JP2007245421A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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晋亮 阿左美
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Abstract

【課題】媒体の外を汚さずに縁なし印刷を行う。
【解決手段】本発明の印刷装置は、液体を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部と、前記液体吐出部を移動させる駆動部と、前記液体吐出部と共に移動する液体受け部であって、前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を受ける液体受け部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
インクジェットプリンタのような印刷装置では、移動方向に移動するヘッドからインク滴を吐出してドットを形成するドット形成処理と、媒体(例えば、紙、布、OHP用紙など)を搬送方向に搬送する搬送処理とを交互に繰り返し、無数のドットから構成される印刷画像を媒体に印刷している。
また、ヘッドが媒体上を自走する印刷装置が知られている(特許文献1参照)。この自走式の印刷装置では、台などに置かれた媒体に対し、自走するヘッドからインク滴を吐出してドットを形成するドット形成処理を繰り返し、印刷画像を媒体に印刷している。
特開平6−233058号公報
自走式の印刷装置では、媒体に着弾しない液体があるような縁なし印刷は、紙の範囲外を汚すため行うことができなかった。
本実施形態では、自走式の印刷装置により、媒体の外を汚さずに縁なし印刷を行うことを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
液体を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部と、
前記液体吐出部を移動させる駆動部と、
前記液体吐出部と共に移動する液体受け部であって、前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を受ける液体受け部と、
を備える印刷装置。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
液体を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部と、
前記液体吐出部を移動させる駆動部と、
前記液体吐出部と共に移動する液体受け部であって、前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を受ける液体受け部と、
を備える印刷装置。
このような印刷装置によれば、紙の範囲外を汚さずに縁なし印刷を行うことができる。
かかる印刷装置であって、ケースと、出し入れ機構とを更に備え、
前記ケースの底面には前記液体吐出部が設けられ、前記ケースに設けられた収容部に前記液体受け部が収容され、前記出し入れ機構によって前記収容部に収容された前記液体受け部が前記ケースの底面から出し入れされることが望ましい。
このような印刷装置によれば、出し入れ機構が液体受け部を出し入れして、紙の範囲外に吐出されるインクを液体受け部は受けることができる。
かかる印刷装置であって、媒体の端部の位置を検出する光学センサを備え、
前記光学センサの検出結果に基づいて前記出し入れ機構は前記液体受け部を前記ケースから出すことが望ましい。
このような印刷装置によれば、紙の端部の縁なし印刷を行うとき、出し入れ機構が液体受け部を出して、紙の範囲外に吐出されるインクを液体受け部は受けることができる。
かかる印刷装置であって、前記ノズル列と垂直な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させながら、前記出し入れ機構は、前記媒体の前記端部に前記液体受け部を接触させつつ前記液体受け部を前記収容部から出すことが望ましい。
このような印刷装置によれば、紙の範囲外に吐出されるインクを液体受け部は受けることができる。
かかる印刷装置であって、前記ノズル列と垂直な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させながら、前記出し入れ機構は、前記媒体の前記端部に前記液体受け部を接触させつつ前記液体受け部を前記収容部に収容することが望ましい。
このような印刷装置によれば、紙の範囲外に吐出されるインクを液体受け部は受けて、液体受け部はインクを受けた後は収容される。
かかる印刷装置であって、前記ノズル列と平行な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記出し入れ機構が前記液体受け部を前記ノズル列と平行な方向にある前記媒体の端部に接触させながら、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させることが望ましい。
このような印刷装置によれば、紙の範囲外に吐出されるインクを液体受け部は受けることができる。
かかる印刷装置であって、前記液体受け部は可撓性のある部材から構成されることが望ましい。このような場合に、本実施形態は特に有効である。
かかる印刷装置であって、前記液体受け部は交換可能な部材であることが望ましい。
このような印刷装置によれば、液体受け部に着弾したインクが溜まってしまうことがなく、液体受け部はインクを受けることができる。
