JP2004078785A - 物品搬送設備 - Google Patents

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宮原 明
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Abstract

【課題】本発明は、走行経路のカーブ部においてさらに走行速度を上げることを可能とした物品搬送設備を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送台車3が走行レール1のカーブ部を走行するとき、搬送台車3の移載・載置コンベヤ装置12はその走行速度に応じて、内向き姿勢、すなわち偏心カム38によってカーブ部内方側へ傾斜される姿勢制御が実行される構成とする。この構成によれば、カーブ部において移載・載置コンベヤ装置12が内向き姿勢に制御されることにより、カーブ部において搬送台車3の走行速度を上げても搬送台車3が慣性によりカーブ部の外向きに倒れることを防止でき、よって搬送台車3の1台当りの搬送能力を改善でき、またカーブ部で搬送台車3が走行速度を落としたとき、あるいは停止したときに搬送台車3の姿勢は元に戻されることにより、搬送している物品Rが滑り落ちたりすることを防止することができる。
【選択図】   図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直線部とカーブ部を有する走行経路に沿って走行し、物品を搬送する搬送車を備えた物品搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の上記物品搬送設備においては、搬送車の走行経路としてループ状(環状)に一対の走行レールが敷設され、この走行レールに沿って、ステーションが配置され、搬送車はステーション間を走行して物品を搬送している。
【0003】
また搬送車の走行経路のカーブ部における走行速度を上げるために、走行レールにバンクを設けている。このバンクの角度は、搬送車がバンクで停止したときに、搬送している物品が滑り落ちることがないように、2゜程に制限しており、よってカーブ部における走行速度はバンクの角度により制限され、たとえば60m/minを限度としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
近年、搬送車の能力を向上させるため、搬送車の走行速度をカーブ部においても上昇させることが望まれているが、上述したようにカーブ部の走行速度はこのバンクの角度により制限されているため、走行速度を上げることができず、搬送車の能力を向上させることは困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、走行経路のカーブ部においてさらに搬送車の走行速度を上げることを可能とした物品搬送設備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、直線部とカーブ部を有する走行経路に沿って走行し、物品を搬送する搬送車を備えた物品搬送設備であって、前記カーブ部において、前記搬送車を前記搬送車の走行速度に応じて内向き姿勢とする姿勢制御を行うことを特徴とするものである。
【0007】
上記構成によれば、搬送車が走行経路のカーブ部を走行するとき、搬送車はその走行速度に応じて、搬送車の走行経路のカーブ部内周側が下を向くように内向き姿勢に姿勢制御される。よって、カーブ部における搬送車の走行速度を上げても搬送車が慣性によりカーブ部の外向きに倒れることが防止され、またカーブ部で搬送車が走行速度を落としたとき、あるいは停止したときに搬送車の姿勢は元に戻されることにより、搬送している物品が滑り落ちることが防止される。
【0008】
また請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明であって、前記搬送車の姿勢の度合いが、前記カーブ部の曲率に応じて制御されることを特徴とするものである。
【0009】
上記構成によれば、搬送車が走行経路のカーブ部を走行するとき、搬送車はその走行速度およびカーブ部の曲率に応じて内向き姿勢に姿勢制御される。このとき、カーブ部の曲率が大きいとき、すなわちカーブ部の半径が小さくカーブが急なとき、内向き姿勢は大きくされる。
【0010】
また請求項3に記載の発明は、上記請求項1または請求項2に記載の発明であって、前記搬送車は、その姿勢を内向き姿勢とすることを可能とする構成としたことを特徴とするものである。
【0011】
上記構成によれば、搬送車自体が内向き姿勢となるように構成され、カーブ部で搬送車の姿勢が内向きに制御される。
また請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載の発明であって、前記搬送車に、前記物品の移載を行う移載手段と、この移載手段の姿勢を変更する姿勢変更手段を設け、前記カーブ部において前記姿勢変更手段により前記移載手段の姿勢を内向き姿勢とすることを特徴とするものである。
