JP7031193B2 - トナー収容装置、画像形成装置 - Google Patents

トナー収容装置、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、トナー収容装置、画像形成装置に関する。
特許文献1には、転写搬送ベルトと対向する部位に開口部が設けられたクリーニングボックスと、クリーニングボックスの開口部に取り付けられるとともに転写搬送ベルトと接触して設けられ、転写搬送ベルトから残留トナーなどを掻き落としてクリーニングボックス内へ回収するためのクリーニングブレードと、クリーニングブレードよりも転写搬送ベルトの移動方向の上流側でクリーニングボックスの開口部に取り付けられるとともに転写搬送ベルトと接触して設けられ、クリーニングボックスの内部に存在する残留トナーの飛散を防止するシール部材とを備えたクリーニング装置が開示されている。
特開2002-40894号公報
トナーを収容するトナー収容装置に、トナー収容装置からのトナーの漏れを抑制するトナー漏れ抑制手段を設けた場合、トナー漏れ抑制部材とトナー像を保持する像保持体との接触状態に起因して、トナー漏れ抑制手段に折れが生じることがあった。そして、トナー漏れ抑制手段に折れが生じると、結果として、折れた部位からトナーが漏れ出してしまうおそれがあった。
本発明は、トナー漏れ抑制手段における折れの発生を抑制することを目的とする。
請求項1記載の発明は、トナーを保持して回転する像保持体と対向する部位に開口部が設けられ、内部にトナーを収容する収容手段と、前記像保持体の回転方向と交差する交差方向に沿って伸び且つ前記開口部に面して設けられ、当該回転方向の上流側の端部が前記収容手段に固定されるとともに下流側の端部が当該像保持体と接触することでトナーの漏れを抑制するトナー漏れ抑制手段とを含み、前記トナー漏れ抑制手段は、前記交差方向に沿って伸びる本体部と、当該本体部を補強する補強部とを有し、前記補強部は前記交差方向に沿って平坦に伸びる平坦部と、当該平坦部の前記交差方向の端部において前記像保持体の回転方向に沿って突出して伸びる突出部を備え、当該突出部の回転方向の長さは、前記本体部の回転方向の長さより小さいことを特徴とするトナー収容装置である。
請求項2記載の発明は、記補強部は、前記本体部よりもヤング率が高い材料で構成されることを特徴とする請求項1記載のトナー収容装置である。
請求項3記載の発明は、前記本体部がポリウレタンで構成され、前記補強部がポリエチレンテレフタレートで構成されることを特徴とする請求項2記載のトナー収容装置である。
請求項4記載の発明は、記補強部は、前記本体部のうち前記像保持体と接触しない側の面に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のトナー収容装置である。
請求項5記載の発明は、前記トナー漏れ抑制手段の前記交差方向の端部のうち前記像保持体と接触する部位が、R形状に面取りされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のトナー収容装置である。
請求項6記載の発明は、前記開口部の前記交差方向の両端部にて前記トナー漏れ抑制手段と重なるように設けられる重なり部材をさらに含み、前記トナー漏れ抑制手段と前記重なり部材との前記交差方向における重なり(X)に対する、前記重なり部材と前記トナー漏れ抑制手段のうち補強されている部位との前記交差方向における重なり(Y)の比率(Y/X×100%)が、20%以上100%以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のトナー収容装置である。
請求項7記載の発明は、トナーを保持して回転する像保持体と、前記像保持体に付着したトナーを清掃する清掃装置とを備え、前記清掃装置は、前記像保持体と対向する部位に開口部が設けられ、内部にトナーを収容する収容手段と、前記収容手段の前記開口部に取り付けられ、前記像保持体からトナーを回収する回収手段と、前記回収手段よりも前記像保持体の回転方向の上流側で前記開口部に面して設けられ、当該回転方向の上流側の端部が前記収容手段に固定されるとともに下流側の端部が前記像保持体と接触する接触手段とを含み、前記接触手段は、前記像保持体の回転方向と交差する交差方向に沿って伸びる本体部と、当該本体部を補強する補強部とを有し、前記補強部は前記交差方向に沿って平坦に伸びる平坦部と、当該平坦部の前記交差方向の端部において前記像保持体の回転方向に沿って突出して伸びる突出部を備え、当該突出部の回転方向の長さは、前記本体部の回転方向の長さより小さいことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1記載の発明によれば、トナー漏れ抑制手段の交差方向の中央部および端部を同じ構造とした場合と比較して、トナー漏れ抑制手段における折れの発生を抑制することができる。
請求項2記載の発明によれば、本体部および補強部を同じヤング率の材料で構成した場合と比較して、トナー漏れ抑制手段の強度を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、トナーの漏れの抑制およびトナー漏れ抑制手段における折れの抑制を、容易に両立することができる。
請求項4記載の発明によれば、本体部のうち像保持体と接触する側の面に補強部を取り付けた場合と比較して、像保持体に対する傷付けを抑制することができる。
