JP7285229B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁継電器に関する。
例えば特許文献1に開示されているように、固定接点と接離する可動接点を有する可動子と、該可動子を移動させるプランジャと、可動子とプランジャとの間を絶縁する絶縁部材と、を備えた電磁継電器が知られている。この電磁継電器においては、絶縁部材を設けることにより、プランジャに電流が流れ込むことを防いでいる。
特開2019-133843号公報
しかしながら、電磁継電器に流れる電流が大きくなると、通電時のジュール熱によって可動子が高温になりやすい。そうすると、可動子に当接した絶縁部材が高温となり、絶縁部材の変形等の要因となるおそれがある。絶縁部材が変形すると、電磁継電器の動作に影響することが懸念される。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、可動子の熱による動作への影響を防ぐことができる電磁継電器を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、固定接点(61)と接離する可動接点(51)を有する可動子(5)と、
上記固定接点と上記可動接点とが接離するように上記可動子を進退させるプランジャ(2)と、
上記プランジャを進退させるソレノイド部(4)と、を有し、
上記プランジャは、絶縁部材(31)と耐熱部材(32)とを介して、上記可動子に当接するよう構成されており、
上記耐熱部材は、上記絶縁部材と上記可動子との間に介設されており、
上記耐熱部材は、上記絶縁部材よりも耐熱温度が高い、電磁継電器(1)にある。
本発明の第2の態様は、固定接点(61)と接離する可動接点(51)を有する可動子(5)と、
上記固定接点と上記可動接点とが接離するように上記可動子を進退させるプランジャ(2)と、
上記プランジャを進退させるソレノイド部(4)と、を有し、
上記プランジャは、耐熱絶縁部材(30)を介して上記可動子に当接するよう構成されており、
上記耐熱絶縁部材は、ガラス及びセラミックの少なくとも一方からなる、電磁継電器(1)であって、
上記耐熱絶縁部材は、上記プランジャの前端に設けられており、
上記電磁継電器が遮断状態にあるとき、上記プランジャは、上記耐熱絶縁部材を介して上記可動子に当接しており、
上記電磁継電器が接続状態にあるとき、上記可動子から、上記耐熱絶縁部材が離れることにより、上記可動子と上記耐熱絶縁部材との間に隙間(G)が形成される、電磁継電器にある。
本発明の第3の態様は、固定接点(61)と接離する可動接点(51)を有する可動子(5)と、
上記固定接点と上記可動接点とが接離するように上記可動子を進退させるプランジャ(2)と、
上記プランジャを進退させるソレノイド部(4)と、を有し、
上記プランジャは、耐熱絶縁部材(30)を介して上記可動子に当接するよう構成されており、
上記耐熱絶縁部材は、ガラス及びセラミックの少なくとも一方からなる、電磁継電器(1)であって、
上記耐熱絶縁部材は、上記可動子の後側面に設けられており、
上記電磁継電器が遮断状態にあるとき、上記プランジャは、上記耐熱絶縁部材を介して上記可動子に当接しており、
上記電磁継電器が接続状態にあるとき、上記可動子に設けられた上記耐熱絶縁部材から、上記プランジャが離れることにより、上記耐熱絶縁部材と上記プランジャとの間に隙間(G)が形成される、電磁継電器にある。
上記第1の態様の電磁継電器において、耐熱部材は、絶縁部材と可動子との間に介設されている。それゆえ、電磁継電器に流れる電流が大きくなり可動子が高温になったとしても、絶縁部材の温度上昇を抑制することができる。その結果、可動子の熱が電磁継電器の動作に影響することを防ぐことができる。
また、上記第2の態様の電磁継電器、及び上記第3の態様の電磁継電器は、耐熱絶縁部材がプランジャと可動子との間を絶縁している。それゆえ、電磁継電器に流れる電流が大きくなり可動子が高温になったとしても、耐熱性を有する耐熱絶縁部材は変形等しにくい。その結果、可動子の熱が電磁継電器の動作に影響することを防ぐことができる。
