JP7017051B2 - インクセットおよび記録方法 - Google Patents
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Description
本発明に係るインクセットの一態様は、
インク組成物の成分と反応して凝集させる反応液と共に記録媒体へ付着させて用いるものであり、
色材と、定着樹脂と、樹脂溶解性溶剤とを含む第1インク組成物と、
色材と、定着樹脂と、樹脂溶解性溶剤とを含み、前記第1インク組成物と互いに同色系インクである第2インク組成物と、を備え、
前記第2インク組成物の色材の含有量が前記第1インク組成物の色材の含有量より質量基準で少なく、
前記第2インク組成物の定着樹脂の含有量が前記第1インク組成物の定着樹脂の含有量
より質量基準で多く、
前記第2インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量が前記第1インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量より質量基準で多いことを特徴とする。
上記適用例において、
前記第2インク組成物に含まれる定着樹脂が、25℃の環境下で、0.3M硫酸マグネシウム水溶液と樹脂1質量%を水に分散させた樹脂液とを1:1の質量比で1分間攪拌させたときに、平均粒子径の変化が5倍未満である樹脂を含むことができる。
上記適用例において、
前記第2インク組成物の定着樹脂の含有量が、前記第1インク組成物の定着樹脂の含有量より0.5質量%以上5質量%以下多くすることができる。
上記適用例において、
前記第2インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量が、前記第1インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量より、0.5質量%以上10質量%以下多くすることができる。
前記第2インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量が20質量%以下であることができる。
上記適用例において、
前記第1インク組成物および前記第2インク組成物は、それぞれ標準沸点が280℃超のアルキレンポリオール系の有機溶剤の含有量が1質量%未満であることができる。
上記適用例において、
前記第2インク組成物に含まれる、樹脂溶解性溶剤と定着樹脂とは、SP値の差が互いに5以内のものを含むことができる。
本発明に係る記録方法の一態様は、
適用例1ないし適用例7のいずれか一例に記載のインクセットを用いた記録方法において、
前記反応液を記録媒体へ付着させる工程と、前記第1インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、前記第2インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、を備えることができる。
上記適用例において、
前記第1インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、前記第2インク組成物を記録媒体へ付着させる工程とにおける、記録媒体の表面温度が45℃以下であり、
各工程後に記録媒体を加熱する二次加熱工程において、記録媒体の表面温度が70℃以上であることができる。
上記適用例において、
前記反応液に含まれる凝集剤として、多価金属塩、カチオン性樹脂または有機酸の何れ
かを含むことができる。
Duty(%)={実印字ドット数/(縦解像度×横解像度)}×100 …(1)
(式中、「実印字ドット数」は単位面積当たりの実印字ドット数であり、「縦解像度」および「横解像度」はそれぞれ単位面積当たりの解像度である。)
1.1.記録装置
本実施形態に係る記録方法が実施される記録装置の一例について、インクジェット記録装置を挙げて説明する。なお、本実施形態に係る記録方法に使用できる記録装置の一例としては、インクジェット記録装置に限定されるものではない。
させる手段である。
により、IRヒーター3及びプラテンヒーター4から受ける輻射熱が少ない又は受けなくなることから、インクジェットヘッド2内のインク組成物の乾燥及び組成変動を抑制でき、インクジェットヘッド2の内壁にインクや樹脂が溶着することが抑制される。また、インクを早期に固定することができ、画質を向上させることができる。
次に、本実施形態に係るインクセットを構成するインク組成物について説明する。本実施形態に係るインクセットを構成する第1および第2インク組成物は、それぞれ、色材と、定着樹脂と、樹脂溶解性溶剤とを含む。