かかる印刷装置であって、前記液体受け部に着弾した前記液体を拭き取るワイパーを備えることが望ましい。
このような印刷装置によれば、ワイパーが液体受け部に着弾したインクを拭き取って、液体受け部が紙の端部を汚すことがない。
かかる印刷装置であって、記録媒体を読み取る記録媒体読取り機構を備えることが望ましい。
このような印刷装置によれば、外部からの印刷データに応じて縁なし印刷を行うことができる。
かかる印刷方法であって、複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部を移動させ、
移動する前記液体吐出部から液体を吐出させ、
前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を前記液体吐出部と共に移動する液体受け部が受けることが望ましい。
このような印刷方法によれば、紙の範囲外を汚さずに縁なし印刷を行うことができる。
===プリンタの構成===
<インクジェットプリンタの構成について>
図1は、本実施形態のプリンタ1の全体構成の外観図である。図2は、本実施形態のプリンタ1の全体構成を下から見た底面図であり、図3は、本実施形態のプリンタ1のケース2の上蓋2Aをはずしたときにケース2を上方から見たときの説明図である。図7は、本実施形態のプリンタ1の全体構成のブロック図である。以下、本実施形態のプリンタ1の基本的な構成について説明する。
本実施形態のプリンタ1は、ケース2、液体吐出部12、駆動部13、出し入れ機構17A〜17D、ラインセンサ15A、15B、記録媒体読み取り部16及びコントローラ20を有する。なお、図1から図3では不図示であるが、後述するようにプリンタ1は、液体受け部144と、ワイパー18とを有する。記録媒体読み取り部16に挿入された記録媒体から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ20によって各部分(液体吐出部12、駆動部13、出し入れ機構17A〜17D)を制御する。コントローラ20は、記録媒体から受信した印刷データに基づいて、各部分を制御し、紙に画像を形成する。紙の端部はラインセンサ15A、15Bによって検知される。ラインセンサ15A、15Bは、紙の端部についての検出結果をコントローラ20に出力する。ラインセンサ15A、15Bから検出結果を受けたコントローラ20は、その検出結果に基づいて、各部分を制御する。
ケース2は、液体吐出部12、駆動部13、出し入れ機構17A〜17D、ラインセンサ15A、15B、記録媒体読み取り部16及びコントローラ20を収容するためのものである。なお、ケース2は、後述する液体受け部144A〜144Dやワイパー18等も収容する。図1に示すように、ケース2は上蓋2Aと下蓋2Bとを備えている。また、ケース2はインクを収容しているインクカートリッジ122を着脱可能に保持している。なお、ケース2の底面には、後述する液体受け部144A〜144Dを出し入れするための開口部14A〜14Dが設けられている。
液体吐出部12は、紙にインクを吐出するためのものである。図2に示すように、液体吐出部12は、ノズル列を複数備えている。各ノズル列は、複数のノズルを有している。そして、各ノズル列のノズルから断続的にインクを吐出する。液体吐出部12は、ケース2の底面に設けられて、ケース2がノズル列に垂直な方向(以下、X方向という)に移動されると、移動中に各ノズルがインクを断続的に吐出することによって、X方向に沿ったドットライン(「ドット列」又は「ラスタライン」ともいう)が紙に形成される。ノズル列は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の各色が設けられている。各ノズル列は180個のノズル(#1〜#180)のノズルから構成されている。180個のノズルの並ぶ方向を「Y方向」と呼び、ノズル#1の側を「Y方向のプラス側」と呼び、ノズル#180の側を「Y方向のマイナス側」と呼ぶ。
駆動部13は、ケース2に設けられている液体吐出部12を、印刷時にX方向及びY方向に所定の移動量で移動させるためのものである。ケース2には、4つの駆動部13が設けられている。駆動部13の詳細については後述する。
出し入れ機構17A〜17Dは、ケース2の開口部14A〜14Dから液体受け部(後述)を出し入れするためのものである。出し入れ機構17A〜17Dの詳細については後述する。
ラインセンサ15A、15Bは、発光部から紙に照射された光の反射光を受光部が検出することにより、紙の有無を検出するものである。ラインセンサ15A、15Bは、プリンタ1のケース2と共に移動して紙の上下や左右の端部の位置を検出する。ラインセンサ15は、光学的に紙の端部を検出するため、機械的な紙検出センサよりも、検出精度が高い。図2に示すように、ラインセンサ15A、15Bは、ノズル列と平行に設けられており、開口部14A〜14Bの外側に設けられている。
記録媒体読み取り部16は、印刷データを有している記録媒体(メモリーカードなど)を読み取るためのものである。記録媒体読み取り部16は、記録媒体を差し込めるように構成されており、ケース2に備えられている。
コントローラ20は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニット(制御手段)である。コントローラ20は、CPU22と、メモリ23と、ユニット制御回路24とを有する。CPU22は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ23は、CPU22のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。CPU22は、メモリ23に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路24を介して各ユニット(液体吐出部12、駆動部13、出し入れ機構17)を制御する。検出器群15は、ラインセンサ15A、15B、及びロータリーエンコーダ116、117(後述)等を含み、それらの結果はCPU22に送られる。
