JP7027802B2 - 燃料電池車の電圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池車の電圧制御装置に関する。
燃料ガスである水素と酸化剤ガスである空気中の酸素とを化学反応させて発電を行う燃料電池(以下、適宜にFCと記載する)を電源装置として搭載した燃料電池自動車(以下、適宜に燃料電池車と記載する)が提案されている。この燃料電池車には、通常、充放電可能な蓄電装置としてバッテリ(二次電池)が搭載される。バッテリは、システム始動時等の燃料電池から電力供給できない状態のときに走行用モーターに電力供給する、燃料電池による発電電力の余剰分を充電する、等のために用いられる。
燃料電池に供給される空気は、車載のエアコンプレッサ(以下、適宜にACPと記載する)によって外気から取り込まれて圧送される。エアコンプレッサは、その駆動源として内蔵したモーターが燃料電池の運転状態に応じて制御されることで、燃料電池に供給される空気量が調整されるようになっている。一方、燃料電池に供給される水素は、車載の水素タンクと燃料電池とを接続する水素流路の途中に設けられた例えば電動式開閉弁の開度を制御することにより調節される。
上記のような燃料ガスと酸化剤ガスとを化学反応させて発電を行う燃料電池を搭載した燃料電池車において、燃費の改善を図るために、例えば車速の値に応じて燃料電池の発電を抑制するアイドル発電抑制を実施することが知られている(例えば下記特許文献1)。下記特許文献1では、反応ガス供給手段の作動量を通常運転時よりも少なくするアイドル発電抑制を2段階で設け、これらアイドル発電抑制を車速の高低に応じて実施することで、供給電力不足を防止しつつ燃費を向上できる、とされている。
特開2012-244714号公報
ところで、通常、車両加速初期のエアコンプレッサ駆動は、バッテリからの電力で行う。しかし、例えば低温時或いはバッテリ充電率(SOC)の低下時等の状況によりバッテリ出力が制限されると、エアコンプレッサ加速の電力を十分確保できず、燃料電池の発電量増加開始(立ち上がり)が遅延し、走行用モーターの加速タイミングが遅くなってしまう。この問題を解決することを意図して、燃料電池を発電待機させておくことで、車両加速初期の走行用モーターの駆動力を確保するという考え方があるが、この場合には、バッテリの充電過多となり電池が劣化してしまうおそれがある。
本発明は、バッテリからの出力が制限されている状況で車両の加速要求が行われた場合であっても、良好な加速応答性を確保しながらバッテリの劣化を抑制することができる燃料電池車の電圧制御装置を提供する。
本発明の第1の態様は、車両を駆動する駆動モーターへの電力供給源として燃料電池及び二次電池を備えた燃料電池車の電圧制御装置に関する。前記電圧制御装置は、前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、前記燃料電池の発電電力を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記二次電池から前記エアコンプレッサに供給可能な電力が、前記エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、前記燃料電池で発電した電力を車両に設けられた電力駆動装置で消費している状態に維持し、車両加速要求が行われたときに前記消費させておいた電力を前記エアコンプレッサに供給する。
かかる構成によれば、車両加速要求が行われたときに、電力駆動装置で消費させておいた電力をエアコンプレッサに供給するため、二次電池からの出力が制限されている状況であったとしても、燃料電池の発電量増加の立ち上がりを早くすることができる。その結果、駆動モーターの加速タイミングを早くすることができる。また、燃料電池で発電した電力を電力駆動装置で消費させるため、燃料電池を発電させた状態としても二次電池の充電過多を抑制でき、二次電池の劣化を抑制することができる。
前記電力駆動装置は、補機であり、前記制御部は、車両加速要求が行われたときに、前記補機の消費電力を低減し、前記消費電力の低減量を、前記エアコンプレッサを加速させるために前記エアコンプレッサに供給してもよい。
