JP7018592B2 - 電気設備 - Google Patents

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本発明は、電気設備に関し、特に電気機器を収納する電気設備に関する。
電力変換装置の電力素子モジュールで発生した熱は、電力変換装置に設置されたファンによって、電力変換装置の外部に放出される。しかしながら、その過程において、外部の汚染された空気が電力変換装置の内部に流入したり、埃あるいは異物などが共に流入して電力変換装置の内部に堆積したりする。そのため、ケース内の内部熱交換器には熱交換媒体通路が備えられ、熱交換媒体通路とケースの内部は、互いに遮断され、かつ内部熱交換器に伝達された熱はケースの外部へ放出される(例えば、特許文献1参照)。
特表2016-517262号公報
電力変換装置のような電気設備を小型化するためには、放熱性能を向上することが求められる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、放熱性能を向上する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の電気設備は、通風孔を含む筒状の内側筐体と、内側筐体における通風孔に配置される放熱器と、内側筐体の外周を覆うように配置される筒状の外側筐体と、内側筐体の外周と外側筐体の内周との間の空間に配置される第1電気機器と、内側筐体における通風孔に配置される第2電気機器と、内側筐体の外周と外側筐体の内周との間の空間に配置されるファンとを備える。内側筐体に含まれる取付面には、外周側と通風孔側とを貫通する開口が設けられ、第1電気機器は、取付面の外周側において、開口に少なくとも一部を露出して配置され、放熱器は、取付面の通風孔側に対向する面である第2部分と、第2部分から取付面の通風孔側の方に突出する第1部分と、第2部分から反対側に設けられる箱形形状の収納部と、第2部分とは反対側に突出する放熱フィンとを有し、放熱器の第1部分は、取付面の開口に挿入されて第1電気機器の露出された部分に接触して取りつけられ、放熱器の第2部分は、取付面の通風孔側から離間して配置され、第2電気機器は、収納部内に収納される
本発明によれば、放熱性能を向上できる。
図1(a)-(b)は、実施例1に係る電気設備の構造を示す斜視図である。 図2(a)-(b)は、図1(a)-(b)の内側筐体の構造を示す斜視図である。 図3(a)-(b)は、図1(a)-(b)の電気設備の構造を示す図である。 図4(a)-(b)は、図1(b)の放熱器の構造を示す斜視図である。 図1(a)-(b)の電気設備における熱の伝導を示す図である。 図6(a)-(b)は、実施例2に係る電気設備の構造を示す図である。
(実施例1)
本発明の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。実施例1は、電力変換装置のように、発熱する電気機器を内部に収納する電気設備に関する。電気機器の一例は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、リアクトル等であるが、電気機器以外の部品も電気設備に格納される。このような電気設備を小型化するためには、電気機器による発熱を効率よく放熱することが必要とされる。本実施例に係る電気設備は、放熱性能を向上するために、次のような構造を有する。
電気設備は、内側筐体と外側筐体の2重胴のドーナツ型形状に形成され、さらに内側筐体には、内側筐体を貫通する通風孔が備えられる。2重胴の構造によって、電気機器等によって発熱された内気が内側筐体と外側筐体とを介して外気に廃熱できる面積が増加するので、放熱性能が向上する。さらに、内側筐体の内部の通風孔も放熱部分として利用されるので、放熱性能が向上する。
また、電気設備は、内側筐体の外周と外側筐体の内周との間に基板を配置する。基板に搭載可能な電気機器(以下、「第1電気機器」という)は基板上に配置されるが、基板に不可搭載可能な電気機器(以下、「第2電気機器」という)は基板から離して通風孔内に配置される。第2電気機器はハーネス等を介して基板に接続される。このように第1電気機器と第2電気機器とを分けて別の位置に配置するので、発熱箇所が分散されて放熱性能が向上する。
さらに、通風孔内に放熱器を配置するが、放熱器と第1電気機器とが接触する部分以外は、放熱器を内側筐体から離間させる。また、放熱器内に第2電気機器が収納される。放熱器と外気との接触面積が大きくなるので、外気への放熱効率が向上する。また、第2電気機器の発熱が内側筐体内に伝導しにくくなるので、内側筐体の放熱性能要求が低減する。なお、以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含むものとする。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