請求項5記載の発明によれば、トナー漏れ抑制手段の交差方向の端部のうち像保持体と接触する部位を角形状とした場合と比較して、トナー漏れ抑制手段における折れの発生を抑制することができる。
請求項6記載の発明によれば、トナー漏れ抑制手段と重なり部材との前記交差方向における重なり(X)に対する、前記重なり部材と前記トナー漏れ抑制手段のうち補強されている部位との前記交差方向における重なり(Y)の比率を20%未満あるいは100%超とした場合と比較して、両者が重なる部位からのトナーの漏れを抑制することができる。
請求項7記載の発明によれば、トナー漏れ抑制手段の交差方向の中央部および端部を同じ構造とした場合と比較して、トナー漏れ抑制手段における折れの発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す図である。 画像形成装置に設けられた清掃装置の断面構成を示す図である。 清掃装置を感光体ドラム側からみた正面図である。 (a)~(d)は、実施の形態1で用いた下側シール部材の構成を示す図である。 (a)、(b)は、側方シール部材の構成を示す図である。 下側シール部材および側方シール部材の重なり率と、下側シール部材の折れおよびトナーの漏れとの関係を示す図である。 (a)~(c)は、実施の形態2で用いた下側シール部材の構成を示す図である。 (a)~(c)は、実施の形態3で用いた下側シール部材の構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す図である。
この画像形成装置1は、画像形成部10と、用紙供給部20と、定着部30とを有する。画像形成部10は、電子写真方式にて単色(例えば黒色)のトナー像を形成する。用紙供給部20は、画像形成部10に向けて用紙Pを供給する。定着部30は、画像形成部10によって用紙P上に形成された画像(トナー像)を定着させる。
〔画像形成部の構成〕
画像形成部10は、図中に示す矢印B方向を軸として矢印A方向に回転する感光体ドラム11を有している。また、画像形成部10は、この感光体ドラム11の周囲に矢印A方向に沿って設けられた、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15および清掃装置40を備えている。なお、以下の説明では、A方向を回転方向Aと称し、B方向を軸方向(交差方向の一例)と称する。
像保持体の一例としての感光体ドラム11は、金属製の薄肉の円筒状基材(図示せず)の表面に感光層(図示せず)を形成してなり、ここでは感光層が負極性に帯電する材料で構成されている。また、感光体ドラム11は接地されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11の感光層を負の電位に帯電する。
露光装置13は、帯電装置12によって負の電位に帯電された感光体ドラム11に、レーザやLED(Light Emitting Diode)等の光源を用いて選択的に光書き込みを行うことで、静電潜像を形成する。
現像装置14は、感光体ドラム11に形成された静電潜像を、予め決められた色(この例では黒色)のトナーで現像する。この現像装置14は、その内部に、磁性を有するキャリアと、予め決められた色に着色されたトナーとを含む二成分現像剤(以下では現像剤と称する)を収容している。また、現像剤において、キャリアは正の帯電極性を有しており、トナーは負の帯電極性を有している。
転写装置15は、トナーの帯電極性とは逆極性(この例では正極性)の転写バイアスを印加する。
清掃装置40は、転写後且つ帯電前の感光体ドラム11上の残トナー等を除去することで、感光体ドラム11の清掃を行う。なお、清掃装置40の詳細については後述する。
〔用紙供給部の構成〕
また、用紙供給部20は、用紙Pを収容する収容容器と、用紙Pを収容容器から繰り出す繰り出し機構とを有している。また、用紙供給部20は、繰り出した用紙Pを、感光体ドラム11と転写装置15とが対向する転写部および定着部30を介して外部に搬送する搬送機構(図示せず)を有している。
〔定着部の構成〕
さらに、定着部30は、互いに接触した状態で回転する一対の回転体を備えている。そして、定着部30は、これら2つの回転体の少なくとも一方を加熱するとともに、これら2つの回転体の間に形成される定着ニップ部に用紙Pを挿通させる。
[清掃装置の構成]
次に、清掃装置40の構成について説明を行う。
図2は、画像形成装置1に設けられた清掃装置40の断面構成を示す図である。また、図3は、清掃装置40を感光体ドラム11側からみた正面図である。なお、図2は、清掃装置40を図1の手前側からみた図となっている。また、図3では、後述するブラシ部材42の記載を省略している。
清掃装置40は、感光体ドラム11と対向する部位に開口部410が設けられた中空状の筐体41と、筐体41における開口部410の内側に回転可能に設けられたブラシ部材42とを備えている。また、清掃装置40は、筐体41における開口部410のうち、ブラシ部材42よりも回転方向Aの下流側に設けられたブレード部材43と、ブラシ部材42よりも回転方向Aの上流側に設けられた下側シール部材44を備えている。さらに、清掃装置40は、筐体41の内側であってブラシ部材42の背面側に回転可能に設けられたオーガ部材45と、筐体41における開口部410のうち、軸方向Bの両端部のそれぞれに設けられた側方シール部材46とを備えている。
