JP7021873B2 - 半導体パッケージ - Google Patents

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Description

本発明は、半導体パッケージに関する。
従来、マイコンや電源装置等としての半導体パッケージが開発されており、当該半導体パッケージは各種機器に搭載される。
なお、上記に関連する従来技術の一例は、特許文献1および特許文献2に開示されている。
特開2007-257028号公報 特開2000-88680号公報
上述したような半導体パッケージは、特に昨今では車載用として構成されることがある。例えば、マイコンとしての半導体パッケージは、車両に搭載されるECU(Electronic Control Unit)に組み込まれることがある。
車載関連分野においては、自動車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格であるISO26262なども策定されている状況では、より安全性を重視するため、車両に搭載される半導体パッケージの寿命を長寿命化することが特に要請される。
また、昨今では、EV(電気自動車)等の普及によって、非接触によって車両へ給電を行う給電システムが開発されている。この給電システムを用いた給電では、強い磁界が発生するために、停車中の車両に搭載されたマイコンが誤動作を行う虞があった。この誤動作によって、車両が誤って走行を開始したり、ドアロックが誤って解除されたりなどする虞があった。
車載関連分野においては、自動車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格であるISO26262なども策定されており、より安全性を要請される状況となっている。
上記状況に鑑み、本発明は、長寿命化を図ることができる半導体パッケージを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、磁界の影響によって電子機器が誤動作することを抑制できる半導体パッケージを提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために本発明の半導体パッケージは、複数のチップを備え、
前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させる構成としている(第1の構成)。
また、上記第1の構成において、機能をオンとする前記機能ブロックを変更しながら、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させることとしてもよい(第2の構成)。
また、上記第2の構成において、当該半導体パッケージの起動回数に基づき、機能をオンとする前記機能ブロックを変更することとしてもよい(第3の構成)。
また、上記第2の構成において、当該半導体パッケージの動作モードに応じて、機能をオンとする前記機能ブロックを変更することとしてもよい(第4の構成)。
また、上記第1の構成において、前記チップは、前記機能ブロックの各々に対応する温度検出部と、前記温度検出部による検出結果に基づいて機能をオンとする前記機能ブロックを決定する決定部と、を更に有することとしてもよい(第5の構成)。
また、上記第1~第5のいずれかの構成において、前記チップは、2つ備えられ、
前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
一方の前記故障監視部が故障を検出したとき、一方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、一方の前記故障監視部が他方の前記故障監視部に通知を行うことで、他方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオンとされることとしてもよい(第6の構成)。
また、上記第1~第5のいずれかの構成において、前記チップは、3つ以上備えられ、
前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
いずれかの前記故障監視部が故障を検出したとき、当該故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、当該故障監視部が残りの前記故障監視部に通知を行うことで、残りの前記故障監視部が属する前記チップ間において前記機能ブロックは分散されることとしてもよい(第7の構成)。
また、上記第1~第7のいずれかの構成において、前記チップの各々において、前記機能ブロックは、それぞれCPU、メモリコントローラ、メモリ、およびI/O部であることとしてもよい(第8の構成)。
また、上記第1~第7のいずれかの構成において、前記チップの各々において、前記機能ブロックは、それぞれ電源ブロックであることとしてもよい(第9の構成)。
また、上記第1~第9のいずれかの構成の半導体パッケージは、特に車載用であることが好適となる(第10の構成)。
上記第2の目的を達成するために本発明の半導体パッケージは、
少なくとも1つの機能ブロックと、
磁界を検出する磁界検出部と、
前記磁界検出部により磁界が検出されたときに、前記機能ブロックのうち少なくともいずれかの保護を行う保護部と、を備える構成としている(第11の構成)。
また、上記第11の構成において、前記機能ブロックは、CPU、メモリコントローラ、メモリ、およびI/O部であることとしてもよい(第12の構成)。
また、上記第12の構成において、前記保護部は、前記機能ブロックのうち少なくとも前記CPUの動作を停止させることとしてもよい(第13の構成)。
また、上記第12の構成において、前記保護部は、前記機能ブロックのうち少なくともいずれかを駆動電流を上昇させて動作させることとしてもよい(第14の構成)。
また、上記第11の構成において、前記機能ブロックは、電源ブロックであることとしてもよい(第15の構成)。
また、上記第15の構成において、前記保護部は、少なくともいずれかの前記電源ブロックの動作を停止させることとしてもよい(第16の構成)。
また、上記第11~第16のいずれかの構成において、非接触給電を受けることが可能な車両に搭載可能であることとしてもよい(第17の構成)。
また、上記第17の構成において、前記車両に含まれる電子機器に搭載可能であり、マイコンとして機能することとしてもよい(第18の構成)。
また、上記第17の構成において、前記車両に含まれる電子機器に電力を供給する電源装置として機能することとしてもよい(第19の構成)。
また、上記第18または第19の構成において、前記電子機器は、走行モータコントローラ、またはセキュリティコントローラであることとしてもよい(第20の構成)。
また、上記第11~第16のいずれかの構成において、携帯装置に搭載することが可能であることとしてもよい(第21の構成)。
また、上記第21の構成において、マイコンとして機能することとしてもよい(第22の構成)。
また、上記第21の構成において、前記携帯装置に含まれるマイコンに電力を供給する電源装置として機能することとしてもよい(第23の構成)。
また、上記第11~第23のいずれかの構成において、第1チップと、第2チップと、を更に備え、前記第1チップは、前記磁界検出部と、通信部と、を有し、前記第2チップは、前記機能ブロックと、前記保護部と、を有し、前記保護部は、前記磁界検出部により磁界が検出されたことを前記通信部より通知を受けることとしてもよい(第24の構成)。
また、上記第11~第24のいずれかの構成において、記憶部を更に備え、前記保護部は、前記機能ブロックの保護を行うときに、磁界が発生した旨の情報を前記記憶部に記憶させることとしてもよい(第25の構成)。
