JP7023316B2

JP7023316B2 - ランバーサポートアセンブリ

Info

Publication number: JP7023316B2
Application number: JP2020082776A
Authority: JP
Inventors: フンヨンジョン; ヒョンチョルウ; リャンソンキム; ジンオキム; チャンギチョ
Original assignee: デチャンシートカンパニーリミテッド－ドンタン
Priority date: 2019-05-31
Filing date: 2020-05-08
Publication date: 2022-02-21
Anticipated expiration: 2040-05-08
Also published as: KR102179955B1; CN112009333A; JP2020196438A; DE102020206065A1; US20200376993A1; US11254247B2

Description

本発明は、ランバーサポートアセンブリに関し、詳しくは、車両のシートフレームに設置されて、搭乗者の上半身を支持するランバーサポートアセンブリに関する。

本明細書で他に表示されない限り、本識別項目で説明する内容は本願の請求範囲に対する従来技術ではなく、また、本識別項目に記載されているという理由で従来技術であると認められるものではない。

シートは搭乗者の臀部を支持するシートクッション、背中を支持するシートバック、搭乗者の腕を置けるアームレスト及び、頭を支持するヘッドレストからなり、搭乗者の制御によって搭乗者に合う形態に調節ができる。

搭乗者の上半身の両側を支持するランバーサポートアセンブリにおいては、多様な構造を有する製品が製作、または研究されているが、車両の性能及び燃費性能の上昇のためにはできる限り少ない部品で製作して重量がかさまないようにする必要がある。

これに関連して、韓国特許公報第１０－１７２５４１３号は車両用シートサイドボルスター装置を開示しており、韓国特許公報第１０－１５９８９６０号は車両用ランバーサポートを開示している。

しかしながら、従来の発明はランバーサポートを構成する部品を少なくして重量を最小化し、性能を改善する発明を開示していない。

韓国登録特許第１０－１７２５４１３号公報韓国登録特許第１０－１５９８９６０号公報

本発明の目的は、単一ナットの上下移動でマットの傾斜制御が可能であり、重量及び製作費用を低減するランバーサポートアセンブリを提供することにある。

また、上述したような技術的課題に限定せず、以下の説明からまた別の技術的課題が導き出される可能性があることは自明である。

本発明の一実施形態によれば、ランバーサポートアセンブリは、各両側がシートフレームの各両側に回動可能に取付けられるマットと、前記マットに結合し、上下に移動するナットを含む駆動部と、一側と他側のそれぞれが前記シートフレームの一側と他側のそれぞれに結合し、前記マットの後方を囲みながら前記ナットと結合するように形成されるテンション部とを含み、前記ナットは移動方向に応じて前記テンション部を引っ張ったり緩めたりして、前記マットを前方または後方に向かって移動させる。

また、前記テンション部は、各一端は前記シートフレームの両側に結合し、各他端は前記マットの後方に向かって延長して前記ナットの一側と他側のそれぞれに結合する第１及び第２ケーブルを含んでもよい。

また、前記駆動部は、一端は前記マットに結合するモーターとギア連結され、他端は下部に向かって延長し、前記ナットを貫通して前記ナットと螺合する駆動軸をさらに含んでもよい。

また、前記マットは、前記マットの両側下部に結合して前記第１及び第２ケーブルのそれぞれを囲むように形成される第１及び第２スロットを含んでもよい。

また、前記テンション部は、前記第１及び第２ケーブルのそれぞれと前記第１及び第２スロットとの間で前記第１及び第２ケーブルの外側を円筒状に囲むように形成される第１及び第２保護カバーをさらに含んでもよい。

また、前記モーターは前記マットの背面に結合し、一側に向かって突出した回転軸はウォームギア型で前記駆動軸の一端とギア結合してもよい。

また、ランバーサポートアセンブリは、前記マットに結合してローラーの形で前記テンション部と密着する第１ローラー、前記第１ローラーの後方に結合する第２ローラーと、一端は前記第２ローラーに巻き取られ、他端はヘッドレストの下部に形成された回転軸に連結される第１ワイヤーを含む連結部をさらに含んでもよい。

