JP7035459B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、クチュエータに関する。
電子装置であって、当該電子装置を構成する構成部品のうち2つの部品が弾性導電体、例えばコイルバネを介して電気的に接続されている構造を有するものとして、例えば特許文献1に記載の圧力コントローラが挙げられる。
特許文献1に記載の圧力コントローラは、車両のスリップコントロールブレーキシステムに用いられるものであって、圧力センサを備えるセンサーハウジングと、回路基板と、コイルバネと、ハウジングフレームと、第2のハウジングとを備える。この圧力コントローラは、センサーハウジング上に搭載された回路基板に電気的な接続のための台座が設けられると共に、該回路基板と該回路基板上に配置される第2のハウジングとの間、かつ該台座上にコイルバネが挿入された構造である。そして、該コイルバネが該回路基板の台座および該第2のハウジングそれぞれと圧接することにより、この圧力コントローラは、該回路基板と該第2のハウジングとが該コイルバネを介して電気的に接続された構造となる。
これにより、センサーハウジングにかかった圧力に基づいた電気信号が回路基板に生じ、コイルバネを介してその電気信号が第2のハウジングに伝達される構造、すなわち2つの構成部品がコイルバネを介して電気的に接続された簡便な構造を備える電子装置となる。
特表2006-513905号公報
ところで、この種の電子装置は、ECU(Electronic Control Unitの略)などの電子部品が搭載された回路基板において電気的なノイズが生じることがある。このようなノイズが生じると、当該電子装置や当該電子装置の周囲に配置された他の装置などが誤作動を起こすなどの悪影響を及ぼす恐れがある。そのため、近年、自動車などの車両等に搭載される電子装置、例えばブレーキ液圧制御用アクチュエータでは、回路基板で生じるノイズの低減が求められている。ノイズを低減する手法としては、グラウンドとされた金属製の部材と回路基板とを電気的に接続し、回路基板で生じるノイズを当該金属製の部材に伝達させて低減する方法などが知られている。
ここで、ノイズ低減のためにコイルバネを介して2つの部材を電気的に接続する手法を採用した場合、回路基板は、他の金属部品との接続構造が簡便になる一方で、当該回路基板における電子部品等の配置が制約されてしまう。
具体的には、まず、コイルバネと回路基板との電気的な接続を確実に確保するため、回路基板にコイルバネと当接する台座を設け、かつ当該台座の面積を所定以上に広くする必要がある。また、ノイズ除去のために設けられる台座は、いわばグラウンドとされ、回路基板に設けられるECUなどの電子部品やその制御回路などから電気的に独立している必要がある。そのため、回路基板では、ECUなどの電子部品やその制御回路などが台座を避けて配置されなければならず、台座は、電子部品などの配置が制約される原因となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、台座が形成されていない回路基板と、弾性導電体を用いて該回路基板と電気的に接続された金属部品とを備えるアクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載のアクチュエータは、表面(100a)を有する金属部品(100)により構成されるブロック(11)と、ブロックの一面(11a)側に備えられる電磁弁(12)と、を有してなるハイドロユニット(1)と、電子部品が搭載され、スルーホールが形成されると共に、表面上に配置される回路基板(200)と、電磁弁を駆動するための制御回路および電子部品を備え、スルーホールが形成されると共に、一面上に配置された回路基板により構成される制御基板(4)と、スルーホールに一部が挿入されることで回路基板を支持する支持用ピン(310)を有すると共に、回路基板を収容するケース(300)と、金属部品と支持用ピンとの間に配置され、金属部品および支持用ピンそれぞれと圧接し、これらを電気的に接続する弾性導電体(400)と、支持用ピンで構成される金属ピン(22)を有してなり、一面と制御基板との間に配置された、ケースで構成される収容ケース(2)と、ブロックと金属ピンとの間に配置された、弾性導電体により構成されるコイルバネ(3)と、を備え、回路基板は、スルーホールに支持用ピンの一端(310a)側が挿入されており、支持用ピンおよび弾性導電体を介して金属部品と電気的に接続されており、金属ピンは、制御基板側においてケースから露出する基板側端部(22a)と、一面側においてケースから露出し、金属ピンの延設方向に対して交差して設けられる鍔部(22c)と、を有しており、コイルバネは、該コイルバネの一端(3a)が鍔部と圧接し、該コイルバネの他端(3b)がブロックのうち一面側と圧接することで、ブロックと金属ピンとを電気的に接続しており、制御基板は、スルーホールに金属ピンの基板側端部が挿入されることで、金属ピンおよびコイルバネを介してブロックと電気的に接続されており、一面のうち鍔部と向き合う部分には、一面から凹んだ凹部(111)が形成されており、コイルバネは、該コイルバネの他端側が凹部に挿入されている。
