JP7017431B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP7017431B2
JP7017431B2 JP2018026214A JP2018026214A JP7017431B2 JP 7017431 B2 JP7017431 B2 JP 7017431B2 JP 2018026214 A JP2018026214 A JP 2018026214A JP 2018026214 A JP2018026214 A JP 2018026214A JP 7017431 B2 JP7017431 B2 JP 7017431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
shelf
refrigerator
storage
shelf member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018026214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019143829A (ja
Inventor
浩二 三嶋
浩一 秋吉
明 山尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2018026214A priority Critical patent/JP7017431B2/ja
Publication of JP2019143829A publication Critical patent/JP2019143829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7017431B2 publication Critical patent/JP7017431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

本発明は、冷蔵庫、特にホテルや病院等の部屋に設置される小型の冷蔵庫に関する。
ホテルや病院向けの小型の冷蔵庫は、一般家庭用の冷蔵庫に比較して貯蔵空間が極めて小さい。小さい貯蔵空間には貯蔵物を整理してより効率よく収納することが要求される。
特開2016-133281号公報
小型の冷蔵庫において、貯蔵室内の上下方向の適宜位置に、平板状の棚を左右方向の全長にわたり取り付けることで、貯蔵空間を有効利用することがある。しかし、貯蔵物として、高さの高い例えば2L入りのペットボトルなどを立てた状態で収納する際には、棚が邪魔となって立てた状態での収納が困難となる。棚を外せば、高さの高い貯蔵物を立てた状態で収納できるが、棚がないために貯蔵空間を有効利用することができない。
そこで本発明は、高さの高い貯蔵物を立てた状態で収納可能としながら、貯蔵空間を有効利用できるようにすることを目的としている。
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、冷蔵庫本体に設けられる貯蔵室と、前記貯蔵室の左右方向の長さの一部に取り外し可能に設けられる棚部材と、前記貯蔵室の内壁に設けられ、前記棚部材を支持する支持部と、を有し、前記棚部材は、屈曲部を介して互いに屈曲形成される第1の部分及び第2の部分を備え、前記棚部材は、前記第1の部分と前記第2の部分とのいずれか一方の端部が前記支持部に支持された状態で、該いずれか一方に貯蔵物を載置可能かつ、いずれか他方の端部が前記貯蔵室の底面に当接可能な第1の姿勢と、前記第1の姿勢での前記いずれか一方の、貯蔵物を載置可能な載置面及び前記いずれか他方が、前記貯蔵室の内壁にそれぞれ当接する第2の姿勢と、のいずれかの姿勢で、前記貯蔵室内に設置される
本発明の実施形態を示す冷蔵庫の正面図である。 図1の冷蔵庫の扉を省略した内部構造を示す正面図である。 図1の冷蔵庫の扉を省略した内部構造を示す斜視図である。 図1の冷蔵庫の上壁を省略した貯蔵室内の内部構造を示す平面図である。 図2に扉を加えた状態のA-A断面図である。 図1の冷蔵庫に適用される棚部材の不使用状態での斜視図である。 図1の冷蔵庫に適用される棚部材の使用状態での斜視図である。 図2の不使用状態の棚部材を使用状態とした場合の冷蔵庫の正面図である。 図3の不使用状態の棚部材を使用状態とした場合の冷蔵庫の斜視図である。 図4の不使用状態の棚部材を使用状態とした場合の冷蔵庫の平面図である。 図2に対して貯蔵物を収納した状態を示す正面図である。 図3に対して貯蔵物を収納した状態を示す斜視図である。 図4に対して貯蔵物を収納した状態を示す平面図である。 図8に対して貯蔵物を収納した状態を示す正面図である。 図9に対して貯蔵物を収納した状態を示す斜視図である。 図10に対して貯蔵物を収納した状態を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、以下の説明において、冷蔵庫1における「左右方向」は、図1に示すように冷蔵庫1を正面から見たときの左右方向で、「前後方向」は、冷蔵庫1の前面側を前、後面側(奥側)を後とした前後方向である。