本実施形態において、インク組成物は色材を含む。色材としては、染料と顔料のいずれも用いることができるが、顔料は、光やガス等に対して退色しにくい性質を有していることから、好ましく用いられる。顔料を用いて記録媒体上に形成された画像は、画質に優れるだけでなく、耐水性、耐ガス性、耐光性等に優れ、保存性が良好となる。この性質は、特にインク非吸収性または低吸収性の記録媒体上に形成された場合に顕著である。なお、本実施形態において、第1インク組成物と第2インク組成物は、それぞれ同一の色材を含んでもよいし、異なる色材を含んでもよい。
の中空樹脂粒子および高分子粒子等の白色有機顔料を使用することもできる。
-α―メチルスチレン-アクリル酸-アクリル酸エステル共重合体、スチレン-マレイン酸共重合体、スチレン-無水マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン-アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン-マレイン酸共重合体、酢酸ビニル-マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル-クロトン酸共重合体、酢酸ビニル-アクリル酸共重合体等およびこれらの塩が挙げられる。これらの中で、特に、疎水性官能基を有するモノマーと親水性官能基を有するモノマーとの共重合体、疎水性官能基と親水性官能基とを併せ持つモノマーからなる重合体が好ましい。共重合体の形態としては、ランダム共重合体、ブロック共重合体、交互共重合体、グラフト共重合体のいずれの形態でも用いることができる。
れることによって、物理的および/または化学的に導入される。多価の基としては、炭素数が1~12のアルキレン基、置換基を有していてもよいフェニレン基又は置換基を有していてもよいナフチレン基等を挙げることができる。
本実施形態において、インク組成物は定着樹脂を含有し、第2インク組成物の定着樹脂の含有量が第1インク組成物の定着樹脂の含有量より多い。定着樹脂は、インク組成物を固化させ、さらにインク固化物を記録媒体上に強固に定着させる作用を有する。本実施形態において、定着樹脂は、本実施形態で使用するインク組成物の溶剤に難溶あるいは不溶である樹脂を、微粒子状にして分散させて(すなわちエマルジョン状態、あるいはサスペンジョン状態にして)含ませることができ、「バインダー固形分」や「樹脂エマルジョン
」ともいう。
ジョンクリルPDX-7630A、ジョンクリル352J、ジョンクリル352D、ジョンクリルPDX-7145、ジョンクリル538J、ジョンクリル7640、ジョンクリル7641、ジョンクリル631、ジョンクリル790、ジョンクリル780、ジョンクリル7610(以上商品名、BASFジャパン株式会社製)等が挙げられる。
より好ましく、1.5質量%以上3.5質量%以下多いことがさらに好ましい。前記範囲にあることにより、特に第2インク組成を用いた低Duty領域における、印刷物の耐擦性を高めることができる。また、色材の含有量が多い第1インク組成物における記録時の目詰まり信頼性を確保することができる。
本実施形態において、インク組成物は樹脂溶解性溶剤を含み、第2インク組成物(淡インク)の樹脂溶解性溶剤の含有量が、第1インク組成物(濃インク)の樹脂溶解性溶剤の含有量より質量基準で多いことを特徴とする。本実施形態において、インク組成物が樹脂溶解性溶剤を含むことにより、記録媒体上で記録媒体の樹脂を溶解して造膜化を促進し、耐擦性と画質に優れた画像を形成することができる。また、インク組成物を吐出する際の目詰まりの低減が可能となる。
R2O-CH2CH2-CO-NR3R4 ・・・(2)
(式(2)中、R2は、炭素数1~4のアルキル基を表し、R3及びR4は、それぞれ独立に炭素数1~2のアルキル基を表す。)
3-メトキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-メトキシ-N,N-ジエチルプロピオンアミド、3-メトキシ-N,N-メチルエチルプロピオンアミド、3-エトキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-エトキシ-N,N-ジエチルプロピオンアミド、3-エトキシ-N,N-メチルエチルプロピオンアミド、3-n-ブトキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-n-ブトキシ-N,N-ジエチルプロピオンアミド、3-n-ブトキシ-N,N-メチルエチルプロピオンアミド、3-n-プロポキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-n-プロポキシ-N,N-ジエチルプロピオンアミド、3-n-プロポキシ-N,N-メチルエチルプロピオンアミド、3-iso-プロポキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-iso-プロポキシ-N,N-ジエチルプロピオンアミド、3-iso-プロポキシ-N,N-メチルエチルプロピオンアミド、3-tert-ブトキシ-N,N-ジメチルプロピオンアミド、3-tert-ブトキシ-N,N-ジエチルプロピオンアミド、3-tert-ブトキシ-N,N-メチルエチルプロピオンアミド等が挙げられる。
