JP7022596B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁コイルと、該電磁コイルへの通電の有無によりオンオフ動作するスイッチとを備える電磁継電器に関する。
従来から、電磁コイルと、該電磁コイルへの通電の有無によりオンオフ動作するスイッチとを有する電磁継電器が知られている(下記特許文献1参照)。上記スイッチは、所定位置に固定された固定バスバーと、該固定バスバーに設けられた固定接点と、可動バスバーと、該可動バスバーに設けられた可動接点とを備える。可動バスバーは、上記電磁コイルへの通電の有無により、進退動作するよう構成されている。これにより、可動接点を固定接点に接離させ、スイッチをオンオフ動作させている。
上記電磁継電器は、該電磁継電器を用いる電気回路が短絡した場合等に、大電流が流れることがある。この場合、いわゆる電磁反発が生じて、可動接点が固定接点から離れることがある。大電流が流れたときに2つの接点が離れると、アークが生じ、これらの接点が溶損する可能性が考えられる。このような不具合を抑制するため、上記電磁継電器では、それぞれ軟磁性体からなる、可動ヨークと固定ヨークとを設けている(図17~図20参照)。
可動ヨークは可動バスバーに取り付けられており、固定ヨークは、所定位置に固定されている。スイッチがオンしたとき、すなわち可動バスバーが固定バスバーに接近したときに、可動ヨークは固定ヨークに接近する。そして、これら2個のヨークによって可動バスバーを取り囲むよう構成してある(図19参照)。このようにすると、可動バスバー内を流れた電流の周囲に発生した磁束が可動ヨーク及び固定ヨークを流れ、可動ヨークを固定ヨークに吸引する力が発生する。この力によって、可動バスバーを固定バスバー側へ付勢することができる。そのため、スイッチに大電流が流れて電磁反発が生じても、可動バスバーを固定バスバー側へ押し付けることができ、スイッチがオフすることを抑制できる。したがって、アークが生じて接点が溶損する等の不具合を抑制できる。
特開2012-199133号公報
しかしながら、上記電磁継電器では、上記2個のヨークによって可動バスバーを取り囲んでいるため、可動ヨークが大型化しやすい。すなわち、仮に、可動ヨークを小型化するため、固定ヨークを大型化して、例えば一部が開いた環状(図21参照)に形成したとすると、固定ヨークが、可動バスバーの進退動作の邪魔になってしまう。したがって、固定ヨークは、少なくとも、内部に可動バスバーを収容できる形状(図20参照)にする必要がある。しかしながら、この場合、スイッチをオンしたとき(図19参照)に可動ヨークが固定ヨークに接触できるよう、可動ヨークの一部を、可動バスバーから側方に突出させる必要が生じる。そのため、可動ヨークが大型化しやすくなり、重くなりやすい。したがって、この可動ヨークを取り付けた可動バスバーを高速で動かしにくくなる。そのため、スイッチを高速でオフしにくくなり、オフ時にアークが発生しやすくなって、電流を遮断しにくくなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、大電流が流れて電磁反発が生じてもスイッチがオフしにくく、かつ可動ヨークをより軽量化できる電磁継電器を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、電磁コイル(2)と、該電磁コイルへの通電の有無によりオンオフ動作するスイッチ(3)とを備える電磁継電器(1)であって、
上記スイッチは、所定位置に固定された固定バスバー(31F)と、該固定バスバーに設けられた固定接点(32F)と、上記電磁コイルへの通電の有無により進退動作する可動バスバー(31M)と、該可動バスバーに設けられ、該可動バスバーの進退動作に伴って上記固定接点に接離する可動接点(32M)とを有し、
上記固定バスバーのうち、上記可動バスバーの進退方向(Z)から見たときに上記可動バスバーと重ならない部位に設けられ、軟磁性体からなる固定ヨーク(4F)と、