冷蔵庫1は、例えばホテルや病院などの部屋に設置される小型の冷蔵庫である。図2~図4は、図1の冷蔵庫1の前面に設けてある扉3を省略した内部構造を示している。冷蔵庫1は、冷蔵庫本体5を備え、冷蔵庫本体5の内部に貯蔵室7が形成されている。冷蔵庫本体5は、外側板からなる外箱と、内側板からなる内箱とを有し、外箱と内箱との間に断熱材を配置した断熱構造体である。扉3も断熱構造体である。
扉3は、図5に示すように、全体として板状であり、貯蔵室7側の内面3aには、厚さの薄い貯蔵物を収納する貯蔵物収納空間としての薄板形状のポケット4を備えている。ポケット4は、薄板状の空間形成部材としてのポケット部材6によって形成される。ポケット部材6は、下端及び左右両側縁が内面3aの突起部3bに固定され、ポケット4は上端部に開口部4aを備えている。開口部4aは、貯蔵室7の上下方向ほぼ中央に位置しているが、貯蔵室7の上下方向中央より上方あるいは下方でもよい。開口部4aから、厚さの薄い例えば袋入りのおつまみや、病院であれば薬や湿布剤を収納する。ポケット部材6(ポケット4)は、扉3の左右方向のほぼ全域にわたり設けてもよく、一部に設けてもよい。ポケット部材6(ポケット4)は、左右方向あるいは上下方向に複数設けてもよい。
貯蔵室7は、冷蔵庫1の前面側に開口部7aが形成され、開口部7aは扉3によって開閉される。扉3は、例えば図1中で右側端部の図示しないヒンジを介して左右に開閉する。冷蔵庫本体5は、上壁5aと、下壁5bと、左側壁5cと、右側壁5dと、後壁5eとを備えており、これら各壁に囲まれた内側に貯蔵室7が形成される。
貯蔵室7の上方には、隔壁9を介して冷却器11が設けられている。隔壁9は、図5に示すように、前方から後方に向けて下方となるよう傾斜しており、冷却器11側から流れ落ちる結露水を受けた後、受皿13及び配管15を介して貯蔵室7の外部に排出する。冷却器11は、図2、図3に示すように、上壁5a及び右側壁5dのそれぞれの内面に支持される。
図5に示すように、冷却器11は、後方及び前方に後方冷気放出口11a及び前方冷気放出口11bをそれぞれ備えている。後方冷気放出口11aは、後壁5eの近傍に位置している。後方冷気放出口11aから放出された冷気は、矢印Pで示すように、後壁5eの内面に沿って貯蔵室7の下方に向けて流れる。
前方冷気放出口11bは、貯蔵室7の扉3側で扉3近傍に位置している。前方冷気放出口11bから放出された冷気は、矢印Qで示すように、扉3の内面3aに沿って下方に向けて流れ、開口部4aからポケット4内に一部が流入し、他は貯蔵室7内に流れる。したがって、扉3の内面3aは、前方冷気放出口11bから放出される冷気が流れる冷気流路面を備えている。
このように冷蔵庫1は、冷却器11からの冷気を自然対流によって循環させる直冷式(自然対流式)である。なお、内面3aは、後述するポケット部材6の貯蔵室7側の面を含むものとする。ポケット部材6は、貯蔵室7の内壁面を形成する部材である樹脂製の内箱よりも熱伝導率の高い材料、例えばアルミニウム等の金属で構成されている。このため、ポケット部材6は冷却板として機能する。
ここでは、隔壁9の下方の空間が貯蔵室7となる。図5に示すように、冷蔵庫本体5は、後壁5eの下部において、前方(図5中で左側)に向けて膨出する膨出部17が形成されている。膨出部17は、下壁5bの後端から立ち上がる縦壁17aと、縦壁17aの上端から後方に向けて屈曲する水平な横壁17bとを備える。
貯蔵室7は、膨出部17の上方に形成される後方貯蔵室7Rと、後方貯蔵室7R及び膨出部17の前方に形成される前方貯蔵室7Fとで構成されている。前方貯蔵室Fは、図5のように閉じた状態の扉3の内面3aと、膨出部17及び後方貯蔵室7Rの前面との間に形成される縦長のほぼ直方体形状である。
