JP7032599B1 - 搬送用台車及び自動搬送システム - Google Patents

搬送用台車及び自動搬送システム Download PDF

Info

Publication number
JP7032599B1
JP7032599B1 JP2021133807A JP2021133807A JP7032599B1 JP 7032599 B1 JP7032599 B1 JP 7032599B1 JP 2021133807 A JP2021133807 A JP 2021133807A JP 2021133807 A JP2021133807 A JP 2021133807A JP 7032599 B1 JP7032599 B1 JP 7032599B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas cylinder
heavy object
cylinder
transport
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021133807A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023028234A (ja
Inventor
明之 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Nippon Sanso Corp
Original Assignee
Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyo Nippon Sanso Corp filed Critical Taiyo Nippon Sanso Corp
Priority to JP2021133807A priority Critical patent/JP7032599B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7032599B1 publication Critical patent/JP7032599B1/ja
Priority to TW111126152A priority patent/TW202330319A/zh
Priority to CN202210915958.8A priority patent/CN115871817A/zh
Publication of JP2023028234A publication Critical patent/JP2023028234A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】重量物の搬出を適切に行うことができる搬送用台車を提供する。【解決手段】搬出入用ロボット20は、重量物Bを保持する保持機構21と、保持機構21により保持された重量物Bを車体12の前後方向にスライド駆動するスライド駆動機構22と、保持機構21による重量物Bの保持状態を検出する検出部と、保持機構21及びスライド駆動機構22の駆動を制御する制御部とを有し、制御部は、検出部の検出結果に基づいて、重量物Bの保持状態が不良であると判断したときに、重量物Bを手前に引き寄せた後に、重量物Bを保持し直す制御を行う。【選択図】図17A

Description

本発明は、搬送用台車及び自動搬送システムに関する。
例えば、シリンダキャビネットは、各種ガスを供給するための設備として広く用いられている。シリンダキャビネットでは、扉を開閉し、その内側の格納スペースに一対のガスボンベを並立した状態で格納している。シリンダキャビネットでは、何れか一方のガスボンベからガスを供給している間に、何れか他方のガスボンベを交換することで、ガスの供給を中断することなく行うことが可能となっている。
ところで、上述したガスボンベの交換作業では、ボンベ搬送用台車を用いて、ガスボンベの搬送を行うと共に、ボンベ搬送用台車とシリンダキャビネットとの間で、ガスボンベの搬出及び搬入(入れ替え)が行われる。
しかしながら、このようなガスボンベの交換作業は、作業者が重量物であるガスボンベを抱え上げて行う必要があり、非常に危険で且つ重労働である。さらに、ガスボンベの交換作業は、シリンダキャビネットの狭い格納スペースに対してガスボンベの搬出及び搬入を行わなければならず、作業性も悪かった。
そこで、本発明者らは、ガスボンベの搬送、搬出、搬入を容易に行うことができるボンベ搬送用台車、並びに、そのようなボンベ搬送用台車を好適に用いることができる自動搬送システムを提案している(下記特許文献1を参照。)。
具体的に、下記特許文献1には、ガスボンベを起立した状態で搬送するボンベ搬送用台車であって、ガスボンベを載置する載置部が設けられた車体と、車体を走行自在に支持する車輪と、載置部に設けられて、ガスボンベを起立した状態のままスライド自在に支持するスライド支持機構と、スライド支持機構によりガスボンベをスライドさせながら、載置部とガスボンベの搬出入先との間で、ガスボンベの搬出及び搬入を自動で行う搬出入用ロボットとを備え、搬出入用ロボットは、ガスボンベを起立した状態で保持する保持機構と、保持機構により保持されたガスボンベを起立した状態のまま車体の前後方向にスライド駆動するスライド駆動機構とを有することを特徴とするボンベ搬送用台車が開示されている。
また、搬出入用ロボットでは、起立した状態のガスボンベを保持機構により保持しながら、スライド駆動機構により車体の前後方向にスライド駆動する。これにより、載置部に設けられたスライド支持機構を介してガスボンベをスライドさせながら、この載置部とシリンダキャビネット側のフリーローラとの間で、ガスボンベの搬出及び搬入を自動で行うことが可能となっている。
特許第6745957号公報
ところで、上述した自動搬送システムでは、ボンベ搬送用台車とシリンダキャビネットとの間でガスボンベの搬出を行う際に、シリンダキャビネット内に設置されたガスボンベの位置ずれや傾きなどによって、搬出入用ロボットの保持機構がガスボンベを保持した状態で、ボンベ搬送用台車の載置部にガスボンベを適切に載置することができなくなることがあった。
この場合、ボンベ搬送用台車がガスボンベを搬送する間に、ボンベ搬送用台車の走行が不安定となるだけでなく、最悪の場合、ガスボンベの搬送中にガスボンベを落下させる可能性もある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、重量物の搬出を適切に行うことができる搬送用台車、並びに、そのような搬送用台車を好適に用いることができる自動搬送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 重量物を搬送する搬送用台車であって、
