JP7015753B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
そして、一般的にFRP樹脂などで成形される左右分割式のアンダーカウルにより、エンジン下方を覆うものがある。
一般的な、左右分割式のアンダーカウルは、ハンドレイアップ成型方法などにより作られるため、製造効率を向上しにくい。また、金型成形を用いる場合などには、成形における制限があり、製造効率を考慮して、屈曲した部位が少なくなるようにしており、さらに、エンジンよりの熱を回避する形状をとるため、エンジン下方に張り出した形状となる。
このように、従来の技術においては軽量かつ安価にアンダーカウルを構成しながら、アンダーカウルの地面からの高さを確保することは困難である。また、アンダーカウルの一部を破損した場合には、大きな部品を交換する必要がある。
本発明の目的は、鞍乗型車両に用いられるアンダーカウルにおいて、軽量かつ安価にアンダーカウルを構成し、アンダーカウルの地面からの高さを取りやすくするものである。そして、アンダーカウル外観のデザインにおける自由度を向上させ、外観の優れたアンダーカウルと高い走行性能とを有する鞍乗型車両を提供することにある。
この構成によれば、エンジン下方を覆う左右2分割のアンダーカウルに対して、アンダーカウル本体部に接続される下面カバー部を備える。このため、地上からアンダーカウルまでの高さを確保でき、車両中央部下方に、エンジンなどの複雑な形状が露出しない、すっきりとした(流線的な)外観形状にできる。また、段差や不整地等の様々な路面形状において、エンジンへの飛び石や段差の接触をアンダーカウルで防ぎ、走行性能を確保できる。
また、アンダーカウル本体部と下面カバーとが接続されることで、飛び石や不整地路面との接触時による衝撃はアンダーカウルで受け、下面カバー部の受けた衝撃がアンダーカウル本体部と接続部位において伝達し難くなる。このため、エンジンやフレームなどに衝撃を伝えにくい。これにより、不整地等の走行によるエンジンの外観および性能の低下を低減できる。
傷を受ける頻度の高い下面カバー部のみを交換できるので、鞍乗型車両の外観を維持しやすく、メンテナンス性も向上する。
この構成によれば、左右二分割のアンダーカウルと比較して、エンジンとアンダーカバーの間のクリアランスが確保しやすく、不整地等の走行において路面との接触頻度を低減でき、より確実なエンジンの保護ができる。さらに、左右二分割のアンダーカウルと比較して、エンジン下面の保護に要するパーツの面積を小さくし、エンジンを効率的に保護できる。
この構成によれば、アンダーカウルに対する排気装置からの熱の影響を緩和できる。また、排気装置の周囲に空間を確保でき、アンダーカウルを取付けた状態での洗浄等のメンテナンス性を確保できる。さらに、アンダーカウルと排気装置との間に空間を確保しながら、アンダーカウルを排気装置に近づけて配置でき、地面からアンダーカウルまでの高さを大きくできる。
この構成によれば、突部と開口により前後方向に組付けられるため、部品による組付け誤差を軽減できる。また、アンダーカウル部品の組付けが容易であり、メンテナンス性を向上でき、ユーザーのメンテナンスによる外観の変化も生じにくい。
この構成によれば、金属などの材料にくらべ、下面カバー部を軽量化でき、走行性能を向上できる。そして、車両の下部に位置する下面カバー部を軽量化することで、車両の重心位置を上げて、操縦性が向上する。
また、加工が容易であるポリプロピレンを用いるので、部品の成型の効率を向上できる。金属に比べてはるかに低い温度域で変形するので、下面カバー部の成形や修理が容易になる。これにより、成形時のエネルギー効率が改善でき、製造工程におけるCO2の排出量を低減できる。エンジンの下方に位置する下面カバー部に用いるので、紫外線による影響を大きく低減できる。さらに、飛び石や段差との接触時に、ポリプロピレン樹脂の柔軟性により、下面カバー部が割れにくく、下面カバー部の耐久性が向上する。泥などが付着して乾燥した際には、下面カバー部を軽く叩いて小な撓みを生じさせることにより、乾燥して固着した泥などを容易に落とせる。飛び石や段差との接触時に発生する音の音質がことなることから、下面カバー部との接触か、金属部材などの他の部材への接触かをユーザーが認識しやすい。仮に下面カバー部が破損した場合においても、破片の飛び散りを低減できる。
