JP7023044B2 - 樹脂凸版用現像液 - Google Patents

樹脂凸版用現像液 Download PDF

Info

Publication number
JP7023044B2
JP7023044B2 JP2016119521A JP2016119521A JP7023044B2 JP 7023044 B2 JP7023044 B2 JP 7023044B2 JP 2016119521 A JP2016119521 A JP 2016119521A JP 2016119521 A JP2016119521 A JP 2016119521A JP 7023044 B2 JP7023044 B2 JP 7023044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
developer
alcohol
parts
hydrocarbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016119521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017223852A (ja
Inventor
聖司 松本
哲平 草野
隼 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd, Toyo Ink Co Ltd filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP2016119521A priority Critical patent/JP7023044B2/ja
Publication of JP2017223852A publication Critical patent/JP2017223852A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7023044B2 publication Critical patent/JP7023044B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明の実施形態は、樹脂凸版を製造するための現像工程で使用する現像液に関する。
印刷技術の進歩に伴い、高品質印刷を実現する高精度で再現性に優れた印刷版が望まれている。印刷版の具体例として、代表的にフレキソ印刷で使用される樹脂凸版が挙げられる。本明細書で記載する用語「樹脂凸版」とは、柔軟性のある感光性樹脂層を含む印刷版材料を製版することによって得られる印刷版を意味する。
樹脂凸版の一般的な製版方法は、所望とするパターンを有するネガフィルム等のマスク材を介して印刷版材料の感光性樹脂層に紫外線を照射し、パターンに応じて感光性樹脂層を選択的に硬化させる工程(露光工程)と、次いで、現像液を用いて感光性樹脂層の未硬化部(未露光部)を除去し、所望とするパターンのレリーフ部(凸部)を形成する工程(現像工程)とを有する。最近では、マスク材として、感光性樹脂層の上にアブシュレーション層を設け、コンピュータ画像形成のプロセスにて、パターンに応じて赤外線レーザー等を照射し、アブシュレーション層を選択的に除去することも行われている。
樹脂凸版は、その凸部にインクを保持し、次いで被印刷面にインクを転写することによって印刷物を形成する。そのため、製版方法において、凸部を形成する現像工程は非常に重要である。
上記現像工程で使用する現像液の一例として、特許文献1~3で開示された有機溶剤を主成分とする現像液(以下、洗浄液ともいう)が挙げられる。特許文献1は、芳香族炭化水素の中から選ばれる少なくとも1種と、パラフィン系及びナフテン系炭化水素の中から選ばれる少なくとも1種とからなる現像液を開示している。特許文献2は、芳香族炭化水素と、アルコール類と、エステル類とを含む現像液を開示している。特許文献3は、エステル炭化水素成分と、エーテル炭化水素成分と、アルコール炭化水素成分とを含む洗浄液を開示している。特許文献1~3は、ネガフィルムを介して感光性樹脂層に紫外線を照射した後に、特定の現像液又は洗浄液を用いて現像工程を良好に実施できることを明らかにしている。
通常、感光性樹脂層上のネガフィルムは、現像工程を実施する前に除去される。そのため、ネガフィルムを用いる製版方法において、現像液は、感光性樹脂層の未硬化部を除去できる程度の溶解力を有すればよい。しかし、近年、ネガフィルムを使用せずに、感光性樹脂層上にブラックマスクのパターンを形成する方法や、感光性樹脂層にパターンを直接形成する方法が導入され始めている。また、高精度で再現性に優れた印刷版を迅速に製造するために、感光性樹脂組成物のみならず印刷版材料自体の開発も進んでいる。そのため、各製版方法で使用される様々な印刷版材料に対して、より優れた現像特性を有する現像液が必要とされている。
例えば、ブラックマスクのパターンを用いる製版方法では、現像工程において、感光性樹脂層の未硬化部とブラックマスクとを一緒に効率良く除去することが可能な現像液が望まれている。このような現像液は、ブラックマスク等のマスク材と感光性樹脂層の未硬化部とを容易に溶解するか又は膨潤させることが好ましい。その一方で、上記現像液は、感光性樹脂層の硬化部(レリーフ部)にはできるだけ影響を及ぼさないことが好ましい。