また、ランバーサポートアセンブリは、前記ナットの下部で前記マットに結合し、下部の一部分に前記テンション部が巻き取られる第１ローラー、前記第１ローラーの後方に結合する第２ローラー、及びヘッドレストの下部に配置される回転軸と結合して後方に延長し、前記第２ローラーに巻き取られたワイヤーと連結される支持部をさらに含んでもよい。

本発明の一実施形態によれば、ランバーサポートアセンブリは、単一ナットの上下移動だけでマットを移動させて搭乗者の上半身を支持することができ、ケーブルの着脱が容易で、メンテナンスが容易な利点を有する。

また、ランバーサポートアセンブリは、両側から連結されるケーブルを上部に向かって引っ張る駆動だけでマットの傾斜調節が可能であり、比較的少ない部品で構成されるため、重量が軽いという利点を有する。

併せて、これらの記載された本発明の効果は、発明者が認めるか否かに関わらず、記載内容の構成によって当然発揮され得るものであって、上述した効果は記載内容に沿ったいくつかの効果であるに過ぎず、発明者が把握または実在するすべての効果を記載したものと認められてはならない。

また、本発明の効果は、明細書の全体的な記載によってさらに把握する必要があるものであり、たとえ明示的な文章で記載されていなくとも、記載された内容が属する技術分野において通常の知識を有する者が本明細書を通じて、そのような効果があるものと認めることができる効果であれば、本明細書に記載された効果として見なされなければならない。

本発明の一実施形態に係るランバーサポートアセンブリの背面図である。図１のランバーサポートアセンブリを別の角度から見た斜視図である。図１のランバーサポートアセンブリの分解斜視図である。図２のナットを別の角度から見た斜視図である。図２のＩ－Ｉ´に沿って切断した断面図である。図１のスロットを示す斜視図である。図１のランバーサポートアセンブリの駆動を示す側面図である。本発明の他の実施形態に係るランバーサポートアセンブリの一部分を示す背面図である。

以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態によるランバーサポートアセンブリの構成、作動及び作用効果について考察する。参考として、以下の図面において、各構成要素は便宜及び明確性のために省略または概略的に図示され、各構成要素の大きさは、実際の大きさを反映するものではなく、また明細書全体に亘り同一の参照符号は同一の構成要素を指し、個別の図面で同一の構成に対する図面符号は省略することとする。

図１は、本発明の一実施形態に係るランバーサポートアセンブリの背面図を示し、図２は図１のランバーサポートアセンブリを別の角度から見た斜視図であり、図３は図１のランバーサポートアセンブリの分解斜視図である。

図１乃至図３に示すように、ランバーサポートアセンブリ１００は、マット２００、駆動部３００、及びテンション部４００を含む。

ランバーサポートアセンブリ１００は、駆動部３００を構成する部品の数、体積及び重量が比較的少ないことにより車両の燃費を向上させ、マット２００下部の前方または後方への移動を制御して搭乗者の身体条件に合ったシートポジションを提供する。

マット２００の一端は上部に形成され、上部の両側に形成されたスプリング２０を介してマット２００の一側と他側のそれぞれはシートフレームの一側と他側のそれぞれに結合し、マット２００の他端はプレート状に下部に向かって延長してテンション部４００を介して前記シートフレームと連結される。

具体的には、マット２００は、胴部２１０、第１スロット２２０、及び第２スロット２３０を含む。

胴部２１０の一端は、上部または下部に向かって延長するプレート状に形成され、胴部２１０の前後方を貫通する長方形の複数の中空が格子状に互いに離隔するように形成される。

胴部２１０の他端は、一端から下部に向かってプレート状に所定の距離だけ延長し、他端の後方の一側と他側のそれぞれにテンション部４００と連結される第１及び第２スロット２２０、２３０が形成される。

第１スロット２２０は、胴部２１０の他端の一側に前方部がプレート状に形成されて胴部２１０と結合し、後方部は前方部から両側に長く延長した円筒状の空間を囲む形で後方に向かって延長し、後述される第１保護カバー４３０を囲む。