本発明の半導体パッケージによると、長寿命化を図ることができる。また、本発明の半導体パッケージによると、磁界の影響によって電子機器が誤動作することを抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体パッケージにおける機能ブロックの分散の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体パッケージにおいてチップの故障が発生した場合の一例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体パッケージにおいて機能ブロックを変更して分散させる一例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体パッケージにおいて機能ブロックを変更して分散させる一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る半導体パッケージにおいてチップの故障が発生した場合の一例を示す図である。 マイコンとして機能する半導体パッケージの一例を示す概略構成図である。 電源装置として機能する半導体パッケージの一例を示す概略構成図である。 各種電子機器を搭載した車両の一構成例を示す外観図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体パッケージを車両に搭載した例を示す概略構成図である。 本発明の第5実施形態に係る半導体パッケージを車両に搭載した例を示す概略構成図である。 本発明の第4実施形態に係る半導体パッケージを搭載したスマートフォンの一例を示す概略構成図である。 スマートフォンの外観の一例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る半導体パッケージを搭載したスマートフォンの一例を示す概略構成図である。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図1に示す第1実施形態に係る半導体パッケージ5は、第1チップ1と第2チップ2の2つのチップ(ICチップ)を備えており、マルチチップの半導体パッケージとして構成される。
また、半導体パッケージ5は、各種リードフレーム50を有する。第1チップ1および第2チップ2は、リードフレーム50に固定される。不図示のボンディングワイヤ(Auワイヤ等)によって、第1チップ1および第2チップ2の電極とリードフレーム50は接続される。第1チップ1、第2チップ2、およびリードフレーム50は、樹脂材によって封止される。リードフレーム50が不図示のプリント基板の配線に接続されるようにして、半導体パッケージ5はプリント基板に実装される。これにより、第1チップ1および第2チップ2は、プリント基板との間で電気信号や電源の伝達を行うことができる。
第1チップ1は、第1Aブロック1Aと、第1Bブロック1Bと、第1Cブロック1Cと、第1Dブロック1Dと、故障監視部1Eと、を有する。第2チップ2は、第2Aブロック2Aと、第2Bブロック2Bと、第2Cブロック2Cと、第2Dブロック2Dと、故障監視部2Eと、を有する。故障監視部1Eと故障監視部2E間は、通信を可能となっている。
第1Aブロック1Aと第2Aブロック2Aとは、同じ機能の機能ブロックである。同様に、第1Bブロック1Bと第2Bブロック2B、第1Cブロック1Cと、第2Cブロック2C、第1Dブロック1Dと第2Dブロック2Dは、それぞれ同じ機能の機能ブロックである。
<<長寿命化対応>>
本実施形態では、第1チップ1と第2チップ2とで対応する同じ機能の機能ブロック(例えば第1Aブロック1Aと第2Aブロック2Aなど)のうち1つのみを機能をオンとし、且つ、第1チップ1および第2チップ2ともにおいて1つ以上の機能ブロックの機能をオンとするようにしている。
このようにすることで、半導体パッケージ5全体として所定の機能を実現しつつ、機能のオンによる機能ブロックの発熱を異なるチップに分散させることで半導体パッケージ5の寿命を長寿命化させることが可能となる。このとき、第1チップ1で機能をオンとする機能ブロックの発熱による平均温度と、第2チップ2で機能をオンとする機能ブロックの発熱による平均温度の差をなるべく小さくすることが望ましい。
例えば、図2に示す例では、第1チップ1と第2チップ2とで対応する同じ機能の機能ブロックである第1Aブロック1Aと第2Aブロック2Aのうち第1Aブロック1Aのみを機能をオンとし(動作させる)、第2Aブロック2Aは機能をオフとしている(動作の停止)。同様に、第1Bブロック1Bと第2Bブロック2Bのうち第1Bブロック1Bのみを、第1Cブロック1Cと第2Cブロック2Cのうち第2Cブロック2Cのみを、第1Dブロック1Dと第2Dブロック2Dのうち第2Dブロック2Dのみをそれぞれ機能をオンとしている。また、第1チップ1において2つの機能ブロックの機能がオンとされ、第2チップ2において2つの機能ブロックの機能がオンとされている。
このとき、例えば、第1Aブロック1A、第1Bブロック1Bの発熱による温度がそれぞれ70℃、40℃であり、第2Cブロック2C、第2Dブロック2Dの発熱による温度がそれぞれ50℃、60℃であれば、第1チップ1および第2チップ2の各々における平均温度は55℃となり、平均温度の差が無くなり、半導体パッケージ5の長寿命化に有利となる。
<<故障検出時の動作>>
また、本実施形態では、通常動作時に、故障監視部1Eは、第1チップ1における機能をオンとしている機能ブロックが故障していないかを監視し、故障監視部2Eは、第2チップ2における機能をオンとしている機能ブロックが故障していないかを監視する。そして、故障監視部1Eと故障監視部2Eのいずれかが機能ブロックの故障を検出した場合、検出した故障監視部が他方の故障監視部へ通知を行う。これにより、通知をされた故障監視部は、当該故障監視部側のチップ(即ち正常なチップ)における全ての機能ブロックをオンとさせる。一方、故障を検出した故障監視部は、当該故障監視部側のチップにおける全ての機能をオフとさせる。
これにより、第1チップ1と第2チップ2のうち故障が検出されたチップの機能をオフとさせ、他方の正常なチップにより半導体パッケージ3全体としての所定の機能を継続して動作させることができる。
例えば、図3に示す例では、上記の図2のように第1チップ1において機能をオンとされている第1Aブロック1Aと第1Bブロック1Bのうちいずれかの故障を故障監視部1Eが検出し、故障監視部1Eが故障監視部2Eに通知を行った場合を示す。この場合、通知された故障監視部2Eは、第2チップ2の全ての機能ブロック(第2Aブロック2A~第2Dブロック2D)をオンとし、故障監視部1Eは、第1チップ1の全ての機能ブロックをオフとする。
<<変形例>>
上述したように、本実施形態では、第1チップ1と第2チップ2間において機能をオンとする機能ブロックを分散させるが、常時、固定された機能ブロックのみをオンとするのではなく、オンとする機能ブロックを変更しながらチップ間においてオンとする機能ブロックを分散させてもよい。このようにすれば、更に長寿命化に有利な構成となる。
例えば、図4に示す例では上段に、第1チップ1において第1Aブロック1Aと第1Bブロック1Bの機能をオンとし、第2チップ2において第2Cブロック2Cと第2Dブロック2Dの機能をオンとする状態を示す。そして、下段に示すように、この状態から、第1チップ1においてはオンとする機能ブロックを第1Cブロック1Cと第1Dブロック1Dに変更し、第2チップ2においてはオンとする機能ブロックを第2Aブロック2Aと第2Bブロック2Bに変更している。このような図4の上段および下段に示す状態を順次繰り返す。なお、状態の切替は、例えば、半導体パッケージ5の起動回数が所定回数に達するごとに行ってもよい。
