JP7030438B2 - 車両用表示方法及び車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示方法及び車両用表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、車両用表示方法及び車両用表示装置に関する。
特許文献1には、車両の運転におけるリスクの対象となる対象物を回避するために運転支援を実施する運転支援装置が記載されている。運転支援装置は、リスクの対象となる対象物の画像をヒューマンマシンインタフェース(HMI: Human Machine Interface)のディスプレイに強調表示させる。
特開2011-198247号公報
しかしながら、注意対象物を強調表示しても、注意対象物への接近時に自車両のどの部位に注意を払うべきかを運転者が知ることはできない。
本発明は、注意対象物への接近時に自車両のどの部位に注意を払うべきかを運転者に知らせることにより、注意対象物への接近時における運転者の違和感を低減することを目的とする。
本発明の一態様に係る車両用表示方法では、自車両の周囲の注意対象物を検出し、自車両と注意対象物とが最も接近するときの自車両の姿勢と注意対象物に最も接近する自車両の部位を算出し、算出したこれら自車両の姿勢と部位とを表示装置に表示する。
本発明の一態様によれば、注意対象物への接近時に運転者は自車両のどの部位に注意を払うべきかを知ることができ、注意対象物への接近時における運転者の違和感を低減できる。
実施形態の車両用表示装置を備える運転支援装置の概略構成例を示す図である。 HMI画像の一例である。 図1のコントローラにより実現される機能構成の一例を示すブロック図である。 最狭部検出部の処理の説明図である。 狭い間隔を通り抜ける際の姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示の一例を示す図である。 左折時の姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示の一例を示す図である。 縦列駐車時の姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示の一例を示す図である。 停車車両の側方を通過する際の姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示の一例を示す図である。 3次元の姿勢アイコンの表示の一例を示す図である。 姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示開始タイミングの第1例の説明図である。 姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示終了タイミングの第1例の説明図である。 姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示開始タイミングの第2例の説明図である。 運転者の注意喚起タイミングの一例の説明図である。 姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示終了タイミングの第2例の説明図である。 姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示開始タイミングの第3例の説明図である。 実施形態の車両用表示方法の一例のフローチャートである。
以下において、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下に示す本発明の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の構成、配置等を下記のものに特定するものではない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
図1を参照する。実施形態の車両用表示装置は、運転支援装置1の一部として実現される。運転支援装置1は、運転支援装置1を搭載する車両(以下、「自車両」と表記する)の周囲の走行環境に基づいて自車両の自動運転制御を行う。自車両は、運転支援装置1による自動運転制御又は運転者の手動運転により走行可能である。
本明細書において自動運転とは、自車両の操舵、ブレーキング及びアクセルの少なくとも1つが運転支援装置1により自動的に制御されている運転状態を意味する。
すなわち、本明細書における自動運転は、自車両の操舵、ブレーキング及びアクセルの少なくとも1つが自動的に制御される運転支援を含む。
一方で、本明細書における手動運転とは、転舵角、ブレーキ及びアクセルの全てが運転者の操作により操作される運転状態を意味する。
運転支援装置1は、周囲環境センサ群10と、測位装置11と、高精細地図記憶部12と、車両センサ群20と、コントローラ30と、表示装置31と、車両制御アクチュエータ群40を備える。
周囲環境センサ群10、測位装置11、高精細地図記憶部12、コントローラ30、及び表示装置31が、実施形態の車両用表示装置を形成する。
周囲環境センサ群10は、自車両の周囲環境、例えば自車両の周囲の物体を検出するセンサ群である。周囲環境センサ群10は、測距装置13とカメラ14を含んでよい。測距装置13とカメラ14は、車両周囲に存在する物体、車両と物体との相対位置、車両と物体との距離等の車両の周囲環境を検出する。
測距装置13は、例えば、レーザレンジファインダ(LRF:Laser Range-Finder)やレーダであってよい。
カメラ14は、例えばステレオカメラであってよい。カメラ14は、単眼カメラであってもよく、単眼カメラにより複数の視点で同一の物体を撮影して、物体までの距離を計算してもよい。
測距装置13とカメラ14は、検出した周囲環境の情報である周囲環境情報をコントローラ30へ出力する。
測位装置11は、自車両の現在位置を測定する。測位装置11は、例えばGPS(Global Positioning System)受信器であってよい。また測位装置11は、GLONASS(Global Navigation Satellite System)等の他の衛星測位システムの衛星信号に基づいて自車両の現在位置を測定してもよい。また測位装置11は、慣性航法装置であってもよい。
