JP2019022293A - 電源装置 - Google Patents

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Atsushi Yamashima
篤志 山島
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Abstract

【課題】冷却水を使用することなく、より良好な放熱特性を有する電源装置を提供すること。
【解決手段】第1の電気部品12aを実装する第1の金属基板10aを有し、前記第1の金属基板10aを壁部の一部として収納空間を形成すると共に、前記第1の金属基板10aの底面を前記収納空間の外側に露出させる第1の筐体1aと、第2の電気部品12bを収納し、前記第1の金属基板10aの底面と対向するように配設された第2の筐体1bと、前記第1の金属基板10aは、前記第1の金属基板10aの底面と前記第2の筐体1bの外面の間に介在する放熱フィンFa、Fbを介して、前記第2の筐体1bの少なくとも一部と熱的に結合された、電源装置。
【選択図】図1

Description

本開示は、電源装置に関する。
近年、電気自動車に用いられるインバータ装置や充電装置等の電源装置に関して、小型化及び軽量化の要請が高まっている。
かかる要請から、冷却水設備を用いない空冷式の放熱構造が種々検討されている。
例えば、特許文献1には、電気部品を実装した金属基板を筐体の一部とし、当該金属基板の底面から外部空間に直接放熱することが記載されている。又、特許文献1には、金属基板の底面に放熱フィンを形成することで、放熱力を向上させることが記載されている。
特開2003−23280号公報
ところで、かかるインバータ装置や充電装置に使用される電気部品(例えば、パワー素子)に関して、小型化に加えて高出力化の要請もあり、一層の放熱力の向上が求められている。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたもので、冷却水を使用することなく、より良好な放熱特性を有する電源装置を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
第1の電気部品を実装する第1の金属基板を有し、前記第1の金属基板を壁部の一部として収納空間を形成すると共に、前記第1の金属基板の底面を前記収納空間の外側に露出させる第1の筐体と、
第2の電気部品を収納し、前記第1の金属基板の底面と対向するように配設された第2の筐体と、
前記第1の金属基板は、前記第1の金属基板の底面と前記第2の筐体の外面の間に介在する放熱フィンを介して、前記第2の筐体の少なくとも一部と熱的に結合された、
電源装置である。
本発明に係る電源装置によれば、冷却水を使用することなく、良好な放熱特性を実現することができる。
第1の実施形態に係る電源装置の全体構成の一例を示す図 第1の実施形態に係る電源装置において、カバーが取り外された状態を上方から見た斜視図 第1の実施形態に係る電源装置において、カバーが取り外された状態を下方から見た斜視図 第1の実施形態に係る電源装置の放熱フィンを上方から見た平面図 第1の実施形態に係る電源装置において、ファンを取り付けた状態を示す斜視図 第1の実施形態に係る電源装置の放熱メカニズムについて説明する図 第1の実施形態の変形例1に係る電源装置の構成を模式的に示す図 第1の実施形態の変形例2に係る電源装置の構成を模式的に示す図 第2の実施形態に係る電源装置の全体構成の一例を示す図 第2の実施形態に係る電源装置において、カバーが取り外された状態を上方から見た斜視図 第2の実施形態に係る電源装置において、カバーが取り外された状態を下方から見た斜視図 第2の実施形態に係る電源装置の放熱フィンを上方から見た平面図 第2の実施形態の変形例に係る電源装置において、カバーが取り外された状態を上方から見た斜視図 第2の実施形態の変形例に係る電源装置において、カバーが取り外された状態を下方から見た斜視図 第2の実施形態の変形例に係る電源装置の配線部の接続状態を示す側面断面図
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
