態判定手段、16は
煙感知器8の出力から各階の火災を検出する各階火災検
出手段、17は煙感知器7から昇降路内の煙を検出する
昇降路煙検出手段、18は各手段15〜17の出力から
ファン6を制御するファン制御手段である。
【0015】図2において、制御盤1はマイクロコンピ
ュータ(以下マイコンという)で構成され、CPU1
A,ROM1B,RAM1C,シリアル入出力回路1D
及び入出力回路1Eを有し、シリアル入出力回路1Dは
通信装置14に接続されている。21は通信装置14に
接続された電話回線、8A〜8Dは1階〜4階の乗場煙
感知器、22A〜22Dは1〜4階の乗場ボタン、23
は火災管制運転スイッチ、ブザー等が設けられた監視
盤、24はかご2を昇降させる駆動装置、25はつり合
おもりである。
ュータ(以下マイコンという)で構成され、CPU1
A,ROM1B,RAM1C,シリアル入出力回路1D
及び入出力回路1Eを有し、シリアル入出力回路1Dは
通信装置14に接続されている。21は通信装置14に
接続された電話回線、8A〜8Dは1階〜4階の乗場煙
感知器、22A〜22Dは1〜4階の乗場ボタン、23
は火災管制運転スイッチ、ブザー等が設けられた監視
盤、24はかご2を昇降させる駆動装置、25はつり合
おもりである。
【0016】なお、煙感知器8A〜8D、乗場ボタン2
2A〜22D、監視盤23、駆動装置24、かご内操作
盤3、乗客検出装置4、放送装置5、ファン6及び煙感
知器7は入出力回路1Eに接続されている。
2A〜22D、監視盤23、駆動装置24、かご内操作
盤3、乗客検出装置4、放送装置5、ファン6及び煙感
知器7は入出力回路1Eに接続されている。
【0017】次に、この実施例の動作を図3〜図5を参
照して説明する。なお、これらのフローチャートのプロ
グラムは制御盤1のマイコンのROM1Bに格納されて
いる。
照して説明する。なお、これらのフローチャートのプロ
グラムは制御盤1のマイコンのROM1Bに格納されて
いる。
【0018】まず、通常のエレベーターの動作を説明す
る。かご2が2階で無方向戸閉待機中とし、1階で乗場
ボタン22Aを押したとすると、その信号がCPU1A
に入力される。これで、周知の運転プログラム(図示し
ない)により、駆動装置24を介してかご2を下降さ
せ、かご2が1階(避難階)に来ると、停止して戸開す
る。戸開すると待客はかご2に乗り込み、かご内操作盤
3の行先ボタンを押すと、同様にして行先階に走行す
る。
る。かご2が2階で無方向戸閉待機中とし、1階で乗場
ボタン22Aを押したとすると、その信号がCPU1A
に入力される。これで、周知の運転プログラム(図示し
ない)により、駆動装置24を介してかご2を下降さ
せ、かご2が1階(避難階)に来ると、停止して戸開す
る。戸開すると待客はかご2に乗り込み、かご内操作盤
3の行先ボタンを押すと、同様にして行先階に走行す
る。
【0019】ステップS1で監視盤23の火災管制運転
スイッチがオンであるかを判断し、オフであればステッ
プS2で通常運転する。オンであれば、ステップS3で
既述の火災管制運転を行ない、かご2を避難階に走行さ
せる。ステップS4で後述するかご上ファン制御処理プ
ログラムをコールし、ステップS5でかごが避難階で戸
閉待機しているかを判断し、戸閉待機中であれば、ステ
ップS6で乗客検出装置4の出力により、かご2内に乗
客がいるかを判断する。乗客がいればステップS7で乗
客の避難勧告プログラムをコールする。
スイッチがオンであるかを判断し、オフであればステッ
プS2で通常運転する。オンであれば、ステップS3で
既述の火災管制運転を行ない、かご2を避難階に走行さ
せる。ステップS4で後述するかご上ファン制御処理プ
ログラムをコールし、ステップS5でかごが避難階で戸
閉待機しているかを判断し、戸閉待機中であれば、ステ
ップS6で乗客検出装置4の出力により、かご2内に乗
客がいるかを判断する。乗客がいればステップS7で乗
客の避難勧告プログラムをコールする。
【0020】乗客の避難勧告プログラム(避難勧告手段
12に相当)では、ステップS10で放送装置5から、
避難に必要な手順(例えば、「戸開ボタンを押してくだ
さい」)を放送する。ステップS11で戸開ボタンが操