測位装置11は、自車両の現在位置の情報である測位情報をコントローラ30へ出力する。
高精細地図記憶部12に記憶される高精度地図情報は、従来のナビ地図情報よりも高精度の地図情報であり、道路単位の情報よりも詳細は車線単位の情報を含む。例えば、状精度地図情報は、車線単位の情報として、車線基準線(例えば中央の線)上の基準点を示す車線ノードの情報と、車線ノード間の車線の区間態様を示す車線リンクの情報を含む。
車線ノードの情報は、その車線ノードの識別番号、位置座標、接続される車線リンク数、接続される車線リンクの識別番号を含む。
車線リンクの情報は、その車線リンクの識別番号、車線の種類、車線境界線の種類、車線の形状、車線基準線の形状を含む。
高精度地図情報は、さらに車線上又はその近傍に存在する信号機、停止線、標識、建物、電柱、縁石、横断歩道、壁等の地物の種類及び位置座標と、地物の位置座標に対応する車線ノードの識別番号及び車線リンクの識別番号等の地物の情報を含む。
コントローラ30は、自車両の測位情報に基づいて自車両の周囲の高精度地図情報を高精細地図記憶部12から読み出す。
車両センサ群20は、車両の走行状態を検出するセンサと、運転者により行われた運転操作を検出するセンサとを含む。
車両の走行状態を検出するセンサには、車速センサ21と、加速度センサ22と、ジャイロセンサ23が含まれる。
運転操作を検出するセンサには、操舵角センサ24と、アクセルセンサ25と、ブレーキセンサ26が含まれる。
車速センサ21は、自車両の車輪速を検出し、車輪速に基づいて自車両の速度を算出する。
加速度センサ22は、自車両の前後方向の加速度、車幅方向の加速度及び上下方向の加速度を検出する。
ジャイロセンサ23は、ロール軸、ピッチ軸及びヨー軸を含む3軸回りの自車両の回転角度の角速度を検出する。
操舵角センサ24は、操舵操作子であるステアリングホイールの現在の回転角度(操舵操作量)である現在操舵角を検出する。
アクセルセンサ25は、車両のアクセル開度を検出する。例えばアクセルセンサ25は、車両のアクセルペダルの踏み込み量をアクセル開度として検出する。
ブレーキセンサ26は、運転者によるブレーキ操作量を検出する。例えばブレーキセンサ26は、車両のブレーキペダルの踏み込み量をブレーキ操作量として検出する。
車両センサ群20の各センサが検出した自車両の速度、加速度、角速度、操舵角、アクセル開度、ブレーキ操作量の情報を総称して「車両情報」と表記する。車両センサ群20は車両情報をコントローラ30へ出力する。
コントローラ30は、自車両の運転制御を行う電子制御ユニットである。コントローラ30は、プロセッサ32と、記憶装置33等の周辺部品とを含む。プロセッサ32は、例えばCPU(Central Processing Unit)、やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
記憶装置33は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置のいずれかを備えてよい。記憶装置33は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。
なお、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路でコントローラ30を実現してもよい。例えば、コントローラ30はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
自車両の自動運転制御が実行される自動運転モードでは、コントローラ30は、周囲環境センサ群10から入力した周囲環境情報と、車両センサ群20から入力した車両情報とに基づいて、自車両を走行させる走行軌跡を生成する。
コントローラ30は、生成した走行軌跡を自車両が走行するように車両制御アクチュエータ群40を駆動して自動的に車両を走行させる。
なお、コントローラ30は、周囲環境情報及び車両情報に加えて、測位装置11から入力した測位情報と、高精細地図記憶部12から読み出した高精度地図情報とに基づいて走行軌跡を生成してもよい。
車両制御アクチュエータ群40は、コントローラ30からの制御信号に応じて、車両のステアリングホイール、アクセル開度及びブレーキ装置を操作して、車両の車両挙動を発生させる。車両制御アクチュエータ群40は、ステアリングアクチュエータ41と、アクセル開度アクチュエータ42と、ブレーキ制御アクチュエータ43を備える。
ステアリングアクチュエータ41は、車両のステアリングの操舵方向及び操舵量を制御する。
アクセル開度アクチュエータ42は、車両のアクセル開度を制御する。
ブレーキ制御アクチュエータ43は、車両のブレーキ装置の制動動作を制御する。
転舵角、ブレーキ及びアクセルの全てが運転者の操作により操作される手動運転モードでは、コントローラ30は、例えば、車両センサ群20により検出された操舵角、アクセル開度及びブレーキ操作量に応じて車両制御アクチュエータ群40を駆動して、運転者の操作に応じた車両挙動を発生させる。
さらに、コントローラ30は、自車両の周囲の情報を運転者に知らせるHMI画像を生成する。
図2にHMI画像70の例を示す。例えばHMI画像70は、自車両の走行路の表示71と、自車両の周囲の注意対象物の表示72~75と、自車両の表示76を含んでよい。HMI画像70は、自車両の斜め上方から自車両を見る鳥瞰図であってもよく、自車両の直上から自車両を見る俯瞰図であってもよい。
これらの表示は、コンピュータグラフィックス画像のような仮想画像であってもよく、カメラ14によって撮像された画像であってもよい。例えば、自車両の表示76は、予めコンピュータグラフィックスによって生成され記憶されたアイコンであってよい。
注意対象物は、例えば自車両の周囲の立体障害物である。例えば立体障害物は、自車両の走行路の路肩の縁石、壁、塀、建物や電柱であってよく、自車両の走行車線の停車車両や対向車線の停車車両であってよい。
図2のHMI画像70の例は、自車両の走行路の路肩の縁石の表示72と、電柱のアイコン74と、自車両の走行車線の停車車両のアイコン75を含む。