上記可動バスバーに取り付けられ、該可動バスバーから延出する延出部(5)と、
該延出部の、上記可動バスバーに取り付けられた側とは反対側の端部(59)に設けられ、軟磁性体からなる可動ヨーク(4M)とを備え、
上記スイッチがオンしたときに、上記可動ヨークは上記固定ヨークに接近し、上記可動ヨークと上記固定ヨークとによって上記固定バスバーを取り囲むと共に、該固定バスバーを流れる電流(I)の周囲に発生した磁束(φ)が上記可動ヨーク及び上記固定ヨークを流れることにより、上記可動ヨークを上記固定ヨークに吸引する力(F)が上記進退方向に発生するよう構成されており、
上記延出部は、上記可動ヨークよりも密度が小さい材料によって形成されている、電磁継電器にある。
上記電磁継電器は、上記可動ヨークと上記固定ヨークとを備える。そして、スイッチがオンしたときに、固定バスバーを流れる電流の周囲に発生した磁束が可動ヨーク及び固定ヨークを流れることにより、可動ヨークを固定ヨークに吸引する力が上記進退方向に発生するよう構成してある。
そのため、この力によって、可動バスバーを固定バスバー側へ付勢することができる。したがって、スイッチに大電流が流れて電磁反発が発生しても、可動バスバーが固定バスバーから離隔しにくくなり、スイッチがオフしにくくなる。そのため、接点間にアークが発生してこれらの接点が溶損する等の不具合を抑制できる。
また、上記電磁継電器では、固定バスバーのうち、進退方向から見たときに可動バスバーと重ならない部位に、上記固定ヨークを設けてある。そして、可動バスバーに上記延出部を設け、この延出部の端部に可動ヨークを取り付けてある。
このようにすると、固定ヨークと可動ヨークとを、可動バスバーから離れた位置に配置することができる。そのため、固定ヨークを大きく形成し、例えば一部が開いた環状(図4、図5参照)に形成しても、固定ヨークが可動バスバーの進退動作の邪魔になりにくい。したがって、可動ヨークを小さくすることができ、軽量化できる。そのため、可動バスバーを高速で動かすことができ、スイッチを速くオフすることが可能になる。
以上のごとく、上記態様によれば、大電流が流れて電磁反発が生じてもスイッチがオフしにくく、かつ可動ヨークをより軽量化できる電磁継電器を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
参考形態1における、スイッチがオフしている電磁継電器の断面図。 参考形態1における、スイッチがオンしている電磁継電器の断面図。 図2のIII矢視図。 スイッチがオフしているときの、固定バスバー及びヨークの断面図。 スイッチがオンしているときの、固定バスバー及びヨークの断面図。 図3のVI-VI断面図。 参考形態1における、リレーシステムの動作説明図。 図7に続く図。 図8に続く図。 図9に続く図。 参考形態2における、電磁継電器の断面図。 実施形態1における、バスバー及びヨークの断面図。 参考形態3における、スイッチがオフしているときの、固定バスバー及びヨークの断面図。 参考形態3における、スイッチがオンしているときの、固定バスバー及びヨークの断面図。 参考形態4における、スイッチがオフしているときの、固定バスバー及びヨークの断面図。 参考形態4における、スイッチがオンしているときの、固定バスバー及びヨークの断面図。 比較形態1における、電磁継電器の平面図。 図17のXVIII矢視図。 図17のXIX-XIX断面図。 比較形態1における、スイッチがオフしているときの、電磁継電器の部分断面図。 比較形態2における、電磁継電器の部分断面図。
参考形態1
上記電磁継電器に係る参考形態について、図1~図10を参照して説明する。図1、図2に示すごとく、本形態の電磁継電器1は、電磁コイル2と、該電磁コイル2への通電の有無によりオンオフ動作するスイッチ3とを備える。スイッチ3は、所定位置に固定された固定バスバー31Fと、固定接点32Fと、可動バスバー31Mと、可動接点32Mとを有する。固定接点32Fは、固定バスバー31Fに設けられている。可動バスバー31Mは、電磁コイル2への通電の有無により進退動作する。可動接点32Mは、可動バスバー31Mに設けられており、可動バスバー31Mの進退動作に伴って固定接点32Fに接離する。
