JP5562378B2 - エレベータ - Google Patents

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Description

本発明はエレベータに関し、特に災害発生時における管制運転機能付きのエレベータに関する。
地震や火災の発生によりエレベータが管制運転に切替わったときに、切替わったことをエレベータ乗場の利用者に報知するエレベータが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2008−37612号公報
しかし、従来例による管制運転時の報知方法では、乗客がかごに乗車時に火災や地震などが発生すると、乗客が現状を把握することは困難である。混乱した乗客が操作盤の複数のボタンをみだりに連打し、あるいは視覚障害者がボタン操作を誤り、選択すべきではない行先階へかごが運行される可能性が存在する。災害により危険が生じている階にかごが走行する可能性が存在する。
このような課題を解決するため、本発明の一実施形態によれば、昇降路を昇降するかごと、このかごに設けられ、操作選択された行先階を表す行先階情報を出力する操作盤と、この操作盤への操作により前記行先階を登録し、前記かごの運行を制御する運行制御部と、この運行制御部の制御による前記かごの運転を通常運転および管制運転の間で切替える運転切替部と、この運転切替部へ災害の発生を検知出力する災害検知器と、この災害検知器の検知出力により前記かごの運転が前記管制運転に移行した旨を報知する前記かご内に設けられた報知装置と、この報知装置による報知後、前記操作盤から一度目に受けた前記行先階情報の音声案内を前記報知装置に報知させる管制運転制御部と、を備え、この管制運転制御部は、前記行先階情報と同じ行先階情報を前記操作盤から二度受けると、前記運行制御部にこの行先階へ前記かごを移動させることを特徴とするエレベータが提供される。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータの構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るエレベータに用いられる運行制御部及び運転切替部を含むエレベータ制御部の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るエレベータの災害管制時の全体フローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るエレベータの災害管制時の全体フローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータについて、図1乃至図4を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るエレベータの構成図である。本実施形態に係るエレベータは、昇降路10を昇降するかご11と、このかご11内に設けられ操作盤12と、この操作盤12への操作により行先階を登録し、かご11の運行を制御する運行制御部13とを備えている。このエレベータは、この運行制御部13の制御によるかご11の運転を通常運転及び管制運転の間で切替える運転切替部14と、この運転切替部14に火災や地震などの災害の発生を検知出力する災害検知器15とを備えている。更にエレベータは、この災害検知器15の検知出力によりかご11の運転が管制運転に移行した旨を音声で報知するかご11内に設けられた報知装置16と、この報知装置16による音声放送の報知後、操作盤12から同じ行先階情報を二度受けることによりかご11を行先階へ走行させる管制運転制御部17とを備えている。行先階情報とは行先階番号を表す信号を言う。この管制運転制御部17は一度目に受けた行先階情報の音声案内を報知装置16に報知させ、この行先階情報を記憶する。管制運転制御部17はこの記憶した行先階情報と同じ行先階情報を操作盤12から二度受けると、運行制御部13にこの行先階へかご11を移動させるようになっている。
昇降路10にはかご11及びカウンタウェイト18に連結されたメインロープ19が設けられている。このメインロープ19が巻掛けられる巻上機のシーブ20をモータ21が回すことによってかご11及びカウンタウェイト18が昇降路10内でつるべ式に移動する。
かご11内の操作盤12はそれぞれ乗客により操作選択された行先階に応じて行先階情報を出力し、それぞれボタン番号を表示したボタントップの列を有するボタン36、及び図示しないボタン検知回路を有する。この操作盤12と、昇降路10側の運行制御部13とはテールコード22によって配線接続されている。操作盤12は、何れか押下されたボタン36の行先階情報を運行制御部13へ通知する。
