JP7023191B2 - 入退室管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、通行者の通行が許可されている場合に電気錠が扉を解錠する入退室管理システムに関する。
従来、通行者の通行が許可されている場合に、部屋の出入口を開閉する扉を電気錠が解錠する入退室管理システムとして、さまざまなシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013-221311号公報
ここで、従来の入退室管理システムでは、扉の解錠が行われて扉が開いてからの経過時間が一定時間になると、警報が発生する。したがって、台車などを用いて荷物を運ぶ人、車椅子を利用する人などの特定の属性を有する通行者が出入口を通行する場合、出入口を通行するのに時間がかかってしまい、結果として、警報が不必要に発生してしまう可能性がある。また、このような特定の属性を有する通行者に配慮して、扉が開いてから警報が発生するまでの時間を長く設定すると、通行者が通行した後に扉が開いているにも関わらず、警報が発生するまでの時間が長くなり、結果として、セキュリティーが損なわれる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、特定の属性を有する通行者に配慮しつつ、セキュリティーが損なわれることを抑制することができる入退室管理システムを得ることを目的とする。
本発明における入退室管理システムは、出入口を開閉する扉の施解錠を行う電気錠と、出入口を通行する通行者の識別情報を読み取る読取装置と、警報を発生させる警報装置と、読取装置によって読み取られた識別情報を用いて通行者の通行を許可するか否かを判断し、通行者の通行を許可すると判断した場合に電気錠を制御することで扉の解錠を行う電気錠制御部と、識別情報と、扉が開いていることを許容する許容時間とが対応付けられた許容時間リストに従って、読取装置によって読み取られた識別情報に対応する許容時間を決定する許容時間決定部と、扉が開いてからの経過時間が許容時間に達すれば、警報装置を制御することで警報を発生させる警報装置制御部と、扉が開いた時刻および扉が閉まった時刻から構成される扉開閉時刻情報を、読取装置によって読み取られた識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストに登録する通行履歴情報登録部と、通行履歴情報リストを参照して、許容時間リストを更新する許容時間リスト更新部と、を備え、通行履歴情報登録部は、警報が発生した場合に警報が発生したことを示す警報情報を、読取装置によって読み取られた識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストにさらに登録し、許容時間リスト更新部は、通行履歴情報リストの警報情報を参照して、通行履歴情報リストにおける警報情報に対応付けられた許容時間を更新するものである。
本発明によれば、特定の属性を有する通行者に配慮しつつ、セキュリティーが損なわれることを抑制することができる入退室管理システムを得ることができる。
本発明の実施の形態1における入退室管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1における入退室管理システムのカードリーダ、電気錠およびコントローラのそれぞれの構成を示すブロック図である。 図2の許容時間決定部が保持する許容時間リストの一例を示す図である。 図2の通行履歴情報登録部が保持する通行履歴情報リストの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における入退室管理システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における入退室管理システムのカードリーダ、電気錠およびコントローラのそれぞれの構成を示すブロック図である。
以下、本発明による入退室管理システムを、好適な実施の形態にしたがって図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明は、例えば倉庫、工場、病院等といった様々な場所に構築される入退室管理システムに適用可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における入退室管理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、入退室管理システムは、部屋の外側および内側のそれぞれに設けられるカードリーダ1と、部屋の出入口を開閉する扉(図示せず)の施解錠を行う電気錠2と、電気錠2を制御するコントローラ3と、コントローラ3との間で通信を行う中央管理装置4とを備える。