より具体的には、現像液は、レリーフ部を容易に溶解するものであってはならず、さらに膨潤させ難いことが望まれる。レリーフ部の膨潤の程度が大きいと、レリーフ部に吸収された現像液を除去するために長時間の乾燥が必要となり、製版プロセスの効率が低下する。また、レリーフ部の寸法変化及び形状変形などが起こり易く、印刷時に所望とする印刷パターンを再現することが困難となる。以上の観点から、マスク材及び感光性樹脂層の未硬化部に対して十分な溶解力を有し、かつレリーフ部を膨潤させ難い現像液が求められている。
特開平5-134425号公報 特開平7-13343号公報 特表2013-507644号公報
しかし、各種印刷版材料に対して従来の現像液を用いて現像工程を実施した場合、除去すべき部分に対する溶解力が不十分であり、良好に現像が進まない場合がある。あるいは、十分な溶解力を有する現像液であっても、レリーフ部に対する膨潤度合が大きく、現像特性の全体評価として満足できるものではない。したがって、上述の状況に鑑み、本発明の実施形態は、各種印刷版材料の現像工程において、除去すべき部分に対する高い溶解力及びレリーフ部に対する膨潤作用抑制といった両特性をバランス良く有する現像液を提供することを目的とする。
本発明者らは、樹脂凸版の製版時の現像工程で使用する現像液について鋭意検討した結果、特定組成のナフサ成分及びアルコール成分を特定割合で配合した現像液が、現像時に、ブラックマスク等のマスク材及び感光性樹脂層の未露光部に対して良好な溶解力を有し、かつレリーフ部を膨潤させ難いことを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下に記載の事項に関する。
本発明の一実施形態は、樹脂凸版の製版時に使用する現像液であり、ナフテン系炭化水素及びパラフィン系炭化水素と、アルコール成分とを含み、現像液の全重量を基準として、上記ナフテン系炭化水素の含有量が40~90重量%である現像液に関する。
本発明の別の実施形態は、上記ナフテン系炭化水素及び上記パラフィン系炭化水素が、それぞれ150℃~300℃の沸点を有する、現像液に関する。
本発明の別の実施形態は、現像液の全重量を基準として、上記ナフテン系炭化水素と上記パラフィン系炭化水素との合計含有量が55~94重量%である、現像液に関する。
本発明の別の実施形態は、上記アルコール成分が、芳香環含有アルコールと、炭素数8~12の脂肪族アルコールとを含む、現像液に関する。
本発明の別の実施形態は、現像液の全重量を基準として、上記芳香環含有アルコールの含有量が5~30重量%であり、上記炭素数8~12の脂肪族アルコールの含有量が1~15重量%である、現像液に関する。
本発明の別の実施形態は、上記芳香環含有アルコールがベンジルアルコールを含み、上記炭素数8~12の脂肪族アルコールが1-オクタノールを含む、現像液に関する。
本発明の実施形態によれば、現像工程において、ブラックマスク等のマスク材と一緒に感光性樹脂層の未硬化部(未露光部)を良好に溶解除去することができ、かつレリーフ部を膨潤させ難い、すなわち、現像時の性能バランスの良い現像液を提供することができる。したがって、現像工程時に本発明の現像液を使用することによって、高精度で再現性のよい樹脂凸版を効率良く製造することが可能となる。
本発明の現像液は、樹脂凸版を製造するための現像工程で好適に使用することができる。具体的に、本発明の現像液は、実質的に芳香族炭化水素を含まないナフサ成分と、アルコール成分とを含み、これらの成分を周知の方法に従い混合することによって得ることができる。以下、各成分についてより具体的に説明する。
<ナフサ成分>
本発明の現像液で使用するナフサ成分は、代表的に、ナフテン系炭化水素と、パラフィン系炭化水素とからなり、実質的に芳香族炭化水素を含まないことが好ましい。より具体的には、現像液中に存在する芳香族炭化水素の含有量が、現像液の全重量を基準として5重量%以下であることが好ましく、3重量%以下であることがより好ましく、1重量%未満であることがさらに好ましい。このように、実質的に芳香族炭化水素を含まない現像液を構成することによって、現像時にレリーフ部への膨潤作用を抑制することが容易となる。また、芳香族炭化水素は、その有毒性のため法的規制の対象となる場合がある。そのため、現像液が実質的に芳香族炭化水素を含まないことによるメリットは非常に大きい。
本発明で使用できるナフテン系炭化水素は、一般式C2nで表される化合物である。式中、nは、好ましくは8以上の整数であり、より好ましくは9~15、さらに好ましくは10~13である。代表的に、分子内に1-エチル-3-メチルシクロヘキサン等の環状構造を有する飽和炭化水素が挙げられる。上記ナフテン系炭化水素は、上記化合物の1種又は2種以上の組合せであってもよい。