電磁継電器1は、図3~図5に示すごとく、軟磁性体からなる固定ヨーク4Fを備える。固定ヨーク4Fは、固定バスバー31Fのうち、可動バスバー31Mの進退方向(Z方向)から見たときに可動バスバー31Mと重ならない部位に設けられている。可動バスバー31Mには、該可動バスバー31Mから延出する延出部5が取り付けられている。この延出部5の、可動バスバー31Mに取り付けられた側とは反対側の端部59に、軟磁性体からなる可動ヨーク4Mが設けられている。
図4、図5に示すごとく、スイッチ3がオンしたときに、可動ヨーク4Mは固定ヨーク4FにZ方向から接近し、これら可動ヨーク4Mと固定ヨーク4Fとによって固定バスバー31Fを取り囲む。固定バスバー31Fを流れる電流Iの周囲に発生した磁束φが可動ヨーク4M及び固定ヨーク4Fを流れることにより、可動ヨーク4Mを固定ヨーク4Fに吸引する力FがZ方向に発生するよう構成されている。
本形態の電磁継電器1は、車両に搭載される。図7に示すごとく、電磁継電器1は、車両に搭載した電気機器82と、直流電源81との間に配される。電磁継電器1をオンオフ動作させることにより、電気機器82に直流電力を供給したり、電力供給を停止したりするよう構成されている。
図1に示すごとく、電磁継電器1は、上記電磁コイル2及びスイッチ3の他に、プランジャ12と、コイルヨーク11(11a~11c)と、コイル側ばね部材14と、スイッチ側ばね部材15と、プランジャヨーク13とを備える。スイッチ3は、ケース6に収容されている。電磁コイル2に通電すると磁束Φが発生し、この磁束Φがコイルヨーク11(11a~11c)及びプランジャヨーク13を流れる。そのため磁力が発生し、図2に示すごとく、プランジャ12が、コイル側ばね部材14の加圧力に抗して吸引される。したがって、スイッチ側ばね部材15によって可動バスバー31MがZ方向における電磁コイル2側に加圧され、スイッチ3がオンになる。
また、図1に示すごとく、電磁コイル2への通電を停止すると、電磁コイル2の磁束Φが消滅する。そのため、プランジャ12を吸引する磁力が消滅し、コイル側ばね部材14の加圧力によって、プランジャ12が可動バスバー31M側に付勢される。したがって、可動バスバー31Mが固定バスバー31Fから離れる方向に移動し、スイッチ3がオフになる。
図3に示すごとく、可動バスバー31Mが延びる方向(X方向)と、固定バスバー31Fが延びる方向(Y方向)とは、互いに直交している。本形態の電磁継電器1は、2本の固定バスバー31Fを備える。個々の固定バスバー31Fに、それぞれ固定ヨーク4Fが設けられている。延出部5は、Y方向に延出している。この延出部5の端部59に、可動ヨーク4Mが設けられている。
本形態では、延出部5と可動ヨーク4Mとを、同一の材料によって一体的に形成してある。より詳しくは、本形態では延出部5と可動ヨーク4Mとを、フェライトによって形成してある。
スイッチ3がオンすると、可動バスバー31Mが固定バスバー31Fに接近する。そのため、図4、図5に示すごとく、可動ヨーク4Mが固定ヨーク4Fに接近し、これら可動ヨーク4Mと固定ヨーク4Fによって固定バスバー31Fが取り囲まれる。
スイッチ3をオンすると、図5、図6に示すごとく、固定バスバー31Fに電流Iが流れる。そして、この電流Iの周囲に発生した磁束φが、ヨーク4M,4Fを流れる。そのため、これらのヨーク4M,4Fが磁化し、可動ヨーク4Mを固定ヨーク4Fへ吸引する力Fが発生する。したがって、何らかの原因でスイッチ3に大電流が流れ、電磁反発が発生しても、上記力Fによって可動バスバー31Mが固定バスバー31F側に押し付けられ、接点32M,32Fが離れにくくなる。そのため、2つの接点32M,32F間にアークが発生することを抑制できる。
図4に示すごとく、固定ヨーク4Fは、一部がZ方向に開放した環状に形成されている。この固定ヨーク4F内に、固定バスバー31Fを挿通してある。スイッチ3がオンしたときに、可動ヨーク4Mによって、固定ヨーク4Fの開放部49を塞ぐよう構成してある。