縦壁17aと横壁17bとに囲まれた、冷蔵庫本体5の下部後方の外側の領域は、機械室19を構成しており、機械室19に圧縮機21を配置している。圧縮機21は、下壁5bの下面及び機械室19を下方から覆っている底板23の上に固定している。圧縮機21で圧縮した冷媒は、機械室19内に設けた図示しない凝縮器を経て、前述した冷却器11に送られる。圧縮機21、凝縮器及び冷却器11等は図示しない冷媒配管で接続される。
横壁17bの上方における後壁5eの左右方向中央には、前方に向けて突出する突出部25が形成されている。突出部25の裏側の空間に、図5に示す配管15が配置される。図2に示すように、左右方向中央より右側において、縦壁17aと横壁17bとの境界部分の角部には、傾斜面部27が形成されている。傾斜面部27は、突出部25の右側縁部付近と右側壁5dとの間に、複数(ここでは3箇所)設けてある。
図2、図3に示すように、右側壁5dの貯蔵室7側の内面には、前後方向に延在する上リブ29が形成されている。上リブ29は、横壁17bの上面において後壁5eから開口部7a付近まで形成されている。上リブ29の下方には、前後方向に延在する支持部としての下リブ31が形成されている。下リブ31は、縦壁17aから開口部7a付近まで形成され、下リブ31と上リブ29との間に隙間33が形成されている。
冷蔵庫1には、図6、図7に示す棚部材35が適用される。図2~図4は、棚部材35を棚として使用しない不使用状態を示す。これに対して図8~図10は、棚部材35を棚として使用する使用状態を示す。
棚部材35は、貯蔵物を載せる棚部37と、使用状態で棚部37を水平に保持する2本の脚部39,41とを備える。棚部37と脚部39,41とは、屈曲部を介して90度の角度で互いに屈曲形成される第1の部分と第2の部分とを構成している。棚部37は、図9に示すように、使用状態で水平面となる板状の棚面37aを備え、棚面37aの周縁には、脚部39,41側に屈曲したフランジ37b,37c,37d,37eが形成されている。棚面37aと、フランジ37b,37c,37d,37eとの境界部分は、棚面37aの表側(図6中で右側、図7中で上側)が凸となるような曲面形状となっている。
脚部39,41は、フランジ37c,37dとフランジ37eとの境界部分から連続するように、棚面37aから離れる方向に延出しており、図6中で下側(図7中で左側)が凸となるような曲面形状となっている。一方の脚部39は、フランジ37c,37eから連続するように形成され、他方の脚部41は、フランジ37d,37eから連続するように形成されている。フランジ37cと脚部39との間及び、フランジ37dと脚部41との間には、三角形状の補強部43,45が形成されている。
ここで、棚面37aの長さBは、脚部39,41の長さCよりも短い(B<C)。棚面37aの長さBは、図3の不使用状態で示すように、貯蔵室7の底面7bと横壁17bの上面との間の上下方向の間隔(縦壁17aの上下方向の長さ)よりも短く、棚面37aは下リブ31の下方に位置する。この場合、底面7bと下リブ31との間隔Dが、棚面37aの長さBよりも大きい(D>B)。
このため、図2、図3に示すように、棚部材35は、棚面37aを右側壁5dの内面にほぼ当接させた状態で、下リブ31と底面7bとの間に配置して、不使用状態とすることができる。このとき、脚部39,41は底面7bに載置された状態となる。
一方、脚部39,41の長さCは、底面7bと下リブ31との間隔Dよりも大きい(C>D)。このため、脚部39,41を底面7bと下リブ31との間に配置することはできない。したがって、貯蔵室7内において棚部材35を不使用状態とする際に、脚部39,41を右側壁5dの内面にほぼ当接させるような誤配置を抑制できる。なお、図4に示すように、棚部材35の幅Eは、縦壁17aと、底面7bの前縁との間隔Fよりも小さい。
図11~図13は、棚部材35を図2~図4のように不使用状態としたときに、貯蔵室7に貯蔵物を収納した状態を示す。横壁17bの上方の後方貯蔵室7Rには、例えば350mL入りの缶47を9本収納できる。一方、底面7bの上方の前方貯蔵室7Fには、例えば図11中で左側から2L入りのペットボトル49を1本、1L入りの紙パック51を1本、500mL入りのペットボトル53を2本、それぞれ収納できる。このとき、図13に示すように、2本のペットボトル53の全体及び、紙パック51の右側の端部は、棚部材35の脚部39,41相互間に位置する。