上記化合物は、好ましくは150℃~300℃、より好ましくは160℃~260℃、さらに好ましくは170℃~220℃の沸点を有することが望ましい。150℃以上の沸点を有する化合物を使用した場合、現像液が揮散し難く、またレリーフ部の膨潤を抑制することが容易となる。300℃以下の沸点を有する化合物を使用した場合、火災等の危険を回避しやすく、また長時間の乾燥時間を必要としない点でも好ましい。
現像液の一実施形態において、上記ナフテン系炭化水素の含有量は、現像液の全重量を基準として、40~90重量%の範囲が好ましく、45~85重量%の範囲がより好ましく、50~79重量%の範囲がさらに好ましい。
上記ナフテン系炭化水素の一例として、沸点185~195℃のナフテン系炭化水素を使用することが好ましい。このようなナフテン系炭化水素の具体例として、デカヒドロナフタレン、及びメチルデカヒドロナフタレンが挙げられる。一実施形態において、現像液は、現像液の全重量を基準として、上記沸点185~195℃のナフテン系炭化水素を少なくとも10~35重量%の範囲で含むことが好ましい。
本発明で使用できるパラフィン系炭化水素は、一般式C2nで表される化合物であればよい。式中、nは、8以上の整数であり、好ましくは9~15、より好ましくは10~13である。ここで、「パラフィン系炭化水素」の用語は、ノルマルパラフィン系炭化水素及びイソパラフィン系炭化水素を含むことを意味する。したがって、一実施形態では、ノルマルパラフィン系炭化水素、又はイソパラフィン系炭化水素を使用できる。別の実施形態では、ノルマルパラフィン系炭化水素及びイソパラフィン系炭化水素の両方を使用できる。
本発明で使用するパラフィン系炭化水素は、好ましくは150℃~300℃の範囲、より好ましくは160℃~260℃の範囲、さらに好ましくは170℃~220℃の範囲の沸点を有することが望ましい。
本発明で使用できるノルマルパラフィン系炭化水素の具体例として、オクタン、ノナン、デカン、ウンデカン、ドデカン、トリデカンが挙げられる。これらの化合物を単独で使用しても、2種以上を組合せて使用してもよい。
本発明で使用できるイソパラフィン系炭化水素の具体例として、3-メチルデカン、2-メチルウンデカン、2,10-ジメチルウンデカンが挙げられる。これらの化合物を単独で使用しても、2種以上を組合せて使用してもよい。
現像液の一実施形態において、上記パラフィン系炭化水素の含有量は、現像液の全重量を基準として、5~36重量%の範囲が好ましく、10~30重量%の範囲がより好ましく、15~25重量%の範囲がさらに好ましい。
現像液の一実施形態において、ナフサ成分として、沸点及び溶解力の調整を勘案して、150℃~300℃の沸点を有するパラフィン系炭化水素の少なくとも1種と、150℃~300℃の沸点を有するナフテン系炭化水素の少なくとも1種とを組合せて使用することがより好ましい。
一実施形態において、現像液は、現像液の全重量を基準として、ナフテン系炭化水素及びパラフィン系炭化水素の合計含有量が55~94重量%の範囲であることが好ましい。現像液におけるナフテン系炭化水素及びパラフィン系炭化水素の合計含有量は、より好ましくは70~92重量%の範囲、さらに好ましくは80~90重量%の範囲である。ナフテン系炭化水素及びパラフィン系炭化水素の合計含有量を上記範囲内に調整することによって、現像時に、ブラックマスク及び感光性樹脂層の未硬化部に対する優れた溶解力を得ることが容易となる。
一実施形態において、現像液は、(a)ナフテン系炭化水素及び(b)パラフィン系炭化水素の合計含有量を基準として、ナフテン系炭化水素の割合は、55重量%以上が好ましく、65重量%以上がより好ましく、71重量%以上がさらに好ましい。
現像液の一実施形態において、ナフサ成分として、JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を使用することができる。「ニューソルeco20」は、全成分の重量を基準として、200~220℃の沸点を有するナフテン系炭化水素を50~70重量%と、200~220℃の沸点を有するパラフィン系炭化水素を30~50重量%とを含む有機溶剤であり、芳香族炭化水素の含有量は1重量%未満である。別の実施形態において、ナフサ成分として、上記商品名「ニューソルeco20」に加えて、185℃~195℃の沸点を有するナフテン系炭化水素を使用してもよい。
<アルコール成分>
本発明の現像液は、上述のナフサ成分に加えて、アルコール成分を含む。アルコール成分の含有量は、現像液の全重量を基準として、6~45重量%の範囲が好ましく、8~30重量%の範囲がより好ましく、10~20重量%の範囲がさらに好ましい。アルコール成分の配合量を上記範囲に調整することによって、感光性樹脂層の未硬化部に対する溶解力と、ブラックマスクに対する溶解力とを両立することが容易になる。
一実施形態において、アルコール成分は、150~250℃、より好ましくは160~230℃、さらに好ましくは180~210℃の沸点を有する1種以上のアルコールから構成されることが好ましい。一実施形態において、アルコール成分として、芳香環含有アルコールと、炭素数8~12の脂肪族アルコールとを含むことが好ましい。本実施形態の一具体例として、約205℃の沸点を有する芳香環含有アルコールと、約185℃の沸点を有する脂肪族アルコールとの組合せが挙げられる。
