JP2004053221A - 操作装置およびその取り付けベース - Google Patents
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Abstract
【課題】操作用の表示や、テレビジョン画像を見やすくする。
【解決手段】第1発明では、操作装置の本体部5は、取り付けベース6を介して壁面1に取り付けられる。取り付けベース6は、壁面1を貫通する部材4の一部とスライド自在に係合する長孔6bを有しており、貫通部材4に対して取り付け位置が変更可能である。第2の発明では、本体部10とテレビジョン受像部11とが別体で、取り付けベース12に対して本体部10等の装着位置を入れ替えることが可能である。第3の発明では、取り付けベース23が貫通部材4に対して上下向きが変更可能で、本体部21とテレビジョン受像部22との位置が入れ替え可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】第1発明では、操作装置の本体部5は、取り付けベース6を介して壁面1に取り付けられる。取り付けベース6は、壁面1を貫通する部材4の一部とスライド自在に係合する長孔6bを有しており、貫通部材4に対して取り付け位置が変更可能である。第2の発明では、本体部10とテレビジョン受像部11とが別体で、取り付けベース12に対して本体部10等の装着位置を入れ替えることが可能である。第3の発明では、取り付けベース23が貫通部材4に対して上下向きが変更可能で、本体部21とテレビジョン受像部22との位置が入れ替え可能である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、浴室の壁面に取り付けられる遠隔操作装置のような操作装置と、その取り付けベースとに関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室の壁面には、給湯装置を離れた場所から操作して浴槽内の湯水の温度や水位などを制御するために、リモコンと略称される遠隔操作装置が取り付けられる。この遠隔操作装置は、ケース内に基板などの各種電子部品が内蔵され、ケースの前面部には、操作ボタン等からなる操作部と、動作状態や設定状態などを表示する表示部とが設けられている。
【0003】
従来、この遠隔操作装置を壁面に取り付ける場合、まず、壁面に信号線等のコードを通すための挿通孔が穿設され、この挿通孔には、前記のコードがステーパイプに通した状態で挿通される。
【0004】
浴室内では、前記のステーパイプの突出端部が遠隔操作装置のケースの背面部に取り付けられるとともに、コードは、ステーパイプから遠隔操作装置のケース内部に引き込まれて、基板の入出力部等の所要部と接続される。
【0005】
このようにステーパイプが取り付けられた遠隔操作装置は、ステーパイプが壁面外へ引っ張られた状態で固定されることにより、背面が浴室の壁面に密着した状態で取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の遠隔操作装置は、制御対象である給湯装置を換装したような場合、機能性を高めた新規のものに取り換えられることが多い。機能性を高めた遠隔操作装置の中には、テレビジョン画像を映し出すテレビジョン受像部が組み込まれたものがある。
【0007】
しかしながら、従来の遠隔操作装置は、テレビジョン画像を映し出すことを予定していなかったので、比較的高い位置に取り付けられるのが普通であった。この高い位置に、前記のテレビジョン機能付きの遠隔操作装置が取り付けられると、テレビジョン画像は高い位置で映し出される。使用者は、通常、浴槽に浸かった姿勢でテレビジョン画像を鑑賞するから、テレビジョン画像を下から見上げることになって、画像が見にくい。
【0008】
また、遠隔操作装置において動作状態を示す本来の表示についても、その表示位置が高い、あるいは左右一方に寄りすぎている等、最適の位置になくて、表示が見にくい場合もある。
【0009】
一方、浴室の壁面には、コードとステーパイプとを通すための挿通孔が既に開設されており、この孔の位置は変わらないから、この挿通孔から大きく外れた位置に遠隔操作装置を取り付けることは、コード配線の見栄えが悪く、施工も煩雑である。
【0010】
本発明は、浴室内のリモコンのような操作装置について、その壁面への取り付け位置が変更できるようにして、テレビジョン画像や、操作装置の表示を見やすくすることを主たる課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を達成するために、本件の第1発明は、コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、この取り付けベースの前面側に装着される本体部とを備え、前記取り付けベースには、その壁面への取り付け位置が壁面に沿って変位しうるよう、前記貫通部材の一部とスライド自在に係合する長孔が形成されている操作装置を構成している。
【0012】
上記の構成によれば、操作装置の本体部は、取り付けベースを介して、壁面に取り付けられる。この場合、コードの挿通孔を貫通する貫通部材に対して、取り付けベースの長孔部分をスライドさせることで、取り付けベースの取り付け位置は、長孔の長さ方向に変位し、これに伴って、操作装置の本体部の位置も変わる。これで本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0013】
実施形態では、前記の長孔として、横方向の直線状の長孔を示しているが、長孔の方向や形状はこれに限定されるものではなく、T字形やL字形の長孔のように2方向の長孔部が結合したものであってもよいし、直線状もしくは屈曲した形状の長孔が複数本あってもよい。
【0014】
操作装置の本体部は、前面側に操作ボタン等の操作部と、動作状態や設定状態などを表示する表示部とが設けられているものであればよいが、テレビジョン画像を映し出すテレビジョン受像部が組み込まれていてもよい。本体部にテレビジョン受像部が組み込まれている場合、この本体部の取り付け位置を、取り付けベースともども調整することで、テレビジョン画像を見やすくすることができる。
【0015】
次に、本件の第2発明は、操作装置の本体部と、テレビジョン受像部とを別体に構成して、これらが取り付けベースを介して壁面に取り付けられるようにしたもので、すなわち、コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、この取り付けベースの前面側に互いに並列した状態で装着される本体部と、テレビジョン受像部とを備え、前記本体部と前記テレビジョン受像部とは、前記取り付けベースに対して装着位置が入れ替え可能である操作装置を構成している。
【0016】
上記の構成のうち、本体部とテレビジョン受像部とは、上下互いに並列した状態で取り付けベースに装着されるものであってもよいし、左右に並列した状態で装着されるものであってもよい。
【0017】
この第2発明では、本体部とテレビジョン受像部との装着位置を上下、もしくは左右に入れ替えることで、テレビジョン画像もしくは本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0018】
本件の第3発明は、コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、この取り付けベースの前面側にそれぞれ設けられる本体部と、テレビジョン受像部とを備え、前記取り付けベースは、壁面に対する上下取り付け向きを変更しうるよう、前記貫通部材に回転可能に設けられ、前記本体部と前記テレビジョン受像部との少なくとも一方が、前記取り付けベースに対して上下いずれの向きでも着脱可能である操作装置を構成している。
【0019】
