JP4561655B2 - 搬送車 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送車、詳しくは第一ローラコンベアを有する複数のステーション間を走行し、第二ローラコンベアを有する搬送車の移載手段の技術に関する。
工場又は倉庫において、ローラコンベアを駆動して物品を移載する移載ステーション、並びに、このステーション間で物品を受け渡しする無人搬送車は良く知られている。自動倉庫に備えられるスタッカ-クレーンも無人搬送車の一つである。この無人搬送車の中には、移載装置として駆動機構によって物品を移載可能なローラコンベアを搭載しているものがある。例えば、特許文献1又は2に開示される搬送車である。
実開平5−81133号公報 実開平6−60572号公報
ステーションは、搭載されるローラコンベア(以下、第一ローラコンベア)の搬送面が水平となるように、脚の部分の高さを調整して配置されるが、無人搬送車は水平な床面に配置した時に、搭載されるローラコンベア(以下、第二ローラコンベア)の搬送面が第一ローラコンベアと同じ高さレベルで、かつ水平となるように調整されている。
このため、無人搬送車とステーションとの間で物品を移載する場合、つまり、第一ローラコンベアと第二ローラコンベアとで搬送経路(搬送面)を形成した場合に、つまり、第一ローラコンベアの自由端と第二ローラコンベアの自由端とが対向するように搬送車を停止させ、第一ローラコンベアと第二ローラコンベアとで搬送経路(搬送面)を形成した場合に、無人搬送車の床面が水平であれば、その搬送経路の移載方向における側面形状が水平の直線となるが、床面が傾斜していれば、床面に合わせて第二ローラコンベアが傾斜して側面形状が折れ線となる。
搬送車が、ステーションに物品を移載するときは、搬送側面の折れ度合いは、スムーズに物品を移載するための課題になる。ここで、図9を用いて、第一ローラコンベア113は水平としたとき、走行床面105aが傾いている3つの場合について課題を説明する。
図9(a)は搬送側面が直線のときの移載を示した側面図、(b)は同じく搬送側面が山型のときの移載を示した側面図、(c)は同じく搬送側面が谷型のときの移載を示した側面図である。無人搬送車の走行方向と移載方向とは90度異なるが、以下では、正面及び側面は物品の移載方向を基準とする。
図9(a)に示すように、無人搬送車101の走行床面が水平である場合、搬送側面Bは直線である。このとき、物品100は、第二ローラコンベア112よりスムーズに第一ローラコンベア113へ移載される。
また、図9(b)に示すように、無人搬送車101の走行床面がステーション111に向かって上方に傾斜している場合、搬送側面Bは山型を成す。物品100が第二ローラコンベア112から第一ローラコンベア113へ乗り移る時に、物品100の底面と第一ローラコンベア113の上面との間に隙間が生じるが、物品100の底面は、第一ローラコンベア113の上面に上方から接触するため、第一ローラコンベア113のローラがスムーズに回転する。この結果、物品100は、第二ローラコンベア112から第一ローラコンベア113へスムーズに移載される。
しかし、図9(c)に示すように、無人搬送車101の走行床面がステーション111に向かって下方に傾斜している場合、搬送側面Bは谷型を成す。物品100が第二ローラコンベア112から第一ローラコンベア113へ乗り移る時に、物品100のステーション側底面先端110aが第一ローラコンベア113のローラ113aの前面に接触し、底面先端110aがローラ113aを乗り上げた後で、ローラ113aが回転することとなる。この結果、底面先端110aがローラ113aと接触した際の衝撃が物品100に伝わる。
つまり、走行床面に傾斜があり搬送側面が山型を成す場合は、物品をスムーズに移載できる。
ところが、走行床面に傾斜があり搬送側面が谷型を成す場合は、移載される物品のステーション側底面先端が、第一ローラコンベアのローラ単体の前面(上端より下方に)に接触し衝撃が加わる。