以上のごとく、上記態様によれば、可動子の熱による動作への影響を防ぐことができる電磁継電器を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、可動子に耐熱部材が当接した状態の電磁継電器の断面図。 実施形態1における、可動子から耐熱部材が離れた状態の電磁継電器の断面図。 実施形態2における、電磁継電器の断面図。 実施形態3における、可動子から耐熱部材が離れた状態の電磁継電器の断面図。 実施形態3における、可動子に耐熱部材が当接した状態の電磁継電器の断面図。 実施形態4における、電磁継電器の断面図。 実施形態5における、耐熱絶縁部材に拡径部が当接した状態の電磁継電器の断面図。 実施形態5における、耐熱絶縁部材から拡径部が離れた状態の電磁継電器の断面図。
(実施形態1)
電磁継電器に係る実施形態について、図1、図2を参照して説明する。
本形態の電磁継電器1は、図1、図2に示すごとく、可動子5と、プランジャ2と、プランジャ2を進退させるソレノイド部4とを有する。可動子5は、固定接点61と接離する可動接点51を有する。プランジャ2は、固定接点61と可動接点51とが接離するように可動子5を進退させる。
プランジャ2は、絶縁部材31と耐熱部材32とを介して、可動子5に当接するよう構成されている。耐熱部材32は、絶縁部材31と可動子5との間に介設されている。耐熱部材32は、絶縁部材31よりも耐熱温度が高い。
本明細書において、プランジャ2の進退方向Zを、適宜、Z方向ともいう。また、Z方向におけるプランジャ2が可動子5を押す方向を前方といい、その反対方向を後方という。
電磁継電器1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等に搭載される、充電装置、電力変換装置等のリレーとして用いられる。そして、電磁継電器1の接続状態においては、固定接点61及び可動接点51に、例えば、100~400A程度の大電流が流れる。
電磁継電器1は、可動子5とプランジャ2とソレノイド部4とを収容する筐体16を有する。筐体16は、例えば、樹脂等の絶縁性材料からなる。
本形態において、可動子5は、導電性を有する金属製の板状部材からなり、その両端部付近にそれぞれ可動接点51を備えている。可動子5は、例えば、銅又は銅合金からなる。そして、可動子5とその前側に配された筐体16の一部との間に、接圧バネ14が介設されている。接圧バネ14は、可動子5を後方へ付勢している。本形態において、接圧バネ14は、コイルスプリングからなる。
複数の可動接点51のそれぞれに対して、Z方向における後方に対向する位置に固定接点61が配置されている。固定接点61は、導電性を有する金属製の板状部材からなる固定子6に設けてある。電磁継電器1は、2つの固定子6を有する。各固定子6に固定接点61がそれぞれ設けてある。固定子6は、それぞれが筐体16に固定されている。各固定子6の一部は、筐体16の外部に引き出されており、この引出部が外部配線等に接続されるように構成されている。
可動子5は、プランジャ2が前進して、絶縁部材31及び耐熱部材32を介して可動子5を押すことにより、接圧バネ14の付勢力に抗して前進する。プランジャ2は、ソレノイド部4の作動によって、進退するよう構成されている。
ソレノイド部4は、励磁コイル41と、固定コア42と、可動コア43と、ヨーク44とを有する。励磁コイル41への通電によって、励磁コイル41は、固定コア42と可動コア43とヨーク44とによって構成される磁路に、磁束を形成する。
励磁コイル41は、筐体16内に固定配置されている。励磁コイル41は、巻線を、ボビン411の筒状部412の外周に巻回することにより形成されている。筒状部412は、Z方向の双方に開口している。プランジャ2は、その一部が筒状部412の内側に配置されている。
励磁コイル41における筒状部412の内側には、軟磁性金属からなる固定コア42が配置されている。固定コア42は、可動コア43に対しZ方向に対向配置されている。固定コア42は、可動コア43の後側に配置されている。
固定コア42と可動コア43との間には、復帰バネ13が配置されている。復帰バネ13は、固定コア42に対して可動コア43が前方へ向かうように、可動コア43を付勢している。つまり、復帰バネ13は、可動コア43を付勢することによって、プランジャ2を前方へ付勢する。本形態において、復帰バネ13は、コイルスプリングからなる。
本形態において、プランジャ2は、可動コア43と、可動コア43が取り付けられた軸部21とを有する。軸部21は、非磁性金属からなる。ただし、軸部21を磁性金属にて構成することもできる。また、プランジャ2は、可動コア43のみからなる構成とすることもできる。