本発明で使用できる芳香環含有アルコールは、一般式、Ar-C2n-OHで表される化合物であればよい。ここで、式中、Arは芳香環であり、nは1以上の整数である。好ましくは、Arがフェニル基であり、nが1~3の化合物である。具体例として、ベンジルアルコール、1-フェニルエタノール、2-フェニルエタノール、3-フェニル-1-プロパノールが挙げられる。これらの化合物を単独で使用しても、2種以上を組合せて使用してもよい。一実施形態において、ベンジルアルコールを使用することが好ましい。
現像液における芳香環含有アルコールの含有量は、現像液の全重量を基準として、5~30重量%の範囲が好ましく、7~25重量%の範囲がより好ましく、9~20重量%の範囲がさらに好ましい。現像液における芳香環含有アルコールの含有量を上記範囲内に調整することによって、ブラックマスクに対する溶解力を向上させることが容易となる。
本発明で使用できる炭素数8~12の脂肪族アルコールは、一般式、R-OHで表される化合物である。ここで、式中、Rは炭素数8~12の、直鎖、環状又は分岐のアルキル基、アルケン基、又はアルキニル基である。好ましくは、式中、Rが炭素数8~12の直鎖又は分岐のアルキル基である化合物である。具体例として、1-オクタノール、1-ノナノール、1-デカノール、1-ウンデカノール、1-ドデカノール、及びこれらの構造異性体が挙げられる。これらの化合物を単独で使用しても、2種以上を組合せて使用してもよい。一実施形態において、1-オクタノール、イソオクチルアルコール、及び2-エチルヘキサノールの少なくとも1種を使用することが好ましく、1-オクタノールを使用することがより好ましい。
現像液における炭素数8~12の脂肪族アルコールの含有量は、現像液の全重量を基準として、1~15重量%の範囲が好ましく、1~10重量%の範囲がより好ましく、1~5重量%の範囲がさらに好ましい。現像液における上記脂肪族アルコールの含有量を上記範囲内に調整することによって、ナフサ成分とアルコール成分との相溶性を向上させることが容易となる。
特に限定するものではないが、本発明の好ましい一実施形態において、現像液は、150~300℃の沸点を有するナフテン系炭化水素と、50~300℃の沸点を有するパラフィン系炭化水素の少なくとも一種と、芳香環含有アルコールと、炭素数8~12の脂肪族アルコールとを含む。このような実施形態において、現像液におけるナフテン系炭化水素の含有量は、50~70重量%であることが好ましい。また、現像液におけるパラフィン系炭化水素の含有量は、15~36重量%であることが好ましい。また、一実施形態において、現像液における(a)ナフテン系炭化水素と(b)パラフィン系炭化水素との合計含有量は、好ましくは70~93重量%の範囲であり、より好ましくは、80~90重量%の範囲である。また、上記(a)と(b)との合計含有量を基準として、上記(a)の割合は、55重量%以上が好ましく、65重量%以上がより好ましく、71重量%以上がさらに好ましい。
<その他成分>
本発明の現像液は、先に記載したナフサ成分及びアルコール成分の他に、現像液の溶解力及び膨潤制御などの効果を低下させない範囲で、その他の炭化水素、防腐剤、防カビ剤、防錆剤等の各種添加剤を含んでもよい。
<印刷版材料及び製版方法>
樹脂凸版の製版に使用できる印刷版材料は、代表的に、ポリエチレンテレフタレート等の支持フィルムと、支持フィルム上に配置された感光性樹脂層と、保護フィルムとを有する。樹脂凸版の製造方法は、通常、印刷版材料の保護フィルムを剥離する工程と、感光性樹脂層に対して画像パターン形成を行う工程と、感光性樹脂層を露光する工程と、次いで、現像する工程と、さらに必要に応じて乾燥工程及び後露光工程とを有する。現像工程では、現像液を用いて印刷版材料における感光性樹脂層の未露光部(未硬化部)を溶解除去することによって、所望とするパターンのレリーフ部を形成する。
本発明の現像液によれば、周知の現像方法に従って、良好にレリーフ部を形成することができる。例えば、現像方法として、現像液中に露光後の印刷版材料を浸漬する方法、露光後の印刷版材料に現像液をスプレーする方法、露光後の印刷版材料に現像液を浸漬又はスプレーした後に、印刷版材料の未硬化部をブラシで掻き取る方法を用いることができる。本発明の現像液によれば、現像時の性能バランスに優れているため、高精度で再現性のよい樹脂凸版を効率良く製造することが可能となる。
印刷版材料の感光性樹脂層を構成するための様々な感光性樹脂組成物が知られている。これら周知の感光性樹脂組成物の中でも、本発明の現像液は、有機溶剤現像型の周知の感光性樹脂組成物に対して好適に使用することができる。このような感光性樹脂組成物は、代表的に、熱可塑性エラストマーと、光重合性不飽和単量体と、光重合開始剤と、必要に応じて使用される各種添加剤とを含む、一実施形態において、上記感光性樹脂組成物における熱可塑性エラストマーの配合量は、30~95重量%であり、好ましくは50~85重量%の範囲である。また、光重合性不飽和単量体の配合量は、熱可塑性エラストマー100重量部に対して、通常は3~80重量部、好ましくは5~20重量部の範囲で調整される。さらに、光重合開始剤の配合量は、熱可塑性エラストマー100重量部に対して、通常は0.1~5重量部、好ましくは0.5~2重量部の範囲で調整される。