カードリーダ1および電気錠2は、複数の部屋のそれぞれに設けられる。各部屋に設けられるカードリーダ1および電気錠2は、コントローラ3によって制御される。コントローラ3は、建物の複数の階のそれぞれに設けられる。各階に設けられるコントローラ3は、中央管理装置4との間で通信が可能となっている。
図2は、本発明の実施の形態1における入退室管理システムのカードリーダ1、電気錠2およびコントローラ3のそれぞれの構成を示すブロック図である。
図2において、カードリーダ1は、読取装置11および警報装置12を備える。読取装置11は、出入口を通行する通行者のICカード(図示せず)から識別情報を読み取って取得する。ICカードは、ICカードを所有する通行者に固有の識別情報を保持する。識別情報としては、例えば、通行者個人を識別するための情報、通行者が所属する部署を識別するための情報、通行者が社員であるかビジターであるかを識別するための情報などが挙げられる。
読取装置11によって読み取られた通行者の識別情報は、コントローラ3に与えられる。警報装置12は、コントローラ3による制御に従って、音などの警報を発生させる。
電気錠2は、電気錠本体21および開状態検出装置22を備える。電気錠本体21は、扉が施錠される施錠位置と、扉が解錠される解錠位置との間で変位する。電気錠本体21が施錠位置に位置する場合には、扉が施錠され、電気錠本体21が解錠位置に位置する場合には、扉が解錠される。開状態検出装置22は、扉が開いている場合に、扉の状態が開状態であることを検出する。開状態検出装置22の検出結果は、コントローラ3に与えられる。
コントローラ3は、例えば、演算処理を実行するマイクロコンピュータと、プログラムデータ、固定値データ等のデータを記憶するROM(Read Only Memory)と、格納されているデータを更新して順次書き換えられるRAM(Random Access Memory)、タイマー等によって実現される。コントローラ3は、読取装置11によって読み取られた識別情報を読取装置11から取得する。コントローラ3は、電気錠制御部31、許容時間決定部32、警報装置制御部33、通行履歴情報登録部34および許容時間リスト更新部35を備える。
電気錠制御部31は、読取装置11によって読み取られた識別情報を用いて通行者の通行を許可するか否かを判断する。具体的には、電気錠制御部31は、出入口の通行が許可されている通行者の識別情報を登録識別情報として保持する。電気錠制御部31は、読取装置11によって読み取られた識別情報が登録識別情報と一致すれば、通行者の通行を許可すると判断する。一方、電気錠制御部31は、読取装置11によって読み取られた識別情報が登録識別情報と相違すれば、通行者の通行を許可しないと判断する。
電気錠制御部31は、上述の判断の結果、通行者の通行を許可すると判断した場合には、電気錠2を制御することで扉の解錠を行う。電気錠制御部31は、扉の解錠を行ってから予め設定された時間が経過すると、電気錠2を制御することで扉の施錠を行う。一方、電気錠制御部31は、通行者の通行を許可しないと判断した場合には、電気錠2が扉の施錠を行ったままとする。
許容時間決定部32は、後述する許容時間リストを保持する。許容時間決定部32は、許容時間リストを参照して、扉が開いていることを許容する時間である許容時間を決定する。
ここで、許容時間決定部32が保持する許容時間リストの一例について、図3を参照しながら説明する。図3は、図2の許容時間決定部32が保持する許容時間リストの一例を示す図である。
図3において、許容時間リストは、通行者を識別するための情報である「識別情報」と、扉が開いていることを許容する時間である「許容時間」とが対応付けられたリストである。
なお、図3では、許容時間リストに登録されている識別情報と許容時間との対応関係について、「A」に対応する許容時間が「30秒」であり、「B」に対応する許容時間が「60秒」であり、「C」に対応する許容時間が「75秒」である場合を例示している。
許容時間決定部32は、許容時間リストに従って、読取装置11によって読み取られた識別情報に対応する許容時間を決定する。