前記重量物を載置する載置部が設けられた車体と、
前記車体を走行自在に支持する車輪と、
前記載置部に設けられて、前記重量物をスライド自在に支持するスライド支持機構と、
前記スライド支持機構により前記重量物をスライドさせながら、前記載置部と前記重量物の搬出入先との間で、前記重量物の搬出及び搬入を自動で行う搬出入用ロボットとを備え、
前記搬出入用ロボットは、前記重量物を保持する保持機構と、前記保持機構により保持された前記重量物を前記車体の前後方向にスライド駆動するスライド駆動機構と、前記保持機構による前記重量物の保持状態を検出する検出部と、前記保持機構及び前記スライド駆動機構の駆動を制御する制御部とを有し、
前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記重量物の保持状態が不良であると判断したときに、前記重量物を手前に引き寄せた後に、前記重量物を保持し直す制御を行うことを特徴とする搬送用台車。
〔2〕 前記搬出入先にある前記重量物を前記保持機構が保持したときの保持状態を前記検出部が検出することを特徴とする前記〔1〕に記載の搬送用台車。
〔3〕 前記保持機構は、前記重量物を把持する一対のアーム部を有し、
前記一対のアーム部は、ヒンジ部を介して基端側が回動自在に支持されていることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の搬送用台車。
〔4〕 前記検出部は、前記一対のアーム部が前記重量物を把持したときに、前記一対のアーム部の基端側に設けられたセンサにより前記重量物の位置を検出することを特徴とする前記〔3〕に記載の搬送用台車。
〔5〕 前記検出部は、前記一対のアーム部が前記重量物を把持したときに、前記一対のアーム部を回動させるアクチュエータに加わる負荷を検出することを特徴とする前記〔3〕に記載の搬送用台車。
〔6〕 前記載置部は、前記車体の側面の一部を切り欠くように設けられた凹部の内側に設けられていることを特徴とする前記〔1〕~〔5〕の何れか一項に記載の搬送用台車。
〔7〕 前記載置部は、前記車体の背面側に位置することを特徴とする前記〔1〕~〔6〕の何れか一項に記載の搬送用台車。
〔8〕 前記スライド駆動機構は、前記載置部の前後方向に並んで設けられた複数のローラにより構成されていることを特徴とする前記〔1〕~〔7〕の何れか一項に記載の搬送用台車。
〔9〕 前記車輪を回転駆動する回転駆動機構を備え、
前記重量物の搬送を自走で行うことを特徴とする前記〔1〕~〔8〕の何れか一項に記載の搬送用台車。
〔10〕 重量物の搬送を自動で行う自動搬送システムであって、
前記〔8〕に記載の搬送用台車を備えることを特徴とする自動搬送システム。
〔11〕 前記重量物として、ガスボンベを搬送することを特徴とする前記〔10〕に記載の自動搬送システム。
〔12〕 前記ガスボンベを格納するシリンダキャビネットを備え、
前記搬送用台車は、前記シリンダキャビネットとの間で前記ガスボンベの搬出及び搬入を行うことを特徴とする前記〔11〕に記載の自動搬送システム。
以上のように、本発明によれば、重量物の搬出を適切に行うことができる搬送用台車、並びに、そのような搬送用台車を好適に用いることができる自動搬送システムを提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る自動搬送システムの構成を示す側面図である。 図1に示す自動搬送システムが備えるボンベ搬送用台車とシリンダキャビネットとの間でガスボンベを搬出又は搬入する状態を示す上面図である。 ボンベ搬送用台車の外観を示す斜視図である。 図3に示すボンベ搬送用台車の透視斜視図である。 図3に示すボンベ搬送用台車の側面図である。 図3に示すボンベ搬送用台車の上面図である。 図3に示すボンベ搬送用台車の下面図である。 図3に示すボンベ搬送用台車の正面図である。 図3に示すボンベ搬送用台車の背面図である。 図3に示すボンベ搬送用台車が備える搬出入用ロボットの動作を説明する斜視図である。 図3に示す搬送用台車が備える検出部及び制御部を示す模式図である。 図3に示すボンベ搬送用台車が備える搬出入用ロボットによるガスボンベの搬出動作を説明するための図であり、ガスボンベが適正位置にある場合を示す模式図である。 (A)は図12(C)に示す状態を側方から見た模式図、(B)は図12(D)に示す状態を側方から見た模式図である。 図3に示すボンベ搬送用台車が備える搬出入用ロボットによるガスボンベの搬出動作を説明するための図であり、ガスボンベが適正位置よりも離れた位置にある場合を示す模式図である。 (A)は図14(C)に示す状態を側方から見た模式図、(B)は図14(D)に示す状態を側方から見た模式図である。 図3に示すボンベ搬送用台車が備える搬出入用ロボットによるガスボンベの搬出動作を説明するための図であり、適正位置にあるガスボンベよりもボンベ搬送用台車が離れた位置にある場合を示す模式図である。 ガスボンベの保持状態が不良となった場合の本発明の搬出制御方法によるガスボンベの搬出動作を説明するための模式図である。 ガスボンベの保持状態が不良となった場合の本発明の搬出制御方法によるガスボンベの搬出動作を説明するための模式図である。 本発明を適用した別のボンベ搬送用台車の外観を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(自動搬送システム)
先ず、本発明の一実施形態として、例えば図1及び図2に示す自動搬送システム1について説明する。
なお、図1は、自動搬送システム1の構成を示す側面図である。図2は、自動搬送システム1が備えるボンベ搬送用台車2とシリンダキャビネット3との間でガスボンベBを搬出又は搬入する状態を示す上面図である。
本実施形態の自動搬送システム1は、図1及び図2に示すように、重量物であるガスボンベBの搬送を自動で行うシステムとして、ガスボンベB内に充填されたガスを半導体製造装置に供給する設備に適用したものである。
具体的に、この自動搬送システム1は、ガスボンベBを自走で搬送するボンベ搬送用台車2と、ガスボンベBの搬出入先となるシリンダキャビネット3とを備えている。
シリンダキャビネット3は、ガスボンベB内に充填されたガスを半導体製造装置に供給する設備として、フロアFの上に設置されている。シリンダキャビネット3は、全体として略直方体状を為すと共に、正面側に左右一対の扉3aを有している。