尚、各図には、各構成の位置関係を明確にするため、共通の直交座標系(X、Y、Z)を示している。以下では、Z軸のプラス方向が上方向を示すものとして説明する。但し、各図で示す各構成の位置は、一例であって、適宜変更としてもよいのは勿論である。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図5を参照して、本実施形態に係る電源装置Aの構成の一例について説明する。本実施形態に係る電源装置Aは、例えば、インバータ装置及び充電装置を有する車載電源装置である。
図1は、本実施形態に係る電源装置Aの全体構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る電源装置Aは、インバータ装置の筐体1a、及び充電装置の筐体1bを備えている。
筐体1aと筐体1bとは、上下に隣接して配設されている。尚、筐体1aと筐体1bの間には、空気冷媒Airを通流させる冷媒通路が形成されている。
筐体1a(本発明の「第1の筐体」に相当)は、例えば、内部にインバータ回路等を構成する電気部品12a(以下、「インバータ装置12a」とも称する)を収納する。筐体1aは、底面を下方側の外部空間に露出するように配した金属基板10a(本発明の「第1の金属基板」に相当)を有し、当該金属基板10aの主面上に実装するように電気部品12aを収納する(図2を参照して後述)。そして、筐体1aは、金属基板10a及び当該金属基板10aを上方から覆うカバー20aによって収納空間を形成している。カバー20aは、少なくとも1面(底面)が開口しており、この開口した底面を金属基板10aで覆うことにより筐体1aが形成される。
筐体1b(本発明の「第2の筐体」に相当)は、例えば、内部に充電回路等を構成する電気部品12b(以下、「充電装置12b」とも称する)を収納する。筐体1bは、底面を上方側の外部空間に露出するように配した金属基板10b(本発明の「第2の金属基板」に相当)を有し、当該金属基板10bの主面上に実装するように電気部品12bを収納する(図3を参照して後述)。そして、筐体1bは、金属基板10b及び当該金属基板10bを下方から覆うカバー20bによって収納空間を形成している。カバー20bは、少なくとも1面(上面)が開口しており、この開口した上面を金属基板10bで覆うことにより筐体1bが形成される。
尚、筐体1a及び筐体1bは、いずれも、収納する電気部品(ここでは、電気部品12a、電気部品12b、その他のマイコン等)を周囲の水分等から保護するため、略密閉状態の収納空間を形成している。尚、カバー20a及び20bは、それぞれ、ボルト等を用いて、金属基板10a及び10bに対して固定されている。
図2は、本実施形態に係る電源装置Aにおいて、カバー20a及び20bが取り外された状態を上方から見た斜視図である。図3は、本実施形態に係る電源装置Aにおいて、カバー20a及び20bが取り外された状態を下方から見た斜視図である。図4は、本実施形態に係る放熱フィンFaを上方から見た平面図である。図5は、本実施形態に係る電源装置Aにおいて、ファン2を取り付けた状態を示す斜視図である。
金属基板10a及び10bは、例えば、アルミ基板であって、ベースとなるアルミ板上に絶縁膜(例えば、エポキシ樹脂)を形成した後、当該絶縁膜上に配線パターンを形成したものが用いられる。尚、金属基板10a及び10bを構成する素材は、アルミ材の他、銅材、マグネシウム材又はこれらの合金等が用いられてもよい。
電気部品12a(本発明の「第1の電気部品」に相当)は、例えば、インバータ回路を構成するパワー素子等、大きな発熱量を有する電気部品を含む(図2を参照)。かかる電気部品12aは、金属基板10aの主面上に実装され、当該金属基板10aの主面上に形成された配線パターン(図示せず)と接続されている。
電気部品12b(本発明の「第2の電気部品」に相当)は、例えば、充電回路を構成するパワー素子やリアクトル等、大きな発熱量を有する電気部品を含む(図3を参照)。かかる電気部品12bは、金属基板10bの主面上に実装され、当該金属基板10aの主面上に形成された配線パターン(図示せず)と接続されている。
本実施形態においては、かかる電気部品12a及び12bが冷却対象の電気部品に相当する。かかる電気部品12a及び12bが発する熱は、それぞれ、当該金属基板10a及び10bの底面から放熱フィンFa及びFbに伝達し、当該放熱フィンFa及びFbを介して外部に放熱される。
筐体1aと筐体1bとは、金属基板10aの底面と金属基板10bの底面とを対向させるように、上下に隣り合って配設されている。そして、金属基板10aと金属基板10bとは、放熱フィンFa及びFbを介して、熱的に結合されている。これによって、金属基板10aと金属基板10bとは、それぞれが実装する電気部品12a及び電気部品12bが発生する熱を一体的に外部に放熱する。