警報装置制御部33は、扉の解錠が行われて扉が開いてからの経過時間が、許容時間決定部32によって決定された許容時間に達すれば、警報装置12を制御することで警報を発生させる。警報装置制御部33は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が開いたことを確認すれば、扉が開いてからの経過時間の計測を開始する。警報装置制御部33は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が閉まったことを確認すれば、計測した経過時間をリセットする。
通行履歴情報登録部34は、後述する通行履歴情報リストを保持する。通行履歴情報登録部34は、扉の解錠が行われて扉が開いた時刻と、扉が開いてその後扉が閉まった時刻とを、読取装置11によって読み取られた識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストに登録する。通行履歴情報登録部34は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が開いたことを確認すれば、扉が開いた時刻を確定する。また、通行履歴情報登録部34は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が閉まったことを確認すれば、扉が閉まった時刻を確定する。
通行履歴情報登録部34は、警報装置12によって警報が発生した場合、警報が発生したことを示す情報である警報情報を、読取装置11によって読み取られた識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストに登録する。また、通行履歴情報登録部34は、通行履歴情報リストを中央管理装置4に定期的に出力する機能を有する。
ここで、通行履歴情報登録部34が保持する通行履歴情報リストの一例について、図4を参照しながら説明する。図4は、図2の通行履歴情報登録部34が保持する通行履歴情報リストの一例を示す図である。
図4において、通行履歴情報リストは、通行者を識別するための情報である「識別情報」と、扉が開閉した時刻を示す情報である「扉開閉時刻情報」と、警報が発生したことを示す情報である「警報情報」とが対応付けられたリストである。扉開閉時刻情報は、扉の解錠が行われて扉が開いた時刻を示す「扉開時刻」と、扉が開いてその後扉が閉まった時刻を示す「扉閉時刻」とから構成される。
なお、図4では、通行履歴情報リストに登録されている識別情報と扉開閉時刻情報と警報情報との対応関係について、図示するような対応関係を例示している。例えば、「A」に対応する扉開時刻および扉閉時刻は、それぞれ「9:05:10」および「9:05:18」である。また、図4に示すように、「B」に対応する警報情報は、警報が発生したこと示す一方、「A」および「C」のそれぞれに対応する警報情報は、警報が発生していないことを示す。
許容時間リスト更新部35は、許容時間決定部32によって保持される許容時間リストを、外部の中央管理装置4から入力される更新指令に従って更新する。
中央管理装置4は、ユーザが操作可能に構成されている。中央管理装置4は、ユーザの操作に従って更新指令を生成し、生成した更新指令をコントローラ3の許容時間リスト更新部35に与える。中央管理装置4は、例えばパーソナルコンピュータを用いて構成される。
中央管理装置4は、通行履歴情報登録部34に保持されている通行履歴情報リストを通行履歴情報登録部34から定期的に取得して記憶する。中央管理装置4は、記憶している通行履歴情報リストの情報をユーザの操作に従って画面表示する。これにより、ユーザは、通行履歴情報リストの情報を確認することができる。
ユーザは、中央管理装置4によって画面表示された通行履歴情報リストの情報を確認した上で、中央管理装置4を操作することで、中央管理装置4側から、許容時間リストの許容時間を変更するための更新指令を許容時間リスト更新部35に与える。これにより、ユーザは、許容時間リストにおいて、識別情報ごとに対応する許容時間を任意に変更することができる。
例えば、ユーザは、図4に例示される通行履歴情報リストの警報情報を参照して、識別情報である「B」に対応する通行者が警報を発生させたことを確認した場合を考える。この場合、ユーザは、「B」に対応する通行者が扉を通るのに時間がかかることから、警報を発生させないようにするため、「B」に対応する許容時間を長くする必要があると判断することが考えられる。