運行制御部13は、昇降方向の指令、加減速の制御、かごドア開閉、乗場ドア開閉の制御を行う。運行制御部13は各階の乗場23に設けられた乗場呼び登録装置24と接続されている。運行制御部13は乗場呼び登録装置24から配線25を介して受信する乗場呼びと、かご11の操作盤12からの行先階指定と、モータ21に設けられたパルスジェネレータ26から計算したかご位置とによってかご走行方向を選択する。
運転切替部14は通常運転モード、火災管制運転モードあるいは地震や強風による管制運転モードなど複数のモードのうち、何れか一つにより運転状態を管理する。
災害検知器15は例えば建物内の複数箇所に設置された各火災センサ28から出力される信号によって火災発生を検知する。災害検知器15は建物内外の災害を監視するための管理センタ29から、地震や停電の発生の情報を受信する。
報知装置16は操作盤12に設けられ、音声アナウンスや警報音を放送するスピーカ装置である。この報知装置16は誘導音発生装置37(音の鳴動装置)を備えてもよい。
管制運転制御部17は、エレベータ管制運転の実行の制御及び報知装置16への報知やアナウンスの制御を行う。運行制御部13及び運転切替部14はエレベータ制御部27を構成する。
図2は本実施形態に係るエレベータに用いられる運行制御部13及び運転切替部14を含むエレベータ制御部27の機能ブロック図である。同図中、既述の符号はそれらと同じ要素を表す。エレベータ制御部27はかご位置や昇降速度の検出、モータ21に対する速度指令、呼び登録、かご11への報知等を行う。
エレベータ制御部27はかご11内の操作盤12からの行先階情報及び各乗場呼び登録装置24からの呼びを記憶部38に登録する呼び登録部30と、パルスジェネレータ26からの信号出力によってかご位置及びかご速度を取得するかご位置検出制御部31とを備えている。エレベータ制御部27は更に、かご速度指令を生成する機能及びかご11内の報知装置16による報知の開始タイミングを生成する機能を有する演算部32と、かご速度値指令に応じた大きさの駆動電流を生成する走行制御部34とを備えている。運行制御部13は運転モードの管理用のメモリテーブル33を有する。管制運転制御部17は操作盤12からの行先階情報を記憶しておく記憶部35を有する。
エレベータ制御部27はエレベータの運行システムの制御部として機能し、この機能はエレベータ制御盤に設けられたCPU(central processing unit)、ROM(read only memory)及びRAM(random access memory)により実行される。ROMは災害管制運転プログラムを記憶する。この災害管制運転プログラムはCPUに、災害管制運転に移行したことを報知する機能と、かご11内に設置された操作盤12の行先階のボタン36を乗客が一度押すことで、行先階を報知する機能と、同じ行先階のボタン36を乗客が二度押すことで行先階にかご11を移動させる機能とを実行させる。
図3は本実施形態に係るエレベータの災害管制時の全体フローチャートである。上述の構成の本実施形態に係るエレベータは通常時、通常運転モードで走行する(ステップS100)。通常運転では、運行制御部13は呼び登録部30から乗場呼び登録及びかご11からの登録行先階を読込み、呼び登録処理、かご位置、及びかご11からの行先階情報によってかご11の運転方向を決定する。運行制御部13は演算部32が演算したトルク指令値を入力される。運行制御部13は運転方向、モータ21への速度指令を、走行制御部34を介して行う。
エレベータ制御部27は災害検知器15により災害発生を感知すると(ステップS1)、運転を一時停止する(ステップS2)。エレベータが停止した後、報知装置16が音声によって災害発生のアナウンスを行う(ステップS3)ことで、乗客への報知が行なわれる。これらのステップS1、ステップS2では運転切替部14が運行制御部13のメモリテーブル33に記憶された運転モード値を書替え処理する。災害検知器15から通知される信号によって、運転切替部14は通常運転モードから火災管制運転モードあるいは地震管制運転モードに書替える。管制運転制御部17は運行制御部13に管制運転モードを実行させ始める。
