JP7031113B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像記録装置に関する。
従来の画像記録装置の一例として、特許文献1には、被記録媒体の幅方向に移動しながらインクを吐出するシリアルヘッドを備えたインクジェット記録装置が記載されている。特許文献1には、被記録媒体の縁部にもインクを吐出して余白のない印刷を行う、いわゆる縁無し印刷についての記載がある。
上記特許文献1において、縁無し印刷を行う際には、被記録媒体の縁部に余白が生じないようにするため、吐出ヘッドは、被記録媒体の縁部だけでなく被記録媒体よりも外側の領域にもインクを吐出する。被記録媒体よりも外側に吐出されたインクは、被記録媒体を支持するプラテン上に着弾する。着弾したインクがプラテン上に残存すると、その後にプラテン上を搬送される被記録媒体の裏面にインクが付着し、被記録媒体を汚す虞がある。
そのような問題を解決するため、特許文献1には、以下のような手段が記載されている。まず、プラテンは、プラテン本体、プラテンカバー、及びインク吸収部材を有する。プラテン本体の搬送方向下流側端部には、インク受け部が設けられている。インク受け部には、さらに搬送方向下流側に延びるインク誘導溝が形成されている。
プラテン本体の、インク受け部よりもさらに下流側には、インク受け部に繋がる凹部が設けられている。この凹部内には、インク吸収部材が収容されている。また、凹部上には、平板状のプラテンカバーが取り付けられている。なお、このプラテンカバーは、インク吸収部材のみを覆っており、使用者が作業時にインク吸収部材に触れて手が汚れないようにする等のために設けられている。
縁無し印刷時は、吐出ヘッドの複数のノズルのうち、搬送方向下流側に配置される一部のノズルのみからインクを吐出している。これにより、縁無し印刷時には、プラテン本体の上記インク受け部にインクが着弾する。さらに、インク受け部に着弾したインクは、インク誘導溝に発生する毛管力によってプラテン上を流れ、搬送方向下流側のインク吸収部材へ誘導される。
特開2006-205693号公報
特許文献1に記載されるような画像記録装置においては、プラテンに着弾したインクはインク誘導溝に沿って、インク吸収部材へ排出される。しかし、プラテン上にあるインクがインク排出部側へ速やかに流れれば良いが、場合によっては、インクが確実に流れないことがある。例えば、インクの粘度が高いと流れにくくなる。また、乾燥しやすいインクの場合はインク吸収部材へ流れる前に乾燥し、インクに含まれる色材がプラテン上に残存、堆積する虞がある。この場合、その後にプラテン上を搬送される被記録媒体がプラテン上に残る色材に接触し、被記録媒体が汚れる原因となる。また、堆積する色材によってインク誘導溝が塞がれ、その後におけるインクの排出が妨げられる虞がある。
本発明の目的は、プラテン上に付着したインクの、インク排出部側への排出を促進することである。
第1の発明の画像記録装置は、被記録媒体を支持するプラテンと、前記被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、複数のノズルを有し、前記被記録媒体に対して前記プラテンと反対側に、前記プラテンと対向して配置された吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの前記複数のノズルと対向する前記プラテンの対向領域よりも外側に設けられ、排出部本体と当該排出部本体とで内部空間を画定する排出部カバーとを有する第1インク排出部と、前記排出部カバーと異なるカバーであって、前記対向領域から前記第1インク排出部に向かう排出方向において前記対向領域よりも第1インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分を隙間を空けて覆う第1カバーと、を備える。そして、前記第1インク排出部は、前記搬送方向において前記対向領域と異なる位置であり、且つ前記搬送方向に沿って前記対向領域と重なる位置に配置され、前記隙間は、インクに対して毛管力を発現可能なサイズであることを特徴とするものである。
吐出ヘッドの複数のノズルから吐出されたインクが、上記ノズルと対向するプラテンの対向領域に着弾した場合、次に搬送されてくる被記録媒体が汚れないように、プラテン上のインクは、第1インク排出部側に速やかに排出されることが望まれる。
本発明では、プラテンの、前記対向領域と第1インク排出部との間の部分が、第1カバーによって隙間を空けて覆われている。
そのため、対向領域に着弾したインクは、上記隙間に発生する毛管力によって隙間に吸い込まれ、対向領域から外側へ速やかに移動する。したがって、プラテンに着弾したインクが、次に搬送される被記録媒体に付着することが防止される。
第2の発明の画像記録装置は、前記第1の発明において、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分に、前記搬送方向に延びる複数の溝が形成され、前記複数の溝は、インクに対して毛管力を発現可能なサイズであることを特徴とするものである。
プラテンの複数の溝が第1カバーに覆われることにより、プラテンと第1カバーとの間に、細長い複数の隙間が形成される。これにより、各々の隙間に大きな毛管力が確実に作用することになり、プラテンの対向領域に着弾したインクを対向領域外に逃しやすくなる。
第3の発明の画像記録装置は、前記第2の発明において、前記吐出ヘッドが取り付けられ、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジを備え、前記第1カバーは、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分と前記搬送方向及び前記走査方向と直交する方向に沿って対向する面に、前記複数の溝にそれぞれ収容される複数の凸部を有し、前記複数の凸部は、前記走査方向に配置されていることを特徴とするものである。
第1カバーが、プラテンの複数の溝に収容される複数の凸部を有することで、各々の隙間の断面積はさらに小さくなり、毛管力もさらに強くなる。
第4の発明の画像記録装置は、被記録媒体を支持するプラテンと、前記被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、複数のノズルを有し、前記被記録媒体に対して前記プラテンと反対側に、前記プラテンと対向して配置された吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの前記複数のノズルと対向する前記プラテンの対向領域よりも外側に設けられ、排出部本体と当該排出部本体とで内部空間を画定する排出部カバーとを有する第1インク排出部と、前記排出部カバーと異なるカバーであって、前記対向領域から前記第1インク排出部に向かう排出方向において前記対向領域よりも第1インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分を隙間を空けて覆う第1カバーと、前記吐出ヘッドが取り付けられ、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、を備え、前記第1インク排出部は、前記搬送方向において前記対向領域と異なる位置であり、且つ前記搬送方向に沿って前記対向領域と重なる位置に配置され、前記第1カバーは、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分と前記搬送方向及び前記走査方向と直交する方向に沿って対向する面に、前記排出方向に延びる複数の凸部を有し、前記複数の凸部は、前記走査方向に配置され、且つ、前記隙間がインクに対して毛管力を発現可能なサイズとなるように並べられていることを特徴とするものである。