上述の場合、ユーザは、図3に例示される許容時間リストにおいて、「B」に対応する許容時間を60秒よりも長くするために、中央管理装置4を操作する。ユーザは、中央管理装置4を操作することで、中央管理装置4側から、許容時間リストの「B」に対応する許容時間を60秒から、60秒よりも長い時間(例えば、75秒)に変更するための更新指令を許容時間リスト更新部35に与える。この場合、許容時間リスト更新部35は、更新指令に従って、許容時間リストの「B」に対応する許容時間を60秒から、60秒よりも長い時間に更新する。これにより、読取装置11によって読み取られた識別情報が「B」である場合、許容時間決定部32によって決定される許容時間が60秒よりも長い時間となる。
次に、本実施の形態1における入退室管理システムの動作について、図5を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態1における入退室管理システムの動作を示すフローチャートである。カードリーダ1によってICカードの識別情報が読み取られ、コントローラ3がその識別情報を取得した場合に、図5に示すフローチャートの処理が実行される。
ステップS101において、電気錠制御部31は、読取装置11から取得した識別情報を用いて、通行者の通行を許可するか否かを判断する。通行者の通行を許可すると判断された場合には、処理がステップS102へと進み、通行者の通行を許可しないと判断された場合には、処理が終了となる。
ステップS102において、電気錠制御部31は、電気錠2を制御することで、扉の解錠を行う。その後、処理がステップS103へと進む。
ステップS103において、許容時間決定部32は、許容時間リストに従って、読取装置11から取得した識別情報に対応する許容時間を決定する。その後、処理がステップS104へと進む。
ステップS104において、警報装置制御部33は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が開いたか否かを判断する。扉が開いたと判断された場合には、処理がステップS105へと進み、扉が開いていないと判断された場合には、ステップS104が再度実行される。
ステップS105において、警報装置制御部33は、扉が開いてからの経過時間が、ステップS103で決定された許容時間に達したか否かを判断する。経過時間が許容時間に達したと判断された場合には、処理がステップS108へと進み、経過時間が許容時間に達していないと判断された場合には、処理がステップS106へと進む。
ステップS106において、警報装置制御部33は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が閉まったか否かを判断する。扉が閉まったと判断された場合には、処理がステップS107へと進み、扉が閉まっていないと判断された場合には、処理がステップS105へと戻る。
ステップS107において、通行履歴情報登録部34は、読取装置11から取得した識別情報と対応付けて、扉開閉時刻情報を構成する扉開時刻および扉閉時刻を、通行履歴情報リストに登録する。その後、処理が終了となる。ステップS107の処理後、電気錠制御部31は、電気錠2を制御することで扉の施錠を行う。
ステップS108において、警報装置制御部33は、警報装置12を制御することで、警報を発生させる。その後、処理がステップS109へと進む。
ステップS109において、警報装置制御部33は、開状態検出装置22の検出結果から、扉が閉まったか否かを判断する。扉が閉まったと判断された場合には、処理がステップS110へと進み、扉が閉まっていないと判断された場合には、処理がステップS108へと戻る。
ステップS110において、通行履歴情報登録部34は、読取装置11から取得した識別情報と対応付けて、扉開閉時刻情報を構成する扉開時刻および扉閉時刻と、警報情報とを、通行履歴情報リストに登録する。その後、処理が終了となる。ステップS110の処理後、電気錠制御部31は、電気錠2を制御することで扉の施錠を行う。
以上、本実施の形態1によれば、入退室管理システムは、読取装置によって読み取られた識別情報から通行者の通行を許可すると判断した場合に扉の解錠を行う電気錠制御部と、許容時間リストに従って、読み取られた識別情報に対応する許容時間を決定する許容時間決定部と、扉が開いてからの経過時間が許容時間に達すれば、警報を発生させる警報装置制御部と、扉開閉時刻情報を、読み取られた識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストに登録し、さらに、通行履歴情報リストを外部に出力する通行履歴情報登録部と、外部から入力される更新指令に従って許容時間リストを更新する許容時間リスト更新部と、を備えて構成される。