【0012】
上記構成によれば、搬送車が走行経路のカーブ部を走行するとき、搬送車の走行速度に応じて姿勢変更手段により移載手段の姿勢が内向き姿勢に姿勢制御される。よって、カーブ部における搬送車の走行速度を上げても搬送車が慣性によりカーブ部の外向きに倒れることが防止され、またカーブ部で搬送車が走行速度を落としたとき、あるいは停止したときに移載手段の姿勢が元に戻されることにより、搬送している物品が滑り落ちることが防止される。
【0013】
また請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明であって、前記姿勢変更手段は、前記移載手段の左右方向一方の端部を水平軸として回転自在に支持する第1支持手段と、前記移載手段の左右方向他方の端部を昇降自在に支持する第2支持手段より構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
上記構成によれば、第2支持手段により移載手段の左右方向他方の端部が上昇されると、一方の端部を回転軸として移載手段が傾く。よって、搬送車が走行経路のカーブ部を走行するとき、搬送車の走行速度に応じて第2支持手段により移載手段の左右方向他方の端部を上昇させることにより、搬送車の姿勢を内向きに制御することが可能となる。
【0015】
また請求項6に記載の発明は、直線部とカーブ部を有する走行経路に沿って走行し、前記走行経路に沿って配置された物品載置手段間に渡って物品を搬送する搬送車を備え、前記搬送車に前記物品の移載を行う移載手段を設けた物品搬送設備であって、前記搬送車に、前記移載手段を搬送車の走行方向とは直角な左右方向に傾斜させる傾斜手段を設け、前記カーブ部において、前記搬送車の走行速度に応じて前記移載手段を前記傾斜手段によりカーブ部内周側へ傾斜させることを特徴とするものである。
【0016】
上記構成によれば、搬送車が走行経路のカーブ部を走行するとき、搬送車の走行速度に応じて移載手段は傾斜手段によりカーブ部内周側へ傾斜され、搬送車は内向き姿勢に姿勢制御される。よって、カーブ部における搬送車の走行速度を上げても搬送車が慣性によりカーブ部の外向きに倒れることが防止され、またカーブ部で搬送車が走行速度を落としたとき、あるいは停止したときに搬送車の姿勢は元に戻されることにより、搬送している物品が滑り落ちることが防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態における物品搬送設備の走行経路図、図2は物品搬送設備の同要部構成図である。
【0018】
図1および図2において、1はフロア2に設置された一対の走行レールであり、3はこの走行レール1に案内されて自走し、物品Rを搬送する4輪の搬送台車(搬送車の一例)である。なお、搬送台車3の総台数を5台としている。
【0019】
前記走行レール1により、直線部とカーブ部を有するループ状の搬送経路(走行経路の一例)が構成され、前記搬送経路4に沿って複数(図では9台)のステーション(物品載置手段の一例)5が配置されている。各ステーション5にはそれぞれ、各搬送台車3との間で物品Rの移載、すなわち搬入、搬出を行う移載用コンベヤ装置6が設けられている。
【0020】
前記搬送台車3は、図2〜図5に示すように、平面視ロ字状の車体11と、この車体11上に設置された物品Rの移載・載置用コンベヤ装置(移載手段の一例)12と、車体11の下部に取付けられ、車体11を一方の走行レール1に対して支持する2台の旋回式従動車輪装置13と、車体11の下部に取付けられ、車体11を他方の走行レール1に対して支持するとともに走行レール1の曲がり形状に追従可能でかつ旋回式従動車輪装置13に対して遠近移動自在(スライド自在)な2台の旋回・スライド式駆動車輪装置14と、移載・載置用コンベヤ装置12の姿勢を変更するチルト機構(姿勢変更手段/傾斜手段の一例)15を備えている。
【0021】
各旋回式従動車輪装置13の従動車輪16と各旋回・スライド式駆動車輪装置14の駆動車輪17により車体11は支持され、駆動車輪17を旋回・スライド自在な構造とし、各旋回式従動車輪装置13の遊転車輪16で位置決めが行われることにより、カーブ部での搬送台車3の走行が何ら支障なく円滑に行われ、本体11が左右方向に振れることが防止される。また駆動車輪17の回転軸には走行用モータ18の駆動軸が連結され、この走行用モータ18の駆動により搬送台車3は走行される。
【0022】