<駆動部の構成>
図4は、駆動部13の詳細を示している拡大図である。駆動部13は、ボール111と、X軸駆動ローラ112と、Y軸駆動ローラ113と、X軸モータ114と、Y軸モータ115と、X軸ロータリーエンコーダ116と、Y軸ロータリーエンコーダ117と、従動ローラ118とで構成されている。
ボール111は、X軸駆動ローラ112と、Y軸駆動ローラ113と、従動ローラ118とにより保持される。X軸駆動ローラ112は、Y方向を軸として回転する。X軸駆動ローラ112はボール111に接触しており、X軸駆動ローラ112が回転すると、Y方向を軸としてボール111を回転させることができる。Y軸駆動ローラ113は、X方向を軸として回転する。Y軸駆動ローラ113はボール111に接触しており、Y軸駆動ローラ113が回転すると、X方向を軸としてボール111を回転させることができる。従動ローラ118は、ばねに固定されてボール111に接触している。従動ローラ118は、ボール111が回転するときボール111を保持しつつ回転する。
X軸モータ114は、X軸駆動ローラ112を回転させるためのモータである。X軸モータ114は、X軸駆動ローラ112の端部に設けられている。X軸モータ114が駆動すると、X軸駆動ローラ112が回転し、ボール111が回転し、ケース2がX方向に移動する。Y軸モータ115は、Y軸駆動ローラ113を回転させるためのモータである。Y軸モータ115は、Y軸駆動ローラ113の端部に設けられている。Y軸モータ115が駆動すると、Y軸駆動ローラ113が回転し、ボール111が回転し、ケース2がY方向に移動させられる。
X軸ロータリーエンコーダ116及びY軸ロータリーエンコーダ117は、スケールと発光部及び受光部を有する光センサとに構成されている。X軸ロータリーエンコーダ116は、X軸駆動ローラ112の端部に設けられている。Y軸ロータリーエンコーダ117は、Y軸駆動ローラ113の端部に設けられている。光センサは、発光部からの光を二点で測定して、信号パターンを測定する。信号パターンによりロータリーエンコーダの回転方向が検出されて、信号の受信回数により回転量も検出される。回転量からボール111の移動距離も検出される。このようにロータリーエンコーダに基づいてボール111のY方向及びX方向の動きが検出される。これにより、ケース2のY方向とX方向の移動距離を測定できる。
<出し入れ機構の周辺の構成>
図5A及び図5Bは、ケース2のX方向における断面を示している。図6A及び図6Bは、ケース2のY方向における断面を示している。図5Aから図6Bに示すように、ケース2は、出し入れ機構17Aから17Dと、液体受け部144A〜144Dと、ワイパー18と、収容部19とを備えている。
液体受け部144A〜144Dは、液体吐出部12から吐出されて紙に着弾しないインクを受けるためのものである。液体受け部144A〜144Dは、ゴム等の薄い曲がりやすい部材から構成されている。液体受け部144A〜144Dはインクを吸収できる部材でもよい。液体受け部144A〜144Dは交換可能でもよい。
図5Aに示すように、出し入れ機構17Aは、駆動ローラ171Aと、従動ローラ172Aと、不図示のモータとを備えている。駆動ローラ171Aは、モータにより回転させられて、液体受け部144Aを開口部14Aから出し入れさせるためのものである。従動ローラ172Aは、液体受け部144Aが出し入れされるときに液体受け部144Aを支持しながら回転するためのものである。モータは、駆動ローラ171Aを回転させるためのものである。このモータは、コントローラ20により制御される。
駆動ローラ171Aが回転すると、収容部19に収容されている液体受け部144Aはブラック(K)ノズル列、イエロー(Y)ノズル列、マゼンタ(M)ノズル列、及びシアン(C)ノズル列と順番に対向するように、開口部14Aから徐々に出される。図に示すように、液体受け部144Aは、開口部14Aから斜めに出されるため、液体受け部144Aが床に接触した後も液体受け部144Aが開口部から出し続けられると、液体受け部144Aが床に沿って敷設される。液体受け部144Aの先端は、開口部14AからX方向のプラスの方向に出される。図示するように、液体受け部144Aは最終的には全てのノズル列と対向するようになる。あるノズル列と液体受け部144Aが対向するとき、そのノズル列の全てのノズルと液体受け部144Aが対向している。
図5Bに示すように、出し入れ機構17Bは、駆動ローラ171Bと、従動ローラ172Bと、不図示のモータとを備えている。出し入れ機構17Bの構成は、出し入れ機構17Aの構成と同様である。
駆動ローラ171Bが回転すると、収容部19に収容されている液体受け部144Bはシアン(C)ノズル列、マゼンタ(M)ノズル列、イエロー(Y)ノズル列、及びブラック(K)ノズル列と順番に対向するように、開口部14Bから徐々に出される。つまり、液体受け部144Bの先端は、液体受け部144Aの先端と逆方向に開口部14BからX方向のマイナスの方向に出される。図示するように、液体受け部144Bは最終的には全てのノズル列と対向するようになる。あるノズル列と液体受け部144Bが対向するとき、そのノズル列の全てのノズルと液体受け部144Bが対向している。