ステップS2の直後、例えば火災管制運転では管制運転制御部17は走行中のかご11を予め設定された避難階又は火災被害のない階へ走行させ、着床後戸開するオペレーションを実行する。地震管制運転では管制運転制御部17は走行中のかご11を最寄階に着床させ、一定時間戸開するオペレーションを実行する。停電管制運転では管制運転制御部17は走行中のかご11を一旦停止させ、かご11を、電力が回生される方向に向けて運転させ、かご11をこの方向の最寄階に着床させ、一定時間戸開するオペレーショを実行する。避難階が例えば第1階という情報は予め記憶部35などに設定登録されており、管制運転の開始により管制運転制御部17は避難階情報を読出す。管制運転制御部17はかご11の減速運転を実行する。かご11が避難階や最寄り階に向けて走行し、かご11への直接的な影響が回避される。ステップS3では、管制運転制御部17から報知装置16へのタイミング信号出力によって報知装置16は「管制運転を行います。最寄階へ着床します。」といった放送を行う。
報知装置16が災害発生のアナウンスを実行した後、ステップS4において、エレベータ制御部27は操作盤12から行先階情報を表す信号を受ける。呼び登録部30は例えばエントランスが存在する第2階あるいは駐車場が存在する第1階あるいは店舗が存在する地下第1階などのうち何れか一階床の信号を受信し、この信号を管制運転制御部17に送る。管制運転制御部17は呼び登録部30を経由して受信した行先階情報を記憶部35に書込む。
ステップS5において、管制運転制御部17は報知装置16に一度行先階についてのアナウンスを実行させる。このステップS5のアナウンスの後、乗客はもう一度同じ行先階を示すボタン36を押す。ステップS6において、管制運転制御部17は行先階情報を受ける。ステップS7において、管制運転制御部17は受けた行先階情報と、記憶部35に記憶されている行先階情報とを比較する。ステップS7では管制運転制御部17は二度の行先階情報が同じ登録であるかどうかを判断する。同じ登録であると判断した場合、Yesルートを通り、管制運転制御部17は操作盤12からの同じ行先階情報により行先階を確定させる。ステップS8において管制運転制御部17は二度の押下の検出により確定した行先階にかご11を走行させる。エレベータの運行が継続する。
また、乗客が最初の行先階と違う行先階のボタン36を二度目に押した場合、ステップS7において、管制運転制御部17は二度目に受けた行先階情報が一度目の行先階情報とは異なる登録であると判断し、Noルートを通り、ステップS9において運行制御部13は一度目の行先階登録情報を記憶部35から削除する。引き続き、ステップS10において、この一度目の行先階登録情報が削除された旨を管制運転制御部17はかご11の報知装置16に報知させる。管制運転制御部17はステップS4の処理に戻って、エレベータは行先階の登録待ちになる。エレベータの状態は操作盤12からの行先階の登録を要求する信号メッセージの受信の待機状態になる。
本実施形態に係るエレベータでは、かご11の乗客が希望する行先階のボタン36を一度押した後、乗客が同じボタン36を二度押したことを検知するため、災害発生時の行先階を正確に決定してかご11を移動させることができる。乗客が視覚障害を持つ人であることを想定すると、閉込めの発生により視覚障害の人が行先階のボタン36を誤って押してしまうことがある。パニックを起こした乗客が混乱して操作盤12を連打してしまうことがある。このエレベータでは二度の同じ行先階の押下を検出するため、確実に行先階の登録が可能になる。災害管制運転時に、かご11内の操作盤12を用いて、かご11内にいる視覚障害者に対して、各種情報の報知をすることができるようになる。
また、災害管制運転の実行中、管制運転制御部17は誘導音発生装置37からかご11内の操作盤12の設置位置を知らせる音を鳴動させてもよい。誘導音発生装置37は「ピピピ」などアラーム音を鳴動させてもよい。操作盤12の位置は混雑時に判別しにくいことがあっても鳴動音により操作盤12の高さや位置を視覚障害者が認識し易くなり、行先階登録の操作がし易くなる。
また、複数の客が乗車中、エレベータが管制運転を開始し、各乗客が個別に第1階、第2階、あるいは地下第1階のボタン36を一緒に登録しようとする場合、上記ステップS4からステップS10の各処理を一連の流れとする処理を各行先階別に繰返す。各行先階別に行先階登録及びかご走行を実行するロジックが記述されたコードを含むプログラムを管制運転制御部17に実装することによって可能になる。
本実施形態に係るエレベータによれば、災害管制運転中、乗客が選択すべきではない避難階方向とは反対方向の階を選択することが回避される。
(第2の実施形態)
火災が発生すると、火災階では乗場23に炎が廻ることがある。昇降路10を通って煙が火災階から上階へ昇ることがある。本発明の第2の実施形態に係るエレベータはこの火災階のような危険階を行先階情報として含む信号を取得した場合、この危険階へのかご11の走行を禁止する機能を有する。本実施形態に係る実施の形態に係るエレベータの構成は、以下で特に断らない限り、第1の実施形態に係るエレベータの構成と同じである。