これにより、外部からの操作によって更新可能な許容時間リストに従って、読取装置によって読み取られた識別情報に対応する許容時間が決定されるので、ユーザは、通行者の属性に対応して許容時間を自在に設定することができる。したがって、許容時間を長くする必要がある通行者に対して許容時間を通常時間よりも長い時間に設定することができるとともに、許容時間を長くする必要がない通行者に対して許容時間を通常時間に設定することができる。また、通行者ごとに許容時間を変化させることができるので、通行者に応じた許容時間の設定が可能となる。このように、入退室管理システムにおいて、特定の属性を有する通行者に配慮しつつ、セキュリティーが損なわれることを抑制することができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2では、先の実施の形態1と機能が異なる入退室管理システムについて説明する。なお、本実施の形態2では、先の実施の形態1と同様である点の説明を省略し、先の実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
ここで、先の実施の形態1では、許容時間リスト更新部35は、許容時間決定部32によって保持される許容時間リストを、中央管理装置4からの更新指令に従って更新するように構成される。これに対して、本実施の形態2では、許容時間リスト更新部35は、通行履歴情報登録部34によって保持されている通行履歴情報リストを参照して、許容時間リストを更新するように構成されている。
図6は、本発明の実施の形態2における入退室管理システムのカードリーダ1、電気錠2およびコントローラ3のそれぞれの構成を示すブロック図である。
図6において、例えば、許容時間リスト更新部35は、図4に例示される通行履歴情報リストの警報情報を参照して、識別情報である「B」に対応する通行者が警報を発生させたことを確認すると、次のような動作を行う。すなわち、許容時間リスト更新部35は、許容時間リストの「B」に対応する許容時間である60秒を、予め設定された時間(例えば、15秒)だけ長くすることで、許容時間リストの「B」に対応する許容時間を60秒から、60秒よりも長い時間に更新する。
また、例えば、許容時間リスト更新部35は、図4に例示される通行履歴情報リストの扉開閉時刻情報を参照して、識別情報ごとに、最適な許容時間を決定し、許容時間リストの識別情報ごとに、すでに登録済みの許容時間を、決定した最適な許容時間に更新する。
許容時間リスト更新部35が最適な許容時間を決定する具体的な方法としては、例えば、次のような方法が考えられる。すなわち、許容時間リスト更新部35は、通行履歴情報リストの識別情報ごとに、登録されている時系列的に最新の扉開閉時刻情報における扉閉時刻と扉開時刻との間の時間を算出する。許容時間リスト更新部35は、識別情報ごとに、算出した時間を最適な許容時間として決定する。なお、最適な許容時間は、登録されている扉開閉時刻情報ごとに算出された時間の平均値としてもよい。
以上、本実施の形態2によれば、入退室管理システムは、読取装置によって読み取られた識別情報から通行者の通行を許可すると判断した場合に扉の解錠を行う電気錠制御部と、許容時間リストに従って、読み取られた識別情報に対応する許容時間を決定する許容時間決定部と、扉が開いてからの経過時間が許容時間に達すれば、警報を発生させる警報装置制御部と、扉開閉時刻情報を、読み取られた識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストに登録する通行履歴情報登録部と、通行履歴情報リストを参照して、許容時間リストを更新する許容時間リスト更新部と、を備えて構成されている。
これにより、自動的に更新可能な許容時間リストに従って、読取装置によって読み取られた識別情報に対応する許容時間が決定されるので、通行者の属性に対応する許容時間の自動的な設定が可能となる。したがって、先の実施の形態1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3では、先の実施の形態1または2の構成に対して、許容時間決定部32が通行者の特定の動作に従って許容時間を決定するように構成された入退室管理システムについて説明する。
ここで、先の実施の形態1および2のそれぞれでは、許容時間決定部32は、許容時間リストに従って、読取装置11によって読み取られた識別情報に対応する許容時間を決定するように構成される。これに対して、本実施の形態3では、許容時間決定部32は、際の実施の形態1または2の構成に加えて、さらに、読取装置11による識別情報の読み取りのパターンが特定のパターンであれば、許容時間リストに関係なく、予め設定された設定時間を許容時間として決定するように構成される。
