JP7023573B2 - レーザ発振器 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ発振器に関する。
チェンバ内にレーザ媒質ガスを収容したガスレーザ発振器の光共振器を構成する一対のミラーは、一般的にチェンバの壁面に取り付けられている(特許文献1等)。ミラーは、レーザ媒質ガスが収容された空間と、外部空間とを仕切るチェンバの壁面の一部としても機能する。
特開2003-298154号公報
レーザ発振器の動作中に、放電による発熱でチェンバが変形する場合がある。チェンバが変形すると、チェンバの壁面に取り付けられている一対のミラーの相対位置関係が変化する。その結果、レーザビームの中心位置、射出方向、品質等が変動してしまう。
本発明の目的は、チェンバの熱変形の影響を受けにくいレーザ発振器を提供することである。
本発明の一観点によると、
レーザ媒質ガスを収容するチェンバと、
前記チェンバの内部の放電空間に放電を生じさせる一対の放電電極と、
前記チェンバの内部空間に配置され、前記チェンバに対して支持され、前記放電空間を通る光軸を持つ光共振器を構成する一対の共振器ミラーと
前記チェンバの内部空間に配置され、前記共振器ミラーを前記チェンバに対して支持する支持部材と
を有し、
前記支持部材は、前記チェンバを構成する材料の熱膨張係数よりも低い熱膨張係数を持つ材料で形成された低熱膨張材を含み、
前記共振器ミラーが前記低熱膨張材に固定されており、
前記放電電極は、前記光共振器の光軸方向に熱膨張自由に前記チェンバの内部空間に支持されているレーザ発振器が提供される。
共振器ミラーで構成される光共振器の光軸の位置が、チェンバの熱変形の影響を受けにくくなる構成を採用することが容易である。
図1は、実施例によるレーザ発振器の光軸に沿う断面図である。 図2は、図1に示した実施例によるレーザ発振器の光軸に垂直な断面図である。 図3は、図1に示したレーザ発振器のチェンバの突出部分の底板よりも上の側面及び天板を取り除いた状態の概略斜視図である。 図4は、比較例によるレーザ発振器の光軸を含む断面図である。 図5は、図4に示した比較例によるレーザ発振器の光軸に垂直な断面図である。 図6は、他の実施例によるレーザ発振器の光軸を含む断面図である。 図7は、さらに他の実施例によるレーザ加工装置の概略図である。
図1~図3を参照して、実施例によるレーザ発振器について説明する。
図1は、実施例によるレーザ発振器の光軸を含む断面図である。チェンバ10にレーザ媒質ガスが収容される。チェンバ10の内部空間に、一対の放電電極11及び一対の共振器ミラー12が配置されている。一対の放電電極11は、上下方向に間隔を隔てて配置され、両者の間に放電空間13が画定される。放電電極11は、チェンバ10の内部の放電空間13に放電を生じさせることにより、レーザ媒質ガスを励起する。
一対の共振器ミラー12は、チェンバ10の内部空間に配置された支持部材14を介してチェンバ10に支持されている。共振器ミラー12は、放電空間13を通る光軸を持つ光共振器を構成する。支持部材14は、チェンバ10を構成する材料の熱膨張係数よりも低い熱膨張係数を持つ低熱膨張材で形成されている。例えば、チェンバ10はステンレス鋼、アルミニウム等で形成され、支持部材14はインバー(登録商標)等で形成される。1つの低熱膨張材に、一対の共振器ミラー12が固定されている。
さらに、チェンバ10の内部空間に、チェンバ10の内部のレーザ媒質ガスを循環させるブロワ15が配置されている。レーザ媒質ガスが循環する経路に、放電空間13が含まれる。
チェンバ10は、少なくとも2か所のチェンバ支持点30において外部のベースに支持される。このベースには、レーザ発振器から出力されたレーザビームが通過する種々の光学装置が支持される。
共振器ミラー12及び放電電極11は、チェンバ支持点30よりも上方の空間に配置されており、ブロワ15は、チェンバ支持点30より下方のブロワ室16に配置されている。一対の共振器ミラー12は、放電空間13を光共振器の光軸に平行な二方向に延伸させた突出部分17にそれぞれ収容されている。突出部分17は、ブロワ室16の壁面から光軸方向に張り出している。チェンバ支持点30は、突出部分17の底板17Aに位置している。ブロワ室16はチェンバ支持点30の下方に吊り下げられた状態で保持される。共振器ミラー12及び放電電極11は、突出部分17の底板17Aの内面に支持されている。