これにより、回路基板が、該回路基板に設けられたスルーホールに弾性導電体と当接する支持用ピンのうち一端が挿入され、支持用ピンおよび弾性導電体を介して金属部品と電気的に接続されたアクチュエータとなる。つまり、回路基板は、弾性導電体と当接することなく、金属部品と電気的に接続されることとなるため、弾性導電体と当接する台座を有する回路基板を備える従来の電子装置と異なり、台座が不要となる。そのため、台座が形成されることによる電子部品や制御回路などの配置の制約がなくなり、金属部品と電気的に接続されつつも、電子部品等の配置の自由度が高い回路基板を備え、回路基板におけるノイズを低減できるアクチュエータとなる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータおよびその一部の断面を示す概略図である。 図1中の一点鎖線で示す領域の拡大断面図である。 金属ピンと圧接されるバネを示す図であって、(a)は自然長におけるバネの断面図、(b)は自然長におけるバネの側面図である。 金属ピンをその他端側から見たときの鍔部とコイルバネとの寸法関係を示す模式図である。 従来のブレーキ液圧制御用アクチュエータを示す図であり、(a)は(b)中の一点鎖線の断面を示す図であり、(b)はブロックでの電磁弁の配置を示す図である。 第1実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータを示す図であり、(a)は(b)中の一点鎖線の断面を示す図であり、(b)はブロックでの電磁弁の配置を示す図である。 第2実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおけるブロックと制御基板との接続構造を示す拡大断面図である。 第3実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおけるブロックと制御基板との接続構造を示す拡大断面図である。 第4実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおけるブロックと制御基板との接続構造を示す拡大断面図である。 回路基板が支持用ピンおよび弾性導電体を介して金属部品と電気的に接続された構造を備える電子装置を示した概略図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータについて、図1~図6を参照して述べる。図1~図3、図5、図6では、構成を分かり易くするため、後述するコイルバネ3の別断面を破線で示している。
図1に示すように、本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、ハイドロユニット1と、金属ピン22を備える収容ケース2と、コイルバネ3と、収容ケース2に収容される制御基板4と、制御基板4を覆うカバー5と、モータ6とを備える。
ハイドロユニット1は、図1に示すように、金属製のブロック11と、ブロック11に対して嵌め込まれた電磁弁12とを備える。ハイドロユニット1は、図1に示すように、ブロック11のうち電磁弁12が備えられる一面11a側に収容ケース2が接続され、一面11aの反対面にモータ6が接続されている。ハイドロユニット1は、図示しない自動車などの車体に接続され、車体の他の金属部品と接触している。
なお、ハイドロユニット1は、ブロック11におけるブレーキ液の圧力を検知する図示しない圧力センサ、およびブロック11におけるブレーキ液の流通に用いられる図示しないポンプを備える。圧力センサやポンプについては、任意のものが採用され、その構造等が従来と同様であるため、本明細書ではその詳細な説明を省略する。
ブロック11は、例えば、アルミニウムなどの金属材料もしくはその合金などにより構成されており、車体の他の金属部品と接することでグラウンドとしての役割も果たす。ブロック11は、例えば、直方体で構成されており、ブレーキ液の流路である図示しないブレーキ液配管が形成されている。ブロック11は、本実施形態では、図1に示すように、一面11aのうち金属ピン22と向き合う部分にコイルバネ3の一部が挿入される凹部111がドリル研削などにより形成されている。また、ブロック11は、ブレーキ液配管に接続される装着口112が形成され、装着口112に電磁弁12や圧力センサの一部が挿入されて固定されている。
なお、電磁弁12および圧力センサは、ブロック11から外れると、ブロック11に形成されたブレーキ液配管からブレーキ液が洩れてしまうため、装着口112とのシール性が保たれた状態でブロック11に対して例えば圧入固定されている。
電磁弁12は、図1に示すように、ブロック11から突出した部分の先端位置から制御基板4に向かって突き出すと共に、制御基板4に形成されるスルーホールに挿入され、制御基板4と電気的に接続されるターミナル121を備える。電磁弁12は、ブロック11のブレーキ液配管におけるブレーキ液の流路の開閉を行い、ブレーキ制御に用いられるものであり、ブロック11と電気的に独立している。
なお、電磁弁12は、図示しない圧力センサ等と同様に、任意のものが採用され、その構造等が従来と同様であるため、本明細書ではその詳細な説明を省略する。また、電磁弁12は、例えば、図6(b)に示すように、ブロック11の一面11a側に10個、ブロック11の四辺に沿って互いに距離を空けて配置されるが、その配置や数量については適宜変更される。
収容ケース2は、ブロック11の一面11aに対して接続されると共に、制御基板4およびブロック11に備えられた電磁弁12や圧力センサを収容するものであり、例えば樹脂材料で構成される。収容ケース2は、図1に示すように、例えば、筒状とされた筒状部分と、その両端の2つの開口部を隔てるように設けられた隔壁21とを備える略筒状とされている。収容ケース2は、図1に示すように、ブロック11に接続されることで電磁弁12などを収容するスペースが形成されると共に、ブロック11の反対側に制御基板4を収容するスペースが形成されている。
