JP7025709B2 - ステーパイプの固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯器用の操作端末の固定構造に関し、特に操作端末を建物の壁部に固定するためのステーパイプを操作端末に固定するステーパイプの固定構造に関する。
従来から、給湯器の操作端末は、デザイン上の要求を満たすように薄型に形成され、建物の壁部に固定されている。この操作端末の壁部への固定は、施工現場に応じて操作端末を先端部に固定したステーパイプを建物の壁部に開けた貫通孔に先端部と反対側から挿通して固定する場合と、ステーパイプを使用せずに操作端末を建物の壁部にビスで固定する場合がある。ステーパイプにより操作端末を壁部に固定する場合に、操作端末とステーパイプの固定構造として例えば特許文献1のように、操作端末がその背面から突出する中空の雄ねじ部を備え、ステーパイプの内壁に形成した雌ねじ部とのねじ嵌合により操作端末にステーパイプを固定する構造が知られている。
また、例えば特許文献2のように、操作端末に相当するハンドルが壁部及び操作ケースを挿通するステーパイプの先端部に固定され、ステーパイプが挿通する操作ケースの接続筒に、ステーパイプを挿入し易くするスリットとステーパイプが抜けないようにステーパイプの係止突起が係合する係止部を備えているものが知られている。
一方、特許文献3のように給湯器の操作端末を建物の壁部に固定するものではないが、中空角材に枠材を固定するジョイントにスリットと抜け止め構造を備え、中空角材にジョイントを固定した後で枠材をジョイントに挿入して枠材を固定するものもある。
しかし、特許文献1では、操作端末を壁部にビス固定する場合でも雄ねじ部が壁部に収まるように穴を開ける必要があり、施工が容易ではない。特許文献2では、そのハンドルによる操作機構上、壁部に貫通孔を開ける必要があり、ビス固定には対応できない。また、特許文献3の技術を給湯器の操作端末の固定に適用すると、ジョイントを操作端末内に深く進入させる必要があり、操作端末が厚くなることが避けられない。
それ故、図9に示すように、操作端末20Aとステーパイプ10Aの固定を、操作端末20Aの背面ケース22Aに形成した雌ねじ部24Aとステーパイプ10Aの先端部に形成した雄ねじ部11Aとのねじ嵌合として、ビス固定にも対応可能なように背面側に突出する部分が無い薄型の操作端末20Aが広く利用されている。雌ねじ部24Aは、必要な固定強度を確保可能なねじ嵌合の嵌合長さ(例えば6mm)を確保できるように、背面ケース22Aから操作端末20Aの内部側に凹入状に形成されている。また、建物の壁部に固定するときにステーパイプ10Aに固定パイプ30Aが挿入され、ねじ嵌合箇所及び貫通孔への水の浸入を防ぐために背面ケース22Aと建物の壁部の間にシール部材40Aが配設される。
特開2002-295896号公報 実開昭51-117732号公報 実開平3-2908号公報
図9の操作端末20Aは、図10に示すように、各種電子部品を搭載した基板23Aを内蔵しており、凹入状の雌ねじ部24Aが基板23Aの一部領域に近接する。この領域は、電子部品の雌ねじ部24Aとの接触による不具合を防ぐために、又は雌ねじ部24Aとの間に電子部品を搭載できるスペースがないために、電子部品を搭載できない無効領域になっている。この基板23Aの無効領域は、操作端末20Aの厚みを増せば解消可能であるが、デザイン上好ましくないため厚くできない。
本発明の目的は、操作端末の背面ケースに容易に固定可能であって、操作端末を厚くすることなく基板の無効領域を解消可能なステーパイプの固定構造を提供することである。
請求項1の発明は、給湯器の操作端末を建物の壁部に固定するために前記操作端末の背面ケースに固定するステーパイプの固定構造において、前記背面ケースは、信号線を配線する配線部と、前記配線部を囲む周壁部を備え且つ前記ステーパイプの先端部を収容可能な収容部と、前記周壁部から前記配線部側に張り出した複数の係止部を備え、前記ステーパイプは、前記先端部から径方向外側に突出するフランジ部と、前記先端部から軸方向に延びるスリットを備えて弾性変形可能に構成され、前記スリットを閉じるように弾性変形させた状態で前記先端部を前記収容部に挿入して弾性変形を解除することにより、前記係止部に前記先端部を当接させて前記軸方向に直交する方向の移動を規制すると共に、前記係止部に前記フランジ部を係合させて前記軸方向の移動を規制して固定することを特徴としている。