特に限定するものではないが、好ましい熱可塑性エラストマーの一例として、スチレン系熱可塑性得ラストマーが挙げられる。より具体的には、スチレン/ブタジエン/スチレンブロック共重合体、スチレン/イソプレン/スチレンブロック共重合体、及びこれらの水素添加物が挙げられる。好ましい光重合性不飽和単量体の一例として、(メタ)アクリル酸エステル類、(メタ)アクリルアミド類、アリル化合物、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、スチレン類、クロトン酸エステル類などの、付加重合性不飽和結合を1つ以上有する化合物が挙げられる。好ましい光重合開始剤の一例として、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系、及びアントラキノン系の化合物が挙げられる。本発明の一実施形態では、上記成分から構成される感光性樹脂組成物を、支持フィルム上に塗布することによって製造した印刷版材料を使用することができる。本発明で使用可能な印刷版材料は、市販品として入手することもできる。
また、近年、コンピュータ画像形成のプロセスに向けて、感光性樹脂層の上にアブシュレーション層を有する印刷版材料も注目されている。アブシュレーション層は、代表的にカーボンブラック等の赤外線吸収物質と、バインダーポリマーとを含む。このような印刷版材料を使用する場合、露光工程の前に、パターンに応じて赤外線レーザー等を照射し、アブシュレーション層を選択的に除去することによって、感光性樹脂層上にパターンを形成することができる。このようにアブシュレーション層からなるパターンの一例として、ブラックマスクが知られている。ブラックマスクを形成可能な印刷版材料は市販品として入手することができる。一例として、米国DuPont社から入手可能な「Cyrel(登録商標)Flexographic Printing Plates」、旭化成イーマテリアルズ株式会社から入手可能な「AFP(登録商標)SF/DSF」、及びドイツFlint社から入手可能な「Nyloflex(登録商標)ACE」のシリーズが挙げられる。
本発明の現像液によれば、現像時にブラックマスク等のマスク材と、感光性樹脂層の未硬化部とを一緒に溶解することができる。そのため、ネガフィルムを使用するタイプの印刷版材料のみならず、アブシュレーション層を有する印刷版材料に対しても好適に使用することができる。
(実施例)
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1-I)
印刷版材料として、DuPont(商標)社から入手可能な「Cyrel(登録商標)DPN」を使用した。赤外線レーザー照射装置として、Esko社製の「CDI Spark4260」を使用し、印刷版材料のアブシュレーション層に対して選択的に赤外線レーザーを照射し、ブラックマスクを形成した。照射条件は、波長1060nm、強度22mW/cm、及び照射時間600秒であった。
次いで、露光装置として、DuPont(商標)社製の「Cyrel(登録商標)2001E」を使用し、ブラックマスクを有する印刷版材料に対して、紫外線を照射することにより露光工程を実施した。照射条件は、波長400~315nm、強度10.67mW/cm、及び照射時間5505秒であった。
一方、JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を88重量部、ベンジルアルコールを10重量部、及び1-オクタノールを2重量部含有する現像液を調製した。次に、調製した現像液15gに、露光工程後の印刷版材料0.3gを浸漬することによって印刷版を得る現像工程を実施し、ブラックマスク及び感光性樹脂層の未露光部に対する溶解力について評価した。ここで、溶解力の評価は、現像液から取り出した印刷版の状態を目視にて観察することにより実施した。現像液の温度は23℃、浸漬時間は5時間であった。
次に、上記と同様にして、露光工程後の別の印刷版材料と、現像液とを準備した。現像液15gに、露光工程後の印刷版材料0.1gを浸漬することによって印刷版を得る現像工程を実施し、レリーフ部の膨潤度合について評価した。ここで、膨潤度合の評価は、現像液から取り出した印刷版のレリーフ部の状態を目視にて観察することにより実施した。現像液の温度は23℃、浸漬時間は2時間であった。
(実施例1-II)
印刷版材料として、旭化成イーマテリアルズ株式会社製の「AFP(登録商標)DSF」を使用した。赤外線レーザー照射装置として、Esko社製の「CDI Spark4260」を使用し、印刷版材料のアブシュレーション層に対して選択的に赤外線レーザーを照射し、ブラックマスクを形成した。照射条件は、波長1060nm、強度23mW/cm、及び照射時間720秒であった。