燃料電池で発電した電力を補機で消費する一方、車両加速要求が行われたときには、補機での消費電力を低減し、前記消費電力の低減量を、エアコンプレッサを加速させるためにエアコンプレッサに供給する。これにより、車両加速要求が行われたときに、補機で消費させておいた電力を利用して早期にエアコンプレッサを加速させることができるため、燃料電池で発電した電力を駆動モーターへ早期に供給することができ、駆動モーターの加速タイミングを早くすることができる。
前記電力駆動装置は、エアコンプレッサであってもよく、前記制御部は、車両加速要求が行われたときに、前記燃料電池のカソード入口側流路とカソード出口側流路とを繋ぎ前記燃料電池をバイパスするバイパス流路に設けられた弁の開度を減少させてもよい。
燃料電池をバイパスするバイパス流路に配設された弁の開度を減少させることで、エアコンプレッサから燃料電池へ供給するガス量を増加させることができ、燃料電池の発電電力を上昇させることができる。これにより、燃料電池で発電した電力を駆動モーターへ早期に供給することができ、駆動モーターの加速タイミングを早くすることができる。
前記制御部は、車両加速要求が行われたときに、前記燃料電池から前記エアコンプレッサに供給する電力を低減させ、該電力の低減量の少なくとも一部を前記燃料電池から前記駆動モーターに供給してもよい。
車両加速要求が行われたときに、エアコンプレッサに供給する電力の低減量を燃料電池から駆動モーターに供給するので、駆動モーターの加速タイミングを早くすることができる。
本発明の第2の態様は、車両を駆動する駆動モーターへの電力供給源として燃料電池及び二次電池を備えた燃料電池車の電圧制御装置に関する。この電圧制御装置は、前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、前記エアコンプレッサの加速に必要な電力を保持可能なコンデンサと、前記燃料電池の発電電力を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記二次電池から前記エアコンプレッサに供給可能な電力が、前記エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、前記コンデンサを昇圧状態に維持し、車両加速要求が行われたときに、前記コンデンサの昇圧電力を、前記エアコンプレッサを加速させるために前記エアコンプレッサに供給する。
車両加速要求が行われたときに、昇圧維持しておいたコンデンサの電力をエアコンプレッサに供給するので、エアコンプレッサの加速タイミングを早くすることができる。これにより、燃料電池で発電した電力を早期に駆動モーターに供給することができる。このようにコンデンサの電力を利用するので、従来のように燃料電池を発電待機させる場合に生じる二次電池の充電過多を抑えることができ、二次電池の劣化を抑制することができる。
本発明の第3の態様は、車両を駆動する駆動モーターへの電力供給源として燃料電池及び二次電池を備えた燃料電池車の電圧制御装置に関する。この電圧制御装置は、前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、前記燃料電池の発電電力を消費する補機と、前記燃料電池の発電電力を制御するようにプログラムされた制御部と、を備え、前記制御部は、前記二次電池から前記エアコンプレッサに供給可能な電力が、前記エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、前記燃料電池で発電した電力を前記エアコンプレッサ及び前記補機のうちの少なくとも一方に消費させておき、車両加速要求が行われたときに、前記消費させておいた電力を前記エアコンプレッサを加速させるために使用するようにプログラムされている。
本発明によれば、バッテリからの出力が制限されている状況で車両の加速要求が行われた場合であっても、良好な加速応答性を確保しながらバッテリの劣化を抑制することができる燃料電池車の電圧制御装置を提供することができる。
本実施形態における燃料電池車の電圧制御装置の概略構成図である。 図1に示す燃料電池に空気を供給する酸化ガス供給系の概略構成図である。 図1に示す制御装置が実行する制御フローの一例を示すフローチャートである。 図3に示す制御フローに対応するタイムチャートである。 図1に示す制御装置が実行する制御フローの第1変形例を示すフローチャートである。 第1変形例に対応するタイムチャートである。 第2変形例に対応するタイムチャートである。 図1に示す制御装置が実行する制御フローの第3変形例を示すフローチャートである。 第3変形例に対応するタイムチャートである。