上記構成によれば、フランジ部とスリットを備えたステーパイプの先端部を背面ケースに形成された係止部を有する収容部に挿入して容易に固定することができる。また、収容部をフランジ部と係止部の厚さ相当の凹入量で形成して操作端末内部側への凹入量を小さくすることができ、基板と収容部の距離を確保して操作端末を厚くすることなく基板の無効領域を解消可能である。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ステーパイプは、前記スリットを複数備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、ステーパイプの先端部の弾性変形を一層容易に行うことができるので、ステーパイプの固定作業を一層容易にすることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記周壁部の一部に前記周壁部から前記配線部側に進出するように形成された平面部を備え、前記フランジ部に前記平面部に対応するように形成された直線部を備え、前記平面部に前記直線部を当接させることにより前記背面ケースに対する前記ステーパイプの軸回りの回転を規制することを特徴としている。
上記構成によれば、背面ケースにステーパイプを固定したときに軸回りの回転を規制するので、操作端末とステーパイプの固定を一層外れ難くすることができる。
請求項4の発明は、請求項1~3の何れか1項において、前記ステーパイプに挿入可能な固定パイプをさらに備え、前記収容部に前記ステーパイプを固定した後、前記ステーパイプに前記固定パイプを前記先端部に向けて挿入することにより前記ステーパイプの弾性変形を不能にすることを特徴としている。
上記構成によれば、係止部による先端部の拡径の規制に加えて、固定パイプによって先端部の縮径も規制してステーパイプの弾性変形を不能にするので、操作端末とステーパイプの固定を強化することができる。
本発明のステーパイプの固定構造によれば、操作端末の背面ケースに容易に固定可能であって、操作端末を厚くすることなく基板の無効領域を解消可能である。
本発明の実施例1に係るステーパイプの固定構造を示す組立斜視図である。 実施例1に係る操作端末の壁部固定構造の要部縦断面図である。 実施例1に係る収容部の拡大斜視図である。 実施例1に係るステーパイプの斜視図である。 ステーパイプの先端部を説明するための要部拡大断面図である。 ステーパイプを弾性変形させた状態の要部拡大断面図である。 固定パイプの挿入を説明する要部拡大断面図である。 実施例2に係る収容部とステーパイプの先端部の1例を示す拡大斜視図である。 ステーパイプの固定構造の従来例を示す組立斜視図である。 図9の従来例の固定構造の要部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、ステーパイプ10による建物の壁部1への給湯器の操作端末20の固定について図1,図2に基づいて説明する。
給湯器の操作端末20の背面ケース22に設けられた収容部24にステーパイプ10の先端部11を固定し、建物の壁部1に設けられた貫通孔2に先端部11とは反対側からステーパイプ10を挿通させる。そして、ステーパイプ10の先端部11と反対側から先端部11に向けてステーパイプ10に固定パイプ30を挿入し、壁部1から突出した固定パイプ30の端部に装着した図示外の固定具と操作端末20とで壁部1を挟むようにして操作端末20を壁部1に固定する。操作端末20と図示外の給湯器を接続する信号線21は、ステーパイプ10及び固定パイプ30の内側を通す。尚、壁部1と背面ケース22の間には、収容部24を囲むように水の浸入を防ぐシール部材40を配設する。
固定パイプ30は、施工現場毎に異なる様々な厚さの壁部1に対応可能なように、複数の異なる長さものの中から適切な長さのものを選択して使用する。図示を省略するが、固定パイプ30の外周部には雄ねじが形成され、ステーパイプ10の内壁の一部には雌ねじが形成され、これらのねじ嵌合によって固定パイプ30を抜け止めすると共に、ステーパイプ10への固定パイプ30の進入量を調整して様々な厚さの壁部1に対応可能である。
次に、操作端末20の背面ケース22にステーパイプ10の先端部11を固定する固定構造について説明する。