また、半導体パッケージ5の動作モードによっては機能ブロックの発熱状況が変化することもある。そこで、動作モードに応じて、機能をオンとする機能ブロックを変更してチップ間においてオンとする機能ブロックを分散させるようにしてもよい。これにより、動作モードによる発熱状況に応じて、適切な機能ブロックの分散を行うことができ、長寿命化の効果が大きくなる。
例えば、或る動作モードのときにAブロック、Bブロックは機能オンによってそれぞれ70℃、40℃となり、Cブロック、Dブロックは機能オンによってそれぞれ50℃、60℃となるので、当該動作モードの場合に、図2に示すように第1チップ1において第1Aブロック1A、第1Bブロック1Bが機能がオンとされ、第2チップ2において第2Cブロック2C、第2Dブロック2Dが機能がオンとされ、それぞれのチップにおける平均温度が55℃で一致するように機能ブロックが分散されているとする。
この場合に、別の動作モードのときに、Aブロック、Bブロックは機能オンによってそれぞれ70℃、80℃となり、Cブロック、Dブロックは機能オンによってそれぞれ50℃、60℃となるとする。そこで、当該別の動作モードの場合は、第1チップ1において第1Aブロック1A、第1Dブロック1Dの機能をオンとし、第2チップ2において第2Bブロック2B、第2Cブロック2Cの機能をオンとし、それぞれのチップにおける平均温度が65℃で一致するように機能ブロックを分散させてもよい。
なお、上述した例では、第1チップ1と第2チップ2の各々において2つずつの機能ブロックをオンさせるように分散させていたが、分散させる機能ブロックの個数は同数に限らず、例えば1つと3つとに分散させてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図5に示す第2実施形態に係る半導体パッケージ15は、第1チップ11と、第2チップ12と、を備えている。
第1チップ11は、第1Aブロック11Aと、第1Bブロック11Bと、第1Cブロック11Cと、第1Dブロック11Dと、故障監視部11Eと、温度監視部11Fと、温度検出部111A~111Dと、を有している。
第2チップ12は、第2Aブロック12Aと、第2Bブロック12Bと、第2Cブロック12Cと、第2Dブロック12Dと、故障監視部12Eと、温度監視部12Fと、温度検出部121A~121Dと、を有している。
第1チップ11および第2チップ12における各機能ブロック(Aブロック~Dブロック)と、故障監視部については上述した第1実施形態と同様である。温度検出部111A~111Dは、第1Aブロック11A~第1Dブロック11Dの各々の温度を検出するセンサである。温度監視部11Fは、温度検出部111A~111Dの出力する検出信号に基づき第1Aブロック11A~第1Dブロック11Dの各温度を監視する。
温度検出部121A~121Dは、第2Aブロック12A~第2Dブロック12Dの各々の温度を検出するセンサである。温度監視部12Fは、温度検出部121A~121Dの出力する検出信号に基づき第2Aブロック12A~第2Dブロック12Dの各温度を監視する。
温度監視部11Fと温度監視部12Fのいずれか一方は、温度監視結果を他方へ通信により通知する。これにより、通知された温度監視部には、第1チップ1と第2チップ2双方における機能ブロックの温度情報が集約される。当該温度監視部は、集約された温度情報に基づき、自己の属するチップと他方のチップのそれぞれにおいて機能をオンさせる機能ブロックを決定する。そして、当該温度監視部は、自己の属するチップにおける決定された機能ブロックをオンとさせると共に、他方の温度監視部に決定された機能ブロックをオンとするように指示する。これにより、第1チップ11と第2チップ12間で機能ブロックが適切に分散される。
例えば、図6に示す例では、図の上段に示すように、第1チップ11においては第1Aブロック11Aと第1Bブロック11Bの機能がオンとされ、第2チップ12において第2Cブロック12Cと第2Dブロック12Dの機能がオンされている。このとき、第1Aブロック11Aと第1Bブロック11Bは、それぞれ温度が70℃と40℃であり、第2Cブロック12Cと第2Dブロック12Dは、それぞれ温度が60℃と50℃であり、チップ間で平均温度は55℃で一致している。
その後、発熱状況が変化し、機能がオンとなっている第1Bブロック11Bの温度が80℃まで上昇したとする。すると、第1Aブロック11Aと第1Bブロック11Bの各温度を監視している温度監視部11Fは、温度監視結果を温度監視部12Fに通知する。温度監視部12Fには、自己が監視している第2Cブロック12Cと第2Dブロック12Dの各温度情報と共に、第1Aブロック11Aと第1Bブロック11Bの各温度情報が集約される。
このとき、第1Aブロック11Aと第1Bブロック11Bの各温度は70℃と80℃、第2Cブロック12Cと第2Dブロック12Dの各温度は60℃と50℃である。従って、温度監視部12Fは、チップ間の平均温度が一致するように、第1チップ11においては第1Aブロック11Aと第1Cブロック11Cの機能をオンとさせ、第2チップ12においては第2Bブロック12Bと第2Dブロック12Dの機能をオンとさせることを決定する(平均温度は65℃で一致)。この決定に基づき、図6の下段に示すように、第1チップ11と第2チップ12において機能をオンとさせる機能ブロックが分散される。
このような実施形態により、例えば異なる動作モードに応じてはもとより、同じ動作モードにおいて発熱状況が変化した場合でも、それに応じて適切にチップ間で機能ブロックが分散されるので、半導体パッケージ15の長寿命化の効果が大きなものとなる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図7は、第3実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図7に示す半導体パッケージ25は、第1チップ21、第2チップ22、および第3チップ23を備えている。
第1チップ21は、第1Aブロック21A、第1Bブロック21B、第1Cブロック21C、第1Dブロック21D、第1Eブロック21E、第1Fブロック21F、および故障監視部21Gを有している。
第2チップ22は、第2Aブロック22A、第2Bブロック22B、第2Cブロック22C、第2Dブロック22D、第2Eブロック22E、第2Fブロック22F、および故障監視部22Gを有している。
第3チップ23は、第3Aブロック23A、第3Bブロック23B、第3Cブロック23C、第3Dブロック23D、第3Eブロック23E、第3Fブロック23F、および故障監視部23Gを有している。
故障監視部21G、22G、および23Gは、相互間で通信が可能となっている。
本実施形態では、通常動作時に、第1チップ21、第2チップ22および第3チップ23とで対応する同じ機能の機能ブロック(例えば第1Aブロック21A、第2Aブロック22A、および第3Aブロック23Aなど)のうち1つのみを機能をオンとし、且つ、第1チップ21、第2チップ22および第3チップ23いずれにおいても1つ以上の機能ブロックの機能をオンとするようにしている。このように3つのチップ間に機能ブロックを分散させることで、半導体パッケージ25の長寿命化を図っている。
例えば、図7に示す例では、第1チップ21においては第1Aブロック21Aと第1Bブロック21B、第2チップ22においては第2Cブロック22Cと第2Dブロック22D、第3チップ23においては第3Eブロック23Eと第3Fブロック23Fを機能オンとしている。このとき例えば、第1Aブロック21Aと第1Bブロック21Bの各温度は50℃と60℃、第2Cブロック22Cと第2Dブロック22Dの各温度は60℃と50℃、第3Eブロック23Eと第3Fブロック23Fの各温度は45°と65℃であり、各チップの平均温度は55℃で一致する。