なお、本実施の形態の清掃装置40において、ブレード部材43はブラシ部材42の上方に配置されており、下側シール部材44はブラシ部材42の下方に配置されている。
収容手段の一例としての筐体41は、各種プラスチックや金属等を組み合わせて構成されている。そして、筐体41に設けられた開口部410は、回転方向Aの長さよりも軸方向Bの長さが大きい長方形状を呈するようになっている。また、筐体41のうち、開口部410の上方すなわち回転方向Aの下流側には、ブレード部材43を固定して取り付けるための上側縁部411が設けられている。さらに、筐体41のうち、開口部410の下方すなわち回転方向Aの上流側には、下側シール部材44を固定して取り付けるための下側縁部412が設けられている。
回収手段の一例としてのブラシ部材42は、軸方向Bに沿って伸びるシャフトの周囲に、例えば螺旋状にブラシを巻き回して構成されている。このブラシ部材42は、感光体ドラム11に接触するとともに回転可能に設けられている。ここで、ブラシ部材42の回転方向は、感光体ドラム11の回転方向Aと同方向であってもよいし、逆方向であってもよい。
回収手段の一例としてのブレード部材43は、ポリウレタン(PUR)で構成されている。ブレード部材43は、回転方向Aの長さよりも軸方向Bの長さが大きい長方形状を呈するようになっている。そして、ブレード部材43の短手方向の一端側が、筐体41の上側縁部411にネジ止め等によって固定され、ブレード部材43の短手方向の他端側が、感光体ドラム11に接触するように設けられている。すなわち、ブレード部材43では、その短手方向の一端側は固定端となり、固定端からみて回転方向Aの上流側に位置する、短手方向の他端が自由端となっている。
トナー漏れ抑制手段あるいは接触手段の一例としての下側シール部材44は、回転方向Aの長さよりも軸方向Bの長さが大きい長方形状を呈するようになっている。そして、下側シール部材44の短手方向の一端側が、筐体41の下側縁部412に貼り付け等によって固定され、下側シール部材44の短手方向の他端側が、感光体ドラム11に接触するように設けられている。すなわち、下側シール部材44は、その短手方向の一端側は固定端となり、固定端からみて回転方向Aの下流側に位置する、短手方向の他端が自由端となっている。なお、下側シール部材44の構成の詳細については後述する。
オーガ部材45は、軸方向Bに沿って伸びるシャフトの周囲に、例えば螺旋状の突起部を形成して構成されている。このオーガ部材45は、ブラシ部材42やブレード部材43等によって筐体41内に回収された残トナーを攪拌搬送するために設けられている。なお、筐体41の背面側には、図示しない開口が設けられており、オーガ部材45によって攪拌搬送されてきた残トナー等を、開口を介して外部に排出するようになっている。
重なり部材の一例としての側方シール部材46は、フェルト等で構成されている。側方シール部材46は、筐体41の開口部410の一方の側部(図3においては左側、図2においては手前側)と、筐体41の開口部410の他方の側部(図3においては右側)とに、それぞれ設けられる。これら2つの側方シール部材46は、軸方向Bにおいて対称(左右対称)な形状を有している。なお、側方シール部材46の構成の詳細については後述する。
<実施の形態1>
[下側シール部材の構成]
図4は、実施の形態1で用いた下側シール部材44の構成を示す図である。ここで、図4(a)は、下側シール部材44を感光体ドラム11側からみた正面図である。また、図4(b)~図4(d)は、それぞれ、図4(a)のIVB-IVB断面図、IVC-IVC断面図、IVD-IVD断面図である。
下側シール部材44は、筐体41に取り付けられた際に感光体ドラム11と対向する表面441(一方の面の一例:図3も参照)と、その裏側であって筐体41への取り付け面となる裏面442(他方の面の一例)とを有している。また、下側シール部材44は、その短手方向の一端であって筐体41の下側縁部412に取り付けられることで固定される固定端44aと、その短手方向の他端であって固定端44aが固定された際に自由となる自由端44bとを有している。さらに、下側シール部材44は、その長手方向の一端であって筐体41に取り付けられた際に第1側方シール部材461と重なる第1側端44cと、その長手方向の他端であって筐体41に取り付けられた際に側方シール部材46と重なる第2側端44dとを有している。
また、本実施の形態の下側シール部材44は、本体フィルム51と、本体フィルム51の裏面442側に貼り付けられることで本体フィルム51を裏打ちする裏打フィルム52とを有している。
本体部の一例としての本体フィルム51は、例えばポリウレタンで構成されている。この本体フィルム51の厚さは、例えば50μm程度に設定される。また、本体フィルム51は、回転方向Aの長さよりも軸方向Bの長さが大きい長方形状を呈するようになっている。ただし、本体フィルム51のうち、自由端44bと第1側端44cとの交差部位および自由端44bと第2側端44dとの交差部位には、R形状に面取加工を施すことで得た面取部510が設けられている。
補強部の一例としての裏打フィルム52は、本体フィルム51を構成する材料(本実施の形態ではポリウレタン)よりもヤング率(JIS K 7311による)が高い、ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されている。また、この裏打フィルム52の厚さは、例えば50μm程度に設定される。そして、本実施の形態の裏打フィルム52は、軸方向Bに沿って平坦に伸びる平坦部521と、平坦部521の軸方向Bの両端部において回転方向Aに沿って突出して伸びる2つの突出部522とを備えている。したがって、本実施の形態の裏打フィルム52は凹字状を呈していることになる。ただし、裏打フィルム52における突出部522の回転方向Aの長さは、本体フィルム51の回転方向Aの長さよりも小さくなっている。