以下添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
まず、本実施形態における燃料電池車の電圧制御装置の構成について説明する。図1は、本実施形態における燃料電池車の電圧制御装置の概略構成図である。
図1に示すように、燃料電池車の電圧制御装置100(以下、単に電圧制御装置100とも称する)は、燃料電池10、FC昇圧コンバータ20、FCリレー回路30、パワーコントロールユニット(PCU)40、二次電池50、制御装置60、二次電池用リレー回路70、補機バッテリ105、エアコンプレッサMG1及び駆動モーター(トラクションモーター)MG2を備える。
燃料電池10は、反応ガスである水素と酸素とを反応させて発電する電池である。電圧制御装置100を搭載した車両は、反応ガスとしての水素を貯留した水素タンク(図示しない)を有し、当該水素タンクから燃料電池10へ水素が供給される。エアコンプレッサMG1により大気中の空気が圧縮され、反応ガスとしての酸素がエアコンプレッサMG1から燃料電池10へ供給される。エアコンプレッサMG1を含む酸化ガス供給系の詳細は後述する。
FC昇圧コンバータ20は、燃料電池10が出力する電圧を、エアコンプレッサMG1及びトラクションモーターMG2の駆動電圧まで昇圧させる昇圧コンバーターである。FC昇圧コンバータ20は、電荷を蓄えることができる第1コンデンサ21を有している。第1コンデンサ21には、第1コンデンサ21の電圧を測定するための第1電圧計V1が並列に接続されている。トラクションモーターMG2は、電圧制御装置100を搭載している車両のタイヤを駆動させて、車両を走行させるモーターである。トラクションモーターMG2は、燃料電池10または二次電池50から供給された電力によって駆動される。
FCリレー回路30は、FC昇圧コンバータ20とPCU40との間の電気的な接続と遮断とを切り替える回路である。図1に示すように、FCリレー回路30は、FC昇圧コンバータ20とPCU40との間に配置されている。FCリレー回路30は、FC第1メインリレーFCRB、FC第1メインリレーFCRBと対を成すFC第2メインリレーFCRG、及びFC第2メインリレーFCRGに並列に接続されているFCプリチャージリレーFCRPを有する。FCプリチャージリレーFCRPは、極性を有しており、PCU40側の電位がFC昇圧コンバータ20側の電位よりも高い場合に、通電可能である。
FCリレー回路30における回路の開閉のタイミングの詳細については後述するが、電圧制御装置100の起動時には、FC第1メインリレーFCRBが閉じられた後に、FCプリチャージリレーFCRPが閉じられ、第2コンデンサ41が充電された後に、FC第2メインリレーFCRGが閉じられる。電圧制御装置100の燃料電池10の発電の終了時には、FCリレー回路30において、起動時に各リレーが閉じる順序と逆の順序で各リレーが開いていく。
PCU40は、制御装置60から送信された制御信号に基づいて、電圧制御装置100における各部へ送電する電力量を制御する。PCU40は、第2コンデンサ41、昇圧IPM(Intelligent Power Module)45、及びIPM48を有している。第2コンデンサ41は、平滑用蓄電部である。第2コンデンサ41には、第2コンデンサ41の電圧を測定するための第2電圧計VHが並列に接続されている。昇圧IPM45は、二次電池50から供給される電力の電圧を昇圧させるコンバータである。IPM48は、電気負荷であるエアコンプレッサMG1及びトラクションモーターMG2に接続されたパワーモジュールである。
二次電池50は、燃料電池10の発電によって得られた電力やトラクションモーターMG2の回生電力を一時的に蓄える電池である。二次電池50に蓄えられた電力は、電圧制御装置100が備える各構成の駆動電力として使用される。
制御装置60は、電圧制御装置100の各種機器の動作を制御するコンピュータシステムである。例えば、制御装置60は、加速要求が無い場合でも燃料電池10の発電を停止させず、当該発電した電力を補機(水素ポンプ、冷却水ポンプ、ヒーター等を含む)で消費するように制御する。また制御装置60は、加速要求の信号を受信した場合には、当該補機の消費電力を低減させ、当該消費電力の低減量分を、エアコンプレッサを加速させるためにエアコンプレッサに供給する又は駆動モーターに供給するように制御する。制御装置60が実行する制御フローの詳細は、後述のフローチャートを参照しながら説明する。