本実施形態に係るエレベータは、災害検知器15から出力される設置位置あるいは検知器ID(identification)によって管制運転制御部17が危険階情報を判断するようにしている。危険階情報とは火災により延焼中の階床や煙が充満している階床や、地震により天井が崩落している階床、あるいはこれらの階床よりも上階の階床、あるいは浸水している階床又はそれより下階の階床等を言う。管制運転制御部17は危険階情報及び二度目に受けた行先階情報によって、この行先階情報が示す行先階付近の安全階の音声案内を報知装置16に報知させ、運行制御部13に安全階へかご11を移動させるようにしている。
図4は本実施形態に係るエレベータの災害管制時の全体フローチャートである。このような構成の本実施形態に係るエレベータは第1実施形態の例(図3)と同様に通常運転を実行する(ステップS100)。エレベータは災害発生を感知すると(ステップS11)、エレベータは運転を一時停止する(ステップS12)。運転を停止させた後、エレベータ制御部27は報知装置16に災害発生のアナウンスを報知させる(ステップS13)。音声によって災害発生を放送することで、エレベータは乗客への報知を行う。
乗客として視覚障害者を想定すると、報知装置16が火災や地震など災害発生のアナウンスを実行した後、乗客が行先階を示す何れかのボタン36を押す。ステップS14において、エレベータ制御部27は操作盤12から行先階情報を表す信号を受ける。このステップS14ではエレベータ制御部27は受信した行先階情報を記憶部35に書込む。ステップS15においてエレベータ制御部27の制御により報知装置16は一度行先階についてのアナウンスを実行する。
その後、乗客はもう一度同じ行先階のボタン36を押す。ステップS16において、エレベータ制御部27はこの行先階情報を表す信号を受ける。ステップS17において、エレベータ制御部27は受信した行先階情報と記憶部35の一度目の行先階情報とを比較判断する。このステップS17においてエレベータ制御部27はこれらの行先階情報が同じ登録であると判断した場合、Yesルートを通り、ステップS18において、同じと判断した行先階が危険階であるかどうかを判定する。このステップS18では、エレベータ制御部27はステップS21の処理を呼び出し、エレベータ制御部27は管理センタ29からのビル災害管制情報を入手する。このステップS18において例えば第2階が危険階でないと判断した場合、Noルートを通り、ステップS19においてエレベータ制御部27はこの第2階を行先登録階として確定し、モータ21に走行指令を出力する。このステップS19ではエレベータの運行が継続する。
また、ステップS18においてエレベータ制御部27は、取得したビル災害管制情報が危険階であると判断すると、Yesルートを通り、ステップS20において、エレベータ制御部27は付近の安全な階に行先階を設定し、エレベータを運行させる。
また、最初の行先階と違う行先階のボタン36を乗客が二度目に押した場合、ステップS17において管制運転制御部17が二度目に受けた行先階情報が一度目の行先階情報とは異なる登録であると判断し、Noルートを通り、ステップS22において運行制御部13は一度目の行先階登録情報を記憶部35から削除する。ステップS23において、一度目の行先階登録情報が削除された旨を管制運転制御部17は報知装置16に報知させる。管制運転制御部17はステップS14の処理に戻って、エレベータは行先階の登録待ちになる。
ステップS11では例えば火災が第2階で発生したとする。かご11のかご位置が第2階よりも上階又は上階側の階間であるとする。乗客が第2階を行先階として登録するとかご11には万が一の危険が及ぶ可能性が生じる。戸開してかご室内の酸素が乗場23へ送り込まれると、爆発を起こし逆気流が生ずる可能性が全くないとは言えない。本実施形態に係るエレベータでは、危険階が行先階として乗客に選択された場合、エレベータの運行システム側がこの行先階への走行を禁止するため、乗客の安全性を維持できる。
また、管制運転制御部17は危険階情報を取得した場合、行先階情報が示す行先階への移動を禁止する旨の音声案内を報知装置16に報知させてもよい。また、災害管制運転の実行中、管制運転制御部17は誘導音発生装置37から操作盤12の設置位置を知らせる音を鳴動させてもよい。また、上記ステップS14からステップS23の各処理を一連の流れとする処理を各行先階別に繰返して実行してもよい。各行先階別に行先階が危険階であるかどうかを判定するロジックが記述されたコードを含むプログラムを予め実装することによって乗客が操作盤12に複数の行先階を操作登録した場合であっても、エレベータは危険階へのかご11の走行を防ぐことができる。