この構成によれば、部品の塗装工程を省略でき、部品を効率的に製造できる。下面カバーが不整地の路面に接触した場合に、塗膜が散乱しにくく、環境に与える影響を低減できる。
また、下面カバー部の材質の特性をそのまま利用できるので、吸水性の無いポリプロピレンを用いた場合には、雨水や泥水による汚れを低減でき、下面カバーの洗浄も容易となり、メンテナンス性を向上できる。
図1は、本発明に係る自動二輪車1の右側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10に支持されたエンジン11と、車体フレーム10の前端部にフロントフォーク12を介して操舵可能に支持された前輪2と、車体フレーム10の下部にスイングアーム13を介して上下動可能に支持された後輪3とを備える。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗型車両である。
ヘッドパイプ15は、車体フレーム10の前端部を構成する。メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後斜め下方に延びている。センターフレーム17の下部には、プレス材によって構成されるピボット支持部(不図示)が設けられている。ダウンフレーム18は、ヘッドパイプ15からメインフレーム16の下方を後斜め下方に延びている。
左右のシートフレーム19は、メインフレーム16の後端部からそれぞれ後方に延びている。左右のサブフレーム20は、左右のセンターフレーム17の下部と左右のシートフレーム19とに渡されている。
ガセット21は、メインフレーム16の前端部左右とダウンフレーム18の前端部とを連結している。クロスフレーム22は、左右のシートフレーム19を車幅方向に連結している。左右のステップフレーム23は、左右のセンターフレーム17の下部の側部からそれぞれ後方に延びている。左右の補強フレーム24は、左右のシートフレーム19の後部の下面に沿って延びている。左右の補強フレーム24の各前端部は、左右のサブフレーム20の後部の下面にそれぞれ連結されている。
フロントフォーク12は、ステアリングシャフト(不図示)、左右一対のフォークパイプ26、トップブリッジ27、ボトムブリッジ28を備える。
上記ステアリングシャフトは、ヘッドパイプ15に回動可能に支持されている。左右のフォークパイプ26は、前輪2の左右両側に配置され、左右のフォークパイプ26の下端部間に渡された車軸2aに前輪2が回転可能に支持されている。左右のフォークパイプ26のそれぞれの摺動部は、前方からフォークパイプ26に取付けられたチップガード25によって覆われている。トップブリッジ27は、上記ステアリングシャフトの上端部に固定されて左右のフォークパイプ26の上部を連結している。トップブリッジ27の上部にはハンドル29が固定されている。ボトムブリッジ28は、上記ステアリングシャフトの下端部に固定されて左右のフォークパイプ26を連結している。
スイングアーム13は、上記ピボット支持部に支持されるピボット軸30に前端部を揺動可能に支持され、後端部に車軸3aを介して後輪3が回転可能に支持されている。
エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース31と、クランクケース31の前部上部から上方に延びるシリンダ部32とを備える。クランクケース31の後部には、変速機(不図示)が内蔵される。シリンダ部32のシリンダ軸線32aは、前方斜め上方に延びている。
シリンダ部32は、後部に吸気装置(不図示)が接続され、前部に排気装置33が接続されている。
排気装置33は、シリンダ部32(詳しくは、シリンダヘッド(不図示))の前面から下方に引き出される排気管34と、排気管34の後端に接続されて後輪3の右側方に配置されたマフラー35とを備える。
シート14は、運転者用の前側シート14aと、前側シート14aの後方に設けられた同乗者用の後側シート14bとを備える。
運転者用の左右一対のステップ39は、左右のステップフレーム23の前部にそれぞれ設けられている。同乗者用の左右一対のピリオンステップ40は、左右のステップフレーム23の後端部にそれぞれ設けられている。
