JP7019033B2 - 電動機、圧縮機および空気調和装置 - Google Patents

電動機、圧縮機および空気調和装置 Download PDF

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Description

本発明は、電動機、圧縮機および空気調和装置に関する。
業務用エアコン等の大型空調装置では、圧縮機の容量の増加が求められている。圧縮機の容量を増加させるためには、ストロークボリュームを拡大し、電動機の回転数を高速化する必要がある。電動機の回転数を高速化すると、電動機のコイルに流れる電流の周波数が高くなる。そのため、永久磁石に希土類磁石を用いた永久磁石埋込型の電動機では、永久磁石に渦電流が発生し、電動機効率が低下する。
永久磁石での渦電流を低減するため、特許文献1では、絶縁被膜付きの鋼板を打ち抜いて形成した孔に永久磁石を挿入することが提案されている。また、特許文献2では、永久磁石を軸方向に分割し、分割した永久磁石の間に絶縁層を設けることが提案されている。
特開2015-116105号公報(図1参照) 特開2005-354899号公報(図2参照)
しかしながら、特許文献1のように絶縁被膜付きの鋼板を用いた場合には、製造コストが上昇する。また、特許文献2のように永久磁石を分割した場合には、磁石数が増加し、加工費が増加するため、やはり製造コストが上昇する。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、製造コストを上昇させずに渦電流損を低減することを目的とする。
本発明の電動機は、回転軸を中心として回転可能なロータと、ロータを囲み、ロータとの間にエアギャップを有するステータとを有する。ロータは、磁石挿入孔を有するロータコアと、磁石挿入孔内に配置された希土類磁石とを有する。ロータコアは、回転軸を中心とする径方向において磁石挿入孔よりも外側に数のスリットを有し、回転軸を中心とする周方向における磁石挿入孔の両端部からロータコアの外周に向けて延在する2つのフラックスバリアを有し、2つのフラックスバリアの周方向の内側にサイドスリットをそれぞれ有する。複数のスリットはずれも、径方向の長さが、方向の長さよりも長い。サイドスリットは、周方向の長さが、径方向の長さよりも長い。複数のスリットは、磁石挿入孔までの最短距離が一定である。当該最短距離をTとし、エアギャップをGとすると、2.75≦T/G≦5.25が成り立つ。サイドスリットから磁石挿入孔までの最短距離は、当該最短距離Tよりも短い。
本発明では、複数のスリットと磁石挿入孔との距離が一定であり、当該距離TとエアギャップGとの間に2.75≦T/G≦5.25が成立するため、渦電流を低減することができる。また、希土類磁石を分割する必要がないため、製造コストを低減することができる。
実施の形態1の電動機を示す断面図(A)および巻線の断面構造を示す模式図(B)である。 実施の形態1の電動機の一部を拡大して示す断面図である。 実施の形態1のロータコアの一部を拡大して示す断面図である。 実施の形態1のロータコアの外周部分を拡大して示す図である。 実施の形態1のロータとステータとの対向部分を拡大して示す模式図である。 比較例の電動機の一部を拡大して示す断面図である。 比較例のロータコアの外周部分を拡大して示す断面図である。 T/Gと渦電流損との関係を示すグラフである。 実施の形態1のロータコアにおける貫通穴の配置を説明するための図である。 図9の一部を拡大して示す図である。 実施の形態1のロータコアにおけるカシメ部の配置を説明するための図である。 実施の形態2のロータコアの一部を拡大して示す図である。 実施の形態3の電動機の一部を拡大して示す断面図である。 実施の形態4の電動機の一部を拡大して示す断面図である。 各実施の形態の電動機が適用可能な圧縮機を示す図である。 図15の圧縮機を用いた空気調和装置を示す図である。
実施の形態1.
<電動機の構成>
図1(A)は、実施の形態1の電動機100を示す断面図である。図1(A)に示す電動機100は、円筒状のシェル5の内側に組み込まれている。シェル5は、電動機100が組み込まれる圧縮機500(図15)の容器の一部である。
電動機100は、回転可能なロータ2と、ロータ2を囲むように設けられたステータ1とを有する。ステータ1は、上述したシェル5の内側に組み込まれている。ステータ1とロータ2との間には、例えば0.5mmのエアギャップ(すなわち隙間)が設けられている。
以下では、ロータ2の回転軸である軸線C1の方向を、「軸方向」と称する。また、軸線C1を中心とする円周に沿った方向を、「周方向」と称する。また、軸線C1を中心とする半径方向を、「径方向」と称する。なお、図1は、軸線C1に直交する面における断面図である。
<ステータの構成>
ステータ1は、ステータコア10と、ステータコア10に巻き付けられた巻線15とを有する。ステータコア10は、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ等により締結したものである。積層要素としては、例えば、厚さ0.25~0.5mmの電磁鋼板を打ち抜き加工したものを用いる。
ステータコア10は、軸線C1を中心とする環状のヨーク11と、ヨーク11から径方向内側に突出する複数のティース12とを有する。ティース12の数は、ここでは18個であるが、これに限定されるものではない。ステータコア10のティース12には、図示しない絶縁部(インシュレータ)を介して、巻線15が巻き付けられる。周方向に隣り合うティース12の間には、巻線15を収容するためのスロット13が形成される。