本発明では、プラテンの、前記対向領域と第1インク排出部との間の部分が、第1カバーによって隙間を空けて覆われている。
そのため、対向領域に着弾したインクは、上記隙間に発生する毛管力によって隙間に吸い込まれ、対向領域から外側へ速やかに移動する。したがって、プラテンに着弾したインクが、次に搬送される被記録媒体に付着することが防止される。
また、第1カバーが複数の凸部を有することで、プラテンと第1カバーとの間に、細長い複数の隙間が形成される。これにより、各隙間に大きな毛管力が作用し、インクを対向領域外に逃しやすくなる。
第5の発明の画像記録装置は、被記録媒体を支持するプラテンと、前記被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、複数のノズルを有し、前記被記録媒体に対して前記プラテンと反対側に、前記プラテンと対向して配置された吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドの前記複数のノズルと対向する前記プラテンの対向領域よりも外側に設けられた第1インク排出部と、前記対向領域から前記第1インク排出部に向かう排出方向において前記対向領域よりも第1インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分を隙間を空けて覆う第1カバーと、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間が前記排出方向の両側に開放された第1位置と、前記排出方向の前記対向領域側の端部における前記隙間が前記第1位置と比べて狭い第2位置との間で、前記第1カバーを移動させる第1駆動部と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明では、プラテンの、前記対向領域と第1インク排出部との間の部分が、第1カバーによって隙間を空けて覆われている。
そのため、対向領域に着弾したインクは、上記隙間に発生する毛管力によって隙間に吸い込まれ、対向領域から外側へ速やかに移動する。したがって、プラテンに着弾したインクが、次に搬送される被記録媒体に付着することが防止される。
また、プラテンと第1カバーとの隙間に吸い込まれたインクが、全て第1インク排出部へ排出されれば良いが、実際には、一部のインクが隙間内に残ることがある。この場合、残ったインクが乾燥によって固化すると、上記隙間が塞がれてしまい、その後におけるインクの排出が阻害される虞がある。本発明においては、第1カバーは、プラテンとの隙間が開放された第1位置と、前記排出方向の前記対向領域側の端部における上記隙間が前記第1位置と比べて狭い第2位置との間で移動可能である。そして、インクを排出させる必要があるときには、第1カバーを第1位置にして隙間を開放する。インクの排出が終了したら第1カバーを第2位置に移動させて、上記隙間を対向領域側と遮断して、隙間内のインクの乾燥を抑制することができる。

第6の発明の画像記録装置は、前記第5の発明において、前記第1インク排出部は、収容部と、前記収容部に収容されたインク吸収部材とを備え、少なくとも前記第1カバーが前記第2位置にあるときは、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間と、前記収容部内の空間とが連通していることを特徴とするものである。
第1インク排出部の収容部内には、インクを吸収したインク吸収部材が収容されているため、この収容部内の空間は湿った空気に満たされる。その上で、第1カバーとプラテンとの隙間と収容部内の空間とが連通しているため、上記隙間の湿度が高く保たれ、隙間内に残存するインクの乾燥が抑制される。
第7の発明の画像記録装置は、前記第5又は第6の発明において、前記第1駆動部は、前記吐出ヘッドのインク吐出時には、前記第1カバーを前記第1位置に位置させ、前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーを前記第1位置から前記第2位置に移動させることを特徴とするものである。
本発明では、インク吐出時には第1カバーが第1位置にあってプラテンとの間の隙間が両側に開放されているため、プラテンの対向領域に着弾したインクは、第1カバーとプラテンの隙間に吸い込まれ、インク排出部へ排出される。一方、インク吐出終了後には第1カバーが第2位置に移動し、対向領域側の端部において上記隙間が小さくなるため、上記隙間に残存するインクの乾燥が抑制される。
第8の発明の画像記録装置は、前記第1~第7のいずれかの発明において、前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーを前記プラテンに対して前記排出方向の前記対向領域側に移動させる、第2駆動部を有することを特徴とするものである。
本発明では、インク吐出終了後に、第1カバーが対向領域側に移動する。これにより、対向領域に着弾したインクを、速やかに回収することが可能となる。
第9の発明の画像記録装置は、前記第7の発明において、前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーの前記第2位置への移動に先だって、前記第1カバーを前記プラテンに対して前記排出方向の前記対向領域側に移動させる、第2駆動部を有することを特徴とするものである。
本発明では、インク吐出終了後に、第1カバーが対向領域側に移動し、その後、第2位置に移動する。これにより、対向領域に着弾したインクを速やかに回収するとともに、残存するインクの乾燥を抑制することが可能となる。
第10の発明の画像記録装置は、前記第8又は第9の発明において、前記第2駆動部は、前記排出方向において、前記第1カバーの少なくとも一部が前記プラテンの前記対向領域を覆う位置まで、前記第1カバーを移動させることを特徴とするものである。
第1カバーの少なくとも一部が対向領域を覆う位置まで、第1カバーが移動することで、対向領域に着弾したインクをより速やかに回収することができる。