光共振器の光軸を一方向(図1において左方向)に延伸させた延長線とチェンバ10の壁面との交差箇所に、レーザビームを透過させる光透過窓18が取り付けられている。光共振器内で励振されたレーザビームが光透過窓18を透過して外部に放射される。
チェンバ10内に仕切り板20が配置されている。仕切り板20は、ブロワ室16及び放電空間13を含むレーザ媒質ガスの循環経路と、共振器ミラー12が配置された空間(ミラー収容空間)27とを仕切る。仕切り板20には、光共振器の光軸と交差する箇所に開口21が設けられている。この開口21を通過するレーザ光が光共振器に閉じ込められる。
図2は、本実施例によるレーザ発振器の光軸に垂直な断面図である。チェンバ10の突出部分17(図1)の底板17Aよりも上方の空間に支持部材14及び放電電極11が配置されている。放電電極11及び支持部材14は、突出部分17の底板17Aの内面に支持されている。例えば、放電電極11は、共振器ミラー12(図1)を支持する支持部材14を跨ぐように配置された門型の支持部材23を介して底板17Aに支持されている。
チェンバ10内に仕切り板20が配置されている。仕切り板20は、ブロワ室16、ブロワ室16から放電空間13までの第1ガス流路24、放電空間13、及び放電空間13からブロワ室16までの第2ガス流路25で構成されるレーザ媒質ガスの循環経路を画定する。ブロワ15は、この循環経路をレーザ媒質ガスが循環するように、レーザ媒質ガスの流れを発生させる。仕切り板20は、この循環経路と、共振器ミラー12(図1)が配置されたミラー収容空間27とを仕切る。仕切り板20に、レーザ光を通過させるための開口21が設けられている。
レーザ媒質ガスの循環経路のうち、ブロワ15から放電空間13に向かう部分の仕切り板20に、循環経路からミラー収容空間27にレーザ媒質ガスを流出させる流出穴28が設けられている。ブロワ15によって第1ガス流路24に向かうレーザ媒質ガスの流れに含まれる一部のレーザ媒質ガスは、流出穴28を通過してミラー収容空間27に流出する。流出穴28には、パーティクルを除去するフィルタ29が設けられている。例えば、フィルタ29は流出穴28を塞いでおり、ブロワ室16からミラー収容空間27に流入するレーザ媒質ガスは、フィルタ29を通過することによりろ過される。
図3は、チェンバ10の突出部分17の底板17Aよりも上の側面及び天板を取り除いた状態のレーザ発振器の概略斜視図である。仕切り板20が、突出部分17の底板17Aをチェンバ10の内側に向かって延長した仮想平面に沿う第1部分20A、上側の放電電極11に連続する第2部分20B、下側の放電電極11(図3には表れていない。)に連続する第3部分20C、及び一対の第4部分20Dで構成される。図3において、第1部分20Aにハッチングを付している。
第2部分20B及び上側の放電電極11を外周側の壁面とし、第3部分20C及び下側の放電電極11(図2)を内周側の壁面とし、光軸に対して垂直な断面がU字状の空間が形成される。U字状の空間の光軸方向の両端が、それぞれ第4部分20Dで塞がれる。一対の第4部分20Dには、それぞれ開口21が設けられている。
第1部分20Aに、光軸方向に長い長方形の一対の開口22が設けられている。U字状の空間の周方向の両端が、それぞれ一対の開口22を介してブロワ室16に連続している。ブロワ室16から一方の開口22を通ってU字状の空間にレーザ媒質ガスが流入し、U字状の空間から他方の開口22を通ってブロワ室16にレーザ媒質ガスが回収される。図3において、開口22をレーザ媒質ガスが通過する方向を、矢印で示している。ブロワ室16からU字状の空間にレーザ媒質ガスが流入する側の開口22の外側に、第1部分20Aを貫通する流出穴28が設けられている。循環するレーザ媒質ガスの一部は、流出穴28を通って第1部分20Aの上側のミラー収容空間27(図1、図2)に流入する。図3において、流出穴28をレーザ媒質ガスが通過する方向を矢印で示している。
次に、本実施例によるレーザ発振器の構成を採用することにより得られる優れた効果について説明する。