この第3発明の構成のうち、本体部とテレビジョン受像部とが取り付けベースとは別体に構成されて、両者がそれぞれ取り付けベースに対して上下いずれの向きでも装着可能であってもよいし、本体部とテレビジョン受像部とのいずれか一方、例えば本体部が取り付けベースとは別体で、この本体部が取り付けベースに対して上下いずれの向きでも装着可能であってもよい。本体部とテレビジョン受像部とのいずれか一方が取り付けベースとは別体である場合、他方は取り付けベースに組み込まれる。
【0020】
第3発明の操作装置では、取り付けベースを貫通部材を中心に180度回転させることで、取り付けベースの上下向きが変わり、本体部およびテレビジョン受像部の位置が入れ替わる。この場合、本体部では操作部や、表示部の表示が上下逆向きになり、テレビジョン受像部では、テレビジョン画像が上下逆向きになるが、これらの部分が取り付けベースに対して着脱が可能であれば、取り付けベースから取り外して、その上下向きを直した上で取り付けベースに装着すればよい。
【0021】
テレビジョン受像部が、スイッチ操作等により表示を上下に反転しうるものである場合は、取り付けベースへの着脱による上下向きの手直しは不要であり、取り付けベースに一体に組み込めばよい。
【0022】
この第3発明では、取り付けベースの上下向きの変更と、この取り付けベースに対する本体部やテレビジョン受像部の着脱による上下向きの手直しとにより、テレビジョン画像もしくは本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0023】
前記の第1ないし第3の各発明の操作装置は、取り付けベースを含む構成となっているが、この取り付けベースは、操作装置を取り付けるための別の部材として構成することができる。この取り付けベースの前面側には、テレビジョン受像部を組み込まれた操作装置の本体部が装着される場合があるし、本体部とは別体に構成されたテレビジョン受像部が本体部とともに装着される場合がある。また、本体部およびテレビジョン受像部のいずれか一方が着脱自在に装着される場合もある。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1ないし図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は第1実施形態に係る操作装置の分解斜視図で、ここでは、浴室内の壁面に取り付けられる遠隔操作装置を例示している。図2は、図1の装置の一部である取り付けベースの正面図、図3は、図1の装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図、図4は、図1の装置の取り付け位置を示す正面図である。
【0025】
図1において、符号1は、本実施形態の操作装置が取り付けられる壁面を示し、この壁面1には、電源線やテレビジョン信号用の同軸ケーブルを含むコード2を挿通するための挿通孔3が開設されている。前記の電源線では、この実施形態の操作装置とその制御対象である被制御装置との通信における信号(以後、これを制御信号と呼ぶ)が電源電圧に重畳される。挿通孔3には、貫通部材として前記コード2を通すステーパイプ4が貫通して設けられる。
【0026】
本実施形態の操作装置は、本体部5と、取り付けベース6とを備えている。本体部5は、図示しないが内部に基板などの各種電子部品が設けられたもので、前面部には、操作部を構成する各種の操作ボタン5a,5a…と、制御対象である給湯装置等の動作状態や設定状態などを表示する表示部5bとが設けられている。また、この本体部5には、テレビジョン画像を映し出すテレビジョン受像部7が組み込まれている。符号7aはテレビジョン画面、7bはテレビジョン受像用の操作ボタンである。
【0027】
取り付けベース6は、図2および図3にも示すように、本体部5の周囲形状に対応する矩形のフレーム6Fからなり、前面の周囲部分にはパッキン8が介装されるとともに、中央部には、中空ボルト状の結合体9が挿通される結合孔6aが設けられている。結合体9は、取り付けベース6の背面側から前記の結合孔6aに挿通されて、本体部5の背面部に螺合される。この結合体9の螺合により、取り付けベース6と本体部5とが結合される。
【0028】
前記フレーム6Fの背面側上部には、横方向の長孔6bが形成されている。この長孔6bは、ステーパイプ4を挿通させるが、ステーパイプ4先端のフランジ4aとは横方向スライド自在に係合するものである。この係合により、フレーム6Fは、ステーパイプ4に対して抜け止めされた状態で、ステーパイプ4に対して長孔6bの長さの範囲内で横方向変位が許容される。フレーム6Fは、ステーパイプ4が壁面1の外方に引っ張られた状態で固定されることにより、壁面1に密着した状態で取り付けられる。
【0029】
なお、ステーパイプ4のフランジ4aは、円形の周縁部分のうち、直径方向に対向する2部分が直線状に切り取られた形状で、この直線状の部分が、長孔6bの両側にあるガイド6cに接することで、フレーム6F全体の向きが規制されるようになっている。
【0030】
ステーパイプ4に通されたコード2は、フランジ4a側の開口からフレーム6F内に引き込まれ、結合体9の中空内部を通じて、本体部5内に導入される。
【0031】
上記の構成において、取り付けベース6と本体部5とは、結合体9により結合される。本体部5に結合された取り付けベース6は、ステーパイプ4により壁面1側に引き寄せられて、壁面1に密着した状態で固定される。
【0032】
この場合、取り付けベース6はその長孔6bの範囲内で、すなわち図4に実線で示す位置から鎖線で示す位置まで、ステーパイプ4に対してスライドさせることができ、このスライドにより、取り付けベース6の取り付け位置が長孔6bの長さ方向に変位し、これに伴って、本体部5の位置も変わる。これでテレビジョン画像もしくは本体部5の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0033】
なお、上記の図示例では、取り付けベース6の上半部に横方向直線状の長孔6bを設けているが、長孔6bの方向や形状、形成位置はこれに限定されるものではなく、T字形やL字形の長孔のように2方向の長孔部が結合したものであってもよいし、緩やかに湾曲する長孔であってもよい。また、前記のような長孔を複数本設けてもよい。長孔が複数本ある場合は、いずれか1本の長孔を選択してそれにステーパイプ4を通せばよい。
【0034】
また、本体部5と取り付けベース6とは、中空ボルト状の結合体9で結合するほか、ねじで結合してもよいし、本体部5と取り付けベース6とにそれぞれ弾力的に嵌合する部分を形成して、これらの嵌合部の嵌合により、結合されるようにしてもよい。
【0035】
図示の本体部5では、下側に操作用の表示部5bや操作ボタン5aが配置され、上部にテレビジョン受像部7が設けられているが、本体部5の左右一方側に操作用の表示部5bや操作ボタン5aが、他方側にテレビジョン受像部7が設けられる配置としてもよい。
【0036】
〔第2実施形態〕
図5ないし図9は、本発明の第2実施形態を示すもので、図5は第2実施形態に係る操作装置の分解斜視図、図6は、図5の装置の一部である取り付けベースの正面図、図7は、図5の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図、図8は、図5の装置の取り付け状態を変えた場合の正面図、図9は、本体部と取り付けベースとの結合部の他の例を示す一部破断の断面図である。
【0037】
この第2実施形態の操作装置は、浴室内の壁面に取り付けられる遠隔操作装置であって、図5に示すように、壁面1には、電源線やテレビジョン信号用の同軸ケーブルを含むコード2を挿通するための挿通孔3が開設され、この挿通孔3には、貫通部材として前記コードを通すステーパイプ4が貫通して設けられる。
【0038】