可動コア43は、可動コア43に形成された挿通孔に、プランジャ2の軸部21が挿通された状態にて、軸部21に固定されている。そのため、図1、図2に示すごとく、可動コア43と軸部21とは、一体となって移動する。可動コア43は、軟磁性金属からなる。可動コア43の少なくとも一部は、励磁コイル41における筒状部412の内側に配置されている。
プランジャ2の前端部には、絶縁部材31と耐熱部材32とが配設されている。絶縁部材31は、例えば、樹脂等の絶縁性材料からなる。耐熱部材32は、例えば、鉄又は鉄合金からなる。プランジャ2と耐熱部材32とが、互いに直接接触することがない状態にて、両者の間に絶縁部材31が配設されている。
耐熱部材32は、上述のごとく、絶縁部材31よりも耐熱温度が高い。耐熱部材32は、例えば、400℃以上の温度であっても、変形等しにくい程度の耐熱性を有する。また、耐熱部材32は、可動子5よりも熱伝導率が低い。
絶縁部材31は、Z方向における互いに反対側に開口した後側凹部312及び前側凹部311を有する。絶縁部材31は、後側凹部312を軸部21の前端に圧入することによって、軸部21に固定されている。
また、耐熱部材32は、後側に、径方向に縮径した縮径部323を有する。そして、耐熱部材32は、絶縁部材31に形成された前側凹部311に、縮径部323を圧入することによって、絶縁部材31に固定されている。
絶縁部材31は、介在部313を有する。介在部313は、後側凹部312に圧入した軸部21の前端と、前側凹部311に圧入した耐熱部材32の縮径部323との間に介在している。つまり、耐熱部材32は、軸部21と接することなく、絶縁部材31を介して軸部21に固定されている。
耐熱部材32は、可動子5と当接する当接部321を有する。当接部321は、略円柱形状をなしている。当接部321は、前側に当接面322を有する。当接面322は、Z方向から見ると、略円形をなしている(図示略)。
そして、プランジャ2は、耐熱部材32の当接面322を可動子5に当接させながら、可動子5を進退方向Zに移動させる。
次に、励磁コイル41への通電によるプランジャ2の動作について説明する。
電磁継電器1は、励磁コイル41に通電することにより、固定コア42と可動コア43とヨーク44とに磁束が流れ、可動コア43と固定コア42との間に磁気吸引力が生じる。これにより、図2に示すごとく、復帰バネ13の付勢力に反して、可動コア43を備えるプランジャ2が固定コア42に吸引されて後退する。これに伴い、接圧バネ14の付勢力により可動子5が固定接点61側へ後退し、それぞれの可動接点51が固定接点61に接触する。その結果、電磁継電器1が接続状態となる。これにより、一方の固定子6から可動子5を介して他方の固定子6にわたり、電流が流れる。また、電磁継電器1の接続状態においては、可動子5から耐熱部材32の当接面322が離れる。そして、可動子5と当接面322との間に隙間Gが形成される。
次に、励磁コイル41を非通電とすると、固定コア42と可動コア43との間の磁気吸引力がなくなる。ここで、復帰バネ13は、接圧バネ14よりも大きい付勢力を有している。それゆえ、上記磁気吸引力がない状態となると、復帰バネ13によって可動コア43が前方に移動すると共に、可動子5はプランジャ2によって前方へ押され、固定接点61から遠ざかるように前進する。これにより、図1に示すように、それぞれの可動接点51が固定接点61から離間し、電磁継電器1が遮断状態となる。また、このとき、耐熱部材32の当接面322は、可動子5と当接したままとなる。
なお、接続状態から遮断状態に切り替わる際、固定接点61と可動接点51との間の接点部11にアークが生じている間は遮断状態とはならない。そこで、このアークを引き延ばして切るために、電磁継電器1は消弧用磁石15を備えている。消弧用磁石15は、接点部11の径方向の外側に配設されている。この消弧用磁石15により、接点部11に生じるアークを、可動子5の進退方向に直交する方向に引き延ばして消弧するよう構成されている。
次に、本形態の作用効果につき説明する。
本形態の電磁継電器1において、耐熱部材32は、絶縁部材31と可動子5との間に介設されている。それゆえ、電磁継電器1に流れる電流が大きくなり可動子5が高温になったとしても、絶縁部材31の温度上昇を抑制することができる。その結果、可動子5の熱が電磁継電器1の動作に影響することを防ぐことができる。