隔壁21は、図1に示すように、制御基板4に接続される金属ピン22を備えると共に、ブロック11側の一面21aとその反対面である他面21bとを繋ぎ、電磁弁12のターミナル121を通すための貫通孔21cが形成されている。
金属ピン22は、例えば、図2に示すように、フランジ形状とされた鍔部22cが形成された略針状とされ、金属材料により構成されると共に、インサート成形などにより隔壁21に設けられる。金属ピン22は、図2に示すように、制御基板4側においては基板側端部22a側が隔壁21より露出し、ブロック11側においてはブロック側端部22bおよび鍔部22cの一部が隔壁21より露出している。金属ピン22は、基板側端部22a側が制御基板4のスルーホールに挿入されることで、制御基板4と電気的に接続されると共に、制御基板4を支持している。金属ピン22は、図2に示すように、ブロック側端部22b側がブロック11と収容ケース2との間に配置されたコイルバネ3の内側に挿入されると共に、鍔部22cがコイルバネ3の一端3aと当接している。
なお、金属ピン22は、複数形成されている場合、少なくとも1つの金属ピン22がブロック11と電気的に接続されていればよいが、そのすべてがコイルバネ3と当接していてもよい。
鍔部22cは、本実施形態では、金属ピン22の延設方向に対して交差する方向(以下「交差方向」という)に沿って設けられ、図2もしくは図4に示すように、例えば長方形板状とされている。
なお、鍔部22cは、コイルバネ3と確実に当接する形状、寸法とされていればよく、上記の形状に限られず、円形状や楕円形状とされてもよいし、他の形状とされてもよい。鍔部22cとコイルバネ3との寸法関係については、後ほど説明する。
コイルバネ3は、弾性のある導電体であり、例えば金属材料もしくはその合金により構成されている。コイルバネ3は、図2に示すように、その内側に金属ピン22のブロック側端部22bが挿入されるように一端3a側が金属ピン22に向くと共に、他端3b側が凹部111に挿入された状態で、ブロック11と収容ケース2とが接続されることで取り付けられる。コイルバネ3は、弾性変形したままの状態とされており、図2に示すように、一端3aが金属ピン22の鍔部22cと圧接すると共に、他端3bが凹部111の底部と圧接している。これにより、コイルバネ3は、一端3a側が金属ピン22のブロック側端部22b側により、他端3b側が凹部111により、それぞれ位置ズレが抑制されると共に、ブロック11と金属ピン22とを電気的に接続する中間部材として機能する。
なお、コイルバネ3の一端3a側および他端3b側の端部は、図3(b)中の一点鎖線で囲まれた領域にて示すように、ブロック11もしくは鍔部22cから離れるにつれて、該コイルバネ3の外径が広くなるテーパ形状とされることが好ましい。これは、コイルバネ3が、一端3aおよび他端3bに圧接する面に対して交差する方向に突き出すバリなどの部分的な突起が生じることが抑制され、ブロック11および鍔部22cとの接触面積が広くなり、電気的に接続が安定する形状となるためである。このようなテーパ形状は、例えば、プレス加工等により所定の長さとされたコイルバネ3の一端3a側および他端3b側の端部に生じたバリを、任意の方法でカットすることにより形成される。
制御基板4は、収容ケース2に収容され、ハイドロユニット1におけるブレーキ液の流通を制御するものであり、電磁弁12や圧力センサおよびモータ6などの駆動用の図示しない制御回路および電子部品を備える。制御基板4は、図6に示すように、電磁弁12のターミナル121や金属ピン22の基板側端部22aが挿入されるスルーホールが複数形成されており、電磁弁12や金属ピン22と電気的に接続されている。制御基板4は、図2に示すように、金属ピン22の基板側端部22a側がスルーホールに挿入されることで、隔壁21から離れた状態で支持されると共に、金属ピン22およびコイルバネ3を介してブロック11と電気的に接続されている。制御基板4は、該制御基板4の駆動により生じたノイズをブロック11に逃がすことができるように、一部のスルーホールがブロック11と電気的に接続されることで部分的にグラウンドとされている。
なお、本実施形態では、複数のスルーホールのうち一面法線方向から見て制御基板4の外周側の領域に形成されたものに、金属ピン22が挿入されている。この理由は、後ほど説明する。また、制御基板4は、金属ピン22のみで支持されてもよいし、例えば収容ケース2の隔壁21に制御基板4に向かって突き出す突起部を設け、金属ピン22に加えて、当該突起部などによって支持されてもよい。
カバー5は、図1に示すように、制御基板4を覆うように配置され、収容ケース2と接続されており、例えば樹脂材料により構成される。
モータ6は、ブレーキ液配管におけるブレーキ液の流通に用いられる図示しないポンプを駆動するためのものであり、例えば、図1に示すようにハイドロユニット1のうち収容ケース2の反対側に配置される。
以上が本実施形態のブレーキ液制御用アクチュエータの基本的な構成である。
次に、金属ピン22およびコイルバネ3を介したハイドロユニット1と制御基板4との電気的な接続構造における寸法関係について、図2~図4を参照して説明する。
図4では、構成を簡略化して分かり易くするため、金属ピン22をその基板側端部22a側から見たときのコイルバネ3の外郭線を破線で示している。
