JP7023749B2 - 調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、調理器に関し、特に内釜を備え、内釜に蓋をして使用する調理器に関する。
一般に、内釜を備え、内釜に蓋をして使用する調理器として炊飯器がある。炊飯器の内蓋は、例えば特許文献1に開示された炊飯器のように、製品外郭を構成する外蓋に取り付けられている。
特開2008-206562号公報(2008年9月11日公開)
ところで、特許文献1に開示された炊飯器では、内釜に蓋をする内蓋が外蓋に取り付けられており、外蓋の開放に連動して内蓋が内釜を開放するようになっている。このとき、内蓋表面の結露水が内釜や内釜周囲に垂れるおそれがある。つまり、外蓋を開放したときに、内蓋表面の結露水が内釜や内釜周囲に垂れるという問題が生じる。
本発明の一態様は、外蓋を開放したときに、内蓋表面の結露水が内釜や内釜周囲に垂れない調理器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る調理器は、調理器本体と、上記調理器本体の開口部に蓋をする内蓋と、上記内蓋を覆うように上記調理器本体に着脱自在に設けられた外蓋と、を含み、上記内蓋は、上記外蓋を上記調理器本体から取り外したときに、当該調理器本体の開口部に蓋をした状態を維持するように形成されており、上記内蓋には、上記外蓋に形成された開口部から露出するつまみ部が設けられ、上記つまみ部には、上記調理器本体で発生した蒸気を抜くための蒸気口が形成されており、上記内蓋には、上記つまみ部に形成された蒸気口の蒸気の噴き出す方向とは逆向きに載置したときに、当該蒸気口から当該内蓋内面に付着した結露水が漏れないように結露水漏れ防止部が形成されており、上記つまみ部には、上記蒸気口に隣接してかつ上記蒸気口を囲むように、蒸気の噴き出し方向と反対方向に折返した折返部が形成されており、上記結露水漏れ防止部は、上記折返部と上記つまみ部の内壁とによって形成されていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、外蓋を開放したときに、内蓋表面の結露水が内釜や内釜周囲に垂れない調理器を実現することができる。
本発明の実施形態1に係る炊飯器の外観を示す概略斜視図である。 図1に示す炊飯器の蓋本体を取り外した状態を示す概略斜視図である。 図1に示す炊飯器の蓋本体を構成する外蓋と内蓋を示す概略斜視図である。 図1に示す炊飯器のAA線矢視断面図である。 図1に示す炊飯器のBB線矢視断面図である。 図1に示す炊飯器の蓋本体側の制御回路の概略ブロック図である。 図1に示す炊飯器の調理器本体側の制御回路の概略ブロック図である。 本発明の実施形態2に係る炊飯器の蓋本体の内蓋のつまみ部の概略構成断面図である。 本発明の実施形態3に係る炊飯器の蓋本体の内蓋に外蓋を嵌め合わせた状態を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(調理器の概略)
図1は、実施形態1に係る炊飯器1(調理器)の蓋体2を閉じた状態を示す斜視図である。図2は、炊飯器1の蓋体2を開いた状態を示す斜視図である。図3は、蓋体2の分解斜視図である。図4および図5は、図1の炊飯器1の内部構造を示す縦断面図である。これらの図を参照して、炊飯器1の構造について説明する。
図1に示すように、炊飯器1は、炊飯器本体(調理器本体)3と、この炊飯器本体3の上部に取り付けられた蓋体2とを備えている。蓋体2は、図2に示すように、当該炊飯器本体3から完全に分離できるようになっている。この炊飯器1は、炊飯のみならず、煮物や蒸し物などといった調理にも使用できるように構成されている。なお、炊飯器本体3には、図示しないが、コードリールに引き出し可能に巻き付けられている電源コードが設けられている。
蓋体2には、炊飯器1の炊飯操作を行うための操作部23が設けられている。操作部23は、タッチパネル式の液晶表示パネルで構成されている。これにより、ユーザは、液晶表示パネルに表示された操作ボタン等をタッチ操作することで、炊飯器1の炊飯操作を行うことができる。なお、タッチパネル式の液晶表示パネルの代わりに、タッチパネル式の有機ELパネルを用いてもよい。また、操作部23は、蓋体2の表面に操作ボタンと情報を表示するための表示パネルとを設けたものであってもよい。