シリンダキャビネット3では、扉3aを開閉し、その内側の格納スペースSに一対のガスボンベBを幅方向に並立した状態で格納している。また、シリンダキャビネット3では、何れか一方のガスボンベBからガスを供給している間に、何れか他方のガスボンベBを交換することで、ガスの供給を中断することなく行うことが可能となっている。
また、格納スペースSの底部には、一対のガスボンベBが各々載置される一対のフリーローラ4が設けられている。フリーローラ4は、格納スペースSの前後方向に並んで設けられた複数のローラ4aと、複数のローラ4aを回転自在に支持するフレーム4bとを有している。これにより、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBを起立した状態のまま、複数のローラ4aを介して格納スペースSの前後方向にスライドさせることが可能となっている。
なお、シリンダキャビネット3には、それ以外にも、例えば、ガスボンベBと接続される配管や、弁の開閉や圧力の監視、ガス漏れの監視等を行うための機器を収納した制御ボックス、半導体製造装置等に接続するための配管を収納した配管用ボックス(何れも図示せず。)などが設けられている。
(ボンベ搬送用台車)
次に、上記ボンベ搬送用台車2について、図3~図10を参照しながら説明する。
なお、図3は、ボンベ搬送用台車2の外観を示す斜視図である。図4は、ボンベ搬送用台車2の透視斜視図である。図5は、ボンベ搬送用台車2の側面図である。図6は、ボンベ搬送用台車2の上面図である。図7は、ボンベ搬送用台車2の下面図である。図8は、ボンベ搬送用台車2の正面図である。図9は、ボンベ搬送用台車2の背面図である。図10は、ボンベ搬送用台車2が備える搬出入用ロボット20の動作を説明する斜視図である。
本実施形態のボンベ搬送用台車2は、図3~図9に示すように、ガスボンベBの搬送を自走で行う搬送車両10と、ガスボンベBの搬出及び搬入を自動で行う搬出入用ロボット20とを備えている。
搬送車両10は、AGV(Automated Guided Vehicle)と呼ばれる無人搬送車であり、自動運転によりガスボンベBの搬送を行うものである。具体的に、この搬送車両10は、ガスボンベBを載置する載置部11が設けられた車体12と、車体12を走行自在に支持する複数(本実施形態では6つ)の車輪13とを有している。
車体12は、ガスボンベBよりも幅広であり、幅方向よりも前後方向に長く、ガスボンベBの1/2程度の高さで、全体として略直方体状を為している。載置部11は、車体12の背面側に位置している。車体12の背面には、車体12の側面の一部を上下方向に切り欠くように凹部14が設けられている。載置部11は、この凹部14の内側に設けられている。
載置部11には、ガスボンベBを前後方向にスライド自在に支持するスライド支持機構15が設けられている。スライド支持機構15は、フリーローラからなり、載置部11の前後方向に並んで設けられた複数のローラ15aと、複数のローラ15aを回転自在に支持するフレーム15bとを有している。これにより、スライド支持機構15の上に載置されたガスボンベBを起立した状態のまま、複数のローラ15aを介して載置部11の前後方向にスライドさせることが可能となっている。
なお、スライド支持機構15については、このようなフリーローラからなるものに必ずしも限定されるものではなく、例えばベルトコンベアなどを用いることも可能である。
また、搬送車両10は、上述したシリンダキャビネット3側に設けられたフリーローラ4の高さに合わせて、載置部11側に設けられたフリーローラ(スライド支持機構15)の高さを調整する高さ調整機構を備えた構成であってもよい。
さらに、搬送車両10では、このような高さ調整機構の他にも、載置部11側に設けられたフリーローラ(スライド支持機構15)の前後方向の位置や、前後左右の傾きなどを調整する機構を設けた構成としてもよい。
なお、車体12には、それ以外にも、非常時に搬送車両10を停止させる非常停止ボタン16aや、各種の表示を行う表示機器16b、各種の操作を行う操作スイッチ16c、外部との通信を行うアンテナ16dなどが設けられている。
複数の車輪13は、車体12の下面に回転自在に取り付けられている。このうち、車体12の四隅には、旋回自在に取り付けられた4つのキャスター車輪12aが設けられている。一方、車体12の中央には、モータなどの回転駆動機構(図示せず。)を介して回転駆動される2つの駆動車輪12bが幅方向に並んで設けられている。
搬送車両10では、これら2つの駆動車輪12bに伝達される駆動力の配分を切り替えることで、この搬送車両10の走行及び操舵を制御することが可能となっている。なお、搬送車両10において、ガスボンベBの搬送を自動運転により行うための誘導方式については特に限定されるものではなく、従来より公知の誘導方式を採用することが可能である。
また、搬送車両10には、例えば、光電センサや磁気センサ、リミットスイッチなどの位置検出器を設けたり、ボンベ搬送用台車2と外部との通信を行う通信器などを設けたりすることが可能である。
搬出入用ロボット20は、搬送車両10の上部に設置されて、載置部11に対するガスボンベBの搬出及び搬入を自動で行うものである。具体的に、この搬出入用ロボット20は、ガスボンベBを保持する保持機構21と、保持機構21により保持されたガスボンベBを車体12の前後方向にスライド駆動するスライド駆動機構22とを有している。
保持機構21は、ガスボンベBの胴部を把持する一対のアーム部21aを有している。一対のアーム部21aは、互いに円弧状に湾曲した形状を有して、ヒンジ部21bを介して基端側が回動自在に支持されている。
保持機構21では、これら一対のアーム部21aを互いに逆向きに回動操作しながら、一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を両側から把持する。また、保持機構21では、ガスボンベBの上部側と下部側とを把持するため、一対のアーム部21aが上下方向に2つ並んで設けられている。これにより、起立した状態のガスボンベBを安定した状態で保持することが可能となっている。
なお、保持機構21については、このようなガスボンベBの胴部を一対のアーム部21aにより把持する構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば、ガスボンベBを吸着しながら保持する構成であってもよい。