作されたかを判断し、操作されれば戸開して避難が可能
になる。乗客が不慣れであったり、気絶したりして操作
しなければ、ステップS11で所定時間経過するのを待
ち、所定時間経過すると、ステップS13で乗客救出プ
ログラムをコールする。
12に相当)では、ステップS10で放送装置5から、
避難に必要な手順(例えば、「戸開ボタンを押してくだ
さい」)を放送する。ステップS11で戸開ボタンが操
作されたかを判断し、操作されれば戸開して避難が可能
になる。乗客が不慣れであったり、気絶したりして操作
しなければ、ステップS11で所定時間経過するのを待
ち、所定時間経過すると、ステップS13で乗客救出プ
ログラムをコールする。
【0021】乗客救出プログラム(乗客救出手段13に
相当)では、ステップS21で放送装置5から脱出を促
す言語(例えば、「ドアが開いたらお降りください」)
を放送して、ステップS22で戸開する。これにより、
不慣れで操作手順が分からない乗客でも避難することが
でき、また、乗客が気絶している場合でも、外から容易
に発見できる。ステップS23で乗客検出装置4の出力
により、かご2内に乗客がいるかを判断する。乗客がい
れば避難のために必要な所定時間の経過を待ち、所定時
間経過すると、ステップS25で戸閉する。乗客がいな
ければ、直ちにステップS25で戸閉する。
相当)では、ステップS21で放送装置5から脱出を促
す言語(例えば、「ドアが開いたらお降りください」)
を放送して、ステップS22で戸開する。これにより、
不慣れで操作手順が分からない乗客でも避難することが
でき、また、乗客が気絶している場合でも、外から容易
に発見できる。ステップS23で乗客検出装置4の出力
により、かご2内に乗客がいるかを判断する。乗客がい
れば避難のために必要な所定時間の経過を待ち、所定時
間経過すると、ステップS25で戸閉する。乗客がいな
ければ、直ちにステップS25で戸閉する。
【0022】その後は図3に戻り、かご2内に乗客がい
る限り、ステップS7の乗客の避難勧告プログラム及び
ステップS13の乗客救出プログラムを繰り返す。
る限り、ステップS7の乗客の避難勧告プログラム及び
ステップS13の乗客救出プログラムを繰り返す。
【0023】実施例2.図6はこの発明の第1の発明の
他の実施例を示す乗客救出処理フローチャートで、図1
〜図4はこの実施例にも共用される。
他の実施例を示す乗客救出処理フローチャートで、図1
〜図4はこの実施例にも共用される。
【0024】乗客救出プログラムがコールされると、ス
テップS26で、所定回数、実施例1のステップを繰り
返したかを判断する。所定回数未満であれば、ステップ
S21へ進み、実施例1と同様の処理を行なう。また、
所定回数に達していれば、ステップS27へ進み、通信
装置14及び電話回線21を介して、防災センタ又は監
視センタ(図示しない)に電話して、乗客がいることを
通報したり、放送装置5や監視盤23の警報装置(ブザ
ー、表示灯等)に指令して警報を発したりする。
テップS26で、所定回数、実施例1のステップを繰り
返したかを判断する。所定回数未満であれば、ステップ
S21へ進み、実施例1と同様の処理を行なう。また、
所定回数に達していれば、ステップS27へ進み、通信
装置14及び電話回線21を介して、防災センタ又は監
視センタ(図示しない)に電話して、乗客がいることを
通報したり、放送装置5や監視盤23の警報装置(ブザ
ー、表示灯等)に指令して警報を発したりする。
【0025】実施例3.図7はこの発明の第2の発明の
一実施例を示すかご上ファン制御処理フローチャート
で、図1〜図4はこの実施例にも共用される。
一実施例を示すかご上ファン制御処理フローチャート
で、図1〜図4はこの実施例にも共用される。
【0026】火災管制運転中、図3のステップS4でか
ご上ファン制御プログラム(ファン制御手段18に相
当)がコールされると、ステップS30でかご2が避難
階で戸閉待機中かを判断し、戸閉待機中であればステッ
プS31へ進む。ステップS31でかご2内に乗客がい
るかを判断し、乗客がいれば、ステップS32でファン
6を制御してその回転速度を上げる。これで、風量が増
加し、その風圧により煙やガスの侵入を防止する。ステ