二次電池用リレー回路70は、二次電池50とPCU40との電気的な接続と遮断とを切り替えるリレー回路である。二次電池用リレー回路70は、二次電池用第1メインリレーSMRB、二次電池用第1メインリレーSMRBと対を成す二次電池用第2メインリレーSMRG、及び二次電池用第2メインリレーSMRGと並列に接続されている二次電池用プリチャージリレーSMRPを有する。
電圧制御装置100の起動時には、制御装置60は、二次電池用第1メインリレーSMRBを閉じた後に、二次電池用プリチャージリレーSMRPを閉じて、昇圧IPM45に含まれる昇圧IPMコンデンサVLを充電させた後に、二次電池用第2メインリレーSMRGを閉じる。電圧制御装置100の燃料電池10の発電の終了時には、制御装置60は、二次電池用リレー回路70において、起動時と逆の順序で各リレーを開いていく。
補機バッテリ105は、二次電池50から供給された電力を一時的に蓄える補機用の電池である。補機バッテリ105に蓄えられた電力は、補機を駆動させるために用いられる。
補機消費可能デバイス90は、燃料電池10で発電した電力を消費可能な装置であり、補機モーター25、26と、補機インバータ23,24と、ヒーター27とを有する。補機モーター25は、燃料電池10の水素ガス流路から排出された水素オフガスを燃料電池10に還流させるための水素ポンプを駆動するモーターである。補機モーター26は、燃料電池10の温調に使用される冷却水を循環させるための冷却水ポンプを駆動するモーターである。補機インバータ23,24は、それぞれ直流電流を三相交流に変換して補機モーター25,26に供給する。なお、本実施形態における電力を消費する「補機」は、補機モーター25、26、補機インバータ23,24、ヒーター27の例に限定されず、その他の電力消費可能な装置を含む。
続いて、燃料電池10へ酸化ガス(以下、エアとも称する)を供給する酸化ガス供給系の構成について説明する。図2は、酸化ガス供給系の概略構成を示す図である。燃料電池10は、アノード電極に燃料ガスとして水素を供給し、カソード電極に酸化ガスとして空気又は酸素を供給することにより、電気化学反応にて電力を発電する。なお、図2では、燃料電池システムに通常設けられる燃料ガス供給系や冷却系等の図示を省略している。
図2に示す酸化ガス供給系は、酸化ガス供給管200と、エアクリーナ210と、エアコンプレッサMG1(以下、適宜にACPと記載する)と、インタークーラー230と、レゾネータ240と、酸化ガス排出管250と、マフラー270と、バイパス管290と、調整弁Va、Vb,Vcとを備える。
酸化ガス供給管200は、燃料電池10のカソード側に酸化ガスを供給するための流路である。酸化ガス供給管200には、エアクリーナ210と、エアコンプレッサMG1と、インタークーラー230と、レゾネータ240と、調整弁Vaと、各種センサ(圧力センサ402、温度センサ412等)が設けられている。
エアクリーナ210は、大気中の空気を取り込むときに、空気中のゴミや塵を除去する。このエアクリーナ210には、例えば、吸引される大気圧を測定するための大気圧センサや、空気流量を測定するためのエアフローメーター等のセンサが設けられる。
エアコンプレッサMG1は、空気を圧縮して燃料電池10に供給する。エアコンプレッサMG1の下流側に配設された、インタークーラー230は圧縮により温度が上昇した空気を冷却し、レゾネータ240は吸気音を低減する。
調整弁Vaは、燃料電池10の上流側に配設され、燃料電池10に供給される酸化ガスの供給量を調整する電磁バルブである。調整弁Vaを開くと、エアコンプレッサMG1を介して圧縮された圧縮空気(酸化ガス)が、燃料電池10のカソード電極に供給される。
酸化ガス排出管250は、燃料電池10の下流側に接続され、燃料電池10からの酸化オフガスを排出するための流路である。酸化ガス排出管250には、調整弁Vb、マフラー270が設けられている。調整弁Vbは、燃料電池10の下流側に配設され、燃料電池10から排出される酸化オフガスの流量を調整する電磁バルブである。調整弁Vbを開くと、燃料電池10からの酸化オフガスが酸化ガス排出管250内を流れ、マフラー270を通して排出される。