放熱フィンFa及びFbは、金属基板10aの底面と金属基板10bの底面の間に介在するフィン構造体である。本実施形態に係る放熱フィンFa及びFbは、より好適な態様として、金属基板10aの底面に形成された凹凸部と金属基板10bの底面に形成された凹凸部によって構成される。放熱フィンFaは、金属基板10aの底面から、金属基板10bの底面(放熱フィンFb)に接続するまで突出した形状を呈している。放熱フィンFbは、金属基板10bの底面から、金属基板10aの底面(放熱フィンFa)に接続するまで突出した形状を呈している。
尚、放熱フィンFa及びFbは、図4に示すように、空気冷媒Airが通流する方向に沿って延在する板形状を呈していてもよいし、ピン形状等、他の形状を呈していてもよい。
放熱フィンFaと放熱フィンFbとは、先端部同士が接触するように配設され、接続部Fcを介して接続されている。接続部Fcは、例えば、半田、溶接、放熱接着剤又はアルミろう付け等であって、熱伝導が良好に行われるように部材間を接続する。接続部Fcは、特に、放熱フィンFa及びFbの先端部と接続対象との間に隙間が形成されることを防止し、これによって放熱力を向上させる。
尚、本実施形態では、放熱フィンFaの先端部と放熱フィンFbの先端部とを接続することによって、放熱フィン全体としての高さを高く形成して、放熱フィン全体としての有効放熱面積を増加させている。
放熱フィンFa及び放熱フィンFbは、かかる構成において、空気冷媒Airが通流する冷媒通路中に配設されている。冷媒通路は、例えば、筐体1a及び1bの側壁に取り付けられたファン2により、空気冷媒Airが通流するように構成される(図5を参照)。但し、ファン2は、必ずしも必要ではなく、冷媒通路には、車輌走行中に通流する走行風を通流させる構成としてもよい。
[電源装置の放熱メカニズム]
本実施形態においては、インバータ装置12aは、主に、車輌走行中に動作する電気部品であり、充電装置12bは、主に、車輌停止時の充電中に動作する電気部品である。つまり、両者は、互いに排他動作をする関係(両方が同時に動作する状態がないことを表す。以下同じ)にある。本実施形態に係る電源装置Aは、かかる構成によって、インバータ装置12aと充電装置12bとで、放熱フィンFa及びFbを共用化しつつ、効率的な放熱を行うことを可能とする。
図6A、図6Bは、本実施形態に係る電源装置Aの放熱メカニズムについて説明する図である。
図6Aは、車輌走行中における放熱経路を示す図である。車輌走行中、インバータ装置12aはモータに電力を供給する動作をする一方、充電装置12bは動作しない状態となる。そのため、インバータ装置12aのみが発熱している状態となっている。
インバータ装置12aが発生した熱は、金属基板10aの底面(放熱フィンFa)を介して、外部に放熱される。この際、上方側の金属基板10aは、下方側の金属基板10bよりも高温の状態となるため、インバータ装置12aが発生した熱は、同時に、放熱フィンFaを介して下方側の金属基板10bにも伝達される。尚、図6A中の矢印は、このときの熱流を表している。
つまり、インバータ装置12aが発生した熱は、上方の金属基板10a側(放熱フィンFaを含む)と下方の金属基板10b側(放熱フィンFbを含む)の両方から外部に放熱される。その結果、インバータ装置12aが発生した熱を放熱する表面積は、上方側の金属基板10aのみから放熱する場合と比較して大きくなり、単位時間あたりに放熱できる熱量も大きくなることになる。
図6Bは、車輌停車時の充電中における放熱経路を示す図である。車輌停車時の充電中、充電装置12bは動作する一方、インバータ装置12aは動作しない状態となる。そのため、充電装置12bのみが発熱している状態となっている。
充電装置12bが発生した熱は、下方側の金属基板10bの底面(放熱フィンFb)を介して、外部に放熱される。又、下方側の金属基板10bが、上方側の金属基板10aよりも高温の状態となるため、充電装置12bが発生した熱は、同時に、放熱フィンFbを介して上方側の金属基板10aにも伝達する。尚、図6B中の矢印は、このときの熱流を表している。
つまり、充電装置12bが発生した熱は、上方の金属基板10a側(放熱フィンFaを含む)と下方の金属基板10b側(放熱フィンFbを含む)の両方から放熱する。その結果、電気部品12bが発生した熱を放熱する表面積は、下方側の金属基板10bのみから放熱する場合と比較して大きくなり、単位時間あたりに放熱する熱量も大きくなることになる。