そして、本体フィルム51と裏打フィルム52とは、第1両面テープ53を用いて接着されている。ここで、第1両面テープ53は、裏打フィルム52と共通の形状を有しており、本体フィルム51に対し、裏打フィルム52の全面(表面441側)を接着するようになっている。このとき、裏打フィルム52における突出部522の回転方向Aの下流側の端部は、本体フィルム51における軸方向Bの両端部に設けられた面取部510よりも、回転方向Aの上流側に位置している。
また、下側シール部材44のうち、裏打フィルム52の平坦部521の裏側(裏面442側)には、軸方向Bに沿って第2両面テープ54が貼り付けられている。この第2両面テープ54は、下側シール部材44を、筐体41の下側縁部412に接着させるために設けられる。したがって、裏打フィルム52の突出部522の裏側には、第2両面テープ54は貼り付けられていない。
[側方シール部材の構成]
図5は、側方シール部材46の構成を示す図である。ただし、図5には、2つの側方シール部材46のうち、下側シール部材44の第2側端44d側に設けられる側方シール部材46を例示している。ここで、図5(a)は、側方シール部材46を感光体ドラム11側からみた正面図である。ただし、図5(a)には、感光体ドラム11と側方シール部材46との軸方向Bの位置関係を併せて示している。また、図5(b)は、図5(a)のVB-VB断面図(具体的には、後述する第1側方シール部材461の断面図)を示している。さらに、図5(c)は、下側シール部材44の第2側端44d側と側方シール部材46との位置関係を示した図である。なお、図5(a)に示すように、感光体ドラム11は、円筒状基材11aと円筒状基材11aの外周面に積層される感光層11bとを有している。ただし、円筒状基材11aの両端部(図5(a)には軸方向Bの下流側の端部のみを示す)には感光層11bが設けられておらず、円筒状基材11aが外周面に露出している。
側方シール部材46は、円筒状基材11aと感光層11bとに跨がった部位に対向して配置される第1側方シール部材461と、第1側方シール部材461に隣接し且つ感光層11bに対向して配置される第2側方シール部材462とを備えている。また、第1側方シール部材461は、円筒状基材11aと感光層11bとに跨がった部位に対向して配置される本体部461aと、感光層11bに対向し且つ本体部461aから膨出して配置される膨出部461bとを備えている。ここで、第1側方シール部材461における膨出部461bと、第2側方シール部材462とは、回転方向Aに沿って並べて配置されている。そして、膨出部461bは、第2側方シール部材462よりも回転方向Aの下流側に位置している。
側方シール部材46を構成する第1側方シール部材461および第2側方シール部材462は、それぞれフェルトで構成されている。そして、第1側方シール部材461における本体部461aにおいて、感光体ドラム11と対向する側の面は、感光体ドラム11の外周面に倣う凹面を形成している。そして、感光体ドラム11に対して清掃装置40を取り付けた状態において、感光体ドラム11の外周面が、この凹面にはまり込むようになっている。
次に、下側シール部材44と側方シール部材46との位置関係について説明を行う。
まず、下側シール部材44における第2側端44d側と、側方シール部材46における第1側方シール部材461の膨出部461bおよび第2側方シール部材462とは、重なった状態にある。このとき、下側シール部材44は、側方シール部材46よりも手前側(感光体ドラム11側)に存在している。
また、下側シール部材44のうち、裏打フィルム52の第2側端44d側に設けられた突出部522は、側方シール部材46(第1側方シール部材461の膨出部461bおよび第2側方シール部材462)と重なる位置にある。ここで、膨出部461bおよび第2側方シール部材462の軸方向Bの長さ(下側シール部材44と側方シール部材46との重なりの軸方向Bの長さに相当)を側方シール長さXとし、下側シール部材44の裏打フィルム52における突出部522の軸方向の長さ(側方シール部材46と突出部522との重なりの軸方向Bの長さに相当)を補強長さYとしたとき、これら側方シール長さXと補強長さYとの関係は、20%≦Y/X×100≦100%の関係を有しているとよい。なお、以下の説明では、「Y/X×100(%)」を、「重なり率」と称することがある。
[画像形成動作]
では、図1に示す画像形成装置1による画像形成動作について説明を行う。
画像形成部10では、矢印A方向に回転する感光体ドラム11が、帯電装置12に供給される帯電バイアスによって帯電される。次に、露光装置13による露光が開始され、帯電された状態で回転する感光体ドラム11は、露光装置13から出射される光によって画像部が選択的に露光される。その結果、帯電および露光が行われた感光層には、背景部(非露光部位)と画像部(露光部位)とを含む静電潜像が形成される。
次に、感光体ドラム11に形成された静電潜像は、感光体ドラム11の回転に伴って、現像装置14と対向する現像領域に到達する。現像領域を通過した感光体ドラム11には、現像装置14にて現像が行われることにより、静電潜像に対応したトナー像が現像される。