車体カバー41は、フロントカバー42、タンクカバー43、センターカバー44、リアカバー45、アンダーカウル46を備える。
フロントカバー42は、ヘッドパイプ15及び左右のフォークパイプ26の上部を前方から覆っている。タンクカバー43は、車体フレーム10の前部及び燃料タンク38を覆っている。センターカバー44は、前側シート14aの下方を覆っている。リアカバー45は、センターカバー44の後方でシート14の下方を覆っている。アンダーカウル46は、エンジン11のクランクケース31の前部及び下部を前方及び下方から覆っている。
タンクカバー43の前部下部には、ダウンフレーム18の左右側方を覆う左右一対のフロントサイドカバー36が設けられている。左右一対のフロントサイドカバー36は、車体カバー41の一部を構成する。
前輪2は、上方からフロントフェンダー48で覆われ、後輪3は、左右のシートフレーム19の後端部側から後方へ延びるリアフェンダー49で上方から覆われている。
また、リアフェンダー49の下方には、後輪3を覆うフェンダー50が設けられている。フェンダー50は、後輪3を前方斜め上方から覆う前側フェンダー55と、後輪を後方斜め上方から覆う後側フェンダー56とから構成される。
図2から図5を用いて、アンダーカウル46の自動二輪車1への装着状態について説明する。
アンダーカウル46は、エンジン11の前下部の前方、側方および下方を覆うように配置され、エンジン11との間に空間ができるように自動二輪車1に取付けられる。
アンダーカウル46の前領域の左右中央部分は、エンジンブラケット18bを回避すべくその上端部の高さが、アンダーカウル46の側部の高さよりも低くなっている。これにより、アンダーカウルをエンジン11に近づけて配置できる。アンダーカウル46の後ろ半分は、後方に向けてその高さが小さくなり、エンジン11の前後幅の中途部まで延出され、アンダーカウル46の後端が排気管34とマフラー35との接続部に至っている。
アンダーカウル46の後部はエンジン11に近接する側に屈曲し、シフトペダル81、シフトロッド82やシフトアーム83および、ブレーキペダルよりも車体左右内側で、自動二輪車1に固定されている。なお、シフトペダル81は、ステップ39の前方に設けた軸により上下に一定角度に回転でき、シフトロッド82の後端に接続している。シフトロッド82の前端はシフトアーム83に接続されている。これにより、シフトペダル81の動きがシフトアーム83に伝達され、車両の変速装置を操作することができる。
また、アンダーカウル46はエンジン11のクランクケース31の近傍において、上部がクランクケース31の形状に沿って、湾曲したくぼみ部分を有し、クランクケース31に近づけ配置されている。さらに、側部に前開口62aおよび、後開口62bが設けられており、アンダーカウル46内での空気の流れを促進している。
アンダーカウル46は、前ステー73および後ステー74を介して、エンジン11およびエンジン11に取付けられたエンジンブラケット18bに固定される。このため、エンジン11に対するアンダーカウル46の取付け精度を向上でき、アンダーカウル46が飛び石などにより衝撃を受けた場合にも、衝撃をエンジン11に伝えにくくなっている。
前部61はアンダーカウル46の左右中央の前部分であり、エンジン11の下前側を覆っている。前部61の前側下部は、前上がり形状となっており、前下方に突出したリブ61rが、前部61の前側下部の表面沿って、前後方向に設けられ、左右方向に並べて設けられている。そして、前部61の底部61uは、前側下部の下端より後方へ延び、車両装着状態において、略水平に設けられ、下面カバー64が接続する。本実施例において、前部61がアンダーカウル本体部となり、左側部62および右側部63がそれぞれアンダーカウルの左右の側面部を構成する。
左側部62はアンダーカウル46の左側部分であり、エンジン11の下部の左側を、右側部63はアンダーカウル46の右側部分であり、エンジン11の下部の左側をそれぞれ覆っている。
そして、下面カバー64はアンダーカウル46の下部分であり、エンジン11の下面を覆っている。左側部62には、前開口62aおよび後開口62bが設けられ、右側部63には、前開口63aおよび後開口63bが設けられ、アンダーカウル46内の空気の流れを促進する。また、右側部63の前上部分には排気装置33の排気管34を回避すべく、湾曲部63hが設けられている。