この実施形態の操作装置は、図5ないし図7に示すように、本体部10と、テレビジョン受像部11と、取り付けベース12とを備えている。本体部10は操作専用の部分で、前面部には、操作部を構成する各種の操作ボタン10aと、制御対象である給湯装置等の動作状態や設定状態などを表示する表示部10bとが設けられている。テレビジョン受像部11は、前面のテレビジョン画面11aにテレビジョン画像を映し出すもので、テレビジョン画像用の操作ボタン11bを有している。
【0039】
本体部10とテレビジョン受像部11とは、ともに横長の箱形で同じ大きさに成形されている。本体部10とテレビジョン受像部11とには、それぞれ取り付けベース12への装着用のねじ13を通すためのねじ貫通孔14が設けられている。
【0040】
取り付けベース12は、前面に本体部10とテレビジョン受像部11とが互いに上下に並列した状態で装着されるよう、上下に並列した本体部10とテレビジョン受像部11との周囲形状に対応する矩形のフレーム12Fからなる。このフレーム12Fの背面部中央には、ステーパイプ4がそのフランジ4aにより抜け止めされた状態で挿通されている。フレーム12Fの前面部には、周囲にパッキン15が介装されるとともに、装着用ねじ13のねじ孔16を設けることで、本体部10とテレビジョン受像部11とを上下に並列した状態で装着するための装着部12a,12bが形成されている。これらの装着部12a,12bは、本体部10とテレビジョン受像部11とが同形同大であることに対応して、上下同一のものであり、したがって、各装着部12a,12bには、本体部10とテレビジョン受像部11のいずれも装着しうる。
【0041】
フレーム12Fの内側部分には、本体部10やテレビジョン受像部11との電気的接続を図るために、2種のコネクタ17L,17Rが設けられている。図示の場合、上下各装着部12a,12bにおいて左側に設けられているのがテレビジョン信号用のコネクタ17Lであり、右側のものが、制御信号が重畳される電源線に対応するコネクタ17Rである。これらのコネクタ17L,17Rには、ステーパイプ4から引き出されたコード2が、テレビジョン信号の同軸ケーブルと電源線とに分けられてそれぞれが接続される。
【0042】
これらフレーム12F側のコネクタ17L,17Rに対応して、本体部10およびテレビジョン受像部11のそれぞれの背面部には、コネクタ18L,18Rが設けられている。すなわち、テレビジョン受像部11では、左側にテレビジョン用のコネクタ18L、右側に電源用のコネクタ18Rがあり、本体部10では右側に電源および制御信号用のコネクタ18Rがある。これらのコネクタ18L,18Rは、本体部10やテレビジョン受像部11を、取り付けベース前面12の各装着部12a,12bに当て付けた場合、フレーム12F側の対応するコネクタ17L,17Rに嵌合し、電気的に接続する。
【0043】
上記の構成において、取り付けベース12は、ステーパイプ4により壁面1側に引き寄せられて、壁面1に密着した状態で固定される。この取り付けベース12の前面部には、本体部10とテレビジョン受像部11とが上下互いに並列した状態で当て付けられて、装着用ねじ13により、取り付けベース12に装着される。装着された本体部10とテレビジョン受像部11とにおいては、それぞれの背面側にあるコネクタ18L,18Rが、取り付けベース12側の対応するコネクタ17L,17Rと嵌合するから、それぞれコード2に含まれる電源線や同軸ケーブルに接続される。
【0044】
図5に図示する装着状態では、テレビジョン受像部11が本体部10の上位に位置するが、テレビジョン画像をより低い位置で見たい場合は、図8に示すように、テレビジョン受像部11と本体部10との装着位置を上下入れ替えて、テレビジョン受像部11を本体部10の下側に位置させればよい。
【0045】
なお、上記の説明では、本体部10やテレビジョン受像部11はねじ13で取り付けベース12に装着されるが、取り付けベース12への装着の仕方は、これに限定されるものではなく、例えば、本体部10およびテレビジョン受像部11の外形部分や、取り付けベース12を構成する樹脂の弾力を利用して、着脱が行えるようにしてもよい。
【0046】
その一例を図9に示す。図9のものでは、本体部10やテレビジョン受像部11の背面部に係合爪19が形成される一方、取り付けベース12のフレーム12Fに係合受け部20が形成されており、これら係合爪19と係合受け部20との係合により、本体部10やテレビジョン受像部11が取り付けベース12に装着される。本体部10やテレビジョン受像部11を取り付けベース12から取り外す場合は、係合受け部20の突出部分を外側から押圧すればよい。
【0047】
また、前記の構成では、本体部10とテレビジョン受像部11とは、上下互いに並列した状態で取り付けベース12に装着されるが、左右に並列した状態で装着されるものであってもよい。本体部10とテレビジョン受像部11とが左右互いに並列した状態で取り付けベース12に装着される場合は、その装着位置を左右入れ替えることで、テレビジョン受像部11等の位置を横方向に変位させることができる。
【0048】
さらに、図示の例では、コネクタにより電気的な接続を図るようにしているが、コネクタを用いずに、ステーパイプ4から引き出したコード2を長さに余裕がある状態で2つに分け、それぞれを本体部10やテレビジョン受像部11の内部に直接導入して接続するようにしてもよい。
【0049】
〔第3実施形態〕
図10ないし図13は、本発明の第3実施形態を示すもので、図10は第3実施形態に係る操作装置の分解斜視図、図11は、図10の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図である。図12は、図10の装置の変形例を示す分解斜視図、図13は、図11の変形例に係る装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図である。
【0050】
この第3実施形態の操作装置は、浴室内の壁面に取り付けられる遠隔操作装置であって、図10に示すように、壁面1には、電源線やテレビジョン信号用の同軸ケーブルを含むコード2を挿通するための挿通孔3が開設され、この挿通孔3には、貫通部材として前記コードを通すステーパイプ4が貫通して設けられる。
【0051】
この実施形態の操作装置は、図10および図11に示すように、本体部21と、テレビジョン受像部22と、取り付けベース23とを備えている。
【0052】
本体部21は操作専用の部分で、前面部には、操作部を構成する各種の操作ボタン21aと、表示部21bとが設けられている。テレビジョン受像部22は、前面のテレビジョン画面22aにテレビジョン画像を映し出すもので、テレビジョン画像用の操作ボタン22bを有している。
【0053】
取り付けベース23は、前面部が開放された箱形のフレーム23Fからなる。このフレーム23Fの前面開放部には、本体部21が嵌め込みにより装着される本体部21用の装着部23aと、テレビジョン受像部22が嵌め込みにより装着されるテレビジョン受像部22用の装着部23bとが形成されている。これらの装着部23a,23bはいずれも、本体部21やテレビジョン受像部22が上下装着向きを変えて装着しうるよう、上下対称の形状になっている。フレーム23Fの背面部中央には、ステーパイプ4がそのフランジ4aにより抜け止めされた状態で挿通されており、フレーム23Fは、壁面1に対する上下取り付け向きを変更しうるよう、ステーパイプ4に回転可能に設けられている。
【0054】
ステーパイプ4から引き出されたコード2は、電源線とテレビジョン信号用の同軸ケーブルとからなるが、電源線のみからなる組と、電源線および同軸ケーブルからなる組とに分けられて、それぞれ長さに余裕がある状態で、本体部21とテレビジョン受像部22との各内部に直接導入して接続されている。なお、前記電源線は通信線を兼ねるもので、その電源電圧には、本体部21とその制御対象である被制御装置との通信における信号(制御信号)が重畳される。
【0055】
