JP4577290B2 - 電磁継電器 - Google Patents
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Description
該電磁継電器9は、図7、図8に示すごとく、本体91に固定され通電により磁束を発生させるコイル92と、該コイル92に発生する磁力によって軸方向に進退する可動コア93と、本体91に固定された一対の固定接点940を有する固定ホルダ94と、上記一対の固定接点940に対向配置される一対の可動接点950を有し該一対の可動接点950を短絡させた状態で保持する可動ホルダ95とを有する。また、上記電磁継電器9は、可動ホルダ95を固定ホルダ94側に押圧するように付勢されたホルダ付勢手段962と可動コア93を可動ホルダ95側へ押圧するコア付勢手段961とを有する。
そして、異常時等にコイル92への通電を止めて上記遮断状態を形成することにより、回路に過電流が流れることを防ぐことができる。
従って、ホルダ付勢手段962のみでは、接点磨耗の対策を適切に行うことが困難となるおそれがある。
しかし、上述のごとくコイル92への非通電時に可動コア93が可動ホルダ95を押し上げるためには、少なくともコア付勢手段961の付勢力がホルダ付勢手段962の付勢力よりも大きい必要がある。更にコア付勢手段961は、コイル2による可動コア3の吸引力よりも小さい必要がある。それ故、ホルダ付勢手段962の付勢力を大きくするということは、コイル92への通電によって発生する磁力により可動コア93をコイル92側へ吸引する力を大きくする必要が生じ、コイル92の大型化を余儀なくされる。その結果、電磁継電器9の小型化が困難となるおそれがある。
上記可動ホルダには磁性部材が配設されると共に、上記可動コアには上記磁性部材に対向してコア磁石が配設されており、
上記コイルへの通電時には、該コイルに発生する磁力によって上記可動コアが上記コイル側へ吸引されることにより上記可動ホルダが上記固定ホルダ側へ移動して、上記可動接点と上記固定接点とが接触した導通状態が形成され、
該導通状態においては、上記磁性部材と上記コア磁石との間に作用する磁力によって、上記可動接点が上記固定接点を押圧する方向に上記可動ホルダが上記固定ホルダ側へ付勢されるよう構成されており、
上記コイルへの非通電時には、上記可動コアが上記コア付勢手段によって上記可動ホルダ側へ押圧され、上記可動ホルダを上記固定ホルダから離れる方向に押圧して、上記一対の可動接点と上記一対の固定接点とが当接していない遮断状態が形成されることを特徴とする電磁継電器にある(請求項1)。
上記コイルへの通電時には、該コイルに発生する磁力によって上記可動コアが上記コイル側へ吸引されることにより上記可動ホルダが上記固定ホルダ側へ移動して、上記可動接点と上記固定接点とが接触した導通状態が形成される。この状態において、更に上記可動コアに設けたコア磁石と上記可動ホルダに設けた磁性部材との間に働く磁力による吸引力により、可動ホルダが固定ホルダ側へ付勢される。これにより、上記可動接点と上記固定接点とにおける接点圧を充分に確保することができる。
また、上記電磁継電器は、上記可動ホルダを上記固定ホルダ側へと押圧するよう付勢されたホルダ付勢手段を有していても良い(請求項2)。
この場合には、上記磁性部材と上記コア磁石との間に作用する磁力と、上記ホルダ付勢手段に付されている付勢力とを組み合わせて可動ホルダを固定ホルダ側へ押圧することができる。これにより、上記可動接点と上記固定接点とにおける接点圧を充分に確保することができる。
本発明の実施例にかかる電磁継電器につき、図1〜図5を用いて説明する。
電磁継電器1は、図1〜図3に示すごとく、本体10に固定され通電により磁束を発生させるコイル2と、該コイル2により発生する磁力によって軸方向に進退する可動コア3と、本体10に固定された一対の固定接点40を保持する固定ホルダ4と、一対の固定接点40に対向配置される一対の可動接点50を短絡させた状態で保持する可動ホルダ5とを有する。
また、可動ホルダ5には磁性部材530が配設されると共に、可動コア3には磁性部材530に対向してコア磁石330が配設されている。