本実施形態では、通常動作時に、故障監視部21G、22G、23Gそれぞれは、第1チップ21、第2チップ22、第3チップ23それぞれにおける機能をオンとしている機能ブロックが故障していないかを監視する。そして、故障監視部21G、22G、23Gのいずれかが機能ブロックの故障を検出した場合、検出した故障監視部が残りの故障監視部へ通知を行う。そして、通知がされた故障監視部によって、その故障監視部が属するチップ間において、機能がオンとされる機能ブロックが分散される。このとき、故障を検出した故障監視部によって、その故障監視部が属するチップにおける全ての機能ブロックはオフとされる。
これにより、或るチップが故障となった場合でも、残りの正常なチップにおいて機能ブロックが分散されることで、半導体パッケージ25として所定の機能が継続して実行されつつ、半導体パッケージ25の長寿命化を図ることができる。
例えば、図7の例で、第1チップ21において機能がオンとされている第1Aブロック21Aと第1Bブロック21Bのいずれかが故障したことを故障監視部21Gが検出すると、故障監視部21Gが残りの故障監視部22Gおよび23Gに通知する。このときの状態を図8に示す。これにより、故障監視部22Gは、第2チップ22において第2Bブロック22B、第2Cブロック22C、および第2Eブロック22Eの機能をオンとさせる。このとき、故障監視部23Gは、第3チップ23において第3Aブロック23A、第3Dブロック23D、および第3Fブロック23Fの機能をオンとさせる。また、故障監視部21Gは、第1チップ21における全ての機能ブロックをオフとさせる。
このように第2チップ22と第3チップ23間で機能ブロックを分散させることで、平均温度を55℃で一致させることができ、半導体パッケージ25の長寿命化を図ることができる。
なお、図8の状態において更に例えば第2チップ22におけるいずれかの機能ブロックが故障していることを故障監視部22Gが検出した場合は、第2チップ22における全ての機能ブロックはオフとされ、故障監視部22Gから23Gへの通知により、第3チップ23における全ての機能ブロックがオンとされる。これにより、半導体パッケージ25として所定の機能を継続して実行することができる。
<具体例について>
以下、上述した各実施形態をより具体化した例について説明する。
<<マイコンへ適用した例>>
図9は、本発明の一実施形態に係るマイコンとしての半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図9に示す半導体パッケージ35は、第1実施形態(図1)の半導体パッケージをより具体化したものに相当する。
半導体パッケージ35は、第1チップ31と、第2チップ32と、を備えている。第1チップ31は、CPU31Aと、メモリコントローラ31Bと、メモリ31Cと、I/O部31Dと、故障監視部31Eと、を有する。第2チップ32は、CPU32Aと、メモリコントローラ32Bと、メモリ32Cと、I/O部32Dと、故障監視部32Eと、を有する。
CPUは、プログラムカウンタ、命令デコーダ、ALUなどを含んだ演算装置である。メモリコントローラは、CPUとメモリとの間を中継する装置であり、メモリに対してデータの読み書きを行う。メモリは、プログラムやデータ等が保存され、RAMやROMを含んでいる。I/O部は、CPUと入出力装置との間を中継するインタフェースである。
CPU31A、メモリコントローラ31B、メモリ31C、およびI/O部31Dは、それぞれ第1実施形態における第1Aブロック1A、第1Bブロック1B、第1Cブロック1C、および第1Dブロック1Dの各機能ブロックに相当する。
CPU32A、メモリコントローラ32B、メモリ32C、およびI/O部32Dは、それぞれ第1実施形態における第2Aブロック2A、第2Bブロック2B、第2Cブロック2C、および第2Dブロック2Dの各機能ブロックに相当する。
従って、第1実施形態と同様に、第1チップ31と第2チップ32間において、機能をオンとさせる機能ブロックが分散される。例えば、第1チップ31においてはCPU31Aとメモリコントローラ31Bが機能をオンとされ、第2チップ32においてはメモリ32CとI/O部32Dが機能をオンとされる等である。これにより、半導体パッケージ35としてはマイコンとして機能しつつ、発熱を分散させることで半導体パッケージ35の長寿命化を図ることができる。
なお、メモリコントローラとメモリ、CPUとI/O部など、互いに通信を行う必要のある機能ブロックが第1チップ31と第2チップ32に分散された場合、機能ブロック間の通信はチップ間の通信を介することとなる。
なお、マイコンとしての半導体パッケージには、上記第1実施形態のみならず、上記第2実施形態(温度検出部を設ける)、第3実施形態(3つのチップ)を適用することも可能であり、それぞれの実施形態で述べた作用・効果を同様に奏することができる。
<<電源装置へ適用した例>>
図10は、本発明の一実施形態に係る電源装置としての半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図10に示す半導体パッケージ45は、第1実施形態(図1)の半導体パッケージをより具体化したものに相当する。
図10に示す半導体パッケージ45は、第1チップ41と、第2チップ42と、を備えている。第1チップ41は、電源ブロックA41A、電源ブロックB41B、電源ブロックC41C、電源ブロックD41D、および故障監視部41Eを有する。第2チップ42は、電源ブロックA42A、電源ブロックB42B、電源ブロックC42C、電源ブロックD42D、および故障監視部42Eを有する。
電源ブロック41A~41D、および電源ブロック42A~42Dの各電源ブロックは、スイッチングレギュレータやシリーズレギュレータなどから構成される。各電源ブロックにより生成された出力電圧は、対応するリードフレーム50から外部へ出力される。
電源ブロック41A~41Dは、それぞれ第1実施形態における第1Aブロック1A、第1Bブロック1B、第1Cブロック1C、および第1Dブロック1Dの各機能ブロックに相当する。
電源ブロック42A~42Dは、それぞれ第1実施形態における第2Aブロック2A、第2Bブロック2B、第2Cブロック2C、および第2Dブロック2Dの各機能ブロックに相当する。
チップ間で対応する同じ機能の電源ブロック(例えば電源ブロックA41Aと電源ブロックA42Aなど)により出力される出力電圧は、共通のリードフレーム50から出力するようにしてもよい。
第1実施形態と同様に、第1チップ41と第2チップ42間において、機能をオンとさせる機能ブロックが分散される。例えば、第1チップ41においては電源ブロックA41Aと電源ブロックB41Bが機能をオンとされ、第2チップ42においては電源ブロックC42Cと電源ブロックD42Dが機能をオンとされる等である。これにより、半導体パッケージ45としては電源装置として機能しつつ、発熱を分散させることで半導体パッケージ45の長寿命化を図ることができる。
なお、電源装置としての半導体パッケージには、上記第1実施形態のみならず、上記第2実施形態(温度検出部を設ける)、第3実施形態(3つのチップ)を適用することも可能であり、それぞれの実施形態で述べた作用・効果を同様に奏することができる。
<車両への適用>
図11は、各種電子機器を搭載した車両の一構成例を示す外観図である。本構成例の車両Xは、バッテリX10と、バッテリX10から入力電圧の供給を受けて動作する種々の電子機器X11~X18と、を搭載している。なお、図11におけるバッテリX10および電子機器X11~X18の搭載位置については、図示の便宜上、実際とは異なる場合がある。
電子機器X11は、エンジンに関連する制御(インジェクション制御、電子スロットル制御、アイドリング制御、酸素センサヒータ制御、および、オートクルーズ制御など)を行うエンジンコントロールユニットである。