第２スロット２３０は、胴部２１０の他端の他側に前方部がプレート状に形成されて胴部２１０と結合し、後方部は前方部から両側に長く延長した円筒状の空間を囲む形で後方に向かって延長し、後述される第２保護カバー４４０を囲む。

図１及び図２を参照すると、駆動部３００は、第１ケース３１０、モーター３２０、回転軸３２５、ウォーム３３０、ウォームギア３４０、駆動軸３５０、及びナット３６０を含む。

駆動部３００は、マット２００の他端後方に結合し、正方向回転駆動によって前記シートフレームの両側に連結されたケーブルを引っ張り、前記ケーブルの張力でマット２００の他端を前方に向かって移動させる。

一方、駆動部３００は、逆方向回転駆動によって前記シートフレームの両側に連結されたケーブルを緩め、前記ケーブルの張力を相対的に低くするように制御すれば、マット２００の他端は搭乗者の荷重によって後方に向かって移動する。

第１ケース３１０は、プレート状に形成されて胴部２１０の後方に結合し、後方に向かって突出し、上部または下部に向かって長く延長した形態のリブが背面の一側と他側に互いに離隔するように形成されて中央に溝３１２が形成される。

モーター３２０は、マット２００の他側後方に結合し、一側または他側に向かって円筒状に延長した形態で形成され、他側に形成された回転軸３２５が他側に向かって所定の距離だけ延長してウォーム３３０と結合する。

ウォーム３３０の一側は回転軸３２５と結合し、ウォーム３３０の前面は前方に配置されるウォームギア３４０の外側とかみ合い、回転軸３２５の回転方向に沿って回転しながらウォームギア３４０を正方向または逆方向に回転させる。

ウォームギア３４０は、ウォーム３３０の前方と胴部２１０との間に配設され、ウォーム３３０の回転方向に沿って正方向または逆方向に回転し、中央下部は下部に配置される駆動軸３５０と結合する。

駆動軸３５０の一端はウォームギア３４０の中央に結合し、他端は外側にねじ山が形成された円柱状で、一端から下部に向かって所定の距離だけ延長してナット３６０の上部から下部に向かって貫通しながらナット３６０と螺合する。

ナット３６０は直方体の形に形成され、第１ケース３１０の後方で駆動軸３５０と螺合し、前方の一部分が溝３１２に挿入されて第１ケース３１０に沿って上部または下部に向かってスライド移動が可能である。

ナット３６０は、後述される第２ケース３７０が第１ケース３１０と結合すると、第１及び第２ケース３１０、３７０の間で駆動軸３５０の正方向または逆方向回転によって上部または下部に向かって移動する。

ナット３６０の前方及び後方は、第１及び第２ケース３１０、３７０のそれぞれと密着するため、駆動軸３５０の正方向または逆方向回転によってナット３６０は回転の代わりに上部または下部に向かって移動する。

第２ケース３７０は、第１ケース３１０の後方で駆動軸３５０とナット３６０をカバーし、第１ケース３１０と結合する長方形のキャップ型に形成され、前面の一側及び他側に上部または下部に向かって長く延長したリブが形成されて中央に溝３７２が形成される。

第２ケース３７０が第１ケース３１０と結合した状態でナット３６０の前方及び後方の一部分は溝３１２、３７２のそれぞれに挿入され、ナット３６０は溝３１２、３７２のそれぞれに沿って上部または下部に向かってスライド移動が可能である。

第１及び第２ケース３１０、３７のそれぞれが結合した状態で、第２ケース３７０の底面の一側及び他側には第２ケース３７０の底面の一側及び他側のそれぞれを上下に貫通する孔部３７４、３７５が形成される。

テンション部４００は、第１ケーブル４１０、第２ケーブル４２０、第１保護カバー４３０、及び第２保護カバー４４０を含む。

テンション部４００は、前記シートフレームの下部側の一側及び他側に結合し、マット２００の他端後方を放物線状に囲みながら駆動部３００と結合し、前記シートフレームの一側と他側を相互に連結する形で形成される。