また、注意対象物は、自車両の走行車線の走路境界を含んでよい。図2のHMI画像70の例は、例えば自車両の走路境界を示す白線の表示73を含む。
図1を参照する。コントローラ30は、生成したHMI画像70を表示装置31へ表示する。
表示装置31は、例えば自車両に搭載されたナビゲーション装置のディスプレイ装置であってもよく、自車両のメータパネルに配置されたディスプレイ装置であってもよく、ヘッドアップディスプレイ装置でもよい。
次に、コントローラ30の機能構成を説明する。図3を参照する。コントローラ30は、注意対象物検出部50と、最狭部抽出部51と、軌跡演算部52と、最接近箇所演算部53と、姿勢抽出部54と、HMI描画部55と、アイコン記憶部56と、合成部57を備える。注意対象物検出部50、最狭部抽出部51、軌跡演算部52、最接近箇所演算部53、姿勢抽出部54、HMI描画部55、及び合成部57の機能は、コントローラ30のプロセッサ32が、記憶装置33に格納されたコンピュータプログラムを実行することによって実現されてよい。
注意対象物検出部50は、測距装置13及びカメラ14による自車両の周囲の物体の検出結果に基づいて、自車両の周囲に存在する注意対象物を検出する。注意対象物検出部50は、検出結果を最狭部抽出部51へ出力する。
最狭部抽出部51は、注意対象物検出部50による注意対象物の検出結果に基づいて、自車の進行方向に存在する注意対象物のうち自車両が通過する注意対象物間の間隔を検出する。
図4を参照して最狭部抽出部51の処理を説明する。参照符号60は自車両を示し、参照符号61及び62は、自車の進行方向に存在する注意対象物を示す。例えば、参照符号61は自車両60の走行車線上の停車車両を示し、参照符号62は電柱を示す。最狭部抽出部51は、自車両60が通過するこれらの注意対象物61と62との間の間隔63を検出し、間隔63が最も狭くなる箇所を最狭部として抽出する。
図3を参照する。最狭部抽出部51は抽出した最狭部の情報を最接近箇所演算部53へ出力する。
軌跡演算部52は、自動運転モードおいて、測距装置13及びカメラ14による自車両の周囲の周囲環境情報と、測位装置11から入力した測位情報と、高精細地図記憶部12から読み出した高精度地図情報とに基づいて、自車両を走行させる走行軌跡を生成する。
なお、測位情報と高精度地図情報は、走行軌跡の生成に必ずしも必須ではなく、軌跡演算部52は、周囲環境情報に基づいて走行軌跡を生成してもよい。軌跡演算部52は、走行軌跡の生成に車両センサ群20から入力した車両情報を用いてもよい。
手動運転モードにおいて軌跡演算部52は、車両センサ群20から入力した車両情報に基づいて、運転者が自車両を走行させる走行軌跡を推定する。
軌跡演算部52は生成又は推定した走行軌跡を最接近箇所演算部53へ出力する。
最接近箇所演算部53は、最狭部抽出部51が抽出した最狭部の情報と、軌跡演算部52が生成又は推定した自車両の走行軌跡に基づいて、自車両と注意対象物とが最も接近したときの自車両の位置を演算する。以下、自車両と注意対象物とが最も接近したときの自車両の位置を「最接近位置」と表記する。
また最接近箇所演算部53は、自車両が最接近位置に位置した時の自車両の向き(すなわちヨー角)を、軌跡演算部52が生成又は推定した走行軌跡に基づいて演算する。以下、自車両が最接近位置に位置した時の自車両の向きを「自車両の姿勢」と表記する。
また最接近箇所演算部53は、自車両が最接近位置に位置した時に注意対象物に最も接近する自車両の部位と、自車両に最も接近する注意対象物の部位とを演算する。以下、注意対象物に最も接近する自車両の部位を「自車両の最接近部位」と表記する。また自車両に最も接近する注意対象物の部位を「注意対象物の最接近部位」と表記する。
姿勢抽出部54は、最接近箇所演算部53が演算した最接近位置、自車両の姿勢、最接近部位の情報を抽出し、合成部57へ出力する。
HMI描画部55は、HMI画像70を生成して合成部57へ出力する。
アイコン記憶部56には、HMI画像70上で自車両の最接近位置と自車両の姿勢を知らせるための姿勢アイコンが記憶される。またアイコン記憶部56には、HMI画像70上で自車両の最接近部位を知らせるための最接近部位アイコンが記憶される。
図5を参照する。姿勢アイコン80は、HMI画像70上の自車両の最接近位置に重畳される。例えば、姿勢アイコン80は、自車が路面に占める占有領域(フットプリント)を示す2次元アイコン又は3次元アイコンであってよい。図5の例の姿勢アイコン80は、平面視で矩形形状を有する2次元アイコンである。自車両の姿勢は、姿勢アイコン80によって示される占有領域の向きによって表してよい。
最接近部位アイコン81は、HMI画像70上において最接近位置に位置する時の自車両の最接近部位の位置に重畳されることにより、HMI画像70上での自車両の最接近部位を表す強調表示であってよい。
図3を参照する。合成部57は、姿勢アイコン80及び最接近部位アイコン81をアイコン記憶部56から読み出す。合成部57は、姿勢抽出部54から入力した最接近位置及び自車両の姿勢に基づいて、姿勢アイコン80をHMI画像70へ重畳する位置及び姿勢アイコン80の向きを決定する。合成部57は、決定した位置及び向きに基づいて姿勢アイコン80をHMI画像70へ重畳する。
また、合成部57は、姿勢抽出部54から入力した最接近位置及び最接近部位の情報に基づいて、最接近部位アイコン81をHMI画像70へ重畳する位置を決定する。合成部57は、決定した位置に基づいて最接近部位アイコン81をHMI画像70へ重畳する。
合成部57は、姿勢アイコン80及び最接近部位アイコン81が重畳されたHMI画像70を表示装置31へ出力する。表示装置31はHMI画像70を表示する。
なお、表示装置31が例えばヘッドアップディスプレイ装置である場合には、ヘッドアップディスプレイ装置越しに運転者が見る風景に重なるように、姿勢アイコン80及び最接近部位アイコン81を表示してもよい。
この場合、HMI画像70上の注意対象物の表示を省略してもよい。
合成部57は、自車両周囲の注意対象物と、自車両の最接近位置及び最接近部位との位置関係が、ヘッドアップディスプレイ装置越しに見える注意対象物と姿勢アイコン80及び最接近部位アイコン81との位置関係が一致するように、姿勢アイコン80及び最接近部位アイコン81の位置を設定する。