また、本形態では、X方向における可動ヨーク4Mの長さL1は、X方向における固定バスバー31Fの長さL2よりも短い。
また、図4に示すごとく、可動ヨーク4Mの側面SMは、段形状に形成されている。同様に、開放部49の内面SFも段形状に形成されている。
次に、電磁継電器1を用いたリレーシステム19の説明をする。図7に示すごとく、本形態のリレーシステム19は、直流電源81と電気機器82との間に設けられる。本形態の電気機器82は、車両用のインバータである。リレーシステム19は、3個の電磁継電器1(1P,1N,1C)と、個々の電磁継電器1の動作制御をする制御部85と、プリチャージ抵抗84とを備える。
直流電源81の正極811と電気機器82との間を繋ぐ正電極線86Pに、正側電磁継電器1Pが配されている。直流電源81の負極812と電気機器82との間を繋ぐ負電極線86Nに、負側電磁継電器1Nが配されている。また、本形態では、プリチャージ用電磁継電器1Cとプリチャージ抵抗84とを直列接続して直列体18を構成してある。直列体18は、正側電磁継電器1Pに並列接続されている。
電気機器82には、直流電圧を平滑化するためのコンデンサ83が接続している。電気機器82を稼働する際、コンデンサ83が充電されていない状態で、正側電磁継電器1Pと負側電磁継電器1Nとを両方ともオンすると、突入電流が流れてスイッチ3が溶着するおそれがある。そのため本形態では、図8に示すごとく、まずプリチャージ用電磁継電器1Cと負側電磁継電器1Nとをオンし、プリチャージ抵抗84を介して徐々に電流を流す。これにより、スイッチ3の溶着を防止しつつ、コンデンサ83を充電する。
コンデンサ83が充電された後、図9に示すごとく、正側電磁継電器1Pをオンする。次いで図10に示すごとく、プリチャージ用電磁継電器1Cをオフする。そして、正側電磁継電器1Pと負側電磁継電器1Nとを介して、電気機器82に直流電力を供給する。
次に、本形態の作用効果について説明する。本形態の電磁継電器1は、可動ヨーク4Mと固定ヨーク4Fとを備える。そして、図5、図6に示すごとく、スイッチ3がオンしたときに、固定バスバー31Fを流れる電流Iの周囲に発生した磁束φが可動ヨーク4M及び固定ヨーク4Fを流れることにより、可動ヨーク4Mを固定ヨーク4FにZ方向へ吸引する力Fが発生するよう構成してある。
そのため、この力Fによって、可動バスバー31Mを固定バスバー31F側へ付勢することができる。したがって、スイッチ3に大電流が流れて電磁反発が発生しても、可動バスバー31Mが固定バスバー31Fから離隔しにくくなり、スイッチ3がオフしにくくなる。そのため、接点32M,32F間にアークが発生してこれらの接点32が溶損する等の不具合を抑制できる。
また、本形態では図3に示すごとく、固定バスバー31Fのうち、Z方向から見たときに可動バスバー31Mと重ならない部位に、固定ヨーク4Fを設けてある。そして、可動バスバー31Mに延出部5を設け、この延出部5の端部59に可動ヨーク4Mを取り付けてある。
このようにすると、固定ヨーク4Fと可動ヨーク4Mとを、可動バスバー31Mから離れた位置に配置することができる。そのため、固定ヨーク4Fを大きく形成し、例えば一部が開いた環状(図4、図5参照)に形成しても、固定ヨーク4Fが可動バスバー31Mの進退動作の邪魔になりにくい。したがって、可動ヨーク4Mを小さくすることができ、軽量化できる。そのため、可動バスバー31Mを速く動かすことができ、スイッチ3を高速でオフすることが可能になる。したがって、オフ時に接点32M,32F間にアークが生じにくくなり、電流Iを速やかに遮断できる。