ップS30で戸閉待機中でないと判断されるか、ステッ
プS31で乗客がいないと判断されると、ステップS3
3でファン6の回転速度を通常にする。
ご上ファン制御プログラム(ファン制御手段18に相
当)がコールされると、ステップS30でかご2が避難
階で戸閉待機中かを判断し、戸閉待機中であればステッ
プS31へ進む。ステップS31でかご2内に乗客がい
るかを判断し、乗客がいれば、ステップS32でファン
6を制御してその回転速度を上げる。これで、風量が増
加し、その風圧により煙やガスの侵入を防止する。ステ
ップS30で戸閉待機中でないと判断されるか、ステッ
プS31で乗客がいないと判断されると、ステップS3
3でファン6の回転速度を通常にする。
【0027】実施例4.図8はこの発明の第2の発明の
他の実施例を示すかご上ファン制御処理フローチャート
で、図1〜図4はこの実施例にも共用される。
他の実施例を示すかご上ファン制御処理フローチャート
で、図1〜図4はこの実施例にも共用される。
【0028】火災管制運転中、図3のステップS4でか
ご上ファン制御プログラム(ファン制御手段18)に相
当)がコールされると、ステップS40でかご2が停止
中かを判断し、停止中であればステップS41でかご2
がいる階の煙感知器8が動作しているかを判断する。
ご上ファン制御プログラム(ファン制御手段18)に相
当)がコールされると、ステップS40でかご2が停止
中かを判断し、停止中であればステップS41でかご2
がいる階の煙感知器8が動作しているかを判断する。
【0029】煙感知器8が動作していれば、ステップS
42で戸開しているかを判断し、戸開していれば、ステ
ップS43でファン6を順回転で回転速度を上げる。こ
れで、乗場からの煙やガスの侵入を防止する。戸開して
いなければ、ステップS44でファン6を順回転で回転
速度を通常にする。また、煙感知器8が動作していなけ
れば、ステップS45でファン6を逆回転させて、昇降
路からの煙やガスの侵入を防止する。
42で戸開しているかを判断し、戸開していれば、ステ
ップS43でファン6を順回転で回転速度を上げる。こ
れで、乗場からの煙やガスの侵入を防止する。戸開して
いなければ、ステップS44でファン6を順回転で回転
速度を通常にする。また、煙感知器8が動作していなけ
れば、ステップS45でファン6を逆回転させて、昇降
路からの煙やガスの侵入を防止する。
【0030】実施例5.図9もこの発明の第2の発明の
他の実施例を示すかご上ファン制御処理フローチャート
で、図1〜図4はこの実施例にも共用される。
他の実施例を示すかご上ファン制御処理フローチャート
で、図1〜図4はこの実施例にも共用される。
【0031】火災管制運転中、図3のステップS4でか
ご上ファン制御プログラム(ファン制御手段18)に相
当)がコールされると、ステップS50で昇降路の煙感
知器7が動作しているかを判断する。煙感知器7が動作
していれば、ステップS51でファン6が順方向に回転
しないように制御する。これで、昇降路内の煙やガスを
かご2内に吸い込むことを防止する。煙感知器7が動作
していなければ、ステップS52でファン6の順方向回
転を可能にする。
ご上ファン制御プログラム(ファン制御手段18)に相
当)がコールされると、ステップS50で昇降路の煙感
知器7が動作しているかを判断する。煙感知器7が動作
していれば、ステップS51でファン6が順方向に回転
しないように制御する。これで、昇降路内の煙やガスを
かご2内に吸い込むことを防止する。煙感知器7が動作
していなければ、ステップS52でファン6の順方向回
転を可能にする。
【0032】上記実施例では、放送内容を2種類にした
が、これに限るものではない。また、かご2内乗客の検
出を負荷で検出するものとしたが、赤外線を利用したも
の、画像処理によるもの等を用いてもよい。なお、ファ
ン6の回転速度を上昇させた場合は、ファン6の寿命を
短くすることが考えられるが、緊急時の短時間であるの
で、影響は小さい。
が、これに限るものではない。また、かご2内乗客の検
出を負荷で検出するものとしたが、赤外線を利用したも
の、画像処理によるもの等を用いてもよい。なお、ファ