そこで、解決しようとする課題は、搬送車の走行床面に傾斜があっても、物品を第一ローラコンベアと第二ローラコンベアの間での移載途上にて、物品に加わる振動を抑制することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、物品を搬送可能な第一ローラコンベアを有する複数のステーション間を走行し、前記第一ローラコンベアとの間で物品を搬送可能な搬送経路を形成する第二ローラコンベアを有する搬送車において、前記第二ローラコンベアの傾斜角度を変更する傾斜調整手段と、前記第二ローラコンベアの水平面に対する傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、前記第一ローラコンベアの高さレベルを検出する高さ検出手段と、前記高さ検出手段の検出結果に基づいて前記第二ローラコンベアを昇降する昇降手段と、を備え、前記傾斜調整手段は、前記傾斜検出手段の検出結果に基づいて、第二ローラコンベアのステーション側の端部がステーションと反対側の端部と同じか、それより高くなるように傾斜角度を変更するものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、搬送車からステーションへ物品を移載するときに、第一ローラコンベアと第二ローラコンベアで形成される搬送経路の移載方向における側面形状が、谷型を成すことを回避でき、第一ローラコンベアから第二ローラコンベアへ乗り移る際の物品への衝撃を低減することができる。
また、第二ローラコンベアの傾斜角度及び第一ローラコンベアの高さレベルを検出した上で調整するため、搬送経路の移載方向の側面形状が谷型をなすのを確実に回避することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施例に係る自動倉庫の一部構成を示した平面図、図2は同じく無人搬送車の側面図、図3は同じく無人搬送車の正面図である。
図4は(a)第一実施例における移載時の移載方向姿勢調整前を示した側面図(b)同じく姿勢調整後を示した側面図、図5は(a)同じく移載時の移載方向における左右方向の姿勢調整前を示した正面図(b)同じく姿勢調整後を示した正面図、図6は(a)第二実施例の移載時を示した側面図(b)同じく走行床面が平行な場合の移載時を示した側面図である。
図7はイコライザローラを示した側面図、図8は(a)第三実施例の移載時の移載方向姿勢調整前を示した側面図(b)同じく姿勢調整後を示した側面図、図9は(a)従来の搬送側面が直線のときの移載を示した側面図(b)同じく山型のときの移載を示した側面図(c)同じく谷型のときの移載を示した側面図である。
図1に示すように、本発明の実施例に係る無人搬送車10が備えられる無人搬送システム11について説明する。
無人搬送システム11は、走行経路12、走行経路12に沿って配置される複数のステーション13・13・・・・及びこのステーション13間で物品5の受け渡しを行なう無人搬送車10を備えている。
物品5は、FPD(Flat Panel Display)用のガラス基盤や有機EL(Electro Luminescence)用の樹脂基盤等の板状物を収納したカセットとしており、品質の維持のためにクリーン環境下に保存されることを要するものである。
ステーション13は、例えば、FPD用のガラス基盤や樹脂基盤を製造するための処理装置に設けられるもので、背面側(図1中では無人搬送車10の進行方向の左右外側)に処置装置15が設けられている。なお、処理装置15に限らず、物品5を一時的に収納するストッカや、検査装置のステーションであっても良い。ステーション13は、無人搬送車10の走行経路12に沿って、左右両側に複数箇所配置される。
このステーション13は、無人搬送車10より受け渡し後に、目的の処理装置15まで物品を搬送するステーション用ローラコンベア14(以下、第一ローラコンベア14)を設けている。第一ローラコンベア14は、その距離によって駆動装置を備えており、本実施例では、詳細は省略する。
次に、図2及び図3を用いて本発明の実施例に係る無人搬送車10について説明する。
無人搬送車10は、駆動機能を有した走行台車20と、複数の部材から構築される車体30と、搬送機能を有する移載部40より構成される。