そして、該導通状態においては、磁性部材530とコア磁石330との間に作用する磁力によって、可動接点50が固定接点40を押圧する方向に可動ホルダ5が固定ホルダ4側へ付勢されるよう構成されている。
また、電磁継電器1は、図1、図2に示すごとく、樹脂成形により形成される本体10を有する。そして、該本体10の内部に、上記のようにコイル2、可動コア3、固定ホルダ4、及び可動ホルダ5等が配設されている。
そして、一対の可動接点50は、加締め又は溶接等により可動ホルダ5の所定の位置に固定されている。
磁性部材530は磁性材プレートからなり、図1〜図3に示すごとく、加締め又は溶接等により可動ホルダ5に取り付けられている。
そして、一対の固定接点40は、加締め又は溶接等によって固定ホルダ4に固定されている。
コア付勢手段61は、コア部11とプランジャ31との間に挟持された状態で配設されている。
また、コイル2の周辺には、磁性材料からなるヨーク12及びプレート14が設けられており、コイル2への通電により発生する磁束の経路を、コア部11とプランジャ31とプレート14とヨーク12とによって構成している。
まず、導通状態について説明する。
コイル2に通電すると、コイル2の周囲に磁束が発生する。ここで、コイル2への通電によって発生する磁力はコア付勢手段61に付された付勢力よりも大きいため、上記磁力により、可動コア3は、図1、図3(a)に示すごとく、コア部11に近付く方向に吸引される。一方、同図に示すごとく、コア付勢手段61はプランジャ31によってコイル2側へ押圧されて縮むこととなる。
コイル2への通電時には、図1〜図3に示すごとく、該コイル2に発生する磁力によって可動コア3がコイル2側へ吸引されることにより可動ホルダ5が固定ホルダ4側へ移動して、可動接点50と固定接点40とが接触した導通状態が形成される。この状態において、更に可動コア3に設けたコア磁石330と可動ホルダ5に設けた磁性部材530との間に働く吸引力により、可動ホルダ5が固定ホルダ3側へ付勢される。これにより、可動接点50と固定接点40との接点圧を充分に確保することができる。
本例は、図6に示すごとく、可動接点50と固定接点40との間における接点圧が、磁性部材530とコア磁石330との間に作用する磁力のみによって確保されるよう構成した電磁継電器1の例である。
その他は、実施例1と同様である。
その他、実施例1と同様の効果を有する。
10 本体
2 コイル
3 可動コア
330 コア磁石
4 固定ホルダ
40 固定接点
5 可動ホルダ
50 可動接点
530 磁性部材
61 コア付勢手段
Claims (2)
- 本体に固定され通電により磁束を発生させるコイルと、該コイルにより発生する磁力によって軸方向に進退する可動コアと、本体に固定された一対の固定接点を保持する固定ホルダと、上記一対の固定接点に対向配置される一対の可動接点を短絡させた状態で保持する可動ホルダと、上記可動コアを上記可動ホルダ側へ押圧するコア付勢手段とを有する電磁継電器であって、
上記可動ホルダには磁性部材が配設されると共に、上記可動コアには上記磁性部材に対向してコア磁石が配設されており、
上記コイルへの通電時には、該コイルに発生する磁力によって上記可動コアが上記コイル側へ吸引されることにより上記可動ホルダが上記固定ホルダ側へ移動して、上記一対の可動接点と上記一対の固定接点とが接触した導通状態が形成され、
該導通状態においては、上記磁性部材と上記コア磁石との間に作用する磁力によって、上記可動接点が上記固定接点を押圧する方向に上記可動ホルダが上記固定ホルダ側へ付勢されるよう構成されており、
上記コイルへの非通電時には、上記可動コアが上記コア付勢手段によって上記可動ホルダ側へ押圧され、上記可動ホルダを上記固定ホルダから離れる方向に押圧して、上記可動接点と上記固定接点とが当接していない遮断状態が形成されることを特徴とする電磁継電器。 - 請求項1において、上記可動ホルダを上記固定ホルダ側へと押圧するよう付勢されたホルダ付勢手段を有することを特徴とする電磁継電器。
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