図1(a)-(b)は、電気設備1000の構造を示す斜視図である。図2(a)-(b)は、内側筐体100の構造を示す斜視図である。図1(a)-(b)に示すように、x軸、y軸、z軸からなる直交座標系が規定される。x軸、y軸は、電気設備1000の底面内において互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、電気設備1000の高さ(垂直)方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図1(a)-(b)における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。また、x軸の正方向を「前」あるいは「正面」、x軸の負方向側を「後」あるいは「背面」、z軸の正方向側を「上」あるいは「天」、z軸の負方向側を「下」あるいは「底」ということもある。さらに、y軸方向を「側面」ということもある。
電気設備1000は、内側筐体100、外側筐体200、台部300、基板402、放熱器500を含む。内側筐体100は、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116、内側筐体底面118、開口140、天板150、側板152、底板154、ファン160を含む。外側筐体200は、外側筐体天面210、外側筐体前面212、外側筐体側面214、外側筐体後面216、スリット230を含む。放熱器500は第1部分540を含む。なお、内側筐体100、外側筐体200、台部300、放熱器500の各構成要素は、ネジ、溶接、接着材等で接続されているが、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。内側筐体100、外側筐体200、台部300、放熱器500間の接続についても同様である。また、複数の構成要素が一体的に形成されてもよい。
内側筐体100は、前側に配置された内側筐体前面112と、側面側に配置された内側筐体側面114と、後側に配置された内側筐体後面116と、下側に配置された内側筐体底面118によって囲まれた筒形状を有する。内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116は、高さ方向に長い略矩形状の金属板によって形成される。内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116によって囲まれた空間が通風孔130である。そのため、通風孔130は、上側が開口した内側筐体100の内部に配置される。以下の説明では、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116における通風孔130側の面を「内側面」と呼び、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116における通風孔130の反対側の面を「外側面」と呼ぶこともある。
内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116の下側に配置された内側筐体底面118は、略矩形状の金属板によって形成される。内側筐体底面118の下側には台部300が取り付けられる。台部300は、内側筐体100を下側から支持しており、その形状は任意である。
外側筐体200は、上側に配置された外側筐体天面210と、前側に配置された外側筐体前面212と、側面側に配置された外側筐体側面214と、後側に配置された外側筐体後面216とによって囲まれた筒形状を有する。外側筐体200の下側は開口しており、内側筐体100上側から外側筐体200を被せることが可能である。つまり、外側筐体200は、内側筐体100に対して着脱可能であり、取り付けた状態において内側筐体100の外周を覆うように配置される。
外側筐体前面212、外側筐体側面214、外側筐体後面216は、高さ方向に長い略矩形状の金属板によって形成される。また、外側筐体天面210は、略矩形状の金属板によって形成されるとともに、複数のスリット230を配置する。各スリット230は外側筐体天面210を上下方向に貫通する。このような複数のスリット230によって、外側筐体200を内側筐体100に取り付けた状態においても、内側筐体100の通風孔130は外気に接する。
放熱器500は、内側筐体100における通風孔130に配置される。放熱器500の形状は後述するが、放熱器500の前側の面に設けられた2つの第1部分540は、内側筐体前面112に設けられた2つの開口140から露出する。2つの開口140は、矩形状を有し、内側筐体前面112に上下方向に2つ並んで配置される。2つの第1部分540は、2つの開口140にあった形状を有する。開口140および第1部分540を塞ぐように内側筐体前面112の前側には基板402が取り付けられる。さらに、基板402を囲むように、基板402の上側には天板150が配置され、基板402の側面側には側板152が配置され、基板402の下側には底板154が配置される。天板150、側板152、底板154は、いずれも基板402から前側に延びる。さらに、天板150の上側にはファン160が取り付けられる。このような構造において、天板150から底板154、ファン160、基板402は、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間に配置される。