図2に示すように、走行台車20は、メインフレーム21の前後方向に駆動輪22・22及び従動輪23・23を、それぞれ設けており、この走行台車20の外周部において、樹脂製部材からなるバンパー24が設けられている。
駆動輪22・22には電動モータ25が直結されており、台車走行時のトルクを発生させる。電動モータ25への電力供給は、公知の手段で行われる。本実施例においては、バッテリー26を積載して、電力供給源としているが、これに限定するものでは無く、例えば、走行台車20の走行経路に沿って設けられた給電線から、走行台車20に設けられた受電装置により、電磁誘導を利用して非接触で行われる。従動輪23・23は、自由回転機能を有するキャスターにて構成され、車輪の向きを進行方向に沿って変更自在に軸支されている。これにより、走行台車20の旋回半径を最小限に抑えることができる。
図2に示すように、車体30は、前記走行台車20の上面に配設され、複数の骨格部材(図示せず)より、略立直体形状に形成される。前記車体30は、その内部を物品収納部31とし、台車進行方向に対して左右両側において、物品5の受渡し用開口部が設けられ、該開口部には、開閉可能なシャッター32・32がそれぞれ対に並設されている。
スライド装置43は、台車進行方向と直角(移載方向)に移動可能なXテーブル46と、該Xテーブル46の上部に位置し、台車進行方向と同方向(無人搬送車10の進行方向)に移動可能なYテーブル47と、により構成され、各テーブルにつき、駆動源として、Xテーブル用電動モータ48、Yテーブル用電動モータ49が具備されている。又、Yテーブル47の上面には、ブラケットを介して、昇降装置42が配設される。
物品収納部31の配置は、無人搬送車10の略中心部に占める為、ステーション(図示なし)との物品5の移載(搬入・搬出作業)を行なう際においては、第一ローラコンベア(図示なし)と無人搬送車用ローラコンベア41(以下、第二ローラコンベア41)を接近させる必要がある。つまり、少なくとも物品5の先端部が前記無人搬送車10の外側へ突出するよう移動させる必要がある。上述のXテーブル46は、この機能を付加させるものである。又、上述のYテーブル47は、外部設備との物品5の搬入、搬出作業において、その移載個所に対する微調整を可能とするものである。
図3に示すように、移載部40は、物品5の移載を行なう左右一対の第二ローラコンベア41・41と、ステーション側の第一ローラコンベア(図示なし)と第二ローラコンベア41とを接近させるためのスライド装置43と、ステーションとの物品5の受渡し個所において、第二ローラコンベア41・41の高さレベルを調整する昇降装置42により構成される。
第二ローラコンベア41は、複数のローラ41a・41a・41a・・・を回転可能に並設した搬送装置である。この複数のローラ41aは平行に配置され、移載する物品5の底面を受けることができる。
本実施例は、第二ローラコンベア41に駆動機能を具備させているが、これに限定する必要は無く、例えば、複数のローラ41a・41a・41a・・・は、駆動機能を具備しない単なるコロコンローラ(その軸部両端において、回転可能にベアリング等により保持されただけのもの。)にて構成し、物品5を把持して第二ローラコンベア41に沿って移動させる押し引き装置により行なうものであってもよい。
昇降装置42は、電動モータ50の正転及び逆転により、前記昇降装置42は上昇、下降動作を実行する。なお、移載部40は、旋回機構を有するが本実施例では説明省略する。
ここで、無人搬送車10について、三つの実施例を説明する。それぞれの実施例における無人搬送車10において、上述した第二ローラコンベア41、昇降装置42及びスライド装置43を備える点では共通しているが、第二ローラコンベア41の移載方向における傾斜角度の設定に係る機構を異なるものとしている。
第一実施例(図4及び図5)は、第二ローラコンベアの移載方向における傾斜角度変更機構と、第二ローラコンベアの移載方向の左右における揺動自在機構とを備える。第二実施例(図8)は、第二ローラコンベアの移載方向における傾斜角度を固定している。また、第三実施例(図6)は、第一実施例とは異なる第二ローラコンベアの移載方向における傾斜角度変更機構を備える。