このようにして感光体ドラム11上に現像されたトナー像は、感光体ドラム11の回転に伴って、転写装置15と対向する転写位置に向かう。一方、用紙供給部20から取り出された用紙Pは、図示しない搬送機構により、感光体ドラム11上のトナー像が転写位置に到達するタイミングに合わせて、転写位置へと搬送される。
それから、感光体ドラム11上に現像されたトナー像は、感光体ドラム11の回転に伴って、転写装置15と対向する転写位置に到達する。このとき、転写装置15に転写バイアスが供給されることにより、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、転写位置を通過する用紙P上に転写(静電転写)される。なお、転写後に感光体ドラム11上に残存する残トナーは、感光体ドラム11のさらなる回転に伴って清掃装置40との対向部に到達し、清掃装置40によって清掃(除去)される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着部30を通過することで加熱・加圧され、用紙P上にトナー像が定着される。
以上により、1枚の用紙Pに対する画像形成動作が完了する。
[清掃動作]
次に、清掃装置40の清掃動作について説明を行う。
転写位置を通過した残トナーは、感光体ドラム11の回転に伴って、清掃装置40との対向部に到達する。このとき、感光体ドラム11の外周面は、回転方向Aへの回転に伴い、下側シール部材44との対向部、ブラシ部材42との対向部、そして、ブレード部材43との対向部を、順番に通過していく。ここで、感光体ドラム11上の残トナーは、下側シール部材44との対向部を通過した後、ブラシ部材42との対向部でブラシ部材42によって回収され、さらにブレード部材43との対向部でブレード部材43によって回収される。したがって、下側シール部材44は、ブレード部材43よりも弱い圧力にて、感光体ドラム11に押し付けられていることになる。そして、ブラシ部材42およびブレード部材43によって感光体ドラム11から回収された残トナーは、筐体41内に収容される。そして、筐体41内に収容された残トナーは、オーガ部材45によって筐体41内で攪拌搬送され、筐体41の外部に排出される。
[実施の形態1のまとめ]
本実施の形態では、筐体41の開口部410に取り付けられた下側シール部材44および2つの側方シール部材46と、ブレード部材43とを用いて、筐体41内に収容された残トナーが、開口部410を介して外部に漏れ出す(噴き出す)ことを抑制している。すなわち、本実施の形態では、これら各部材を用いて、清掃装置40が回収した(筐体41内に収容された)残トナーに対するシールを行っている。
ただし、例えば感光体ドラム11に対して清掃装置40を取り付ける際、フィルムで構成された下側シール部材44の軸方向Bの両端部が、感光体ドラム11との間に挟まれる際に加えられる力によって折れてしまう(めくれてしまう)ことがある。また、例えば感光体ドラム11に対して清掃装置40を取り付けた後、感光体ドラム11を、手動等によって本来の回転方向Aとは逆方向に回転させると、フィルムで構成された下側シール部材44の軸方向Bの両端部が、逆回転させる際に加えられる力によって折れてしまう(めくれてしまう)こともある。
本実施の形態では、下側シール部材44を構成する本体フィルム51の軸方向Bの両端側に裏打フィルム52で構成された突出部522を設け、下側シール部材44の軸方向Bの両端部を補強するようにした。このような構成を採用することにより、上述したような下側シール部材44の軸方向Bの両端部の折れ(めくれ)の発生を抑制することができる。その結果、下側シール部材44の折れ(めくれ)に起因する隙間を生じにくくすることが可能となり、清掃装置40に収容された残トナーの漏れ出し(噴き出し)を抑制することができる。
また、本実施の形態では、突出部522を構成する裏打フィルム52を、本体フィルム51よりもヤング率が高い材料で構成した。これにより、下側シール部材44における軸方向Bの両端部を、その中央部に比べてよりたわみにくくすることができる。したがって、下側シール部材44の軸方向Bの両端部の折れ(めくれ)の発生を、より容易に抑制することができる。
さらに、本実施の形態では、突出部522を構成する裏打フィルム52を、下側シール部材44のうち、感光体ドラム11と対向しない裏面442側に設けた。これにより、本体フィルム51に対する補強用として用いられる裏打フィルム52が、感光体ドラム11と直接に接触するのを抑制することができる。したがって、裏打フィルム52が、感光体ドラム11と直接に接触することに起因する、感光体ドラム11の摩耗(傷付け)を抑制することができる。
さらにまた、本実施の形態では、裏打フィルム52における突出部522を、本体フィルム51の自由端44b側の端部には設けないようにした。これにより、下側シール部材44が感光体ドラム11に対して加える力の差を、軸方向Bの中央部と両端部とで少なくすることができる。その結果、感光体ドラム11と下側シール部材44とが接触する部位において、下側シール部材44に付着してしまう残トナーの量の差を、軸方向Bの中央部と両端部とで少なくすることができる。
そして、本実施の形態では、下側シール部材44を構成する本体フィルム51のうち、感光体ドラム11と接触する自由端44bの軸方向Bの両端部にR形状の面取部510を設けた。これにより、例えば面取部510を例えば角形状とした場合と比較して、この部位での下側シール部材44の折れを抑制することができる。