上記の構成において、取り付けベース23は、ステーパイプ4により壁面1側に引き寄せられて、壁面1に密着した状態で固定される。この取り付けベース23の前面側にある装着部23a,23bには、本体部21とテレビジョン受像部22とがそれぞれ嵌め込みにより装着される。
【0056】
取り付けベース23に本体部21とテレビジョン受像部22とが、図10に図示する状態に装着されている場合は、テレビジョン受像部22が本体部21の上位に位置するが、テレビジョン画像をより低い位置で見たい場合は、まず、取り付けベース23をステーパイプ4を中心に180度回転させればよい。これで、取り付けベース23の上下向きが変わり、本体部21およびテレビジョン受像部22の位置が上下入れ替わる。
【0057】
この場合、本体部21では操作部や、表示部21bの表示が上下逆向きになり、テレビジョン受像部22でも、テレビジョン画像が上下逆向きになる。
【0058】
そこで、次には、図11に示すように、取り付けベース23の各装着部23a,23bから本体部21とテレビジョン受像部22とを取り外した上で、それぞれ180度回転させて適正な上下向きとし、その向きで対応する装着部23a,23bに嵌め込めばよい。これで、本体部21およびテレビジョン受像部22の上下向きが修正されたことになり、本体部21の表示やテレビジョン受像部22の画像は正常に視認しうるようになる。
【0059】
ところで、一般にテレビジョン受像機では、内部の信号処理を切り換えることで、画像表示を上下反転させることは可能である。上記第3実施形態に係る操作装置のテレビジョン受像部22が、ボタン操作等により画像表示を上下に反転しうるように構成されている場合は、取り付けベース23への着脱による上下向きの手直しは不要となる。
【0060】
図12および図13は、第3実施形態の変形例として、上記のような、画像表示を上下に反転しうるテレビジョン受像部を採用した例を示している。
【0061】
この変形例では、テレビジョン受像部22は、前面にある表示反転用のボタン22cの操作により画像表示が上下に反転する。このテレビジョン受像部22は、取り付けベース23の上下向きが変わっても、取り付けベース23への着脱により上下向きの手直しをする必要がないので、取り付けベース23に一体に組み込まれている。本体部21については、取り付けベース23への着脱により上下向きの手直しをする必要があるので、取り付けベース23の対応する装着部23bに対して着脱できるようになっている。
【0062】
なお、タッチパネルのように表示部と操作部とを兼ねる部品は、内部の信号処理を切り換えることで、表示を上下反転させることは可能である。本体部21がこのタッチパネルのような部品を備えたものである場合は、前記のテレビジョン受像部22と同様、取り付けベース23への着脱により上下向きの手直しは不要となる。このような表示を上下反転させることができる本体部は、取り付けベース23に一体に組み込めばよい。
【0063】
また、本体部21が、前記のタッチパネルのような部品を有しない場合でも、これを取り付けベース23に一体に組み込んでもよい。この本体部21では、取り付けベース23とともに180度の回転で上下逆さまになった際、操作ボタン等の機能を示す文字も上下逆さまになるが、その上下逆さまになった文字の上に、別に用意した反転時専用のラベルを貼付すればよい。このラベルは、操作装置の出荷時に製品に同梱される。
【0064】
上記の第3実施形態およびその変形例では、取り付けベース23として箱形のものを用い、本体部21とテレビジョン受像部22とは、この取り付けベース23に嵌め込みにより装着される構成としたが、取り付けベース23の形状や、本体部21等の装着構造はこれに限定されるものではなく、取り付けベース23を扁平なフレームで構成し、この扁平なフレームにねじにより本体部21やテレビジョン受像部22を装着するようにしてもよい。
【0065】
また、図示のものでは、コード2を本体部21およびテレビジョン受像部22の各内部に直接導入して接続したが、コネクタにより電気的接続を図るようにしてもよい。
【0066】
〔その他の実施形態〕
第1実施形態において、本体部5にはテレビジョン受像部7が組み込まれているが、第2実施形態や第3実施形態のように、操作専用の本体部と、テレビジョン受像部とに分離し、両者を上下に並列する状態で取り付けベース6に装着するようにしてもよい。この構成では、取り付けベース6の横位置が変わる上に、取り付けベース6に対する本体部とテレビジョン受像部との装着位置を上下入れ替え可能となるから、テレビジョン受像部等の位置調整が広い範囲で行える。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、取り付けベースを介して操作装置の本体部やテレビジョン受像部を壁面に取り付けるようにしたもので、第1発明では、ステーパイプのような貫通部材に対して、取り付けベースの取り付け位置を変えることができ、本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0068】
第2の発明では、操作装置の本体部とテレビジョン受像部とが別体で、取り付けベースに対して本体部等の装着位置を入れ替えることで、テレビジョン画像もしくは操作用の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0069】
第3の発明では、取り付けベースが貫通部材に対して上下向きが変更可能で、取り付けベースの上下向きを変えることで、本体部とテレビジョン受像部との位置を入れ替えて、テレビジョン画像もしくは操作用の表示を見やすい所に位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る操作装置の分解斜視図。
【図2】図1の装置の一部である取り付けベースの正面図。
【図3】図1の装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図。
【図4】図1の装置の取り付け位置を示す正面図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る操作装置の分解斜視図。
【図6】図5の装置の一部である取り付けベースの正面図。
【図7】図5の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図。
【図8】図5の装置の取り付け状態を変えた場合の正面図。
【図9】本体部と取り付けベースとの結合部の他の例を示す一部破断の断面図。
【図10】本発明の第3実施形態に係る操作装置の分解斜視図。
【図11】図10の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図。
【図12】図10の装置の変形例を示す分解斜視図。
【図13】図11の変形例に係る装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 壁面
2 コード
3 挿通孔
4 ステーパイプ(貫通部材)
5 本体部
6 取り付けベース
6b 長孔
7 テレビジョン受像部
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、浴室の壁面に取り付けられる遠隔操作装置のような操作装置と、その取り付けベースとに関する。
【0002】
【従来の技術】
浴室の壁面には、給湯装置を離れた場所から操作して浴槽内の湯水の温度や水位などを制御するために、リモコンと略称される遠隔操作装置が取り付けられる。この遠隔操作装置は、ケース内に基板などの各種電子部品が内蔵され、ケースの前面部には、操作ボタン等からなる操作部と、動作状態や設定状態などを表示する表示部とが設けられている。
【0003】
従来、この遠隔操作装置を壁面に取り付ける場合、まず、壁面に信号線等のコードを通すための挿通孔が穿設され、この挿通孔には、前記のコードがステーパイプに通した状態で挿通される。