テンション部４００は、駆動部３００の正方向回転駆動によって引っ張られると、両側に向かって直線状に広がりながらマット２００の他端と密着し、マット２００の他端を前方に向かって移動させ、搭乗者の上半身を支持する。

一方で、テンション部４００は、駆動部３００の逆方向回転駆動によって緩やかに両側に向かって弛むと、マット２００の他端後方を支持する支持力が解かれ、搭乗者の荷重によってマット２００の他端が後方に向かって移動する。

具体的には、第１ケーブル４１０の一端は胴部２１０の一側に位置するシートフレームの一側のフレームに結合し、他端は他側に向かって延長して第１スロット２２０を通って胴部２１０の他端の一側後方を囲みながらナット３６０の一側下部と結合する。

第２ケーブル４２０の一端は胴部２１０の他側に位置する前記シートフレームの他側のフレームに結合し、他端は一側に向かって延長して第２スロット２３０を通って胴部２１０の他端の他側後方を囲みながらナット３６０の他側下部と結合する。

したがって、モーター３２０の駆動により駆動軸３５０が正回転すると、ナット３６０は胴部２１０の他端側から胴部２１０の一端側に向かって移動し、第１及び第２ケーブル４１０、４２０それぞれの他端を引っ張り、引っ張られた第１及び第２ケーブル４１０、４２０の張力によって胴部２１０は前方に向かって移動する。

第１保護カバー４３０は、第１ケーブル４１０の外側面を囲む円筒状に形成されて第１ケーブル４１０と結合し、第１ケーブル４１０が挿入される第１スロット２２０の後方部と第１ケーブル４１０の外側面との間に形成され、ナット３６０によって移動する第１ケーブル４１０の摩耗を防止する。

第２保護カバー４４０は、第２ケーブル４２０の外側面を囲む円筒状に形成されて第２ケーブル４２０と結合し、第２ケーブル４２０が挿入される第２スロット２３０の後方部と第２ケーブル４２０の外側面との間に形成され、ナット３６０によって移動する第２ケーブル４２０の摩耗を防止する。

図４は図２のナットを別の角度から見た斜視図であり、図５は図２のＩ－Ｉ´に沿って切断した断面図であり、図６は図１のスロットを示す斜視図である。

図４を参照すると、ナット３６０のフレーム３５１は一側または他側に向かって長く延長した直方体の形に形成され、ナット３６０の一側と他側を上部または下部に向かって貫通する空間には、第１及び第２ケーブル４１０、４２０のそれぞれの他端に形成された円柱状の第１及び第２結合具のそれぞれが挿入及び結合される。

フレーム３５１の中央にはフレーム３５１の上部及び下部を貫通する円柱状の中空３５２が形成され、中空３５２に位置するフレーム３５１の内側面は中空３５２に挿入される駆動軸３５０の外側面と螺合する。

第１結合溝３５３は、フレーム３５１の一側上部から下部に向かって所定の距離だけ円柱状に陥没して第１結合溝３５３の上部は外部と繋がり、フレーム３５１の一側面上部の一部分は第１結合溝３５３に向かって陥没して第１結合溝３５３とフレーム３５１の一側に該当する空間を互いに繋げる第１の一側通路が形成される。

第２結合溝３５４は、フレーム３５１の一側底面から第１結合溝３５３のサイズよりも相対的に小さい円柱状に上部に向かって陥没して第１結合溝３５３と繋がり、フレーム３５１の一側面下部の一部分は第２結合溝３５４に向かって陥没して第２結合溝３５４とフレーム３５１の一側に該当する空間を互いに繋げる第２の一側通路が形成される。

前記第１及び第２の一側通路は互いに繋がって一側通路として形成され、前記第１結合具を除いた第１ケーブル４１０はフレーム３５１の一側から前記一側通路を通って第１結合溝３５３及び第２結合溝３５４に挿入される。