図1(B)は、巻線15の断面構造を示す模式図である。巻線15は、アルミニウムまたは銅で構成された導体15aと、導体15aの周囲を覆う耐冷媒性の絶縁被膜15bとを有する。巻線15は、圧縮機500(図15)の内部の冷媒に接するため、耐冷媒性の絶縁被膜15bで導体15aを保護している。巻線15の巻き方は、複数のティース12に跨って巻き付けられる分布巻であってもよく、あるいは、1つのティース12毎に巻き付けられる集中巻であってもよい。
ステータコア10の外周には、軸線C1を中心とする円筒面である複数の当接面17と、軸線C1に平行な平坦面である複数の切欠き部16とが形成されている。複数の当接面17と複数の切欠き部16とは、周方向に交互に形成されている。ここでは、当接面17および切欠き部16の数は、それぞれ6個であるが、これに限定されるものではない。
当接面17は、シェル5の内周面51に嵌合する。これにより、電動機100がシェル5に取り付けられる。また、切欠き部16とシェル5の内周面51との間には、空隙が形成される。この空隙は、後述するように冷媒流路となる。
<ロータの構成>
ロータ2は、複数の磁石挿入孔21が形成されたロータコア20と、それぞれの磁石挿入孔21に配置された永久磁石22とを有する。ロータコア20は、積層要素を軸方向に積層し、カシメ等により締結したものである。積層要素としては、例えば、厚さ0.25~0.5mmの電磁鋼板を打ち抜き加工したものを用いる。
ロータコア20は、軸線C1を中心とする円筒状の外周面を有する。ロータコア20の径方向の中心には、シャフト孔24が形成されている。シャフト孔24には、回転シャフト25が圧入によって固定されている。
磁石挿入孔21は、ロータコア20の外周に沿って形成され、ロータコア20を軸方向に貫通している。磁石挿入孔21の数は6個であり、ロータコア20の周方向に等間隔に形成されている。なお、図1(A)に示した例では、1つの磁石挿入孔21が、ステータ1の3つのスロット13に対向しているが、このような構成に限定されるものではない。
各磁石挿入孔21には、それぞれ1つの永久磁石22が配置されている。永久磁石22はロータ2の磁極を構成しており、永久磁石22の数はロータ2の極数と同じである。すなわち、ここでは、ロータ2の極数は6極である。但し、ロータ2の極数は6極に限定されるものではなく、2極以上であればよい。
図2は、電動機100の1磁極に相当する部分を拡大して示す断面図である。磁石挿入孔21の周方向の中心を通る径方向の直線を、磁極中心線M1とする。磁石挿入孔21は、磁極中心線M1に対して直交する方向に直線状に延在する。永久磁石22は平板状であり、磁極中心線M1に直交する板面を有する。
永久磁石22は、ネオジウム(Nd)、鉄(Fe)およびボロン(B)を主成分とする希土類磁石(より具体的には、希土類焼結磁石)で構成される。希土類磁石は、残留磁束密度および保磁力が高いため、電動機100の高効率化と減磁耐力の向上を実現することができる。永久磁石22の保磁力をさらに高めるために、ディスプロシウム(Dy)またはテルビウム(Tb)を加えてもよい。
永久磁石22は、ロータコア20の径方向外側と径方向内側とで異なる磁極を有するように着磁されている。また、周方向に隣り合う永久磁石22は、着磁方向が互いに逆になっている。
磁石挿入孔21の周方向の両側には、フラックスバリア23がそれぞれ形成されている。フラックスバリア23は、磁石挿入孔21の周方向端部からロータコア20の外周に向けて径方向に延在する空隙である。フラックスバリア23は、隣り合う磁極間の漏れ磁束(すなわち極間を通って流れる磁束)を低減するために設けられる。
ロータコア20において、2つのフラックスバリア23の周方向内側には、サイドスリット35がそれぞれ形成されている。サイドスリット35は、後述するように周方向に長いスリットであり、ロータコア20の外周に沿って延在している。
図3は、ロータコア20の1磁極に相当する部分を拡大して示す図である。図3において、隣接する磁極との境界(すなわち極間)を、符号M2で示す。磁石挿入孔21は、径方向外側の端部である第1縁部21aと、径方向内側の端部である第2縁部21bとを有する。
ロータコア20において、磁石挿入孔21よりも径方向外側には、スリット31,32,33,34が形成されている。スリット31,32,33,34をまとめて、スリット群30と称する。
具体的には、磁石挿入孔21の周方向中心から周方向一端(図中右端)にかけて、スリット31,32,33,34がこの順に形成され、磁石挿入孔21の周方向中心から周方向他端(図中左端)にかけて、スリット31,32,33,34がこの順に形成されている。スリット31,32,33,34は、それぞれ2つずつ、磁極中心線M1を中心として対称に形成されている。なお、対称に形成されているとは、形状および配置が対称であることを言う。
スリット31,32,33,34は、いずれも径方向に長い形状を有する。なお、径方向に長い形状とは、径方向の長さが周方向の長さよりも長い形状を言う。スリット31,32,33,34は、いずれも径方向に長い四角形で、4つの角部に相当する部分が湾曲した形状を有する。
具体的には、スリット31は、径方向外側の端部である外側端部31aと、径方向内側の端部である内側端部31bと、周方向両側の端部である2つの側端部31cとを有する。同様に、スリット32は、外側端部32aと、内側端部32bと、2つの側端部32cとを有する。スリット33は、外側端部33aと、内側端部33bと、2つの側端部33cとを有する。スリット34は、外側端部34aと、内側端部34bと、2つの側端部34cとを有する。
スリット31,32,33,34の外側端部31a,32a,33a,34aは、ロータコア20の外周に沿って延在している。スリット31,32,33,34の内側端部31b,32b,33b,34bは、磁石挿入孔21の第1縁部21aに沿って延在している。スリット31,32,33,34の長手方向は、磁極中心線M1に平行である。