電子機器X12は、HID[high intensity discharged lamp]やDRL[daytime running lamp]などの点消灯制御を行うランプコントロールユニットである。
電子機器X13は、トランスミッションに関連する制御を行うトランスミッションコントロールユニットである。
電子機器X14は、車両Xの運動に関連する制御(ABS[anti-lock brake system]制御、EPS[electric power steering]制御、電子サスペンション制御など)を行うボディコントロールユニットである。
電子機器X15は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行うセキュリティコントロールユニットである。
電子機器X16は、ワイパー、電動ドアミラー、パワーウィンドウ、ダンパー(ショックアブソーバー)、電動サンルーフ、および、電動シートなど、標準装備品やメーカーオプション品として、工場出荷段階で車両Xに組み込まれている電子機器である。
電子機器X17は、車載A/V[audio/visual]機器、カーナビゲーションシステム、および、ETC[electronic toll collection system]など、ユーザオプション品として任意で車両Xに装着される電子機器である。
電子機器X18は、車載ブロア、オイルポンプ、ウォーターポンプ、バッテリ冷却ファンなど、高耐圧系モータを備えた電子機器である。
なお、先に説明した実施形態に係る半導体パッケージは、例えばマイコンや電源装置などとして、適宜、電子機器X11~X18のいずれにも組み込むことが可能である。特に車載に関するISO26262などが規定されている昨今では、上述した実施形態のような長寿命化やチップが破壊された場合でも継続して機能させるための技術は重要となる。
<第4実施形態>
図12は、本発明の第4実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図12に示す第4実施形態に係る半導体パッケージ40は、第1チップ401と第2チップ402の2つのチップ(ICチップ)を備えており、マルチチップの半導体パッケージとして構成される。半導体パッケージ40は、マイコンとして機能する。
半導体パッケージ40は、各種リードフレーム451を有する。第1チップ401および第2チップ402は、リードフレーム451に固定される。不図示のボンディングワイヤ(Auワイヤ等)によって、第1チップ401および第2チップ402の電極とリードフレーム451は接続される。第1チップ401、第2チップ402、およびリードフレーム451は、樹脂材によって封止される。リードフレーム451が不図示のプリント基板の配線に接続されるようにして、半導体パッケージ40はプリント基板に実装される。これにより、第1チップ401および第2チップ402は、プリント基板との間で電気信号や電源の伝達を行うことができる。
第1チップ401は、磁界センサ411と、通信部412と、を有し、これらを集積化されて構成される。磁界センサ411(磁界検出部)は、半導体パッケージ40の外部で発生した磁界Mを検出するセンサであり、例えばホール素子によって構成される。通信部412は、磁界センサ411が磁界Mを検出すると、その旨を第2チップ402における通信部425に通知する。
第2チップ402は、CPU421と、メモリコントローラ422と、メモリ423と、I/O部424と、通信部425と、を有しており、これらを集積化して構成される。CPU421、メモリコントローラ422、メモリ423、およびI/O部424の各機能ブロックによってマイコンとしての機能が実現される。
CPU421は、プログラムカウンタ、命令デコーダ、ALUなどを含んだ演算装置である。メモリコントローラ422は、CPU421とメモリ423との間を中継する装置であり、メモリ423に対してデータの読み書きを行う。メモリ423は、プログラムやデータ等が保存され、RAM、ROMや不揮発性メモリを含んでいる。I/O部424は、CPU421と入出力装置との間を中継するインタフェースである。
通信部425は、磁界センサ411が磁界Mを検出した旨を通信部412から通知されると、CPU421、メモリコントローラ422、メモリ423、およびI/O部424のうち少なくともいずれかの機能ブロックの保護を行う。即ち、通信部425は、保護部としても機能する。
例えば、通信部425は、CPU421、メモリコントローラ422、およびI/O部424のうち少なくともCPU421の動作を停止させることとしてもよい。これにより、磁界Mの影響を受けてCPU421が誤動作を起こし、マイコンとしての半導体パッケージ40が誤動作することを抑制できる。
また、例えば、通信部425は、磁界Mの影響によってメモリ423に記憶されたデータが誤って書き換えられることを抑制すべく、メモリ423の保護を行ってもよい。これにより、マイコンとしての半導体パッケージ40が誤動作することを抑制できる。
また、例えば、通信部425は、CPU421、メモリコントローラ422、およびI/O部424のうち少なくともいずれかを駆動電流を上昇させて動作させるモードに移行させてもよい。これにより、駆動電流が少ない場合に磁界Mの影響を受けて誤動作する可能性の高い機能ブロックの保護を行うことができる。従って、マイコンとしての半導体パッケージ40の動作を安定して継続できる。
また、通信部425は、磁界センサ411が磁界Mを検出した旨を通信部412から通知されたときに、メモリコントローラ422を介してメモリ423に磁界が発生した旨を示す情報を記憶させてもよい。例えば、当該情報を現在時刻情報として記憶させることで、誤動作発生時の原因解析に用いることができる。
なお、半導体パッケージ40の構成要素を第1チップ401と第2チップ402に必ずしも2つに分割する必要はなく、1つのチップに全ての構成要素を構成してもよい。
<第5実施形態>
図13は、本発明の第5実施形態に係る半導体パッケージの概略構成を示すブロック図である。図13に示す第5実施形態に係る半導体パッケージ55は、第1チップ51と第2チップ52の2つのチップ(ICチップ)を備えており、マルチチップの半導体パッケージとして構成される。半導体パッケージ55は、電源装置として機能する。
半導体パッケージ55は、各種リードフレーム551を有する。第1チップ51、第2チップ52、およびリードフレーム551に関する構成や、半導体パッケージ55の実装に関する構成については、上述した第1実施形態と同様であるので、詳述は省く。
第1チップ51は、磁界センサ511と、通信部512と、を有し、これらを集積化されて構成される。磁界センサ511は、半導体パッケージ55の外部で発生した磁界Mを検出するセンサであり、例えばホール素子によって構成される。通信部512は、磁界センサ511が磁界Mを検出すると、その旨を第2チップ52における通信部524に通知する。
第2チップ52は、第1電源ブロック521と、第2電源ブロック522と、メモリ523と、通信部524と、を有しており、これらを集積化して構成される。第1電源ブロック521および第2電源ブロック522の各機能ブロックによって電源装置としての機能が実現される。なお、電源ブロックの数は1以上であればよく、限定されることは無い。
第1電源ブロック521および第2電源ブロック522は、リードフレーム551を介して外部より供給される電圧に基づいて出力電圧を生成する回路であり、例えばスイッチングレギュレータやシリーズレギュレータなどにより構成される。メモリ523は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成される。
