JP2013187443A - レーザ発振器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光共振器ミラーの姿勢の安定度をより高めたレーザ発振器を提供する。
【解決手段】 一対のセラミックス電極が、放電空間を挟んで対向配置されている。一対のセラミックス電極の相互に対向する表面とは反対側の表面上に、それぞれ導電性電極が配置されている。一対のセラミックス電極の少なくとも一方のセラミックス電極に、一対の光共振器ミラーが配置されている。セラミックス電極及びレーザガスが、筐体に収容されている。
【選択図】 図3
【解決手段】 一対のセラミックス電極が、放電空間を挟んで対向配置されている。一対のセラミックス電極の相互に対向する表面とは反対側の表面上に、それぞれ導電性電極が配置されている。一対のセラミックス電極の少なくとも一方のセラミックス電極に、一対の光共振器ミラーが配置されている。セラミックス電極及びレーザガスが、筐体に収容されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、無声放電によりレーザガスを励起してレーザ発振を生じさせるレーザ発振器に関する。
ガスレーザ発振器は、レーザガス、放電電極等を収容する発振器筐体と光共振器ミラーとを含む。光共振器ミラーは、発振器筐体の端部に取り付けられている。レーザガスの温度上昇に伴い、発振器筐体が熱変形を起こすと、光共振器ミラーの姿勢が変化してしまう。光共振器ミラーの相対的な姿勢が変化すると、レーザ出力が不安定になる。
特許文献1に開示されたレーザ発振器においては、光共振器ミラーのミラーホルダ同士を支持棒で互いに接続する。さらに、支持棒の中央部分において、支持棒がブラケットにより発振器筐体に接続されている。これにより、光共振器ミラーの姿勢の変化を抑制している。
本発明の目的は、光共振器ミラーの姿勢の安定度をより高めたレーザ発振器を提供することである。
本発明の一観点によると、
放電空間を挟んで対向配置された一対のセラミックス電極と、
一対の前記セラミックス電極の相互に対向する表面とは反対側の表面上にそれぞれ配置された導電性電極と、
一対の前記セラミックス電極の少なくとも一方のセラミックス電極に支持された一対の光共振器ミラーと、
前記セラミックス電極及びレーザガスを収容する筐体と
を有するレーザ発振器が提供される。
放電空間を挟んで対向配置された一対のセラミックス電極と、
一対の前記セラミックス電極の相互に対向する表面とは反対側の表面上にそれぞれ配置された導電性電極と、
一対の前記セラミックス電極の少なくとも一方のセラミックス電極に支持された一対の光共振器ミラーと、
前記セラミックス電極及びレーザガスを収容する筐体と
を有するレーザ発振器が提供される。
光共振器ミラーがセラミックス電極に支持されているため、光共振器ミラーの姿勢の安定度を高めることができる。
[実施例1]
図1に、実施例1によるレーザ発振器の断面図を示す。レーザ発振器の筐体10の内部に、ブロワ30、放電電極20、及び熱交換器31が収容されている。筐体10内には、レーザガス、例えば炭酸ガスレーザとヘリウムガスと窒素ガスとの混合ガスが充填されている。筐体10内に、ブロワ30から、放電電極20の間の放電空間25、熱交換器31を経由してブロワ30に戻る循環経路が形成されている。
図1に、実施例1によるレーザ発振器の断面図を示す。レーザ発振器の筐体10の内部に、ブロワ30、放電電極20、及び熱交換器31が収容されている。筐体10内には、レーザガス、例えば炭酸ガスレーザとヘリウムガスと窒素ガスとの混合ガスが充填されている。筐体10内に、ブロワ30から、放電電極20の間の放電空間25、熱交換器31を経由してブロワ30に戻る循環経路が形成されている。
放電電極20の各々は、セラミックス電極21及び導電性電極22を含む。セラミックス電極21には、例えばアルミナ等のセラミックスが用いられる。導電性電極22には、例えばアルミニウム、銅等の金属が用いられる。セラミックス電極21は、放電空間25を挟んで相互に対向する。セラミックス電極21の相互に対向する表面(内側の表面)に、一方向(図1において紙面に垂直な方向)に長い凸部23が形成されている。凸部23同士が対向し、その間の放電空間25で無声放電が発生する。
セラミックス電極21の外側の表面に、凸部23に対応した溝24が形成されている。溝24内に、導電性電極22が収納されている。筐体10に取り付けられた電流導入端子33と、導電性電極22とを、電源配線34が接続する。