各スリット31,32,33,34の外側端部31a,32a,33a,34aからロータコア20の外周までの距離は、いずれも、ステータコア10を構成する積層要素(すなわち電磁鋼板)の板厚の2倍以上であることが望ましい。なお、スリット31,32,33,34は、ここで説明した形状に限定されるものではなく、径方向の長さが周方向の長さよりも長い形状を有していればよい。
図4は、ロータコア20の磁石挿入孔21、スリット31,32,33,34およびサイドスリット35の位置関係を示す図である。スリット31から磁石挿入孔21までの距離(最短距離)、すなわちスリット31の内側端部31bから磁石挿入孔21の第1縁部21aまでの距離(最短距離)を、T1とする。
同様に、スリット32から磁石挿入孔21までの距離、すなわちスリット32の内側端部32bから磁石挿入孔21の第1縁部21aまでの距離を、T2とする。スリット33から磁石挿入孔21までの距離、すなわちスリット33の内側端部33bから磁石挿入孔21の第1縁部21aまでの距離を、T3とする。スリット34から磁石挿入孔21までの距離、すなわちスリット34の内側端部34bから磁石挿入孔21の第1縁部21aまでの距離を、T4とする。
スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離T1,T2,T3,T4は、一定である。すなわち、T1=T2=T3=T4が成立する。このスリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの一定の距離を、距離Tとする。距離T1,T2,T3,T4が一定であるため、スリット31,32,33,34の内側端部31b,32b,33b,34bは、一つの直線B1上に位置する。
図4において、磁極中心線M1を挟んで相対する2つのスリット31の周方向の間隔を、S1とする。また、隣り合うスリット31,32の周方向の間隔をS2とし、隣り合うスリット32,33の周方向の間隔をS3とし、隣り合うスリット33,34の周方向の間隔をS4とする。この実施の形態では、S1>S3>S2>S4が成り立つようにスリット31,32,33,34が配置されている。間隔S1を広くすることで、2つのスリット31の間に、後述するカシメ部29(図11)を形成することができる。
図5は、ロータ2とステータ1との対向部分を拡大して示す模式図である。スリット31の径方向の長さ(すなわち外側端部31aと内側端部31bとの最大距離)を、長さL1とする。同様に、スリット32,33,34の径方向の長さを、それぞれ長さL2,L3,L4とする。
スリット31,32,33,34の長さL1,L2,L3,L4は、L1>L2>L3>L4を満足する。すなわち、スリット31,32,33,34の長さは、磁極中心線M1に近いスリットほど長く、磁極中心線M1から遠いスリットほど短い。
また、スリット31は、径方向の長さL1が、周方向の長さW1よりも長い形状を有する。スリット32,33,34も同様に、径方向の長さが周方向の長さよりも長い形状を有する。
ロータコア20の外周と、ステータ1のティース12の内周12aとの間には、エアギャップ(すなわち隙間)Gが形成されている。上記のスリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離Tと、エアギャップGとの間には、2.75≦T/G≦5.25が成立する。理由については、後述する。
フラックスバリア23の周方向内側には、上述したサイドスリット35が形成されている。サイドスリット35は、周方向において、フラックスバリア23にできるだけ近い位置に形成されていることが望ましい。
サイドスリット35は、フラックスバリア23に近い側の端部35aと、磁極中心線M1に近い側の端部35bと、径方向の両側の2つの端部35cとを有する。サイドスリット35は、周方向の長さ(すなわち端部35a,35bの最大距離)L5が、径方向の長さW5(すなわち2つの端部35cの最大距離)よりも長い形状を有する。
つまり、スリット31,32,33,34が、径方向の長さが周方向の長さよりも長い形状を有するのに対し、サイドスリット35は、周方向の長さが径方向の長さよりも長い形状を有する。
フラックスバリア23の周方向内側にサイドスリット35を形成することにより、フラックスバリア23における磁気抵抗を高めることができ、永久磁石22の磁束が極間M2を超えて隣接する磁極に流れること(すなわち漏れ磁束)を低減することができる。これにより、ステータ1の巻線15に鎖交する有効磁束を増加させ、電動機効率を向上することができる。
サイドスリット35は、スリット31,32,33,34の内側端部31b,32b,33b,34bを通る直線B1よりも、磁石挿入孔21側(すなわち径方向内側)に突出していることが望ましい。言い換えると、サイドスリット35から磁石挿入孔21までの距離は、上述した距離Tよりも短いことが望ましい。これにより、サイドスリット35とフラックスバリア23との間隔を狭め、漏れ磁束を低減する効果を高めることができる。
<作用>
次に、実施の形態1の電動機100による渦電流損の低減作用について説明する。永久磁石22は、希土類磁石で構成されているため、導電性を有する。永久磁石22には、ステータ1の巻線15で発生した磁束(すなわちステータ磁束)が通過するが、永久磁石22を通過するステータ磁束Φの時間変化(dΦ/dt)に応じて、永久磁石22の内部に渦電流が流れる。渦電流は、損失(すなわち渦電流損)となるため、電動機効率の低下の原因となる。また、ジュール熱により永久磁石22の温度が上昇するため、永久磁石22の高温減磁の原因ともなる。