共振器ミラーがチェンバ10の壁面に取り付けられている構造だと、チェンバ10に熱変形が生じると、共振器ミラーの位置及び姿勢が変化してしまう。本実施例では、共振器ミラー12がチェンバ10の壁面に直接取り付けられておらず、チェンバ10の内部空間に配置されている。このため、共振器ミラーがチェンバ10の壁面に取り付けられている構造と比べて、チェンバ10が熱変形したとしても、共振器ミラー12の位置及び姿勢がチェンバ10の熱変形の影響を直接的には受けない。このため、共振器ミラー12の相対的な位置ずれが生じにくい。さらに、一対の共振器ミラー12が1つの低熱膨張材からなる支持部材14に固定されているため、共振器ミラー12の相対的な位置ずれがさらに生じにくくなる。
次に、本実施例によるレーザ発振器の構成を採用することにより得られる優れた効果について、図4及び図5に示した比較例によるレーザ発振器と比較しながら説明する。
図4は、比較例によるレーザ発振器の光軸を含む断面図である。チェンバ50が、その底面のチェンバ支持点59において外部のベースに支持される。チェンバ50の内部に放電電極51が配置されている。放電電極51は、その両端においてチェンバ50の側壁に支持されている。放電電極51とチェンバ50の底面との間にブロワ61が配置されている。
チェンバ50の上面の上に支持部材54がチェンバ50に対して支持されている。支持部材54は光軸方向に長く、その両端に共振器ミラー部55がそれぞれ取り付けられている。共振器ミラー部55に共振器ミラー52が取り付けられている。放電空間53を光軸方向に延伸した延伸領域と、チェンバ50の壁面とが交差する位置に開口56が設けられている。放電空間53をさらにチェンバ50の外側まで延伸させた位置に共振器ミラー52が配置されている。開口56の縁と共振器ミラー52とがベローズ57で接続されている。ベローズ57と共振器ミラー52とにより、開口56が塞がれる。
図5は、比較例によるレーザ発振器の光軸に垂直な断面図である。チェンバ50内に放電電極51及びブロワ61が配置されている。放電空間53からブロワ61の吸引部までレーザ媒質ガスを導くダクト62が配置されている。
比較例(図4、図5)では、共振器ミラー52がチェンバ50の壁面に直接取り付けられているわけではないため、チェンバ50の熱変形の影響を直接的には受けにくい。ただし、チェンバ50の上面の上に配置された支持部材54の支持点が、チェンバ50の底面のチェンバ支持点59から、チェンバ50の高さ方向の寸法だけ離れている。チェンバ50が熱変形すると、チェンバ支持点59に対して、支持部材54の支持点の位置が変動する。支持部材54の支持点の位置の変動に応じて、共振器ミラー52の位置も、チェンバ支持点59に対して変動してしまう。
本実施例では、チェンバ10が、突出部分17の底板に位置するチェンバ支持点30で支えられ、放電電極11及び共振器ミラー12が、突出部分17の底板に支持されている。このよに、放電電極11及び共振器ミラー12を支持する箇所が、チェンバ10を支持するチェンバ支持点30に近い。このため、チェンバ10が熱変形しても、放電電極11及び共振器ミラー12の、チェンバ支持点30に対する位置ずれが生じにくい。レーザビームのビーム位置のチェンバ支持点30に対する変化量も小さくなる。
また、本実施例では、ブロワ室16がチェンバ支持点30から下方に吊り下げられる構造が採用されており、ブロワ室16の下端は機械的に固定されておらずフリーな状態である。このため、ブロワ室16の熱変形が共振器ミラー12や放電電極11の位置に影響を及ぼさない。
放電電極11及び共振器ミラー12の位置ずれを生じにくくするために、チェンバ支持点30が位置する平板と共通の平板に、放電電極11及び共振器ミラー12を支持する構造とするとよい。このような構造を採用すると、平板が面内方向に伸縮しても、放電電極11及び共振器ミラー12の高さ方向の位置はほとんど変化しない。
支持部材14(図1)を光共振器の光軸方向に離れた2点で支持する場合、一方の支持点において支持部材14をチェンバ10に固定し、他方の支持点においては、光軸方向に関して移動可能に支持するとよい。このような構造を採用すると、支持部材14に対してチェンバ10が光軸方向に伸縮可能であるため、支持部材14がチェンバ10の熱変形の影響を受けにくくなる。同様に、放電電極11も、一方の支持点においてチェンバ10に固定し、他方の支持点においては、チェンバ10に対して光軸方向に移動可能に支持するとよい。