コイルバネ3は、図2に示すように、弾性変形をしたままの状態、すなわち自然長よりも短く変形した状態で、ブロック11と金属ピン22との間に配置され、両部材とそれぞれ圧接している。
具体的には、図2に示すように、ブロック11の一面11aと隔壁21との隙間の一面11aに対する法線方向(以下「一面法線方向」という)における寸法をX1とし、凹部111の一面法線方向における深さをX2とする。そして、図3(a)に示すように、コイルバネ3に負荷がかかっていない状態における自然長をLとしたとき、コイルバネ3は、L>(X1+X2)の関係が成立する状態とされている。これにより、コイルバネ3は、自然長Lに戻ろうとする復元力が働き、凹部111の底部および金属ピン22の鍔部22cそれぞれと圧接し、両部材における電気的な接続を安定して確保できる。
金属ピン22は、図2に示すように、金属ピン22のうち鍔部22cからブロック側端部22bまでの一面法線方向における寸法をX3としたとき、(X1+X2)>X3の関係が成立する状態とされている。これは、ブロック側端部22bが凹部111の底部と接触することを防止し、ブロック側端部22bをブロック11と収容ケース2とを接続する際の妨げとしないためである。
凹部111は、図2に示すように、凹部111が円柱状の穴とされている場合における直径の寸法をX4とした場合、コイルバネ3の一部を収容できるように、X4がコイルバネ3の外径寸法よりも大きくされている。なお、凹部111は、コイルバネ3が収容される形状とされていればよく、円形状、多角柱状や楕円形状の穴とされてもよいし、他の形状とされていてもよい。この場合、凹部111の寸法は、コイルバネ3が収容できるように適宜変更される。
鍔部22cは、コイルバネ3と確実に当接し、電気的な接続を確保するため、図4に示すように、コイルバネ3の外径をX5とし、鍔部22cの交差方向における長さをX6としたとき、X6>X5の関係が成立する状態とされている。
次に、金属ピン22およびコイルバネ3を介してブロック11と制御基板4とが電気的に接続された構造の効果について、図5、図6を参照して説明する。
まず、従来のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおける制御基板とブロックとの接続構造について、図5を参照して説明する。
従来のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、図5(a)に示すように、電磁弁72および図示しない圧力センサが備えられたブロック71を有するハイドロユニット7と、金属ピン82を備える収容ケース8と、コイルバネ9と、制御基板10とを備える。また、従来のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、ハイドロユニット7のうち収容ケース8が接続される一面71aの反対面に図示しないモータが接続されている。
ハイドロユニット7は、図5(a)に示すように、金属製のブロック71と、ブロック71に備えられ、ターミナル721を有する複数の電磁弁72とを備え、ブロック71の一面71a側に収容ケース8が接続されている。
ブロック71は、図5(b)に示すように、その一面71a側に例えば10個の電磁弁72が装着され、一面71aに対する法線方向から見て、10個の電磁弁72に囲まれた所定の中心領域Rを備える。ブロック71は、図5(a)に示すように、図5(b)に示す所定の中心領域R内において収容ケース8側に突き出す凸部711が形成されている。凸部711は、図5(a)に示すように、後述するコイルバネ9と圧接している。
10個の電磁弁72は、例えば図5(b)に示すように、一面71aに対する法線方向から見て、外郭が四角形状とされたブロック71の四辺に沿いつつ、互いに間隔を空けて配置されている。ブロック71の四辺のうち図5(b)紙面上の上下方向および左右方向に対応する辺をそれぞれ上辺、下辺、左辺、右辺として、電磁弁72は、図5(b)に示すように、上辺側に2個、下辺側に4個、左辺側および右辺側に3個、の合計10個が配置されている。なお、下辺側に配置された4個の電磁弁72のうち両端の2個は、それぞれ左辺側、右辺側の1個としても数えられる配置とされている。
収容ケース8は、金属ピン82を備え、制御基板10とブロック11とを電気的に接続するコイルバネ9を通すと共にその位置ズレを防止するためのケースガイド81aがブロック71の凸部711に対応する位置に形成された隔壁81を有する。収容ケース8は、隔壁81に略円筒形状とされたケースガイド81aが形成されている点を除き、本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータにおける収容ケース2と同じ形状とされている。
コイルバネ9は、図5(a)に示すように、ケースガイド81a内であって、ブロック71の一面71a上のうち凸部711に対応する位置に弾性変形した状態で配置され、凸部711および制御基板10の台座101それぞれと圧接している。コイルバネ9は、ケースガイド81aによって囲まれることで、凸部711および台座101に圧接した状態でその圧接の位置がずれないようにされている。