また、最接近位置における自車両の姿勢が、姿勢アイコン80の向きと一致するように姿勢アイコン80の向きの向きを設定する。
(姿勢アイコン及び最接近部位アイコンの表示例)
以下、様々な走行シーンにおける姿勢アイコン80及び最接近部位アイコン81の表示例を説明する。
図5は、注意対象物である立体障害物間の狭い間隔を自車両が通過する場合の表示例を示す。姿勢アイコン80は、停車車両75と電柱74との間を自車両76が通過する際の最接近位置と、最接近位置での自車両の姿勢を示す。
自車両76が注意対象物間の最狭部を通過する時に、一方の注意対象物よりも他方の注意対象物の近くへ自車両76が接近する場合には、他方の注意対象物へ自車両76が最も接近する位置が最接近位置となる。図5の例では、自車両76が、電柱74よりも停車車両75の近くへ自車両76が接近するので、停車車両75に最も近づいた時の位置が最接近位置として表される。
また、自車両76が最接近位置にある時に停車車両75に最も接近する部位が最接近部位アイコン81によって表されている。最接近部位アイコン81により、運転者は、停車車両75を回避した後に走行車線に戻る際の内輪差によって停車車両75に接近する部位に注意を払う必要があることが認識できる。
なお、停車車両75に最も接近する部位に最接近部位アイコン81を表示し、他方の注意対象物である電柱74に最も接近する部位には最接近部位アイコン81を表示しない。これにより、複数の注意対象物のうち、自車両の最接近部位に近づく注意対象物がどれなのかを運転者が認識しやすくなる。
図6は、自車両が左折する時の表示例を示す。左折時には、自車両が走行する道路71の左側の路肩の立体障害物72(例えば、縁石、壁、塀や建物等)へ自車両76が最も接近する位置が最接近位置として姿勢アイコン80によって表されている。
自車両76が最接近位置にある時に道路71の左側の立体障害物72に最も接近する部位が最接近部位アイコン81によって表されている。
最接近部位アイコン81により、運転者は、左折時の内輪差によって道路71の左側の立体障害物72に接近する部位に注意を払う必要があることが認識できる。
なお、本明細書では左折時の表示例を示したが、右折時も同様に、走行路の右側の路肩の立体障害物へ自車両76が最も接近する位置を、最接近位置として姿勢アイコン80によって表示してよい。また、右折時の内輪差によって走行路の右側の立体障害物に接近する最接近部位を最接近部位アイコン81により表示してもよい。
図7は、自車両76が縦列駐車を行う場合の表示例を示す。ここでは立体障害物である停車車両75及び77の間に自車両76を駐車する場合を想定する。
この例では、自車両76の異なる部位(この例では右側前部と右側後部)が、停車車両75と、道路71の路肩の立体障害物72(例えば、縁石、壁、塀や建物等)とに同時に最接近する。さらに最接近時の自車両76と停車車両75との最小間隔と、停車車両75と立体障害物72との最小間隔との差が閾値以下である。
この場合には、停車車両75に最接近する自車両76の最接近部位(右側前部)を表す最接近部位アイコン81と、立体障害物72に最接近する自車両76の他の最接近部位(右側後部)を表す最接近部位アイコン82とを同時に表示してもよい。
すなわち、複数の注意対象物にそれぞれ自車両76の異なる部位が同時に最接近し、且つこれらの部位と注意対象物との間隔の差が閾値以下の場合に、自車両76の異なる最接近部位をそれぞれ表す複数の最接近部位アイコンを同時に表示してもよい。
図7の例では、運転者は、最接近部位アイコン81及び82により停車車両75と立体障害物72にそれぞれ接近する複数部位に同時に注意を払う必要があることを認識できる。
なお、自車両76の異なる部位が停車車両75と立体障害物72とに同時に最接近した時に、自車両76と停車車両75との最小間隔が自車両76と立体障害物72との最小間隔よりも小さく、最小間隔の差が閾値以上の場合には、最接近部位アイコン81のみを表示してよい。自車両76と立体障害物72との最小間隔が自車両76と停車車両75との最小間隔よりも小さく、最小間隔の差が閾値以上の場合には、最接近部位アイコン82のみを表示してよい。
図8は、停車車両の側方を通過する場合の表示例を示す。ここでは、走行車線の停車車両75の側方を通過した後に、対向車線の停車車両78の側方を通過する場合の表示例を示す。
この例では、自車両76の異なる部位(この例では右側後部と左側前部)が、停車車両75及び78に同時に最接近する。さらに最接近時の自車両76と停車車両75との最小間隔と、停車車両75と停車車両78との最小間隔との差が閾値以下である。
この場合には、停車車両75に最接近する自車両76の最接近部位(右側後部)を表す最接近部位アイコン81と、停車車両78に最接近する自車両76の他の最接近部位(左側前部)を表す最接近部位アイコン82とを同時に表示してもよい。
なお、自車両76と停車車両75との最小間隔が自車両76と停車車両78との最小間隔よりも小さく、最小間隔の差が閾値以上の場合には、最接近部位アイコン81のみを表示してよい。自車両76と停車車両78との最小間隔が自車両76と停車車両75との最小間隔よりも小さく、最小間隔の差が閾値以上の場合には、最接近部位アイコン82のみを表示してよい。
図9を参照する。姿勢アイコン80は、自車両の占有領域(すなわち自車両の大きさ)を示す3次元アイコンであってもよい。姿勢アイコン80は、図9の例のような自車両の外形や概略形状を表す3次元アイコンであってもよく、自車両の占有領域を表す立体形状(例えば直方体や立方体)の3次元アイコンであってもよい。
3次元アイコンを使用することにより、運転者は、例えばドアミラーが最接近部位である等、自車両のどの部位が最接近部位なのかをより詳細に理解しやすくなる。
さらに、自車両の周囲の注意対象物を立体的に表示してもよい。図9の例では注意対象物である走行路の路肩の立体障害物72を立体的に表示している。注意対象物の表示はコンピュータグラフィクス画像のような仮想画像であってもよく、カメラ14によって撮像された画像であってもよい。