第11の発明の画像記録装置は、前記第1~第10のいずれかの発明において、前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーを前記プラテンに対して揺動させて、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間の広さを周期的に変化させる、第3駆動部を有することを特徴とするものである。
インク吐出終了後に、前記第1カバーが揺動して、第1カバーとプラテンとの隙間の広さが周期的に変化することで、プラテンとの間に挟まれたインクが第1インク排出部側に押される。そのため、隙間に残ったインクを第1インク排出部側へ送り出せる。
第12の発明の画像記録装置は、前記第7又は第9の発明において、前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーの前記第2位置への移動に先だって、前記第1カバーを前記プラテンに対して揺動させて、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間の広さを周期的に変化させる、第3駆動部を有することを特徴とするものである。
インク吐出終了後に、前記第1カバーが揺動して、第1カバーとプラテンとの隙間の広さが周期的に変化することで、プラテンとの間に挟まれたインクが第1インク排出部側に押される。さらにその後、第1カバーが第2位置に移動する。そのため、隙間に残ったインクを第1インク排出部側へ送り出せるとともに、残存するインクの乾燥を抑制することが可能となる。
第13の発明の画像記録装置は、前記第1~第12のいずれかの発明において、少なくとも前記吐出ヘッドからインクを吐出させている状態では、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間は、前記排出方向の前記第1インク排出部側に向かうほど狭いことを特徴とするものである。
本発明では、プラテンと第1カバーとの隙間が排出方向の第1インク排出部側に向かうほど狭くなっているため、隙間に吸い込まれたインクに第1インク排出部側へ向かう力が作用する。これにより、インクの排出性が高まり、また、隙間におけるインクの残留も抑えられる。
第14の発明の画像記録装置は、前記第1~第13のいずれかの発明において、前記対向領域に対して前記第1インク排出部と反対側に配置された第2インク排出部と、前記対向領域よりも前記第2インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの、前記対向領域と前記第2インク排出部との間の部分を、隙間を介して覆う第2カバーと、をさらに備えること特徴とするものである。
本発明では、排出方向の対向領域に対して第1インク排出部と反対側にも第2インク排出部が設けられ、第2カバーによってプラテンの対向領域と第2インク排出部との間の外側部分が覆われる。したがって、対向領域に対して第1インク排出部と反対側に着弾したインクも、速やかに第2インク排出部へ向けて排出できる。
本実施形態に係るプリンタの概略的な平面図である。 (a)はプラテン及びその周辺部の平面図であり、(b)はプラテンの平面図である。 図2のIII‐III断面図である。 プラテンとカバーの斜視図である。 (a)は図2(a)のV(a)‐V(a)断面図、(b)は図2(a)のV(b)‐V(b)断面図である。 (a)は記録用紙の前端部への印刷を示す平面図、(b)は記録用紙の後端部への印刷を示す平面図である。 図6(a)のVII-VII断面図であり、(a)はインク吐出時を、(b)はインク排出時をそれぞれ示す。 図6(b)のVIII-VIII断面図である。 変形例の、プラテンとカバーの斜視図である。 (a)は図9のプラテンとカバーの搬送方向に沿った上流側部分の断面図、(b)は下流側部分の断面図、(c)は別の変形例の断面図である。 (a)は別の変形例のプラテンとカバーの斜視図、(b)はカバーが第1位置にあるときの断面図、(c)はカバーが第2位置にあるときの断面図である。 別の変形例の、プリンタの用紙幅方向の断面図であり、(a)はカバー動作前を、(b)はカバー動作中をそれぞれ示す。 (a)は別の変形例のプラテンとカバーの斜視図、(b)はプラテンとカバーの平面図(カバー進出前)、(c)はプラテンとカバーの平面図(カバー進出後)である。 図13のプリンタの用紙幅方向の断面図であり、(a)はカバー進出前を、(b)はカバー進出後をそれぞれ示す。 (a)は別の変形例の記録用紙の前端部への印刷を示す平面図、(b)は記録用紙の後端部への印刷を示す平面図である。 (a)は図15のXVI(a)-XVI(a)断面図、(b)は図15のXVI(b)-XVI(b)断面図である。 (a)はプラテン及びその周辺部の平面図、(b)は用紙幅方向の断面図である。 プラテン及びその周辺部の平面図である。
次に、本発明の実施の形態について説明する。なお、図1において記録用紙100が搬送される搬送方向を、プリンタ1の前後方向と定義する。また、記録用紙100の用紙幅方向をプリンタ1の左右方向と定義する。さらに、前後方向及び左右方向と直交する、図1の紙面垂直方向をプリンタ1の上下方向と定義する。
(プリンタの概略構成)
図1に示すように、プリンタ1は、プラテン2と、キャリッジ3と、インクジェットヘッド4と、搬送機構5と、カートリッジホルダ6と、制御装置7等を備えている。
プラテン2の上面には、被記録媒体である記録用紙100が載置される。なお、プラテン2及びその周辺の構成の詳細については後述する。
キャリッジ3は、プラテン2と対向する領域において、2本のガイドレール11,12に沿って左右方向(以下、走査方向ともいう)に往復移動可能に構成されている。キャリッジ3には無端ベルト14が連結され、キャリッジ駆動モータ15によって無端ベルト14が走行すると、キャリッジ3は走査方向に移動する。
インクジェットヘッド4(本発明の吐出ヘッド)は、キャリッジ3に取り付けられており、キャリッジ3とともに移動する。インクジェットヘッド4の下面には、複数のノズル16が形成されている。複数のノズル16は、搬送方向に沿って配列されて、4列のノズル列17を形成している。
搬送機構5(本発明の搬送部)は、前後方向にプラテン2を挟むように配置された2つの搬送ローラ18,19と、搬送ローラ18,19を同期して駆動する搬送モータ(図示省略)を有する。搬送機構5は、2つの搬送ローラ18,19によって、プラテン2に載置された記録用紙100を前方に搬送する。
カートリッジホルダ6には、4色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のインクカートリッジ10が装着される。カートリッジホルダ6は、図示しない4本のチューブによってインクジェットヘッド4と接続されている。インクジェットヘッド4は、各色のインクを、対応するノズル列17から吐出する。