スライド駆動機構22は、保持機構21と連結されたスライド軸22aを前後方向にスライド駆動するものである。スライド軸22aの駆動については、モータ等による駆動であっても、エアシリンダや油圧シリンダ等による駆動であってもよい。
搬出入用ロボット20では、図10に示すように、起立した状態のガスボンベBを保持機構21により保持しながら、スライド駆動機構22により車体12の前後方向にスライド駆動する。これにより、載置部11に設けられたスライド支持機構15を介してガスボンベBをスライドさせながら、この載置部11とシリンダキャビネット3側のフリーローラ4との間で、ガスボンベBの搬出及び搬入を自動で行うことが可能となっている。
以上のような構成を有する本実施形態の自動搬送システム1では、図1及び図2に示すように、ボンベ搬送用台車2がフロアFの上を自走しながら、使用前又は使用後のガスボンベBが保管されるボンベストッカ(図示せず。)と、ガスボンベBの搬出入先となるシリンダキャビネット3との間で、ボンベ搬送用台車2によるガスボンベBの搬送と、ガスボンベBの搬出及び搬入とを自動で行うことが可能である。
したがって、本実施形態の自動搬送システム1では、上述したボンベ搬送用台車2を用いることによって、シリンダキャビネット3に対するガスボンベBの搬送、搬出、搬入を容易に行うことができ、その作業性を大幅に向上させることが可能である。
(ガスボンベの搬出制御方法)
次に、上記搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出制御方法について、図11~図17を参照しながら説明する。
なお、図11は、ボンベ搬送用台車2が備える検出部31及び制御部32を示す模式図である。図12(A)~(E)は、ボンベ搬送用台車2が備える搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出動作を説明するための図であり、ガスボンベBが適正位置にある場合を示す模式図である。図13(A)は、図12(C)に示す状態を側方から見た模式図である。図13(B)は、図12(D)に示す状態を側方から見た模式図である。図14(A)~(E)は、ボンベ搬送用台車2が備える搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出動作を説明するための図であり、ガスボンベBが適正位置よりも離れた位置にある場合を示す模式図である。図15(A)は、図14(C)に示す状態を側方から見た模式図である。図15(B)は、図14(D)に示す状態を側方から見た模式図である。図16(A)~(E)は、ボンベ搬送用台車2が備える搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出動作を説明するための図であり、適正位置にあるガスボンベBよりもボンベ搬送用台車2が離れた位置にある場合を示す模式図である。図17A(A)~(D)は、ガスボンベBの保持状態が不良となった場合の本発明の搬出制御方法によるガスボンベBの搬出動作を説明するための模式図である。図17B(E)~(H)は、ガスボンベBの保持状態が不良となった場合の本発明の搬出制御方法によるガスボンベBの搬出動作を説明するための模式図である。
本実施形態のボンベ搬送用台車2は、図11に示すように、保持機構21によるガスボンベBの保持状態を検出する検出部31と、保持機構21及びスライド駆動機構22の駆動を制御する制御部32とを備えている。
検出部31は、一対のアーム部21aの基端側に設けられたセンサ31aを有し、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を把持したときに、センサ31aによりガスボンベBの位置を検出する。
センサ31aには、例えば、ガスボンベBとの接触により検出するリミットスイッチなどの接触式センサや、ガスボンベBを非接触により検出する光電センサや近接センサなどの非接触式センサを用いることができる。
センサ31aは、一対のアーム部21aの基端側に各々設けられている。一方、センサ31aは、一対のアーム部21aの基端側の中央部に1つだけ設けられていてもよい。また、検出部31では、一対のアーム部21aが上下方向に2つ並んで設けられているのに合わせて、一対のアーム部21a毎にセンサ31aが設けられていることが好ましい。
検出部31では、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を把持したときに、センサ31aのオン/オフ(ON/OFF)によって、保持機構21によるガスボンベBの保持状態を検出する。
すなわち、この検出部31では、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した場合、一対のアーム部21aの基端側にあるセンサ31aからガスボンベBが離間することによって、センサ31aからの検出信号がオフ(OFF)の状態となる。一方、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を適切に把持した場合には、一対のアーム部21aの基端側にあるセンサ31aにガスボンベBが接触又は接近することによって、センサ31aからの検出信号がオン(ON)の状態となる。これにより、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を把持したときのガスボンベBの保持状態を検出することが可能である。
また、検出部31は、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を把持したときに、一対のアーム部21aを回動させる駆動モータなどのアクチュエータ(図示せず。)に加わる負荷(トルク値)を検出する構成であってもよい。
すなわち、この検出部31では、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した場合、アクチュエータが一対のアーム部21aを適正位置まで回動させようとするため、アクチュエータの過負荷として検出される。一方、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を適切に把持した場合には、アクチュエータの過負荷を検出することなく、アクチュエータが一対のアーム部21aを適正位置まで回動させる。これにより、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を把持したときのガスボンベBの保持状態を検出することが可能である。