図6Aに示すように、出し入れ機構17Cは、駆動ローラ171Cと、従動ローラ172Cと、不図示のモータとを備えている。出し入れ機構17Cの構成は、出し入れ機構17Aの構成と同様である。
駆動ローラ171Cが回転すると、収容部19に収容されている液体受け部144Cは、例えば、ノズル#1から順番に#45まで対向するように開口部14Cから徐々に出される。液体受け部144Cは開口部14CからY方向のプラスの方向に出される。液体受け部144Cは最終的にはノズル#1から#45と対向するようになる。
図6Bに示すように、出し入れ機構17Dは、駆動ローラ171Dと、従動ローラ172Dと、不図示のモータとを備えている。出し入れ機構17Dの構成は、出し入れ機構17Aの構成と同様である。
駆動ローラ171Dが回転すると、収容部19に収容されている液体受け部144Dは、例えば、ノズル#180から順番に#135までと対向するように開口部14Dから徐々に出される。つまり、液体受け部144Dは、液体受け部144Cとは逆方向に開口部14DからY方向のマイナスの方向に出される。液体受け部144Dは最終的にはノズル#135から#180と対向するようになる。
ワイパー18は、液体受け部144A〜144Dに着弾するインク滴を拭き取るためのものである。ワイパー18はゴム等の曲げ易い部材から構成される。図示するように、ワイパー18は、開口部14A〜14Dの入口付近に設けられて、その先端は液体受け部144A〜144Dに接している。
収容部19は、液体受け部144A〜144Dを収容するためのものである。収容部19は、ケース2の開口部14A〜14Dから通じるようにケース2の内部に形成されており、液体受け部144A〜144Dを収容できるような寸法及び形状に形成されている。
===縁(余白)あり印刷===
図8Aから図8Dは、本実施形態のプリンタ1の縁あり印刷の簡単な説明図である。
図8Aは、パス1のドット形成処理前のケース2の位置を示している。図8Bは、パス1のドット形成処理後のケース2の位置を示している。図8Cは、パス2のドット形成処理前のケース2の位置を示している。図8Dは、パス2のドット形成処理後のケース2の位置を示している。なお、「パス」とは、移動するノズルからインクを吐出して、ドットを形成する動作(ドット形成動作)をいう。
図8Aに示しているように、ケース2は紙Sの右側に位置している。ケース2は、駆動部13によってX方向のプラスの方向(図では左方向)に移動させられる。駆動部13のX軸駆動ローラ112が回転すると、ケース2はX方向のプラスの方向に移動する(図4を参照)。
ケース2が移動するときに、ラインセンサ15B(図5Aを参照)は紙Sの右端を検出して、X軸ロータリーエンコーダ116が紙Sの右端から所定距離を移動したことを検知すると、インクの吐出が開始される。これにより右端に余白ができる。
プリンタに紙のサイズを予め設定することができる場合、紙の幅に応じた印刷データに基づいてインクを吐出させた後、インクの吐出を終了させる。これにより、紙Sの左端に余白ができる。しかし、プリンタに紙のサイズを予め設定することができない場合には、ラインセンサ15Bは紙Sの左端を検出して、X軸ロータリーエンコーダ116が液体吐出部12のノズル列が左端に余白を残すように紙と対向するような距離を移動したことを検知すると、インクの吐出を終了させる。
図8Bに示すように、このパスでは、液体吐出部12は、紙Sの右端、上端及び左端に余白を残すように紙Sにインクを吐出している。ドットが形成されている範囲は斜線で示している。パス1が終了すると、図8Bに示すように、ケース2は紙Sの左側に位置している。
そして、紙Sの左側に位置しているケース2は、駆動部13によりY方向のマイナスの方向に移動させられる。駆動部13のY軸駆動ローラ113が回転すると、ケース2はY方向のマイナスの方向に移動する(図4を参照)。図8Cに示すように、ケース2はパス2のドット形成処理前の位置へ移動させられる。
パス2では、ケース2は駆動部13によってX方向のマイナスの方向(図の右方向)に移動させられる。ケース2が移動させられているときに、ラインセンサ15A(図5Bを参照)が紙Sの左端を検出して、X軸ロータリーエンコーダ116がケース2が紙Sの左端から所定距離を移動したことを検知すると、インクの吐出が開始される。これにより左端に余白ができる。
プリンタに紙のサイズを予め設定することができる場合、紙の幅に応じた印刷データに基づいてインクを吐出させた後、インクの吐出を終了させる。これにより、紙Sの右端に余白ができる。しかし、プリンタに紙のサイズを予め設定することができない場合には、ラインセンサ15Aは紙Sの右端を検出して、右端に余白を残すように、インクの吐出を終了させる。
図8Dに示すように、このパスでは、液体吐出部12は、紙Sの右端及び左端に余白を残すように紙Sにドットを形成している。パス2が終了すると、図8Dに示すように、ケース2は紙Sの右側に位置している。このようにパスが繰り返し行われる。
なお、図示していないが、最後のパスにおいては、液体吐出部12は紙の右端、左端及び下端に余白を残すように紙Sにドットを形成することになる。このように、縁あり印刷が行われる。
===縁なし印刷===
<縁なし印刷時の印刷データ>
図9は、縁なし印刷時の印刷データの説明図である。「縁なし印刷」では、紙の全表面を対象として印刷を行う。この「縁なし印刷」により、紙の4辺の縁にも余白なくインクを吐出して印刷することができるので、写真と同じイメージの出力結果が得られる。
同図において、内側の実線の四角形は、紙の大きさを示している。同図において、外側の点線の四角形は、インクを吐出する範囲を示している。縁なし印刷では、紙よりも大きい領域にインクを吐出して、紙の全面に印刷を行っている。そのため、インクを吐出する範囲は紙の大きさよりも大きい。従って、プリンタは、紙の範囲外にもインクを吐出することになる。