制御装置7は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、各種制御回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。 制御装置7は、ROMに格納されたプログラムに従い、ASICにより、記録用紙100への印刷等の各種処理を実行する。例えば、印刷処理においては、制御装置7は、PC等の外部装置から入力された印刷指令に基づいて、インクジェットヘッド4、キャリッジ駆動モータ15、搬送モータ等を制御して、記録用紙100に画像等を印刷させる。具体的には、インクジェットヘッド4を走査方向に移動させながらインクを吐出させるインク吐出動作と、搬送ローラ18,19によって記録用紙100を下流側に所定量搬送する搬送動作とを、交互に行わせることによって、記録用紙100に画像等を印刷する。
<プラテン及びその周辺の詳細構成>
以下、プラテン2及びその周辺の詳細構成について説明する。まず、プラテン2について説明する。図2(b)に示すように、プラテン2は、平面視で略矩形状に形成された、合成樹脂製の部材である。
図2及び図3に示すように、プラテン2の上面の搬送方向上流側部分には、搬送方向に延びる複数のリブ35が形成されている。複数のリブ35は、左右方向に間隔を空けて形成されている。図3に示すように、リブ35は、搬送される記録用紙100を下から支持し、インクジェットヘッド4の下面(インク吐出面)と、記録用紙100とのギャップを一定に保つ。
なお、以下の説明の便宜上、インクジェットヘッド4が走査方向に移動するときに、その複数のノズル16と対向するプラテン2の領域を、対向領域300と称する。本実施形態では、具体的には、図2において、一点鎖線で示される走査方向に長い帯状の領域が対向領域300である。このとき、リブ35は、搬送方向に関して、搬送方向上流側部分を全幅に亘って延びている。リブ35の上流端は、インクジェットヘッド4の外側に位置し、下流端は対向領域300の途中部に位置している。
図2~図5に示すように、プラテン2の対向領域300及び搬送方向下流側部分には、搬送方向に延びる複数の溝33が形成されている。各溝33は、断面V字状に形成され、互いに密に隣接配置されている。溝33の形成範囲は、図2(b)に示すように、リブ35を避けて対向領域300を内包している。大部分の溝33は、搬送方向に関して、対向領域300を横切って延び、その上流端は、対向領域300の境界に上流側(後方側)から隣接している。下流端は、プラテン2の前端まで延びている。左右方向には、対向領域300の境界から外側にも、数本の溝33がそれぞれ配置されている。図2(b)に示すように、本実施の形態では、プラテン2の両端部では、平坦な部分が残されている。なお、図5(a)、(b)に示すように、溝33の深さは、搬送方向下流側に向かうほど浅くなっている。
図2(a)及び図3に示すように、対向領域300の搬送方向下流側にはカバー30(本発明の第1カバー)が配置されている。カバー30は、平面視で略矩形状の樹脂部材である。カバー30の後方側部分は、対向領域300を除いて、プラテン2の搬送方向下流側部分と重なっている。つまり、カバー30の後方端は、対向領域300の境界に前方側(本発明の外側)から隣接し、対向領域300と上下方向に重なりを持たない。
図4及び図5に示すように、カバー30の後方側部分の下面は平坦であり、プラテン2との間に隙間39を有する。上述のように、プラテン2には、複数の溝33が形成されている。本実施形態では、カバー30の下面が、溝33を画定する凸部の稜線部分と当接し、溝33を中空部とする個別のトンネル(流路)を構成している。この中空部が、隙間39である。各トンネルは、搬送方向に関して、上流側開口を対向領域300の境界近傍に持ち、下流側開口をプラテン2の前端に持つ。また、前述のように、プラテン2の溝33が、搬送方向下流側に向かうほど浅くなっている。各溝33は、インクに対し毛管力を発現可能なサイズを持つので、この毛管力でインクを下流側に移動させる。さらに、各溝33は、上向きの開口がカバー30に覆われて、より強力な毛管力が得られることになる。
なお、カバー30の上面にも、前後方向に延びる複数のリブ31が突設されている。複数のリブ31は、左右方向に間隔を空けて形成されている。各リブ31は、プラテン2のリブ35と1対1の関係で、前後方向に沿って対応している。各リブ31も、下流側へ搬送される記録用紙100を下から支持する。図3に示すように、リブ31の後方端(上流端)は、カバー30の後方端である。リブ31の前方端(下流端)は、インクジェットヘッド4の外側に位置している。これにより、搬送中の記録用紙100と各ノズル16との間隔が、対向領域300の全域に亘って、印刷に適した距離に保たれることになる。なお、カバー30の前方側部分は、後述するケース22の天板24の上面に固定されている。
図2(a)及び図3に示すように、プラテン2よりも搬送方向下流側には、インク排出部20(本発明の第1インク排出部)が配置されている。インク排出部20は、ケース22(本発明の収容部)とインク吸収フォーム8(本発明のインク吸収部材)を備えている。
図3に示すように、ケース22は、全体として直方体形状を有し、上方に開口したケース本体23と、これを上方から覆う天板24とを備える。ケース本体23には、インク吸収フォーム8が収納されている。ケース本体23のうち、後方壁部の上部は、プラテン2の前方端面に固定されている。このとき、後方壁部の上端は、プラテン2の溝33の谷底と同じ高さレベルにある。天板24の下面は、カバー30の下面と同じ高さレベルにある。そのため、後方端部上端と天板24の下面との間には、隙間(開口部26)がある。この開口部26は、全ての溝33の前方端に接続している。つまり、全ての隙間39は、開口部26を介して、ケース22のケース本体23と天板24とによって形成されるほぼ密閉された内部空間27(本発明の空間)と連通している。
インク吸収フォーム8は、例えば発泡ポリウレタン等からなる多孔質部材である。このインク吸収フォーム8は、後述するようにプラテン2に着弾したインクを回収するためのものである。
以上のような構成を有するプリンタ1において、通常の印刷であれば、プラテン2にインクが着弾することはほとんどない。但し、下記の縁無し印刷を行う場合などに、プラテン2の一部にインクが着弾することがある。
通常は、記録用紙100の縁部に余白部を設けて画像を印刷するが(縁有り印刷)、縁無し印刷では、余白部を設けずに、記録用紙100の全面に画像の印刷を行う。制御装置7は、外部装置からの入力指令に応じて、縁有り印刷を行うか縁無し印刷を行うかを選択する。
縁無し印刷の制御について、図6~図8を用いて説明する。なお、記録用紙100の走査方向における縁部に対する縁無し印刷と、搬送方向における縁部に対する縁無し印刷とで、分けて説明する。
まず、記録用紙100の走査方向の縁部に対する縁無し印刷について説明する。制御装置7は、キャリッジ駆動モータ15を制御して、キャリッジ3を走査方向に移動させ、移動中にインクジェットヘッド4からインクを吐出させる。その際、制御装置7は、キャリッジ3が記録用紙100の縁部近辺にあるときにも、インクジェットヘッド4からインクを吐出させる。なお、このタイミングでは、左右方向に関して、記録用紙100の縁(左右の端)を挟む両側のノズル16から、インクが吐出される。プラテン2と対向するノズル16からのインクは、プラテン2上に着弾する。本実施形態では、対向領域300の外側にも溝33があり、プラテン2上に着弾したインクは、溝33を伝って、ケース22に向かう。ケース22には、インク吸収フォーム8が収納されており、インクはこれに捕集されることになる。