バイパス管290は、酸化ガス供給管200からの酸化ガスを、燃料電池10をバイパスして酸化ガス排出管250に流すための流路である。
バイパス管290には、調整弁Vc(バイパスバルブ)が配設され、この調整弁Vcの開度調整によりバイパス管290内を流れる酸化ガスの流量を調整することができる。調整弁Vcを開き、調整弁Va、Vbを閉じると、酸化ガス供給管200内を流れる酸化ガスは、燃料電池10を通ることなく酸化ガス排出管250に流れ、マフラー270を通して排出される。一方、調整弁Va、Vb、Vcを全て開いた状態から、調整弁Vcを閉じる又は調整弁Vcの開度を減少させると、エアコンプレッサMG1の消費電力を増加させることなく燃料電池10へ供給される空気量を増加させることができる。本実施形態では、車両加速要求が無い状態のときには、調整弁Va、Vb、Vcを全て開いた状態とし、エアコンプレッサMG1の回転数を車両加速要求時程度(車両加速要求があったときに、必要なエアコンプレッサの消費電力の概数値)に維持してバイパス管290を通してエアを排出する。そして、制御装置60は、車両加速要求の信号を受信したときには、調整弁Vcを閉じる又は調整弁Vcの開度を減少させることにより燃料電池10に供給する空気量を増加させる。このように、エアコンプレッサMG1の消費電力を増加させずに、調整弁Vcの開度調整によって燃料電池10の発電電力を上昇させることができ、当該発電電力を駆動モーターに供給することができる。
続いて、制御装置60が実行する制御フローについて説明する。図3は、制御装置60が実行する制御フローの実施形態を示すフローチャートである。図4は、図3に示す制御フローに対応するタイムチャートであり、時間t1で加速要求が行われた場合の例を示す。図4において、破線Bpは二次電池50からエアコンプレッサMG1に供給できる電力であるバッテリ供給可能電力を示し、破線Apは補機消費電力、破線Fpは待機電力(待機状態におけるFC発電電力)を示す。
まず、図3のステップS100では、二次電池50からエアコンプレッサに供給可能な電力(バッテリ供給可能パワー)が、エアコンプレッサの加速維持電力の下限値(ACP加速維持パワー下限)を下回るか否かを判定する。下回らない場合には(ステップS100(NO))、図3に示す制御フローを終了し、下回る場合には(ステップS100(YES))、ステップS110に進む。なお、本明細書における「エアコンプレッサの加速維持電力の下限値」とは、ACPの定常回転数を維持する電力(ACP関わるエネルギー損失をキャンセルする最低電力)と、ACPイナーシャ電力(車両の最大要求加速度に応じて任意に適合)との和に相当する値である。
次いで、制御装置60は、車両加速要求を受信する以前においても、車両加速要求に必要な電力を維持する。具体的には、図3のステップS110、ステップS120及び図4の期間(0≦t≦t1)に示すように、車両加速要求が未だ無い場合でも燃料電池の発電を停止させずに、燃料電池で発電した電力(図4に示すFC発電電力Fp)を、補機(ヒーター等)で消費し(図4に示す補機消費電力Ap)、待機する。詳細には、ステップS110では、(エアコンプレッサの加速維持電力の下限値)-(バッテリ供給可能電力)分、補機(ヒーター等)で消費し、ステップS120では、(エアコンプレッサの加速維持電力の下限値)-(バッテリ供給可能電力)分、燃料電池で発電する。このように、車両加速要求前に、燃料電池にて発電した電力を車両に設けられた電力駆動装置(例えば補機等)で消費している状態、或いは、後述するコンデンサの昇圧を維持した状態を、本明細書では「待機状態」と称する。本実施形態のように、車両加速要求前から燃料電池を発電させる場合には、電池容量飽和、充電電力超過を抑制するために、発電電力を消費させ、電力収支(発電と消費)を合わせておく必要がある。
次いで、図3のステップS130では、車両加速要求があったか否かが判定される。本明細書における車両加速要求とは、発進時の加速、一定車速からの加速と共に、減速からの加速を含む。車両加速要求がないと判定された場合には、ステップS100に戻り、ステップS100~S120の工程を繰り返す。車両加速要求があると判定された場合には(図4の時間t1)、ステップS140に進む。