上述のように、電磁継電器1が接続状態にあるとき、可動子5には大電流が流れる。そうすると、可動子5が高温の状態になる。この接続状態においては、図2に示すごとく、プランジャ2は可動子5を押圧していないため、可動子5から絶縁部材31への熱の移動は限られている。しかし、この接続状態から、遮断状態に切り替える際には、図1に示すごとく、高温となった可動子5をプランジャ2が押すこととなる。そうすると、伝熱によって、プランジャ2の前端部に配設した絶縁部材31に、高温の可動子5の熱が移動することが懸念される。しかし、絶縁部材31の前端には、耐熱部材32が設けてある。それゆえ、可動子5に絶縁部材31が直接接触することは、避けることができる。したがって、絶縁部材31が熱によって変形したりすることを防ぐことができる。
仮に、絶縁部材31が変形すると、例えば、プランジャ2にて前進させたときの可動子5の動作や姿勢に異常を来し、正常な遮断状態が得にくくなることが懸念される。本形態の電磁継電器1によれば、上述のように、絶縁部材31の変形等を防ぐことで、このような事態を防ぐことができる。
また、可動子5に直接接触するのは、耐熱部材32であるため、その変形が生じることを防ぐことができる。そして、耐熱部材32が、可動子5と絶縁部材31との間に介在することで、上述のように、可動子5から絶縁部材31への熱の移動が緩和される。
また、耐熱部材32は、可動子5よりも熱伝導率が低い。それゆえ、可動子5の熱がより、絶縁部材31に伝わりにくい。その結果、絶縁部材31の温度上昇を一層抑制することができる。
以上のごとく、本形態によれば、可動子5の熱による動作への影響を防ぐことができる電磁継電器1を提供することができる。
(実施形態2)
本形態は、図3に示すごとく、耐熱部材32と可動子5との当接箇所において、凹凸表面12が形成されている形態である。
絶縁部材31及び耐熱部材32は、図3に示すごとく、プランジャ2に固定されている。耐熱部材32と可動子5との少なくとも一方は、互いの当接箇所に凹凸表面12を有する。
本形態において、凹凸表面12は、耐熱部材32に形成されている。また、可動子5における、耐熱部材32との当接箇所は略平坦面である。そして、耐熱部材32の凹凸表面12が可動子5と当接するように構成されている。つまり、耐熱部材32の可動子5側には、可動子5に向かって突出した複数の凸部が形成されていると共に、凸部と凸部の間に凹部が形成されている。そして、凸部の前端が可動子5と当接するように構成されている。
その他は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
耐熱部材32と可動子5との少なくとも一方は、互いの当接箇所に凹凸表面12を有する。それゆえ、耐熱部材32と可動子5とが互いに接触する面積を小さくすることができる。それゆえ、可動子5の熱が耐熱部材32に一層伝わりにくい。その結果、絶縁部材31の温度上昇を一層抑制することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
なお、凹凸表面12を、耐熱部材32には設けずに、可動子5に設けた構成とすることもできる。
また、凹凸表面12を、耐熱部材32及び可動子5の両方に設けた構成とすることもできる。ただし、この場合、互いの凹凸表面12の凸部同士が当接するような状態とする。
(実施形態3)
本形態は、図4、図5に示すごとく、耐熱部材32が弾性を有する形態である。つまり、耐熱部材32は、弾性部材でもある。
本形態において、耐熱部材32は、屈曲もしくは湾曲した板ばねによって形成されている。耐熱部材32は、図4、図5に示すごとく、その前側に、Z方向に対して傾斜した傾斜部324を有する。本形態において、プランジャ2の中心軸Cは、Z方向に沿って配置されている。
また、耐熱部材32は、絶縁部材31に形成された前側凹部311に、その後側の部分を、プランジャ2の中心軸Cに沿って圧入することにより、固定されている。図4に示すごとく、励磁コイル41の通電時において、傾斜部324は、前方に向かうに従い、プランジャ2の中心軸Cから離れるように傾斜している。
図4に示すごとく、励磁コイル41を、通電状態から、図5に示すごとく、非通電状態にしたとき、傾斜部324は、可動子5と当接する。このとき、耐熱部材32は、可動子5によって弾性変形される。