次に、記録用紙100の搬送方向前側の縁部に対する縁無し印刷について説明する。制御装置7は、搬送機構5による用紙搬送量を制御して、記録用紙100の前方端部を対向領域300の途中部に位置させる。具体的には、図6(a)及び図7(a)に示すように、リブ35の前方端とリブ31の後方端とで挟まれた領域であって、対向領域300の搬送方向前方端部内に、記録用紙100の前方端を配置する。この状態で、制御装置7は、キャリッジ駆動モータ15を制御してキャリッジ3を移動させながら、ノズル16からインク(図7(a)のインク400)を吐出させる。このとき、搬送方向に関して、記録用紙100の前方端を挟む両側のノズル16から、インクが吐出される。プラテン2と対向するノズル16からのインクは、プラテン2上に着弾する。本実施形態では、溝33が対向領域300を横切って伸びており、プラテン2上に着弾したインクは、溝33を伝って、ケース22に向かうことになる。
また、搬送方向後方側の縁部に対する縁無し印刷では、制御装置7は、図6(b)及び図8に示すように、対向領域300の搬送方向前方端部内に、記録用紙100の後方端を配置する。制御装置7は、この状態で、キャリッジ3を移動させる。その際、ノズル群21に属するノズル16のみからインク(図8のインク400)を吐出させる。ノズル群21は、対向領域300の搬送方向前方端部に対向するノズル16で構成される。この場合も、搬送方向に関して、記録用紙100の後方端を挟む両側のノズル16から、インクが吐出される。プラテン2と対向するノズル16からのインクは、プラテン2上に着弾するが、溝33を伝って、ケース22に向かうことになる。
上記の縁無し印刷において、ノズル群21と記録用紙100の前方端とが対向する状態では、図6(a)のハッチング部分28にインクが着弾する。また、ノズル群21と記録用紙100の後方端とが対向する状態では、図6(b)のハッチング部分29にインクが着弾する。
プラテン2上に着弾したインクは、インク排出部20へ向けて排出され、インク吸収フォーム8に回収される。しかし、このとき、インクの排出が速やかに行われないと、インクは、乾燥によって溝33の途中部に残存する。特に、顔料が色材として分散した顔料インクは、染料系インクに比べて乾燥しやすく、排出性自体も悪い。
そこで、本実施形態では、対向領域300に着弾したインクの排出性を高めるため、プラテン2に溝33が形成されている。溝33に生じる毛管力により、インク(図7(a)及び図8のインク405)が、搬送方向(本発明の排出方向)において、下流側へ移動しやすい。
また、溝33の搬送方向下流側部分を覆うように、カバー30が配置されている。カバー30とプラテン2との間には隙間39が生じる。そのため、溝33内のインク(図7(b)のインク405)に対してさらに毛管力が作用し、インクが隙間39に吸い込まれる。インクが次々と隙間39に吸い込まれていくことで、対向領域300にインクが残存しにくくなる。なお、対向領域300上のインクを速やかに隙間39に吸い込ませるために、カバー30は、可能な限り対向領域300の近くに配置するのが望ましい。ただし、カバー30の上面がインクミスト等で汚れないように、対向領域300から若干離して配置するのが望ましい。カバー30の後方端位置は、例えば、対向領域300の前方端から1~2mmの位置にある。
また、プラテン2側に複数の溝33が形成され、これら複数の溝33がカバー30に覆われる構成であることから、プラテン2とカバー30との間には、複数の細長いトンネル状の隙間39が形成される。これにより、各々の隙間39に大きな毛管力が確実に働き、インクは隙間39に入り込みやすくなる。
さらに、隙間39は搬送方向下流側に向かうほど狭くなっているため、隙間39に入り込んだインクには、さらに搬送方向下流側へ吸い込まれていくような毛管力が作用する。これにより、インクの排出性が高まり、隙間39におけるインクの残留も抑えられる。
以上のような構成により、プラテン2上に着弾したインクは、インク排出部20側へ速やかに排出される。本発明は、乾燥により残留、堆積しやすい顔料インクに対して、特に有効であるといえる。
次に、前記実施形態に変更を加えた変形例について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
(1)プラテンやカバーの構成は適宜変更できる。例えば、前記実施形態では、溝33の深さが、搬送方向下流側ほど浅くなっていたが、溝33の深さが搬送方向において一定であってもよい。
また、図9及び図10(a)、(b)に示すように、カバー46に、プラテン42の複数の溝43に対応した複数の凸部47があっても良い。具体的には、カバー46の後方側部分の下面に、搬送方向に延びる複数の凸部47が形成されている。カバー46をプラテン42に乗せると、凸部47が作る1つの谷底に、溝43を画定する1つの凸部の頂部が当接する。凸部47が対応する溝43に収容されるが、溝43と凸部47の間には、若干の隙間49が残る。カバーの下面が平坦な場合に比べて、各隙間49の断面積がさらに狭くなり、インクに作用する毛管力がさらに強くなる。
また、図10(a)、(b)では、各凸部47の突出高さは、上流側よりも下流側の方で高くなっている。これにより、溝43と凸部47との間の隙間は、搬送方向下流側に向かうほど狭くなっている。但し、これは必須ではなく、溝43と同様、凸部47についても搬送方向において高さが一定であってもよい。
また、プラテン42側の溝やカバー側の凸部の形状は特に限定されない。例えば、溝43あるいは凸部47の断面形状が、U字状、波状など、様々であって良い。
一方で、プラテン42側に溝43が形成されていることも必須ではない。例えば、図10(c)に示すように、プラテン42の上面が平坦であり、この平坦なプラテン42の上面を覆うようにカバー46が配置されてもよい。さらに、平坦なプラテン42の上面を覆うカバー46の下面に、複数の凸部47が形成されてもよい。この場合も、前記実施形態と同様に、プラテン42とカバー46との間に、細長い複数の隙間49が形成される。
(2)プラテンとカバーとの隙間に吸い込まれたインクが乾燥して固化すると、隙間が閉塞する虞がある。したがって、これを抑制する工夫があって良い。例えば、インクを排出する必要がない場合には隙間を小さくするようにすれば、隙間内でのインクの乾燥を抑制できる。
なお、以下に説明する図11(a)では、プラテン52の搬送方向下流側部分の上面及びカバー56の後方側部分の下面が平坦な例で示しているが、プラテン52側に溝が形成され、あるいは、カバー56側に凸部が形成されている構成でもよい。図11(b)、(c)に示すように、カバー56の前後方向の中央部には回転軸が設けられ、カバー56は、駆動部201によって回転軸を中心に揺動駆動される。