図2に、図1の一点鎖線2−2における断面図を示す。筐体10内にセラミックス電極21が支持されている。セラミックス電極21の相互に対向する表面に凸部23が形成されている。凸部23は、図2の横方向に長い平面形状を有する。セラミックス電極21の凸部23が形成された表面とは反対側の表面に、溝24が形成されている。溝24内に導電性電極22が収納されている。導電性電極22が、電源配線34により電流導入端子33に接続されている。
凸部23の長手方向に関してセラミックス電極21の両端に、それぞれミラーホルダ40、42が取り付けられている。ミラーホルダ40、42に、それぞれ共振器ミラー41、43が装着されている。一方の光共振器ミラー41には全反射鏡が用いられ、他方の光共振器ミラー43には部分反射鏡が用いられる。一対の光共振器ミラー41、43により光共振器が構成される。光共振器内のレーザビームの経路上に放電空間25が配置される。ブロワ30で生成されたレーザガスの気流が、放電空間25に流入する。
光共振器内のレーザビームの経路を、部分反射鏡である光共振器ミラー43側に延長した仮想直線と筐体10との交差箇所に、ウィンドウ35が取り付けられている。部分反射鏡43を通って光共振器外に放射されたレーザビームが、ウィンドウ35を通って筐体10の外部に導出される。
図3に、放電電極20及び光共振器の斜視図を示す。一対のセラミックス電極21が、凸部23同士を対向させる姿勢で筐体10(図1、図2)に支持されている。凸部23は一方向に長い平面形状を有し、凸部23同士が平行に配置される。セラミックス電極21の外側の表面に溝24が形成されている。溝24内に導電性電極22が収納されている。導電性電極22の表面は、絶縁性のシリコーン等のコーティング部材で被覆される。
一方の(図3において左側の)セラミックス電極21の凸部23を長手方向に両方向に延長した位置に、ミラーホルダ40、42が取り付けられている。ミラーホルダ40、42の各々は、固定部と微調部とを含む。固定部は、例えばねじ止めまたは接着剤等によりセラミックス電極21に固定されている。ミラーホルダ40の微調部に全反射鏡41が装着され、他方のミラーホルダ42の微調部に部分反射鏡43が装着されている。固定部に対して微調部の姿勢を変化させることにより、全反射鏡41及び部分反射鏡43の姿勢を微調整することができる。
上記実施例1においては、光共振器ミラーを発振器の筐体の外側に取り付ける構成と比べて、放電電極20と、光共振器ミラー41、43との間に介在する部品点数が少ない。このため、光共振器の光軸と、放電電極20との位置合わせを容易に行うことができる。さらに、セラミックス電極21の材料は、金属等の筐体に比べて、熱膨張係数が小さい。このため、温度変化に伴う光共振器の光軸ずれを低減することができる。また、光共振器ミラー41、43を取り付けるための部品点数を削減することができるため、製造コスト削減を図ることができる。
[実施例2]
図4に、実施例2によるレーザ発振器の放電電極及び光共振器の断面図を示す。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例1では、図3に示したように、一対のセラミックス電極21のうち一方のセラミックス電極21にミラーホルダ40、42が取り付けられていた。
図4に、実施例2によるレーザ発振器の放電電極及び光共振器の断面図を示す。以下、実施例1との相違点について説明し、同一の構成については説明を省略する。実施例1では、図3に示したように、一対のセラミックス電極21のうち一方のセラミックス電極21にミラーホルダ40、42が取り付けられていた。
図4に示した実施例2では、ミラーホルダ40、42の各々が、両方のセラミックス電極21に取り付けられている。ミラーホルダ40、42の各々の固定部が、セラミックス電極21の長手方向の両端の端面に固定されている。ミラーホルダ40、42の微調部に、それぞれ共振器ミラー41、43が装着されている。セラミックス電極21の外側の表面に形成された溝24内に導電性電極22が収納されている。導電性電極22の表面が、シリコーン等の絶縁性のコーティング材料45で被覆されている。
実施例2においても、実施例1と同様に、温度変化に伴う光共振器の光軸ずれを低減することができる。さらに、実施例2においては、一対のセラミックス電極21の相対的な位置関係が、ミラーホルダ40、42の固定部によって固定される。ミラーホルダ40、42の固定部に、熱膨張係数の小さなセラミックス等を用いることにより、セラミックス電極21の相対的な位置関係の安定性を高めることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 筐体
