JP7014624B2 - パネル部材 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル部材に関する。
従来から、各種分野において構造体を補強するためにパネル部材が用いられている。このようなパネル部材としては、特許文献1に、面状のパネル部材であって、上面を形成する上層部材、下面を形成する下層部材、上層部材と下層部材の間に介在される中層部材の3種の部材、または、上面を形成する中層部材、下面を形成する下層部材の2種の部材の接合構造に構成され、前記上層部材、下層部材が、平坦面を有する面構造体からなり、前記中層部材が、連続的な凹凸形状を有する構造を面状基材からなるスタンパブル基材のプレス成形により形成した凹凸プレス構造体からなるパネル部材が開示されている。
特開2015-189092号公報
しかしながら、上記パネル部材は、平板形状にて用いることを想定したものであって、湾曲面を有する構造体を補強するために用いることができないという問題点を有している。
更に、上記パネル部材は、中間部材が繊維強化樹脂からなる場合、繊維強化樹脂を構成する強化樹脂として、不連続に切断された強化繊維を混綿したマットからなる形態を採用したものであって、機械的強度が低いという問題点を有している。
本発明は、優れた機械的強度を有しており、構造体に優れた機械的強度を付与することができると共に、湾曲面を有する構造体も補強可能なパネル部材を提供する。
本発明のパネル部材は、
熱可塑性樹脂を含むシート状の第1スキン部材と、
上記第1スキン部材の一面に一体的に設けられ且つ連続繊維を含有している波形部材とを有し、
上記波形部材は、上記第1スキン部材に一体化され且つ任意の間隔で形成された第1接続部と、上記第1接続部の幅方向の両端のそれぞれから延びる両側壁部と、互いに隣接する第1接続部のそれぞれから延び且つ互いに対向する壁部における対向端縁同士を接続している第2接続部とを有していると共に、上記第1接続部、上記両側壁部及び第2接続部によって形成されたリブ体を有しており、
上記連続繊維の長さ方向と、上記リブ体の長さ方向とが交差していることを特徴とする。
本発明のパネル部材は、優れた機械強度を有しており、構造体の表面に一体的に配設することによって、構造体を補強して優れた機械的強度を付与することができる。
そして、本発明のパネル部材は、熱を加えることによって湾曲変形させることができるので、湾曲面を有する構造体の表面に容易に配設一体化することができる。船舶、自動車、鉄道及び航空機などの輸送用機器の如く、湾曲面の多い構造体であっても容易に補強して機械的強度の向上を図ることができる。
本発明のパネル部材を示した断面図である。 本発明のパネル部材を示した斜視図である。 本発明のパネル部材を示した平面図である。 本発明のパネル部材の他の一例を示した断面図である。 本発明のパネル部材の他の一例を示した断面図である。 本発明のパネル部材の他の一例を示した断面図である。 本発明のパネル部材の他の一例を示した断面図である。 本発明のパネル部材の他の一例を示した断面図である。 本発明のパネル部材の使用形態の一例を示した断面図である。 本発明のパネル部材の使用形態の一例を示した断面図である。
本発明のパネル部材の一例を図面を参照しつつ説明する。図1~3に示したように、パネル部材Aは、熱可塑性樹脂を含むシート状の第1スキン部材1と、第1スキン部材1の一面に一体的に設けられ且つ連続繊維を含有している波形部材2とを有している。
第1スキン部材1は、熱可塑性樹脂を含み、加熱をすることによって構造体の表面に沿った形状に変形可能に構成されている。第1スキン部材1を構成している熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、ポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン系樹脂及びポリプロピレン系樹脂が挙げられる。ポリエチレン系樹脂としては、特に限定されず、例えば、低密度ポリエチレン系樹脂、中密度ポリエチレン系樹脂、高密度ポリエチレン系樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂、直鎖状中密度ポリエチレン系樹脂、直鎖状高密度ポリエチレン系樹脂などが挙げられる。
ポリプロピレン系樹脂としては、特に限定されず、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体などが挙げられる。プロピレンと他のオレフィンとの共重合体は、ブロック共重合体、ランダム共重合体の何れであってもよい。