図3(a)-(b)は、電気設備1000の構造を示す。図3(a)は、電気設備1000の上面図であり、図3(b)は、内側筐体100の断面図である。前述のごとく、内側筐体100は、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116によって囲まれる。内側筐体前面112の外側面に対向して基板402が配置され、基板402の内側筐体前面112側の面には、第1電気機器400が半田付けにより取り付けられる。そのため、第1電気機器400と基板402は、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間に配置される。なお、基板402の内側筐体前面112側の面には、任意の素子である複数の部品が半田付けにより取り付けられてもよい。第1電気機器400は、例えば、IGBTのような発熱する半導体素子である。これは、基板402に搭載されるための端子を有しているので、基板402に搭載可能である。第1電気機器400における基板402とは反対側の面は、内側筐体前面112の開口140から露出し、露出した部分には放熱器500の第1部分540が取り付けられる。
放熱器500の取付を説明する前に、図4(a)-(b)を使用しながら放熱器500の構造を説明する。図4(a)-(b)は、放熱器500の構造を示す斜視図である。放熱器500は、第1部分540、第2部分542、蓋544、収納部550、放熱フィン560を含む。ここで、図4(a)は、蓋544を取り外した構造を示し、図4(b)は、蓋544を取り付けた構造を示す。放熱器500における前側、つまり内側筐体前面112側には平面の第2部分542が配置され、第2部分542内には2つの第1部分540が配置される。第1部分540は、第2部分542から前側に突出する形状を有し、第2部分542から離れるほど小さくなる。また、第2部分542の左側の部分が蓋544に相当する。蓋544は、第2部分542と略面一となる面を有する。蓋544の後側には箱形形状の収納部550が設けられる。収納部550は、放熱器500に蓋544を取り付けた状態において、独立した密閉の箱体であるが、放熱器500から蓋544を取り外した状態において、前側に開口する。
収納部550の内部には、第2電気機器410、第3電気機器412がポッティングにより固定される。第2電気機器410は例えばリアクトルであり、第3電気機器412は例えばトランスである。これらは、発熱する機器である。また、第2電気機器410、第3電気機器412は、基板402に搭載されるための端子を有していないので、基板402に搭載不可能である。そのため、これらは、収納部550から引き出されたハーネス414を介して、基板402に接続される。また、第1部分540と第2部分542の後側には複数の放熱フィン560が配置される。特に、放熱フィン560は、収納部550の後側にも配置される。図3(a)-(b)に戻る。
放熱器500は、第1部分540、第2部分542を内側筐体前面112の内側面に向けながら、内側筐体100における通風孔130内に配置される。そのため、第2電気機器410と第3電気機器412も、内側筐体100における通風孔130内に配置される。ここで、第1部分540は、内側筐体前面112の開口140を前側に向かって貫通し、第1電気機器400の露出した部分に接触して取り付けられる。一方、第2部分542は、内側筐体前面112の内側面から後側に離間して配置される。このような配置によって、第1電気機器400から発熱された熱の一部は、放熱器500の放熱フィン560から放熱される。一方、第2電気機器410および第3電気機器412から発熱された熱は、第2部分542と内側筐体前面112が離間することによって内側筐体前面112に逃げにくくなり、放熱器500の放熱フィン560から放熱される。特に、放熱器500の収納部550、放熱フィン560は、外側筐体200のスリット230から露出するので、放熱効果が向上する。
このような放熱器500、内側筐体前面112、第1電気機器400の配置によって、第1電気機器400は内側筐体前面112に固定される。また、内側筐体100と外側筐体200は、独立した部材で形成される。そのため、外側筐体200を内側筐体100に取り付けた場合と、外側筐体200を内側筐体100から取り外した場合とにおいて、内側筐体100に対する第1電気機器400の相対位置が同一になる。