===参考例の縁なし印刷===
図10Aから図10Dは、参考例のプリンタ1の縁なし印刷の簡単な説明図である。
図10Aは、パス1のドット形成処理前のケース2の位置を示している。図10Bは、パス1のドット形成処理後のケース2の位置を示している。図10Cは、パス2のドット形成処理前のケース2の位置を示している。図10Dは、パス2のドット形成処理後のケース2の位置を示している。
図10Aに示しているように、ケース2は紙Sの右側に位置している。パス1では、ケース2は、駆動部13によってX方向のプラスの方向に移動させられているときに、ラインセンサ15Bは紙Sの右端を検出して、紙Sの右端より外側からインクの吐出を開始させる。ケース2は移動させられているときに、ラインセンサ15Bは紙Sの左端を検出して、紙Sの左端より外側でインクの吐出を終了させる。
パス1では、図10Bに示しているように、液体吐出部12は、紙Sよりも大きい範囲にインクを吐出する。つまり、液体吐出部12は、紙Sの右端、上端及び左端より外側にインクが紙Sからはずれて着弾するようにインクを吐出する。パス1が終了すると、図10Bに示すように、ケース2は紙Sの左側に位置している。
パス2では、ケース2は駆動部13によってX方向のマイナスの方向に移動させられる。ケース2が移動させられているときに、ラインセンサ15Aが紙Sの左端を検出して、紙Sの左端より外側からインクの吐出を開始される。
そして、ケース2はインクを吐出させながら移動させられて、ラインセンサ15Aが紙Sの右端を検出して、右端よりも外側でインクの吐出を終了させる。
図10Dに示すように、このパスでは、液体吐出部12は、紙Sよりも大きい範囲にインクを吐出する。つまり、液体吐出部12は紙Sの左端及び右端より外側に紙からインクがはみだすようにインクを吐出する。パス2が終了すると、図10Dに示すように、ケース2は紙Sの右側に位置している。このようにパスが繰り返し行われる。
なお、図示していないが、最後のパスにおいても、液体吐出部12は紙Sよりも大きい範囲にインクを吐出する。つまり、液体吐出部12は、紙Sの左端、下端及び右端より外側に紙Sからインクがはずれて着弾するようにインクを吐出する。このように、縁なし印刷が行われる。
<参考例の縁なし印刷の問題点>
前述のように、縁なし印刷では、紙Sよりも大きい領域にインクを吐出するため、紙Sの範囲外にもインクを吐出することがある。このため、紙Sの範囲外が汚れてしまい、紙Sの裏側が汚れてしまうなどの不都合が生じる。
そこで、本実施形態のプリンタ1には、縁なし印刷を行うときに紙Sの範囲外に着弾してしまうインクを受けるための液体受け部144A〜144Dを設けている。これにより、紙Sの範囲外を汚すことがなく、縁なし印刷を行うことができる。
===本実施形態の縁なし印刷===
<紙の右端と左端の縁なし印刷について>
図11A〜図11Cは、紙の右端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Aの動作の説明図である。図12A〜図12Cは、紙の左端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Bの動作の説明図である。
図11Aは、パス1のドット形成処理前の状態のケース2を示している。図11Bは、液体受け部144Aが全てのノズル列と対向している状態を示している。図11Cは、液体受け部144Aが一つのノズル列と対向している状態を示している。
図11Aに示すように、ドット形成処理前のケース2は紙Sの右側に位置している。ケース2はX方向のプラスの方向に移動する。ケース2が移動すると、ラインセンサ15Bが紙Sの右端(紙Sの有無)を検出する。ラインセンサ15Bが紙Sの右端を検出すると、ケース2は停止する。そして、コントローラ20は、液体受け部144Aを全てのノズル列のノズルと対向する分だけ出すことを決定する。そして、出し入れ機構17Aは液体受け部144Aを出し始める。具体的には、駆動ローラ171Aが回転して、液体受け部144Aは開口部14Aから徐々に出る(図5A参照)。液体受け部144Aが全てのノズル列のノズルと対向すると、ケース2はX方向のプラスの方向に所定の距離を移動する。
図11Bに示すように、ケース2が所定距離を移動すると、液体受け部144Aの先端が紙Sの右端と接する。ケース2が所定の距離を移動したことは、X軸ロータリーエンコーダによって検出される。液体受け部144Aの先端が紙Sの右端と接するとき、すでにX方向プラス側の駆動部13のボール111が紙Sの上に乗っている。これにより、紙Sがずれることを防いでいる。
液体受け部144Aの先端が紙Sの右端に接した後、液体吐出部12のX方向のプラスの方向の先頭にあるノズル列(シアンのノズル列)から順にインクの吐出が開始される。紙Sの右端より外側に吐出されるインクは液体受け部144Aに着弾する。また、紙Sの右端より内側に吐出されるインクは紙Sに着弾する。液体吐出部12からインクが吐出されながら、ケース2はX方向のプラスの方向に移動する。
ケース2がX方向のプラスの方向に移動すると、液体受け部144Aの先端が紙Sの右端に接しながら、液体受け部144Aは徐々に開口部14Aからケース2内へ戻される。具体的には、ケース2の移動距離分だけ駆動ローラ171Aが回転して、液体受け部144Aは開口部14Aから徐々に戻る。図11Cに示すように、X方向のプラスの方向の最後のノズル列(ブラックのノズル列)が紙Sの右端を通過すると、出し入れ機構17Aは液体受け部144Aを開口部14Aから完全に戻す。