また一方の走行レール1の外方側面に走行方向に沿って全長に集電レール19が布設され、一方の旋回式従動車輪装置13の外方に集電子20が設置されている。また他方の走行レール1の外方側面に走行方向に沿って全長にフィーダ線21が布設され、旋回・スライド式駆動車輪装置14の外方にフィーダ線21に接近対向してワイヤレスモデム22が設置されている。さらに走行レール1に沿って、走行位置の始点を示す反射体(鏡など)からなる原点23が設置され、一方の旋回式従動車輪装置13にこの原点23を検出する反射型光電スイッチからなる原点検出器24が設けられている。また走行レール1の各カーブ部の入口位置と出口位置にそれぞれ、カーブの入口位置と出口位置を示す反射体(鏡など)からなる始点25INと終点25OUTが設置され、走行方向前方の旋回・スライド式駆動車輪装置14に、駆動車輪17の中心位置に合わせて、前記始点25INを検出する反射型光電スイッチからなる始点検出器26が設けられ、走行方向後方の旋回・スライド式駆動車輪装置14に、駆動車輪17の中心位置に合わせて、前記終点25OUTを検出する反射型光電スイッチからなる終点検出器27が設けられている。
【0023】
また車体11の前後に、追突を検出するバンパスイッチ28が設けられ、また1台の走行用モータ18の駆動軸に走行用モータ18の回転数を検出するエンコーダ29が設けられている。また車体11に、前後の搬送台車3間でデータの送受信を行うためのデータ送受信手段として、その後方に光センサ送信器30が設けられ、その前方に光センサ受信器31が設けられている。
【0024】
また上記チルト機構15として、図4および図6に示すように、移載・載置用コンベヤ装置12の走行方向とは直角な方向(左右方向と称す)の一方の端部(走行レール1のカーブ部内方側端部;図では左側)に、水平軸33が前後に突設され、第1支持手段として、車体11にこれら水平軸33をそれぞれ回転自在に支持する軸受け34が設けられ、また移載・載置用コンベヤ装置12の左右方向他方の端部(走行レール1のカーブ部外方側端部;図では右側)に、移載・載置用コンベヤ装置12を昇降自在に支持する第2支持手段が設けられている。
【0025】
この第2支持手段は、車体11上の左右方向他方の端部(図では右側)上に設けられ、軸受け34とともに移載・載置用コンベヤ装置12を水平に支持する支持体35と、車体11の右側で車体11に囲まれた空間に前後に渡って配置された水平軸36と、車体11の前後の内部に設けられ、この水平軸36の両端を回転自在に支持する軸受け37と、水平軸36の前後に嵌入された一対の偏心カム38と、水平軸36の中央部外周に刻まれた歯車39と、車体11に支持され、この歯車39に歯合する駆動歯車40と、車体11に支持され、駆動歯車40の回転軸にその駆動軸が連結されたサーボモータ41から成り、サーボモータ41の駆動により、駆動歯車40、歯車39、水平軸36を介して偏心カム38が回転して移載・載置用コンベヤ装置12の右側の底面に接触し、移載・載置用コンベヤ装置12の右側を上昇するように構成されている。
【0026】
また移載・載置用コンベヤ装置12の姿勢が水平なときに動作するリミットスイッチからなる水平検出器42が車体11に配置されている。
このチルト機構15によれば、サーボモータ41を駆動して、水平検出器42がオンとなっている状態(角度“0”)から偏心カム38の回転角度を制御することにより、偏心カム38による移載・載置用コンベヤ装置12の右側の昇降高さを制御でき、内向き姿勢、すなわち走行レール1のカーブ部内方側が下を向くように移載・載置用コンベヤ装置12を傾斜させる姿勢に姿勢制御を行うことができる。
【0027】
また移載・載置コンベヤ装置12には、図2および図3に示すように、物品移載・載置用コンベヤ装置12上の物品Rの有無、物品Rの定位置(はみだし)を検出する光電スイッチからなる移載部検出器44が設けられている。
【0028】
図7に設備および搬送台車3の制御ブロックを示す。
図7において、51はマイクロコンピュータからなり、複数の搬送台車3を総括して制御する地上の制御手段である地上コントローラであり、上位のホストコンピュータ(以下、上位コンピュータと略す)50からの物品Rの移載情報(物品Rの搬送要求が発生した搬送元のステーション5の番号と前記物品Rを搬送する搬送先のステーション5の番号からなる移載データ)および後述する地上モデム52からの各搬送台車3毎のフィードバック信号、たとえば搬送データ(後述する)の搬送受領データ、現在位置のアドレスデータを入力して判断し、各搬送台車3毎に走行する行先や移載を行うかどうかなどの制御を行っている。
【0029】
また地上コントローラ51は搬送台車3との信号の伝送を、送受信機に相当する地上モデム52およびアンテナとして、搬送経路4である走行レール1に搬送台車3の走行方向に沿って全長に布設された前記フィーダ線21を介して行っている。また各搬送台車3の本体コントローラ53は、フィーダ線21に接近対向して設置された前記ワイヤレスモデム22を介して地上コントローラ51との信号の伝送を行っている。なお、本体コントローラ53と地上コントローラ51との間のデータの伝送には、データに搬送台車3の固有番号が添付される。
【0030】
前記本体コントローラ53は、車体11の下部で、かつ2台の走行用モータ18の空きスペースに固定された制御ボックス59(図5)に収納され、また同じく空きスペースに固定された動力ボックス60(図5)に、後述するインバータ56と切換スイッチ57と、集電子20に接続され搬送台車3内の装置へ給電する電源装置(図示せず)が収納されている。