図5は、電気設備1000における熱の伝導を示す。これは、図3(b)と同様に示される。前述のごとく、第1電気機器400から発熱された熱の一部、第2電気機器410および第3電気機器412から発熱された熱は、放熱器500の放熱フィン560から放熱される。ここでは、第1電気機器400から発熱された熱の残りを説明の対象とする。第1電気機器400から発熱された熱の残りは、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間に内気として放射される。このような内気は、ファン160によって攪拌され、図中の点線の矢印のように、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間を移動する。ここで、外側筐体前面212、外側筐体側面214、外側筐体後面216、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116は、外気に接する。そのため、内気に含まれた熱は、外側筐体前面212、外側筐体側面214、外側筐体後面216、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116を介して外気に廃熱される。外側筐体前面212、外側筐体側面214、外側筐体後面216からだけではなく、内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116からも廃熱されるので、放熱性能が向上する。
ここで、外側筐体200だけが備えられる構造において、その寸法が横280×高さ350×奥195(mm)である場合、外側筐体200の表面積は441700mmとなる。一方、実施例のごとく、内側筐体100と外側筐体200とが備えられる構造において、内側筐体100の寸法が横250×高さ350×奥100(mm)である場合、表面積は636700mmとなり、前者と比較して44%増加する。実際には対流による冷却に効果が大きい内側筐体前面112、内側筐体側面114、内側筐体後面116、外側筐体前面212、外側筐体側面214、外側筐体後面216の面積が大きく増加しているので冷却効率が1.4倍以上改善される。
本実施例によれば、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間に第1電気機器400を配置し、内側筐体100における通風孔130に第2電気機器410を配置するので、これらによって発熱された熱を分散できる。また、第1電気機器400と第2電気機器410によって発熱された熱が分散されるので、放熱性能を向上できる。また、放熱性能が向上するので、内側筐体100および外側筐体200を小型化できる。また、内側筐体100における通風孔130に放熱器500を配置するので、放熱器500を外気に触れさせることができる。また、放熱器500が外気に触れるので、放熱性能を向上できる。また、放熱器500と外気が接する面積が大きくなるので、外気への放熱効率を向上できる。
また、基板402に搭載可能な第1電気機器400と、基板402に搭載不可能な第2電気機器410とを使用するので、第1電気機器400と第2電気機器410とを分けて配置できる。また、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間にファン160を配置するので、内側筐体100の外周と外側筐体200の内周との間の空間の熱を循環させることができる。また、熱が循環するので、内側筐体100と外側筐体200とから熱を放熱できる。また、外側筐体200を内側筐体100に取り付けた場合と、外側筐体200を内側筐体100から取り外した場合とにおいて、内側筐体100に対する第1電気機器400の相対位置が同一であるので、メンテナンスを簡易にできる。また、内側筐体100と外側筐体200が分離されているため、内側筐体100に固定された内器・配線はそのまま残り、設置されたままメンテナンスを実行できる。
また、放熱器500における第1部分540が第1電気機器400に接触し、残りの第2部分542が内側筐体前面112から離間させるので、放熱器500から内側筐体前面112に逃げる熱を抑制できる。また、放熱器500から内側筐体前面112に逃げる熱が抑制されるので、放熱性能を向上できる。また、放熱器500に収納部550が設けられるので、放熱器500に第2電気機器410を搭載できる。また、放熱器500は、内側筐体前面112側とは反対側に放熱フィン560を有するので、放熱性能を向上できる。また、第2電気機器410、第3電気機器412の発熱が内側筐体100および外側筐体200内に伝わりにくくなるので、内側筐体100および外側筐体200の放熱性能要求を低減できる。また、内側筐体100および外側筐体200の放熱性能要求が低減されるので、内側筐体100および外側筐体200を小型化できる。また、独立した箱体の放熱器500を内側筐体100から離して固定するので、放熱器500から内側筐体100への熱の影響を減少できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。
[項目1-1]
通風孔(130)を含む筒状の内側筐体(100)と、
前記内側筐体(100)の外周を覆うように配置される筒状の外側筐体(200)と、
前記内側筐体(100)の外周と前記外側筐体(200)の内周との間の空間に配置される第1電気機器(400)と、
前記内側筐体(100)における前記通風孔(130)に配置される第2電気機器(410)と、
を備える電気設備(1000)。
[項目1-2]
前記内側筐体(100)における前記通風孔(130)に配置される放熱器(500)をさらに備える、