駆動部201の構成は特に限定されるものではないが、例えば、次のような構成を採用できる。図11の駆動部201は、カバー56の前方端部上面に接触する偏心カム204と、偏心カム204を回転させるモータ202と、カバー56の後方端部に設けられたバネ等の弾性体203とを有する。カバー56の後方端部は、弾性体203によって下方に付勢されている。図11(b)は、偏心カム204の回転軸とカバー56の上面が、一番離れた状態を示している。カバー56の下面は、プラテン52の上面に平行である。モータ202が駆動されると、偏心カム204が回動して、回転軸とカバー56の上面間の距離が縮まる。カバー56は傾いて、その後方端部が押し下げられる。偏心カム204が、図11(b)の状態から180°回動したとき、回転軸とカバー56の上面は一番近づく(当接する)。偏心カム204が回転すると、カバー56は、その後方端部がプラテン52の上面に近い(当接した)状態(図11(c)の状態:第2位置)とプラテン52の上面とほぼ平行な状態(図11(b)の状態:第1位置)の間で揺動することになる。尚、弾性体203としては、コイルバネのような上下方向に付勢する部材には限られず、回転軸に設けられたねじりバネを採用することもできる。
以上のような構成において、制御装置7は、印刷動作と組み合わせて、カバー56を第1位置と第2位置との間で移動させる。具体的には以下のとおりである。
制御装置7は、縁無し印刷実行時には、まず、モータ202を制御して、カバー56を図11(b)の第1位置に位置させる。この状態で、インクジェットヘッド4を制御して、インクを吐出させる。第1位置では、図11(b)に示すように、プラテン52とカバー56との隙間59は搬送方向の両側に開放されている。したがって、縁無し印刷時にプラテン52上に着弾したインクは、隙間59に吸い込まれる。
印刷終了直後、或いは数秒後に、制御装置7は、モータ202を制御して偏心カム204を回転させ、カバー56を図11(c)の第2位置に移動させる。第2位置では、図11(c)に示すように、カバー56の後方端部が弾性体の付勢力により下方に傾く。これにより、カバー56の後端部がプラテン52と当接して隙間59が閉じられる。そのため、隙間59内にインクが残っても、残留インク410の乾燥を抑制できる。ここでは、前記実施形態と同様に、隙間59はインク排出部20(図3参照)の内部空間27と連通している。ケース22には、インク吸収フォーム8が収容されており、内部空間27の湿度は高く保たれることから、隙間59内のインクの乾燥が効果的に抑制される。
その後、インクジェットヘッド4による印刷(インク吐出)が行われていない間、カバー56は第2位置に位置した状態が維持される。
なお、図11では、第2位置において、カバー56の後端部がプラテン52と当接して、隙間59が後端部において閉止されているが、必ずしも隙間59が完全に閉止されなくてもよい。即ち、カバーが第2位置にあるときに、第1位置にあるときと比べて、後端側における隙間59が狭くなるだけでも、インクの乾燥防止効果は得られる。例えば、前記実施形態(図4参照)のように、プラテン52の搬送方向下流側部分に複数の溝がある場合は、カバー56がプラテン52に当接しても隙間59は完全には閉じられない。また、カバー56の後端部がプラテンに当接せず、近づくだけでもよい。
なお、カバー56を揺動させるモータ202は、カバー56専用のモータであってもよいが、他の構成を変位するためのモータと兼用されてもよい。モータ202は、例えば、搬送モータであってもよい。搬送モータは、印刷処理後には使用されないため、その接続先を切り換えて、カバー56を移動させることができる。或いは、キャリッジ駆動モータ15を用い、キャリッジ3のホームポジションへの移動に連動させるなどしても良い。
(3)プラテンとカバーの隙間に吸い込まれたインクを、インク排出部へ向けて積極的に排出するための構成を採用しても良い。
例えば、カバーを揺動させることでインクを押し出す構成が採用されてもよい。図12では、図11と同様、カバー56は駆動部221(本発明の第3駆動部)によって揺動される。駆動部221は、モータ222と、弾性体223と、カム224とを有する。駆動部221の構成は、図11の駆動部201と同様であるので、その説明は省略する。
制御装置7は、印刷終了後(インクの吐出終了後)にモータ222を制御し、カム224を一定時間回転させる。これにより、カバー56が周期的に揺動し、カバー56とプラテン52の隙間59の広さが周期的に変動する。カバー56の揺動動作は、先に説明したプラテン2と組み合わせることが好適である。プラテン2は、搬送方向下流側部分に溝33を持つ。溝33は、下流側に向かうほど、谷底が浅くなっている。そのため、溝33が発現する毛管力は、下流側ほど強い。ここで、図12に示すように、カバー56が第1位置とその前後の状態にあるときは、下流側の強い毛管力で、ケース22側へのインクの移動(排出)が進む。カバー56が第2位置とその前後の状態にあるときは、上流側の毛管力が強められ、対向領域300及びその近傍からのインクの収集力が増す。カバー56が揺動することで、インクの排出とインクの収集が繰り返されるので、より確実にインクの排出ができる。なお、プラテン52のように上面が平坦な場合でも、カバー56が第2位置をとるときの効果は、享受できる。
なお、図11の駆動部201の機能と図12の駆動部221の機能を兼ね備えた、1つの駆動部によって、インク吐出後のカバー揺動(図12)とカバー閉止(図11)を行わせてもよい。即ち、制御装置7は、1つの駆動部によってカバー56の揺動を一定時間行わせた後、カバー56を第2位置に移動させ、その状態でカバー56を待機させる。
(4)前記実施形態の図6(a)のように、プラテン2の対向領域の中でも、かなり奥側(後方)の領域にもインクが付着する場合がある。この領域は、インク排出部20からかなり離れているためにインクが取り残されやすい。このような領域に付着したインクについても速やかに回収できるように、カバーが前後方向に動く構成が採用されてもよい。具体的には、以下のとおりである。
図13及び図14では、カバー60は、駆動部211(本発明の第2駆動部)により、プラテン52に対して前後方向に移動可能である。ここで、カバー60は、後方に移動すると、対向領域301全体を覆うことができる。カバー60は、対向領域301及びこれからプラテン52の前方端までの領域を被覆可能な、サイズと形状を有している。なお、このサイズと形状は、カバー60とケース22の天板24との組み合わせで実現されても良い。
カバー60を前後方向に移動させる駆動部211の構成は特に限定されない。図13及び図14には、一例として、カバー60に設けられたラック213と、ラック213に噛み合うピニオンギヤ214と、ピニオンギヤ214を回転させるモータ212を備えた、いわゆるラックアンドピニオン機構が示されている。