操作部23には、電力の供給およびが炊飯器1を制御するための制御信号の送受信が必要である。電力の供給は、炊飯器本体3から行われる。また、制御信号の送受信は、蓋体2と炊飯器本体3との間で行われる。一般的には、これらの電力供給と制御信号の送受信は有線で行われるが、本実施形態に係る炊飯器1では、図2に示すように、蓋体2が炊飯器本体3から完全に分離できるように構成されているため、ワイヤレス給電による給電、非接触通信による調理信号等の制御信号の送受信を行うようになっている。ワイヤレス給電は、蓋体2のワイヤレス給電部5aと炊飯器本体3のワイヤレス給電部5bとの間で行われ、非接触通信は、蓋体2の非接触通信部6aと炊飯器本体3の非接触通信部6bとの間で行われる。ワイヤレス給電、非接触通信の詳細は後述する。
このように、ワイヤレス給電、非接触通信を実現することで、従来必要であった配線を無くすことができるので、配線によるデザインの規制を無くすことができる。従って、デザイン優先の炊飯器1を実現することが可能となる。
(蓋体2)
蓋体2は、図2および図3に示すように、炊飯器本体3の上面を覆う外蓋21と、内釜4に蓋をする内蓋22とで構成されている。ここで、内蓋22は、図3に示すように、外蓋21と完全に独立して形成されており、当該外蓋21を炊飯器本体3から取り外しときには、図2に示すように、内釜4に蓋をした状態を維持したままとなる。
蓋体2は、炊飯器本体3に蓋をする際には、まず、内蓋22によって内釜4に蓋をして、その上から外蓋21によって当該内蓋22を覆うようにセットする。内蓋22の表面には、ユーザが摘まむことができるように略円柱状に突起したつまみ部22aが形成されている。また、外蓋21には、内蓋22が内釜4に蓋をした状態で、炊飯器本体3の所定の位置にセットされたときに、当該内蓋22のつまみ部22aが嵌まり込む開口部21aが形成されている。つまり、蓋体2を炊飯器本体3にセットする際、内釜4に蓋をした内蓋22のつまみ部22aに、外蓋21の開口部21aが嵌まり込むようにする。この位置を、蓋体2が炊飯器本体3にセットされた適正位置とする。
通常、炊飯器1によって炊飯を開始すれば、内釜4内で蒸気が発生する。内釜4内で発生した蒸気を逃がすために、蓋体2には蒸気孔が設けられる。具体的には、内蓋22のつまみ部22aに蒸気口22cを形成すれば、つまみ部22aを露出させる外蓋21の開口部21aから蒸気を逃がすことができる。つまり、蓋体2において、外蓋21に形成された開口部21aが炊飯器1における蒸気口として機能する。
従って、上記構成のように、内蓋22に設けられ、上記外蓋21に形成された開口部21aから露出するつまみ部22aに内釜4で発生した蒸気を抜くための蒸気口21cが形成されていることで、内蓋22、外蓋21に蒸気を逃がすための蒸気口を、別途設ける必要がなくなる。
また、外蓋に形成する開口部の数を減らすことができるので、調理器本体の見栄えもよくなる。
蓋体2の蒸気口である開口部21aの近傍には、炊き方や調理名などを液晶で表示し、操作指示をタッチで行わせる操作部23が設けられている。この操作部23に表示される情報およびタッチしたタッチ信号の伝送は、上述したように蓋体2と炊飯器本体3との間における非接触通信によって行われる。また、操作部23への電力の供給は、上述したように蓋体2と炊飯器本体3との間におけるワイヤレス給電によって行われる。
(ワイヤレス給電、非接触通信)
ワイヤレス給電を実現するために、蓋体2にはワイヤレス給電部5a、炊飯器本体3にはワイヤレス給電部5bがそれぞれ設けられている。ワイヤレス給電部5aとワイヤレス給電部5bとは、図4に示すように、蓋体2が炊飯器本体3の所定の位置にセットされた状態で炊飯器本体3側から蓋体2へ電力が供給できる位置に設けられている。
一方、非接触通信を実現するために、蓋体2には非接触通信部6a、蓋体2には非接触通信部6bがそれぞれ設けられている。非接触通信部6aと非接触通信部6bとは、図4に示すように、蓋体2が炊飯器本体3の所定の位置にセットされた状態で蓋体2と炊飯器本体3との間で情報の送受信ができる位置に設けられている。
本実施形態では、ワイヤレス給電として電磁誘導方式を用い、非接触通信として赤外線通信(IR)送信方式を用いる。しかしながら、ワイヤレス給電、非接触通信として、これらの方式に限定されるものではなく、蓋体2が炊飯器本体3の所定の位置にセットされた状態で給電および情報の送受信が無線によって適切に行える方式であれば、どのような方式であってもよい。
内釜4内には、図4および図5に示すように、当該内釜4を誘導加熱するための誘導コイル7が設置されている。なお、誘導コイル7は、加熱部の一例である。
内釜4には、内容物の一例としての米や水などが収容される。内釜4は、例えばアルミ
ニウムなどの高熱伝導材料で形成され、その外面に加熱効率を向上させる例えばステンレスなどの磁性体が貼り付けられる一方、内面に内容物の付着を防ぐためのフッ素樹脂がコーティングされている。