【0004】
浴室内では、前記のステーパイプの突出端部が遠隔操作装置のケースの背面部に取り付けられるとともに、コードは、ステーパイプから遠隔操作装置のケース内部に引き込まれて、基板の入出力部等の所要部と接続される。
【0005】
このようにステーパイプが取り付けられた遠隔操作装置は、ステーパイプが壁面外へ引っ張られた状態で固定されることにより、背面が浴室の壁面に密着した状態で取り付けられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の遠隔操作装置は、制御対象である給湯装置を換装したような場合、機能性を高めた新規のものに取り換えられることが多い。機能性を高めた遠隔操作装置の中には、テレビジョン画像を映し出すテレビジョン受像部が組み込まれたものがある。
【0007】
しかしながら、従来の遠隔操作装置は、テレビジョン画像を映し出すことを予定していなかったので、比較的高い位置に取り付けられるのが普通であった。この高い位置に、前記のテレビジョン機能付きの遠隔操作装置が取り付けられると、テレビジョン画像は高い位置で映し出される。使用者は、通常、浴槽に浸かった姿勢でテレビジョン画像を鑑賞するから、テレビジョン画像を下から見上げることになって、画像が見にくい。
【0008】
また、遠隔操作装置において動作状態を示す本来の表示についても、その表示位置が高い、あるいは左右一方に寄りすぎている等、最適の位置になくて、表示が見にくい場合もある。
【0009】
一方、浴室の壁面には、コードとステーパイプとを通すための挿通孔が既に開設されており、この孔の位置は変わらないから、この挿通孔から大きく外れた位置に遠隔操作装置を取り付けることは、コード配線の見栄えが悪く、施工も煩雑である。
【0010】
本発明は、浴室内のリモコンのような操作装置について、その壁面への取り付け位置が変更できるようにして、テレビジョン画像や、操作装置の表示を見やすくすることを主たる課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を達成するために、本件の第1発明は、コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、この取り付けベースの前面側に装着される本体部とを備え、前記取り付けベースには、その壁面への取り付け位置が壁面に沿って変位しうるよう、前記貫通部材の一部とスライド自在に係合する長孔が形成されている操作装置を構成している。
【0012】
上記の構成によれば、操作装置の本体部は、取り付けベースを介して、壁面に取り付けられる。この場合、コードの挿通孔を貫通する貫通部材に対して、取り付けベースの長孔部分をスライドさせることで、取り付けベースの取り付け位置は、長孔の長さ方向に変位し、これに伴って、操作装置の本体部の位置も変わる。これで本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0013】
実施形態では、前記の長孔として、横方向の直線状の長孔を示しているが、長孔の方向や形状はこれに限定されるものではなく、T字形やL字形の長孔のように2方向の長孔部が結合したものであってもよいし、直線状もしくは屈曲した形状の長孔が複数本あってもよい。
【0014】
操作装置の本体部は、前面側に操作ボタン等の操作部と、動作状態や設定状態などを表示する表示部とが設けられているものであればよいが、テレビジョン画像を映し出すテレビジョン受像部が組み込まれていてもよい。本体部にテレビジョン受像部が組み込まれている場合、この本体部の取り付け位置を、取り付けベースともども調整することで、テレビジョン画像を見やすくすることができる。
【0015】
次に、本件の第2発明は、操作装置の本体部と、テレビジョン受像部とを別体に構成して、これらが取り付けベースを介して壁面に取り付けられるようにしたもので、すなわち、コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、この取り付けベースの前面側に互いに並列した状態で装着される本体部と、テレビジョン受像部とを備え、前記本体部と前記テレビジョン受像部とは、前記取り付けベースに対して装着位置が入れ替え可能である操作装置を構成している。
【0016】
上記の構成のうち、本体部とテレビジョン受像部とは、上下互いに並列した状態で取り付けベースに装着されるものであってもよいし、左右に並列した状態で装着されるものであってもよい。
【0017】
この第2発明では、本体部とテレビジョン受像部との装着位置を上下、もしくは左右に入れ替えることで、テレビジョン画像もしくは本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0018】
本件の第3発明は、コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、この取り付けベースの前面側にそれぞれ設けられる本体部と、テレビジョン受像部とを備え、前記取り付けベースは、壁面に対する上下取り付け向きを変更しうるよう、前記貫通部材に回転可能に設けられ、前記本体部と前記テレビジョン受像部との少なくとも一方が、前記取り付けベースに対して上下いずれの向きでも着脱可能である操作装置を構成している。
【0019】
この第3発明の構成のうち、本体部とテレビジョン受像部とが取り付けベースとは別体に構成されて、両者がそれぞれ取り付けベースに対して上下いずれの向きでも装着可能であってもよいし、本体部とテレビジョン受像部とのいずれか一方、例えば本体部が取り付けベースとは別体で、この本体部が取り付けベースに対して上下いずれの向きでも装着可能であってもよい。本体部とテレビジョン受像部とのいずれか一方が取り付けベースとは別体である場合、他方は取り付けベースに組み込まれる。
【0020】
第3発明の操作装置では、取り付けベースを貫通部材を中心に180度回転させることで、取り付けベースの上下向きが変わり、本体部およびテレビジョン受像部の位置が入れ替わる。この場合、本体部では操作部や、表示部の表示が上下逆向きになり、テレビジョン受像部では、テレビジョン画像が上下逆向きになるが、これらの部分が取り付けベースに対して着脱が可能であれば、取り付けベースから取り外して、その上下向きを直した上で取り付けベースに装着すればよい。
【0021】
テレビジョン受像部が、スイッチ操作等により表示を上下に反転しうるものである場合は、取り付けベースへの着脱による上下向きの手直しは不要であり、取り付けベースに一体に組み込めばよい。
【0022】
この第3発明では、取り付けベースの上下向きの変更と、この取り付けベースに対する本体部やテレビジョン受像部の着脱による上下向きの手直しとにより、テレビジョン画像もしくは本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0023】
前記の第1ないし第3の各発明の操作装置は、取り付けベースを含む構成となっているが、この取り付けベースは、操作装置を取り付けるための別の部材として構成することができる。この取り付けベースの前面側には、テレビジョン受像部を組み込まれた操作装置の本体部が装着される場合があるし、本体部とは別体に構成されたテレビジョン受像部が本体部とともに装着される場合がある。また、本体部およびテレビジョン受像部のいずれか一方が着脱自在に装着される場合もある。
【0024】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1ないし図4は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1は第1実施形態に係る操作装置の分解斜視図で、ここでは、浴室内の壁面に取り付けられる遠隔操作装置を例示している。図2は、図1の装置の一部である取り付けベースの正面図、図3は、図1の装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図、図4は、図1の装置の取り付け位置を示す正面図である。