液体受け部144Aが開口部14Aから戻されるとき、開口部14Aの付近に設けられているワイパー18は、縁なし印刷時に液体受け部144Aに付着したインクを拭き取ることができる。
このように、紙Sの右端より外側に吐出されるインクは液体受け部144Aに着弾する。従って、紙Sの範囲外を汚さずに縁なし印刷を行うことができる。
そして、液体吐出部12は紙Sにインクを吐出しながら、ケース2はX方向のプラスの方向に紙Sの左端部へ移動する。図12Aは、紙Sの左端部に位置する状態のケース2を示している。図12Bは、液体受け部144Bが一つのノズル列と対向している状態を示している。図12Cは、液体受け部144Bが全てのノズル列と対向している状態を示している。
図12Aに示すように、ケース2が紙Sの左端部まで移動すると、ラインセンサ15Bが紙Sの左端を検出する。コントローラ20は、ラインセンサ15Bが紙Sの左端を検出してからのケース2の移動距離に応じた分だけ、つまりラインセンサ15Bが紙Sの左端を検出してからのX軸ロータリーエンコーダの検出結果に応じた分だけ液体受け部144Bを出すことを決定する。コントローラ20が液体受け部144Bを出す長さを決定すると、出し入れ機構17Bは液体受け部144Bを出し始める。具体的には、駆動ローラ171Bが回転して、液体受け部144Bは開口部14Bから出る(図5B参照)。そして、図12Bに示すように、液体受け部144Bの先端が紙Sの左端と接するようになる。液体受け部144Bの先端が紙Sの左端と接するとき、まだX方向マイナス側の駆動部13のボール111が紙Sの上に乗っている。これにより、紙Sがずれることを防いでいる。
図12Bに示すように、液体受け部144Bの先端が紙Sの左端に接しながら、出し入れ機構17Bは液体受け部144Bを徐々に開口部14Bから出す。液体吐出部12からインクが吐出されながら、ケース2がX方向のプラスの方向に移動すると、液体受け部144BはX方向のプラスの方向の先頭のノズル列から順に対向するようになる。紙Sの左端より外側に吐出されるインクは、液体受け部144Bに着弾する。また、紙Sの左端より内側に吐出されるインクは、紙Sに着弾する。
そして、図12Cに示すように、液体受け部144Bは最終的には全てのノズル列と対向する。X方向のプラスの方向の先頭のノズル列から順にインクの吐出を終了する。液体吐出部12の全てのノズル列からインクの吐出が終了すると、出し入れ機構17Bは液体受け部144Bを開口部14Bからケース2内へ完全に戻す。
出し入れ機構17Bが液体受け部144Bを開口部14Bから戻すとき、開口部14Bの付近に設けられているワイパー18は縁なし印刷時に液体受け部144Bに付着したインクを拭き取ることができる。
このように、紙Sの左端より外側に吐出されるインクは液体受け部144Bに着弾する。従って、紙Sの範囲外を汚さずに縁なし印刷を行うことができる。
<紙の上端と下端の縁なし印刷について>
図13Aは、紙の上端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Cの動作の説明図である。図13Bは、紙の下端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Dの動作の説明図である。
前述のように、パス1においてラインセンサ15Bは紙Sの右端を検出する。このとき、ラインセンサ15Bは紙Sの上端の位置を検出することもできる。コントローラ20は、ラインセンサ15Bが紙Sの上端を検出した位置から開口部14Cまでの距離に応じた分だけ液体受け部144Cを出すことを決定する。コントローラ20が液体受け部144Cを出す長さを決定すると、出し入れ機構17Cは液体受け部144Cを出し始める(図6A参照)。具体的には、駆動ローラ171Cが回転して、液体受け部144Cは開口部14CからY方向のマイナスの方向に出る。
液体受け部144Cが開口部14Cから出されると、図13Aに示すように、液体受け部144Cの先端は紙Sの上端と接するようになる。液体受け部144Cは、全てのノズル列の端部にあるいくつかのノズル(例えば、ノズル#1から#20)と対向するようになる(図6A参照)。液体受け部144Cの先端が紙Sの上端と接するとき、すでにY方向マイナス側の駆動部13のボール111が紙Sの上に乗っている。これにより、紙Sがずれることを防いでいる。
液体受け部144Cの先端が紙Sの上端に接すると、全てのノズル列のノズルからインクの吐出が開始される。紙Sの上端より外側に吐出されるインクは、液体受け部144Cに着弾する。また、紙Sの上端より内側に吐出されるインクは、紙Sに着弾する。液体吐出部12からインクが吐出されながら、ケース2はX方向のプラスの方向に移動する。ケース2がX方向に移動するとき、液体受け部144Cの先端は紙Sに接しながらケース2と一緒に移動する。液体吐出部12からインクの吐出が終了すると、出し入れ機構17Cが液体受け部144Cを開口部14Cから戻す。具体的には、駆動ローラ171Cが回転して、液体受け部144Cは開口部14Cから戻る。
このように、紙Sの上端より外側に吐出されるインクは液体受け部144Cに着弾する。従って、紙Sの範囲外を汚さずに縁なし印刷を行うことができる。
最後のパスにおいて、ラインセンサ15Bは紙Sの下端の位置を検出することもできる。コントローラ20は、ラインセンサ15Bが紙Sの下端を検出した位置から開口部14Dまでの距離に応じた分だけ液体受け部144Dを出すことを決定する。コントローラ20が液体受け部144Dを出す長さを決定すると、出し入れ機構17Dは液体受け部144Dを出し始める(図6B参照)。具体的には、駆動ローラ171Dが回転して、液体受け部144Dは開口部14DからY方向のプラスの方向に出る。