この実施の形態1では、ロータコア20のスリット31,32,33,34により、渦電流損の低減を図っている。まず、実施の形態1の電動機100と比較するため、比較例の電動機100Hについて説明する。
図6は、比較例の電動機100Hの1磁極に相当する部分を示す断面図である。比較例の電動機100Hは、ステータ1とロータ2Hとを有する。ロータ2Hは、ロータコア20Hの構成が、実施の形態1のロータコア20と異なる。
図7は、比較例のロータコア20Hの1磁極に相当する部分を示す図である。比較例のロータコア20Hでは、スリット31,32,33,34と磁石挿入孔21との距離が一定でない。スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離T1,T2,T3,T4は、T1<T2<T3=T4を満足する。
すなわち、最も磁極中心に近いスリット31から磁石挿入孔21までの距離T1が最も短く、スリット32から磁石挿入孔21までの距離T2が2番目に短い。スリット33,34から磁石挿入孔21までの距離T3,T4は、互いに等しく、距離T1,T2よりも長い。
図8は、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離Tと、渦電流損との関係についての3次元電磁界解析の結果を示すグラフである。図8の横軸には、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離TをエアギャップGで除算した値T/Gを示す。縦軸には、渦電流損(相対値)を示す。実施の形態1の電動機100の解析結果は、実線で示す。
図8には、比較例の電動機100Hのデータ(符号P)も併せて示す。比較例では、T1/G=1、T2/G=2、T3/G=3、T4/G=3としている。そのため、距離T1,T2,T3,T4の平均をエアギャップGで除算した値(すなわちT/G)は、2.25となる。図8の縦軸は、この比較例(T/G=2.25)における渦電流損(単位:W)に対する相対値を示している。
図8に示した結果から、2.75≦T/G≦5.25の範囲では、実施の形態1の電動機100では、渦電流損が比較例の50%以下に低減されることが分かる。また、T/G=4の場合には渦電流損が最小となり、比較例の25%まで低減されることが分かる。
このように渦電流損が低減される理由は、以下のように考えられる。比較例の電動機100Hでは、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離一定でなく、スリット31と磁石挿入孔21との間の磁路が最も狭いため、この部分にステータ磁束が流れると、磁気飽和が生じる。ロータコア20Hにおいて永久磁石22に対向する部分で磁気飽和が発生すると、永久磁石22に渦電流が流れやすくなる。
これに対し、実施の形態1の電動機100(図4)では、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離Tが一定であり、この距離Tが2.75≦T/G≦5.25の範囲にある。そのため、スリット31,32,33,34と磁石挿入孔21との間に、磁路が局所的に狭くなる部分がなく、磁気飽和の発生が抑えられる。このように磁気飽和の発生を抑えることにより、渦電流損を低減することができる。
一般に、渦電流損を低減するためには、永久磁石22を複数に分割し、絶縁被膜で互いに絶縁する構成が採用される。しかしながら、この構成では、永久磁石22の分割により、部品点数が増加する。また、永久磁石22はサイズが小さくなるほど加工コストが増加する。これらの理由で、永久磁石22を分割することは製造コストの上昇につながる。
これに対し、この実施の形態1の電動機100では、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離Tを一定とし、T/Gを2.75~5.25の範囲内とすることにより、永久磁石22を分割せずに、永久磁石22を分割した場合と同等の渦電流損の低減効果を得ることができる。
また、上記のようにスリット31,32,33,34と磁石挿入孔21との間に、距離Tに相当する幅の磁路が形成されるため、永久磁石22に向かうステータ磁束を磁路に逃がすことができる。これにより、永久磁石22にステータ磁束が集中しにくくなり、永久磁石22の減磁を抑制することができる。すなわち、減磁耐力を向上することができる。
<冷媒流路>
次に、電動機100の冷媒流路について説明する。電動機100は、例えば、空気調和装置の圧縮機500(図15)に用いられる。空気調和装置では、圧縮機500が圧縮して吐出した冷媒が、冷媒回路を循環して圧縮機500に戻る。圧縮機500の内側には電動機100が嵌合しているため、電動機100に冷媒の流路(冷媒流路)を設ける必要がある。
そのため、図2に示すように、ステータ1の外周には、切欠き部16が形成されている。圧縮機500の動作時には、切欠き部16とシェル5の内周面51との間を、冷媒が軸方向に流れる。すなわち、切欠き部16とシェル5の内周面51とにより、冷媒流路が構成される。切欠き部16は、平坦面であることが望ましいが、例えばV字状の溝であってもよい。
また、切欠き部16は、ステータ1の周方向に均等に形成されていることが望ましい。冷媒の流れを均一化できるためである。なお、ステータ1には、6個の切欠き部16が形成されているが、切欠き部16の数は6個に限らず、5個以下あるいは7個以上であってもよい。
また、ステータコア10のヨーク11には、貫通穴18が形成されている。貫通穴18は、ステータコア10を軸方向に貫通している。圧縮機500の動作時には、冷媒が貫通穴18を軸方向に流れる。すなわち、貫通穴18により、冷媒流路が構成される。