【0025】
図1において、符号1は、本実施形態の操作装置が取り付けられる壁面を示し、この壁面1には、電源線やテレビジョン信号用の同軸ケーブルを含むコード2を挿通するための挿通孔3が開設されている。前記の電源線では、この実施形態の操作装置とその制御対象である被制御装置との通信における信号(以後、これを制御信号と呼ぶ)が電源電圧に重畳される。挿通孔3には、貫通部材として前記コード2を通すステーパイプ4が貫通して設けられる。
【0026】
本実施形態の操作装置は、本体部5と、取り付けベース6とを備えている。本体部5は、図示しないが内部に基板などの各種電子部品が設けられたもので、前面部には、操作部を構成する各種の操作ボタン5a,5a…と、制御対象である給湯装置等の動作状態や設定状態などを表示する表示部5bとが設けられている。また、この本体部5には、テレビジョン画像を映し出すテレビジョン受像部7が組み込まれている。符号7aはテレビジョン画面、7bはテレビジョン受像用の操作ボタンである。
【0027】
取り付けベース6は、図2および図3にも示すように、本体部5の周囲形状に対応する矩形のフレーム6Fからなり、前面の周囲部分にはパッキン8が介装されるとともに、中央部には、中空ボルト状の結合体9が挿通される結合孔6aが設けられている。結合体9は、取り付けベース6の背面側から前記の結合孔6aに挿通されて、本体部5の背面部に螺合される。この結合体9の螺合により、取り付けベース6と本体部5とが結合される。
【0028】
前記フレーム6Fの背面側上部には、横方向の長孔6bが形成されている。この長孔6bは、ステーパイプ4を挿通させるが、ステーパイプ4先端のフランジ4aとは横方向スライド自在に係合するものである。この係合により、フレーム6Fは、ステーパイプ4に対して抜け止めされた状態で、ステーパイプ4に対して長孔6bの長さの範囲内で横方向変位が許容される。フレーム6Fは、ステーパイプ4が壁面1の外方に引っ張られた状態で固定されることにより、壁面1に密着した状態で取り付けられる。
【0029】
なお、ステーパイプ4のフランジ4aは、円形の周縁部分のうち、直径方向に対向する2部分が直線状に切り取られた形状で、この直線状の部分が、長孔6bの両側にあるガイド6cに接することで、フレーム6F全体の向きが規制されるようになっている。
【0030】
ステーパイプ4に通されたコード2は、フランジ4a側の開口からフレーム6F内に引き込まれ、結合体9の中空内部を通じて、本体部5内に導入される。
【0031】
上記の構成において、取り付けベース6と本体部5とは、結合体9により結合される。本体部5に結合された取り付けベース6は、ステーパイプ4により壁面1側に引き寄せられて、壁面1に密着した状態で固定される。
【0032】
この場合、取り付けベース6はその長孔6bの範囲内で、すなわち図4に実線で示す位置から鎖線で示す位置まで、ステーパイプ4に対してスライドさせることができ、このスライドにより、取り付けベース6の取り付け位置が長孔6bの長さ方向に変位し、これに伴って、本体部5の位置も変わる。これでテレビジョン画像もしくは本体部5の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0033】
なお、上記の図示例では、取り付けベース6の上半部に横方向直線状の長孔6bを設けているが、長孔6bの方向や形状、形成位置はこれに限定されるものではなく、T字形やL字形の長孔のように2方向の長孔部が結合したものであってもよいし、緩やかに湾曲する長孔であってもよい。また、前記のような長孔を複数本設けてもよい。長孔が複数本ある場合は、いずれか1本の長孔を選択してそれにステーパイプ4を通せばよい。
【0034】
また、本体部5と取り付けベース6とは、中空ボルト状の結合体9で結合するほか、ねじで結合してもよいし、本体部5と取り付けベース6とにそれぞれ弾力的に嵌合する部分を形成して、これらの嵌合部の嵌合により、結合されるようにしてもよい。
【0035】
図示の本体部5では、下側に操作用の表示部5bや操作ボタン5aが配置され、上部にテレビジョン受像部7が設けられているが、本体部5の左右一方側に操作用の表示部5bや操作ボタン5aが、他方側にテレビジョン受像部7が設けられる配置としてもよい。
【0036】
〔第2実施形態〕
図5ないし図9は、本発明の第2実施形態を示すもので、図5は第2実施形態に係る操作装置の分解斜視図、図6は、図5の装置の一部である取り付けベースの正面図、図7は、図5の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図、図8は、図5の装置の取り付け状態を変えた場合の正面図、図9は、本体部と取り付けベースとの結合部の他の例を示す一部破断の断面図である。
【0037】
この第2実施形態の操作装置は、浴室内の壁面に取り付けられる遠隔操作装置であって、図5に示すように、壁面1には、電源線やテレビジョン信号用の同軸ケーブルを含むコード2を挿通するための挿通孔3が開設され、この挿通孔3には、貫通部材として前記コードを通すステーパイプ4が貫通して設けられる。
【0038】
この実施形態の操作装置は、図5ないし図7に示すように、本体部10と、テレビジョン受像部11と、取り付けベース12とを備えている。本体部10は操作専用の部分で、前面部には、操作部を構成する各種の操作ボタン10aと、制御対象である給湯装置等の動作状態や設定状態などを表示する表示部10bとが設けられている。テレビジョン受像部11は、前面のテレビジョン画面11aにテレビジョン画像を映し出すもので、テレビジョン画像用の操作ボタン11bを有している。
【0039】
本体部10とテレビジョン受像部11とは、ともに横長の箱形で同じ大きさに成形されている。本体部10とテレビジョン受像部11とには、それぞれ取り付けベース12への装着用のねじ13を通すためのねじ貫通孔14が設けられている。
【0040】
取り付けベース12は、前面に本体部10とテレビジョン受像部11とが互いに上下に並列した状態で装着されるよう、上下に並列した本体部10とテレビジョン受像部11との周囲形状に対応する矩形のフレーム12Fからなる。このフレーム12Fの背面部中央には、ステーパイプ4がそのフランジ4aにより抜け止めされた状態で挿通されている。フレーム12Fの前面部には、周囲にパッキン15が介装されるとともに、装着用ねじ13のねじ孔16を設けることで、本体部10とテレビジョン受像部11とを上下に並列した状態で装着するための装着部12a,12bが形成されている。これらの装着部12a,12bは、本体部10とテレビジョン受像部11とが同形同大であることに対応して、上下同一のものであり、したがって、各装着部12a,12bには、本体部10とテレビジョン受像部11のいずれも装着しうる。
【0041】
フレーム12Fの内側部分には、本体部10やテレビジョン受像部11との電気的接続を図るために、2種のコネクタ17L,17Rが設けられている。図示の場合、上下各装着部12a,12bにおいて左側に設けられているのがテレビジョン信号用のコネクタ17Lであり、右側のものが、制御信号が重畳される電源線に対応するコネクタ17Rである。これらのコネクタ17L,17Rには、ステーパイプ4から引き出されたコード2が、テレビジョン信号の同軸ケーブルと電源線とに分けられてそれぞれが接続される。
【0042】
これらフレーム12F側のコネクタ17L,17Rに対応して、本体部10およびテレビジョン受像部11のそれぞれの背面部には、コネクタ18L,18Rが設けられている。すなわち、テレビジョン受像部11では、左側にテレビジョン用のコネクタ18L、右側に電源用のコネクタ18Rがあり、本体部10では右側に電源および制御信号用のコネクタ18Rがある。これらのコネクタ18L,18Rは、本体部10やテレビジョン受像部11を、取り付けベース前面12の各装着部12a,12bに当て付けた場合、フレーム12F側の対応するコネクタ17L,17Rに嵌合し、電気的に接続する。