背面ケース22は、図1,図3に示すように、ステーパイプ10の先端部11を固定する収容部24と、この収容部24内に信号線21を配線する配線部25を備えている。配線部25には、水の浸入を防ぐためのブッシュ25aが配設され、操作端末20に収容された基板(図示略)から延びる複数の信号線21がブッシュ25aに挿通される。図示を省略するが、操作端末20の内部の基板は、表示部やスイッチ、その他の電子部品を搭載しており、前面ケース26と背面ケース22により密閉状に収容されている。
収容部24は、背面ケース22に凹入状に形成され、凹入形状の略円形の底部に相当する背面部27に配線部25が設けられている。この配線部25を囲むように背面部27の外周部分に背面部27と直交状に設けられた周壁部28を備え、ステーパイプ10の先端部11を収容可能なように形成されている。
この収容部24は、周壁部28から配線部25側に所定幅(例えば2mm)だけ張り出した複数(例えば2つ)の円弧状の係止部29を備え、背面部27と係止部29が操作端末20の厚さ方向に所定距離(例えば2mm程度)だけ離れている。係止部29は、強度を確保可能な所定の厚さ(例えば2mm)且つ周壁部28に沿って、所定の長さ(例えば周壁部28の内周の1/4の長さ)で互いに操作端末20の上下方向に対向するように略等間隔で設けられている。尚、係止部29は、適宜選択された長さ及び間隔で3つ以上設けることもできる。また、収容部24に係止部29を容易に形成可能なように背面部27の一部に開口部があってもよい。
図4,図5に示すように、ステーパイプ10は、所定の外径(例えば24mm)及び長さ(例えば120mm)の例えば略円筒状の部材であり、弾性変形可能な例えば合成樹脂材で形成されている。このステーパイプ10は、背面ケース22に固定される先端部11に、この先端部11から径方向外側に所定距離(例えば2mm)だけ突出する所定の厚さ(例えば2mm)のフランジ部12を備えている。フランジ部12の厚さは、背面ケース22の背面部27と係止部29が操作端末20の厚さ方向に所定距離だけ離れた隙間に、フランジ部12が進入可能且つ十分な強度を確保できる厚さである。
また、ステーパイプ10は、フランジ部12を含む先端部11から軸方向に所定距離(例えば65mm)だけ延びる所定幅(例えば5mm)のスリット13を備えている。尚、スリット13は、先端部11側程拡幅するように形成されて先端部11で所定幅になっていてもよい。以下ではステーパイプ10のスリット13を備えた部分を先端側筒部14と呼ぶ。この先端側筒部14は、その内径が先端部11側ほど小さく形成されている。外径も同様に先端部11側ほど小さく形成されていてもよい。
先端側筒部14のスリット13は、同じ長さで複数形成され、例えば2つのスリット13が対向状に形成されて先端側筒部14が2つに区画されている。先端側筒部14を例えば指で挟んで、スリット13を閉じるように弾性変形させてフランジ部12を備えた先端部11を縮径させることは容易である。尚、スリット13は1つ又は3つ以上設けることも可能である。また、図示を省略するが、先端側筒部14を除くステーパイプ10の内壁には、固定パイプ30とのねじ嵌合のための雌ねじとなる溝が形成されている。
図5、図6に示すように、収容部24は、このステーパイプ10の先端部11を収容可能なように、周壁部28の内径が先端側筒部14を弾性変形させていない状態のフランジ部12の外径と同径以上の大きさである。そして係止部29の内周側の空間は、先端側筒部14の弾性変形によって縮径させた先端部11のフランジ部12を挿通可能な大きさであって、弾性変形を解除したフランジ部12の外径より小さく、且つ弾性変形を解除した先端側筒部14のフランジ部12の基部近傍の外径と略同径である。また、配線部25は、縮径させた先端部11の挿入を妨げない大きさである。
背面部27と係止部29が操作端末20の厚さ方向に所定距離だけ離れた隙間には、フランジ部12が進入可能である。そして、この収容部24は、背面部27と係止部29の間の距離と係止部29の厚さの合計相当、即ちフランジ部12と係止部29の厚さ相当の凹入量(例えば4mm)で形成できるので、図10の従来の雌ねじ部24Aよりも凹入量を小さくすることができる。従って、操作端末20の基板23と収容部24の距離をその分だけ大きくすることができる。