(制御系)
炊飯器1の制御系について説明する。図6は、蓋体2に設けられた制御回路の構成を示すブロック図である。図7は、炊飯器本体3に設けられた制御回路の構成を示すブロック図である。
まず、蓋体2の制御回路について説明する。図6に示すように、蓋体2は、制御系の主要部として、CPU10と、ROM(Read Only Memory)14と、RAM(Random Access Memory)15とを備えている。また、CPU10は、調理制御部13、非接触通信部6a、ワイヤレス給電部5a、通信状態判定部11、電力測定部12、操作部23が接続されている。
CPU10は、ROM14に格納された制御プログラムを実行することによって、各部を制御する。具体的には、CPU10は、操作部23の表示制御、操作の受け付け、調理制御部13への調理制御の指示をする制御、通信状態判定部11による非接触通信部6aの通信状態の判定、電力測定部12によるワイヤレス給電部5aの給電状態の判定を行う制御などを行う。
次に、炊飯器本体3の制御回路について説明する。図7に示すように、炊飯器本体3は、制御系の主要部として、CPU40と、ROM44、RAM45とを備えている。また、CPU40は、非接触通信部6b、ワイヤレス給電部5b、通信状態判定部41、誘導コイル7、強制停止部46が接続されている。
CPU40は、ROM44に格納された制御プログラムを実行することによって、各部を制御する。具体的には、CPU40は、蓋体2の調理制御部13からの指示信号を非接触通信部6bによって受付けることで、誘導コイル7のオン・オフ制御、通信状態判定部41による非接触通信部6bの通信状態の判定制御、ワイヤレス給電部5bの給電制御、強制停止部46による強制停止制御などを行なう。
ワイヤレス給電部5bには、電源42が接続されている。電源42は、炊飯器本体3に内蔵されたコードリールに引き出し可能に巻き付けられている電源コードを家庭内のコンセントに差し込むことによって実現している。
また、強制停止部46には、停止スイッチ47が接続されている。停止スイッチ47をオンすることで、蓋体2の操作部23による炊飯器本体3の制御が不能になった場合であっても、強制的に調理動作を停止させることができる。この停止スイッチ47は、炊飯器1の操作部23に設けられている電源のON・OFF用のスイッチとは別に設けられ、通常の使用ではユーザが容易に触れない位置(例えば炊飯器本体3の裏側など)に形成されている。
(蓋ずれの通知)
蓋体2を炊飯器本体3に装着する際に、始めに内蓋22によって炊飯器本体3に収容されている内釜4に蓋をする。そして、内蓋22を覆うようにして外蓋21を炊飯器本体3の所定の位置にセットする。外蓋21は、炊飯器本体3に対して所定の位置に適切にセットされないと、非接触通信、ワイヤレス給電を適切に行うことができない。このため、図6に示すように、蓋体2の制御回路には、非接触通信の通信状態を判定する通信状態判定部11、ワイヤレス給電の給電状態を判定する電力測定部12が設けられている。ここで、CPU(蓋ずれ判定部)10は、通信状態判定部11および電力測定部12による判定結果が全て適切な内容であれば問題は無い、一部でも判定結果が不適切な内容(通信エラー、給電エラー)であれば、ユーザにその旨を伝えるエラー通知を行う。具体的には、操作部23にエラー表示、例えば「蓋体が適切な位置にありません」という内容を表示させたり、音声にて上記の内容をアナウンスしたり、警告音によって通知したりすることが考えられる。
ここで、通信状態判定部11、電力測定部12においては、何れも非接触通信部6a、ワイヤレス給電部5aが受信した信号によって通信状態や給電状態を判定している。このため、非接触通信部6a、ワイヤレス給電部5aの受信面・送信面が料理の汁などが付着して汚れている場合、信号の送受信を適切に行うことができない。つまり、蓋体2が炊飯器本体3に対して適切な位置にセットされていても、通信状態判定部11、電力測定部12による判定結果が適切な内容でないと判定され、ユーザに「蓋体が適切な位置にありません」という通知をしてしまう。
このような事態を回避するために、本実施形態では、蓋体2の非接触通信部6aの送信部と、受信部と、ワイヤレス給電部5aとを距離を離して設け、これに合わせて、炊飯器本体3の非接触通信部6bの送信部と、受信部と、ワイヤレス給電部5bとを距離を離して設ける。これにより、3箇所で蓋体2ずれの検知を行うことが可能となる。
例えば、3箇所のうち、1箇所の通信エラー(給電エラー)であれば、その箇所のみ食材や汁物による汚れが原因の通信エラーであると判定し、2箇所以上の通信エラー(給電エラー)であれば、蓋体2が適切な位置にセットされていないと判定し、その旨をユーザに通知する。