図8~図10に示すように、棚部材35は、使用状態で棚面37aを水平状態とする。このとき、棚面37aの上面は、横壁17bの上面とほぼ同一面となる。したがって、脚部39,41の長さCは、底面7bと横壁17bの上面との間隔とほぼ等しい。使用状態での棚部材35は、脚部39,41と反対側に位置するフランジ37bを有する端部が、上リブ29と下リブ31との間の隙間33に挿入される。このとき、脚部39,41の下端が底面7bに当接する。これにより棚部材35は、棚面37aが水平面となる使用状態を確保できる。
使用状態での棚部材35は、棚面37aが3箇所の傾斜面部27の前方に位置し、複数の傾斜面部27相互間に形成される突起部55の前面の上端付近にほぼ当接する。突起部55の前面は、縦壁17aの前面と同一面である。このため、棚面37aと傾斜面部27との間に隙間が形成される。当該隙間は、横壁17bの上方の空間(後方貯蔵室7R)と、棚面37aの下方の空間(前方貯蔵室7F)とを連通する。
これにより、冷却器11の後方冷気放出口11aから放出される冷気が、上記した隙間を通して棚面37aの下方の空間に流れ込む。棚面37aの下方の空間と、棚部材35の左側の空間との間は、脚部39,41相互間を通して冷気の流通がなされる。
図14~図16は、棚部材35を図8~図10のように使用状態としたときに、貯蔵室7に貯蔵物を収納した状態を示す。横壁17bの上方の後方貯蔵室7Rの左右方向中央より左側のほぼ半分には、例えば350mL入りの缶47を4本収納できる。横壁17bの上方の後方貯蔵室7Rの左右方向中央より右側のほぼ半分及び、棚部材35の棚面37a上の前方貯蔵室7Fに、例えば箱詰めされたお土産57を収納できる。
底面7b上の前方貯蔵室7Fには、例えば図14中で左側から2L入りのペットボトル49を1本、500mL入りのペットボトル53を1本、500mL入りの缶59を2本、それぞれ収納できる。2本の500mL入りの缶59は、棚面37aの下方の空間に収納される。
図5に示すように、横壁17bより上方の後壁5eと開口部7aとの間の前後方向の間隔Gは、例えば270mmで、縦壁17aと開口部7aとの間の前後方向の間隔Hは、例えば120mmである。したがって、間隔Hは間隔Gの45%程度となる。
図5に示すように、底面7bから横壁17bの上面までの高さJは、例えば190mmで、横壁17bの上面から間隔Hの前後方向ほぼ中央位置の隔壁9までの高さKは、例えば140mmである。したがって、間隔Hの前後方向ほぼ中央位置の底面7bから隔壁9までの前方貯蔵室7Fの高さJ+Kは、190mm+140mm=330mmであり、2L入りのペットボトル49を収納できる。この場合、高さJ+Kは間隔Gの1.2倍程度となる。
ここで、前方貯蔵室7Fは、少なくとも1Lの紙パック51(幅約70mm)が収納可能な間隔Hを有し、H=70~130mm程度が望ましい。前方貯蔵室7Fは、少なくとも1Lの紙パック51が収納可能な高さJ+K=240mm以上あればよい。
後方貯蔵室7Rは、350mL入りの缶47(高さ約120mm)を収納可能な高さがあればよい。後方貯蔵室7Rの前後方向の奥行は、棚使用時におけるお土産57や、350mL入りの缶47の6缶パックの収容性を考慮して、間隔Hと同等以上に確保することが望ましい(G≧2H)。
冷蔵庫1は、扉3に薄板状のポケット部材6を備えている。薄板状のポケット部材6は、貯蔵室7内に大きく突出することはなく、ポケット4を除く前方貯蔵室7Fの空間がポケット4によって狭くなるのを抑制できる。貯蔵室7に大きく突出するような大きなポケットを備えている場合には、前方貯蔵室7Fに例えば2L入りのペットボトル49を収納しようとすると、扉を閉じたときにポケットがペットボトル49に干渉してしまう。このような事態を避けるために、間隔Hを図5に示すものより大きくする必要があり、冷蔵庫の奥行寸法が大きくなってしまう。
これに対して本実施形態の冷蔵庫1は、扉3に薄板形状の小さなポケット4を備えていることから、前方貯蔵室7Fに例えば2L入りのペットボトル49を収納する場合に、間隔Hを大きなポケットを備えている冷蔵庫よりも小さくできる。その結果、冷蔵庫1は、奥行寸法Lを小さくすることができ、薄型化が可能となる。