例えば、通行者は、許容時間を通常よりも長くすることを希望しない場合には、自身が所有するICカードをカードリーダ1に1回かざす通常の動作を行う。このような通常の動作が行われると、カードリーダ1の読取装置11は、ICカードの識別情報を1回読み取る。
上述の場合、許容時間決定部32は、読取装置11による識別情報の読み取りのパターンが、読取装置11によって1回読み取られる通常のパターンであることを確認する。許容時間決定部32は、このような通常のパターンを確認すると、先の実施の形態1または2と同様に、許容時間リストに従って、識別情報に対応する許容時間を決定する。
これに対して、通行者は、通常よりも許容時間を長くすることを希望する場合には、自身が所有するICカードをカードリーダ1に2回連続してかざす特定の動作を行う。このような特定の動作が行われると、カードリーダ1の読取装置11は、ICカードの識別情報を2回連続して読み取る。
上述の場合、許容時間決定部32は、読取装置11による識別情報の読み取りのパターンが、読取装置11によって2回連続して読み取られる特定のパターンであることを確認する。許容時間決定部32は、このような特定のパターンを確認すると、許容時間リストを用いずに、予め設定された設定時間を許容時間として決定する。
なお、上述の設定時間は、ユーザによってコントローラ3に任意に設定可能である。また、上述の特定のパターンは、通常のパターンと異なっていれば、どのようなパターンであってもよい。
以上、本実施の形態3によれば、入退室管理システムは、先の実施の形態1または2の構成に対して、読取装置による識別情報の読み取りのパターンが特定のパターンであれば、予め設定された設定時間を許容時間として決定するようにさらに構成されている。これにより、先の実施の形態1または2と同様の効果が得られるとともに、さらに、通行者の特定の動作による許容時間の決定が可能となる。
なお、実施の形態1~3について個別に説明してきたが、実施の形態1~3のそれぞれで開示した構成例は、任意に組み合わせることが可能である。
1 カードリーダ、11 読取装置、12 警報装置、2 電気錠、21 電気錠本体、22 開状態検出装置、3 コントローラ、31 電気錠制御部、32 許容時間決定部、33 警報装置制御部、34 通行履歴情報登録部、35 許容時間リスト更新部、4 中央管理装置。

Claims (2)

  1. 出入口を開閉する扉の施解錠を行う電気錠と、
    前記出入口を通行する通行者の識別情報を読み取る読取装置と、
    警報を発生させる警報装置と、
    前記読取装置によって読み取られた前記識別情報を用いて前記通行者の通行を許可するか否かを判断し、前記通行者の通行を許可すると判断した場合に前記電気錠を制御することで前記扉の解錠を行う電気錠制御部と、
    前記識別情報と、前記扉が開いていることを許容する許容時間とが対応付けられた許容時間リストに従って、前記読取装置によって読み取られた前記識別情報に対応する前記許容時間を決定する許容時間決定部と、
    前記扉が開いてからの経過時間が前記許容時間に達すれば、前記警報装置を制御することで前記警報を発生させる警報装置制御部と、
    前記扉が開いた時刻および前記扉が閉まった時刻から構成される扉開閉時刻情報を、前記読取装置によって読み取られた前記識別情報と対応付けて、通行履歴情報リストに登録する通行履歴情報登録部と、
    前記通行履歴情報リストを参照して、前記許容時間リストを更新する許容時間リスト更新部と、
    を備え
    前記通行履歴情報登録部は、
    前記警報が発生した場合に前記警報が発生したことを示す警報情報を、前記読取装置によって読み取られた前記識別情報と対応付けて、前記通行履歴情報リストにさらに登録し、
    前記許容時間リスト更新部は、前記通行履歴情報リストの前記警報情報を参照して、前記通行履歴情報リストにおける前記警報情報に対応付けられた前記許容時間を更新する入退室管理システム。
  2. 前記許容時間決定部は、
    前記読取装置による前記識別情報の読み取りのパターンが特定のパターンであれば、予め設定された設定時間を前記許容時間として決定する
    請求項1に記載の入退室管理システム。
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