制御部32は、コンピュータ(CPU)等からなり、検出部31からの検出結果(検出信号)に基づいて、ガスボンベBの保持状態の良否を判別する。すなわち、この制御部32では、上述したセンサ31aからの検出信号がオン(ON)となる場合又はアクチュエータの過負荷を検出しない場合に、ガスボンベBの保持状態が良好であると判断する。一方、上述したセンサ31aからの検出信号がオフ(OFF)となる場合又はアクチュエータの過負荷を検出した場合には、ガスボンベBの保持状態が不良であると判断する。
ここで、ガスボンベBがフリーローラ4上の適正位置にある場合の搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出動作を図12(A)~(E)及び図13(A),(B)を参照しながら説明する。
ボンベ搬送用台車2とシリンダキャビネット3との間でガスボンベBの搬出を行う際は、先ず、図12(A)に示すように、シリンダキャビネット3のフリーローラ4と載置部11とが向かい合うようにボンベ搬送用台車2を移動させる。
次に、図12(B)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに離間する方向に回動操作しながら、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両後方に向かってスライド駆動する。
次に、図12(C)及び図13(A)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに近接する方向に回動操作することによって、これら一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を把持する。このとき、上下方向に並ぶ一対のアーム部21aがガスボンベBの上部側と下部側とを把持する。
次に、図12(D)及び図13(B)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aの間でガスボンベBを把持した状態で、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両前方に向かってスライド駆動する。これにより、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBを起立した状態のまま、載置部11の上まで搬出する。この状態で、図12(E)に示すように、ボンベ搬送用台車2によりガスボンベBの搬送を行うことが可能である。
次に、ガスボンベBがフリーローラ4上の適正位置P0よりも離れた位置P1にある場合の搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出動作を図14(A)~(E)及び図15(A),(B)を参照しながら説明する。
先ず、図14(A)に示すように、シリンダキャビネット3のフリーローラ4と載置部11とが向かい合うようにボンベ搬送用台車2を移動させる。
次に、図14(B)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに離間する方向に回動操作しながら、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両後方に向かってスライド駆動する。
次に、図14(C)及び図15(A)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに近接する方向に回動操作することによって、これら一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を把持する。このとき、上下方向に並ぶ一対のアーム部21aがガスボンベBの上部側と下部側とを把持する。
この場合、ガスボンベBがフリーローラ4上の適正位置P0よりも離れた位置P1にあるため、その差Gだけ一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した状態となる。特に、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBが傾いていた場合、ガスボンベBの下部側よりも上部側において、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した状態となる。
次に、図14(D)及び図15(B)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aの間でガスボンベBを把持した状態で、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両前方に向かってスライド駆動する。これにより、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBを起立した状態のまま、載置部11の上まで搬出する。このとき、載置部11の上に載置されたガスボンベBは、載置部11上の適正位置よりも車両後方に位置している。
この場合、図14(E)に示すように、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した状態となるため、ボンベ搬送用台車2がガスボンベBを搬送する間に、ボンベ搬送用台車2の走行が不安定となるだけでなく、最悪の場合、ガスボンベBの搬送中にガスボンベBを落下させる可能性もある。
次に、フリーローラ4上の適正位置にあるガスボンベBよりもボンベ搬送用台車2が離れた位置にある場合の搬出入用ロボット20によるガスボンベBの搬出動作を図16(A)~(E)を参照しながら説明する。
先ず、図16(A)に示すように、シリンダキャビネット3のフリーローラ4と載置部11とが向かい合うようにボンベ搬送用台車2を移動させる。このとき、ボンベ搬送用台車2は、フリーローラ4に対して適正な位置P0’よりも離れた位置P1’に停止している。
次に、図16(B)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに離間する方向に回動操作しながら、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両後方に向かってスライド駆動する。