図1(A)に示した例では、貫通穴18は、ステータコア10の当接面17の径方向内側の12か所に形成されている。これにより、ステータコア10の切欠き部16の径方向内側には、例えばカシメ部を形成することができる。但し、貫通穴18の数および配置は、このような例に限定されるものではない。
貫通穴18は、ティース12の周方向の中心を通る径方向の直線A1上に形成することが望ましい。すなわち、貫通穴18は、周方向に隣り合うスロット13から等距離に形成することが望ましい。貫通穴18が、ティース12およびヨーク11を流れる磁束の流れをできるだけ遮らないようにするためである。
ステータ1が冷媒流路としての切欠き部16および貫通穴18を有することにより、圧縮機500を流れる十分な冷媒流量を確保することができる。また、電動機100を冷媒が通過することにより、電動機100の熱が冷媒によって放熱される。そのため、電動機100の温度上昇を抑制し、永久磁石22の高温減磁を抑制することができる。
なお、ここでは、ステータ1が冷媒流路としての切欠き部16および貫通穴18を有しているが、ステータ1が切欠き部16および貫通穴18の何れか一方のみを有する構成も可能である。
図9は、ロータ2のロータコア20を示す図である。図10は、ロータコア20の一磁極に相当する部分を示す図である。ロータ2は、冷媒流路として、ロータコア20の径方向外側から順に、第1の貫通穴26、第2の貫通穴27および第3の貫通穴28を有する。なお、上述した図1(A)では、これらの貫通穴26,27,28は省略されている。
第1の貫通穴26は、1磁極に2つずつ設けられ、磁極中心線M1を挟んで周方向の両側に形成されている。第2の貫通穴27は、1磁極に1つずつ設けられ、磁極中心線M1上に形成されている。第3の貫通穴28は、1磁極に1つずつ設けられ、極間M2を跨ぐように形成されている。また、貫通穴26,27,28の中では、第1の貫通穴26の内径が最も小さく、第2の貫通穴27の内径が最も大きい。貫通穴26,27,28は円形状を有するが、これに限定されるものではない。
このように、ロータ2が冷媒流路としての貫通穴26,27,28を有するため、貫通穴26,27,28を流れる冷媒により、ロータ2を効率よく冷却することができる。これにより、永久磁石22の温度上昇を抑制し、永久磁石22の高温減磁を抑制することができる。
図9において、ロータコア20の外径をDとする。ロータコア20の貫通穴26,27,28のうちの少なくとも一つは、軸線C1から穴中心までの距離Hが、H≧D/4を満足するように形成されている。言い換えると、ロータコア20の貫通穴26,27,28のうちの少なくとも一つは、ロータコア20の半径の1/2よりも径方向外側に形成されている。ここでは、軸線C1から貫通穴26の中心までの距離H1が、H1≧D/4を満足し、軸線C1から貫通穴27の中心までの距離H2が、H2≧D/4を満足する。
貫通穴26,27,28のうちの少なくとも一つ(ここでは第1の貫通穴26および第2の貫通穴27)がH≧D/4を満足することにより、冷媒流路を永久磁石22に接近させることができる。その結果、永久磁石22を効率よく冷却し、永久磁石22の高温減磁の抑制効果をさらに高めることができる。
<カシメ部>
次に、ロータコア20のカシメ部29について説明する。図11は、ロータコア20のカシメ部29の配置を説明するための図である。上記の通り、ロータコア20は、複数の積層要素を軸方向に積層し、カシメ部29により一体化したものである。
カシメ部29は、ロータコア20の磁石挿入孔21の径方向外側で、且つ磁極中心線M1上(すなわち磁石挿入孔21の周方向の中央)に設けられている。上記の通り、ロータコア20の2つのスリット31の間に広い間隔が設けられているため、2つのスリット31の間にカシメ部29を形成することができる。また、カシメ部29とスリット31との間にも距離を設けて、磁束の集中を回避することができる。
<実施の形態の効果>
以上説明したように、本発明の実施の形態1の電動機100は、ロータコア20の磁石挿入孔21よりも径方向外側に、径方向に長い複数のスリット31,32,33,34を有する。これら複数のスリット31,32,33,34は、磁石挿入孔21との距離Tが一定であり、この距離Tと、ステータ1とロータ2とのエアギャップGとの間に、2.75≦T/G≦5.25が成立する。この構成により、永久磁石22に流れる渦電流を低減することができる。すなわち渦電流損を低減し、電動機効率を向上することができる。また、永久磁石22の分割が不要になるため、製造コストの上昇を回避することができる。
さらに、永久磁石22に向かうステータ磁束を、スリット31,32,33,34と磁石挿入孔21との間の磁路に逃がすことができるため、永久磁石22におけるステータ磁束の集中を抑制し、永久磁石22の減磁を抑制することができる。
また、複数のスリット31,32,33,34が、いずれも磁極中心線M1に平行に延在しているため、永久磁石22から出た磁束を最短距離でステータ1に導くことができる。
また、複数のスリット31,32,33,34が、磁極中心線M1に対して対称に形成されているため、エアギャップに発生する磁束の空間高調波を抑制し、トルクリプル(トルク脈動)および径方向加振力を抑制し、これにより騒音および振動を抑制することができる。
また、複数のスリット31,32,33,34のうち、磁石挿入孔21の周方向の中心の最も近くに形成された2つのスリット31の間隔は、他の2つのスリットの間隔よりも広いため、2つのスリット31の間にカシメ部29を形成することができる。
また、ロータコア20が、磁石挿入孔21の周方向の両端にサイドスリット35をそれぞれ有するため、隣り合う磁極間の漏れ磁束を低減することができる。
また、磁石挿入孔21が磁極中心線M1に直交する方向に直線状に延在しているため、磁石挿入孔21よりも径方向外側のコア部分を小さくすることができる。そのため、ロータ2の回転時に、磁石挿入孔21よりも径方向外側のコア部分に加わる遠心力を低減し、ロータコア20の耐久性を向上することができる。