制御基板10は、複数のスルーホールが形成されると共に、収容ケース8上に配置されている。制御基板10は、金属ピン82の一端がスルーホールに挿入されることで支持されつつ、電磁弁72のターミナル721が他のスルーホールに挿入され、電磁弁72と電気的に接続されている。制御基板10は、ブロック71側の面にコイルバネ9と電気的に接続するための台座101が設けられ、コイルバネ9がこの台座101に圧接することで、ブロック71と電気的に接続されている。なお、制御基板10は、金属ピン82のみにより支持されてもよいが、収容ケース8に図示しない他の支持部を設けて、金属ピン82に加えて、当該支持部により支持されていてもよい。
台座101は、制御基板10における電気的なノイズを除去するために設けられるものであり、例えば、上面視にてドーナツ状の枠体形状とされ、制御基板10に搭載される図示しない電子部品やその制御回路から電気的に独立している。台座101は、図5(a)に示すように、コイルバネ9を介してブロック71と電気的に接続され、一面71aに対する法線方向から見て、ブロック71の中心領域Rに対応する位置、すなわち制御基板10の中心付近の領域に形成される。
このような構成とされた従来のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、制御基板10がコイルバネ9を介してブロック71と電気的に接続されることで、制御基板10の電気的なノイズが低減される。
しかしながら、台座101は、コイルバネ9との電気的な接続を確保するため、少なくともコイルバネ9の外径と同等もしくはそれ以上の大きさとする必要がある。そのため、台座101が制御基板10に形成された場合、制御基板10では、他の電子部品等の配置が制限され、高密度設計が困難となる。また、台座101が形成される領域を確保しなければならないため、制御基板10は、その分面積が大きくなり、小型化が困難となる。さらに、図5(a)に示すように、コイルバネ9の位置ズレを抑制するために収容ケース8のケースガイド81aが制御基板10の近傍にまで延設されている関係上、制御基板10は、ケースガイド81a付近における部品の配置が制限されてしまう。
なお、台座101が制御基板10の外周側の領域に形成される場合であっても、台座101が形成されることは、制御基板10の小型化を困難にする要因となるため、好ましくない。
これに対して、本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、図6(a)に示すように、金属ピン22で制御基板4が支持されるだけでなく、制御基板4、金属ピン22、コイルバネ3およびブロック11がこの順に電気的に接続された構造である。
具体的には、金属ピン22の基板側端部22aが制御基板4のスルーホールに挿入され、該金属ピン22のブロック側端部22b側およびブロック11の凹部111それぞれとコイルバネ3が圧接することで、制御基板4は、ブロック11と電気的に接続される。そのため、本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、制御基板4に従来のように台座101を設けることなく、ブロック11と制御基板4とが電気的に接続され、制御基板4に生じるノイズが低減される構造となる。また、図6(a)に示すように、収容ケース2にケースガイド81aに相当するものを形成する必要がなくなり、制御基板4は、その分、電子部品等が自由に配置されることができる。
つまり、制御基板4は、一面法線方向から見て該制御基板4に台座101よりも小面積であるスルーホールが形成され、このスルーホールにブロック11と電気的に接続された金属ピン22が挿入されていればよい。これにより、制御基板4は、台座101が形成されることによる配置の制約がなくなり、電子部品やその制御回路などの配置の自由度が高くなる。
なお、金属ピン22が挿入されるスルーホールは、制御基板4のうち一面11aにおいて複数の電磁弁12に囲まれた領域上に位置する領域を内周側の領域とし、その外側の領域を外周側の領域として、外周側の領域に形成されることがより好ましい。これにより、さらに、制御基板4は、電子部品等の配置の自由度が高まり、より小型化に適することとなるためである。
また、本実施形態では、上記のような場合には、例えば図6(b)に示すように、ブロック11の一面11aのうち一面法線方向から見て外周領域に凹部111が設けられることとなる。ただ、凹部111は、本実施形態では、少なくとも1つ形成され、金属ピン22のうち少なくとも1つにコイルバネ3を介して電気的に接続されればよく、図6(b)に示す例に限られず、数量や配置については適宜変更されてもよい。
本実施形態によれば、金属ピン22により制御基板4が支持されると共に、金属ピン22およびブロック11それぞれと圧接するコイルバネ3を備えるため、ブロック11と制御基板4とが電気的に接続されたブレーキ液圧制御用アクチュエータとなる。つまり、台座が備えておらず、かつスルーホールの一部がブロック11と電気的に接続された制御基板4を備えるブレーキ液圧制御用アクチュエータとなる。そのため、従来に比べ、電子部品やその制御回路などの配置の自由度が高い制御基板4を備えるブレーキ液圧制御用アクチュエータとなる。
(第2実施形態)
第2実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータについて、図7を参照して述べる。図7は、図1の一点鎖線で示す領域に相当する拡大断面図である。
本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、図7に示すように、金属ピン22が鍔部22cからブロック11側に突き出るブロック側端部22bを有しておらず、収容ケース2の隔壁21にコイルバネ3の一部を覆う収容部23が形成されている。本実施形態では、これらの点で上記第1実施形態と相違するため、この相違点について主に説明する。