姿勢アイコン80の部位、例えば最接近部位アイコン81が示す部位が、立体的な注意対象物72によって隠れる場合、合成部57は、注意対象物によって隠れる部位を注意対象物72の透過表現によって表示してよい。
例えば、注意対象物72の表示がコンピュータグラフィクス画像である場合、図9に示すように立体障害物72を部分的に透過表示することによって、立体障害物72により隠れる姿勢アイコン80の部位を表示してよい。
また、例えば注意対象物72の表示がカメラ14の撮像画像である場合、注意対象物72の撮像画像の上に、立体障害物72により隠れる姿勢アイコン80の部位の半透過画像と最接近部位アイコン81を重ねることにより、注意対象物の透過表現を模式的に再現してもよい。
またヘッドアップディスプレイ装置越しに見える風景に重なるように、姿勢アイコン80を表示する場合には、ヘッドアップディスプレイ装置越しに見える立体障害物により隠れる姿勢アイコン80の部位の半透過画像を表示することにより、注意対象物の透過表現を模式的に再現してもよい。
(姿勢アイコン及び最接近部位アイコンの表示開始及び表示終了タイミング)
次に、姿勢アイコン80並びに最接近部位アイコン81及び82の表示開始タイミング及び表示終了タイミングを説明する。図10A、図10B、図11A、図11B及び図11Cを参照する。
なおこれらの図10A、図10B、図11A、図11B及び図11Cでは、自車両60と注意対象物61及び62との相対位置関係を示す俯瞰図に、模式的に姿勢アイコン80並びに最接近部位アイコン81及び82を表記している。
図10A及び図10Bは、自車両の最接近部位が自車両の運転席よりも前にある場合の表示開始タイミング及び表示終了タイミングの説明図である。
例えば、注意対象物を通過する時に操舵操作が行われると、内輪差によって自車両の最接近部位が自車両の運転席よりも後ろになることがある。
一方で、操舵操作が行われなければ、自車両は注意対象物の側方を直進して通過するため、自車両の側面と注意対象物との間の最短距離の変化は、自車両側面の凹凸による変化を除き発生しない。
このため、図10Aの姿勢アイコン80の位置のように、自車両60の側面の前端部が注意対象物62に最も接近した時点で自車両60が注意対象物62に最接近しており、この時点の位置が最接近位置となる。また自車両60の側面の前端部が最接近部位となる。
合成部57は、自車両60が注意対象物62を通過する前の何れかの時点で姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始する。
例えば、合成部57は、自車両60が最接近位置に至る前の何れの時点で姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。
例えば、合成部57は、自車両60と注意対象物62との距離(例えば自車両60と最接近位置との間の距離)が0より大きい第1所定距離未満に減少したときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。
また例えば、合成部57は、最接近位置まで自車両60が到達するまでの走行時間が0より大きい第1所定期間未満に減少したときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。
また例えば、自動運転モードの場合に合成部57は、注意対象物61、62間を通過しようとする自動操舵が検出されたときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。例えば、合成部57は、注意対象物62を回避しようとする自動操舵が検出されたときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。
また例えば、手動運転モードの場合に合成部57は注意対象物61、62間を通過しようとする運転者による手動操舵が検出されたときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。例えば、合成部57は、注意対象物62を回避しようとする手動操舵が検出されたときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始してよい。
なお、自車両60の最接近部位が自車両60の運転席よりも前にある場合には、運転者が最接近部位に注意しやすいので最接近部位アイコン81及び82の表示を省略してもよい。
合成部57は、姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始した後の何れかの時点において姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を終了してもよい。
図10Bを参照する。例えば合成部57は、自車両60が最接近位置を越えたときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を終了してもよい。
また例えば、合成部57は、姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を開始した後、自車両60と注意対象物62との距離(例えば自車両60と最接近位置との間の距離)が、第2所定距離以上に増加したときに、姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を終了してもよい。例えば、自車両60と注意対象物62との距離が、第1所定距離より短い第3所定距離から第2所定距離へ増加したときに、姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を終了してもよい。
また例えば、合成部57は、自車両60が最接近位置から第2所定時間以上遠ざかったときに、姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81及び82の表示を終了してもよい。
図11A、図11B及び図11Cは、自車両60の最接近部位が自車両60の運転席よりも後方のみにある場合の表示開始タイミング及び表示終了タイミングの説明図である。図11A、図11B及び図11Cの例では、注意対象物62を回避したときに走行軌跡を戻す操舵操作が行われ、注意対象物62に最接近する自車両60の最接近部位は、内輪差のため自車両の運転席よりも後方のみにある。