第１ケーブル４１０が第１結合溝３５３及び第２結合溝３５４に挿入された状態で所定の距離だけ下方に向かって移動すると、前記第１結合具が第１結合溝３５３に挿入されて第１ケーブル４１０の他端はフレーム３５１と結合する。

前記第１結合具は、第２結合溝３５４の空間より相対的に大きく形成されているため、前記第１結合具は第１結合溝３５３に挿入された状態で上部に向かって移動可能だが、第２結合溝３５４を通って下部に向かう移動は遮断される。

第３結合溝３５５は、フレーム３５１の他側上部から下部に向かって所定の距離だけ円柱状に陥没して第３結合溝３５５の上部は外部と繋がり、フレーム３５１の他側面上部の一部分は第３結合溝３５５に向かって陥没して第３結合溝３５５とフレーム３５１の他側に該当する空間を繋げる第１の他側通路が形成される。

第４結合溝３５６は、フレーム３５１の他側底面から第３結合溝３５５のサイズよりも相対的に小さい円柱状に上部に向かって陥没して第３結合溝３５５と繋がり、フレーム３５１の他側面下部の一部分は第４結合溝３５６に向かって陥没して第４結合溝３５６とフレーム３５１の他側に該当する空間を互いに繋げる第２の他側通路が形成される。

前記第１及び第２の他側通路は互いに繋がって他側通路として形成され、前記第２結合具を除いた第２ケーブル４２０はフレーム３５１の他側から前記他側通路を通って第３結合溝３５５及び第４結合溝３５６に挿入される。

第２ケーブル４２０が第３結合溝３５５及び第４結合溝３５６に挿入された状態で所定の距離だけ下方に向かって移動すると、前記第２結合具が第３結合溝３５５に挿入されて第２ケーブル４２０の他端はフレーム３５１の他側に結合する。

前記第２結合具は、第４結合溝３５６の空間より相対的に大きく形成されているため、前記第２結合具は第３結合溝３５５に挿入された状態で上部に向かって移動可能だが、第４結合溝３５６を通って下部に向かう移動は遮断される。

前面リブ３５７、３５８のそれぞれは、フレーム３５１の前面の一側及び他側から上部または下部に向かって長く延長されたバー状に前方に向かって所定の距離だけ突出し、後面リブ３５９、３６１のそれぞれは、フレーム３５１の後面の一側及び他側から上部または下部に向かって長く延長されたバー状に後方に向かって所定の距離だけ突出する。

図５に示すように、第１ケーブル４１０の他端に形成された前記第１結合具は、第１結合溝３５３に挿入されてフレーム３５１と結合し、第２ケーブル４２０の他端に形成された前記第２結合具は、第３結合溝３５５に挿入されてフレーム３５１と結合する。

前面リブ３５７、３５８は、溝３１２に挿入されて第１ケース３１０の後面と密着し、後面リブ３５９、３６１は、溝３７２に挿入されて第２ケース３７０の前面と密着する。

駆動軸３５０は中空３５２に挿入され、駆動軸３５０の外側面は中空３５２内部のフレーム３５１の内側面と螺合して駆動軸３５０の回転方向に沿ってフレーム３５１は上部または下部に向かって移動する。

図１及び図６を参照すると、第１スロット２２０はカバー２２２、固定ピン２２４及び固定ピン２２５を含み、第２スロット２３０はカバー２３２、固定ピン２３４及び固定ピン２３５を含む。

カバー２２２の前方部はプレート状に形成されて胴部２１０の背面に結合し、後方部は前方部の他側上部及び下部の一部分が第１保護カバー４３０の上部及び下部を囲むプレート状に延長して第１保護カバー４３０の一部分と密着する。

固定ピン２２４の一端は、カバー２２２の後方部の一側に該当する前方部の背面に結合し、他端は後方に向かって所定の距離だけ延長した後、先端の一部分が前方下部に向かって折れ曲がり、所定の距離だけ傾斜して延長する。

固定ピン２２５の一端は、固定ピン２２４の下部に該当する位置でカバー２２２の前方部の背面に結合し、他端は後方に向かって所定の距離だけ延長した後、先端の一部分が前方上部に向かって折れ曲がり、所定の距離だけ傾斜して延長する。