前ステー73は平面視において略V字形状となっており、開口側を前方向け、2つの先端が前下方に向け延びている。前ステー73は、2つの先端部においてアンダーカウル46の前部61の後面と接続し、前ステー73の後端部において、締結具であるボルト73bにより、エンジンブラケット18bに接続されている。エンジンブラケット18bのU字状に設けた上部の内側には、ダウンフレーム18の下端が挿入固定され、エンジンブラケット18bの後部はエンジン11に固定される。
後ステー74は平面視において左右に延びたI字状であり、正面視において略T字状となっている。後ステー74は、左端部において左側部62と、右端部において右側部63と接続し、下端部において下面カバー64と接続する。また、後ステー74は上部において、締結具であるボルト74bにより、エンジン11の下部に設けたステー取付部11aに固定される。
前ステー73および後ステー74は板状部材を屈曲した形状になっており、縁部を下方に折り曲げた形をとることにより、剛性を持たせる構造となっている。後ステー74の下面には、挿入部74aを取付ける延出部74dが固定されている。延出部74dは後ステー74の左右に延出された部位の下面に接続され下方に延びた板状部材であり、幅広の面を前後方向に向けている。これにより前後方向に弾性変形しやすく、アンダーカウル46の装着が容易であり、下面カバー64よりの衝撃をエンジン11に伝えにくい。
ネジ穴74c、74cは、後ステー74の左右の端部に設けられておいる。後ステー74は左右方向に延出し、下方に延出した後にさらに上方に延出しており、ネジ穴74c、74cは、上方に延びた端部に設けられる。これにより、ネジ穴74c、74cが左右側方を向くとともに、後ステー74の弾性変形により、アンダーカウル46の受けた衝撃を吸収できる。さらに、アンダーカウル46の取付位置が少しずれた場合であっても、アンダーカウル46を確実に車両に固定できる。
アンダーカウル46は、前部61、左側部62、右側部63および下面カバー64を組み付けて構成されている。前部61の左右には左側部62、右側部63がそれぞれ接続され、前部61の下部の後端には、下面カバー64が接続される。このように構成することにより、アンダーカウル46の何れかの部分が破損しても、該当する部分を交換することで対処でき、効率的な修理が可能となっている。複雑な形状のエンジン11の下部を覆うアンダーカウル46を4つの部材の組み合わせにより構成することにより、個々の部材を比較的小さく、より単純な形状にでき、部品製造および部品ストックの空間の効率化を実現できる。また、よりエンジン11の形状に合ったアンダーカウル46を構成でき、アンダーカウル46の地面からの高さを大きくできる。アンダーカウル46において、前部61の高さは、左側部62および右側部63の高さより低くなっており、車両の正面より見た場合にアンダーカウル46は、前上部分において中央部が凹んだ形状となっている。しかし、このような形状においても左右の高い部分を左側部62および右側部63で、低い部分を前部61で構成することにより、大きく凹む部分を個々の部品である前部61、左側部62および右側部63において、設ける必要がない。
係合部61dに左側部62の前上部に設けられたフランジ部62gおよび右側部63の前上部に設けられたフランジ部63gがそれぞれネジ75により締結固定される。また、前部61の上下中央の左右端部には、ストッパ61s、61sが設けられ、左側部62のツメ62eおよび右側部63のツメ63eがそれぞれ当接する。これにより、前部61に対する、左側部62と右側部63の組付け精度が向上する。
前部61の下側の後端部の上面には、後方に延出した挿入部61fが左右方向に複数個設けられている。下面カバー64の前端には、上方に段差をつけてフランジ部64cが設けられており、フランジ部64cには、前部61の挿入部61fに対応する位置に開口部64eが設けられている。フランジ部64cは下面カバー64において、前端部を一段上げた形状となっている。すなわち、フランジ部64cの下面を、前部61の下側の後端の上面に接した状態において、フランジ部64cの下面を、前部61の下端部の上下の厚み分、上方に上げている。そして、前部61の下面と下面カバー64のフランジ部64cより後方部分の下面とが一致する。