本実施形態において、インク組成物は水を含有することが好ましい。水は、インク組成物の主となる媒体であり、加熱によって蒸発飛散する成分である。水は、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水または超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射または過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、顔料分散液およびこれを用いたインク組成物を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を抑制できるので好適である。
本実施形態に係るインク組成物は、上記の樹脂溶解性溶剤以外の有機溶剤を含有してもよい。インク組成物が有機溶剤を含有することにより、記録媒体上に吐出されたインク組成物の乾燥性が良好となり、耐擦性に優れた画像を得ることができる。
た印刷画像のベタツキが低減され、耐水性や耐擦性に優れたものとなる。
本実施形態において、インク組成物は界面活性剤を含有することが好ましい。界面活性剤としては、特に限定されないが、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、フッ素系界面活性剤およびシリコーン系界面活性剤が挙げられ、これらの少なくとも1種を含有することが好ましい。
る点で好ましい。したがって、本実施形態において、インク組成物は、シリコーン系界面活性剤およびフッ素系界面活性剤の少なくとも一方と、アセチレングリコール系界面活性剤と、を含有することがより好ましい。
本実施形態において、インク組成物には、その保存安定性およびインクジェットヘッドからの吐出安定性を良好に維持するため、目詰まり改善のため、又はインクの劣化を防止するため、消泡剤、溶解助剤、粘度調整剤、pH調整剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、腐食防止剤、有機溶剤ではない保湿剤、および分散に影響を与える金属イオンを捕獲するためのキレート化剤等の、種々の添加剤を適宜添加することもできる。
本実施形態において、インク組成物は、前述した成分を任意の順序で混合し、必要に応じて濾過等をして不純物を除去することにより得られる。各成分の混合方法としては、メカニカルスターラー、マグネチックスターラー等の撹拌装置を備えた容器に順次材料を添加して撹拌混合する方法が好適に用いられる。濾過方法としては、遠心濾過、フィルター濾過等を必要に応じて行なうことができる。
本実施形態において、インク組成物は、画像品質とインクジェット記録用のインクとしての信頼性とのバランスの観点から、20℃における表面張力が18mN/m以上40mN/mであることが好ましく、20mN/m以上35mN/m以下であることがより好ましく、22mN/m以上33mN/m以下であることがさらに好ましい。表面張力の測定は、例えば、自動表面張力計CBVP-Z(商品名、協和界面科学株式会社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートをインクで濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
次に、記録方法で用いられる反応液について説明する。
本実施形態で用いられる反応液は、インク組成物の成分を凝集させる凝集剤を含有することが好ましい。反応液が凝集剤を含むことにより、後述するインク組成物付着工程において、凝集剤とインク組成物に含まれる樹脂とが速やかに反応する。そうすると、インク組成物中の顔料や樹脂の分散状態が破壊され、顔料や樹脂が凝集し、この凝集物が顔料の記録媒体への浸透を阻害するため、記録画像の画質の向上の点で優れたものとなると考えられる。
カルボン酸、ニコチン酸、若しくはこれらの化合物の誘導体、又はこれらの塩等が好適に挙げられる。有機酸は、1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
Q-101、Q-311、Q-501、ハイマックス SC-505、SC-505(以上商品名、ハイモ株式会社製)等を用いることができる。