次に、図16(C)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに近接する方向に回動操作することによって、これら一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を把持する。
この場合、ボンベ搬送用台車2がフリーローラ4に対して適正な位置P0’よりも離れた位置P1’にあるため、その差G’だけ一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した状態となる。
次に、図16(D)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aの間でガスボンベBを把持した状態で、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両前方に向かってスライド駆動する。これにより、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBを起立した状態のまま、載置部11の上まで搬出する。このとき、載置部11の上に載置されたガスボンベBは、載置部11上の適正位置よりも車両後方に位置している。
この場合、図16(E)に示すように、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した状態となるため、ボンベ搬送用台車2がガスボンベBを搬送する間に、ボンベ搬送用台車2の走行が不安定となるだけでなく、最悪の場合、ガスボンベBの搬送中にガスボンベBを落下させる可能性もある。
本実施形態のボンベ搬送用台車2では、上述した検出部31の検出結果に基づいて、制御部32がガスボンベBの保持状態が不良であると判断したときに、ガスボンベBを手前に引き寄せた後に、ガスボンベBを保持し直す制御を行うことによって、ガスボンベBを保持状態を良好なものとする。
具体的に、ガスボンベBの保持状態が不良となった場合の本発明の搬出制御方法によるガスボンベBの搬出動作を図17A及び図17Bを参照しながら説明する。
先ず、図17A(A)に示すように、シリンダキャビネット3のフリーローラ4と載置部11とが向かい合うようにボンベ搬送用台車2を移動させる。
次に、図17A(B)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに離間する方向に回動操作しながら、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両後方に向かってスライド駆動する。
次に、図17A(C)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに近接する方向に回動操作することによって、これら一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を把持する。
この場合、ガスボンベBがフリーローラ4上の適正位置P0よりも離れた位置P1にあるため、その差Gだけ一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した状態となる。
検出部31では、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を浅く把持した場合、一対のアーム部21aの基端側にあるセンサ31aからガスボンベBが離間することによって、センサ31aからの検出信号がオフ(OFF)の状態となる。
制御部32では、この検出部31からの検出結果(検出信号)に基づいて、ガスボンベBの保持状態の良否を判別する。すなわち、センサ31aからの検出信号がオフ(OFF)となる場合には、ガスボンベBの保持状態が不良であると判断する。
次に、図17A(D)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aの間でガスボンベBを把持した状態で、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両前方に向かってスライド駆動する。このとき、フリーローラ4上の適正位置P0よりも離れた位置P1にあるガスボンベBが適正位置P0に来るように、その差GだけガスボンベBを手前に引き寄せる。
次に、図17B(E)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに離間する方向に回動操作しながら、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両後方に向かってスライド駆動する。
次に、図17B(F)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに近接する方向に回動操作することによって、これら一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を把持する。
この場合、ガスボンベBがフリーローラ4上の適正位置P0にあるため、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を適切に把持した状態となり、保持機構21によりガスボンベBを保持し直すことが可能である。
検出部31では、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を適切に把持した場合、一対のアーム部21aの基端側にあるセンサ31aからガスボンベBが接触(又は接近)することによって、センサ31aからの検出信号がオン(ON)の状態となる。
制御部32では、この検出部31からの検出結果(検出信号)に基づいて、ガスボンベBの保持状態の良否を判別する。すなわち、センサ31aからの検出信号がオン(ON)となる場合には、ガスボンベBの保持状態が良好であると判断する。
次に、図17B(G)に示すように、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aの間でガスボンベBを把持した状態で、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両前方に向かってスライド駆動する。これにより、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBを起立した状態のまま、載置部11の上まで搬出する。
この場合、図17B(H)に示すように、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を適切に把持すると共に、載置部11の上に載置されたガスボンベBは、載置部11上の適正位置にあるため、ボンベ搬送用台車2によりガスボンベBの搬送を安定して行うことが可能である。