また、以下の実施例ではステーション13の床面は水平であり、備えられる第一ローラコンベア14も水平に設けられているとしている。
さらに、上述したが、搬送経路とは、第一ローラコンベア14と第二ローラコンベア51・61・71が合わせられ形成する物品5を移載する通路であり、搬送側面とは、搬送経路の移載方向における側面形状のことをいう。
ここで、第一実施例について、図4(a)及び(b)並びに図5(a)及び(b)を用いて説明する。
図4(a)に示すように、無人搬送車10の走行床面16が、ステーション13に向かい下って傾斜している。図4(a)は、移載方向における側面から見た無人搬送車10及びステーション13を示している。
なお、図4では、分かり易くするために搬送側面(図中一点鎖線B)の傾斜を大きく表現しているが、実際には、0.3〜1.0°程度の傾斜である。
また、以下で説明をしやすくするため、無人搬送車10の移載方向中央(図中二点鎖線)よりステーション側(紙面右側)をY側、ステーション13の逆側(紙面左側)をX側とする。以下、図6、図8及び図9についても同様の図としている。
本実施例では、無人搬送車10の昇降装置42を、X側を昇降可動な昇降部42X及びY側を昇降可動な昇降部42Yからなる2軸の昇降可動構成としている。昇降部42Xおよび昇降部42Yは、第二ローラコンベア51の昇降手段であるだけでなく、傾斜角度変更手段でもある。
無人搬送車10は、傾斜センサ54とステーションレベル検出センサ53を備えている。ここで、傾斜センサ54は、第二ローラコンベア51の水平面に対する傾斜角度を検出するセンサであり、無人搬送車10の走行床面が傾斜していても水平面を検出できる。また、ステーションレベル検出センサ53は、第二ローラコンベア51の高さレベルを検出するセンサである。このセンサは、第二ローラコンベア51と第一ローラコンベア14の高さ位置が揃ったことを無人搬送車10側で認識できるものであれば良い。
また、部品構成を簡単にするため、本実施例では傾斜手段と昇降手段とを兼ねているが、別々に設けても良い。
無人搬送車10が物品5をステーション13に移載するときには、まず、走行床面の傾斜に関わらずに第二ローラコンベア51の傾斜を設定する。ここで、設定する傾斜はステーション側端部51Xが反対の端部51Yと同じ位置となる、或いはステーション側端部51Xが反対の端部51Yより高くなるように設定する。つまり、床面の最大傾斜角同等の傾斜角度設定で第二ローラコンベア51が水平となるように、或いは床面の最大傾斜角以上の傾斜角度設定でステーション反対側の端部51Xが上方となるようにする。
次に、第二ローラコンベア51を、第一ローラコンベア14の高さ位置に合わせる。
具体的には、図4(b)に示すように、昇降部52Yのみを下降させることによって、傾斜センサ54によって、第二ローラコンベア51を水平、或いは端部51Xが端部51より高くなるように傾斜調整する。
次に、図では示していないが、第二ローラコンベア51を水平に保った状態で昇降部52X・52Yを同期させて下降させ、ステーションレベル検出センサ53にて、ステーション13側のローラコンベア14の高さ位置を検出する。このようにして、搬送側面Bが直線となり、無人搬送車10はスムーズに物品5をステーション13に移載できる。つまり、移載途上にて物品5に加わる振動を低減できる。
なお、第二ローラコンベア51の傾斜角度は、必ずしも水平にする必要はなく、移載方向で若干上向きにして、山型の搬送側面となるようにしても良い。この場合、第二ローラコンベア51の移載方向先端部の高さ位置を、第一ローラコンベア14の高さ位置にあわせるものとする。
図5(a)及び(b)は、無人搬送車10の移載方向正面より移載部40を、さらに詳細に表した図である。図4(a)及び(b)は、紙面奥行き方向が物品5の移載方向であり、以下では紙面の左右を左右方向とする。
フレーム57は、中央部分を前記昇降フレーム52aに設けられた揺動中心軸55によって枢支されている。また、フレーム57と昇降フレーム52aとの間には、弾性機構として圧縮バネ56、並びにダンパ54がそれぞれ左右対称に設けられている。つまり、揺動中心軸55を中心として、フレーム57は、昇降フレーム52aに対し揺動自在の構成としている。