図11Aを参照する。合成部57は、自車両60の最接近部位が自車両60の運転席よりも前にある場合と同様に、自車両60が注意対象物62を通過する前の何れかの時点で姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81の表示を開始する。
図11Bを参照する。自車両60の運転席が、注意対象物62の最接近部位を通過しても、合成部57は姿勢アイコン80の表示を継続する。
さらにコントローラ30は、自車両60の運転席が注意対象物62の最接近部位を通過した時、例えば運転席が注意対象物62の最接近部位に最も接近した時、自車両60の最接近部位がまだ注意対象物62を通過していないこと、すなわち自車両60の最接近部位が注意対象物62に接近中であることを運転者に知らせて注意を喚起してよい。
例えばコントローラ30は、「まだ最接近部位が通過していません」や「内輪差に注意して下さい」などの視覚的メッセージや音声メッセージを運転者に呈示してよい。これにより、自車両60の最接近部位に注意すべきことをタイムリーに知らせることができる。
または、最接近部位アイコン81の表示開始を姿勢アイコン80の表示よりも遅らせて、運転席が注意対象物62の最接近部位を通過した時点で表示を開始することにより運転者の注意を喚起してもよい。
図11Cを参照する。合成部57は、自車両60が最接近位置を越えたときに姿勢アイコン80と最接近部位アイコン81の表示を終了する。
次に、図12を参照して、姿勢アイコン並びに最接近部位アイコンの表示開始タイミング及び表示終了タイミングの他の例を説明する。
上記の通り、合成部57は、自車両60が注意対象物62を通過する前の何れかの時点で姿勢アイコンと最接近部位アイコンの表示を開始する。
ここで、自車両60による注意対象物62の通過時点の定義は、例えば、自車両60の先頭部に対向する注意対象物62の前端の走路進行方向位置P1と自車両60の先頭部とが交差するタイミングから、自車両60の車尾に対向する注意対象物62の後端の走路進行方向位置P2と自車両60の車尾が交差するタイミングまでのいずれかの時点を含んでよい。
例えば、合成部57は、注意対象物62の前端の走路進行方向位置P1と自車両60の先頭部とが交差するタイミングまでに、姿勢アイコン並びに最接近部位アイコンの表示を開始していてもよい。
また、注意対象物62の後端の走路進行方向位置P2と自車両60の車尾が交差するタイミングまでに姿勢アイコン並びに最接近部位アイコンの表示を開始していてもよい。例えば合成部57は、注意対象物62の前端の走路進行方向位置P1と自車両60の先頭部とが交差するタイミングの後、注意対象物62の後端の走路進行方向位置P2と自車両60の車尾が交差するタイミングの前に姿勢アイコン並びに最接近部位アイコンの表示を開始してもよい。
合成部57は、これらのいずれかのタイミングで姿勢アイコン並びに最接近部位アイコンの表示を開始が表示された後のいずれかのタイミングで姿勢アイコン並びに最接近部位アイコンの表示を終了してよい。
(動作)
次に、運転支援装置1の動作の一例を説明する。図13を参照する。図13に示す動作は、自動運転モードの開始時に開始される。例えば、運転者による自動運転モードの開始操作が行われた時や、自車両のイグニッションスイッチがONになったときに図13に示す動作が開始してよい。
ステップS1において軌跡演算部52は、測位装置11から入力した測位情報と、高精細地図記憶部12から読み出した高精度地図情報とに基づいて自車両の位置を特定する。
ステップS2において注意対象物検出部50は、測距装置13及びカメラ14による自車両の周囲の物体の検出結果に基づいて、自車両の周囲に存在する注意対象物を検出する。
ステップS3において最狭部抽出部51は、自車の進行方向に存在する注意対象物のうち自車両が通過する注意対象物間の最狭部を検出する。最狭部抽出部51は、検出した最狭部に基づいて、自車の進行方向に狭路があるか否かを判定する。例えば最狭部抽出部51は、最狭部の幅が閾値(例えば3m)以下の場合に自車の進行方向に狭路があると判定する。自車の進行方向に狭路がある場合(ステップS3:Y)に処理はステップS4へ進む。自車の進行方向に狭路がない場合(ステップS3:N)に処理はステップS3へ戻る。
ステップS4において軌跡演算部52は、測距装置13及びカメラ14による自車両の周囲の周囲環境情報と、測位装置11から入力した測位情報と、高精細地図記憶部12から読み出した高精度地図情報とに基づいて自車両が走行する走行軌跡を演算する。
ステップS5において最接近箇所演算部53は、最狭部抽出部51が抽出した狭路の情報と、軌跡演算部52が演算した自車両の走行軌跡に基づいて、自車両と注意対象物とが最も接近したときの自車両の最接近位置を演算する。
また最接近箇所演算部53は、自車両が最接近位置に位置した時の自車両の姿勢と、注意対象物に最も接近する自車両の最接近部位と、自車両に最も接近する注意対象物の最接近部位を演算する。
姿勢抽出部54は、最接近箇所演算部53が演算した最接近位置、自車両の姿勢、最接近部位の情報を抽出する。
ステップS6において合成部57は、最接近位置及び自車両の姿勢の情報に基づいて、HMI画像に姿勢アイコン80に重畳し、姿勢アイコン80が重畳されたHMI画像を表示装置31へ表示する。このとき同時に、最接近部位の情報に基づいて最接近部位アイコン81を重畳してもよい。
ステップS7において合成部57は、自動運転制御に対する運転者の介入操作、例えばオーバーライドがあったか否かを判定する。介入操作がある場合(ステップS7:Y)に処理はステップS15へ進む。介入操作がない場合(ステップS7:N)に処理はステップS8へ進む。
ステップS8において合成部57は、自車両の最接近部位は運転席より後方にあるか否かを判定する。自車両の最接近部位は運転席より後方にある場合(ステップS8:Y)に処理はステップS9へ進む。自車両の最接近部位が運転席より前方にある場合(ステップS8:N)に処理はステップS12へ進む。