(項目1-1)に記載の電気設備(1000)。
[項目1-3]
前記内側筐体(100)の外周と前記外側筐体(200)の内周との間の空間に配置される基板(402)をさらに備え、
前記第1電気機器(400)は前記基板(402)に搭載可能であり、
前記第2電気機器(410)は前記基板(402)に搭載不可能である、
(項目1-1)または(項目1-2)に記載の電気設備(1000)。
[項目1-4]
前記内側筐体(100)の外周と前記外側筐体(200)の内周との間の空間に配置されるファン(160)をさらに備える、
(項目1-1)から(項目1-3)のいずれか1項に記載の電気設備(1000)。
[項目1-5]
前記外側筐体(200)は前記内側筐体(100)に対して着脱可能であり、
前記外側筐体(200)を前記内側筐体(100)に取り付けた場合と、前記外側筐体(200)を前記内側筐体(100)から取り外した場合とにおいて、前記内側筐体(100)に対する前記第1電気機器(400)の相対位置が同一である、
(項目1-1)から(項目1-4)のいずれか1項に記載の電気設備(1000)。
[項目2-1]
開口を有する面の一方側において、前記開口に少なくとも一部を露出して配置される第1電気機器(400)と、
前記面の他方側において、前記面側の第1部分(540)が前記第1電気機器(400)に接触し、前記面側の第2部分(542)が前記面から離間して配置される放熱器(500)と、
前記放熱器(500)における前記第2部分(542)に設けられた収納部(550)に配置される第2電気機器(410)とを備え、
前記放熱器(500)は、前記面側とは反対側に放熱フィン(560)を有する、
電気設備(1000)。
[項目2-2]
通風孔(130)を含む筒状の内側筐体(100)と、
前記内側筐体(100)の外周を覆うように配置される筒状の外側筐体(200)とをさらに備え、
前記内側筐体前面(112)は前記内側筐体(100)に含まれ、
前記内側筐体前面(112)の一方側は、前記内側筐体(100)の外周側であり、
前記内側筐体前面(112)の他方側は、前記内側筐体(100)における前記通風孔(130)側であり、
前記第1電気機器(400)は、前記内側筐体(100)の外周と前記外側筐体(200)の内周との間の空間に配置され、
前記放熱器(500)および前記第2電気機器(410)は、前記内側筐体(100)における前記通風孔(130)に配置される、
(項目2-1)に記載の電気設備(1000)。
[項目2-4]
前記面の一方側に配置される基板(402)をさらに備え、
前記第1電気機器(400)は前記基板(402)に搭載可能であり、
前記第2電気機器(410)は前記基板(402)に搭載不可能である、
(項目2-1)から(項目2-3)のいずれか1項に記載の電気設備(1000)。
(実施例2)
次に実施例2を説明する。実施例2も、発熱する電気機器を内部に収納する電気設備に関する。実施例2に係る電気設備は、実施例1と同様の放熱器を備えるが、実施例1における内側筐体と外側筐体とは異なった構造の筐体を備える。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図6(a)-(b)は、電気設備1100、電気設備1200の構造を示す。図6(a)は、電気設備1100の構造を示しており、図3(b)と同様に示される。筐体600は、筐体前面612、筐体側面614、筐体後面616を含む。また、第1電気機器400、基板402、放熱器500は、実施例1と同様である。
筐体600は、前側に配置された筐体前面612と、側面側に配置された筐体側面614と、後側に配置された筐体後面616によって囲まれた中空構造を有する。以下の説明では、筐体前面612における筐体600の内側の面を「内側面」と呼び、筐体後面616における筐体600の外側の面を「外側面」と呼ぶこともある。筐体後面616の内側面に対向して基板402が配置され、基板402の筐体後面616側の面には、第1電気機器400が半田付けにより取り付けられる。そのため、第1電気機器400と基板402は、筐体600の内部の空間に配置される。第1電気機器400における基板402とは反対側の面は、筐体後面616の開口640から露出し、露出した部分には放熱器500の第1部分540が取り付けられる。そのため、第2電気機器410、第3電気機器412、放熱器500は、筐体600の外部に配置される。
その際、放熱器500における第1部分540、第2部分542が筐体後面616の外側面に向けられる。ここで、第1部分540は、筐体後面616の開口640を前側に向かって貫通し、第1電気機器400の露出した部分に接触して取り付けられる。一方、第2部分542は、筐体後面616の外側面から後側に離間して配置される。このような配置によって、第1電気機器400から発熱された熱の一部は、放熱器500の放熱フィン560から放熱される。一方、第2電気機器410および第3電気機器412から発熱された熱は、第2部分542と筐体後面616が離間することによって筐体後面616に逃げにくくなり、放熱器500の放熱フィン560から放熱される。
