JP6831967B2 - ソレノイド - Google Patents

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本発明は、ソレノイド(ソレノイドアクチュエータ)に関する。
従来、電気機器等において、コイルの内部に磁性体であるプランジャを挿入し、コイルへの電流の通電と遮断とを切換えることにより、プランジャをフレームから進退可能としたソレノイドが用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013−222864号公報
また、プランジャの径方向に鍔部を突出して形成し、プランジャがフレームに退避した際に鍔部をフレームに当接させることにより、プランジャに流れる磁束の量を多くしたソレノイドが知られている。しかし、このようなソレノイドにおいて、鍔部とフレームとが対向する際に磁束の方向がプランジャの進退方向に対して斜めになることにより、コイルによるプランジャの吸着力を充分に得ることができない場合があった。一方、同じ形状でプランジャの吸着力を大きくしようとすると、ソレノイドが大きくなるという問題があった。このため、サイズを大きくすることなくプランジャの吸着力を高めることができるソレノイドが求められていた。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、サイズを大きくすることなくプランジャの吸着力を高めることができるソレノイドを提供することである。
以下では、上記課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、磁性体で形成され、挿通孔が開口されたフレームと、前記フレームの内部に収容されたコイルと、磁性体で形成され、その基端部が前記コイルに挿入されるとともに、その先端部が前記フレームの挿通孔から延出されたプランジャと、前記プランジャを前記フレームから延出する方向に付勢するバネと、を備え、前記コイルへの電流の通電と遮断とを切換えることにより、前記プランジャが前記挿通孔を介して前記フレームから進退可能に構成されたソレノイドであって、前記プランジャの先端部における前記フレームからの延出部分には、前記プランジャが前記フレームに退避した際に前記挿通孔の周囲に接触又は近接して対向する鍔部が半径方向外側に突出して形成され、前記鍔部は、前記鍔部の前記フレーム側の面における半径方向内側部分が円環状に切欠かれて形成され、前記フレームは、前記挿通孔が開口する蓋フレームを備え、前記鍔部に形成される円環状に切欠かれる部分は、前記鍔部と前記蓋フレームとの間にエアギャップを形成して、前記コイルに電流が通電されたときに前記鍔部と前記蓋フレームとの間に生じる磁界の方向を前記プランジャの進退方向に揃えるものである。
請求項2においては、前記鍔部の前記フレーム側と反対の面における半径方向外側部分がテーパ状に形成され、前記鍔部のテーパ状に形成される部分は、前記コイルに電流が通電されたときに前記鍔部と前記蓋フレームとの間に生じる磁界の方向を前記プランジャの進退方向に揃えるものである。
請求項3においては、前記コイルの外径は、前記鍔部の外径よりも大きく構成されるものである。
本発明に係るソレノイドは、サイズを大きくすることなくプランジャの吸着力を高めることができる、という効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るソレノイドを示す斜視図。 ソレノイドの正面図。 図2におけるX−X線断面図。 プランジャの斜視図。 鍔部とフレームとの対向部分における拡大断面図。
図1から図3を用いて、本発明の第一実施形態に係るソレノイド10について説明する。本明細書においては、各図に示す矢印でソレノイド10における方向を規定している。図1から図3に示すように、本実施形態に係るソレノイド10はオープンフレーム型の直動型ソレノイドである。ソレノイド10はフレーム(本体フレーム11及び蓋フレーム12)、プランジャ20、バネ21、コイル30等で構成される。フレーム及びプランジャ20は鉄系の磁性体で形成されている。
フレームは前後方向が開口した筒状部材であり、本体フレーム11と蓋フレーム12とが組合わされて形成される。本体フレーム11は板状の部材を同じ方向に二回屈曲させて形成される。本体フレーム11は前方、左側方、及び後方が開口した部材であり、正面視で90度倒したU字状に形成されている。本体フレーム11の上面及び下面の左側端部には係合片11a・11aが形成されている。また、本体フレーム11の右側面中央部には孔部11bが形成されている(図3を参照)。
蓋フレーム12は中央部分に挿通孔12aが開口された板状部材であり、上下の両辺に係合溝12b・12bが形成されている。この係合溝12b・12bに本体フレーム11の係合片11a・11aが係合し、本体フレーム11の左側方に蓋フレーム12が組付けられることにより、本体フレーム11と蓋フレーム12とからなるフレームが構成される。
フレームの内部にはコイル30が収容されている。詳細には図3に示す如く、フレームの内部に円筒状のボビン13が配設され、ボビン13に銅線が巻回されることによりコイル30が構成されている。コイル30の表面には絶縁テープ30aが巻き付けられている。また、コイル30には二本のリード線31・32が接続されており、リード線31・32には図示しないコネクタを介して電源に接続されている。この電源からの電圧をON/OFFすることにより、コイル30に流れる電流の通電と遮断とが切換えられる。なお、コイル30には図示しない温度ヒューズが設けられる。
図4に示す如く、プランジャ20は棒状に形成された磁性体であり、先端部である左側端部が蓋フレーム12の挿通孔12aから延出された状態で、基端部である右側端部がコイル30におけるボビン13の内部に挿入されている。プランジャ20の左側端部にはフランジ部20aが半径方向外側に突出して形成されている。また、プランジャ20の左側端部におけるフレームからの延出部分には、鍔部20bが半径方向外側に突出して形成されている。また、プランジャ20の右側端部には本体部20eよりも縮径された縮径部20fが形成されている。
コイル30の内部には、右側端部にストッパー22が設けられている。ストッパー22は右端部が本体フレーム11の孔部11bに挿入されることにより固定される。ストッパー22の左側面にはテーパ状の凹部22aが形成されており、凹部22aの内部にプランジャ20の縮径部20fが挿入される。
プランジャ20の先端部には、フランジ部20aと蓋フレーム12との間に圧縮バネ21が介挿されている。この圧縮バネ21により、プランジャ20は蓋フレーム12から延出する方向(左側方)に付勢されている。
上記の如く構成されたソレノイド10においては、コイル30への電流の通電と遮断とを切換えることにより、プランジャ20が挿通孔12aを介してフレームから進退可能とされる。詳細には、コイル30への電流が遮断されている際には、圧縮バネ21の付勢力により、プランジャ20は左側方に突出する。一方、コイル30に電流が通電されると、コイル30に生じる磁力によりプランジャ20が吸引され、プランジャ20はフレーム及びコイル30の内部に退避する。この際、図5中の矢印mに示す如く、プランジャ20の鍔部20bと蓋フレーム12との間に磁界が生じることにより、鍔部20bと蓋フレーム12との間に互いに引き付けあう力が発生する。なお、本実施形態において、ソレノイド10にはコイル30の通電時にプランジャ20を吸引するプル型が採用されているが、ソレノイド10として通電時にプランジャ20を押し出すプッシュ型を採用することも可能である。
本実施形態に係るソレノイド10においては図3及び図5に示す如く、プランジャ20がフレームに退避した際に、鍔部20bにおけるフレーム側(右側)に形成された対向面20gが挿通孔12aの周囲と近接して対向する。そして、鍔部20bには、対向面20gにおける半径方向内側部分が円環状に切欠かれた切欠き部20cが形成される。なお、プランジャ20がフレームに退避した際に、鍔部20bの対向面20gが挿通孔12aの周囲に接触する構成としても差し支えない。
上記の如く構成することにより、鍔部20bが蓋フレーム12と引き付けあう際の磁界の方向を、図5中の矢印mに示す如くプランジャ20の進退方向に揃えることが可能となる。具体的には、切欠き部20cで鍔部20bと蓋フレーム12との間にエアギャップを形成することにより、図5中の矢印g1に示すような、プランジャ20の進退方向から傾いた方向の磁界の発生を抑制することができるのである。このように、本実施形態に係るソレノイド10によれば、鍔部20bと蓋フレーム12との間に生じる磁界の方向をプランジャ20の進退方向である左右方向に揃えることができる。これにより、プランジャ20を吸引する力を大きくすることができるため、ソレノイド10のサイズを大きくすることなくプランジャ20の吸着力を高めることができるのである。
また、本実施形態に係るソレノイド10においては図3及び図5に示す如く、鍔部20bのフレーム側と反対の面(左側面)における半径方向外側部分には、テーパ状に切り欠かれたテーパ面20dが形成されている。
上記の如く構成することにより、鍔部20bが蓋フレーム12と引き付けあう際のプランジャ20の吸着力をより高めることが可能となる。具体的には、鍔部20bの半径方向外側の部分を切り欠くことにより、図5中の矢印g2に示すような、プランジャ20の進退方向から傾いて斜めに発生する磁界を抑制することができるのである。これにより、鍔部20bと蓋フレーム12との間に生じる磁界の方向をプランジャ20の進退方向である左右方向に揃えることができるため、ソレノイド10のサイズを大きくすることなくプランジャ20の吸着力をより高めることができるのである。
10 ソレノイド
11 本体フレーム(フレーム)
12 蓋フレーム(フレーム)
12a 挿通孔
20 プランジャ
20b 鍔部
20c 切欠き部
30 コイル