ロータコア20は、当該ロータコア20を軸方向に貫通する貫通穴26,27,28を有するため、貫通穴26,27,28を流れる冷媒により、ロータ2を冷却することができる。これにより、永久磁石22の高温減磁を抑制することができる。
また、ロータコア20の直径Dと、軸線C1から貫通穴27,28の中心までの距離Hとが、D/4≦Hを満足するため、貫通穴27,28を流れる冷媒によって永久磁石22を効率よく冷却することができる。その結果、永久磁石22の高温減磁の抑制効果を高めることができる。
また、ステータ1の巻線15が、銅またはアルミニウムで構成された導体15aと、導体15aの表面を覆う絶縁被膜15bとを有するため、例えば圧縮機500の冷媒中において巻線15の腐食を防止することができる。
また、ステータコア10は、当該ステータコア10を軸方向に貫通する貫通穴18および外周の切欠き部16を有するため、例えば貫通穴18を流れる冷媒により、電動機100を冷却することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図12は、実施の形態2の電動機のロータコア20Aの1磁極に相当する部分を示す図である。実施の形態2の電動機は、ロータコア20Aのスリット31,32,33,34の延在方向が、実施の形態1と異なる。
上述した実施の形態1のスリット31,32,33,34は、いずれも磁極中心線M1に平行に延在していた(図3参照)。これに対し、実施の形態2のスリット31,32,33,34は、磁極中心線M1に対して傾斜して延在している。スリット31,32,33,34は、径方向外側ほど磁極中心線M1に接近する方向に傾斜している。
磁極中心線M1に対して一方の側(図12の右側)のスリット31,32,33,34と、磁極中心線M1に対して他方の側(図12の左側)のスリット31,32,33,34とは、互いに対称に傾斜している。
また、磁極中心線M1に対して同じ側に位置するスリット31,32,33,34は互いに平行に延在していることが望ましい。このように構成すれば、スリット間隔が局所的に狭くならず、スリット間での磁気飽和が特に発生しにくいためである。
この実施の形態2においても、スリット31,32,33,34はいずれも径方向に長い(言い換えると、径方向の長さが周方向の長さよりも長い)。また、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離(すなわち最短距離)は一定であり、この距離Tは、2.75≦T/G≦5.25を満足する。
また、磁極中心線M1を挟んで隣り合う2つのスリット31の周方向の間隔S1と、隣り合うスリット31,32の周方向の間隔S2と、隣り合うスリット32,33の周方向の間隔S3と、隣り合うスリット33,34の周方向の間隔S4とは、S1>S3>S2>S4を満足する。2つのスリット31の間に、カシメ部29(図11)を形成してもよい。
実施の形態2の電動機は、ロータコア20Aのスリット31,32,33,34が磁極中心線M1に対して傾斜していることを除き、実施の形態1の電動機と同様に構成されている。
この実施の形態2では、ロータコア20Aのスリット31,32,33,34が磁極中心線M1に対して傾斜しているが、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離が一定であり、この距離Tが2.75≦T/G≦5.25を満足するため、実施の形態1と同様に、渦電流損を低減することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図13は、実施の形態3の電動機の1磁極に相当する部分を示す断面図である。実施の形態3の電動機は、ロータコア20Bのスリット31,32,33,34の配置が、実施の形態1と異なる。
上述した実施の形態1のスリット31,32,33,34は、周方向に不等間隔に配置されていた。これに対し、実施の形態のスリット31,32,33,34は、周方向に等間隔に配置されている。
図13において、磁極中心線M1を挟んで隣り合う2つのスリット31の周方向の間隔S1と、隣り合うスリット31,32の周方向の間隔S2と、隣り合うスリット32,33の周方向の間隔S3と、隣り合うスリット33,34の周方向の間隔S4とは、S1=S2=S3=S4を満足する。
スリット31,32,33,34は、実施の形態1と同様、磁極中心線M1に平行に延在している。但し、実施の形態2で説明したように、磁極中心線M1に対して傾斜して延在していてもよい。その場合には、磁極中心線M1の一方の側のスリット31,32,33,34と、他方の側のスリット31,32,33,34とが、磁極中心線M1に対して対称に傾斜していることが望ましい。
実施の形態1と同様、スリット31,32,33,34から磁石挿入孔21までの距離は一定であり、この距離Tは、2.75≦T/G≦5.25を満足する。
実施の形態3の電動機は、ロータコア20Bのスリット31,32,33,34が等間隔に配置されていることを除き、実施の形態1の電動機と同様に構成されている。
この実施の形態3では、ロータコア20Bのスリット31,32,33,34が周方向に等間隔で配置されているため、実施の形態1で説明した効果に加えて、ロータコア20に流入したステータ磁束を均一に分散させることができ、ロータコア20のスリット間での磁気飽和を抑制することができる。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4について説明する。図14は、実施の形態4の電動機の1磁極に相当する部分を示す断面図である。実施の形態4の電動機は、ロータコア20Cの1磁極当たりのスリットの数が、実施の形態1と異なる。