【0031】
上記搬送台車3の本体コントローラ53は、搬送台車3の走行および搬送台車3とステーション5間の物品Rの移載を制御するコントローラであり、図8に示すように、統括制御部61と、搬送台車3とステーション5間の物品Rの移載を制御する移載制御部62と、搬送台車3の走行を制御する走行制御部63と、物品移載・載置用コンベヤ装置12の姿勢を制御する姿勢制御部64から構成されている。図7および図8に示すように、統括制御部61に、ワイヤレスモデム22、フィーダ線21、地上モデム52を介して地上コントローラ52が接続され、また切換スイッチ57の励磁コイルが接続されている。また移載制御部62に、移載部検出器44と、インバータ56と切換スイッチ57を介して物品移載・載置用コンベヤ装置12の移載用モータ58が接続されている。また走行制御部63に、原点検出器24とバンパスイッチ28とエンコーダ29と光センサ送信器30と受信器31が接続され、またインバータ56と切換スイッチ57を介して搬送台車3の2台の走行用モータ18が接続されている。また姿勢制御部64に、始点検出器26と終点検出器27と水平検出器42とサーボモータ41が接続されている。
【0032】
上記統括制御部61には、予め搬送台車固有の番号(台車番号)が設定され、統括制御部61は、ワイヤレスモデム22から入力した地上コントローラ51からの搬送データ(搬送台車固有の番号が添付された、物品の搬送元のステーション5のアドレスと搬送先のステーション5のアドレスから構成されるデータ)を入力すると、これらデータに添付される搬送台車固有の番号から自身のデータかを確認し、確認すると以下の制御を実行する。
【0033】
1.搬送元のステーション5のアドレスを走行制御部63へ出力する。
2.走行制御部63から搬送元のステーション5への到着信号(後述する)を入力すると、切換スイッチ57を物品移載・載置用コンベヤ装置12の移載用モータ58側へ切り換え、移載制御部62へ物品Rの搬入指令を出力する。
【0034】
3.移載制御部62より物品Rの搬入終了信号(後述する)を入力すると、切換スイッチ57を走行用モータ18へ切り換え、搬送先のステーション5のアドレスを走行制御部63へ出力する。
【0035】
4.走行制御部63から搬送先のステーション5への到着信号(後述する)を入力すると、切換スイッチ57を物品移載・載置用コンベヤ装置12の移載用モータ58側へ切り換え、移載制御部62へ物品Rの搬出指令を出力する。
【0036】
5.移載制御部62より物品Rの搬出終了信号(後述する)を入力すると、切換スイッチ57を走行用モータ18側へ切り換え、地上コントローラ51へ搬送終了信号を出力する。
【0037】
また統括制御部61は、走行制御部63より追い出し信号(後述する)を入力すると、搬送台車固有の番号を添付して地上コントローラ51へ出力する。また統括制御部61には、予め走行レール1の原点23からの走行距離に対応する各走行区間のアドレスが設定され、この設定に基づいて走行制御部63より入力する現在の走行距離(後述する)に対応する走行区間のアドレスを認識し、この認識した現在位置の走行区間のアドレスに、搬送台車固有の番号を添付して地上コントローラ51へ出力する。
【0038】
上記移載制御部62は、統括制御部61より指令される上記物品Rの搬入指令にしたがって、ステーション5から搬送台車3へ物品Rを移載するようにインバータ56(移載用モータ58)へ移載信号を出力して物品移載・載置用コンベヤ装置12により物品Rを搬入させ、移載部検出器44による物品Rの検出により、停止指令を出力して物品移載・載置用コンベヤ装置12を停止するとともに前記搬入終了信号を統括制御部61へ出力する。また搬出指令にしたがって搬送台車3から物品Rを移載するようにインバータ56(移載用モータ58)へ移載信号を出力して物品移載・載置用コンベヤ装置12により物品Rを搬出させ、移載部検出器44による物品Rが検出されなくなると一定時間後に停止指令を出力して物品移載・載置用コンベヤ装置12を停止するとともに前記搬出終了信号を統括制御部61へ出力する。この動作により、搬送台車3とステーション5間の物品Rの移載が制御される。
【0039】
上記走行制御部63と姿勢制御部64の制御ブロックを図9に示す。
走行制御部63は、
原点検出器24の検出信号によりリセットされ、エンコーダ29から入力されたパルス信号をカウントすることにより原点23からの搬送台車3の実走行距離を測定し、また統括制御部61と姿勢制御部64と光センサ送信器30へ出力する走行距離検出部71と、
走行距離検出部71により測定された走行距離を微分して実速度を測定し、また姿勢制御部64へ出力する速度検出部72と、
予めステーション5のアドレス毎にそれぞれ原点23からの走行距離が設定され、統括制御部61より搬送元または搬送先のステーション5のアドレスを入力すると、このアドレスによりこの搬送元または搬送先のステーション5の原点23からの走行距離(目標走行距離)を求める目標走行距離設定部73と、