次いで、露光装置として、DuPont(商標)社製の「Cyrel(登録商標)2001E」を使用し、ブラックマスクを有する印刷版材料に対して、紫外線を照射することにより露光工程を実施した。照射条件は、波長400~315nm、強度10.67mW/cm、及び照射時間8605秒であった。これ以外は全て実施例1-Iと同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例2-I及び2-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を78重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を10重量部、ベンジルアルコールを10重量部、及び1-オクタノールを2重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例3-I及び3-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を68重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を20重量部、ベンジルアルコールを10重量部、及び1-オクタノールを2重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例4-I及び4-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を58重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を30重量部、ベンジルアルコールを10重量部、及び1-オクタノールを2重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例5-I及び5-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を54重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を27重量部、ベンジルアルコールを14重量部、及び1-オクタノールを5重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例6-I及び6-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を61重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を32重量部、ベンジルアルコールを5重量部、及び1-オクタノールを2重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例7-I及び7-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を46重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を24重量部、ベンジルアルコールを25重量部、及び1-オクタノールを5重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(実施例8-I及び8-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を58重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を30重量部、フェネチルアルコールを10重量部及び1-オクタノールを2重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(比較例1-I及び1-II)
JX日鉱日石エネルギー株式会社製の商品名「ニューソルeco20」を33重量部、デカヒドロナフタレン(デカリン)を17重量部、ベンジルアルコールを42重量部、及び1-オクタノールを8重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(比較例2-I及び2-II)
ジプロピレングリコールジメチルエーテル(DGDE)を65重量部、酢酸ベンジルを20重量部、及びn-ブチルアルコールを15重量含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
(比較例3-I及び3-II)
エクソン化学株式会社製の商品名「ソルベッソ150」(S-150)を50重量部、イソ酪酸イソブチルを10重量部、及びベンジルアルコールを40重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。なお、S-150は、芳香族炭化水素の溶剤である。
(比較例4-I及び4-II)
エクソン化学株式会社製の商品名「ソルベッソ150」(S-150)を45重量部、エクソンモービル株式会社製の商品名「エクソールD40(登録商標)」を45重量部、ベンジルアルコールを10重量部含有する現像液を調製した。この現像液を使用したことを除き、実施例1-I又は1-IIと全て同様にして、溶解力及び膨潤度合の評価を行った。
なお、S-150は、芳香族炭化水素の溶剤である。また、「エクソールD40(登録商標)」は、ナフテン系炭化水素60重量%と、パラフィン系炭化水素40重量%の混合溶剤であり、147~199℃の沸点を有する。