通信部524は、磁界センサ511が磁界Mを検出した旨を通信部512から通知されると、第1電源ブロック521と第2電源ブロック522の少なくともいずれかの動作を停止させて保護を行う。これにより、第1電源ブロック521または第2電源ブロック522の負荷が磁界Mの影響を受けて誤動作することを抑制できる。
また、通信部524は、磁界センサ511が磁界Mを検出した旨を通信部512から通知されたときに、メモリ523に磁界が発生した旨を示す情報を記憶させてもよい。当該情報は、例えば現在時刻情報として記憶させることで、誤動作発生時の原因解析に用いることができる。
なお、半導体パッケージ55の構成要素を第1チップ51と第2チップ52の2つに分割する必要は必ずしもないことは第1実施形態と同様である。
<車両への適用例>
次に、上述した実施形態に係る半導体パッケージを車両に搭載する場合の実施例について説明する。
図14は、第4実施形態に係る半導体パッケージ40(即ち、マイコン)を車両に搭載した場合の一例を示す概略構成図である。図14に示す車両61は、受電部611と、充電部612と、走行モータコントローラ613と、セキュリティコントローラ614と、を有している。
車両61は、非接触給電システムに対応している。受電部611は、地面側に配置された送電部60から非接触により電力の供給を受ける。非接触給電は、電磁誘導方式や磁界共鳴方式が採用できる。なお、受電部611および送電部60の配置位置は図14に限ることは無い。
電磁誘導方式の場合は、送電部60に含まれる送電コイルに交流電流を流すことで磁界Mを発生させ、受電部611に含まれる受電コイルに電流を誘導させる。磁界共鳴方式の場合は、送電部60と受電部611の双方にコイルとコンデンサによるLC回路を設け、磁界MのLC共振を利用して電力を伝送する。いずれの方式でも給電時に磁界Mが発生する。
充電部612は、不図示の充電制御部やバッテリ等を含み、受電部611により受電された電力をバッテリに充電させる。バッテリに蓄えられた電力は、走行モータコントローラ613や、セキュリティコントローラ614等の各種電子機器に供給されると共に、走行用のモータ(不図示)にも供給される。
走行モータコントローラ613は、走行用モータの駆動制御を行う電子機器である。半導体パッケージ40に相当するマイコン40Aは、走行モータコントローラ613に含まれる。
セキュリティコントローラ614は、ドアロックや防犯アラームなどの駆動制御を行う電子機器である。半導体パッケージ45に相当するマイコン45Bは、セキュリティコントローラ614に含まれる。
受電部611が送電部60より給電を受けるとき、マイコン40Aは上記第4実施形態の構成によって、発生する磁界Mを検出し、例えばマイコンとしての動作を停止する。これにより、マイコン40Aが磁界Mの影響により誤動作して、走行用モータの制御に誤動作が生じることを抑制できる。例えば、給電時に停車中の車両61が誤って走行を開始することを抑制できる。
また、受電部611が送電部60より給電を受けるとき、マイコン40Bは上記第4実施形態の構成によって、発生する磁界Mを検出し、例えばマイコンとしての動作を停止する。これにより、マイコン40Bが磁界Mの影響により誤動作して、セキュリティ制御に誤動作が生じることを抑制できる。例えば、給電時に停車中の車両61のドアロックが解除され、盗難が生じる虞を抑制できる。
なお、第4実施形態で述べたように、マイコン40Aおよび40Bが、磁界Mを検出したときに機能ブロックを駆動電流を上昇させて動作させる場合は、マイコン40Aおよび40Bは安定して動作を継続することができる。従って、走行用モータの制御やセキュリティ制御に誤動作が生じることを抑制できる。
なお、マイコン40Aおよび40Bは、給電時に磁界Mをより確実に検出するために、例えば受電部611の付近に配置されることが望ましい。
次に、図15は、第5実施形態に係る半導体パッケージ55(即ち、電源装置)を車両に搭載した場合の一例を示す概略構成図である。図15に示す車両66は、受電部661と、充電部662と、走行モータコントローラ663と、セキュリティコントローラ664と、電源装置55Aと、を有している。
電源装置55Aは、第5実施形態に係る半導体パッケージ55に相当する。たとえば、半導体パッケージ55の第1電源ブロック521の負荷が走行モータコントローラ663となり、第2電源ブロック522の負荷がセキュリティコントローラ664となる。
受電部661が送電部65より非接触により電力を供給され、供給された電力を充電部662が不図示のバッテリに充電させることは上述した図14の例と同様である。バッテリに蓄えられた電力は、電源装置55Aや、走行モータコントローラ663、セキュリティコントローラ664等の各種電子機器に供給される。
受電部661が送電部65より給電を受けるとき、電源装置55Aは上記第5実施形態の構成によって、発生する磁界Mを検出し、走行モータコントローラ663に対応する電源ブロックの動作を停止する。これにより、負荷である走行モータコントローラ663が磁界Mの影響により誤動作して、走行用モータの制御に誤動作が生じることを抑制できる。
また、受電部661が送電部65より給電を受けるとき、電源装置55Aは上記第5実施形態の構成によって、発生する磁界Mを検出し、セキュリティコントローラ624に対応する電源ブロックの動作を停止する。これにより、負荷であるセキュリティコントローラ664が磁界Mの影響により誤動作して、セキュリティ制御に誤動作が生じることを抑制できる。
なお、先に説明した第4、第5実施形態に係る半導体パッケージ40、55は、マイコンまたは電源装置として、適宜、図11に示した車両Xに搭載された電子機器X11~X18のいずれにも組み込むことが可能である。特に車載に関するISO26262などが規定されている昨今では、非接触給電等によって生じる磁界の影響により電子機器が誤動作することを抑制する技術は重要となる。
<携帯装置への適用例>
次に、上述した実施形態に係る半導体パッケージを携帯装置に搭載する場合の実施例について説明する。
図16は、第4実施形態に係る半導体パッケージ40(即ち、マイコン)をスマートフォン(携帯装置の一例)に搭載した場合の一例を示す概略構成図である。図16に示すスマートフォン71は、アンテナ711、無線通信部712、カメラ部713、操作部714、GPS受信部715、ジャイロセンサ716、記憶部717、電源部718、表示部719、制御部720、スピーカ721、およびマイク722を備えている。
無線通信部712は、移動通信網における基地局に対し無線通信を行う。この無線通信を用いて、音声データ、映像データ、電子メールデータ等の送受信や、Webデータやストリーミングデータ等の受信を行う。
表示部719は、タッチパネル719Aと、液晶パネル719Bと、バックライト719Cと、を有する。液晶パネル719Bは、制御部720によって駆動され、表示させる映像に応じて各画素に対応する液晶が駆動されることで光の透過率が調整される。バックライト719Cは、液晶パネル719Bを背後から照明するものであり、例えばLEDと導光板を用いたエッジ型などが採用される。
タッチパネル719Aは、液晶パネル719Bの表示画面上に表示される映像を視認可能に構成されて液晶パネル719B上に載置され、ユーザの指などの操作物のタッチを検出する。タッチパネル719Aから出力された検出信号に基づき、制御部720はタッチパネル719A上の操作位置を検出する。
カメラ部713は、CMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて電子撮像するものであり、撮像された画像を例えばJPEG形式で圧縮し、圧縮データを記憶部717に記憶させることができる。