なお、プロピレンと共重合されるオレフィンとしては、例えば、エチレン、1-ブテン、1-ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテン、1-ノネン、1-デセンなどのα-オレフィンなどが挙げられる。
第1スキン部材1は、繊維を含有していてもよい。繊維としては、短繊維及び連続繊維を含み、連続繊維が好ましい。繊維としては、特に限定されないが、ガラス繊維及び炭素繊維が好ましい。短繊維とは、繊維長が20mm未満の繊維をいう。連続繊維は、繊維長が20mm以上の繊維をいう。
炭素繊維としては、例えば、PAN系炭素繊維、PITCH系炭素繊維などが挙げられる。ガラス繊維としては、例えば、Eガラス繊維などが挙げられる。
繊維の平均径は3~30μmが好ましく、6~27μmがより好ましい。なお、本発明において、繊維径とは、繊維の長さ方向に直交する方向に平行な面で切断した切断面において、この断面を包囲し得る最小径の真円の直径をいう。
連続繊維の長さ方向と、後述する波形部材2のリブ体2aの長さ方向とは交差していることが好ましい。なお、本発明において、「二つの方向が交差している」とは、二つの方向のそれぞれに指向する直線を平行移動させたとき、二つの直線が互いに交差することをいう。
連続繊維の長さ方向と、後述する波形部材2のリブ体2aの長さ方向とが交差していることによって、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に円滑に湾曲変形させることができる。
連続繊維の長さ方向と、後述する波形部材2のリブ体2aの長さ方向とがなす角度αは、30~60°が好ましい。角度αを30~60°とすることによって、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に更に円滑に湾曲変形させることができる。なお、本発明において、「連続繊維の長さ方向と、後述する波形部材2のリブ体2aの長さ方向とがなす角度α」とは、二つの方向のそれぞれに指向する直線を平行移動させて互いに交差させたとき、二つの直線がなす角度のうち鋭角となる角度をいう。
第1スキン部材中における繊維の含有量は、10~60質量%が好ましく、40~55質量%がより好ましい。繊維の含有量が上記範囲内であると、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に円滑に湾曲変形させることができる。
図1に示したように、第1スキン部材1の一面には波形部材2が一体的に設けられている。波形部材2は、熱可塑性樹脂を含み、加熱をすることによって構造体の表面形状に合わせて変形可能に構成されている。なお、波形部材2に含まれている熱可塑性樹脂は、第1スキン部材1に含まれている熱可塑性樹脂において例示されている熱可塑性樹脂を用いることができる。波形部材2に含まれている熱可塑性樹脂と、第1スキン部材1に含まれている熱可塑性樹脂とは同一であっても相違していてもよい。
波形部材2は、第1スキン部材1の一面に一体化され且つ任意の間隔で形成された第1接続部21と、第1接続部21の幅方向の両端のそれぞれから延びる両側壁部22a、22bと、互いに隣接する第1接続部21a、21bのそれぞれから延び且つ互いに対向する壁部22b、22aにおける対向端縁同士を接続している第2接続部23とを有している。
波形部材2の第1接続部21は、任意の間隔をおいて繰り返し複数個形成されている。第1接続部21、21同士の間隔は、一定であっても変化してもよく、構造体において補強効果を向上させたい部分に、第1接続部21が多く配設されるように構成しておくことが好ましい(図8参照)。
第1接続部21における該第1接続部21の配設方向(幅方向)の寸法(幅寸法)は、一定であっても変化してもよい。第1接続部の幅寸法は、2mm以上が好ましく、2~30mmがより好ましく、5~20mmが特に好ましい。
第1接続部21は、第1接続部21の配設方向に対して交差する方向に延びており、平板状であることが好ましく、更に、第1接続部21が延びる方向における第1スキン部材1の全長に亘って形成されていることが好ましい。
第1接続部21の延びている方向(延長方向)は、複数個の第1接続部21の配設方向に対して直交する方向であることが好ましい。直交していることによって、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に円滑に湾曲変形させることができる。