、酢酸塩等、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、ジメチルエチルラウリルアンモニウムエチル硫酸塩、ジメチルエチルオクチルアンモニウムエチル硫酸塩、トリメチルラウリルアンモニウム塩酸塩、セチルピリジニウムクロライド、セチルピリジニウムブロマイド、ジヒドロキシエチルラウリルアミン、デシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、ドデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、テトラデシルジメチルアンモニウムクロライド、ヘキサデシルジメチルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。
本実施形態で用いられる反応液は、水を主溶媒とする水系であることが好ましい。この水は、反応液を記録媒体に付着させた後、乾燥により蒸発飛散する成分である。水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水又は超純水のようなイオン性不純物を極力除去したものであることが好ましい。また、紫外線照射または過酸化水素添加等により滅菌した水を用いると、反応液を長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止できるので好適である。反応液に含まれる水の含有量は、反応液の全質量(100質量%)に対して、例えば、40質量%以上とすることができ、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上であり、さらに好ましくは70質量%以上である。
本実施形態で用いられる反応液は、有機溶剤を含有してもよい。有機溶剤を含有することにより、記録媒体に対する反応液の濡れ性を向上させたりすることができる。有機溶剤としては、上述の水系インクジェットインク組成物で例示する有機溶剤と同様のものを使用できる。有機溶剤の含有量は、特に限定されるものではないが、反応液の全質量(100質量%)に対して、例えば、10質量%以上80質量%以下とすることができ、好ましくは15質量%以上70質量%以下である。
本実施形態で用いられる反応液には、界面活性剤を添加してもよい。界面活性剤を添加
することにより、反応液の表面張力を低下させ、記録媒体との濡れ性を向上させることができる。界面活性剤の中でも、例えば、アセチレングリコール系界面活性剤、シリコーンン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤を好ましく用いることができる。これらの界面活性剤の具体例については、後述の水系インクジェットインク組成物で例示する界面活性剤と同様のものを使用できる。界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、反応液の全質量(100質量%)に対して、0.1質量%以上5質量%以下とすることができる。
本実施形態で用いられる反応液には、必要に応じて、上記のようなpH調整剤、防腐剤・防かび剤、防錆剤、キレート化剤等を添加してもよい。
本実施形態で用いられる反応液は、上記の各成分を適当な方法で分散・混合することよって製造することができる。上記の各成分を十分に攪拌した後、目詰まりの原因となる粗大粒子および異物を除去するためにろ過を行って、目的の反応液を得ることができる。
本実施形態で用いられる反応液は、インクジェットヘッドで吐出させる場合には、20℃における表面張力が18mN/m以上40mN/mであることが好ましく、20mN/m以上35mN/m以下であることがより好ましく、22mN/m以上33mN/m以下であることがさらに好ましい。表面張力の測定は、例えば、自動表面張力計CBVP-Z(商品名、協和界面科学株式会社製)を用いて、20℃の環境下で白金プレートを反応液で濡らしたときの表面張力を確認することにより測定することができる。
上述のインク組成物は、インク乾燥性を有し、インク吸収性、インク非吸収性または低吸収性の記録媒体に対する記録において、画質や耐擦性に優れた画像を得ることができる。中でも、上述のインク組成物は、上述の反応液と共に用いることにより、インク非吸収性または低吸収性の記録媒体に対して、好適に用いることができる。
た記録媒体が挙げられ、例えば、基材が紙であるものとしては、アート紙、コート紙、マット紙等の印刷本紙が挙げられ、基材がプラスチックフィルムである場合には、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン等の表面に、親水性ポリマーが塗工されたもの、シリカ、チタン等の粒子がバインダーとともに塗工されたものが挙げられる。これらの記録媒体は、透明な記録媒体であってもよい。