実施例及び比較例で調製した各現像液の組成を表1及び表2に纏めて示す。
Figure 0007023044000001
Figure 0007023044000002
実施例1~8及び比較例1~4における評価結果を表3に示す。溶解力及び膨潤度合に関する評価基準は以下のとおりである。
<溶解力>
AA:浸漬時間内にブラックマスク層又は感光性樹脂層が完全溶解する。完全溶解までに要する時間はAよりも短い。
A:浸漬時間内にブラックマスク層又は感光性樹脂層が完全溶解する。
B:浸漬時間内にブラックマスク層又は感光性樹脂層は溶解するが、一部溶解せずに残存する。但し、ブラシによる掻き取り等の現像方法を併用すれば、現像液として適用可能な範囲である。
C:浸漬時間内にブラックマスク層又は感光性樹脂層は溶解するが、一部溶解せずに残存する。Bよりも溶解に要する時間が長く、現像液として適さない可能性がある。
D:浸漬時間内にブラックマスク層又は感光性樹脂層は全く溶解しない。
<膨潤度合>
A:膨潤が確認できない。
B:多少膨潤が見られるが、許容できる範囲である。
C:かなりの膨潤が見られる。
Figure 0007023044000003
表3において、Iは、印刷版材料として用いたDuPont(商標)社製の「Cyrel(登録商標)DPN」に対する現像特性を示す。IIは、印刷版材料として用いた旭化成イーマテリアルズ株式会社製の「AFP(登録商標)DSF」に対する現像特性を示す。溶解力及び膨潤度合のいずれについても、「B」以上の評価であれば問題なく実用可能なレベルである。
表3に示した結果から明らかなように、実施例1~8に示す本発明の現像液は、印刷版材料のブラックマスク及び感光性樹脂層の未露光部に対して十分な溶解力を示し、かつレリーフ部を膨潤させ難いことが分かる。このように本発明の現像液は、樹脂凸版の製版時の現像工程において、溶解力と膨潤抑制とのバランスがとれた現像液として好適に使用することができる。
これに対し、比較例1では、現像液におけるナフテン系炭化水素の含有量が40重量未満であり、レリーフに対する溶解力が劣る結果となっている。また、本質的にナフサ成分を含まない比較例2ではブラックマスク及びレリーフの双方に対する溶解力が不十分であった。さらに比較例3及び4の現像液は、優れた溶解力を示すものの、ナフサ成分として芳香族炭化水素(S-150)を含有することによって膨潤度合が高く、いずれも溶解性と膨潤抑制との良好なバランスを得ることは困難であった。

Claims (5)

  1. 樹脂凸版の製版時に、ブラックマスクを有する印刷材料に対して使用される現像液であり、ナフテン系炭化水素及びパラフィン系炭化水素と、アルコール成分とを含み、
    前記アルコール成分が、芳香環含有アルコールと、炭素数8~12の脂肪族アルコールとを含み、
    現像液の全重量を基準として、前記ナフテン系炭化水素の含有量が40~90重量%であり、前記ナフテン系炭化水素と前記パラフィン系炭化水素との合計含有量を基準として、前記ナフテン系炭化水素の割合が69重量%以上である、現像液。
  2. 前記ナフテン系炭化水素及び前記パラフィン系炭化水素が、それぞれ150℃~300℃の沸点を有する、請求項1に記載の現像液。
  3. 現像液の全重量を基準として、前記ナフテン系炭化水素と前記パラフィン系炭化水素との合計含有量が55~94重量%である、請求項1又は2に記載の現像液。
  4. 現像液の全重量を基準として、前記芳香環含有アルコールの含有量が5~30重量%であり、前記炭素数8~12の脂肪族アルコールの含有量が1~15重量%である、請求項1~3のいずれか1項に記載の現像液。
  5. 前記芳香環含有アルコールがベンジルアルコールを含み、前記炭素数8~12の脂肪族アルコールが1-オクタノールを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の現像液。
JP2016119521A 2016-06-16 2016-06-16 樹脂凸版用現像液 Active JP7023044B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016119521A JP7023044B2 (ja) 2016-06-16 2016-06-16 樹脂凸版用現像液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016119521A JP7023044B2 (ja) 2016-06-16 2016-06-16 樹脂凸版用現像液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017223852A JP2017223852A (ja) 2017-12-21
JP7023044B2 true JP7023044B2 (ja) 2022-02-21

Family

ID=60686879