隔壁21は、図7に示すように、隔壁21のうちブロック11側の一面21aに、ブロック11側に突き出ると共に、コイルバネ3の一部を囲む収容部23が形成されている。
収容部23は、コイルバネ3の一端3a側の位置ズレを防止し、コイルバネ3と鍔部22cとの圧接を維持するためのものであり、例えば金属ピン22のインサート成形の際に同時に形成される。収容部23は、図7に示すように、コイルバネ3が挿入されるように、例えば円筒形状とされ、その内径がコイルバネ3の外径よりも大きくされている。
収容部23は、図7に示すように、一面11aと一面21aとの一面21aに対する法線方向における寸法をX7とし、一面21aと収容部23の先端部23aとの当該法線方向における寸法をX8として、X8≦X7の関係が成立する寸法とされている。収容部23がブロック11の一面11aと圧接することを防止し、収容ケース2をブロック11に接続する際の妨げとしないためである。
なお、収容部23は、コイルバネ3が収容され、コイルバネ3の位置ズレを防止できる形状や寸法であればよく、その形状等がコイルバネ3の形状等に応じて適宜変更される。
本実施形態によれば、金属ピン22が鍔部22cからブロック11側に突き出るブロック側端部22bを有しない形状であっても、ブロック側端部22bの代わりに収容部23がコイルバネ3の一部を囲むように形成されることでコイルバネ3の位置ズレが抑制される。これにより、上記第1実施形態と同様の効果が得られる構造となる。
(第3実施形態)
第3実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータについて、図8を参照して述べる。図8は、図1の一点鎖線で示す領域に相当する拡大断面図である。
本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、図8に示すように、ブロック11に凹部111が形成されていない点で上記第2実施形態と相違する。本実施形態では、この相違点について主に説明する。
ブロック11は、図8に示すように、一面11aの一部がコイルバネ3の他端3bと当接し、コイルバネ3と電気的に接続している。コイルバネ3は、一端3aが鍔部22cと圧接すると共に、収容部23により囲まれているため、一面21aに対する位置ズレが抑制される。
本実施形態によれば、収容部23によって、鍔部22cおよび一面21aに対するコイルバネ3の位置ズレが抑制されるため、ブロック11に凹部111が形成されなくてもブロック11と制御基板4との電気的な接続を維持することができる。これにより、上記第2実施形態と同じく、上記第1実施形態と同様の効果が得られる構造となる。
(第4実施形態)
第4実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータについて、図9を参照して述べる。
図9は、図1の一点鎖線で示す領域に相当する拡大断面図である。
本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータは、図9に示すように、金属ピン22が鍔部22cからブロック11側に突き出るブロック側端部22bを備える点で上記第3実施形態と相違する。
本実施形態によれば、収容部23に囲まれつつ、ブロック側端部22bがコイルバネ3の内側に挿入されることで、一面21aに対するコイルバネ3の位置ズレがさらに抑制され、よりコイルバネ3を介したブロック11と制御基板4との電気的接続が安定する。これにより、上記第3実施形態と同じく、上記第1実施形態と同様の効果が得られる構造となる。
(他の実施形態)
なお、上記した各実施形態に示した電子装置が適用されたブレーキ液圧制御用アクチュエータは、本発明の一例を示したものであり、上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記の各実施形態では、図10に示す電子装置が適用された例としてブレーキ液圧制御用アクチュエータを挙げたが、上記の例に限られるものではない。
具体的には、図10に示す電子装置は、表面100aを備える金属部品100と、回路基板200と、支持用ピン310を備えるケース300と、支持用ピン310と金属部品100との間に配置され、両部材と圧接する弾性導電体400とを備える。回路基板200は、図示しない電子部品やその制御回路を有すると共に、スルーホールが形成されており、支持用ピン310の一端310aが当該スルーホールに挿入されている。これにより、金属部品100および回路基板200は、支持用ピン310および弾性導電体400を介して電気的に接続され、回路基板200のノイズが低減される。また、回路基板200は、弾性導電体400と当接する必要がないため、スルーホールよりも広い面積を占有してしまう台座が不要となり、電子部品やその制御回路等の配置の自由度が従来よりも高くなる。そのため、電子部品やその制御回路等の配置の自由度が従来よりも高い回路基板200を備える電子装置となる。
1 ハイドロユニット
11 ブロック
111 凹部
12 電磁弁
2 ケース
22 金属ピン
22c 鍔部
3 コイルバネ
4 制御基板

Claims (9)

  1. アクチュエータであって、