なお、カバー60の後方側部分の下面には、図13(a)に示すように、複数の凹部67が形成されている。また、カバー60の左右両側には、図示しないガイドが前後方向に沿って配置され、カバー60の上下方向の位置を規定する。これらは、カバー60が後述のように搬送方向上流側へ動く際、プラテン52の複数のリブ55とカバー60とが干渉しないための構成である。
制御装置7は、印刷終了後(インクの吐出終了後)にモータ212を駆動してピニオンギヤ214を回転させる。これにより、カバー60全体を搬送方向上流側に移動させる。より詳細には、制御装置7は、カバー60の後方側部分がプラテン52の対向領域301全体を覆う位置まで、カバー60を移動させる。したがって、対向領域301の左右両端に着弾したインクが隙間69に吸い込まれ、インクを速やかに回収することができる。
カバー60の移動後、次の印刷が開始するまでの間、制御装置7は、カバー60を搬送方向下流側に戻しても良いが、上流側に留まらせても良い。或いは、カバー60は、搬送方向下流側に戻された後、さらに駆動部201によって変位されても良い。この場合、制御装置7は、カバー60を搬送方向下流側に戻した後、モータ202により偏心カム204を回転させ、カバー60を第2位置に移動させる。
なお、カバー60の凹部67は必須の構成ではない。例えば、リブ55を低く形成するなどして、カバー60とリブ55とが干渉しないような構成になっていれば良い。また、駆動部211の構成は前述のものに限定されず、カバー60を前後方向に動かすことができれば良い。例えば、図2、図3で示されるプラテン2に対して、カバー30を移動可能に構成しても良い。カバー30は、リブ35にリブ31が当接するまで接近できる。リブ31、35同士が当接しなくても、カバー30の後方端が、対向領域300のリブ35から前方部分と重なる構成であっても良い。いずれも、カバーには、前述の凹部67が不要であり、リブの高さに対する自由度が高い。もちろん、対向領域300からインクを効果的に排出できる。これは、プラテン側に溝を持つ場合の例であるが、カバーを移動可能にすることによる効果は、溝がカバー側にあっても、両方とも溝が無くても得られる。
(5)前記実施形態では、インクジェットヘッド4の前側のノズル群21を使用して縁無し印刷を行っているが、後側のノズル群を使用して縁無し印刷を行うこともできる。その場合には、図15及び図16に示すように、プラテン72を前述までの実施例と前後逆向きに配置し、カバー80及びインク排出部82を搬送方向上流側に設けると良い
なお、後側のノズル群を用いた搬送方向両端の縁無し印刷は、図15及び図16のようになる。まず、記録用紙100の前端部では、制御装置7は、後側の複数のノズル16で構成されるノズル群71と、記録用紙100の前端部とが対向する状態で、インクジェットヘッド4からインクを吐出させる。その際、ノズル群71に属する複数のノズル16のみからインクが吐出される。また、記録用紙100の後端では、制御装置7は、ノズル群71と記録用紙100の後端とが対向する状態でインクを吐出させる。プラテン72上に着弾したインクは、搬送方向上流側のインク排出部82側に排出される。
また、カバー及びインク排出部が、搬送方向両側にそれぞれ設けられても良い。具体的には、例えば図17に示すように、プラテン88において、対向領域303よりも上流側にもカバー80(本発明の第2カバー)が配置され、隙間90が形成されている。また、プラテン88よりも搬送方向上流側にもインク排出部82(本発明の第2インク排出部)が配置されている。したがって、インクを搬送方向両側に速やかに排出できる。なお、プラテン88においては、対向領域303の内側にリブ91が形成されており、対向領域303の前方側部分及び後方側部分にはリブ91が形成されていない。したがって、記録用紙100の前方端部については前側のノズル16を用いて縁無し印刷ができ、後方端部については後側のノズル16を用いて縁無し印刷ができる。そのため、縁無し印刷においても、常に全てのノズル16からインク吐出が可能になり、印刷速度向上にもつながる。
さらに、例えば図18に示すように、プラテン94の対向領域304の左右両側に、それぞれカバー96,97及びインク排出部98,99を設けても良い。対向領域301の左右方向両端部分については、インク排出部が前後方向にある場合に比べて、排出されたインクをプラテンの外側(インク排出部98、99)に効果的に導くことができる。この場合、プラテン94及びカバー96、97の少なくとも一方には、対向領域301からインク排出部98、99に向けて延びる溝があると良い。さらに、カバー96、97は、対向領域301と重なる位置まで移動可能であれば、より効果的にインクを排出できる。
(6)前記実施形態では、インクジェットヘッドから吐出されるインクが全て顔料インクであったが、一部の色のインクのみが顔料で、残りが染料であっても良い。例えば、ブラックのインクが顔料で、イエロー、シアン、マゼンタのインクが染料でも良い。
2,42,52,62,72,88,94 プラテン
4 インクジェットヘッド
8,87 インク吸収フォーム
20,82,98,99 インク排出部
22,83 ケース
27 内部空間
30,46,56,60,80,96,97 カバー
33,43 溝
39,49,59,69,86,89,90 隙間
47 凸部
201,211,221 駆動部
300,301,302,303,304 対向領域

Claims (14)

  1. 被記録媒体を支持するプラテンと、
    前記被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    複数のノズルを有し、前記被記録媒体に対して前記プラテンと反対側に、前記プラテンと対向して配置された吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドの前記複数のノズルと対向する前記プラテンの対向領域よりも外側に設けられ、排出部本体と当該排出部本体とで内部空間を画定する排出部カバーとを有する第1インク排出部と、
    前記排出部カバーと異なるカバーであって、前記対向領域から前記第1インク排出部に向かう排出方向において前記対向領域よりも第1インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分を隙間を空けて覆う第1カバーと、
    を備え、
    前記第1インク排出部は、前記搬送方向において前記対向領域と異なる位置であり、且つ前記搬送方向に沿って前記対向領域と重なる位置に配置され、
    前記隙間は、インクに対して毛管力を発現可能なサイズであることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分に、前記搬送方向に延びる複数の溝が形成され