したがって、第１保護カバー４３０は、第１ケーブル４１０をカバーした状態で一部分がカバー２２２の後方部に挿入されて結合し、第１保護カバー４３０の残りの部分は、固定ピン２２４、２２５の各他端の間から前方に向かって移動して固定ピン２２４、２２５の各他端前方に挿入及び固定される。

カバー２３２の前方部はプレート状に形成されて胴部２１０の背面に結合し、後方部は前方部の一側上部と下部の一部分が第２保護カバー４４０の上部及び下部を囲むプレート状に延長して第２保護カバー４４０の一部分と密着する。

固定ピン２３４の一端は、カバー２３２の後方部の他側に該当する前方部の背面に結合し、他端は後方に向かって所定の距離だけ延長した後、先端の一部分が前方下部に向かって折れ曲がり、所定の距離だけ傾斜して延長する。

固定ピン２３５の一端は、固定ピン２３４の下部に該当する位置でカバー２３２の前方部の背面に結合し、他端は後方に向かって所定の距離だけ延長した後、先端の一部分が前方上部に向かって折れ曲がり、所定の距離だけ傾斜して延長する。

したがって、第２保護カバー４４０は、第２ケーブル４２０をカバーした状態で一部分がカバー２３２の後方部に挿入されて結合し、第２保護カバー４４０の残りの部分は、固定ピン２３４、２３５の各他端の間から前方に向かって移動して固定ピン２３４、２３５の各他端前方に固定される。

図７は図１のランバーサポートアセンブリの駆動を示す側面図である。

図３及び図７を参照すると、モーター３２０が駆動してウォーム３３０が正方向回転すると、ウォームギア３４０及び駆動軸３５０が正方向回転し、ナット３６０は上部に向かって移動して第１及び第２ケーブル４１０、４２０を上部に向かって引っ張る。

第１及び第２ケーブル４１０、４２０の各他端が上部に向かって移動しながら、第１及び第２ケーブル４１０、４２０の張力によって胴部２１０の他端は第１及び第２ケーブル４１０、４２０が上昇する距離に比例して前方に向かって移動する。

一方、モーター３２０が駆動してウォーム３３０が逆方向回転すると、ウォームギア３４０及び駆動軸３５０が逆方向回転し、ナット３６０は下部に向かって移動して第１及び第２ケーブル４１０、４２０の各他端が下部に向かって移動し、第１及び第２ケーブル４１０、４２０は緩んだ状態に切り換わる。

第１及び第２ケーブル４１０、４２０は緩みながら、第１及び第２ケーブル４１０、４２０の張力によって前方に向かって移動した胴部４１０の他端は搭乗者の荷重、スプリング２０の弾性力や胴部２１０の重量によって後方に向かって移動する。

したがって、ランバーサポートアセンブリ１００は、単一のモーター３２０及び単一のナット３６０の駆動により搭乗者の腰椎を安定的に支持することができ、製作費用及び自己重量の低減が可能で、コスト面でのメリットを有する。

図８は、本発明の他の実施形態に係るランバーサポートアセンブリの一部分を示す背面図である

本発明の実施形態に係るランバーサポートアセンブリ１２０は、回転軸２１、スプリング２２及び連結部７００を除けば、図１乃至７のランバーサポートアセンブリ１２０と実質的に同じなので、同じ参照番号と名称を使用して重複する説明を省略する。

ランバーサポートアセンブリ１２０は回転軸２１、スプリング２２、及び連結部７００をさらに含む。

回転軸２１は、一側または他側に向かって長く延長するバー状に形成されてヘッドレスト２０の下部に結合し、両側は連結部７００に連結されて連結部７００の駆動に応じて延長方向を軸に回動する。

スプリング２２は、トーションスプリングの形態で形成され、ヘッドレスト２０の下部で回転軸２１を囲むように形成され、一端下部はシートフレームに結合し、他端上部はヘッドレスト２０と結合する。