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016119521A Active JP7023044B2 (ja) 2016-06-16 2016-06-16 樹脂凸版用現像液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7023044B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004538517A (ja) 2001-08-03 2004-12-24 ビーエーエスエフ ドルクズュステーメ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 感光性フレキソ印刷材料、及び新聞用フレキソ印刷版の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3908764C2 (de) * 1989-03-17 1994-08-11 Basf Ag Entwickler für die Herstellung photopolymerisierter flexographischer Reliefdruckformen
JP3095273B2 (ja) * 1991-11-12 2000-10-03 東京応化工業株式会社 フレキソ印刷版用現像液
JPH05249695A (ja) * 1991-11-15 1993-09-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 感光性エラストマー組成物の現像剤及びそれを用いた製版方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004538517A (ja) 2001-08-03 2004-12-24 ビーエーエスエフ ドルクズュステーメ、ゲゼルシャフト、ミット、ベシュレンクテル、ハフツング 感光性フレキソ印刷材料、及び新聞用フレキソ印刷版の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017223852A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2577457B2 (ja) 凸版印版の製法
CN104272186B (zh) 清洁柔性印刷版及其制备方法
CN103261965B (zh) 柔性印刷版原版
JP3347171B2 (ja) 凸版印刷版製造用の感光性混合物
JP5712214B2 (ja) フレキソグラフ印刷版のための処理液及び使用法
JPS62160446A (ja) 光重合により架橋されるレリ−フ版体の製造方法
JP6431195B2 (ja) 硬化効率が改善されたフレキソ刷版
US8632961B2 (en) Flexographic processing solution and use
US20100068651A1 (en) Developing solution for flexographic printing plates
WO2018186208A1 (ja) フレキソ印刷版用感光性樹脂組成物、フレキソ印刷原版、フレキソ印刷版、及び、共重合体
EP1449034A1 (en) Developing solvent for photopolymerizable printing plates
JP2010237583A (ja) 水系現像感光性樹脂印刷原版
JP7023044B2 (ja) 樹脂凸版用現像液
TW201736153A (zh) 改善以平頂點爲特徵之柔版印刷版的光穩定性的方法
CN106605173A (zh) 干净的柔性印刷版及其制造方法
JP2020194100A (ja) フレキソ印刷原版、及びフレキソ印刷版の製造方法
JP6121189B2 (ja) 印刷版用感光性樹脂組成物
JP3095273B2 (ja) フレキソ印刷版用現像液
EP0365988A2 (de) Entwicklungslösemittel für durch Photopolymerisation vernetzbare Schichten sowie Verfahren zur Herstellung von Reliefformen
JPS6049892B2 (ja) 光重合性組成物
JP6397194B2 (ja) 印刷版用感光性樹脂組成物、印刷版用感光性樹脂構成体、及び印刷版
JP4895900B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JP2020173308A (ja) 印刷版用感光性樹脂組成物、印刷版用感光性樹脂構成体、及び印刷版の製造方法
JP2021162667A (ja) 感光性樹脂積層体
JP7095956B2 (ja) 印刷版用感光性樹脂版の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210803

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7023044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150