操作部714は、ユーザからの入力を受け付けるインタフェースであり、ボタンなどから構成される。
GPS受信部715は、GPS衛星から電波を受信し、位置情報を取得して制御部720に出力するものである。ジャイロセンサ716は、スマートフォン71の向き(方位)を検出し、向き情報を制御部720に出力する。
記憶部717は、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。なお、記憶部717は、例えばフラッシュメモリにより構成される。
マイク722は、ユーザが発した音声を取り込み、取り込まれた音声は制御部720により所定の処理を行われ、無線通信部712により基地局へ送信される。また、無線通信部712により受信された音声は、制御部720により所定の処理を行われてスピーカ721から出力される。これにより、ユーザは通話を行うことができる。なお、スピーカ721は、通話の音声に限らず、例えば無線通信部712により受信されたストリーミングデータに基づく音声など各種音声を出力できる。
電源部718は、スマートフォン71の各部に不図示であるバッテリに蓄電された電力を供給する回路である。
制御部720は、マイコン40Cを含んでおり、スマートフォン71の各部を統括制御するものである。マイコン40Cは、第4実施形態に係る半導体パッケージ40に相当するものである。
ここで、図16に示すスマートフォン71の外観としては、例えば図17に示すように、スマートフォン71の前面にカメラ部713、表示部719、および操作部714が設けられる構成となっている。
スマートフォン71はユーザが持ち運ぶため、磁界の発生する場所へ配置される可能性が高い。例えば、磁界を発生するIH調理器や電子レンジなどの近くにスマートフォン71が配置されることがある。また、先述したような非接触給電を受ける車両にユーザが搭乗することによりスマートフォン71が磁界に晒されることもあり得る。
このとき、マイコン40Cは、第4実施形態で述べた構成により、発生する磁界を検出し、例えばマイコンとしての動作を停止する。これにより、マイコン40Cが磁界の影響により誤動作して、スマートフォン71に誤動作が生じることを抑制できる。
なお、第4実施形態で述べたように、マイコン40Cが、磁界を検出したときに機能ブロックを駆動電流を上昇させて動作させる場合は、マイコン40Cは安定して動作を継続することができる。従って、スマートフォン71に誤動作が生じることを抑制できる。
また、図18は、第5実施形態に係る半導体パッケージ55(即ち、電源装置)をスマートフォンに搭載した場合の一例を示す概略構成図である。図18に示すスマートフォン71’の構成は、先述した図16に示す構成と基本的に同様であり、構成上の相違点は、制御部720がマイコン720Aを有することと、電源部718が電源装置55Bを有することである。
電源装置55Bは、第5実施形態に係る半導体パッケージ55に相当するものである。電源装置55Bにより生成された出力電圧が、負荷としてのマイコン720Aに供給される。
このような構成によれば、ユーザの持ち運びによりスマートフォン71’が磁界の発生する場所に配置された場合、電源装置55Bは、第5実施形態で述べた構成により、磁界を検出し、マイコン720Aに電圧を供給する電源ブロック(例えば第1電源ブロック521)の動作を停止させる。これにより、マイコン720Aが磁界の影響を受けて誤動作し、スマートフォン71’が誤動作することを抑制できる。
上記のようなスマートフォン71、71’によれば、マイコン40C、720Aを磁界から保護するシールド等の部材を設けずとも、ユーザが持ち運んでもよいエリアの制限が減少し、コストダウンを図ることができる。
なお、上記実施形態の半導体パッケージは、スマートフォンに限らず、例えばタブレットコンピュータ等の種々の携帯装置に適用が可能である。
<その他>
なお、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。即ち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本発明は、例えば、車両に搭載される半導体パッケージに利用することができる。
1 第1チップ
1A 第1Aブロック
1B 第1Bブロック
1C 第1Cブロック
1D 第1Dブロック
1E 故障監視部
2 第2チップ
2A 第2Aブロック
2B 第2Bブロック
2C 第2Cブロック
2D 第2Dブロック
2E 故障監視部
5 半導体パッケージ
11 第1チップ
11A 第1Aブロック
11B 第1Bブロック
11C 第1Cブロック
11D 第1Dブロック
11E 故障監視部
11F 温度監視部
111A~111D 温度検出部
12 第2チップ
12A 第2Aブロック
12B 第2Bブロック
12C 第2Cブロック
12D 第2Dブロック
12E 故障監視部
12F 温度監視部
121A~121D 温度検出部
15 半導体パッケージ
21 第1チップ
21A 第1Aブロック
21B 第1Bブロック
21C 第1Cブロック
21D 第1Dブロック
21E 第1Eブロック
21F 第1Fブロック
21G 故障監視部
22 第2チップ
22A 第2Aブロック
22B 第2Bブロック
22C 第2Cブロック
22D 第2Dブロック
22E 第2Eブロック
22F 第2Fブロック
22G 故障監視部
23 第3チップ
23A 第3Aブロック
23B 第3Bブロック
23C 第3Cブロック
23D 第3Dブロック
23E 第3Eブロック
23F 第3Fブロック
23G 故障監視部
25 半導体パッケージ
31 第1チップ
31A CPU
31B メモリコントローラ
31C メモリ
31D I/O部
32 第2チップ
32A CPU
32B メモリコントローラ
32C メモリ
32D I/O部
35 半導体パッケージ
45 半導体パッケージ
41 第1チップ
41A 電源ブロックA
41B 電源ブロックB
41C 電源ブロックC
41D 電源ブロックD
41E 故障監視部
42 第2チップ
42A 電源ブロックA
42B 電源ブロックB
42C 電源ブロックC
42D 電源ブロックD
42E 故障監視部
45 半導体パッケージ
50 リードフレーム
40 半導体パッケージ
40A~40C マイコン
401 第1チップ
402 第2チップ
411 磁界センサ
412 通信部
421 CPU
422 メモリコントローラ
423 メモリ
424 I/O部
425 通信部
451 リードフレーム
55 半導体パッケージ
55A、55B 電源装置
551 リードフレーム
51 第1チップ
511 磁界センサ
512 通信部
52 第2チップ
521 第1電源ブロック
522 第2電源ブロック
523 メモリ
524 通信部
60 送電部
61 車両
611 受電部
612 充電部
613 走行モータコントローラ
614 セキュリティコントローラ
66 車両
661 受電部
662 充電部
663 走行モータコントローラ
664 セキュリティコントローラ
65 送電部
71、71’ スマートフォン
711 アンテナ
712 無線通信部
713 カメラ部
714 操作部
715 GPS受信部
716 ジャイロセンサ
717 記憶部
718 電源部
719 表示部
719A タッチパネル
719B 液晶パネル
719C バックライト
720 制御部
721 スピーカ
722 マイク
M 磁界
X 車両
X10 バッテリ
X11~X18 電子機器

Claims (18)

  1. 複数のチップを備えた半導体パッケージであって
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ、
    機能をオンとする前記機能ブロックを変更しながら、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ、