次いで、車両加速要求があると判定された場合には(ステップS130(YES))、ステップS140に示すように、補機消費電力を低減し、この補機消費電力の低減量分を燃料電池からエアコンプレッサへ供給する。つまり、図4に示すように、補機の消費電力の低減量分(図4に示すW1)が、エアコンプレッサ加速要求分(図4に示すW1´)に合うように、補機の消費電力を低減させる。これにより、従来(図4に示す破線)においては時間t1より遅延した時間t2でエアコンプレッサ消費電力が増加するのに対し、実施形態では、時間t1すなわち車両加速要求時からエアコンプレッサ消費電力を増加させることができる。
次いで、図3に示すステップS150では、燃料電池発電電力の増加を開始し(図4の時間t2)、当該発電した電力の増加分(図4に示すP1)を駆動モーターに供給する(図4のモーター消費電力に示すP1´)。これにより、従来と比較して、駆動モーターの加速タイミングを早くすることができる。詳細には、従来(図4に示す破線)では、車両加速要求前に燃料電池を発電させていないため(すなわち、待機状態でないため)、車両加速要求が行われたときに、FC発電電力を増加させて(図4に示すM)、当該電力をエアコンプレッサに供給し(図4に示すM´)、所定時間経過後のFC発電電力の増加分(図4に示すN)に基づき、時間t3(t2<t3)で駆動モーターの加速が開始される。このように、従来では、時間t2よりも遅延した時間t3から駆動モーターの消費電力が増加するのに対し、本実施形態では時間t2から駆動モーターの消費電力が増加するので、駆動モーターの加速タイミングを早くすることができる。
(第1変形例)
続いて、上述した制御フローとは異なる第1変形例について説明する。図5は、制御装置60が実行する制御フローの第1変形例を示すフローチャートである。図6Aは、図5に示す制御フローに対応するタイムチャートである。この第1変形例では、上述した実施形態の制御フローと比較して、特にバイパス開度を調整する点が異なっている。
まず、図5のステップS200に示すように、二次電池50(図1参照)からエアコンプレッサに供給可能な電力(バッテリ供給可能パワー)が、エアコンプレッサの加速維持電力の下限値(ACP加速維持パワー下限)を下回るか否かが判定される。下回らない場合には(ステップS200(NO))、図5に示す制御フローを終了し、下回る場合には(ステップS200(YES))、ステップS210に進む。
次いで、図5のステップS210では、車両加速要求の前(図6Aの期間(0≦t≦t1))に、燃料電池からの電力を用いてエアコンプレッサを回転させ、燃料電池の発電電力を維持(ACP消費パワーを図6Aに示すPAに維持)し、燃料電池へ供給不要な空気をバイパス管290(図2参照)から排出する。このステップS210では、(エアコンプレッサの加速維持電力の下限値)-(バッテリ供給可能電力)分、電力が消費されるようにエアコンプレッサを回転させる。ステップS220では、図6AのFC発電電力グラフの期間(0≦t≦t1)に示すように、ACP消費パワー分、エアが燃料電池に供給され、燃料電池が発電する。言い換えれば、ステップS220では、(エアコンプレッサの加速維持電力の下限値)-(バッテリ供給可能電力)分、燃料電池が発電する。
次いで、図5のステップS230では、車両加速要求があるか否かが判定される。車両加速要求がないと判定された場合には、ステップS200に戻り、ステップS200~S220を繰り返す。車両加速要求があると判定された場合に(図6Aの時間t1)、ステップS240に進む。
次いで、図5のステップS240に示すように、燃料電池を迂回するバイパス管290(図2参照)に配設された調整弁Vc(バイパスバルブ)を閉じる又は調整弁Vcの開度を減少させ、燃料電池にエアを供給する。
次いで、図5のステップS250及び図6に示すように時間t2で、燃料電池の発電量を増加し始め、駆動モーターの加速を開始する。以上のように、車両加速要求時は、バイパス管290(図2参照)の調整弁Vcを閉じる又は調整弁Vcの開度の減少のみで、エアコンプレッサの消費電力を増加させずに燃料電池の発電電力を増加させる。調整弁Vcの開閉制御の方が、図3のフローチャートを参照しながら説明した制御(補機での消費電力を低減し、その電力をエアコンプレッサに供給する)よりも応答性が良いため、駆動モーターの加速をより早く立ち上げることができる。
(第2変形例)
続いて、上述した制御フローとは異なる第2変形例について説明する。図6Bは、第2変形例を示すタイムチャートである。上述した第1変形例と比較するため、図6Bでは、第1変形例を破線、第2変形例を実線で示している。