20 放電電極
21 セラミックス電極
22 導電性電極
23 凸部
24 溝
25 放電空間
30 ブロワ
31 熱交換器
33 電流導入端子
34 電源配線
35 ウィンドウ
40 ミラーホルダ
41 共振器ミラー(全反射鏡)
42 ミラーホルダ
43 共振器ミラー(部分反射鏡)
45 コーティング材料
20 放電電極
21 セラミックス電極
22 導電性電極
23 凸部
24 溝
25 放電空間
30 ブロワ
31 熱交換器
33 電流導入端子
34 電源配線
35 ウィンドウ
40 ミラーホルダ
41 共振器ミラー(全反射鏡)
42 ミラーホルダ
43 共振器ミラー(部分反射鏡)
45 コーティング材料
Claims (3)
- 放電空間を挟んで対向配置された一対のセラミックス電極と、
一対の前記セラミックス電極の相互に対向する表面とは反対側の表面上にそれぞれ配置された導電性電極と、
一対の前記セラミックス電極の少なくとも一方のセラミックス電極に支持された一対の光共振器ミラーと、
前記セラミックス電極及びレーザガスを収容する筐体と
を有するレーザ発振器。 - さらに、一対の前記光共振器ミラーで構成される光共振器から取り出されたレーザビームを透過させ前記筐体の外側まで導出するウィンドウを有する請求項1に記載のレーザ発振器。
- さらに、前記光共振器ミラーを支持する前記セラミックス電極に固定された一対のミラーホルダを有し、
前記光共振器ミラーは、前記ミラーホルダに装着されており、前記セラミックス電極に対する前記光共振器ミラーの姿勢を微調可能である請求項1または2に記載のレーザ発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012052693A JP2013187443A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | レーザ発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012052693A JP2013187443A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | レーザ発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013187443A true JP2013187443A (ja) | 2013-09-19 |
Family
ID=49388610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012052693A Pending JP2013187443A (ja) | 2012-03-09 | 2012-03-09 | レーザ発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2013187443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019134122A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 住友重機械工業株式会社 | レーザ発振器 |
-
2012
- 2012-03-09 JP JP2012052693A patent/JP2013187443A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019134122A (ja) * | 2018-02-02 | 2019-08-08 | 住友重機械工業株式会社 | レーザ発振器 |
KR20190094092A (ko) * | 2018-02-02 | 2019-08-12 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 레이저발진기 |
CN110137787A (zh) * | 2018-02-02 | 2019-08-16 | 住友重机械工业株式会社 | 激光振荡器 |
JP7023573B2 (ja) | 2018-02-02 | 2022-02-22 | 住友重機械工業株式会社 | レーザ発振器 |
KR102473316B1 (ko) * | 2018-02-02 | 2022-12-01 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 레이저발진기 |
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