ここで、本実施の形態では、下側シール部材44と側方シール部材46との重なり率を、20%以上且つ100%以下とするとよいとしていたが、これは次の理由による。
本発明者は、下側シール部材44と側方シール部材46との重なり率を異ならせた清掃装置40を用い、下側シール部材44の軸方向Bの両端部に生じる「折れ」と、下側シール部材44の軸方向Bの両端部すなわち側方シール部材46の取付位置からの残トナーの「漏れ」とについて、評価を行った。
図6は、下側シール部材44および側方シール部材46の重なり率と、下側シール部材の折れおよびトナーの漏れとの関係を示す図である。なお、ここでは、重なり率を10%~110%の範囲で、10%刻みに変更した。
その結果、下側シール部材44の折れについては、重なり率が20%以上110%以下の範囲で良(○)であり、重なり率が10%の場合に不良(×)であった。また、トナーの漏れについては、重なり率が10以上100%の範囲で良(○)であり、重なり率が110%の場合に不良(×)であった。このように、下側シール部材44と側方シール部材46との重なり率は、20%以上且つ100%以下とするとよいことがわかる。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、下側シール部材44の構成が、実施の形態1とは異なる。したがって、画像形成装置1および清掃装置40の基本的な構成は、実施の形態1と同じである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
[下側シール部材の構成]
図7は、実施の形態2で用いた下側シール部材44の構成を示す図である。ここで、図7(a)は、下側シール部材44を感光体ドラム11側からみた正面図である。また、図7(b)、(c)は、それぞれ、図7(a)のVIIB-VIIB断面図、図7(a)のVIIC-VIIC断面図である。
本実施の形態の下側シール部材44は、本体フィルム61と、本体フィルム61の裏面442側に貼り付けられて本体フィルム61を裏打ちする裏打フィルム62とを有している。
本体フィルム61は、例えばポリウレタンで構成されている。また、本体フィルム61は、回転方向Aの長さよりも軸方向Bの長さが大きい長方形状を呈するようになっている。ただし、本体フィルム61のうち、自由端44bと第1側端44cとの交差部位および自由端44bと第2側端44dとの交差部位には、R形状に面取加工を施すことで得た面取部610が設けられている。
そして、本体フィルム61は、相対的に厚さが小さい肉薄部611と、相対的に厚さが大きい肉厚部612と(補強部材の一例)を有している。ここで、肉薄部611は、本体フィルム61のほぼ全域にわたって存在しており、肉厚部612は、軸方向Bの両端部のそれぞれにおいて、回転方向Aに沿って設けられている。ただし、肉厚部612は、軸方向Bの両端部のそれぞれのうち、固定端44a側の端部側(後述する裏打フィルム62を貼り付ける部位)には設けられていない。この本体フィルム61の厚さは、肉薄部611は50μm程度に、肉厚部612は100μm程度に、それぞれ設定されている。
このように、本実施の形態の本体フィルム61は、厚さが異なる肉薄部611および肉厚部612を有している。ただし、本体フィルム61においては、感光体ドラム11と対向する表面441が平坦面となり、その裏側となる裏面442が、自身の厚さの違いに起因する段差を設けた凹凸面となっている。
裏打フィルム62は、本体フィルム61を構成する材料(本実施の形態ではポリウレタン)よりもヤング率が高い、ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されている。また、この裏打フィルム62の厚さは、例えば50μm程度に設定される。そして、本実施の形態の裏打フィルム62は、軸方向Bに沿った直線状を呈している。すなわち、本実施の形態の裏打フィルム62は、実施の形態1の裏打フィルム52とは異なり、軸方向Bの両端部に突出部を有していない。
そして、本体フィルム61と裏打フィルム62とは、第1両面テープ63を用いて接着されている。ここで、第1両面テープ63は、裏打フィルム62と共通の形状を有しており、本体フィルム61に対し、裏打フィルム62の全面(表面441側)を接着するようになっている。
また、下側シール部材44のうち、裏打フィルム62の裏側(裏面442側)には、軸方向Bに沿って第2両面テープ64が貼り付けられている。この第2両面テープ64は、下側シール部材44を、筐体41の下側縁部412に接着させるために設けられる。
[実施の形態2のまとめ]
本実施の形態では、下側シール部材44を構成する本体フィルム61の軸方向Bの両端部に肉厚部612を設け、下側シール部材44の軸方向Bの両端部を補強するようにした。このような構成を採用することにより、実施の形態1と同様に、下側シール部材44の軸方向Bの両端部の折れ(めくれ)の発生を抑制することができる。その結果、下側シール部材44の折れ(めくれ)に起因する隙間を生じにくくすることが可能となり、清掃装置40に収容された残トナーの漏れ出し(噴き出し)を抑制することができる。このように、本実施の形態では、本体フィルム61自身が、下側シール部材44を補強する構成となっている。