但し、上記の効果は、インバータ装置12aと充電装置12bのように排他動作をする発熱部品の組み合わせでなくとも、電気部品12aと電気部品12bの発熱量が異なる場合や放熱フィンFaと放熱フィンFbとで放熱力が異なる場合であれば、同時に発熱するものに対しても発揮され得る。
例えば、電気部品12aがインバータ装置、電気部品12bがバッテリの場合、インバータ装置とバッテリとは同時に発熱するが、バッテリの発熱量が小さいため、インバータ装置の発する熱は、バッテリ側の下方側の放熱フィンFbに伝達する。その結果、上記と同様に、インバータ装置の発する熱は、上方側の放熱フィンFaと下方側の放熱フィンFbの両方から放熱されることになり、良好な放熱特性を確保することができる。
以上のように、本実施形態に係る電源装置Aは、電気部品12aを実装する金属基板10aの底面を外部空間に露出させ、放熱フィンFa及びFbを介して、金属基板10aと他の筐体1b(ここでは、金属基板10b)とを熱的に結合する構成を有する。
従って、本実施形態に係る電源装置Aによれば、電気部品12a及び12bが発する熱は、金属基板10aと他の筐体1b(ここでは、金属基板10b)とに分配されて、両方から放熱されることになる。これによって、有効放熱面積を増大し、電源装置A全体としての放熱力を向上させることができる。又、これによって、筐体1a(又は筐体1b)の収納空間の縮小を図ることも可能であり、当該筐体1a(又は筐体1b)の小型化を実現することもできる。
又、本実施形態に係る電源装置Aは、金属基板10aの底面に形成した凹凸部によって放熱フィンFaを構成して、他の筐体1b(ここでは、金属基板10b)と熱的に結合する構成を有する。これによって、金属基板10aは、他の部材を介在することなく、金属基板10bと熱的に結合することができるため、より放熱力を向上させることができる。
又、本実施形態に係る電源装置Aは、一方の金属基板10aの底面に放熱フィンFaを形成すると共に、他方の金属基板10bの底面にも放熱フィンFbを形成し、これらを接続することで、一体的な放熱フィンを構成する。これによって、より簡易な製造プロセスで放熱フィンの有効放熱面積を拡張することができるため、コスト削減等にも資することになる。
又、本実施形態に係る電源装置Aは、排他動作する関係にあるインバータ装置12aと充電装置12bを隣接して配設する構成とする。これによって、インバータ装置12aと充電装置12bとで、放熱フィンFa及びFbを共用化しつつ、効率的な放熱を行うことを可能とする。
(第1の実施形態の変形例1)
図7は、第1の実施形態の変形例1に係る電源装置Aの構成を模式的に示す図である。尚、図7は、電源装置Aの側面断面図を模式的に示している。
本変形例に係る電源装置Aにおいては、金属基板10aのみに放熱フィンFaが形成され、金属基板10bには放熱フィンFbが形成されていない点で、上記実施形態と相違する。
かかる構成によっても、放熱フィンFaを介して、金属基板10aと金属基板10bの間で熱伝導が生じる。従って、本変形例1に係る電源装置Aにおいても、電気部品12a及び12bが発生する熱を一体的に外部に放熱することができる。かかる構成は、例えば、金属基板10aに形成する放熱フィンFaのフィンピッチを細かくすることが可能である場合等、他方の金属基板10bに放熱フィンFbを設ける必要がなくなる点で有効である。
(第1の実施形態の変形例2)
図8は、第1の実施形態の変形例2に係る電源装置Aの構成を模式的に示す図である。尚、図8は、電源装置Aの側面断面図を模式的に示している。
本変形例に係る電源装置Aにおいては、筐体1bがダイカスト成形等で形成された従来技術に係る筐体構造(例えば、アルミダイカスト)を適用している点で、上記実施形態と相違する。
かかる構成においては、筐体1bは、金属基板10bを有していない。そして、筐体1bが収納する電気部品12bは、例えば、プリント基板等に実装されており、プリント基板及び筐体1bの壁部を介して放熱する。
金属基板10aに関しては、放熱フィンFaを介して、筐体1bの外面と接続され、当該筐体1bの壁部と熱的に結合された状態となっている。従って、金属基板10aは、放熱フィンFaを介して、筐体1bに熱伝達が生じさせることが可能である。