つまり、図4に示すごとく、耐熱部材32と可動子5とが当接していない通電状態のとき、傾斜部324は、プランジャ2の中心軸Cと傾斜部324とによって形成される角度のうち、一方の角度αが鈍角となるように形成されている。そして、図5に示すごとく、励磁コイル41が非通電状態となったとき、耐熱部材32は、可動子5と当接することにより、角度αが90°に近付くように、弾性変形される。言い換えると、耐熱部材32は、Z方向に弾性変形するよう構成されている。
その他は、実施形態1と同様である。
耐熱部材32は、弾性部材でもある。それゆえ、耐熱部材32は、可動子5と当接した際、可動子5によって弾性変形される。それゆえ、耐熱部材32と可動子5との衝突を緩衝することができる。その結果、耐熱部材32と可動子5とが衝突する際の作動音を低減することができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
なお、耐熱部材32は、例えば、コイルスプリング状の弾性部材とすることもできる。
(実施形態4)
本形態は、図6に示すごとく、プランジャ2に耐熱絶縁部材30を設けた形態である。
本形態の電磁継電器1は、図6に示すごとく、可動子5と、プランジャ2と、プランジャ2を進退させるソレノイド部4とを有する。可動子5は、固定接点61と接離する可動接点51を有する。プランジャ2は、固定接点61と可動接点51とが接離するように可動子5を進退させる。プランジャ2は、耐熱絶縁部材30を介して可動子5に当接するよう構成されている。耐熱絶縁部材30は、ガラス及びセラミックの少なくとも一方からなる。
耐熱絶縁部材30をセラミックによって形成する場合、例えば、アルミナやジルコニア等によって形成することができる。
本形態のプランジャ2には、耐熱部材32及び絶縁部材31ではなく、絶縁性及び耐熱性の双方を備えた耐熱絶縁部材30が設けられている。耐熱絶縁部材30は、軸部21の前端に設けられている。耐熱絶縁部材30は、可動子5と当接する当接面301を有する。また、耐熱絶縁部材30は、可動子5よりも熱伝導率が低い。
その他は、実施形態1と同様である。
本形態の電磁継電器1は、耐熱絶縁部材30がプランジャ2と可動子5との間を絶縁している。それゆえ、電磁継電器1に流れる電流が大きくなり可動子5が高温になったとしても、耐熱性を有する耐熱絶縁部材30は変形等しにくい。その結果、可動子5の熱が電磁継電器1の動作に影響することを防ぐことができる。
また、耐熱絶縁部材30は、可動子5よりも熱伝導率が低い。それゆえ、可動子5の熱が耐熱絶縁部材30に伝わりにくい。その結果、耐熱絶縁部材30の温度上昇を抑制することができる。
また、本形態の電磁継電器1は、耐熱性及び絶縁性の双方を備える耐熱絶縁部材30がプランジャ2と可動子5との間を絶縁するよう構成されている。それゆえ、電磁継電器1を簡素化しつつ、可動子5の熱が電磁継電器1の動作に影響することを防ぐことができる。
その他、実施形態1と同様の作用効果を有する。
(実施形態5)
本形態は、図7、図8に示すごとく、耐熱絶縁部材30が、可動子5に設けられた形態である。
そして、プランジャ2の前端が、可動子5の後側面に設けられた耐熱絶縁部材30と当接するよう構成されている。
図7、図8に示すごとく、プランジャ2の軸部21の前端には、軸部21の一部を拡径した拡径部211が形成されている。そして、図7に示すごとく、励磁コイル41が非通電状態のとき、可動子5に設けられた耐熱絶縁部材30と、拡径部211の当接面212とが当接する。つまり、可動子5に設けられた耐熱絶縁部材30に対し、プランジャ2の前端部が直接当接するよう構成されている。
耐熱絶縁部材30には、拡径部211の当接面212と対向する側に、平坦面302が形成されている。平坦面302の面積は、当接面212の面積よりも大きい。そして、当接面212の全体が、平坦面302に当接している。
その他は、実施形態4と同様である。
本形態において、耐熱絶縁部材30は、可動子5に設けられている。それゆえ、プランジャ2に絶縁性を有する部材を設ける必要がない。その結果、プランジャ2を簡素な構成とすることができる。
その他、実施形態4と同様の作用効果を有する。
なお、耐熱絶縁部材30の代わりに、絶縁部材31及び耐熱部材32を、可動子5に設けた構成とすることもできる。この場合、耐熱部材32が可動子5に固定されると共に、絶縁部材31は、耐熱部材32の後側に固定される。