(効果)
上記構成の炊飯器1によれば、蓋体2を炊飯器本体3から取り外したとき、外蓋21のみが炊飯器本体3から取り外され、内蓋22は内釜4に蓋をした状態を維持している。従って、外蓋21を開放したときに、内蓋22表面の結露水を内釜4や内釜4周囲に垂らすおそれがない。
しかも、上記構成の炊飯器1によれば、蓋体2と炊飯器本体3との間に給電用配線、信号送信用配線が不要となるため、配線の経年劣化による断線等の問題が生じない。また、蓋体2を炊飯器本体3から完全に取り外すことができるので、炊飯器1の清掃が容易にできる。しかも、従来のように、蓋体と炊飯器本体との間に必要な配線によるデザインの制約を受けないため、デザインを優先した炊飯器を実現することが可能となる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について以下に説明する。前記実施形態と同一機能を有する部材には、同一の符号を付して説明は省略する。
(内蓋)
図8は、本実施形態に係る炊飯器に係る炊飯器の蓋本体の内蓋122のつまみ部122aの概略構成断面図である。
つまみ部122aは、図8に示すように、先端に形成された蒸気口122cに隣接して、蒸気の噴き出し方向と反対方向に折返した折返部(結露水漏れ防止部)122dが形成されている。内蓋122のつまみ部122aを下向きにして載置場所に載置したときに、当該内蓋122の内面に付着した結露水が折返部122dに溜るようになっている。つまり、内蓋122には、上記つまみ部122aに形成された蒸気口122cの蒸気の噴き出す方向とは逆向きに載置場所に載置したときに、当該蒸気口122cから当該内蓋122内面に付着した結露水が漏れないように結露水漏れ防止部である折返部122dが形成されている。
上記構成によれば、調理完了後に、外蓋21を外した状態で、内蓋122を外す際に、内蓋122に設けられた蒸気を逃がすための蒸気口122cから結露水が漏れないようにすることができる。
なお、折返部122dを設ける方法以外に、内蓋122をつまみ部122aに形成された蒸気口122cの蒸気の噴き出す方向とは逆向きに載置場所に載置したときに、蒸気口122cに移動して蓋をするボールを用いる方法であってもよい。
前記実施形態2では、つまみ部122aから結露水が漏れるのを防止する点について説明したが、以下の実施形態3では、つまみ部の形状によって外蓋を嵌めやすくする点について説明する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について以下に説明する。前記実施形態と同一機能を有する部材には、同一の符号を付して説明は省略する。
(内蓋)
図9は、本実施形態に係る炊飯器に係る炊飯器の蓋本体の内蓋222のつまみ部222aの概略構成断面図である。
つまみ部222aは、図9に示すように、先端から下方に向かって傾斜するようにテーパ状に形成された誘導部(先端部)222bが形成されている。このように、つまみ部222aにテーパ形状の誘導部222bが形成されていることで、当該つまみ部222aを外蓋221の開口部221aに嵌めやすくなる。
なお、前記実施形態1~3において、本発明の調理器の一例として炊飯器について説明したが、これに限定されるものではなく、他の加熱調理器であってもよく、また、加熱しない調理器、例えば保温器であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
炊飯器1の制御ブロック(特に蓋ずれ検知回路)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、炊飯器1は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る調理器は、調理器本体(炊飯器本体3)と、上記調理器本体(炊飯器本体3)の開口部(内釜4)に蓋をする内蓋22と、上記内蓋22を覆うように上記調理器本体(炊飯器本体3)に着脱自在に設けられた外蓋21と、を含み、上記内蓋22は、上記外蓋21を上記調理器本体(炊飯器本体3)から取り外したときに、当該調理器本体(炊飯器本体3)の開口部(内釜4)に蓋をした状態を維持するように形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、内蓋が、外蓋を調理器本体から取り外したときに、当該調理器本体の開口部に蓋をした状態を維持するように形成されていることで、外蓋を開放したときに、内蓋表面の結露水を内釜や内釜周囲に垂らすおそれがない。