上述した実施の形態1のロータコア20は、各磁極に8つのスリットを有していたが、この実施の形態2のロータコア20Cは、各磁極に2つのスリット31を有する。この2つのスリット31は、磁極中心線M1から等距離に配置されている。
2つのスリット31は、磁極中心線M1に平行に延在しているが、実施の形態2で説明したように、磁極中心線M1に対して傾斜していてもよい。その場合には、2つのスリット31が磁極中心線M1に対して対称に傾斜していることが望ましい。
2つのスリット31から磁石挿入孔21までの距離は一定であり、この距離Tは、2.75≦T/G≦5.25を満足する。
実施の形態4の電動機は、ロータコア20Cが各磁極に2つのスリット31を有することを除き、実施の形態1の電動機と同様に構成されている。
この実施の形態4では、ロータコア20Cの各磁極のスリット数は2つであるが、スリット31から磁石挿入孔21までの距離が一定であり、この距離Tが2.75≦T/G≦5.25を満足するため、実施の形態1と同様に、渦電流損を低減することができる。
なお、実施の形態1~4では、ロータコアの各磁極のスリットの数が8つの場合と2つの場合について説明したが、スリットの数は2つ以上であればよい。
<スクロール圧縮機>
次に、上述した各実施の形態の電動機が適用可能な圧縮機について説明する。図15は、実施の形態1の電動機100を備えた圧縮機500の構成を示す断面図である。なお、実施の形態1の電動機100に代えて、実施の形態2~4の電動機を用いてもよい。
圧縮機500は、スクロール圧縮機であり、格納容器502内に、圧縮機構510と、圧縮機構510を駆動する電動機100と、圧縮機構510と電動機100とを連結する主軸501と、主軸501の圧縮機構510の反対側の端部(副軸部)を支持するサブフレーム503と、格納容器502の底部の油だめ505に貯留される冷凍機油504とを有する。
圧縮機構510は、それぞれの板状渦巻歯の間に圧縮室を形成するように組み合わされた固定スクロール511および揺動スクロール512と、オルダムリング513と、コンプライアントフレーム514と、ガイドフレーム515とを有する。
固定スクロール511には、格納容器502を貫通した吸入管506が圧入されている。また、格納容器502を貫通して、固定スクロール511の吐出ポート511aから吐出される高圧の冷媒ガスを外部(冷凍サイクル)に吐出する吐出管507が設けられている。
格納容器502は、電動機100が焼嵌めによって組み込まれる円筒状のシェル5を有する。また、格納容器502には、電動機100のステータ1と駆動回路とを電気的に接続するためのガラス端子508が溶接により固定されている。
上述した実施の形態1~4の電動機100は、渦電流損の低減により電動機効率を向上している。そのため、圧縮機500の動力源に電動機100を用いることで、圧縮機500の運転効率を向上し、消費エネルギーを低減することができる。
ここでは、圧縮機の一例としてスクロール圧縮機について説明したが、上述した各実施の形態の電動機は、スクロール圧縮機以外の圧縮機に適用してもよい。
<空気調和装置>
次に、上述した圧縮機500を備えた空気調和装置400について説明する。図16は、空気調和装置400の構成を示す図である。図16に示した空気調和装置400は、圧縮機401と、凝縮器402と、絞り装置(減圧装置)403と、蒸発器404とを有する。圧縮機401、凝縮器402、絞り装置403および蒸発器404は、冷媒配管407によって連結されて冷凍サイクルを構成している。すなわち、圧縮機401、凝縮器402、絞り装置403および蒸発器404の順に、冷媒が循環する。
圧縮機401、凝縮器402および絞り装置403は、室外機410に設けられている。圧縮機401は、図15に示した圧縮機500で構成されている。室外機410には、凝縮器402に室外の空気を供給する室外側送風機405が設けられている。蒸発器404は、室内機420に設けられている。この室内機420には、蒸発器404に室内の空気を供給する室内側送風機406が設けられている。
空気調和装置400の動作は、次の通りである。圧縮機401は、吸入した冷媒を圧縮して送り出す。凝縮器402は、圧縮機401から流入した冷媒と室外の空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮して液化させて冷媒配管407に送り出す。室外側送風機405は、凝縮器402に室外の空気を供給する。絞り装置403は、開度を変化させることによって、冷媒配管407を流れる冷媒の圧力等を調整する。
蒸発器404は、絞り装置403により低圧状態にされた冷媒と室内の空気との熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発(気化)させて、冷媒配管407に送り出す。室内側送風機406は、蒸発器404に室内の空気を供給する。これにより、蒸発器404で熱が奪われた冷風が、室内に供給される。
圧縮機401(図15の圧縮機500)には、実施の形態1~4で説明した電動機100が適用されるため、空気調和装置400の運転時における圧縮機401の運転効率を高め、動作の安定性を向上することができる。
なお、実施の形態1~4の電動機を適用した圧縮機500は、図16に示した空気調和装置400に限らず、他の種類の空気調和装置に用いてもよい。
以上、本発明の望ましい実施の形態について具体的に説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良または変形を行なうことができる。