上記実施形態1~実施形態3においては、プランジャ2が可動子5を前方へ押すことにより、固定接点61と可動接点51とが離れるように構成されている。ただし、プランジャが可動子を前方へ押すことにより、可動接点と固定接点とが当接するよう構成することもできる。この場合、固定接点は、可動子よりも前側に位置することとなる。
このような電磁継電器は、励磁コイルを通電状態としたとき、プランジャが後退することにより、可動接点と固定接点とが離れ、遮断状態となる。また、励磁コイルを非通電状態としたとき、プランジャは可動子を前方へ移動させ、電磁継電器は接続状態となる。この場合、絶縁部材及び耐熱部材を、プランジャ及び可動子のどちらか一方に設ける他、絶縁部材及び耐熱部材を、プランジャ及び可動子に、それぞれ別々に設けることもできる。つまり、可動子に耐熱部材を設けると共に、プランジャに絶縁部材を設けることもできる。これにより、プランジャと可動子との間を絶縁することができると共に、絶縁部材が熱によって変形等することを防ぐことができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電磁継電器
2 プランジャ
31 絶縁部材
32 耐熱部材
4 ソレノイド部
5 可動子
51 可動接点
61 固定接点

Claims (6)

  1. 固定接点(61)と接離する可動接点(51)を有する可動子(5)と、
    上記固定接点と上記可動接点とが接離するように上記可動子を進退させるプランジャ(2)と、
    上記プランジャを進退させるソレノイド部(4)と、を有し、
    上記プランジャは、絶縁部材(31)と耐熱部材(32)とを介して、上記可動子に当接するよう構成されており、
    上記耐熱部材は、上記絶縁部材と上記可動子との間に介設されており、
    上記耐熱部材は、上記絶縁部材よりも耐熱温度が高い、電磁継電器(1)。
  2. 上記耐熱部材は、上記可動子よりも熱伝導率が低い、請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 上記絶縁部材及び上記耐熱部材は、上記プランジャに固定されており、上記耐熱部材と上記可動子との少なくとも一方は、互いの当接箇所に凹凸表面(12)を有する、請求項1又は2に記載の電磁継電器。
  4. 上記耐熱部材は、弾性部材でもある、請求項1~3のいずれか一項に記載の電磁継電器。
  5. 固定接点(61)と接離する可動接点(51)を有する可動子(5)と、
    上記固定接点と上記可動接点とが接離するように上記可動子を進退させるプランジャ(2)と、
    上記プランジャを進退させるソレノイド部(4)と、を有し、
    上記プランジャは、耐熱絶縁部材(30)を介して上記可動子に当接するよう構成されており、
    上記耐熱絶縁部材は、ガラス及びセラミックの少なくとも一方からなる、電磁継電器(1)であって、
    上記耐熱絶縁部材は、上記プランジャの前端に設けられており、
    上記電磁継電器が遮断状態にあるとき、上記プランジャは、上記耐熱絶縁部材を介して上記可動子に当接しており、
    上記電磁継電器が接続状態にあるとき、上記可動子から、上記耐熱絶縁部材が離れることにより、上記可動子と上記耐熱絶縁部材との間に隙間(G)が形成される、電磁継電器
  6. 固定接点(61)と接離する可動接点(51)を有する可動子(5)と、
    上記固定接点と上記可動接点とが接離するように上記可動子を進退させるプランジャ(2)と、
    上記プランジャを進退させるソレノイド部(4)と、を有し、
    上記プランジャは、耐熱絶縁部材(30)を介して上記可動子に当接するよう構成されており、
    上記耐熱絶縁部材は、ガラス及びセラミックの少なくとも一方からなる、電磁継電器(1)であって、
    上記耐熱絶縁部材は、上記可動子の後側面に設けられており、
    上記電磁継電器が遮断状態にあるとき、上記プランジャは、上記耐熱絶縁部材を介して上記可動子に当接しており、
    上記電磁継電器が接続状態にあるとき、上記可動子に設けられた上記耐熱絶縁部材から、上記プランジャが離れることにより、上記耐熱絶縁部材と上記プランジャとの間に隙間(G)が形成される、電磁継電器
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