例えば、物品5が、第二ローラコンベア51から、第一ローラコンベア14に乗り上げた際(図4参照)に、両コンベア間に図5の視点で左右の傾斜によって段差が発生している場合がある。本実施例では、左右方向を揺動自在としたことで、第一ローラコンベア14の傾斜によって物品が傾けられ、その物品の傾斜に倣うように、第一ローラコンベア41を傾け(図4(b))、両ローラコンベアを共に同じ傾斜にすることができる。そして、段差のない状態で、物品5が両コンベア間を移載される。この揺動自在の構成では、駆動装置によるものではなく、予め所定の傾斜に設定されているものではないため、移載後、第二ローラコンベア51は再度左右方向にて水平面を成す。
この左右方向の揺動自在機構は、他の実施例でも応用できる。
次に、第二実施例について、図6(a)及び(b)を用いて説明する。
図6(a)に示すように、無人搬送車10の走行床面が、ステーション13に向かい下って傾斜している。
本実施例の無人搬送車10は、昇降装置62は単純な昇降可動できる(特別に2軸としない)のみであり、第二ローラコンベア61と昇降フレーム62aの間に傾斜調整機構63がX側及びY側に設けられている。この傾斜調整機構63は、側面視にて昇降フレーム62aを基準として第二ローラコンベア61の傾斜角度を自在に設定できる。傾斜調整は、予め作業者の手によって固定することができる。
ここで、固定する傾斜角度は、ステーション側端部61Xが反対側の端部61Yと同じとなる、或いは反対側の端部61Yより高くなるように設定する。つまり、床面の最大傾斜角同等の傾斜角度設定で第二ローラコンベア61が水平となるように、或いは床面の最大傾斜角以上の傾斜角度設定でステーション反対側の端部61Xが上方となるようにする。
さらに、本実施例の無人搬送車10は、X側端部の複数のローラ61aを、イコライザローラ65としている。
図7に示すように、このイコライザローラ65は、支持軸65aにより上下方向に揺動自在であり、物品5の移載方向に沿って配置されるプレート65bに、支持軸65aを挟んで回動自在にローラ65cが支持されるものである。また、プレート65bの回動を規制するとともに回動するプレート65bとの接触による衝撃を吸収するため、スプリングやダンパ等の規制部材65dが支持軸65aを挟んで両側に設けられている。
イコライザローラ65は、物品5の重心が搬送先に移動するにつれて移載先側が下方に傾き、物品5の底面と移載先のローラコンベアとの距離を少なくするように作用する。また、移載先側のローラコンベアの自由端側もイコライザローラ65とすることで、物品5の受け渡される角度に倣うとともに、物品5がイコライザローラ65と接触する際の衝撃を規制部材65dにより吸収することができる。
本実施例では、無人搬送車10の走行床面の最大傾斜角度分を、第二ローラコンベア61のX(自由端)側が、第一ローラコンベア14の高さレベルよりも高くなるように、予め傾斜調整機構63によって第二ローラコンベア61の傾斜角度を固定しておく。このため、物品5を移載するときには、第二ローラコンベア61と第一ローラコンベア14の搬送経路が側面視にて直線又は山型を成すことができる。つまり、走行床面の最大傾斜角度分を、逆に無人搬送車10側で傾斜させることで、移載のときに搬送側面Bが谷型になることを防止している。
図6(b)に示すように、無人搬送車10の走行床面16が水平であった場合は、本実施例の場合、搬送側面Bが山型を成す。ここで、物品5が、イコライザローラ65を通過するときは、物品5の重力によって、イコライザローラ65・65が下方に押し下げられ、山形の角度部分を緩和することで、物品5をスムーズに移載することができる。
本実施例では、センサ等を用いることなく簡易な構造にて、移載のときの振動を低減できる。上述のイコライザローラ65を用いた振動低減手段は、他の実施例でも応用できる。
さらに、第三実施例について、図8(a)及び(b)を用いて説明する。