これにより、下面カバー64のフランジ部64cを前部61の下側後部に載せ、挿入部61fを、開口部64eに挿入することにより、前部61と下面カバー64との底面の高さをそろえることができる。また、前部61への下面カバー64の組付けを、下面カバー64の前後方向への移動により容易に行うことができる。
これにより、下面カバー64の底面と、前部61および左側部62の底面との高さを一致させることができる。なお、右側部63についても同様に下面カバー64と重なる部位を設けて、底面の高さを一致させることができる。アンダーカウル46において、構成部材の底面の高さを一致させることにより、底面近傍における空気の流れを乱しにくく、泥などの付着を低減できる。
これにより、アンダーカウル46と排気装置33との間に空間を設け、排気装置33からの熱によるアンダーカウル46への影響を抑制できる。また、排気装置33とアンダーカウル46との間に空気が流れることにより、排気装置33およびアンダーカウル46が過度に熱せられない。
アンダーカウル46において、排気装置33に近接する部位を開放することにより、アンダーカウル46の底面部の高さを、よりエンジン11に近づけて配置でき、排気装置33の車両装着状態における最低部の高さに合わせることができる。また、エンジン11の下方において、側面視において排気装置33の最下面に、アンダーカウル46の底面(下面カバー64もしくは下面カバー64の底面部64m)を合わせることができる。
下面カバー64は、アンダーカウル46と分割可能な部材であり、前述のごとくアンダーカウル46(前部61、左側部62、右側部63)に接続される。そして、エンジン11の下方に配置され、エンジン11の下面を覆う。図8および図9に示すごとく、下面カバー64は、略板状の形状であり、平面視(底面視)において略矩形状であり、側面視において前後方向に延びた形状となっている。符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEFTは車体左方を示している。
下面カバー64において、前端部(車両進行方向の端部)および左側端部にはフランジ部64c、64dが設けられ、前端部に設けられるフランジ部64cには、開口部64eが設けられている。
フランジ部64c、64dは、それぞれ接続する前部61もしくは左側部62の接続部位の厚みだけ、下面を上方に上げてある。そして、フランジ部64c、64dは、アンダーカウル46の組み立て状態において、下面カバー64の底面と前部61および左側部62の底面とが一致するように構成されている。
また、下面カバー64の開口部64eには、アンダーカウル46の前部61より後方に突出する挿入部61fが挿入され、前部61と下面カバー64との組付け精度を向上させる。これにより、下面カバー64と前部61との接続部位に異物などが侵入するのを防ぐことができる。
そして、下面カバー64の前部分には、前部61の後方に突出する挿入部61fが挿入され、下面カバー64の後部分には後ステー74より前方に突出する挿入部74aが挿入される。これにより、下面カバー64がアンダーカウル46に確実に保持される。なお、この下面カバー64の前方に位置する下面カバー64と前部61との接続部位において、下面カバー64より前部61側へ突出部を設け、前部61に開口部を設けて、互いに篏合させることもできる。
また、リブ64rの前端部には水抜き穴が設けられて、リブ64r内の水などが排出される。リブ64rにおける部材の厚みは、底面部64mと同じ厚みであり、一定の厚みの板を屈曲して形成したような形状となっている。これにより、下面カバー64において大きな面積を占める底面部64mにおいて、部材の肉厚を厚くすることなく、底面部64mの剛性を大きくし、下面カバー64の反や、ねじれなどの変形を防ぐことができる。
このような成形容易な形状により、底面部64mを構成するので、下面カバー64を軽量化でき、成形精度を向上できる。また、底面部64mにリブ64rを設けることにより、底面部64mが外力により変形する場合(下面カバー64の中央部が突き上げられる場合など)には、リブ64rにより変形部位の経路が長くなる。これにより、単位長さあたりの変位を軽減でき、底面部64mの耐久性を向上できる。