従来の電磁継電器1では、図17~図20に示すごとく、延出部5を設けず、可動ヨーク4Mを可動バスバー31Mに直接、取り付けていた。そのため、可動ヨーク4Mが大型化しやすかった。すなわち、図21に示すごとく、仮に、可動ヨーク4Mを小型化するために、固定ヨーク4Fを大型化して、一部が開いた環状に形成したとすると、固定ヨーク4Fが可動バスバー31Mの進退動作の邪魔になってしまう。そのため、図20に示すごとく、固定ヨーク4Fは、少なくとも可動バスバー31Mを収容できる形状にする必要がある。しかしながら、このようにすると、スイッチ3をオンしたとき(図19参照)に、可動ヨーク4Mが固定ヨーク4Fに接触できるように、可動ヨーク4Mの一部を可動バスバー31Mから側方に突出させる必要がある。したがって、可動ヨーク4Mが大型化しやすくなり、重くなりやすい。
これに対して、図3に示すごとく、本形態のように、可動バスバー31Mに延出部5を設け、この延出部5の端部59に可動ヨーク4Mを設ければ、Z方向から見たときに可動バスバー31Mと重ならない位置に固定ヨーク4Fを配置することができる。そのため図4、図5に示すごとく、固定ヨーク4Fを大型化しても、固定ヨーク4Fが可動バスバー31Mの進退動作の邪魔になりにくい。したがって、可動ヨーク4Mを小型化でき、軽量化できる。そのため、可動バスバー31Mを高速で動作でき、スイッチ3を高速でオフすることが可能になる。
また、本形態では、図示しない接着剤を用いて、固定ヨーク4Fを固定バスバー31Fに固定してある。
後述するように、ケース6に、固定ヨーク4Fを保持するための部材(ヨーク保持部61:図11参照)を設けることも可能であるが、この場合、部品点数が増えるため、電磁継電器1の製造コストが上昇しやすくなる。これに対して、本形態のように、固定ヨーク4Fを固定バスバー31Fに固定すれば、このような部材が不要となり、電磁継電器1の製造コストを低減できる。
また、図6に示すごとく、本形態では、延出部5と可動ヨーク4Mは、同一の材料によって一体的に形成されている。
後述するように、延出部5と可動ヨーク4Mとを別部品にし、これらを接続することも可能であるが(図12参照)、この場合、製造する部品の数が増加するため、電磁継電器1の製造コストが上昇しやすくなる。これに対して、本形態のように、延出部5と可動ヨーク4Mとを一体的に形成すれば、部品点数を低減でき、電磁継電器1の製造コストを低減できる。
また、図4、図5に示すごとく、本形態の固定ヨーク4Fは、一部がZ方向に開放した環状に形成されている。そして、スイッチ3がオンしたときに、可動ヨーク4Mによって、固定ヨーク4Fの開放部49を塞ぐよう構成してある。
このようにすると、固定ヨーク4Fを大きく、環状に形成してあるため、可動ヨーク4Mを小型化しやすい。
また、図5に示すごとく、本形態では、スイッチ3がオンしたときに、可動ヨーク4Mを開放部49内に挿入するよう構成してある。
このようにすると、開放部49のX方向幅を狭くすることにより、可動ヨーク4Mを細くすることが可能になる。そのため、可動ヨーク4Mを軽量化しやすい。
また、図4に示すごとく、本形態では、X方向における可動ヨーク4Mの長さL1は、X方向における固定バスバー31Fの長さL2よりも短い。
そのため、X方向における可動ヨーク4Mの長さL1を特に短くすることができ、可動ヨーク4Mをより軽量化できる。
以上のごとく、本形態によれば、大電流が流れて電磁反発が生じてもスイッチがオフしにくく、かつ可動ヨークをより軽量化できる電磁継電器を提供することができる。
以下の形態においては、図面に用いた符号のうち、参考形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、参考形態1と同様の構成要素等を表す。
参考形態2
本形態は、ケース6の構造を変更した例である。図11に示すごとく、本形態では、ケース6に、固定ヨーク4Fを保持するヨーク保持部61を設けてある。
このようにすると、固定ヨーク4Fを、正確な位置に、安定して保持することができる。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
実施形態1