Claims (3)

  1. 磁性体で形成され、挿通孔が開口されたフレームと、
    前記フレームの内部に収容されたコイルと、
    磁性体で形成され、その基端部が前記コイルに挿入されるとともに、その先端部が前記フレームの挿通孔から延出されたプランジャと、
    前記プランジャを前記フレームから延出する方向に付勢するバネと、を備え、
    前記コイルへの電流の通電と遮断とを切換えることにより、前記プランジャが前記挿通孔を介して前記フレームから進退可能に構成されたソレノイドであって、
    前記プランジャの先端部における前記フレームからの延出部分には、前記プランジャが前記フレームに退避した際に前記挿通孔の周囲に接触又は近接して対向する鍔部が半径方向外側に突出して形成され、
    前記鍔部は、前記鍔部の前記フレーム側の面における半径方向内側部分が円環状に切欠かれて形成され
    前記フレームは、前記挿通孔が開口する蓋フレームを備え、
    前記鍔部に形成される円環状に切欠かれる部分は、前記鍔部と前記蓋フレームとの間にエアギャップを形成して、前記コイルに電流が通電されたときに前記鍔部と前記蓋フレームとの間に生じる磁界の方向を前記プランジャの進退方向に揃える、ことを特徴とするソレノイド。
  2. 前記鍔部の前記フレーム側と反対の面における半径方向外側部分がテーパ状に形成され
    前記鍔部のテーパ状に形成される部分は、前記コイルに電流が通電されたときに前記鍔部と前記蓋フレームとの間に生じる磁界の方向を前記プランジャの進退方向に揃える、ことを特徴とする、請求項1に記載のソレノイド。
  3. 前記コイルの外径は、前記鍔部の外径よりも大きく構成される、請求項1または請求項2に記載のソレノイド。
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