本実施形態に係るエレベータによれば、例えば戸開により炎や煙がかご室内に吹込む可能性を有する火災発生階及びそれよりも上階へかごが走行することが回避される。
(他の実施形態)
実施の形態に係るエレベータは、操作盤12にかご11内の乗客からの音声メッセージを録音する録音装置を設けてもよい。管制運転制御部17は録音装置に録音された録音情報を出力してもよい。報知装置16から「5秒間話して下さい」とアナウンスし、乗客の「腰が痛いので速く助けにきて下さい」などのコメントをマイクで集音して録音装置が録音する。録音装置からエレベータ制御部を介して建物や建物外の施設の通信端末に通知させることができる。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。図2のエレベータ制御部27の構成は種々変更可能である。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…昇降路、11…かご、12…操作盤、13…運行制御部、14…運転切替部、15…災害検知器、16…報知装置、17…管制運転制御部、18…カウンタウェイト、19…メインロープ、20…シーブ、21…モータ、22…テールコード、23…乗場、24…乗場呼び登録装置、25…配線、26…パルスジェネレータ、27…エレベータ制御部、28…火災センサ、29…管理センタ、30…呼び登録部、31…かご位置検出制御部、32…演算部、33…メモリテーブル、34…走行制御部、35,38…記憶部、36…ボタン、37…誘導音発生装置(音の鳴動装置)。

Claims (7)

  1. 昇降路を昇降するかごと、
    このかごに設けられ、操作選択された行先階を表す行先階情報を出力する操作盤と、
    この操作盤への操作により前記行先階を登録し、前記かごの運行を制御する運行制御部と、
    この運行制御部の制御による前記かごの運転を通常運転および管制運転の間で切替える運転切替部と、
    この運転切替部へ災害の発生を検知出力する災害検知器と、
    この災害検知器の検知出力により前記かごの運転が前記管制運転に移行した旨を報知する前記かご内に設けられた報知装置と、
    この報知装置による報知後、前記操作盤から一度目に受けた前記行先階情報の音声案内を前記報知装置に報知させる管制運転制御部と、を備え、
    この管制運転制御部は、前記行先階情報と同じ行先階情報を前記操作盤から二度受けると、前記運行制御部にこの行先階へ前記かごを移動させることを特徴とするエレベータ。
  2. 前記管制運転制御部が二度目に受けた前記行先階情報と一度目に受けた前記行先階情報とが異なる場合、前記運行制御部は一度目の行先階登録情報を削除することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  3. 前記管制運転制御部が二度目に受けた前記行先階情報と一度目に受けた前記行先階情報とが異なる場合、前記運行制御部は一度目の行先階登録情報を削除し前記一度目の行先階登録情報が削除された旨を前記管制運転制御部は前記報知装置に報知させることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ。
  4. 前記管制運転制御部は前記災害検知器の検知出力により危険階情報を取得し、この危険階情報および二度目に受けた前記行先階情報によって、この行先階情報が示す行先階付近の安全階の音声案内を前記報知装置に報知させ、前記運行制御部に前記安全階へ前記かごを移動させることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のエレベータ。
  5. 前記管制運転制御部は前記災害検知器の検知出力により危険階情報を取得し、この危険階情報および二度目に受けた前記行先階情報によって、この行先階情報が示す行先階への移動を禁止する旨の音声案内を前記報知装置に報知させ、前記運行制御部にこの行先階への前記かごの移動を禁止することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のエレベータ。
  6. 前記かごに乗客の音声メッセージを録音する録音装置を設け、
    前記管制運転制御部は前記録音装置に録音された録音情報を出力することを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
  7. 前記報知装置は前記かご内でのこの操作盤の位置を知らせる音の鳴動装置を備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
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