放電電極11及び共振器ミラー12がチェンバ10の熱変形の影響を受けにくくするために、放電電極11を支持するチェンバ10の壁面上の電極支持点31、共振器ミラー12を支持するチェンバ10の壁面上のミラー支持点32を、チェンバ支持点30に近づけることが好ましい。例えば、高さ方向に関して、放電電極11の電極支持点31、共振器ミラー12のミラー支持点32、チェンバ支持点30の最大間隔を、チェンバ10の高さ方向の寸法の20%以下にすることが好ましい。
また、本実施例では、共振器ミラー12のミラー支持点32と、放電電極11の電極支持点31とが近接しているため、光共振器の光軸と、放電電極11の中心軸との芯ずれが生じにくい。
図4及び図5に示した比較例では、レーザ媒質ガスが循環する空間と、共振器ミラー52が面する空間とが仕切られていない。このため、レーザ媒質ガス中のパーティクルが共振器ミラー52に付着しやすい。
図1及び図2に示した実施例では、レーザ媒質ガスの循環経路と、ミラー収容空間27とが仕切り板20で仕切られている。このため、レーザ媒質ガス中のパーティクルが共振器ミラー12に付着しにくいという効果が得られる。
また、レーザ媒質ガスの循環経路がミラー収容空間27に対して陽圧になる箇所の仕切り板20に、流出穴28が設けられている。このため、レーザ媒質ガスが、循環経路から流出穴28を通ってミラー収容空間27に流入する。その結果、ミラー収容空間27の圧力が上昇する。ミラー収容空間27の圧力が上昇すると、放電空間13から開口21を通って共振器ミラー12に向かうレーザ媒質ガスの流れが抑制される。これにより、放電空間13内のパーティクルが開口21を通って共振器ミラー12に付着しにくくなるという効果が得られる。
循環経路からミラー収容空間27へ流入するレーザ媒質ガスがフィルタ29によってろ過されるため、循環経路からミラー収容空間27へのパーティクルの流入を抑制することができる。
さらに、図1、図2に示した実施例では、低熱膨張材で形成された支持部材14がチェンバ10の内部空間に配置されており、共振器ミラー12も内部空間に配置されている。このため、支持部材54(図4)をチェンバ50の外側に配置した比較例と比べて、構造を簡素化することができる。
次に、図6を参照して他の実施例によるレーザ発振器について説明する。以下、図1及び図2に示した実施例によるレーザ発振器の構成と共通の構成については説明を省略する。
図6は、本実施例によるレーザ発振器の光軸を含む断面図である。図1及び図2に示した実施例によるレーザ発振器では、共振器ミラー12が支持部材14を介して、突出部分17の底板17Aに支持され、放電電極11は、門型の支持部材23により突出部分17の底板17Aに支持されていた。図6に示した実施例では、放電電極11も支持部材14を介して突出部分17の底板17Aに支持されている。すなわち、共振器ミラー12及び放電電極11のいずれも、支持部材14に支持される。
次に、図6に示したレーザ発振器の構成を採用することにより得られる優れた効果について説明する。本実施例では、共振器ミラー12と放電電極11とが、共通の支持部材14に支持されるため、放電電極11の中心軸と光共振器の光軸との芯ずれがさらに生じにくくなる。支持部材14と放電電極11との熱膨張率の差に起因する変形を抑制するために、放電電極11を、支持部材14に対して光軸方向に熱膨張自由に支持するとよい。
次に、図7を参照して、さらに他の実施例によるレーザ加工装置について説明する。
図7は、本実施例によるレーザ加工装置の概略図である。レーザ加工装置は、ベース80に支持されたレーザ発振器70、光学系72、及びステージ74を含む。レーザ発振器70として図1、図2に示した記実施例、または図6に示した実施例によるレーザ発振器が用いられる。レーザ発振器70は、チェンバ支持点30によりベース80に支持されている。
光学系72は、レーザ発振器70から出力されたレーザビームのビームプロファイルの整形、収束、走査等を行い、ステージ74に保持された加工対象物75にレーザビームを入射させる。加工対象物75は、例えばプリント配線基板であり、レーザビームにより穴明け加工が行われる。ステージ74として、例えばXYステージが用いられる。
次に、図7に示したレーザ加工装置の構成を採用することにより得られる優れた効果について説明する。本実施例では、レーザ発振器70として図1、図2、図6等に示した実施例によるレーザ発振器が用いられる。このため、レーザ発振器70のチェンバ10(図1、図2、図7)が熱変形しても、ベース80に対するレーザビームのビーム位置の変動が生じにくい。光学系72もベース80に固定されているため、レーザ発振器70から出力されるレーザビームのビーム位置と、光学系72との相対位置関係のずれが生じにくい。