なお、制御部32では、上述した検出部31からの検出結果(検出信号)に基づいて、ガスボンベBの保持状態の良否を判別し、ガスボンベBの保持状態の良好となるまで、ガスボンベBを手前に引き寄せた後に、ガスボンベBを保持し直す制御を繰り返し行う。
以上のように、本実施形態のボンベ搬送用台車2では、上述したガスボンベBの保持状態が不良となったときに、ガスボンベBを手前に引き寄せた後に、ガスボンベBを保持し直すことによって、一対のアーム部21aがガスボンベBの胴部を適切に把持すると共に、ガスボンベBを載置部11上の適正位置に安定した状態で保持することが可能である。
これにより、本実施形態のボンベ搬送用台車2では、ガスボンベBの搬出を適切に行うことが可能である。したがって、本実施形態のボンベ搬送用台車2では、ガスボンベBを載置部11上に安定した状態で保持しながら、ガスボンベBの搬送を安全に行うことが可能である。
特に、フリーローラ4の上に載置されたガスボンベBは、起立した状態で傾いている場合があり、ガスボンベBの下部側よりも上部側において、ガスボンベBの保持状態が不良となることがある。これに対して、本実施形態のボンベ搬送用台車2では、上述したガスボンベBの保持状態が不良となったときに、ガスボンベBを手前に引き寄せた後に、ガスボンベBを保持し直すことによって、起立した状態で傾いているガスボンベBであっても安定した状態で保持することが可能である。
なお、搬出入用ロボット20では、スライド駆動機構22がスライド軸22aのストローク量を延ばすことでガスボンベBが適正位置から離れていた場合に対応することも可能であるが、ストローク量の増大は車体12の大型化につながるため、ストローク量を安易に増やせない事情がある。これに対して、本実施形態のボンベ搬送用台車2では、スライド駆動機構22がスライド軸22aのストローク量を延ばすことなく、ガスボンベBが適正位置から離れていた場合に対応することが可能である。
また、本実施形態のボンベ搬送用台車2では、ガスボンベBが適正位置よりも手前にある場合に対して、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに離間する方向に回動操作しながら、搬出入用ロボット20のスライド駆動機構22がスライド軸22aを車両後方に向かってスライド駆動することによって、ガスボンベBと接触した一対のアーム部21aがガスボンベBを適正位置まで押すことになる。これにより、搬出入用ロボット20の保持機構21が一対のアーム部21aを互いに近接する方向に回動操作したときに、これら一対のアーム部21aの間でガスボンベBの胴部を安定して把持することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本発明を適用したボンベ搬送用台車としては、上述したガスボンベBの搬送を自走で行う搬送車両10を備えた構成に必ずしも限定されるものではなく、例えば図18に示すようなガスボンベBの搬送を手動で行う搬送車両10Aを備えた構成であってもよい。
具体的に、この図18に示す搬送車両10Aは、上述した2つの駆動車輪12bを省略し、車体12の正面側にハンドル部17が設けられた構成となっている。この構成の場合、搬送車両10Aの走行及び操舵をオペレータにより行うことが可能である。
また、本発明を適用した搬送用台車については、上述したガスボンベBを搬送するボンベ搬送用台車2に好適に用いられるものの、ガスボンベBを搬送するものに必ずしも限定されるものではなく、人手で搬出及び搬入を行うことが困難な重量物を搬送する搬送用台車に対して、本発明を幅広く適用することが可能である。
1…自動搬送システム 2…ボンベ搬送用台車 3…シリンダキャビネット 4…フリーローラ 10,10A…搬送車両 11…載置部 12…車体 13…車輪 14…凹部 15…スライド支持機構 20…搬出入用ロボット 21…保持機構 21a…アーム部 22…スライド駆動機構 31…検出部 31a…センサ 32…制御部 B…ガスボンベ(重量物)

Claims (12)

  1. 重量物を搬送する搬送用台車であって、
    前記重量物を載置する載置部が設けられた車体と、
    前記車体を走行自在に支持する車輪と、
    前記載置部に設けられて、前記重量物をスライド自在に支持するスライド支持機構と、
    前記スライド支持機構により前記重量物をスライドさせながら、前記載置部と前記重量物の搬出入先との間で、前記重量物の搬出及び搬入を自動で行う搬出入用ロボットとを備え、
    前記搬出入用ロボットは、前記重量物を保持する保持機構と、前記保持機構により保持された前記重量物を前記車体の前後方向にスライド駆動するスライド駆動機構と、前記保持機構による前記重量物の保持状態を検出する検出部と、前記保持機構及び前記スライド駆動機構の駆動を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記重量物の保持状態が不良であると判断したときに、前記重量物を手前に引き寄せた後に、前記重量物を保持し直す制御を行うことを特徴とする搬送用台車。
  2. 前記搬出入先にある前記重量物を前記保持機構が保持したときの保持状態を前記検出部が検出することを特徴とする請求項1に記載の搬送用台車。
  3. 前記保持機構は、前記重量物を把持する一対のアーム部を有し、
    前記一対のアーム部は、ヒンジ部を介して基端側が回動自在に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送用台車。
  4. 前記検出部は、前記一対のアーム部が前記重量物を把持したときに、前記一対のアーム部の基端側に設けられたセンサにより前記重量物の位置を検出することを特徴とする請求項3に記載の搬送用台車。
  5. 前記検出部は、前記一対のアーム部が前記重量物を把持したときに、前記一対のアーム部を回動させるアクチュエータに加わる負荷を検出することを特徴とする請求項3に記載の搬送用台車。
  6. 前記載置部は、前記車体の側面の一部を切り欠くように設けられた凹部の内側に設けられていることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の搬送用台車。
  7. 前記載置部は、前記車体の背面側に位置することを特徴とする請求項1~6の何れか一項に記載の搬送用台車。