【0043】
上記の構成において、取り付けベース12は、ステーパイプ4により壁面1側に引き寄せられて、壁面1に密着した状態で固定される。この取り付けベース12の前面部には、本体部10とテレビジョン受像部11とが上下互いに並列した状態で当て付けられて、装着用ねじ13により、取り付けベース12に装着される。装着された本体部10とテレビジョン受像部11とにおいては、それぞれの背面側にあるコネクタ18L,18Rが、取り付けベース12側の対応するコネクタ17L,17Rと嵌合するから、それぞれコード2に含まれる電源線や同軸ケーブルに接続される。
【0044】
図5に図示する装着状態では、テレビジョン受像部11が本体部10の上位に位置するが、テレビジョン画像をより低い位置で見たい場合は、図8に示すように、テレビジョン受像部11と本体部10との装着位置を上下入れ替えて、テレビジョン受像部11を本体部10の下側に位置させればよい。
【0045】
なお、上記の説明では、本体部10やテレビジョン受像部11はねじ13で取り付けベース12に装着されるが、取り付けベース12への装着の仕方は、これに限定されるものではなく、例えば、本体部10およびテレビジョン受像部11の外形部分や、取り付けベース12を構成する樹脂の弾力を利用して、着脱が行えるようにしてもよい。
【0046】
その一例を図9に示す。図9のものでは、本体部10やテレビジョン受像部11の背面部に係合爪19が形成される一方、取り付けベース12のフレーム12Fに係合受け部20が形成されており、これら係合爪19と係合受け部20との係合により、本体部10やテレビジョン受像部11が取り付けベース12に装着される。本体部10やテレビジョン受像部11を取り付けベース12から取り外す場合は、係合受け部20の突出部分を外側から押圧すればよい。
【0047】
また、前記の構成では、本体部10とテレビジョン受像部11とは、上下互いに並列した状態で取り付けベース12に装着されるが、左右に並列した状態で装着されるものであってもよい。本体部10とテレビジョン受像部11とが左右互いに並列した状態で取り付けベース12に装着される場合は、その装着位置を左右入れ替えることで、テレビジョン受像部11等の位置を横方向に変位させることができる。
【0048】
さらに、図示の例では、コネクタにより電気的な接続を図るようにしているが、コネクタを用いずに、ステーパイプ4から引き出したコード2を長さに余裕がある状態で2つに分け、それぞれを本体部10やテレビジョン受像部11の内部に直接導入して接続するようにしてもよい。
【0049】
〔第3実施形態〕
図10ないし図13は、本発明の第3実施形態を示すもので、図10は第3実施形態に係る操作装置の分解斜視図、図11は、図10の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図である。図12は、図10の装置の変形例を示す分解斜視図、図13は、図11の変形例に係る装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図である。
【0050】
この第3実施形態の操作装置は、浴室内の壁面に取り付けられる遠隔操作装置であって、図10に示すように、壁面1には、電源線やテレビジョン信号用の同軸ケーブルを含むコード2を挿通するための挿通孔3が開設され、この挿通孔3には、貫通部材として前記コードを通すステーパイプ4が貫通して設けられる。
【0051】
この実施形態の操作装置は、図10および図11に示すように、本体部21と、テレビジョン受像部22と、取り付けベース23とを備えている。
【0052】
本体部21は操作専用の部分で、前面部には、操作部を構成する各種の操作ボタン21aと、表示部21bとが設けられている。テレビジョン受像部22は、前面のテレビジョン画面22aにテレビジョン画像を映し出すもので、テレビジョン画像用の操作ボタン22bを有している。
【0053】
取り付けベース23は、前面部が開放された箱形のフレーム23Fからなる。このフレーム23Fの前面開放部には、本体部21が嵌め込みにより装着される本体部21用の装着部23aと、テレビジョン受像部22が嵌め込みにより装着されるテレビジョン受像部22用の装着部23bとが形成されている。これらの装着部23a,23bはいずれも、本体部21やテレビジョン受像部22が上下装着向きを変えて装着しうるよう、上下対称の形状になっている。フレーム23Fの背面部中央には、ステーパイプ4がそのフランジ4aにより抜け止めされた状態で挿通されており、フレーム23Fは、壁面1に対する上下取り付け向きを変更しうるよう、ステーパイプ4に回転可能に設けられている。
【0054】
ステーパイプ4から引き出されたコード2は、電源線とテレビジョン信号用の同軸ケーブルとからなるが、電源線のみからなる組と、電源線および同軸ケーブルからなる組とに分けられて、それぞれ長さに余裕がある状態で、本体部21とテレビジョン受像部22との各内部に直接導入して接続されている。なお、前記電源線は通信線を兼ねるもので、その電源電圧には、本体部21とその制御対象である被制御装置との通信における信号(制御信号)が重畳される。
【0055】
上記の構成において、取り付けベース23は、ステーパイプ4により壁面1側に引き寄せられて、壁面1に密着した状態で固定される。この取り付けベース23の前面側にある装着部23a,23bには、本体部21とテレビジョン受像部22とがそれぞれ嵌め込みにより装着される。
【0056】
取り付けベース23に本体部21とテレビジョン受像部22とが、図10に図示する状態に装着されている場合は、テレビジョン受像部22が本体部21の上位に位置するが、テレビジョン画像をより低い位置で見たい場合は、まず、取り付けベース23をステーパイプ4を中心に180度回転させればよい。これで、取り付けベース23の上下向きが変わり、本体部21およびテレビジョン受像部22の位置が上下入れ替わる。
【0057】
この場合、本体部21では操作部や、表示部21bの表示が上下逆向きになり、テレビジョン受像部22でも、テレビジョン画像が上下逆向きになる。
【0058】
そこで、次には、図11に示すように、取り付けベース23の各装着部23a,23bから本体部21とテレビジョン受像部22とを取り外した上で、それぞれ180度回転させて適正な上下向きとし、その向きで対応する装着部23a,23bに嵌め込めばよい。これで、本体部21およびテレビジョン受像部22の上下向きが修正されたことになり、本体部21の表示やテレビジョン受像部22の画像は正常に視認しうるようになる。
【0059】
ところで、一般にテレビジョン受像機では、内部の信号処理を切り換えることで、画像表示を上下反転させることは可能である。上記第3実施形態に係る操作装置のテレビジョン受像部22が、ボタン操作等により画像表示を上下に反転しうるように構成されている場合は、取り付けベース23への着脱による上下向きの手直しは不要となる。
【0060】
図12および図13は、第3実施形態の変形例として、上記のような、画像表示を上下に反転しうるテレビジョン受像部を採用した例を示している。
【0061】
この変形例では、テレビジョン受像部22は、前面にある表示反転用のボタン22cの操作により画像表示が上下に反転する。このテレビジョン受像部22は、取り付けベース23の上下向きが変わっても、取り付けベース23への着脱により上下向きの手直しをする必要がないので、取り付けベース23に一体に組み込まれている。本体部21については、取り付けベース23への着脱により上下向きの手直しをする必要があるので、取り付けベース23の対応する装着部23bに対して着脱できるようになっている。
【0062】