ン6の回転速度を上昇させた場合は、ファン6の寿命を
短くすることが考えられるが、緊急時の短時間であるの
で、影響は小さい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、火災時に避難階で戸閉待機中のかご内に乗客が
いることが検出されると、かご内に避難手順を放送する
と共に、いったん戸開するようにしたので、乗客に避難
手順を指示でき、エレベーターに不慣れな乗客にも不安
を与えることなく脱出させることができる効果がある。
また、外部からかご内を見ることができ、かご内の乗客
を速やかに救出できる効果がある。
明では、火災時に避難階で戸閉待機中のかご内に乗客が
いることが検出されると、かご内に避難手順を放送する
と共に、いったん戸開するようにしたので、乗客に避難
手順を指示でき、エレベーターに不慣れな乗客にも不安
を与えることなく脱出させることができる効果がある。
また、外部からかご内を見ることができ、かご内の乗客
を速やかに救出できる効果がある。
【0034】また、第2の発明では、かご内に乗客がい
るときは、ファンの回転速度又は回転方向を制御するよ
うにしたので、かご内の風圧を高くしたり、送風方向を
逆にしたりすることができ、乗場又は昇降路から煙やガ
スがかご内に侵入することを防止できる効果がある。
るときは、ファンの回転速度又は回転方向を制御するよ
うにしたので、かご内の風圧を高くしたり、送風方向を
逆にしたりすることができ、乗場又は昇降路から煙やガ
スがかご内に侵入することを防止できる効果がある。
【図1】この発明の一実施例を示す全体構成図。
【図2】この発明の一実施例を示す機器構成を示すブロ
ック線図。
ック線図。
【図3】この発明の一実施例を示す火災管制運転処理フ
ローチャート。
ローチャート。
【図4】この発明の一実施例を示す乗客への避難勧告処
理フローチャート。
理フローチャート。
【図5】この発明の実施例1を示す乗客救出処理フロー
チャート。
チャート。
【図6】この発明の実施例2を示す乗客救出処理フロー
チャート。
チャート。
【図7】この発明の実施例3を示すかご上ファン制御処
理フローチャート。
理フローチャート。
【図8】この発明の実施例4を示すかご上ファン制御処
理フローチャート。
理フローチャート。
【図9】この発明の実施例5を示すかご上ファン制御処
理フローチャート。
理フローチャート。
1 制御盤 2 かご 3 かご内操作盤 4 乗客検出装置 5 放送装置 6 ファン 10 火災管制運転手段 12 避難勧告手段 13 乗客救出手段 18 ファン制御手段
Claims (2)
- 【請求項1】 火災が検出されるとかごを避難階に戻
し、戸開後戸閉して上記避難階で待機するエレベーター
において、上記かご内に乗客がいることを検出する乗客
検出装置と、上記かご内に乗客避難手順を放送する放送
装置とを設け、上記かごが上記避難階で待機中上記乗客
検出装置が動作すると、上記放送装置を動作させる避難
勧告手段と、上記かごの戸をいったん戸開させる乗客救
出手段とを備えたことを特徴とするエレベーターの火災
時運転装置。 - 【請求項2】 火災が検出されるとかごを避難階に戻
し、戸開後戸閉して上記避難階で待機するエレベーター
において、上記かご内に乗客がいることを検出する乗客
検出装置と、上記かご内に送風するファンとを設け、上
記かごが上記避難階で待機中上記乗客検出装置が動作す
ると上記ファンの回転速度又は回転方向を制御するファ
ン制御手段を備えたことを特徴とするエレベーターの火
災時運転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268677A JP2677078B2 (ja) | 1991-09-20 | 1991-09-20 | エレベーターの火災時運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1991-09-20 JP JP3268677A patent/JP2677078B2/ja not_active Expired - Fee Related
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