ステーパイプ10を操作端末20の背面ケース22に固定する手順を説明する。
図示を省略するが、配線部25から操作端末20の外部に延びる信号線21をステーパイプ10の先端部11側から通しておく。そして、図6に示すように、ステーパイプ10の先端側筒部14をスリット13が閉じるように弾性変形させてその先端部11を縮径させる。
このように弾性変形させた状態で先端部11を背面部27に当接するように収容部24に挿入して弾性変形を解除することにより、図7に示すように先端部11を拡径させてフランジ部12を係止部29に係合させる。このとき収容部24の周壁部28から張り出した係止部29に先端部11(先端側筒部14のフランジ部12基端近傍部分)を当接させてステーパイプ10の軸方向に直交する方向の移動を規制すると共に、係止部29にステーパイプ10のフランジ部12を係合させてステーパイプ10の軸方向の移動を規制して固定する。尚、フランジ部12を周壁部28に当接させることによりステーパイプ10の軸方向に直交する方向の移動を規制することも可能である。
このようにしてステーパイプ10を固定した操作端末20を建物の壁部1に固定するときに挿入する固定パイプ30を、内径が先端部側ほど小さく形成されたステーパイプ10の先端側筒部14に進入させて、この先端側筒部14のスリット13の幅を広げて拡径するように作用させる。このとき係止部29又は周壁部28によって拡径が規制されると共に、固定パイプ30によって縮径が規制されるので、ステーパイプ10の先端側筒部14は弾性変形が不能となり、ステーパイプ10の固定が強化される。
以上のような操作端末20の背面ケース22の収容部24にステーパイプ10の先端部11を固定する固定構造であれば、フランジ部12とスリット13を備えたステーパイプ10の先端部11を背面ケース22に形成された係止部29を有する収容部24に挿入して容易に固定することができる。そして、収容部24をフランジ部12と係止部29の厚さ相当の凹入量で形成して操作端末20の内部側への凹入量を小さくすることができ、基板23と収容部24の距離を確保して操作端末20を厚くすることなく基板23の無効領域を解消可能である。
また、複数のスリット13によってステーパイプ10の先端部11の弾性変形を一層容易に行うことができるので、ステーパイプ10の先端部11を背面ケース22の収容部24に容易に挿入可能である。その上、収容部24にステーパイプ10を固定した後、ステーパイプ10に固定パイプ30を先端部11に向けて挿入することにより、ステーパイプ10の弾性変形を不能にして固定を強化することができる。
上記実施例1を部分的に変更した例について説明する。実施例1と同等の部分には同じ符号を付して説明を省略する。
図8に示すように、収容部24は、背面ケース22に凹入状に形成され、凹入形状の底部に相当する背面部27に配線部25が設けられている。この配線部25を囲むように背面部27の外周部分に背面部27と直交状に設けられた周壁部28を備え、ステーパイプ10の先端部11を収容可能なように形成されている。
この収容部24は、周壁部28から配線部25側に所定幅(例えば2mm)だけ張り出した2つの円弧状の係止部29を備え、背面部27と係止部29とが操作端末20の厚さ方向に所定距離(例えば2mm程度)だけ離れている。係止部29は強度を確保可能な所定厚さ(例えば夫々2mm)且つ周壁部28に沿う所定の長さ(例えば周壁部28の内周の4分の1の長さ)で互いに操作端末20の上下方向に対向するように略等間隔で設けられている。
周壁部28の一部には周壁部28から配線部25側に進出するように形成された平面部32を備えている。固定作業時の視認性等を考慮して、平面部32は係止部29が設けられていない部分に設けられていることが好ましく、平面部32が例えば対向するように2つ設けられていてもよい。
ステーパイプ10は、所定の外径及び長さの略円筒状に弾性変形可能な合成樹脂材で形成されている。その先端部11には、先端部11から径方向外側に所定距離(例えば2mm)だけ突出する所定の厚さ(例えば2mm)のフランジ部12を備えている。また、ステーパイプ10の先端側筒部14は、フランジ部12を含む先端部11から軸方向に所定距離だけ延びるスリット13が対向するように2つ設けられたことにより、2つに区画されている。また、先端側筒部14は、その内径が先端部11側ほど小さく形成されている。