液体受け部144Dが開口部14Dから出されると、図13Bに示すように、液体受け部144Dの先端は紙Sの下端と接するようになる。液体受け部144Dは、全てのノズル列の端部にあるいくつかのノズル(例えば、ノズル#180から#160)と対向するようになる(図6B参照)。液体受け部144Dの先端が紙Sの下端と接するとき、すでにY方向プラス側の駆動部13のボール111が紙Sの上に乗っている。これにより、紙Sがずれることを防いでいる。
液体受け部144Dの先端が紙Sの下端に接すると、全てのノズル列のノズルからインクの吐出が開始される。紙Sの下端より外側に吐出されるインクは、液体受け部144Dに着弾するようになる。また、紙Sの下端より内側に吐出されるインクは、紙Sに着弾する。液体吐出部12からインクが吐出されながら、ケース2はX方向のプラスの方向に移動する。ケース2がX方向に移動するとき、液体受け部144Dの先端は紙Sに接しながらケース2と一緒に移動する。液体吐出部12からインクの吐出が終了すると、出し入れ機構17Dが液体受け部144Dを開口部14Dから戻す。具体的には、駆動ローラ171Dが回転して、液体受け部144Dが開口部14Dから戻る。
このように、紙Sの下端より外側に吐出されるインクは液体受け部144Dに着弾する。従って、紙Sの範囲外を汚さずに縁なし印刷を行うことができる。
また、図11B及び図12Cに示すように、液体受け部144A又は液体受け部144Bが全部のノズル列のノズルと対向するときに、液体受け部144C又は液体受け部144Dがパス1又は最後のパスで出されると、液体受け部144A又は144Bと液体受け部144C又は144Dとが一部重なることになる。
パス1において紙Sの右上端を印刷するときに、液体受け部144Aと液体受け部144Cとが出されて重なる場合、どちらが上に出されても良い。なぜならば、液体受け部144Aと液体受け部144Cとはワイパー18によりインクが拭き取られており、インクがあまり着弾していない状態である。
紙Sの左上端を印刷するとき、液体受け部144Cが出されているときに液体受け部144Bが出される場合、液体受け部144Cに着弾しているインクによって汚れないように、液体受け部144Bは液体受け部144Cの下に出される。
このように、紙のどの端部の縁なし印刷を行うかにより、どの順番で液体受け部が重なるかが決まる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
特に、本発明には、以下のような形態も含まれる。
<縁なし印刷を行う端部の順番について>
前述の実施形態では、パス1において、プリンタ1のケース2は紙Sの上方の右側からX方向のプラスの方向に移動し、Y方向に移動し、パス2において、プリンタ1のケース2は紙Sの左側からX方向のマイナスの方向に移動する。各パスにおいて、紙Sの端部(右端、上端、左端、下端)の縁なし印刷が行われている。しかし、各パスで端部の縁なし印刷を行う必要があるわけではない。例えば、移動可能なプリンタの場合には、プリンタが移動しながら縁なし印刷を行うことができる。プリンタが移動しながら縁なし印刷を行う場合、全ての端部の縁なし印刷を先に行うこともできる。
<液体受け部と紙の端部との関係について>
前述の実施形態では、液体受け部が出されて紙Sの端部と接するとき、液体受け部の先端は紙Sの端部と接している(図11B、図12B、図13A及び図13Bを参照)。しかし、液体受け部の先端は紙Sの端部に接するのではなく、紙Sの下に入っても紙Sの端部の外側に吐出されるインクを受けることができる。これにより、液体受け部144A〜144Dは紙Sの範囲外に吐出されるインクを受けることができる。
本実施形態のプリンタ1の全体構成の外観図である。 本実施形態のプリンタ1の全体構成を下から見た底面図である。 本実施形態のプリンタ1のケース2の上蓋2Aをはずしたときにケース2を上方から見たときの説明図である。 駆動部13の詳細を示している拡大図である。 図5A及び図5Bは、ケース2のX方向における断面を示している。 ケース2のY方向における断面を示している。 本実施形態のプリンタ1の全体構成のブロック図である。 本実施形態のプリンタ1の縁あり印刷の簡単な説明図である。 縁なし印刷時の印刷データの説明図である。 参考例のプリンタ1の縁なし印刷の簡単な説明図である。 紙の右端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Aの動作の説明図である。 紙の左端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Bの動作の説明図である。 図13Aは、紙の上端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Cの動作の説明図である。図13Bは、紙の下端の縁なし印刷時の本実施形態のプリンタ1の液体受け部144Dの動作の説明図である。
符号の説明
1 プリンタ、
2 ケース、2A 上蓋、2B 下蓋、
12 液体吐出部、13 駆動部、
14A〜14D 開口部、
15A、15B ラインセンサ、
16 記録媒体読み取り部、
18 ワイパー、19 収容部、
20 コントローラ、22 CPU、
23 メモリ、24 ユニット制御回路、
111 ボール、112 X軸駆動ローラ、113 Y軸駆動ローラ、
114 X軸モータ、115 Y軸モータ、
116 X軸ロータリーエンコーダ、117 Y軸ロータリーエンコーダ、
118 従動ローラ、
17A 出し入れ機構、171A 駆動ローラ、172A 従動ローラ、
17B 出し入れ機構、171B 駆動ローラ、172B 従動ローラ、