本実施形態に係る記録方法は、上述の本実施形態に係るインクセットを用いた記録方法において、反応液を記録媒体へ付着させる工程と、第1インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、第2インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、を備えることを特徴とする。以下、本実施形態に係る記録方法について、上述のインクジェット記録装置を用いて記録した例を挙げて説明する。
反応液付着工程は、インク組成物と反応する上述の反応液を記録媒体へ付着させる工程である。反応液を記録媒体へ付着させることにより、得られた印刷画像の耐擦性や画質を向上させることができる。
インク組成物付着工程は、上述のインク組成物をインクジェットヘッド2から吐出させて付着させる工程であり、この工程により、記録媒体Mの表面にインク組成物からなる画像が形成される。
本実施形態に係る記録方法は、上記インク組成物付着工程の後、図1に示す硬化ヒータ
ー5によりインク組成物が付着した記録媒体Mを加熱する二次加熱工程を有していてもよい。これにより、記録媒体M上のインク組成物に含まれる定着樹脂等が溶融してインク膜が形成され、記録媒体M上においてインク膜が強固に定着(接着)して造膜性が優れたものとなり、耐擦性に優れた高画質な画像を短時間で得ることができる。
本実施形態に係るインクジェット記録方法は、インクを吐出して記録するための圧力発生手段以外の手段により、つまり、インクジェットヘッド2が備える記録のためにインクを吐出するための機構ではない他の機構により、インク組成物や反応液を排出させるクリーニング工程を備えていてもよい。
以下、本発明の実施形態を実施例および比較例によってさらに具体的に説明するが、本実施形態はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
表1に記載の配合割合になるように各成分を混合攪拌して孔径5μmのメンブランフィルターで濾過し、反応液1~4、濃インク1~6および淡インク1~8を得た。表1中の数値は全て質量%を示し、水はインクの全質量が100質量%となるように添加した。また、顔料および樹脂については、固形分換算した値を示す。
になるような樹脂を添加し、樹脂の分散安定性を目視確認し、分散可能なSP値の低い値を樹脂SP値とした。
<凝集剤>
・多価金属塩:硫酸マグネシウム・7水和物
・カチオン性樹脂:カチオマスター PD-7(商品名、四日市合成株式会社製)
・有機酸:マロン酸
<顔料>
・シアン顔料:C.I.ピグメントブルー15:3(PB15:3)
<樹脂>
・樹脂A(SP値:17 反応性:低):エリーテルKT8701(商品名、ユニチカ株式会社製)
・樹脂B(SP値:20 反応性:低):エポクロスK-2030E(商品名、株式会社日本触媒製)
・樹脂C(SP値:17 反応性:高):AQUACER539(商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)
<界面活性剤>
・シロキサン系界面活性剤:BYK348(商品名、ビックケミー・ジャパン株式会社製)
上記の樹脂A、B、Cについて、25℃の環境下、固形分濃度1質量%を水に分散させた樹脂液と、0.3Mの硫酸マグネシウム反応液を1:1で1分間攪拌した際の平均粒子径(D50)を確認し、以下の基準で樹脂の反応性を評価した。
(評価基準)
反応性低:平均粒子径の増大が5倍未満。
反応性高:平均粒子径の増大が5倍以上。
次に、表1に記載の反応液および濃淡インクを用いて、評価試験を行った。
インクジェットプリンター(商品名「PX-G930」、セイコーエプソン株式会社製)改造機を用意し、プラテンのヒーターを温度調整可能とした。記録媒体として、内外サイン用途用ポリ塩化ビニルフィルム(商品名「IJ180-10」、スリーエムジャパン株式会社製)を用いた。
に記載の二次加熱温度で乾燥させた。得られた画像について目視判断し、以下の基準で評価した。
(評価基準)
A:ベタ面内に濃淡のムラや、淵のインクたまり無し。
B:ベタ面内に濃淡のムラはないが、淵のインクたまりが若干あり。
C:ベタ面内に濃淡のムラ、淵のインクたまりが共にあり。
インクジェットプリンターのヘッドに反応液、濃インクおよび淡インクを充填し、反応液をインク打ち込み量比で10質量%となる量でインクジェット塗布した。次に、反応液付着面に、ヘッドに充填した濃淡インクを、インク付着量が6mg/inch2の付着量(濃インク3mg/inch2、淡インク3mg/inch2)となる量でインクジェット塗布し、濃淡混合画像を作成した。インクジェット塗布の際にはプラテンヒーターを作動させて、記録媒体の表面温度が表2、3に記載の一次加熱温度となるように調整した。記録後、プリンターから記録媒体を排出し記録媒体の表面温度が、表2、3に記載の二次加熱温度で乾燥させた。