ホテルや病院など部屋はスペースに限りがあり、特にホテルにおけるベッドの占める空間容積が大きくなるに伴って、他の家具類、例えばデスクの奥行寸法を小さくする傾向にある。このような状況下で、デスクの下に冷蔵庫1を設置する場合には、より薄型化が要求される。本実施形態の冷蔵庫1は、より薄型化が可能であることから、上記した状況に対応できる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態は、冷蔵庫本体5に設けられる貯蔵室7と、貯蔵室7の左右方向の長さの一部に取り外し可能に設けられる棚部材35と、貯蔵室7の内壁に設けられ、棚部材35を支持する下リブ31とを有し、棚部材35は、屈曲部を介して互いに屈曲形成される棚部37及び脚部39,41を備える。棚部材35は、棚部37の端部が下リブ31に支持された状態で、棚面37aに貯蔵物を載置可能かつ、脚部39,41の端部が貯蔵室7の底面7bに当接可能な第1の姿勢と、第1の姿勢での貯蔵物を載置可能な載置面となる棚面37a及び脚部39,41の側面の両方が、貯蔵室7の内壁にそれぞれ当接する第2の姿勢と、のいずれかの姿勢で、貯蔵室7内に設置される。
棚部材35は、第1の姿勢では、貯蔵室7の左右方向の長さの一部(図8中で右側のほぼ半分の領域)に棚面37aが貯蔵物を載置可能に設けられる。このため、棚部材35を設置していない領域(図8中で左側のほぼ半分の領域))を利用して、図14~図16に示すように、高さの高い例えばペットボトル49,53をそれぞれ立てたまま収納することができる。このとき、棚部材35を棚として利用することにより、お土産57や500mL入りの缶59等複数の貯蔵物を効率よく収納することができる。
このように、本実施形態は、高さの高い貯蔵物を立てた状態で収納可能としながら、貯蔵空間を有効利用することができる。第2の姿勢では、棚面37aが右側壁5dの内壁面に当接し、脚部39,41がその全長にわたり底面7bに載置される状態で当接する。このため、図11~図13に示すように、棚部材35に大きく影響されることなく、特に高さの高い貯蔵物をより多く収納することができる。
本実施形態は、貯蔵室7の外部の冷蔵庫本体5の後方下部に形成され、圧縮機21が収容される機械室19と、機械室19に対応して貯蔵室7の前方に膨出する冷蔵庫本体5の膨出部17と、を有する。棚部材35は、膨出部17の前方に設置され、第1の姿勢では、膨出部17の横壁17bの上面の延長上に、棚面37aの上面が位置している。この場合、膨出部17の横壁17bの上面と棚面37aの上面とに跨って、例えば図14~図16に示すように、偏平箱形状のお土産57を収納することができる。
本実施形態は、第1の姿勢での棚部材35は、膨出部17の縦壁17aの前面に当接した状態で、棚部37の膨出部17側の縁部と、膨出部17との間に冷気流路となる隙間が形成されている。この場合、冷却器11の後方冷気放出口11aから放出される冷気が、後方貯蔵室7Rに流入した後、上記した隙間を通って棚部37の下方の空間に流れ込む。これにより、棚部37の下方の空間に収納した缶59等の貯蔵物を効率よく冷却することができる。
上記した隙間は、膨出部17における縦壁17aの前面と横壁17bの上面との間の境界部の角部に形成された傾斜面部27によって形成される。傾斜面部27は、膨出部17の棚部37に対応する部位のみに設ければよいので、傾斜面部27を設けることによる貯蔵室7内の意匠性の低下を抑制できる。傾斜面部27は、角部に対して面取りするように傾斜をつけるだけでよいので、貯蔵室7を形成する冷蔵庫本体5の内箱の成形時に容易に形成できる。
本実施形態の脚部39,41は、相互間に間隙を備えている。このため、第1の姿勢での棚部37の下方の空間と、棚部材35の左側の空間との間を、脚部39,41相互間の間隙を通して冷気が流通可能となる。これにより、棚部37の下方の空間に収納した缶59等の貯蔵物を効率よく冷却することができる。
本実施形態の棚部材35は、棚面37aに貫通孔が形成されていてもよい。この場合、後方冷気放出口11aから後方貯蔵室7Rに流入した冷気が、棚面37aに形成した貫通孔を通って棚面37aの下方の空間に流れ込む。これにより、棚面37aの下方の空間に収納した缶59等の貯蔵物を効率よく冷却することができる。
本実施形態の棚部材35は、貯蔵室7の内壁面を構成する内箱よりも熱伝導率の高い部材で構成されている。このため、棚部材35は冷却板として機能し、棚面37aに載せた貯蔵物や、棚面37aの下方に収納した貯蔵物を効率よく冷却することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は本発明の理解を容易にするために記載された単なる例示に過ぎず、本発明は当該実施形態に限定されるものではない。本発明の技術的範囲は、上記実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、そこから容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含む。