    表面(100a)を有する金属部品(100)により構成されるブロック(11)と、前記ブロックの一面(11a)側に備えられる電磁弁(12)と、を有してなるハイドロユニット(1)と、
    電子部品が搭載され、スルーホールが形成されると共に、前記表面上に配置される回路基板(200)と、
    前記電磁弁を駆動するための制御回路および電子部品を備え、スルーホールが形成されると共に、前記一面上に配置された前記回路基板により構成される制御基板(4)と、
    前記スルーホールに一部が挿入されることで前記回路基板を支持する支持用ピン(310)を有すると共に、前記回路基板を収容するケース(300)と、
    前記金属部品と前記支持用ピンとの間に配置され、前記金属部品および前記支持用ピンそれぞれと圧接し、これらを電気的に接続する弾性導電体(400)と、
    前記支持用ピンで構成される金属ピン(22)を有してなり、前記一面と前記制御基板との間に配置された、前記ケースで構成される収容ケース(2)と、
    前記ブロックと前記金属ピンとの間に配置された、前記弾性導電体により構成されるコイルバネ(3)と、を備え、
    前記回路基板は、前記スルーホールに前記支持用ピンの一端(310a)側が挿入されており、前記支持用ピンおよび前記弾性導電体を介して前記金属部品と電気的に接続されており、
    前記金属ピンは、前記制御基板側において前記ケースから露出する基板側端部(22a)と、前記一面側において前記ケースから露出し、前記金属ピンの延設方向に対して交差して設けられる鍔部(22c)と、を有しており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの一端(3a)が前記鍔部と圧接し、該コイルバネの他端(3b)が前記ブロックのうち前記一面側と圧接することで、前記ブロックと前記金属ピンとを電気的に接続しており、
    前記制御基板は、前記スルーホールに前記金属ピンの前記基板側端部が挿入されることで、前記金属ピンおよび前記コイルバネを介して前記ブロックと電気的に接続されており、
    前記一面のうち前記鍔部と向き合う部分には、前記一面から凹んだ凹部(111)が形成されており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの前記他端側が前記凹部に挿入されているアクチュエータ。
  2. アクチュエータであって、
    表面(100a)を有する金属部品(100)により構成されるブロック(11)と、前記ブロックの一面(11a)側に備えられる電磁弁(12)と、を有してなるハイドロユニット(1)と、
    電子部品が搭載され、スルーホールが形成されると共に、前記表面上に配置される回路基板(200)と、
    前記電磁弁を駆動するための制御回路および電子部品を備え、スルーホールが形成されると共に、前記一面上に配置された前記回路基板により構成される制御基板(4)と、
    前記スルーホールに一部が挿入されることで前記回路基板を支持する支持用ピン(310)を有すると共に、前記回路基板を収容するケース(300)と、
    前記金属部品と前記支持用ピンとの間に配置され、前記金属部品および前記支持用ピンそれぞれと圧接し、これらを電気的に接続する弾性導電体(400)と、
    前記支持用ピンで構成される金属ピン(22)を有してなり、前記一面と前記制御基板との間に配置された、前記ケースで構成される収容ケース(2)と、
    前記ブロックと前記金属ピンとの間に配置された、前記弾性導電体により構成されるコイルバネ(3)と、を備え、
    前記回路基板は、前記スルーホールに前記支持用ピンの一端(310a)側が挿入されており、前記支持用ピンおよび前記弾性導電体を介して前記金属部品と電気的に接続されており、
    前記金属ピンは、前記制御基板側において前記ケースから露出する基板側端部(22a)と、前記一面側において前記ケースから露出し、前記金属ピンの延設方向に対して交差して設けられる鍔部(22c)と、を有しており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの一端(3a)が前記鍔部と圧接し、該コイルバネの他端(3b)が前記ブロックのうち前記一面側と圧接することで、前記ブロックと前記金属ピンとを電気的に接続しており、
    前記制御基板は、前記スルーホールに前記金属ピンの前記基板側端部が挿入されることで、前記金属ピンおよび前記コイルバネを介して前記ブロックと電気的に接続されており、
    前記ケースは、前記コイルバネのうち前記一端側が挿入される収容部(23)が形成されているアクチュエータ。
  3. アクチュエータであって、
    表面(100a)を有する金属部品(100)により構成されるブロック(11)と、前記ブロックの一面(11a)側に備えられる電子部品(12)と、を有してなるブレーキアクチュエータと、
    電子部品が搭載され、スルーホールが形成されると共に、前記表面上に配置される回路基板(200)と、
    前記ブレーキアクチュエータの前記電子部品を駆動するための制御回路および電子部品を備え、スルーホールが形成されると共に、前記一面上に配置された前記回路基板により構成される制御基板(4)と、
    前記スルーホールに一部が挿入されることで前記回路基板を支持する支持用ピン(310)を有すると共に、前記回路基板を収容するケース(300)と、
    前記金属部品と前記支持用ピンとの間に配置され、前記金属部品および前記支持用ピンそれぞれと圧接し、これらを電気的に接続する弾性導電体(400)と、