予め加減速度αが設定され、目標走行距離設定部73により求められた目標走行距離、走行距離検出部71により測定された実走行距離、バンパスイッチ28の検出信号、および光センサ受信器31より入力された前方走行中の搬送台車3の実走行距離に基づいて、速度指令値を形成して出力し、また目標のステーション5への到着信号と追い出し信号を統括制御部61へ出力する走行指令部74(詳細は後述する)と、
走行指令部74より入力した速度指令値を目標値とし、速度検出器72により測定された実速度をフィードバックしながら、インバータ56へ速度指令値を出力する走行駆動制御部75
から構成されている。
【0040】
前記走行指令部74の動作を詳細に説明する。まず入力した目標走行距離と実走行距離との差を確認して一致しないときに速度指令値を形成して走行駆動制御部75へ出力する。すなわち、距離の差が減速を開始する設定距離α以上のとき高速、たとえば100m/minに設定し、設定距離α未満で停止する設定距離β以上のとき低速、たとえば40m/minに設定し、またこの速度の設定値を変更するとき、予め設定された加減速度αにより速度指令値を上昇または下降させて出力する。設定距離β未満となると、すなわち目標の走行位置に到着すると、速度“0”を選択し、目標のステーション5への前記到着信号を統括制御部61へ出力する。また光センサ受信器31により受信している前方の搬送台車3の現在走行距離と、自身の現在の走行距離により車間距離を演算し、車間距離が所定距離より短くなると、速度“0”を選択し、前記追い出し信号を統括制御部61へ出力する。またバンパスイッチ28が動作すると、または姿勢制御部64より傾き異常信号(詳細は後述する)を入力すると、速度“0”を選択する。なお、速度“0”を選択すると搬送台車3は停止する。
【0041】
前記姿勢制御部64は、
走行方向前方の駆動車輪17の始点検出器26の検出信号によりセットされ、走行方向後方の駆動車輪17の終点検出器27の検出信号によりリセットされ、よって搬送台車3がカーブ部を走行し、また位置していること(カーブ部走行中)を検出するRSフリップフロップ81と、
始点検出器26の検出信号がオンとなったときに走行距離検出部71において測定されている走行距離(始点25INでの走行距離)を記憶するメモリ部82と、
RSフリップフロップ81により検出されるカーブ部走行中の信号によりリセット/実行され、走行距離検出部71から出力された走行距離よりメモリ部82に記憶された始点25IN位置の走行距離を減算して、カーブ部始点25INからの実走行距離を測定するカーブ部走行距離検出部84と、
このカーブ部走行距離検出部84により測定されているカーブ部始点25INからの実走行距離、すなわちカーブ部における走行位置に応じて、図10に示すように、予め設定されている上昇高さを出力する高さ設定部85と、
速度検出部72において測定されている実速度を、上記高速の走行速度(設定値)で除算して走行速度による係数kを求める係数発生部86と、
高さ設定部85から出力されている設定上昇高さに、係数発生部86により演算して求められた係数kを乗算して走行速度に応じた目標上昇高さを求める目標高さ発生部87と、
RSフリップフロップ81によりカーブ部走行中が検出されているとき、目標高さ発生部87により求められた目標上昇高さとなるように、サーボモータ41に制御パルスを出力するモータ駆動部88
から構成されている。
【0042】
またRSフリップフロップ81により検出されるカーブ部走行中の信号がオフ、すなわち直線部を走行中で、かつ水平検出器42がオフ、すなわち物品移載・載置用コンベヤ装置12が水平でないとき、前記傾き異常信号が走行制御部63へ出力される。
【0043】
前記高さ設定部85には予め、標準重量の物品Rを積載し上記高速の走行速度でカーブ部を走行するとき、慣性で搬送台車3が外方へ倒れることなく、さらに物品Rがずれ落ちることがないように、図10に示すように、カーブ部の始点25INから徐徐に上昇高さ(物品移載・載置用コンベヤ装置12の右側の上昇高さ)が上昇され、カーブ部中央で最も上昇高さが高くなり、続いて徐徐に上昇高さが下降され、カーブ部の終点25OUTで“0”となるように設定され、カーブ部中央で搬送台車3の姿勢の度合い(角度)が最も大きくなるように設定されている。またカーブ部の曲率が大きくなると、すなわちカーブ部の半径が小さくなると、図10に破線で示すように、頂点の上昇高さが高くなるように、すなわち搬送台車3の姿勢の度合い(角度)が大きくなるように設定される。
【0044】
上記構成の本体コントローラ53による車体11の走行制御と、物品移載・載置用コンベヤ装置12の姿勢制御について説明する。
「走行位置の認識」
本体コントローラ53は、原点検出器24による原点23の検出によりリセットされてエンコーダ29から出力されるパルスをカウントすることにより現在の走行距離(走行レール1の原点23からの距離)を測定し、この走行距離を後行する搬送台車3に対して光センサ送信器30により送信している。また前記走行距離を微分して実速度を求めている。