したがって、スプリング２２は回転軸２１が連結部７００の駆動に応じて正回転すると、ねじれながら回転軸２１が逆回転するようにヘッドレスト２０に弾性力を与える。

連結部７００は、第１ローラー７１０、第２ローラー７２０、第１ワイヤー７２５、第３ローラー７３０、第４ローラー７４０、第２ワイヤー７４５、第１支持部７５０及び第２支持部７６０を含む。

連結部７００の一端は、ローラーの形態で第１ケース３１０の下部で胴部２１０の背面に前後方の軸を基準にして回動可能に取付けられ、後方に巻き取られるワイヤーが回転軸２１の両側に連結され、ナット３６０の駆動によって第１及び第２ケーブル４１０、４２０が上部に向かって移動すると、前記ワイヤーを引っ張って回転軸２１を回転させる。

第１ローラー７１０は、第１ケース３１０の一側下部に該当する位置で胴部２１０の背面に前後方の軸を基準にして回動可能に取付けられ、第１ケーブル４１０の他端は第１ローラー７１０の下部及び他側と密着し、上部に向かって延長してナット３６０に結合する。

第２ローラー７２０は、第１ローラー７１０より相対的に小さいローラーであって、第１ローラー７１０の後方中央に円形の前面部が結合し、外側面に形成された溝には第１ワイヤー７２５が巻き取られて結合する。

第１ワイヤー７２５の一端は、第２ローラー７２０の外側に形成された溝に挿入されて第２ローラー７２０に巻き取られて結合し、他端は第２ローラー７２０の一側から上部に向かって延長して回転軸２１の一側と結合する第１支持部７５０に連結される。

第１支持部７５０の一端は回転軸２１の一側に結合し、他端は後方に向かって所定の距離だけバー状に延長して第１ワイヤー７２５の他端と結合し、第１ワイヤー７２５が下降すると、回転してヘッドレスト２０を後方に向かって移動させる。

第３ローラー７３０は、第１ケース３１０の他側下部に該当する位置で胴部２１０の背面に前後方の軸を基準にして回動可能に取付けられ、第２ケーブル４２０の他端は、第３ローラー７３０の下部及び一側と密着し、上部に向かって延長してナット３６０に結合する。

第４ローラー７４０は、第３ローラー７３０より相対的に小さいローラーであって、第３ローラー７３０の後方中央に円形の前面部が結合し、外側面に形成された溝には第２ワイヤー７４５が巻き取られて結合する。

第２ワイヤー７４５の一端は、第４ローラー７４０の外側に形成された溝に挿入されて第４ローラー７４０に巻き取られて結合し、他端は第４ローラー７４０の他側から上部に向かって延長して回転軸２１の他側と結合する第２支持部７６０に連結される。

第２支持部７６０の一端は回転軸２１の他側に結合し、他端は後方に向かって所定の距離だけバー状に延長して第２ワイヤー７４５の他端と結合し、第２ワイヤー７４５が下降すると、回転してヘッドレスト２０を後方に向かって移動させる。

したがって、ナット３６０が上部に向かって移動して第１及び第２ケーブル４１０、４２０が上部に向かって移動すると、第１及び第３ローラー７１０、７３０のそれぞれは、後方視でそれぞれ時計回り及び反時計回りに回転する。

また、第１及び第３ローラー７１０、７３０のそれぞれが時計回り及び反時計回りに回転すると、第２及び第４ローラー７２０、７４０のそれぞれは時計回り及び反時計回りにそれぞれ回転しながら第１及び第２ワイヤー７２５、７４５のそれぞれを下部に向かって引っ張る。

結局、ナット３６０が上部に向かって移動して胴部２１０の他端が前方に向かって移動すると、腰椎が支持されながら搭乗者の頭は後方に向かって移動することになり、連結部７００によってヘッドレスト２０が自動的に後方に向かって移動することで、快適に使用者の頭を支持するという利点がある。

以上、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を説明したが、本明細書に記載した実施形態と図面に示した構成は、本発明の最も好適な一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではなく、本出願時点においてこれらを代替することができるさまざまな均等物と変形例があり得ることが理解されなければならない。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面において例示的なものであり、限定的なものではないものとして理解されなければならず、本発明の範囲は詳細な説明より後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