図8(a)及び(b)に示すように、無人搬送車10の走行床面16が、ステーション13に向かい下って傾斜している。
本実施例の無人搬送車10については、昇降装置72は単純な昇降可動できる(特別に2軸としない)のみであり、昇降フレーム72aと第二ローラコンベア71の間のX側にはピン73をY側には支持材74をそれぞれ介し、第二ローラコンベアX側71Xと昇降装置72の間にはセンサ76が設けられる構成としている。
この構成において、第二ローラコンベア71は、ピン73を中心として揺動可能である。
また、センサ76は、第二ローラコンベア71と昇降装置42が平行であれば接触しており、ピン73を中心として第二ローラコンベア71X側を上として傾斜した場合は、非接触となり、第二ローラコンベア71が傾斜したことを検知できるものとしている。
さらに、ステーション13には受台73が、無人搬送車10には載台74が設けられている。ここで、載台74及び受台73は、載台74が受台73に載せられたときに、第一ローラコンベア14と第二ローラコンベア71が同じ高さ位置となるように設けられている。
本実施例では、移載するときに、まず無人搬送車10は、昇降装置72によって第二ローラコンベア71を下降させる。
図8(a)に示すように、無人搬送車10は、載台74が受台73に載置されることによって、第二ローラコンベアX側71Xを、第一ローラコンベア14の高さ位置と同じになる。
ここで、図8(b)に示すように、第二ローラコンベアX側71Xは、受台73によって、第一ローラコンベア14の高さ位置より下には下降できず、第二ローラコンベアY側71Yのみが下降する。そして、第二ローラコンベアX側71Xと昇降フレーム72aが離れ、センサ76が非接触状態、即ち第二ローラコンベア71が傾斜したことを検知する。このとき、昇降装置72は下降動作を停止して、第二ローラコンベア71の傾斜角度が若干移載方向で上向きとなる。
このようにして、搬送側面Bは直線又は山型を成し、移載のときの振動を低減できる。
さらに、本実施例では、センサ76が非接触状態を検出した時点から、昇降装置72の下降動作停止までに所定の時間差を設けることで、走行床面16の最大傾斜角度以上の傾斜を第二ローラコンベア71に与えることが可能である。
本発明の実施例に係る自動倉庫の一部構成を示した平面図。 同じく無人搬送車の側面図。 同じく無人搬送車の正面図。 (a)第一実施例における移載時の移載方向姿勢調整前を示した側面図(b)同じく姿勢調整後を示した側面図。 (a)同じく移載時の移載方向における左右方向の姿勢調整前を示した正面図(b)同じく姿勢調整後を示した正面図。 (a)第二実施例の移載時を示した側面図(b)同じく走行床面が平行な場合の移載時を示した側面図。 イコライザローラを示した側面図。 (a)第三実施例の移載時の移載方向姿勢調整前を示した側面図(b)同じく姿勢調整後を示した側面図。 (a)従来の搬送側面が直線のときの移載を示した側面図(b)同じく山型のときの移載を示した側面図(c)同じく谷型のときの移載を示した側面図。
符号の説明
5 物品
10 無人搬送車
13 ステーション
14 第一ローラコンベア
41 第二ローラコンベア

Claims (1)

  1. 物品を搬送可能な第一ローラコンベアを有する複数のステーション間を走行し、前記第
    一ローラコンベアとの間で物品を搬送可能な搬送経路を形成する第二ローラコンベアを有
    する搬送車において、
    前記第二ローラコンベアの傾斜角度を変更する傾斜調整手段と、
    前記第二ローラコンベアの水平面に対する傾斜角度を検出する傾斜検出手段と、
    前記第一ローラコンベアの高さレベルを検出する高さ検出手段と、
    前記高さ検出手段の検出結果に基づいて前記第二ローラコンベアを昇降する昇降手段と、
    を備え、
    前記傾斜調整手段は、前記傾斜検出手段の検出結果に基づいて、第二ローラコンベアのステーション側の端部がステーションと反対側の端部と同じか、それより高くなるように傾斜角度を変更することを特徴とする搬送車。
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