【0045】
「走行制御」
統括制御部61から入力された搬送データの搬送元のステーション5のアドレスまたは搬送先のステーション5のアドレスを目標の走行位置として走行制御を実行する。
【0046】
すなわち、目標の走行位置のステーション5のアドレスから求められる原点23からの目標走行距離を求め、続いてこの目標走行距離と現在の走行距離との差を求め、走行速度を、この差が設定距離α以上のとき高速、たとえば100m/minに設定し、設定距離α未満で設定距離β以上のとき低速、たとえば40m/minに設定し、設定した走行速度で走行を開始する。設定距離β未満となると、すなわち目標の走行位置に到着すると、速度“0”を選択し走行を停止する。また光センサ受信器31により受信している前方の搬送台車3の現在走行距離と、自身の現在走行距離により車間距離を演算し、車間距離が所定の最低距離より短くなると、搬送台車3間が接近したと判断して、一旦走行停止とし、地上コントローラ51へ自身の固有番号を含む「追い出しデータ」を送信する。前方の搬送台車3が前進して車間距離が所定の最低距離より長くなると、走行を再開する。またバンパスイッチ28が動作すると、搬送台車3が追突したと判断して一旦走行を停止し、バンパスイッチ28が不動作(オフ)となると、走行を開始する。
【0047】
「姿勢制御」
搬送台車3がカーブ部に入ると、カーブ部内の走行位置と、搬送台車3の走行速度により、走行位置毎の目標上昇高さが求められ、この目標上昇高さによりサーボモータ41が駆動され、図10に示すような軌跡で、図11に示すように、物品移載・載置用コンベヤ装置12の右側(カーブ部外方側)が上昇され、すなわち内向きに傾斜され、上記高速、たとえば100m/minで走行中、傾斜の角度(バンク)は最大11゜となり、物品移載・載置用コンベヤ装置12の姿勢が内向きの姿勢に姿勢制御される。このとき搬送台車3の走行速度が高速の走行速度より遅くなると、目標上昇高さは低くなり傾斜の角度は小さくなり、また搬送台車3の走行速度が“0”となると、すなわち搬送台車3が停止すると、目標上昇高さは“0”となり、傾斜がなくなり水平となる。
【0048】
以上のように本実施の形態によれば、搬送台車3が搬送経路4のカーブ部を走行するとき、搬送台車3はその走行速度に応じて、上記第1支持手段と第2支持手段からなる姿勢変更手段(傾斜手段)によって内向き姿勢に姿勢制御されることにより、すなわち第1支持手段により移載・載置コンベヤ装置12の左右方向一方の端部(カーブ部内方側端部)が回転自在に支持され、第2支持手段により移載・載置コンベヤ装置12の左右方向他方の端部(カーブ部外方側端部)が上昇されて、移載・載置コンベヤ装置12がカーブ部内周側へ傾斜されることにより、カーブ部における搬送台車3の走行速度を上げても、すなわちカーブ部で速度を落とすことなく高速のまま走行させても、搬送台車3が慣性によりカーブ部の外向きに倒れることを防止でき、よって搬送台車3の1台当りの搬送能力を改善でき、したがって搬送台車3の台数を減らしても設備で必要な搬送能力を維持でき、コストダウンを図ることができる。またカーブ部で搬送台車3が走行速度を落とすと搬送台車3の姿勢は戻され、あるいは停止したときに搬送台車3の姿勢は水平(角度“0”)に戻されることにより、搬送している物品Rが滑り落ちたりすることを防止することができる。
【0049】
また本実施の形態によれば、予め搬送経路4のカーブ部の曲率に応じて目標上昇高さが設定されることにより、すなわちカーブ部の曲率が大きいとき(カーブの半径が小さくカーブが急なとき)目標上昇高さは大きく設定され、内向き姿勢が大きくされることにより、カーブ部の曲率が大きいために搬送台車3がカーブ部の外向きに倒れることを防止できる。
【0050】
また本実施の形態によれば、搬送台車3自体が内向き姿勢となるように構成されることにより、走行レール1にバンクを形成するときも柔軟に搬送台車3の姿勢を制御することができる。
【0051】
なお、本実施の形態では、走行位置毎の目標上昇高さを、カーブ部内の走行位置と現在の走行速度により求めているが、さらに搬送している物品Rの重量に応じて目標上昇高さを制御するようにすることもできる。このとき、地上コントローラ51から本体コントローラ53へ指令される搬送データに、搬送する物品Rの重量のデータを添付する。本体コントローラ53では姿勢制御部64において、この重量のデータを予め設定された標準重量で除算して重量に基づく係数pを求め、この係数pを係数kとともに目標高さ発生部87において乗算して目標上昇高さを設定する。これにより、搬送している物品Rの重量に応じて目標上昇高さ、すなわち内向き姿勢を制御することができる。
【0052】