ポリプロピレンは、熱可塑性の樹脂であり、融点が低く成形性の高い材料である。また、吸水性が無く、泥水などが表面に付きに難いものである。下面カバー64は、前述のように、その端部において複雑な形状に構成される。この部材を成形性の高いポリプロピレン樹脂により作ることにより、下面カバー64の成形工程を容易にできる。そして、成形に要するエネルギーを低減でき、製造上の効率化および排出CO2の低減を実現できる。
また、ポリプロピレンは比重の低い材料であるため、金属材料などのより比重の高い材質を車両に装着した場合に比べ、軽量化でき、走行性能が向上する。そして、車両の重心位置が上方に配置され、操縦性が向上する。
アンダーカウル46の切欠き部46aを分割して構成し、分割された部材の材質が異なるため、対応する側の部材の材質特性に応じて、部材の形状を設定できる。すなわち、切欠き部64kの形状は、右側部63の切欠き部63kの形状から独立して設定でき、設計上の自由度が大きくなり、容易に材質に適した形状にできる。
また、切欠き部46aを下面カバー64と右側部63とので形成するので、下面カバー64と右側部63とにおいて、切欠き部46aの形成部位を簡易な形状とすることができる。これにより、アンダーカウル46の下部において、後方から前方に長く開口した切欠きり部46aを簡易な形状の部材により形成できる。
また、ポリプロピレンによる柔軟性および撥水性を維持できる。さらに、不整地などで、傷を受ける頻度の多い部位であるため、下面カバー64の塗膜片を飛散させることがなく、環境に与える影響を少なくできる。
この構成によれば、エンジンの下方を覆う左右2分割のアンダーカウルに対して、前部61に接続される下面カバー64を備える。このため、地上からアンダーカウル46までの高さを確保でき、自動二輪車1の前後方向の中央部下方に、エンジン11などの複雑な形状が露出しない、すっきりとした(流線的な)外観形状にできる。また、段差や不整地等の様々な路面形状において、エンジン1への飛び石や段差の接触をアンダーカウル46で防ぎ、走行性能を確保できる。また、前部61と下面カバー64とが接続されることで、飛び石や不整地路面との接触時による衝撃はアンダーカウル46で受ける。このため、下面カバー64の受けた衝撃が前部61との接続部位において伝達し難くなるので、エンジン11や車体フレーム10などに衝撃を伝えにくい。これにより、不整地等の走行によるエンジン11の外観および性能の低下を低減できる。傷を受ける頻度の高い下面カバー64のみを交換できるので、自動二輪車1の外観を維持しやすく、メンテナンス性も向上する。
この構成によれば、左右二分割のアンダーカウルと比較して、エンジン11とアンダーカウル46の間のクリアランスが確保しやすく、不整地等の走行において路面との接触頻度を低減でき、より確実なエンジン11の保護ができる。さらに、左右二分割のアンダーカウルと比較して、エンジン11の下面の保護に要するパーツの面積を小さくし、エンジン11を効率的に保護できる。
この構成によれば、アンダーカウル46に対する排気装置33からの熱の影響を緩和できる。また、排気装置33の周囲に空間を確保でき、アンダーカウル46を取付けた状態での洗浄等のメンテナンス性を確保できる。さらに、アンダーカウル46と排気装置との間に空間を確保しながら、アンダーカウル46を排気装置に近づけて配置でき、地面からアンダーカウル46までの高さを大きくできる。
この構成によれば、下面カバー64が挿入部61fと開口部64eにより前後方向に組付けられるため、部品による組付け誤差を軽減できる。また、アンダーカウル46の部品(前部61および下面カバー64)の組付けが容易であり、メンテナンス性を向上でき、ユーザーのメンテナンスによる外観の変化も生じにくい。
この構成によれば、金属などの材料にくらべ、下面カバー64を軽量化でき、走行性能を向上できる。そして、車両の下部に位置する下面カバーを軽量化することで、車両の重心位置を上げて、操縦性が向上する。