ステップS9において合成部57は、運転席が注意対象物の最接近部位を通過したか否かを判定する。運転席が注意対象物の最接近部位を通過した場合(ステップS9:Y)に処理はステップS11へ進む。運転席が注意対象物の最接近部位をまだ通過していない場合(ステップS9:N)に処理はステップS10へ進む。
ステップS10において合成部57は、姿勢アイコンの表示を継続する。その後に処理はステップS9へ戻る。
運転席が注意対象物の最接近部位を通過した場合(ステップS9:Y)、ステップS11においてコントローラ30は、自車両の最接近部位がまだ注意対象物を通過し終わっていないことについて注意を喚起させるメッセージを運転者に呈示する。このメッセージは「まだ最接近部位が通過していません」や「内輪差に注意して下さい」などの視覚的メッセージや音声メッセージであってよい。
なお、ステップS6において最接近部位アイコンを重畳しなかった場合には、この時点で最接近部位アイコンを表示することによって運転者の注意を喚起してもよい。
ステップS12において合成部57は、自車両が最接近位置を通過したか否かを判定する。自車両が最接近位置を通過した場合(ステップS12:Y)に処理はステップS14へ進む。自車両が最接近位置を通過していない場合(ステップS12:N)に処理はステップS13へ進む。
ステップS13において合成部57は、姿勢アイコンの表示を継続する。その後に処理はステップS7へ戻る。
ステップS14において合成部57は、姿勢アイコン及び最接近部位アイコンの表示を終了する。その後に処理はステップS16へ進む。
一方で、自動運転制御に対する運転者の介入操作があった場合(ステップS7:Y)、ステップS15においてコントローラは自動運転モードを解除する。その後に処理はステップS14へ進む。
ステップS16においてコントローラ30は自動運転モードが終了したか否かを判定する。例えば、運転者による自動運転モードの解除操作が行われた時や、自車両のイグニッションスイッチがOFFになったときに自動運転モードが終了する。自動運転モードが終了した場合(ステップS16:Y)に処理は終了する。自動運転モードが終了しない場合(ステップS16:N)に処理はステップS1へ戻る。
(実施形態の効果)
(1)注意対象物検出部50は自車両の周囲の注意対象物を検出し、最接近箇所演算部53は自車両と注意対象物とが最も接近するときの自車両の姿勢と注意対象物に最も接近する自車両の最接近部位を算出し、合成部57は算出した自車両の姿勢と自車両の最接近部位とを表示装置31に表示する。
これにより、運転者は、注意対象物への接近時に自車両のどの部位に注意を払うべきかを知ることができる。このため、注意対象物への接近時における運転者の違和感を低減できる。
これら自車両の姿勢と自車両の最接近部位を表示しなかった場合には運転者は注意対象物への接近時にどこを注視すべきか視線を頻繁に動かさなければならなかったところ、本発明によればこれら自車両の姿勢と最接近部位を明示することにより運転者は注視すべきポイントを絞ることができる。この結果、運転者が視線を移動させる動作を抑制でき運転負担を低減できる。
(2)合成部57は、自車両が注意対象物を通過する前に、算出した自車両の姿勢と最接近部位とを表示する。
これにより運転者は注意対象物を通過する前に、注視すべき情報を知ることができるようになるため、乗員は注意対象物を通過する時に感じる違和感を抑制することができる。
(3)合成部57は、算出した自車両の姿勢をアイコンで表示する。これにより、運転者に対して自車両の情報を一貫した形態で与えることができるようになり、注視すべき情報を把握しやすくなる。これにより、注意対象物の周囲を走行する時に運転者が感じる違和感を抑制することができる。
(4)自車両の姿勢を示すアイコンは3次元アイコンであり、合成部57は、注意対象物により隠れる3次元アイコンの部位を注意対象物の透過表現によって表示する。
自車両の姿勢を示すアイコンを3次元アイコンとすることにより、運転者は、例えばドアミラーが最接近部位である等、自車両のどの部位が最接近部位なのかをより詳細に理解しやすくなる。注意対象物により隠れる3次元アイコンの部位を注意対象物の透過表現によって表示することにより、注意対象物により自車両の最接近部位が視認しにくくなることを防止できる。
(5)合成部57は、自車両が前記注意対象物を通過した後に、自車両の姿勢と部位との表示を終了する。
これにより、過度に早期に自車両の姿勢と最接近部位の表示を開始したり、不必要に長く自車両の姿勢と最接近部位の表示を続けることを抑制できる。このため運転者に対して余計な情報を与えることを抑制できる。
(6)合成部57は、自車両と注意対象物との間の距離が第1所定距離未満に減少したときに算出した自車両の姿勢と最接近部位の表示を開始し、自車両と注意対象物との間の距離が第2所定距離から第3所定距離以上に増加したときに算出した自車両の姿勢と最接近部位の表示を終了する。
これにより、過度に早期に自車両の姿勢と最接近部位の表示を開始したり、不必要に長く自車両の姿勢と最接近部位の表示を続けることを抑制できる。このため運転者に対して余計な情報を与えることを抑制できる。
(7)合成部57は、注意対象物との最接近位置まで自車両が到達するまでの走行時間が第1所定期間未満に減少したときに算出した自車両の姿勢と最接近部位の表示を開始し、自車両が最接近位置から第2所定時間以上遠ざかったときに算出した自車両の姿勢と最接近部位の表示を終了する。
これにより、過度に早期に自車両の姿勢と最接近部位の表示を開始したり、不必要に長く自車両の姿勢と最接近部位の表示を続けることを抑制できる。このため運転者に対して余計な情報を与えることを抑制できる。
(8)合成部57は、算出した自車両の姿勢と最接近部位を表示した後に自車両の操舵を検出したときに、算出した自車両の姿勢と最接近部位の表示を終了する。これにより、例えば自動運転中に運転者によるオーバーライドが検出され、自車両の姿勢と最接近部位を表示した時と異なる軌跡を走行することになった場合に表示を停止できる。このため運転者に対して余計な情報を与えることを抑制できる。
(9)合成部57は、自車両の操舵を検出したときに、算出した自車両の姿勢と最接近部位の表示を開始する。これにより、検出した操舵に応じて算出される自車両の姿勢と最接近部位を表示できる。