    前記複数の溝は、インクに対して毛管力を発現可能なサイズであることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記吐出ヘッドが取り付けられ、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジを備え、
    前記第1カバーは、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分と前記搬送方向及び前記走査方向と直交する方向に沿って対向する面に、前記複数の溝にそれぞれ収容される複数の凸部を有し
    前記複数の凸部は、前記走査方向に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 被記録媒体を支持するプラテンと、
    前記被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    複数のノズルを有し、前記被記録媒体に対して前記プラテンと反対側に、前記プラテンと対向して配置された吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドの前記複数のノズルと対向する前記プラテンの対向領域よりも外側に設けられ、排出部本体と当該排出部本体とで内部空間を画定する排出部カバーとを有する第1インク排出部と、
    前記排出部カバーと異なるカバーであって、前記対向領域から前記第1インク排出部に向かう排出方向において前記対向領域よりも第1インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分を隙間を空けて覆う第1カバーと、
    前記吐出ヘッドが取り付けられ、前記搬送方向と交差する走査方向に移動するキャリッジと、を備え、
    前記第1インク排出部は、前記搬送方向において前記対向領域と異なる位置であり、且つ前記搬送方向に沿って前記対向領域と重なる位置に配置され、
    前記第1カバーは、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分と前記搬送方向及び前記走査方向と直交する方向に沿って対向する面に、前記排出方向に延びる複数の凸部を有し、
    前記複数の凸部は、前記走査方向に配置され、且つ、前記隙間がインクに対して毛管力を発現可能なサイズとなるように並べられていることを特徴とする画像記録装置。
  5. 被記録媒体を支持するプラテンと、
    前記被記録媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
    複数のノズルを有し、前記被記録媒体に対して前記プラテンと反対側に、前記プラテンと対向して配置された吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドの前記複数のノズルと対向する前記プラテンの対向領域よりも外側に設けられた第1インク排出部と、
    前記対向領域から前記第1インク排出部に向かう排出方向において前記対向領域よりも第1インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第1インク排出部との間の部分を隙間を空けて覆う第1カバーと、
    前記第1カバーと前記プラテンとの隙間が前記排出方向の両側に開放された第1位置と、前記排出方向の前記対向領域側の端部における前記隙間が前記第1位置と比べて狭い第2位置との間で、前記第1カバーを移動させる第1駆動部と、を備えていることを特徴とする画像記録装置。
  6. 前記第1インク排出部は、収容部と、前記収容部に収容されたインク吸収部材とを備え、
    少なくとも前記第1カバーが前記第2位置にあるときは、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間と、前記収容部内の空間とが連通していることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記第1駆動部は、
    前記吐出ヘッドのインク吐出時には、前記第1カバーを前記第1位置に配置し、
    前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーを前記第1位置から前記第2位置に移動させることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像記録装置。
  8. 前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーを前記プラテンに対して前記排出方向の前記対向領域側に移動させる、第2駆動部を有することを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の画像記録装置。
  9. 前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーの前記第2位置への移動に先だって、前記第1カバーを前記プラテンに対して前記排出方向の前記対向領域側に移動させる、第2駆動部を有することを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。
  10. 前記第2駆動部は、前記排出方向において、前記第1カバーの少なくとも一部が前記プラテンの前記対向領域を覆う位置まで、前記第1カバーを移動させることを特徴とする請求項8又は9に記載の画像記録装置。
  11. 前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーを前記プラテンに対して揺動させて、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間の広さを周期的に変化させる、第3駆動部を有することを特徴とする請求項1~10のいずれかに記載の画像記録装置。
  12. 前記吐出ヘッドのインク吐出が終了した後に、前記第1カバーの前記第2位置への移動に先だって、前記第1カバーを前記プラテンに対して揺動させて、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間の広さを周期的に変化させる、第3駆動部を有することを特徴とする請求項7又は9に記載の画像記録装置。
  13. 少なくとも前記吐出ヘッドからインクを吐出させている状態では、前記第1カバーと前記プラテンとの隙間は、前記排出方向の前記第1インク排出部側に向かうほど狭いことを特徴とする請求項1~12のいずれかに記載の画像記録装置。
  14. 前記対向領域に対して前記第1インク排出部と反対側に配置された第2インク排出部と、
    前記対向領域よりも前記第2インク排出部側に配置され、且つ、前記プラテンの前記対向領域と前記第2インク排出部との間の部分を隙間を介して覆う第2カバーと、をさらに備えること特徴とする請求項1~13のいずれかに記載の画像記録装置。
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