1 ステータ、 2 ロータ、 5 シェル、 10 ステータコア、 11 ヨーク、 12 ティース、 13 スロット、 15 巻線、 15a 導体、 15b 絶縁被膜、 16 切欠き部、 17 当接面、 18 貫通穴、 20,20A,20B,20C ロータコア、 21 磁石挿入孔、 22 永久磁石(希土類磁石)、 23 フラックスバリア、 24 シャフト孔、 25 回転シャフト、 26 第1の貫通穴、 27 第2の貫通穴、 28 第3の貫通穴、 29 カシメ部、 30 スリット群、 31,32,33,34 スリット、 31a,32a,33a,34a 外側端部、 31b,32b,33b,34b 内側端部、 35 サイドスリット、 100 電動機、 400 空気調和装置、 401 圧縮機、 402 凝縮器、 403 絞り装置、 404 蒸発器、 405 室外側送風機、 406 室内側送風機、 407 冷媒配管、 410 室外機、 420 室内機、 500 圧縮機、 501 主軸、 502 格納容器、 503 サブフレーム、 506 吸入管、 507 吐出管、 508 ガラス端子、 510 圧縮機構、 511 固定スクロール、 512 揺動スクロール、 513 オルダムリング、 514 コンプライアントフレーム、 515 ガイドフレーム。

Claims (16)

  1. 回転軸を中心として回転可能なロータと、
    前記ロータを囲み、前記ロータとの間にエアギャップを有するステータと
    を有し、
    前記ロータは、磁石挿入孔を有するロータコアと、前記磁石挿入孔内に配置された希土類磁石とを有し、
    前記ロータコアは、前記回転軸を中心とする径方向において前記磁石挿入孔よりも外側に数のスリットを有し、前記回転軸を中心とする周方向における前記磁石挿入孔の両端部から前記ロータコアの外周に向けて延在する2つのフラックスバリアを有し、前記2つのフラックスバリアの前記周方向の内側にサイドスリットをそれぞれ有し、
    前記複数のスリットはずれも、前記径方向の長さが、前記方向の長さよりも長く、
    前記サイドスリットは、前記周方向の長さが、前記径方向の長さよりも長く、
    前記複数のスリットは、前記磁石挿入孔までの最短距離が一定であり、
    前記最短距離をTとし、前記エアギャップをGとすると、
    2.75≦T/G≦5.25が成り立ち、
    前記サイドスリットから前記磁石挿入孔までの最短距離は、前記最短距離Tよりも短い
    電動機。
  2. 前記複数のスリットはずれも、前記磁石挿入孔の前記周方向の中心を通る前記径方向の直線に平行に延在している
    請求項1に記載の電動機。
  3. 前記複数のスリットはずれも、前記磁石挿入孔の前記周方向の中心を通る前記径方向の直線に対して傾斜して延在している
    請求項1に記載の電動機。
  4. 前記複数のスリットは、前記磁石挿入孔の前記周方向の中心を通る前記径方向の直線に対して対称に形成されている
    請求項1から3までの何れか1項に記載の電動機。
  5. 前記複数のスリットのうち、前記磁石挿入孔の前記周方向の中心の最も近くに形成された2つのスリットの間隔は、他の2つのスリットの間隔よりも広い
    請求項1から4までの何れか1項に記載の電動機。
  6. 前記複数のスリットは、前記周方向に等間隔に配置されている
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の電動機。
  7. 前記ロータコアは、当該ロータコアを軸方向に貫通する貫通穴を有する
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の電動機。
  8. 前記ロータコアの直径Dと、前記回転軸から前記貫通穴の中心までの距離Hとが、
    D/4≦H
    を満足する
    請求項に記載の電動機。
  9. 前記磁石挿入孔は、前記磁石挿入孔の前記周方向の中心を通る前記径方向の直線に直交するように直線状に延在している
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の電動機。
  10. 前記ステータは、ステータコアと、前記ステータコアに巻かれた巻線とを有する
    請求項1からまでのいずれか1項に記載の電動機。
  11. 前記ステータコアは、当該ステータコアを軸方向に貫通する貫通穴を有する
    請求項10に記載の電動機。
  12. 前記ステータコアは、当該ステータコアの外周に切欠き部を有する
    請求項10または11に記載の電動機。
  13. 前記巻線は、銅またはアルミニウムで構成された導体と、前記導体の表面を覆う絶縁被膜とを有する
    請求項10から12までの何れか1項に記載の電動機。
  14. 前記複数のスリットのうち、前記磁石挿入孔の前記周方向の中心の最も近くに形成された2つのスリットの間に、カシメ部が形成されている
    請求項1から13までの何れか1項に記載の電動機。
  15. 格納容器と、
    前記格納容器内に配置された圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動する、請求項1から14までのいずれか1項に記載の電動機と
    を有する圧縮機。
  16. 圧縮機、凝縮器、減圧装置および蒸発器を備え、
    前記圧縮機は、
    格納容器と、
    前記格納容器内に配置された圧縮機構と、
    前記圧縮機構を駆動する、請求項1から14までのいずれか1項に記載の電動機と
    を有する空気調和装置。
JP2020512962A 2018-04-10 2018-04-10 電動機、圧縮機および空気調和装置 Active JP7019033B2 (ja)

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