レーザビームのビーム位置と、光学系72との相対位置関係のずれが生じにくいため、ビームプロファイルの整形不良が生じにくい。このため、整形不良による加工品質の低下を抑制することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 チェンバ
11 放電電極
12 共振器ミラー
13 放電空間
14 支持部材
15 ブロワ
16 ブロワ室
17 突出部分
17A 突出部分の底板
18 光透過窓
20 仕切り板
20A 仕切り板の第1部分
20B 仕切り板の第2部分
20C 仕切り板の第3部分
20D 仕切り板の第4部分
21、22 開口
23 門型の支持部材
24 第1ガス流路
25 第2ガス流路
27 ミラー収容空間
28 流出穴
29 フィルタ
30 チェンバ支持点
31 電極支持点
32 ミラー支持点
50 チェンバ
51 放電電極
52 共振器ミラー
53 放電空間
54 支持部材
55 共振器ミラー部
56 開口
57 ベローズ
59 チェンバ支持点
61 ブロワ
62 ダクト
70 レーザ発振器
72 光学系
74 ステージ
75 加工対象物
80 ベース

Claims (8)

  1. レーザ媒質ガスを収容するチェンバと、
    前記チェンバの内部の放電空間に放電を生じさせる一対の放電電極と、
    前記チェンバの内部空間に配置され、前記チェンバに対して支持され、前記放電空間を通る光軸を持つ光共振器を構成する一対の共振器ミラーと
    前記チェンバの内部空間に配置され、前記共振器ミラーを前記チェンバに対して支持する支持部材と
    を有し、
    前記支持部材は、前記チェンバを構成する材料の熱膨張係数よりも低い熱膨張係数を持つ材料で形成された低熱膨張材を含み、
    前記共振器ミラーが前記低熱膨張材に固定されており、
    前記放電電極は、前記光共振器の光軸方向に熱膨張自由に前記チェンバの内部空間に支持されているレーザ発振器。
  2. 前記光共振器の光軸方向に関して、前記チェンバが前記低熱膨張材に対して伸縮可能に、前記低熱膨張材が前記チェンバに対して支持されている請求項に記載のレーザ発振器。
  3. 前記放電電極は、前記低熱膨張材に支持されている請求項1または2に記載のレーザ発振器。
  4. レーザ媒質ガスを収容するチェンバと、
    前記チェンバの内部の放電空間に放電を生じさせる一対の放電電極と、
    前記チェンバの内部空間に配置され、前記チェンバに対して支持され、前記放電空間を通る光軸を持つ光共振器を構成する一対の共振器ミラーと
    前記チェンバの内部空間に収容され、前記チェンバの内部のレーザ媒質ガスを循環させるブロワと
    を有し、
    前記チェンバがチェンバ支持点で支持されており、
    前記ブロワを収容するブロワ室が、前記チェンバ支持点から下方に吊り下げられるレーザ発振器。
  5. 前記放電電極は、前記チェンバの壁面上の電極支持点において支持されており、前記共振器ミラーは、前記チェンバの壁面上のミラー支持点において支持されており、前記チェンバの高さ方向に関して、前記電極支持点、前記ミラー支持点、及び前記チェンバ支持点の最大間隔が、前記チェンバの高さの20%以下である請求項に記載のレーザ発振器。
  6. さらに、前記チェンバ内に配置され、前記ブロワ室、前記ブロワ室から前記放電空間までの第1ガス流路、前記放電空間、及び前記放電空間から前記ブロワ室までの第2ガス流路で構成されるレーザ媒質ガスの循環経路を画定する仕切り板を備え、
    前記仕切り板は、前記循環経路と前記共振器ミラーが収容された空間とを仕切り、
    前記仕切り板の、前記光共振器の光軸と交差する箇所に開口が設けられている請求項4または5に記載のレーザ発振器。
  7. 前記循環経路のうち、前記ブロワから前記放電空間までの部分の前記仕切り板に、前記循環経路から前記共振器ミラーが収容された空間にレーザ媒質ガスを流出させる流出穴が設けられている請求項に記載のレーザ発振器。
  8. 前記流出穴に、パーティクルを除去するフィルタが設けられている請求項に記載のレーザ発振器。
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