以上のように、本変形例2に係る電源装置Aにおいても、金属基板10aと筐体1bによって、電気部品12a及び12bが発生する熱を一体的に外部に放熱することができる。かかる構成は、例えば、電気部品12bの発熱量が小さい場合等に、金属基板を用いる必要がなくなるため、コスト削減等の観点から、有用である。
(第2の実施形態)
次に、図9〜図12を参照して、第2の実施形態に係る電源装置Aについて説明する。
図9は、本実施形態に係る電源装置Aの全体構成の一例を示す図である。図10は、本実施形態に係る電源装置Aにおいて、カバー20a及び20bが取り外された状態を上方から見た斜視図である。図11は、本実施形態に係る電源装置Aにおいて、カバー20a及び20bが取り外された状態を下方から見た斜視図である。図12は、本実施形態に係る放熱フィンFdを上方から見た平面図である。
本実施形態に係る電源装置Aは、放熱フィンが金属基板10a及び10bとは別体の放熱器により構成されている点で、第1の実施形態と相違する。換言すると、本実施形態においては、金属基板10a及び10bの底面には凹凸部が形成されておらず、金属基板10a及び10bは、放熱器(以下では、第1の実施形態の放熱フィンと区別するため、「放熱フィンFd」と称する)を介して放熱を行う。
放熱フィンFdは、金属基板10aの底面と金属基板10bの底面の間に介在するように配設され、電気部品12aが発生する熱及び電気部品12bが発生する熱を放熱する。尚、放熱フィンFdによる放熱メカニズムは、第1の実施形態で説明した放熱フィンFa及びFbによる放熱メカニズムと同様である。
放熱フィンFdは、アルミ材等の高い熱伝導性を有する素材で構成され、上方側と下方側にフィン形状を突出する形状を呈する。放熱フィンFdは、上方側に形成された放熱フィンを金属基板10aの底面と接続し、下方側に形成された放熱フィンを金属基板10bの底面と接続して、金属基板10aと金属基板10bとの間の熱伝導を可能とする。
放熱フィンFdと金属基板10aを接続する接続部Fe、及び放熱フィンFdと金属基板10bを接続する接続部Feは、例えば、半田、溶接、放熱接着剤又はアルミろう付け等の接続部材で構成される。
以上のように、本実施形態に係る電源装置Aによれば、金属基板10a及び10bとは別体の部材として放熱フィンFdを形成することによって、金属基板10a及び10bの底面に放熱フィン(凹凸部)を形成する態様と比較して、製造プロセスの簡易化を図ることができる。
(第2の実施形態の変形例)
図13、図14、図15は、上記実施形態の変形例に係る電源装置Aの構成の一例を示す図である。
本変形例に係る電源装置Aは、電気部品12aと電気部品12bとの間を電気的に接続する配線部16の引き回し経路を有する点で、上記実施形態と相違する。
図13は、本変形例に係る電源装置Aにおいて、カバー20a及び20bが取り外された状態を上方から見た斜視図である。図14は、本変形例に係る電源装置Aにおいて、カバー20a及び20bが取り外された状態を下方から見た斜視図である。図15は、本変形例に係る電源装置Aにおいて、配線部16の接続状態を示す側面断面図である。
本変形例においては、金属基板10aが収納する電気部品12aと、金属基板10bが収納する電気部品12bとが、配線部16(例えば、バスバー)によって電気的に接続されている。
配線部16の引き回し経路は、金属基板10aに設けられた貫通孔14a、放熱フィンFd内に設けられた貫通孔Fds、及び、金属基板10bに設けられた貫通孔14bによって形成されている。尚、放熱フィンFdに設けられる貫通孔Fdsは、例えば、当該放熱フィンFd(放熱器)の肉厚領域に形成される。
より具体的には、配線部16は、金属基板10aに設けられた貫通孔14a、放熱フィンFd内に設けられた貫通孔Fds、及び、金属基板10bに設けられた貫通孔14bに挿通され、金属基板10a上から金属基板10b上まで引き回される。そして、配線部16は、例えば、一端が金属基板10a上に設けられたコネクタに接続され、他端が金属基板10b上に設けられたコネクタに接続されて、電気部品12aと電気部品12bとを電気的に接続する。
以上のように、本変形例に係る電源装置Aによれば、筐体1a及び筐体1bの内部の防水性を保ちつつ、電気部品12aと電気部品12bを電気的に接続することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々に変形態様が考えられる。
上記実施形態では、電源装置Aの構成の一例を種々に示した。但し、各実施形態で示した態様を種々に組み合わせたものを用いてもよいのは勿論である。