図6Bに示す第2変形例は、図6Aに示す第1変形例と比較すると、車両加速要求時にエアコンプレッサに供給する電力を低減させる点が異なっている。具体的には、車両加速要求時(図6Bに示す時間t1)を起点として、燃料電池からエアコンプレッサに供給する電力を低減させ、燃料電池で発電した電力のうちエアコンプレッサに供給する電力の低減量分を駆動モーターに供給する。このように燃料電池で発電した電力を駆動モーターに供給するので、第1変形例よりも駆動モーターの加速応答性を向上させることができる。詳述すると、第1変形例では、エア応答遅れ分(図6A参照)駆動モーターの加速開始が遅延する(図6Aに示す時間t2で駆動モーターの加速開始)のに対し、第2変形例では、図6Bに示すように、時間t2よりも早い時間t1で、駆動モーターの消費電力が増加し、駆動モーターの加速応答性を向上させることができる。なお、燃料電池で発電した電力のうちエアコンプレッサに供給する電力の低減量分の全てを駆動モーターに供給する必要はない。
(第3変形例)
続いて、上述した制御フローとは異なる第3変形例について説明する。図7は、制御装置60が実行する制御フローの第3変形例を説明するためのフローチャートである。図8は、図7に示す制御フローに対応するタイムチャートである。第3変形例では、特にコンデンサを用いた点が、上述した制御フローと異なっている。
まず、図7のステップS300に示すように、二次電池からエアコンプレッサに供給可能な電力(バッテリ供給可能パワー)が、エアコンプレッサの加速維持電力の下限値(ACP加速維持パワー下限)を下回るか否かが判定される。下回らない場合には(ステップS300(NO))、図7に示す制御フローを終了し、下回る場合には(ステップS300(YES))、ステップS310に進む。
次いで、図7のステップS310では、車両加速要求の前(図8の期間(0≦t≦t1))に、コンデンサ(例えば図1に示す第2コンデンサ41)を昇圧維持(待機状態)する。なお、この待機状態での電圧値(昇圧値)は、例えば650Vに設定されるが、これに限定されず、任意に設定可能である。
次いで、図7のステップS320では、車両加速要求があるか否かが判定される。車両加速要求がないと判定された場合には、ステップS300に戻り、車両加速要求があるまでステップS300~S310を繰り返す。車両加速要求があると判定された場合には(図8の時間t1)、ステップS330に進む。
次いで、図7のステップS330では、図8の期間(t1≦t≦t2)に示すように、コンデンサを降圧し、コンデンサからエアコンプレッサに電力を供給する。このコンデンサの電力降圧分(図8に示すC1)は、エアコンプレッサを加速させるための要求電力分(図8に示すC1´)に相当する大きさであり、このようにコンデンサ電力降圧分をエアコンプレッサに供給することで、車両加速要求時(時間t1)からエアコンプレッサの消費電力が増加する。そして、エアコンプレッサの消費電力の増加に伴い、燃料電池の発電電力が増加し、その後、図8の時間t3において駆動モーターの加速が開始する(図7のステップS340)。
なお、燃料電池発電の一部をコンデンサ昇圧にまわしてコンデンサを再度昇圧するため、立上がり後のモーターパワーは減少する。また、上記ステップS330におけるVH降圧指令値としては、以下の式で算出される。
Figure 0007027802000001
ただし、上記式におけるVHはモーターインバータ供給電圧(V)、ΔVはVH電圧降下速度(1演算周期あたりの電圧降下)(V)、dtは演算周期(sec)、PACPはエアコンプレッサ要求パワー(W)、Cはコンデンサ容量(F)を示す。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。例えば、以上説明した実施形態において、制御部は、二次電池からエアコンプレッサに供給可能な電力が、エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、燃料電池で発電した電力をエアコンプレッサ及び補機のうちの少なくとも一方に消費させておき、車両加速要求が行われたときに、エアコンプレッサ及び補機のうちの少なくとも一方に消費させておいた電力を、エアコンプレッサを加速させるために使用してもよい。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