また本実施の形態では、走行位置毎の目標上昇高さを、カーブ部内の走行位置と現在の走行速度により求めているが、カーブ部へ入った時点での搬送台車3の走行速度と、カーブ部内の走行位置により、走行位置毎の目標上昇高さを求めるようにすることも可能である。このとき、始点検出器26の検出信号がオンとなったときの速度検出部72において測定されている実速度を記憶するメモリ部を設け、このメモリ部に記憶されている始点25INでの実速度、すなわち搬送台車3がカーブ部へ入ったときの走行速度を、所定の高速の走行速度で除算して走行速度による係数kを求める。
【0053】
また本実施の形態では、搬送台車3自体が内向き姿勢となるように構成されているが、走行レール1を搬送台車3が内向き姿勢となるように構成することができる。このとき、カーブ部に搬送台車3が入ったことを検知してレールの外方の走行レール1を油圧シリンダ装置等により徐徐に上昇させ、搬送台車3がカーブ部の中央に位置するとき最も高く上昇させ、以後徐徐に下降させ、カーブ部の終点に到着するときには水平に戻すように構成する。
【0054】
また本実施の形態では、移載・載置用コンベヤ装置12を傾斜させることにより搬送台車3の姿勢を内向きな姿勢に制御しているが、移載・載置用コンベヤ装置12にだけに限ることはなく、車体11の一部も含めて傾斜させて搬送台車3の姿勢を内向きな姿勢に制御するようにすることもできる。
【0055】
また本実施の形態では、搬送経路4を、その全てのカーブ部で搬送台車3をループ内方へ案内するようにループ状に形成しているが、図12に示すように、カーブ部の一部で搬送台車3をループ外方へ案内するように搬送経路4を形成することもできる。このとき、搬送台車3は、左右方向いずれにも傾斜することができるように構成され、搬送台車3をループ外方へ案内するカーブ部91では、ループ内方へ案内するカーブ部のときとは反対の向きに搬送台車3は傾斜される。すなわち、搬送台車3をループ外方へ案内するカーブ部91では、移載・載置用コンベヤ装置12はその右側が下を向く内向き姿勢(走行レール1のカーブ部内方側が下を向くように傾斜させる姿勢)に姿勢制御が実行される。なお、図12においては移載載置手段の一部をステーション5に代えて、コンベヤ装置からなる自動倉庫FSの入出庫用(入庫用または出庫用でもよい)荷捌装置92としている。93は物品Rを収納・保管する自動倉庫FSの収納棚であり、スタッカークレーン94によりこの収納棚93と入出庫用荷捌装置92間において物品Rの入出庫が実行される。
【0056】
また本実施の形態では、搬送経路4をループ状に形成しているが、搬送経路をループ状には形成されていない、直線部とカーブ部(たとえば、S字のカーブ部)を有する走行経路とすることもできる。このとき、搬送台車3は前後に自在に走行可能に形成され、さらに左右方向いずれにも傾斜することができるように構成される。
【0057】
また本実施の形態では、移載・載置コンベヤ装置12の左右方向他方の端部を上昇させる第2支持手段を、偏心カムにより形成しているが、偏心カムに限ることなく、移載・載置コンベヤ装置12の左右方向他方の端部を上昇させるもの、たとえばシリンダ装置などにより形成することもできる。
【0058】
また本実施の形態では、カーブ部の始点と終点の検出を始点検出器26と終点検出器27により行っているが、本体コントローラ53に予め各カーブ部の始点と終点の位置を原点23からの距離により設定し、走行距離検出部71により測定している原点23からの搬送台車3の実走行距離により、搬送台車3が各カーブ部の始点と終点の位置に到達したことを検出するようにしてもよい。
【0059】
また本実施の形態では、単に、認識した走行距離に対応する走行区間のアドレスに台車特有の番号を付したデータ(「台車番号+走行区間のアドレス」からなる位置データ)をワイヤレスモデム22、フィーダ線21および地上モデム52を介して地上コントローラ51へ送信し、現在位置の走行区間のアドレスを知らせているだけであるが、地上コントローラ51が受信した各搬送台車3の「台車番号+走行区間のアドレス」からなる現在位置データを、全搬送台車3に対して地上モデム52、フィーダ線21を介して送信することもできる。
【0060】
このとき、各搬送台車3は、受信した現在位置データの台車番号より前方を走行している搬送台車3の走行区間のアドレスを認識することができ、光センサ送信器30と受信器31との通信エリア外において、地上コントローラ51より入力される前方の搬送台車3の走行区間のアドレスと自身の走行区間のアドレスにより演算される車間距離により走行制御を行うことができる。また、光センサ送信器30と受信器31の通信エリア外でも前方の搬送台車3との車間距離を常に把握できることにより、高速走行時においても予め減速を行うことができて安全に前方の搬送台車3へ接近でき、よって搬送台車3間を最適な距離(車間距離)を確保して安全に走行させることができ、搬送効率を向上させることができる。また走行区間のアドレスのデータは、走行距離自体のデータよりデータ量が小さく、またこの送信間隔は光伝送による送信間隔より長くできるために、通信負荷を減少でき、本体コントローラ53の負荷を軽減することができる。また光センサ送信器30と受信器31との通信エリア外では、すなわち前方の搬送台車3との距離が十分にあるとき、走行レール1の直線部の走行速度上限値をより高速に切り換えることも可能となり、前方の搬送台車3へ追いつくことができ、車間距離を最適な距離にすることができる。