又、上記実施形態では、電源装置Aの構成の一例として、インバータ装置と充電装置の組み合わせに適用する態様を示したが、バッテリやDCDCコンバータ装置等、他の装置の組み合わせにも適用し得るのは勿論である。又、必ずしも電気部品12a及び12bの両方が電源回路である必要はなく、いずれか一方が電源回路であり、他方がモータ等の電源回路以外の電気部品であってもよい。
上記実施形態では、電気部品12aと電気部品12bは、両方が同時に動作しない、すなわち、排他動作をする関係を示したが、排他動作の定義は、両方が同時に動作しない場合に限られない。例えば、両方が同時に動作しているが、一方の電気部品の発熱量よりも他方の電気部品の発熱量が非常に小さい動作状態も「排他動作」に含めることが好ましい。
さらに、両方が同時に動作しているが、一方の電気部品(特に発熱量の大きい部品)と他方の電気部品(特に発熱量の大きい部品)の相対距離が熱的影響を及ぼさない程、離れている場合も「排他動作」に含めることが好ましい。例えば、図6において、電気部品12aをカバー20a内の左側に配置し、電気部品12bをカバー20b内の右側に配置するような場合も「排他動作」に含めることが好ましい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本発明に係る電源装置によれば、冷却水を使用することなく、良好な放熱特性を実現することができる。
A 電源装置
1a、1b 筐体
2 ファン
10a、10b 金属基板
12a、12b 電気部品
14a、14b 貫通孔
16 配線部
20a、20b カバー
Fa、Fb、Fd 放熱フィン
Fc、Fe 接続部

Claims (11)

  1. 第1の電気部品を実装する第1の金属基板を有し、前記第1の金属基板を壁部の一部として収納空間を形成すると共に、前記第1の金属基板の底面を前記収納空間の外側に露出させる第1の筐体と、
    第2の電気部品を収納し、前記第1の金属基板の底面と対向するように配設された第2の筐体と、
    前記第1の金属基板は、前記第1の金属基板の底面と前記第2の筐体の外面の間に介在する放熱フィンを介して、前記第2の筐体の少なくとも一部と熱的に結合された、
    電源装置。
  2. 前記第1の電気部品と前記第2の電気部品とは、排他動作する関係にある電気部品である、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記第1の電気部品と前記第2の電気部品とは、いずれか一方がインバータ装置を構成し、他方が充電装置を構成する
    請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記放熱フィンは、前記第1の金属基板の底面に形成された
    請求項1に記載の電源装置。
  5. 前記放熱フィンは、前記第1の金属基板とは別体として形成され、接続部材を用いて前記第1の金属基板の底面及び前記第2の筐体の外面に接続された
    請求項1に記載の電源装置。
  6. 前記第2の筐体は、前記第2の電気部品を実装すると共に底面を外部に露出する第2の金属基板を有し、
    前記第1の金属基板は、前記放熱フィンを介して当該第2の金属基板と熱的に結合された
    請求項1に記載の電源装置。
  7. 前記放熱フィンは、前記第1の金属基板の底面に形成された第1の放熱フィンと、前記第2の金属基板の底面に形成された第2の放熱フィンと、を有する
    請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記第1の放熱フィンと前記第2の放熱フィンとは、先端部同士が接続された
    請求項7に記載の電源装置。
  9. 前記放熱フィンの先端部は、半田、溶接、放熱接着剤又はアルミろう付けを用いて、前記第1の金属基板の底面又は前記第2の筐体の外面と接続された
    請求項1に記載の電源装置。
  10. 前記放熱フィンは、空気冷媒が通流する冷媒通路に配設された
    請求項1に記載の電源装置。
  11. 前記第1の電気部品と前記第2の電気部品とは、前記第1の金属基板及び前記第2の筐体に設けられた貫通孔に挿通された配線部を介して、電気的に接続された
    請求項1に記載の電源装置。
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