    前記支持用ピンで構成される金属ピン(22)を有してなり、前記一面と前記制御基板との間に配置された、前記ケースで構成される収容ケース(2)と、
    前記ブロックと前記金属ピンとの間に配置された、前記弾性導電体により構成されるコイルバネ(3)と、を備え、
    前記回路基板は、前記スルーホールに前記支持用ピンの一端(310a)側が挿入されており、前記支持用ピンおよび前記弾性導電体を介して前記金属部品と電気的に接続されており、
    前記金属ピンは、前記制御基板側において前記ケースから露出する基板側端部(22a)と、前記一面側において前記ケースから露出し、前記金属ピンの延設方向に対して交差して設けられる鍔部(22c)と、を有しており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの一端(3a)が前記鍔部と圧接し、該コイルバネの他端(3b)が前記ブロックのうち前記一面側と圧接することで、前記ブロックと前記金属ピンとを電気的に接続しており、
    前記制御基板は、前記スルーホールに前記金属ピンの前記基板側端部が挿入されることで、前記金属ピンおよび前記コイルバネを介して前記ブロックと電気的に接続されており、
    前記一面のうち前記鍔部と向き合う部分には、前記一面から凹んだ凹部(111)が形成されており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの前記他端側が前記凹部に挿入されているアクチュエータ。
  4. アクチュエータであって、
    表面(100a)を有する金属部品(100)により構成されるブロック(11)と、前記ブロックの一面(11a)側に備えられる電子部品(12)と、を有してなるブレーキアクチュエータと、
    電子部品が搭載され、スルーホールが形成されると共に、前記表面上に配置される回路基板(200)と、
    前記ブレーキアクチュエータの前記電子部品を駆動するための制御回路および電子部品を備え、スルーホールが形成されると共に、前記一面上に配置された前記回路基板により構成される制御基板(4)と、
    前記スルーホールに一部が挿入されることで前記回路基板を支持する支持用ピン(310)を有すると共に、前記回路基板を収容するケース(300)と、
    前記金属部品と前記支持用ピンとの間に配置され、前記金属部品および前記支持用ピンそれぞれと圧接し、これらを電気的に接続する弾性導電体(400)と、
    前記支持用ピンで構成される金属ピン(22)を有してなり、前記一面と前記制御基板との間に配置された、前記ケースで構成される収容ケース(2)と、
    前記ブロックと前記金属ピンとの間に配置された、前記弾性導電体により構成されるコイルバネ(3)と、を備え、
    前記回路基板は、前記スルーホールに前記支持用ピンの一端(310a)側が挿入されており、前記支持用ピンおよび前記弾性導電体を介して前記金属部品と電気的に接続されており、
    前記金属ピンは、前記制御基板側において前記ケースから露出する基板側端部(22a)と、前記一面側において前記ケースから露出し、前記金属ピンの延設方向に対して交差して設けられる鍔部(22c)と、を有しており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの一端(3a)が前記鍔部と圧接し、該コイルバネの他端(3b)が前記ブロックのうち前記一面側と圧接することで、前記ブロックと前記金属ピンとを電気的に接続しており、
    前記制御基板は、前記スルーホールに前記金属ピンの前記基板側端部が挿入されることで、前記金属ピンおよび前記コイルバネを介して前記ブロックと電気的に接続されており、
    前記ケースは、前記コイルバネのうち前記一端側が挿入される収容部(23)が形成されているアクチュエータ。
  5. 前記ハイドロユニットは、複数の前記電磁弁を有し、
    前記スルーホールは、前記制御基板に複数形成されており、
    前記スルーホールのうち前記一面に対する法線方向から見て前記制御基板の外周側の領域に形成されたものに前記金属ピンの前記基板側端部が挿入されており、
    前記外周側の領域は、前記制御基板のうち前記ハイドロユニットの前記一面における複数の前記電磁弁に囲まれた領域上に位置する領域を内周側の領域として、前記内周側の領域よりも外の領域である請求項1または2に記載のアクチュエータ。
  6. 前記一面のうち前記鍔部と向き合う部分には、前記一面から凹んだ凹部(111)が形成されており、
    前記コイルバネは、該コイルバネの前記他端側が前記凹部に挿入されている請求項2またはに記載のアクチュエータ。
  7. 前記ケースは、前記コイルバネのうち前記一端側が挿入される収容部(23)が形成されている請求項1または3に記載のアクチュエータ。
  8. 前記鍔部は、前記金属ピンの前記基板側端部とその反対側のブロック側端部(22b)との間に設けられ、
    前記金属ピンのうち前記ブロック側端部は、前記コイルバネの内側に挿入されている請求項1ないし7のいずれか1つに記載のアクチュエータ。
  9. 前記金属ピンの前記基板側端部が挿入された前記スルーホールは、グラウンドとして機能する請求項1ないし8のいずれか1つに記載のアクチュエータ。
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