図6(b)は、電気設備1200の構造を示しており、図3(b)と同様に示される。電気設備1200は、電気設備1100の比較対象である。筐体700は、筐体前面712、筐体側面714、筐体後面716を含む。これらは筐体前面612、筐体側面614、筐体後面616にそれぞれ対応する。また、第1電気機器400、基板402、放熱器500は、実施例1と同様である。筐体700において、第1部分540および第2部分542は、筐体後面716の開口740を前側に向かって貫通し、第1部分540は、第1電気機器400の露出した部分に接触して取り付けられる。そのため、第2部分542も筐体700の内部に配置される。このように、放熱器500が筐体700の内気に多く露出すると、第2電気機器410および第3電気機器412から発熱された熱が筐体700の内部に逃げやすくなる。その結果、筐体700の内部の温度が上昇しやすくなる。
本実施例によれば、筐体600に放熱器500を取り付けるので、構造の自由度を向上できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。
[項目2-3]
筐体(600)をさらに備え、
前記筐体後面(616)は前記筐体(600)に含まれ、
前記筐体後面(616)の一方側は、前記筐体(600)の内部側であり、
前記筐体後面(616)の他方側は、前記筐体(600)の外部側であり、
前記第1電気機器(400)は、前記筐体(600)の内部に配置され、
前記放熱器(500)および前記第2電気機器(410)は、前記筐体(600)の外部に配置される、
(項目2-1)に記載の電気設備(1000)。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例1、2において、電気設備1000は電力変換装置であるとされている。しかしながらこれに限らず例えば、電気設備1000は電力変換装置ではなく蓄電池であってもよい。本変形例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施例1において、放熱器500における第2部分542は内側筐体前面112から離間している。しかしながらこれに限らず例えば、放熱器500における第2部分542は内側筐体前面112から離間していない構造であってもよい。本変形例によれば、放熱器500の構造の自由度を向上できる。
100 内側筐体、 112 内側筐体前面、 114 内側筐体側面、 116 内側筐体後面、 118 内側筐体底面、 130 通風孔、 140 開口、 150 天板、 152 側板、 154 底板、 160 ファン、 200 外側筐体、 210 外側筐体天面、 212 外側筐体前面、 214 外側筐体側面、 216 外側筐体後面、 230 スリット、 270 筐体間空間、 300 台部、 400 第1電気機器、 402 基板、 410 第2電気機器、 412 第3電気機器、 414 ハーネス、 500 放熱器、 540 第1部分、 542 第2部分、 544 蓋、 550 収納部、 560 放熱フィン、 1000 電気設備。

Claims (3)

  1. 通風孔を含む筒状の内側筐体と、
    前記内側筐体における前記通風孔に配置される放熱器と、
    前記内側筐体の外周を覆うように配置される筒状の外側筐体と、
    前記内側筐体の外周と前記外側筐体の内周との間の空間に配置される第1電気機器と、
    前記内側筐体における前記通風孔に配置される第2電気機器と、
    前記内側筐体の外周と前記外側筐体の内周との間の空間に配置されるファンとを備え
    前記内側筐体に含まれる取付面には、外周側と前記通風孔側とを貫通する開口が設けられ、
    前記第1電気機器は、前記取付面の前記外周側において、前記開口に少なくとも一部を露出して配置され、
    前記放熱器は、前記取付面の前記通風孔側に対向する面である第2部分と、前記第2部分から前記取付面の前記通風孔側の方に突出する第1部分と、前記第2部分から反対側に設けられる箱形形状の収納部と、前記第2部分とは反対側に突出する放熱フィンとを有し、
    前記放熱器の前記第1部分は、前記取付面の前記開口に挿入されて前記第1電気機器の露出された部分に接触して取りつけられ、
    前記放熱器の前記第2部分は、前記取付面の前記通風孔側から離間して配置され、
    前記第2電気機器は、前記収納部内に収納される、
    電気設備。
  2. 前記内側筐体の外周と前記外側筐体の内周との間の空間に配置される基板をさらに備え、
    前記第1電気機器は前記基板に搭載可能であり、
    前記第2電気機器は前記基板に搭載不可能である、
    請求項1に記載の電気設備。
  3. 前記外側筐体は前記内側筐体に対して着脱可能であり、
    前記外側筐体を前記内側筐体に取り付けた場合と、前記外側筐体を前記内側筐体から取り外した場合とにおいて、前記内側筐体に対する前記第1電気機器の相対位置が同一である、
    請求項1または2に記載の電気設備。
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