また、本実施の形態では、厚さが異なる本体フィルム61の表面441側を平坦面とするようにした。これにより、本体フィルム61の表面441側を凹凸面とした場合と比較して、下側シール部材44と感光体ドラム11との間の隙間を生じにくくすることができ、この隙間を介したトナーの漏れを抑制することができる。
<実施の形態3>
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、下側シール部材44の構成が、実施の形態1とは異なる。したがって、画像形成装置1および清掃装置40の基本的な構成は、実施の形態1と同じである。なお、本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
[下側シール部材の構成]
図8は、実施の形態3で用いた下側シール部材44の構成を示す図である。ここで、図8(a)は、下側シール部材44を感光体ドラム11側からみた正面図である。また、図8(b)、(c)は、それぞれ、図8(a)のVIIIB-VIIIB断面図、図8(a)のVIIIC-VIIIC断面図である。
本実施の形態の下側シール部材44は、本体フィルム71と、本体フィルム71の裏面442側に貼り付けられて本体フィルム71を裏打ちする裏打フィルム72とを有している。
本体フィルム71は、例えばポリウレタンで構成されている。また、本体フィルム71は、回転方向Aの長さよりも軸方向Bの長さが大きい長方形状を呈するようになっている。ただし、本体フィルム71のうち、自由端44bと第1側端44cとの交差部位および自由端44bと第2側端44dとの交差部位には、R形状に面取加工を施すことで得た面取部710が設けられている。
そして、本体フィルム71は、相対的にヤング率が低い第1フィルム711と、相対的にヤング率が高い第2フィルム712(補強部材の一例)とを有している。ここで、第1フィルム711は、本体フィルム71のほぼ全域にわたって存在しており、第2フィルム712は、軸方向Bの両端部のそれぞれにおいて、回転方向Aに沿って設けられている。また、第1フィルム711は、軸方向Bの中央部に設けられた、相対的に厚さが大きい第1フィルム肉厚部711aと、軸方向Bの両端部に設けられた、相対的に厚さが小さい第1フィルム肉薄部711bとを有している。ここで、第1フィルム711の厚さは、第1フィルム肉厚部711aは50μm程度に、第1フィルム肉薄部711bは25μm程度に、それぞれ設定されている。一方、第2フィルム712の厚さは25μm程度に設定されている。その結果、第1フィルム711と第2フィルム712とで構成された本体フィルム71の厚さは、全域にわたって50μm程度すなわち同じ厚さに設定されていることになる。
このように、本実施の形態の本体フィルム71は、ヤング率が異なる第1フィルム711および第2フィルム712を一体化して構成されている。ただし、本体フィルム71においては、感光体ドラム11と対向する表面441側にヤング率の低い第1フィルム711が露出する(ヤング率の高い第2フィルム712は露出しない)ようになっており、その裏側となる裏面442側に第2フィルム712が露出するようになっている。
裏打フィルム72は、本体フィルム71(第1フィルム711および第2フィルム712)を構成する材料(本実施の形態ではポリウレタン)よりもヤング率が高い、ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成されている。また、この裏打フィルム72の厚さは、例えば50μm程度に設定される。そして、本実施の形態の裏打フィルム72は、軸方向Bに沿った直線状を呈している。すなわち、本実施の形態の裏打フィルム72は、実施の形態2の裏打フィルム62と同じく、軸方向Bの両端部に突出部を有していない。
そして、本体フィルム71と裏打フィルム72とは、第1両面テープ73を用いて接着されている。ここで、第1両面テープ73は、裏打フィルム72と共通の形状を有しており、本体フィルム71に対し、裏打フィルム72の全面(表面441側)を接着するようになっている。
また、下側シール部材44のうち、裏打フィルム72の裏側(裏面442側)には、軸方向Bに沿って第2両面テープ74が貼り付けられている。この第2両面テープ74は、下側シール部材44を、筐体41の下側縁部412に接着させるために設けられる。
[実施の形態3のまとめ]
本実施の形態では、下側シール部材44を構成する本体フィルム71を、第1フィルム711および第2フィルム712で構成するとともに、第1フィルム711よりもヤング率が高い第2フィルム712を軸方向Bの両端部に配置することで、下側シール部材44の軸方向Bの両端部を補強するようにした。このような構成を採用することにより、実施の形態1、2と同様に、下側シール部材44の軸方向Bの両端部の折れ(めくれ)の発生を抑制することができる。その結果、下側シール部材44の折れ(めくれ)に起因する隙間を生じにくくすることが可能となり、清掃装置40に収容された残トナーの漏れ出し(噴き出し)を抑制することができる。このように、本実施の形態では、本体フィルム71自身が、下側シール部材44を補強する構成となっている。
また、本実施の形態では、相対的にヤング率の低い第1フィルム711を下側シール部材44の表面441側に露出させるとともに、相対的にヤング率の高い第2フィルム712を表面441側に露出させない(裏面442側に露出させる)ようにした。これにより、本体フィルム71における補強用として用いられる第2フィルム712が、感光体ドラム11と直接に接触するのを抑制することができる。したがって、第1フィルム711よりもヤング率の高い第2フィルム712が、感光体ドラム11と直接に接触することに起因する、感光体ドラム11の摩耗(傷付け)を抑制することができる。