例えば、貯蔵室7に収納する貯蔵物の種類及びレイアウトは、図11~図13や図14~図16に限るものではない。図5に示す間隔G,Hや高さJ+K等の寸法は、前記した数値に限るものではない。
棚部材35は、使用状態及び不使用状態のいずれにおいても、図2、図8中で左右方向中央に対して左側に配置してもよい。このとき、上リブ29、下リブ31や傾斜面部27は、棚部材35を配置する位置に対応して図2、図8中で左右方向中央に対して左側に形成する。
棚部材35は、脚部39,41相互を一体化して棚面37aと同様な平面部を備える構成としてもよい。この場合、当該平面部に冷気通路となる貫通孔を設けてもよい。すなわち、棚部材35は、第1の部分と第2の部分との少なくともいずれか一方に貫通孔が形成されている。
脚部39,41相互を一体化した上記平面部を、棚面37aと同様に棚面として使用できるようにしてもよい。すなわち、棚部材35は、第1の部分と第2の部分とのいずれか一方の端部が下リブ31に支持された状態で、該いずれか一方に貯蔵物を載置可能かつ、いずれか他方の端部が貯蔵室7の底面7bに当接可能な第1の姿勢を有する。この場合、上リブ29及び下リブ31の上下方向位置や、脚部39,41を一体化した平面部の長さC、棚面37aの長さBを適宜変更する。
1 冷蔵庫
5 冷蔵庫本体
7 貯蔵室
7b 貯蔵室の底面
7b1 格子状の溝
17 膨出部
17a 縦壁
17b 横壁
19 機械室
21 圧縮機
27 傾斜面部
31 下リブ(支持部)
35 棚部材
37 棚部
37a 棚面
39,41 脚部

Claims (8)

  1. 冷蔵庫本体に設けられる貯蔵室と、
    前記貯蔵室の左右方向の長さの一部に取り外し可能に設けられる棚部材と、
    前記貯蔵室の内壁に設けられ、前記棚部材を支持する支持部と、を有し、
    前記棚部材は、屈曲部を介して互いに屈曲形成される第1の部分及び第2の部分を備え、
    前記棚部材は、前記第1の部分の端部が前記支持部に支持された状態で、該第1の部分に貯蔵物を載置可能かつ、前記第2の部分の端部が前記貯蔵室の底面に当接可能な第1の姿勢と、前記第1の姿勢での前記第1の部分の貯蔵物を載置可能な載置面及び前記第2の部分が、前記貯蔵室の内壁にそれぞれ当接する第2の姿勢と、のいずれかの姿勢で、前記貯蔵室内に設置され
    前記屈曲部から前記第1の部分の端部までの長さは、前記貯蔵室の底面と前記支持部との間の上下方向の間隔よりも小さいことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記貯蔵室の外部の前記冷蔵庫本体の後方下部に形成され、圧縮機が収容される機械室と、
    前記機械室に対応して前記貯蔵室の前方に膨出する前記冷蔵庫本体の膨出部と、を有し、
    前記棚部材は、前記膨出部の前方に設置され、前記第1の姿勢では、前記膨出部の上面の延長上に、前記第1の部分の上面が位置していることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第1の姿勢での前記棚部材は、前記膨出部の前面に当接した状態で、前記第1の部分の前記膨出部側の縁部と、前記膨出部との間に隙間が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記隙間は、前記膨出部の前面と上面との境界部の角部に形成された傾斜面部によって形成されることを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 記第2の部分は、相互間に間隙を有する複数の脚部を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 複数の前記脚部の先端部が、相互に離隔していることを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記棚部材は、前記第1の部分に貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記棚部材は、前記貯蔵室の内壁面を構成する部材よりも熱伝導率の高い部材で構成されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の冷蔵庫。