17C 出し入れ機構、171C 駆動ローラ、172C 従動ローラ、
17D 出し入れ機構、171D 駆動ローラ、172D 従動ローラ、
144A〜144D 液体受け部、
S 紙

Claims (12)

  1. 液体を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部と、
    前記液体吐出部を移動させる駆動部と、
    前記液体吐出部と共に移動する液体受け部であって、前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を受ける液体受け部と、
    を備える印刷装置。
  2. ケースと、出し入れ機構とを更に備え、
    前記ケースの底面には前記液体吐出部が設けられ、前記ケースに設けられた収容部に前記液体受け部が収容され、前記出し入れ機構によって前記収容部に収容された前記液体受け部が前記ケースの底面から出し入れされる請求項1に記載の印刷装置。
  3. 媒体の端部の位置を検出する光学センサを備え、
    前記光学センサの検出結果に基づいて前記出し入れ機構は前記液体受け部を前記ケースから出す請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記ノズル列と垂直な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させながら、前記出し入れ機構は、前記媒体の前記端部に前記液体受け部を接触させつつ前記液体受け部を前記収容部から出す請求項2又は3に記載の印刷装置。
  5. 前記ノズル列と垂直な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させながら、前記出し入れ機構は、前記媒体の前記端部に前記液体受け部を接触させつつ前記液体受け部を前記収容部に収容する請求項2から4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記ノズル列と平行な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記出し入れ機構が前記液体受け部を前記ノズル列と平行な方向にある前記媒体の端部に接触させながら、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させる請求項2から5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記液体受け部は可撓性のある部材から構成される請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 前記液体受け部は交換可能な部材である請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 前記液体受け部に着弾した前記液体を拭き取るワイパーを備える請求項1から8のいずれかに記載の印刷装置。
  10. 記録媒体を読み取る記録媒体読取り機構を備える請求項1から9のいずれかに記載の印刷装置。
  11. 液体を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部と、
    前記液体吐出部を移動させる駆動部と、
    前記液体吐出部と共に移動する液体受け部であって、前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を受ける液体受け部と、
    を備えて、
    ケースと、出し入れ機構とを更に備え、
    前記ケースの底面には前記液体吐出部が設けられ、前記ケースに設けられた収容部に前記液体受け部が収容され、前記出し入れ機構によって前記収容部に収容された前記液体受け部が前記ケースの底面から出し入れされて、
    媒体の端部の位置を検出する光学センサを備え、
    前記光学センサの検出結果に基づいて前記出し入れ機構は前記液体受け部を前記ケースから出し、
    前記ノズル列と垂直な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させながら、前記出し入れ機構は、前記媒体の前記端部に前記液体受け部を接触させつつ前記液体受け部を前記収容部から出し、
    前記ノズル列と垂直な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させながら、前記出し入れ機構は、前記媒体の前記端部に前記液体受け部を接触させつつ前記液体受け部を前記収容部に収容して、
    前記ノズル列と平行な方向にある前記媒体の端部に前記液体を着弾させる際に、前記出し入れ機構が前記液体受け部を前記ノズル列と平行な方向にある前記媒体の端部に接触させながら、前記駆動部が前記液体吐出部を前記ノズル列と垂直な方向に移動させて、
    前記液体受け部は可撓性のある部材から構成されて、
    前記液体受け部は交換可能な部材であり、
    前記液体受け部に着弾した前記液体を拭き取るワイパーを備えて、
    記録媒体を読み取る記録媒体読取り機構を備える
    印刷装置。
  12. 複数のノズルが並ぶノズル列を有する液体吐出部を移動させ、
    移動する前記液体吐出部から液体を吐出させ、
    前記液体吐出部から吐出されて媒体に着弾しない前記液体を前記液体吐出部と共に移動する液体受け部が受ける
    印刷方法。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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