なお、タッチパネルのように表示部と操作部とを兼ねる部品は、内部の信号処理を切り換えることで、表示を上下反転させることは可能である。本体部21がこのタッチパネルのような部品を備えたものである場合は、前記のテレビジョン受像部22と同様、取り付けベース23への着脱により上下向きの手直しは不要となる。このような表示を上下反転させることができる本体部は、取り付けベース23に一体に組み込めばよい。
【0063】
また、本体部21が、前記のタッチパネルのような部品を有しない場合でも、これを取り付けベース23に一体に組み込んでもよい。この本体部21では、取り付けベース23とともに180度の回転で上下逆さまになった際、操作ボタン等の機能を示す文字も上下逆さまになるが、その上下逆さまになった文字の上に、別に用意した反転時専用のラベルを貼付すればよい。このラベルは、操作装置の出荷時に製品に同梱される。
【0064】
上記の第3実施形態およびその変形例では、取り付けベース23として箱形のものを用い、本体部21とテレビジョン受像部22とは、この取り付けベース23に嵌め込みにより装着される構成としたが、取り付けベース23の形状や、本体部21等の装着構造はこれに限定されるものではなく、取り付けベース23を扁平なフレームで構成し、この扁平なフレームにねじにより本体部21やテレビジョン受像部22を装着するようにしてもよい。
【0065】
また、図示のものでは、コード2を本体部21およびテレビジョン受像部22の各内部に直接導入して接続したが、コネクタにより電気的接続を図るようにしてもよい。
【0066】
〔その他の実施形態〕
第1実施形態において、本体部5にはテレビジョン受像部7が組み込まれているが、第2実施形態や第3実施形態のように、操作専用の本体部と、テレビジョン受像部とに分離し、両者を上下に並列する状態で取り付けベース6に装着するようにしてもよい。この構成では、取り付けベース6の横位置が変わる上に、取り付けベース6に対する本体部とテレビジョン受像部との装着位置を上下入れ替え可能となるから、テレビジョン受像部等の位置調整が広い範囲で行える。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、取り付けベースを介して操作装置の本体部やテレビジョン受像部を壁面に取り付けるようにしたもので、第1発明では、ステーパイプのような貫通部材に対して、取り付けベースの取り付け位置を変えることができ、本体部の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0068】
第2の発明では、操作装置の本体部とテレビジョン受像部とが別体で、取り付けベースに対して本体部等の装着位置を入れ替えることで、テレビジョン画像もしくは操作用の表示を見やすい所に位置させることができる。
【0069】
第3の発明では、取り付けベースが貫通部材に対して上下向きが変更可能で、取り付けベースの上下向きを変えることで、本体部とテレビジョン受像部との位置を入れ替えて、テレビジョン画像もしくは操作用の表示を見やすい所に位置させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る操作装置の分解斜視図。
【図2】図1の装置の一部である取り付けベースの正面図。
【図3】図1の装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図。
【図4】図1の装置の取り付け位置を示す正面図。
【図5】本発明の第2実施形態に係る操作装置の分解斜視図。
【図6】図5の装置の一部である取り付けベースの正面図。
【図7】図5の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図。
【図8】図5の装置の取り付け状態を変えた場合の正面図。
【図9】本体部と取り付けベースとの結合部の他の例を示す一部破断の断面図。
【図10】本発明の第3実施形態に係る操作装置の分解斜視図。
【図11】図10の装置の壁面への取り付け状態を示す断面図。
【図12】図10の装置の変形例を示す分解斜視図。
【図13】図11の変形例に係る装置の壁面への取り付け状態を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 壁面
2 コード
3 挿通孔
4 ステーパイプ(貫通部材)
5 本体部
6 取り付けベース
6b 長孔
7 テレビジョン受像部
Claims (8)
- コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、
この取り付けベースの前面側に装着される本体部とを備え、
前記取り付けベースには、その壁面への取り付け位置が壁面に沿って変位しうるよう、前記貫通部材の一部とスライド自在に係合する長孔が形成されていることを特徴とする操作装置。 - 請求項1に記載の操作装置において、
前記本体部には、テレビジョン受像部が組み込まれていることを特徴とする操作装置。 - コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、
この取り付けベースの前面側に互いに並列した状態で装着される本体部と、テレビジョン受像部とを備え、
前記本体部と前記テレビジョン受像部とは、前記取り付けベースに対して装着位置が入れ替え可能であることを特徴とする操作装置。 - コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースと、
この取り付けベースの前面側にそれぞれ設けられる本体部と、テレビジョン受像部とを備え、
前記取り付けベースは、壁面に対する上下取り付け向きを変更しうるよう、前記貫通部材に回転可能に設けられ、
前記本体部と前記テレビジョン受像部との少なくとも一方が、前記取り付けベースに対して上下いずれの向きでも着脱可能であることを特徴とする操作装置。 - 請求項4に記載の操作装置において、
前記取り付けベースには、テレビジョン画像を上下反転して表示しうるテレビジョン受像部が組み込まれていることを特徴とする操作装置。 - コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられ、前面側には操作装置の本体部が装着される取り付けベースであって、
前記操作装置の本体部に対応する周囲形状のフレームを備え、
前記フレームには、その壁面への取り付け位置が壁面に沿って変位しうるよう、前記貫通部材の一部とスライド自在に係合する長孔が形成されていることを特徴とする操作装置用取り付けベース。 - コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられる取り付けベースであって、
操作装置の本体部と、これに並列するテレビジョン受像部との両者に対応する周囲形状のフレームを備え、
このフレームの前面側には、前記本体部と、前記テレビジョン受像部とを各別に装着するための装着部が設けられていることを特徴とする操作装置用取り付けベース。 - コードの挿通孔が形成された壁面に、前記挿通孔を貫通する貫通部材を介して取り付けられ、その前面側には、操作装置の本体部と、テレビジョン受像部とが設けられる取り付けベースであって、
壁面に対する上下取り付け向きを変更しうるよう、前記貫通部材に回転可能に設けられるフレームを備え、
このフレームには、前記本体部と前記テレビジョン受像部との少なくとも一方が、上下いずれの向きでも着脱が可能な装着部が形成されていることを特徴とする操作装置用取り付けベース。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2002-07-24 JP JP2002215105A patent/JP2004053221A/ja active Pending
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