    当該半導体パッケージの起動回数に基づき、機能をオンとする前記機能ブロックを変更する、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  2. 前記チップは、2つ備えられ、
    前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
    一方の前記故障監視部が故障を検出したとき、一方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、一方の前記故障監視部が他方の前記故障監視部に通知を行うことで、他方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオンとされる、ことを特徴とする請求項に記載の半導体パッケージ。
  3. 前記チップは、3つ以上備えられ、
    前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
    いずれかの前記故障監視部が故障を検出したとき、当該故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、当該故障監視部が残りの前記故障監視部に通知を行うことで、残りの前記故障監視部が属する前記チップ間において前記機能ブロックは分散されることを特徴とする請求項に記載の半導体パッケージ。
  4. 複数のチップを備え、
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ
    前記チップは、前記機能ブロックの各々に対応する温度検出部と、前記温度検出部による検出結果に基づいて機能をオンとする前記機能ブロックを決定する決定部と、を更に有する、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  5. 前記チップは、2つ備えられ、
    前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
    一方の前記故障監視部が故障を検出したとき、一方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、一方の前記故障監視部が他方の前記故障監視部に通知を行うことで、他方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオンとされる、ことを特徴とする請求項に記載の半導体パッケージ。
  6. 前記チップは、3つ以上備えられ、
    前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
    いずれかの前記故障監視部が故障を検出したとき、当該故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、当該故障監視部が残りの前記故障監視部に通知を行うことで、残りの前記故障監視部が属する前記チップ間において前記機能ブロックは分散されることを特徴とする請求項に記載の半導体パッケージ。
  7. 複数のチップを備え、
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ
    前記チップは、2つ備えられ、
    前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
    一方の前記故障監視部が故障を検出したとき、一方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、一方の前記故障監視部が他方の前記故障監視部に通知を行うことで、他方の前記故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオンとされる、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  8. 複数のチップを備え、
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ
    前記チップは、3つ以上備えられ、
    前記チップの各々は、前記機能ブロックが故障していないかを監視する故障監視部を更に有し、
    いずれかの前記故障監視部が故障を検出したとき、当該故障監視部が属する前記チップの全ての前記機能ブロックは機能をオフとされると共に、当該故障監視部が残りの前記故障監視部に通知を行うことで、残りの前記故障監視部が属する前記チップ間において前記機能ブロックは分散される、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  9. 機能をオンとする前記機能ブロックを変更しながら、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の半導体パッケージ。
  10. 当該半導体パッケージの動作モードに応じて、機能をオンとする前記機能ブロックを変更することを特徴とする請求項に記載の半導体パッケージ。
  11. 前記チップの各々において、前記機能ブロックは、それぞれCPU、メモリコントローラ、メモリ、およびI/O部であることを特徴とする請求項1~請求項10のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  12. 前記チップの各々において、前記機能ブロックは、それぞれ電源ブロックであることを特徴とする請求項1~請求項10のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  13. 車載用であることを特徴とする請求項1~請求項12のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  14. 複数のチップを備え、
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ
    前記チップの各々において、前記機能ブロックは、それぞれCPU、メモリコントローラ、メモリ、およびI/O部である、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  15. 複数のチップを備え、
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ
    前記チップの各々において、前記機能ブロックは、それぞれ電源ブロックである、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  16. 複数のチップを備え、
    前記複数のチップは、前記チップ間で対応する同一機能の機能ブロックを各々複数有し、
    前記チップ間で対応する同一機能の前記機能ブロックのうち1つのみを機能をオンとし、且つ、いずれの前記チップにおいても1つ以上の前記機能ブロックの機能をオンとすることで、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させ
    車載用である、ことを特徴とする半導体パッケージ。
  17. 機能をオンとする前記機能ブロックを変更しながら、前記チップ間で前記機能ブロックを分散させることを特徴とする請求項14~請求項16のいずれか1項に記載の半導体パッケージ。
  18. 当該半導体パッケージの動作モードに応じて、機能をオンとする前記機能ブロックを変更することを特徴とする請求項17に記載の半導体パッケージ。
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