また、加工が容易であるポリプロピレンを用いるので、部品の成型の効率を向上できる。金属に比べてはるかに低い温度域で変形するので、下面カバー64の成形や修理が容易になる。これにより、成形時のエネルギー効率が改善でき、製造工程におけるCO2の排出量を低減できる。エンジン11の下方に位置する下面カバー64に用いるので、紫外線による影響を大きく低減できる。さらに、飛び石や段差との接触時に、ポリプロピレン樹脂の柔軟性により、下面カバー64が割れにくく、下面カバー64の耐久性が向上する。泥などが付着して乾燥した際には、下面カバー64を軽く叩いて小な撓みを生じさせることにより、乾燥して固着した泥などを容易に落とせる。飛び石や段差との接触時に発生する音の音質がことなることから、下面カバーとの接触か、金属部材などの他の部材への接触かをユーザーが認識しやすい。仮に下面カバー部が破損した場合においても、破片の飛び散りを低減できる。
この構成によれば、部品の塗装工程を省略でき、部品を効率的に製造できる。下面カバー64が不整地の路面に接触した場合に、塗膜が散乱しにくく、環境に与える影響を低減できる。また、下面カバー64の材質の特性をそのまま利用できるので、吸水性の無いポリプロピレンを用いた場合には、雨水や泥水による汚れを低減でき、下面カバー64の洗浄も容易となり、メンテナンス性を向上できる。
また、上記実施の形態では鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両、4輪以上を備えた鞍乗型車両など全ての鞍乗型車両に適用可能である。
2 車体フレーム
31 クランクケース
33 排気装置
34 排気管
46 アンダーカウル
46a 切欠き部
61 前部
61f 挿入部
62 左側部
63 右側部
64 下面カバー
64e 開口部
Claims (6)
- エンジン(11)と、前記エンジン(11)の前側下方に配置されるアンダーカウル(46)とを備える鞍乗型車両において、
前記アンダーカウル(46)は、前記エンジン(11)の下前側を覆うアンダーカウル本体部(61)と、前記エンジン(11)の下部の左側を覆う側面部(62)と、前記エンジン(11)の下部の右側を覆う側面部(63)と、前記エンジン(11)の下方に配置され下面を覆う下面カバー部(64)と、を組み付けて構成され、
前記アンダーカウル本体部(61)と、前記下面カバー部(64)とは別体であり、
前記下面カバー部(64)の前端部には、当該前端部を一段上げた形状であるフランジ部(64c)が形成され、前記フランジ部(64c)の下面を、前記アンダーカウル本体部(61)の後端の上面に乗せて接しさせて、前記下面カバー部(64)と、前記アンダーカウル本体部(61)とを組み付けている
ことを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記側面部(62、63)の下端の高さと前記下面カバー部(64)の高さは同一であることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
- 前記アンダーカウル本体部(61)と前記下面カバー部(64)との合わせ面に、前記エンジン(11)の排気装置(33)の近傍かつ後方に向かうに従い、幅広となる切り欠き(46a)を備えることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の鞍乗型車両。
- 前記下面カバー部(64)の前方に、前記アンダーカウル本体部(61)および前記下面カバー部(64)のいずれかの一方に突出する突出部(61f)を備え、他方に前記突出部(61f)と篏合する開口部(64e)を備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の鞍乗型車両。
- 前記下面カバー部(64)の材料はポリプロピレンであることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の鞍乗型車両。
- 前記下面カバー部(64)の表面は、塗装されていないことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の鞍乗型車両。
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