１００、１２０ランバーサポートアセンブリ
２００マット
３００駆動部
４００テンション部

Claims

各両側がシートフレームの各両側に回動可能に取付けられるマットと、
前記マットに結合し、上下に移動するナットを含む駆動部と、
一側と他側のそれぞれが前記シートフレームの一側と他側のそれぞれに結合し、前記マットの後部を囲みながら前記ナットと結合するように形成されるテンション部とを含み、
前記ナットは移動方向に応じて前記テンション部を引っ張ったり緩めたりして、前記マットを前方または後方に向かって移動させ、
前記テンション部は、第１及び第２ケーブルを含み、第１及び第２ケーブルは、第１及び第２ケーブルのそれぞれが、第１及び第２端部を有し、それぞれの第１端部が、前記シートフレームの両側にそれぞれ結合し、それぞれの第２端部が、前記マットの後部に向かって延長して前記ナットにそれぞれに結合するように、構成され、
前記駆動部は、駆動軸をさらに含み、前記駆動軸は、前記マットに結合するモーターとギア連結された第１端部と、下方に向かって延長し、前記ナットを貫通して前記ナットと螺合する、第２端部と、をさらに含み、
前記駆動部は、
前記マットと前記駆動軸の間で前記マットに結合し、前記ナットと密着し、前記ナットと前記駆動軸を囲むように形成される、第１ケースと、
前記第１ケースの後部で前記ナットと密着しながら前記第１ケースと結合する、第２ケースと、
をさらに含み、
前記ナットは、第１結合溝と、第２結合溝と、第３結合溝と、第４結合溝と、をさらに含み、
前記第１結合溝は、前記第１ケーブルの前記第２端部に形成された第１結合具が挿入されるように形成され、前記第２結合溝は、前記第１結合溝に接続され、前記第１結合溝に挿入された前記第１結合具が前記第２結合溝を通る移動が制限されるように形成され、前記第１結合溝は、第１の一側通路を有し、前記第２結合溝は、第２の一側通路を有し、前記第１及び第２の一側通路は、一側通路を共に形成し、前記一側通路は、前記第１結合具を除いた前記第１ケーブルが、前記ナットの一側から前記一側通路を通って前記第１結合溝及び前記第２結合溝に挿入されることができるようにし、
前記第３結合溝は、前記第２ケーブルの前記第２端部に形成された第２結合具が挿入されるように形成され、前記第４結合溝は、前記第３結合溝に接続され、前記第３結合溝に挿入された前記第２結合具が前記第４結合溝を通る移動が制限されるように形成され、前記第３結合溝は、第１の他側通路を有し、前記第４結合溝は、第２の他側通路を有し、前記第１及び第２の他側通路は、他側通路を共に形成し、前記他側通路は、前記第２結合具を除いた前記第２ケーブルが、前記ナットの他側から前記他側通路を通って前記第３結合溝及び前記第４結合溝に挿入されることができるようにする、ランバーサポートアセンブリ。
前記マットは、
前記マットの両側下部に結合して前記第１及び第２ケーブルのそれぞれを囲むように形成される第１及び第２スロットを含むことを特徴とする請求項１に記載のランバーサポートアセンブリ。
前記テンション部は、
前記第１及び第２ケーブルのそれぞれと前記第１及び第２スロットとの間で前記第１及び第２ケーブルの外側を円筒状に囲むように形成される第１及び第２保護カバーをさらに含むことを特徴とする請求項２に記載のランバーサポートアセンブリ。
前記ナットの下部で前記マットに結合し、下部の一部分に前記テンション部が巻き取られる第１ローラー、前記第１ローラーの後方に結合する第２ローラー、及びヘッドレストの下部に配置される回転軸と結合して後方に延長し、前記第２ローラーに巻き取られたワイヤーと連結される支持部を含む連結部をさらに含むことを特徴とする請求項１に記載のランバーサポートアセンブリ。