フランジ部12は、フランジ部12の一部を直線的に切り取ったように形成された直線部16を備えている。直線部16は、収容部24の周壁部28に設けられた平面部32に対応するように形成され、スリット13で区画された2つのフランジ部12にわたって直線部16が形成されている。
弾性変形させた状態のステーパイプ10の先端部11を収容部24に挿入するときには、このフランジ部12の直線部16が平面部32に沿うように挿入し、弾性変形を解除して固定したときにこの直線部16を平面部32に当接可能である。この直線部16と平面部32の当接により、ステーパイプ10の軸回りの操作端末20とステーパイプ10との相対的な回転を規制する。そしてステーパイプ10を固定した操作端末20を壁部1に固定する時に、固定パイプ30をステーパイプ10の先端側筒部14に進入させてその弾性変形を不能にして固定を強化する。
以上のようなステーパイプ10の固定構造であれば、容易にステーパイプ10を操作端末20に固定可能であり、収容部24の凹入量を小さくして基板の無効領域を解消可能である。また、収容部24の周壁部28に設けられた平面部32とステーパイプ10のフランジ部12に設けられた直線部16の当接により、背面ケース22に対するステーパイプ10の軸回りの回転を規制して、操作端末20とステーパイプ10の固定を一層外れ難くすることができる。その上、収容部24にステーパイプ10を固定した後、ステーパイプ10に固定パイプ30を先端部11に向けて挿入することにより、ステーパイプ10の弾性変形を不能にして固定を強化することができる。
その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく上記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 :壁部
2 :貫通孔
10,10A :ステーパイプ
11 :先端部
11A :雄ねじ部
12 :フランジ部
13 :スリット
14 :先端側筒部
16 :直線部
20,20A :操作端末
21 :信号線
22,22A :背面ケース
23,23A :基板
24 :収容部
24A :雌ねじ部
25 :配線部
26 :前面ケース
27 :背面部
28 :周壁部
29 :係止部
30,30A :固定パイプ
32 :平面部
40,40A :シール部材

Claims (4)

  1. 給湯器の操作端末を建物の壁部に固定するために前記操作端末の背面ケースに固定するステーパイプの固定構造において、
    前記背面ケースは、信号線を配線する配線部と、前記配線部を囲む周壁部を備え且つ前記ステーパイプの先端部を収容可能な収容部と、前記周壁部から前記配線部側に張り出した複数の係止部を備え、
    前記ステーパイプは、前記先端部から径方向外側に突出するフランジ部と、前記先端部から軸方向に延びるスリットを備えて弾性変形可能に構成され、
    前記スリットを閉じるように弾性変形させた状態で前記先端部を前記収容部に挿入して弾性変形を解除することにより、前記係止部に前記先端部を当接させて前記軸方向に直交する方向の移動を規制すると共に、前記係止部に前記フランジ部を係合させて前記軸方向の移動を規制して固定することを特徴とするステーパイプの固定構造。
  2. 前記ステーパイプは、前記スリットを複数備えていることを特徴とする請求項1に記載のステーパイプの固定構造。
  3. 前記周壁部の一部に前記周壁部から前記配線部側に進出するように形成された平面部を備え、前記フランジ部に前記平面部に対応するように形成された直線部を備え、前記平面部に前記直線部を当接させることにより前記背面ケースに対する前記ステーパイプの軸回りの回転を規制することを特徴とする請求項1又は2に記載のステーパイプの固定構造。
  4. 前記ステーパイプに挿入可能な固定パイプをさらに備え、前記収容部に前記ステーパイプを固定した後、前記ステーパイプに前記固定パイプを前記先端部に向けて挿入することにより前記ステーパイプの弾性変形を不能にすることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のステーパイプの固定構造。
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