本発明の態様2に係る調理器は、上記態様1において、上記内蓋22には、上記外蓋21に形成された開口部21aから露出するつまみ部22aが設けられ、上記つまみ部22aには、上記調理器本体(炊飯器本体3)で発生した蒸気を抜くための蒸気口22cが形成されていてもよい。
通常、調理器本体で発生した蒸気は、内蓋に形成された蒸気口、外蓋に形成され、内蓋の蒸気口に連通した蒸気口から外部に排出される。従って、上記構成のように、内蓋に設けられ、上記外蓋に形成された開口部から露出するつまみ部に内釜で発生した蒸気を抜くための蒸気口が形成されていることで、内蓋、外蓋に蒸気を逃がすための蒸気口を、別途設ける必要がなくなる。
また、外蓋に形成する開口部の数を減らすことができるので、調理器本体の見栄えもよくなる。
本発明の態様3に係る調理器は、上記態様2において、上記内蓋22には、上記つまみ部122aに形成された蒸気口122cの蒸気の噴き出す方向とは逆向きに載置したときに、当該蒸気口122cから当該内蓋122内面に付着した結露水が漏れないように結露水漏れ防止部(折返部122d)が形成されていてもよい。
上記構成によれば、調理完了後に、外蓋を外した状態で、内蓋を外す際に、内蓋に設けられた蒸気を逃がすための開口部から結露水が漏れないようにすることができる。
本発明の態様4に係る調理器は、上記態様2または3において、上記つまみ部222aの先端部(誘導部222b)がテーパ形状であってもよい。
上記構成によれば、上記つまみ部の先端部がテーパ形状であることで、内蓋に外蓋を嵌めるときに、当該つまみ部の先端部に外蓋の開口部を嵌合させやすくなる。
本発明の態様5に係る調理器は、上記態様1~4の何れか1態様において、上記外蓋21には、上記調理器本体(炊飯器本体3)からワイヤレス給電により電源が供給されると共に、当該調理器本体(炊飯器本体3)からの調理情報を非接触通信によって通信され、上記ワイヤレス給電の給電状態を示す給電状態情報と、上記非接触通信の通信状態を示す通信状態情報とに基づいて、上記外蓋21が上記調理器本体(炊飯器本体3)に対して適切な位置にセットされているか否かを判定する蓋ずれ判定部(CPU10)を備えていてもよい。
上記構成によれば、調理器本体のワイヤレス給電による給電状態と、調理器本体からの調理情報の非接触通信状態とによって、外蓋が上記調理器本体に対して適切な位置にセットされているか否かを判定することで、外蓋が調理器本体からずれた位置にセットされているか否かを検知するための検知部を別途設ける必要がない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 炊飯器(調理器)
2 蓋体
3 炊飯器本体(調理器本体)
4 内釜
5a、5b ワイヤレス給電部
6a、6b 非接触通信部
7 誘導コイル
10 CPU(蓋ずれ判定部)
11 通信状態判定部
12 電力測定部
13 調理制御部
21 外蓋
21a 開口部
21c 蒸気口
22 内蓋
22a つまみ部
22c 蒸気口
23 操作部
40 CPU
41 通信状態判定部
46 強制停止部
47 停止スイッチ
122 内蓋
122a つまみ部
122c 蒸気口
122d 折返部
221 外蓋
221a 開口部
222 内蓋
222a つまみ部
222b 誘導部(先端部)

Claims (2)

  1. 調理器本体と、
    上記調理器本体の開口部に蓋をする内蓋と、
    上記内蓋を覆うように上記調理器本体に着脱自在に設けられた外蓋と、を含み、
    上記内蓋は、上記外蓋を上記調理器本体から取り外したときに、当該調理器本体の開口部に蓋をした状態を維持するように形成されており、
    上記内蓋には、上記外蓋に形成された開口部から露出するつまみ部が設けられ、
    上記つまみ部には、上記調理器本体で発生した蒸気を抜くための蒸気口が形成されており、
    上記内蓋には、上記つまみ部に形成された蒸気口の蒸気の噴き出す方向とは逆向きに載置したときに、当該蒸気口から当該内蓋内面に付着した結露水が漏れないように結露水漏れ防止部が形成されており、
    上記つまみ部には、上記蒸気口に隣接してかつ上記蒸気口を囲むように、蒸気の噴き出し方向と反対方向に折返した折返部が形成されており、上記結露水漏れ防止部は、上記折返部と上記つまみ部の内壁とによって形成されていることを特徴とする調理器。
  2. 上記つまみ部の先端部がテーパ形状であることを特徴とする請求項に記載の調理器。
JP2018043215A 2018-03-09 2018-03-09 調理器 Active JP7023749B2 (ja)

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