(評価基準)
A:荷重500g10回擦った際に、剥がれが生じない。
B:荷重500g10回擦った際に、評価面積に対し1割以内の剥がれが生じた。
C:荷重500g10回擦った際に、評価面積に対し1割以上の剥がれが生じた。
A4サイズの記録媒体に、上記3.3.1.の条件で画像記録を50枚連続して行い、記録後のノズル列のノズルの状態を、以下の基準で評価した。
(評価基準)
A:50枚印刷してもノズル抜け・曲がりが発生しない。
B:50枚印刷すると、ノズル曲がりが発生。
C:50枚印刷すると、ノズル抜けが発生。
評価試験の結果を、表2、3の下方に示す。なお、3つの評価試験の評価において、A:非常に良好、B:良好(用途限定)、C:使用不可、と評価する。
Claims (10)
- インク組成物の成分と反応して凝集させる反応液と共に記録媒体へ付着させて用いるものであり、
色材と、定着樹脂と、樹脂溶解性溶剤と、水とを含む第1インク組成物と、
色材と、定着樹脂と、樹脂溶解性溶剤と、水とを含み、前記第1インク組成物と互いに同色系インクである第2インク組成物と、を備え、
前記定着樹脂が、前記水に難溶あるいは不溶である樹脂を微粒子状にして分散させたものであり、
前記樹脂溶解性溶剤が、該樹脂溶解性溶剤100gに対して、前記定着樹脂を1g添加し、80℃において1時間撹拌したときに、目視による観察で塊状や粒子として見えない有機溶剤であり、
前記第2インク組成物の色材の含有量が前記第1インク組成物の色材の含有量より質量基準で少なく、
前記第2インク組成物の定着樹脂の含有量が前記第1インク組成物の定着樹脂の含有量より質量基準で多く、
前記第2インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量が前記第1インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量より質量基準で多い、インクセット。 - 前記第2インク組成物に含まれる定着樹脂が、25℃の環境下で、0.3M硫酸マグネシウム水溶液と樹脂1質量%を水に分散させた樹脂液とを1:1の質量比で1分間攪拌させたときに、平均粒子径の変化が5倍未満である樹脂を含む、請求項1に記載のインクセット。
- 前記第2インク組成物の定着樹脂の含有量が、前記第1インク組成物の定着樹脂の含有量より0.5質量%以上5質量%以下多い、請求項1または請求項2に記載のインクセット。
- 前記第2インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量が、前記第1インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量より、0.5質量%以上10質量%以下多い、請求項1ないし請求項3の
いずれか一項に記載のインクセット。 - 前記第2インク組成物の樹脂溶解性溶剤の含有量が20質量%以下である、請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のインクセット。
- 前記第1インク組成物および前記第2インク組成物は、それぞれ標準沸点280℃超のアルキレンポリオール系の有機溶剤の含有量が1質量%未満である、請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のインクセット。
- 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のインクセットを用いた記録方法において、
前記反応液を記録媒体へ付着させる工程と、前記第1インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、前記第2インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、を備える、記録方法。 - 前記第1インク組成物を記録媒体へ付着させる工程と、前記第2インク組成物を記録媒体へ付着させる工程とにおける、記録媒体の表面温度が45℃以下であり、
各工程後に記録媒体を加熱する二次加熱工程において、記録媒体の表面温度が70℃以上である、請求項8に記載の記録方法。 - 前記反応液に含まれる凝集剤として、多価金属塩、カチオン性樹脂または有機酸の何れかを含む、請求項8または請求項9に記載の記録方法。
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