【0061】
また本実施の形態では、走行経路に沿って走行し、前記走行経路に沿って配置された物品載置手段間に渡って物品を搬送する搬送車を、フロア2に設置された走行レール1に案内されて自走する搬送台車3としているが、走行レール1に案内されるのではなく、走行経路に沿ってフロア2に設置された誘導帯を検出しながら走行し物品を搬送する自走搬送台車(無軌条の搬送車)としてもよい。
【0062】
また本実施の形態では、搬送台車3を4輪としているが、3輪とすることもできる。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、搬送車が走行経路のカーブ部を走行するとき、搬送車はその走行速度に応じて内向き姿勢に姿勢制御されることにより、カーブ部における搬送車の走行速度を上げても搬送車が慣性によりカーブ部の外向きに倒れることを防止でき、よって搬送効率を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における物品搬送設備の走行経路図である。
【図2】同物品搬送設備の要部構成図である。
【図3】同物品搬送設備の走行レールおよび搬送台車の側面図である。
【図4】同物品搬送設備の走行レールの断面および搬送台車の要部正面図である。
【図5】同物品搬送設備の搬送台車の一部平面図である。
【図6】同物品搬送設備の搬送台車における移載・載置用コンベヤ装置の姿勢制御手段の説明図である。
【図7】同物品搬送設備の搬送台車の制御ブロック図である。
【図8】同物品搬送設備の本体コントローラの構成図である。
【図9】同物品搬送設備の本体コントローラの走行制御部と姿勢制御部のブロック図である。
【図10】同物品搬送設備の姿勢制御部の高さ設定部に設定されている、走行距離と上昇高さのパターン図である。
【図11】同物品搬送設備の搬送台車の移載・載置用コンベヤ装置の姿勢制御の説明図である。
【図12】本発明の他の実施の形態における物品搬送設備の走行経路図である。
【符号の説明】
1  走行レール
2  フロア
3  搬送台車
4  搬送経路
5  ステーション
6  ステーションの移載用コンベヤ装置
11  車体
12  搬送台車の移載・載置用コンベヤ装置
13  旋回式従動車輪装置
14  旋回・スライド式駆動車輪装置
18  走行用モータ
21  フィーダ線
22  ワイヤレスモデム
24  原点検出器
26  始点検出器
27  終点検出器
29  エンコーダ
33  水平軸
38  偏心カム
40  駆動歯車
41  サーボモータ
42  水平検出器
44  移載部検出器
50  上位コンピュータ
51  地上コントローラ
52  地上モデム
53  本体コントローラ
58  搬送台車の移載用モータ
R  物品

Claims (6)

  1. 直線部とカーブ部を有する走行経路に沿って走行し、物品を搬送する搬送車を備えた物品搬送設備であって、
    前記カーブ部において、前記搬送車を前記搬送車の走行速度に応じて内向き姿勢とする姿勢制御を行うこと
    を特徴とする物品搬送設備。
  2. 前記搬送車の姿勢の度合いが、前記カーブ部の曲率に応じて制御されること
    を特徴とする請求項1に記載の物品搬送設備。
  3. 前記搬送車は、その姿勢を内向き姿勢とすることを可能とする構成としたこと
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品搬送設備。
  4. 前記搬送車に、前記物品の移載を行う移載手段と、この移載手段の姿勢を変更する姿勢変更手段を設け、
    前記カーブ部において前記姿勢変更手段により前記移載手段の姿勢を内向き姿勢とすること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の物品搬送設備。
  5. 前記姿勢変更手段は、前記移載手段の左右方向一方の端部を水平軸として回転自在に支持する第1支持手段と、前記移載手段の左右方向他方の端部を昇降自在に支持する第2支持手段より構成されていること
    を特徴とする請求項4に記載の物品搬送設備。
  6. 直線部とカーブ部を有する走行経路に沿って走行し、前記走行経路に沿って配置された物品載置手段間に渡って物品を搬送する搬送車を備え、前記搬送車に前記物品の移載を行う移載手段を設けた物品搬送設備であって、
    前記搬送車に、前記移載手段を搬送車の走行方向とは直角な左右方向に傾斜させる傾斜手段を設け、
    前記カーブ部において、前記搬送車の走行速度に応じて前記移載手段を前記傾斜手段によりカーブ部内周側へ傾斜させること
    を特徴とする物品搬送設備。
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