本形態は、延出部5の構成を変更した例である。図12に示すごとく、本形態では、延出部5を、可動ヨーク4Mとは別部材として構成してある。より詳しくは、本形態では延出部5を、可動ヨーク4Mよりも密度が低い材料によって構成してある。本形態の延出部5は、樹脂製である。また、可動ヨーク4M及び固定ヨーク4Fは、例えばフェライトによって形成することができる。
本形態の作用効果について説明する。上記構成を採用すると、延出部5を軽量化することができる。そのため、可動バスバー31Mをより速く動かすことができ、スイッチ3をより高速でオフすることができる。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
参考形態3
本形態は、可動ヨーク4M等の形状を変更した例である。図13に示すごとく、本形態では、可動ヨーク4Mの側面SMをテーパ状に形成してある。また、開放部49の内面SFも、テーパ状に形成してある。図14に示すごとく、スイッチ3がオンしたときに、可動ヨーク4Mは開放部49内に挿入される。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
参考形態4
本形態は、可動ヨーク4Mの大きさを変更した例である。図15に示すごとく、本形態では、X方向における可動ヨーク4Mの長さL1を、開放部49の長さL3よりも長くしてある。そして、図16に示すごとく、スイッチ3がオンしたとき、可動ヨーク4Mが開放部49内に挿入されないようにしてある。
その他、参考形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電磁継電器
2 電磁コイル
3 スイッチ
31F 固定バスバー
31M 可動バスバー
F 固定ヨーク
M 可動ヨーク
5 延出部
I 電流
φ 磁束

Claims (5)

  1. 電磁コイル(2)と、該電磁コイルへの通電の有無によりオンオフ動作するスイッチ(3)とを備える電磁継電器(1)であって、
    上記スイッチは、所定位置に固定された固定バスバー(31F)と、該固定バスバーに設けられた固定接点(32F)と、上記電磁コイルへの通電の有無により進退動作する可動バスバー(31M)と、該可動バスバーに設けられ、該可動バスバーの進退動作に伴って上記固定接点に接離する可動接点(32M)とを有し、
    上記固定バスバーのうち、上記可動バスバーの進退方向(Z)から見たときに上記可動バスバーと重ならない部位に設けられ、軟磁性体からなる固定ヨーク(4F)と、
    上記可動バスバーに取り付けられ、該可動バスバーから延出する延出部(5)と、
    該延出部の、上記可動バスバーに取り付けられた側とは反対側の端部(59)に設けられ、軟磁性体からなる可動ヨーク(4M)とを備え、
    上記スイッチがオンしたときに、上記可動ヨークは上記固定ヨークに接近し、上記可動ヨークと上記固定ヨークとによって上記固定バスバーを取り囲むと共に、該固定バスバーを流れる電流(I)の周囲に発生した磁束(φ)が上記可動ヨーク及び上記固定ヨークを流れることにより、上記可動ヨークを上記固定ヨークに吸引する力(F)が上記進退方向に発生するよう構成されており、
    上記延出部は、上記可動ヨークよりも密度が小さい材料によって形成されている、電磁継電器。
  2. 上記固定ヨークを上記固定バスバーに固定してある、請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 上記スイッチを収容するケース(6)をさらに備え、該ケースに、上記固定ヨークを保持するヨーク保持部(61)が形成されている、請求項1に記載の電磁継電器。
  4. 上記固定ヨークは、一部が上記進退方向に開放した環状に形成され、上記固定ヨークに上記固定バスバーを挿通してあり、上記スイッチがオンしたときに、上記可動ヨークによって上記固定ヨークの開放部(49)を塞ぐよう構成されている、請求項1~のいずれか一項に記載の電磁継電器。
  5. 上記スイッチがオンしたときに、上記可動ヨークは上記開放部に挿入される、請求項に記載の電磁継電器。
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