10:燃料電池
11:電圧制御装置
12:燃料電池
20:昇圧コンバータ
21:コンデンサ
23、24:補機インバータ
25、26:補機モーター
27:ヒーター
30:リレー回路
41:コンデンサ
50:二次電池
60:制御装置(制御部)
70:二次電池用リレー回路
90:補機消費可能デバイス
100:電圧制御装置
105:補機バッテリ
200:酸化ガス供給管
210:エアクリーナ
230:インタークーラー
240:レゾネータ
250:酸化ガス排出管
270:マフラー
290:バイパス管
402:圧力センサ
412:温度センサ
MG1:エアコンプレッサ
MG2:トラクションモーター
V1、V2:電圧計
Va、Vb、Vc:調整弁

Claims (5)

  1. 車両を駆動する駆動モーターへの電力供給源として燃料電池及び二次電池を備えた燃料電池車の電圧制御装置であって、
    前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、
    前記燃料電池の発電電力を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記二次電池から前記エアコンプレッサに供給可能な電力が、前記エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、車両加速要求が行われるまでは、前記燃料電池で発電した余剰の電力を前記二次電池に充電せずに車両に設けられた電力駆動装置で消費している状態に維持し、その後車両加速要求が行われたときに前記消費させておいた電力を前記エアコンプレッサに供給する、
    燃料電池車の電圧制御装置。
  2. 前記電力駆動装置は、補機であり、
    前記制御部は、車両加速要求が行われたときに、前記補機の消費電力を低減させ、前記消費電力の低減量を、前記エアコンプレッサを加速させるために前記エアコンプレッサに供給する、請求項1に記載の燃料電池車の電圧制御装置。
  3. 車両を駆動する駆動モーターへの電力供給源として燃料電池及び二次電池を備えた燃料電池車の電圧制御装置であって、
    前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、
    前記燃料電池の発電電力を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記二次電池から前記エアコンプレッサに供給可能な電力が、前記エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、車両加速要求が行われるまでは、前記燃料電池で発電した余剰の電力を前記二次電池に充電せずに前記エアコンプレッサで消費している状態に維持し、その後車両加速要求が行われたときに、前記燃料電池のカソード入口側流路とカソード出口側流路とを繋ぎ前記燃料電池をバイパスするバイパス流路に設けられた弁の開度を減少させる
    燃料電池車の電圧制御装置。
  4. 前記制御部は、車両加速要求が行われたときに、さらに、前記燃料電池から前記エアコンプレッサに供給する電力を一時的に低減させ、該電力の低減量の少なくとも一部を前記燃料電池から前記駆動モーターに供給する、請求項に記載の燃料電池車の電圧制御装置。
  5. 車両を駆動する駆動モーターへの電力供給源として燃料電池及び二次電池を備えた燃料電池車の電圧制御装置であって、
    前記燃料電池に空気を供給するエアコンプレッサと、
    前記燃料電池の発電電力を消費する補機と、
    前記燃料電池の発電電力を制御するようにプログラムされた制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記二次電池から前記エアコンプレッサに供給可能な電力が、前記エアコンプレッサの加速維持電力の下限値を下回ると判定した場合に、車両加速要求が行われるまでは、前記燃料電池で発電した余剰の電力を前記二次電池に充電せずに前記エアコンプレッサ及び前記補機のうちの少なくとも一方に消費させておき、その後車両加速要求が行われたときに、前記消費させておいた電力を前記エアコンプレッサを加速させるために使用するようにプログラムされている、
    燃料電池車の電圧制御装置。
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