<その他>
なお、上述した各実施の形態では、感光体ドラム11を清掃する清掃装置40を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、ベルト状の像保持体(感光体ベルトや中間転写ベルト等)を清掃する清掃装置に適用してもかまわない。
また、上述した各実施の形態では、ブレード部材43の下方に下側シール部材44を設ける場合を例として説明を行ったが、例えば回転方向Aが逆向きである場合には、これらの位置関係は上下が逆となる。
さらに、上述した各実施の形態では、トナー漏れ抑制部材を取り付けた清掃装置40を例として説明を行ったが、トナーを含む現像剤を内部に収容する現像装置14にも、トナー漏れ抑制部材が設けられることがある。このため、上述した各下側シール部材44の構成を、トナー収容装置の一例としての現像装置14に適用してもかまわない。
さらにまた、上述した各実施の形態では、下側シール部材44の軸方向Bの両端部に補強を施す場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、少なくとも下側シール部材44の軸方向Bの一端部に補強を施すようにしてもかまわない。
1…画像形成装置、10…画像形成部、11…感光体ドラム、12…帯電装置、13…露光装置、14…現像装置、15…転写装置、20…用紙供給部、30…定着部、40…清掃装置、41…筐体、42…ブラシ部材、43…ブレード部材、44…下側シール部材、45…オーガ部材、46…側方シール部材、51…本体フィルム、52…裏打フィルム、53…第1両面テープ、54…第2両面テープ、61…本体フィルム、62…裏打フィルム、63…第1両面テープ、64…第2両面テープ、71…本体フィルム、72…裏打フィルム、73…第1両面テープ、74…第2両面テープ

Claims (7)

  1. トナーを保持して回転する像保持体と対向する部位に開口部が設けられ、内部にトナーを収容する収容手段と、
    前記像保持体の回転方向と交差する交差方向に沿って伸び且つ前記開口部に面して設けられ、当該回転方向の上流側の端部が前記収容手段に固定されるとともに下流側の端部が当該像保持体と接触することでトナーの漏れを抑制するトナー漏れ抑制手段と
    を含み、
    前記トナー漏れ抑制手段は、前記交差方向に沿って伸びる本体部と、当該本体部を補強する補強部とを有し、
    前記補強部は前記交差方向に沿って平坦に伸びる平坦部と、当該平坦部の前記交差方向の端部において前記像保持体の回転方向に沿って突出して伸びる突出部を備え、当該突出部の回転方向の長さは、前記本体部の回転方向の長さより小さいこと
    を特徴とするトナー収容装置。
  2. 記補強部は、前記本体部よりもヤング率が高い材料で構成されることを特徴とする請求項1記載のトナー収容装置。
  3. 前記本体部がポリウレタンで構成され、前記補強部がポリエチレンテレフタレートで構成されることを特徴とする請求項2記載のトナー収容装置。
  4. 記補強部は、前記本体部のうち前記像保持体と接触しない側の面に取り付けられることを特徴とする請求項1記載のトナー収容装置。
  5. 前記トナー漏れ抑制手段の前記交差方向の端部のうち前記像保持体と接触する部位が、R形状に面取りされていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のトナー収容装置。
  6. 前記開口部の前記交差方向の両端部にて前記トナー漏れ抑制手段と重なるように設けられる重なり部材をさらに含み、
    前記トナー漏れ抑制手段と前記重なり部材との前記交差方向における重なり(X)に対する、前記重なり部材と前記トナー漏れ抑制手段のうち補強されている部位との前記交差方向における重なり(Y)の比率(Y/X×100%)が、20%以上100%以下であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項記載のトナー収容装置。
  7. トナーを保持して回転する像保持体と、
    前記像保持体に付着したトナーを清掃する清掃装置とを備え、
    前記清掃装置は、
    前記像保持体と対向する部位に開口部が設けられ、内部にトナーを収容する収容手段と、
    前記収容手段の前記開口部に取り付けられ、前記像保持体からトナーを回収する回収手段と、
    前記回収手段よりも前記像保持体の回転方向の上流側で前記開口部に面して設けられ、当該回転方向の上流側の端部が前記収容手段に固定されるとともに下流側の端部が前記像保持体と接触する接触手段と
    を含み、
    前記接触手段は、前記像保持体の回転方向と交差する交差方向に沿って伸びる本体部と、当該本体部を補強する補強部とを有し、
    前記補強部は前記交差方向に沿って平坦に伸びる平坦部と、当該平坦部の前記交差方向の端部において前記像保持体の回転方向に沿って突出して伸びる突出部を備え、当該突出部の回転方向の長さは、前記本体部の回転方向の長さより小さいこと
    を特徴とする画像形成装置。
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