(10)合成部57は、注意対象物に最も接近する自車両の最接近部位が自車両の運転席より後ろか否かを判定する。自車両の最接近部位が運転席より後ろの場合に、合成部57は、自車両の最接近部位が注意対象物に最も接近するまで、算出した自車両の姿勢と部位の表示を続ける。
これにより、自車両の運転席より後ろにある最接近部位(例えば内輪差による最接近部位)が注意対象物を通過するまで、運転者の注意を維持することが可能になる。
1…運転支援装置、10…周囲環境センサ群、11…測位装置、12…高精細地図記憶部、13…測距装置、14…カメラ、20…車両センサ群、21…車速センサ、22…加速度センサ、23…ジャイロセンサ、24…操舵角センサ、25…アクセルセンサ、26…ブレーキセンサ、30…コントローラ、31…表示装置、32…プロセッサ、33…記憶装置、40…車両制御アクチュエータ群、41…ステアリングアクチュエータ、42…アクセル開度アクチュエータ、43…ブレーキ制御アクチュエータ、50…注意対象物検出部、51…最狭部抽出部、52…軌跡演算部、53…最接近箇所演算部、54…姿勢抽出部、55…描画部、56…アイコン記憶部、57…合成部

Claims (11)

  1. 自車両の周囲の注意対象物を検出し、
    自動操舵により前記注意対象物を回避する前記自車両の走行軌跡を生成し
    前記自車両が前記走行軌跡上を走行している間で前記自車両と前記注意対象物とが最も接近するときの前記自車両の位置である最接近位置を算出し、
    前記最接近位置における前記自車両の姿勢と前記注意対象物に最も接近する前記自車両の部位とを算出し、
    算出した前記自車両の姿勢と前記自車両の部位とを表示装置に表示する、
    ことを特徴とする車両用表示方法。
  2. 前記自車両が前記注意対象物を通過する前に、前記算出した自車両の姿勢と部位とを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示方法。
  3. 前記算出した自車両の姿勢をアイコンで表示する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示方法。
  4. 前記自車両の姿勢を示すアイコンは3次元アイコンであり、
    前記注意対象物により隠れる前記3次元アイコンの部位を前記注意対象物の透過表現によって表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用表示方法。
  5. 前記自車両が前記注意対象物を通過した後に、前記自車両の姿勢と部位との表示を終了する
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の車両用表示方法。
  6. 前記自車両と前記注意対象物との間の距離が第1所定距離未満に減少したときに前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を開始し、
    前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を開始した後に、前記自車両と前記注意対象物との間の距離が第2所定距離以上に増加したときに前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を終了する、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の車両用表示方法。
  7. 前記注意対象物との最接近位置へ前記自車両が到達するまでの走行時間が第1所定期間未満に減少したときに前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を開始し、
    前記自車両が前記最接近位置から第2所定時間以上に亘って遠ざかったときに前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を終了する、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の車両用表示方法。
  8. 前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を開始した後に前記自車両の操舵により自動運転モードが解除されたときに、前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を終了することを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の車両用表示方法。
  9. 前記自車両の操舵を検出したときに、前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を開始することを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の車両用表示方法。
  10. 前記注意対象物に最も接近する前記自車両の前記部位が前記自車両の運転席より後ろか否かを判定し、
    前記自車両の前記部位が前記運転席より後ろの場合に、前記自車両の前記部位が前記注意対象物に最も接近するまで、前記算出した自車両の姿勢と部位の表示を続けることを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の車両用表示方法。
  11. 自車両の周囲の注意対象物を検出するセンサと、
    自動操作により前記注意対象物を回避する前記自車両の走行軌跡を生成する軌跡演算部と、
    前記自車両が前記走行軌跡上を走行している間で前記センサが検出した前記注意対象物と前記自車両とが最も接近するときの前記自車両の位置である最接近位置を算出し、前記最接近位置における前記自車両の姿勢と前記注意対象物に最も接近する前記自車両の部位を算出する最接近箇所演算部と、
    算出した前記自車両の姿勢と部位とを表示する表示装置と、
    を備えることを特徴とする車両用表示装置。
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