  8. 前記スライド駆動機構は、前記載置部の前後方向に並んで設けられた複数のローラにより構成されていることを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載の搬送用台車。
  9. 前記車輪を回転駆動する回転駆動機構を備え、
    前記重量物の搬送を自走で行うことを特徴とする請求項1~8の何れか一項に記載の搬送用台車。
  10. 重量物の搬送を自動で行う自動搬送システムであって、
    請求項8に記載の搬送用台車を備えることを特徴とする自動搬送システム。
  11. 前記重量物として、ガスボンベを搬送することを特徴とする請求項10に記載の自動搬送システム。
  12. 前記ガスボンベを格納するシリンダキャビネットを備え、
    前記搬送用台車は、前記シリンダキャビネットとの間で前記ガスボンベの搬出及び搬入を行うことを特徴とする請求項11に記載の自動搬送システム。
JP2021133807A 2021-08-19 2021-08-19 搬送用台車及び自動搬送システム Active JP7032599B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021133807A JP7032599B1 (ja) 2021-08-19 2021-08-19 搬送用台車及び自動搬送システム
TW111126152A TW202330319A (zh) 2021-08-19 2022-07-12 搬送用台車及自動搬送系統
CN202210915958.8A CN115871817A (zh) 2021-08-19 2022-08-01 搬运用台车及自动搬运系统

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021133807A JP7032599B1 (ja) 2021-08-19 2021-08-19 搬送用台車及び自動搬送システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7032599B1 true JP7032599B1 (ja) 2022-03-08
JP2023028234A JP2023028234A (ja) 2023-03-03

Family

ID=81212830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021133807A Active JP7032599B1 (ja) 2021-08-19 2021-08-19 搬送用台車及び自動搬送システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7032599B1 (ja)
CN (1) CN115871817A (ja)
TW (1) TW202330319A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170183042A1 (en) * 2015-12-29 2017-06-29 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Barrel drum transporter
JP6745957B1 (ja) * 2019-07-30 2020-08-26 大陽日酸株式会社 ボンベ搬送用台車及び自動搬送システム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170183042A1 (en) * 2015-12-29 2017-06-29 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Barrel drum transporter
JP6745957B1 (ja) * 2019-07-30 2020-08-26 大陽日酸株式会社 ボンベ搬送用台車及び自動搬送システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023028234A (ja) 2023-03-03
TW202330319A (zh) 2023-08-01
CN115871817A (zh) 2023-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6745957B1 (ja) ボンベ搬送用台車及び自動搬送システム
KR102045388B1 (ko) 실린더 이동용 카트
JP5700255B2 (ja) 物品保管設備及び物品搬送設備
US8382417B2 (en) Article transport facility
US8348588B2 (en) Article transport facility
JP4561655B2 (ja) 搬送車
JP2009298223A (ja) 無人搬送車
US10056281B2 (en) Container transport facility
CN108466811B (zh) 物品搬运车
JP7115176B2 (ja) 搬送装置
KR20160088313A (ko) 직동 회동 장치
JP3867866B2 (ja) 無人搬送車
JP7032599B1 (ja) 搬送用台車及び自動搬送システム
KR101921899B1 (ko) 에어케스터 견인운반장치
JP6812614B1 (ja) 自動搬送システム及び自動搬送方法
KR20220081084A (ko) 자동 화물 운반장치
JP2007216941A (ja) 搬送装置
JP2019098904A (ja) 台車の車輪構造
KR20170123107A (ko) 틸팅 구조를 가지는 이동형 래핑장치
JPH06144783A (ja) 重量物取扱装置
JP2003246411A (ja) 入出庫装置
JP3948661B2 (ja) 台車装置
KR200189317Y1 (ko) 수동대차
JP2023120614A (ja) 自律走行型配達ロボット
JPH0753019A (ja) 無人搬送車の多段積み式荷台装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211108

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7032599

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150