JP2018026214A 2018-02-16 2018-02-16 冷蔵庫 Active JP7017431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026214A JP7017431B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026214A JP7017431B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019143829A JP2019143829A (ja) 2019-08-29
JP7017431B2 true JP7017431B2 (ja) 2022-02-08

Family

ID=67772097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018026214A Active JP7017431B2 (ja) 2018-02-16 2018-02-16 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7017431B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336984A (ja) 2005-06-03 2006-12-14 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2013178056A (ja) 2012-02-29 2013-09-09 Sharp Corp 冷蔵庫

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59151088U (ja) * 1983-03-29 1984-10-09 シャープ株式会社 冷蔵庫に於ける枠棚の固定装置
JPS604895U (ja) * 1983-06-23 1985-01-14 シャープ株式会社 冷凍庫
JPH01102676U (ja) * 1987-12-26 1989-07-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336984A (ja) 2005-06-03 2006-12-14 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2013178056A (ja) 2012-02-29 2013-09-09 Sharp Corp 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019143829A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2877119T3 (es) Frigorífico
JP2010108199A (ja) 自動販売機の断熱構造
JP2022020948A (ja) 冷蔵庫
JP2010203735A (ja) 冷蔵庫
JP5456385B2 (ja) 蓄冷剤凍結用ラック及び蓄冷剤凍結庫
JP3953436B2 (ja) 冷蔵庫の仕切装置
JP7017431B2 (ja) 冷蔵庫
US10648726B2 (en) Refrigerator
TW201500707A (zh) 冰箱
JP2019143827A (ja) 冷蔵庫
JP7021849B2 (ja) 冷蔵庫
JP2013057472A (ja) 冷蔵庫
JP7164301B2 (ja) 冷蔵庫
JP7041040B2 (ja) 冷蔵庫
TWI635246B (zh) refrigerator
KR100700617B1 (ko) 냉장고의 접이식 선반 및 이를 구비한 냉장고
KR20210075783A (ko) 냉장고
JP2019152355A (ja) 冷蔵庫
JP2006200889A (ja) 冷蔵庫
JP2006046750A (ja) 冷却庫
WO2019208456A1 (ja) 冷蔵庫
JP7335865B2 (ja) 冷蔵庫
JP3668114B2 (ja) 冷蔵庫
JPH11132649A (ja) 冷蔵庫
JP7136651B2 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7017431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150