第1接続部21の幅方向の両端縁のそれぞれには全長に亘って両側壁部22(22a)、22(22b)が一体的に設けられており、両側壁部22、22は、第1スキン部材1から離間する方向に延びている。
両側壁部22、22の延長方向における寸法は、一定であっても変化してもよいが、一定であることが好ましい。
第1接続部21の配設方向に沿った面における壁部22の断面は、直線状であっても曲線状であってもよく、パネル部材を加熱した上でパネル部材を所望形状に容易に変形させることができるので、直線状が好ましい。
両側壁部22、22と第1接続部とがなす角度(内角)βは、一定であっても変化してもよい。構造体にて、補強効果を向上させたい部分においては、両側壁部22、22と第1接続部とがなす角度は小さいことが好ましい。
第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βは、特に限定されないが30~150°が好ましく、45~135°がより好ましく、90~120°が特に好ましい。角度βが上記範囲内にあると、パネル部材の圧縮強度及び曲げ強度が向上して好ましい。
具体的には、図1、図4及び図5に、第1接続部21の配設方向に平行な面で切断した、壁部22の断面が直線状であるパネルを示す。詳細には、図4は、第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βが90°であるパネル部材Aを示している。図1は、第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βが120°であるパネル部材Aを示している。図5は、第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βが60°であるパネル部材Aを示している。
図6に、第1接続部21の配設方向に平行な面で切断した、壁部22の断面が曲線状であるパネルを示した。
パネル部材Aにおいて、上述の通り、第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βは、鈍角であっても鋭角であってもよいが、パネル部材Aに対して厚み方向に圧縮する押圧力が加わった場合に、第1接続部21と両側壁部22、22とが互いに相対的に変位することによって押圧力をより円滑に吸収し、構造体をより確実に保護することができることから、第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βは鈍角であることが好ましい。
ここで、第1接続部21の配設方向に平行な面で切断した、壁部22の断面が直線状であるパネルの場合、第1接続部21と壁部22とがなす角度βとは、第1接続部21及び壁部22を第1接続部21の配設方向に平行な面で切断した切断面において、第1接続部21と壁部22とがなす内角をいう。なお、第1接続部21が直線状でない場合、第1接続部21の両端同士を結ぶ直線と、壁部22とがなす内角をいう。
又、第1接続部21の配設方向に平行な面で切断した、壁部22の断面が曲線状であるパネルの場合、第1接続部21と両側壁部22、22とがなす角度βとは、第1接続部21及び壁部22を第1接続部21の配設方向に平行な面で切断した切断面において、壁部22の基端(第1接続部21と壁部22との接続部)と壁部22の先端(壁部22と第2接続部23との接続部)とを結ぶ直線と、第1接続部21とのなす内角をいう。なお、第1接続部21が直線状でない場合、第1接続部21の両端同士を結ぶ直線と、壁部22とがなす内角をいう。
そして、互いに隣接する第1接続部21(21a)、21(21b)の互いに対向する端縁から延びている壁部22(22b)、22(22a)の対向端縁22b1、22a1同士が第2接続部23によって接続一体化されている。壁部22(22b)、22(22a)の対向端縁22b1、22a1同士は、壁部22、22の長さ方向の全長に亘って第2接続部23によって接続一体化されている。
波形部材2は、第1接続部21、両側壁部22a、22b及び第2接続部23によって形成され且つ全長に亘って内部が中空であるリブ体2aを有しており、このリブ体2aは、第1接続部21の配設方向に対して交差する方向に延びている。リブ体2aは、第1接続部21の配設方向に対して直交する方向に延びていることが好ましい。
波形部材2は、上述の通り、任意の間隔を存して複数個のリブ体2aが互いに並列した状態に形成されており、パネル部材Aは、リブ体2aの長さ方向及び幅方向の双方において優れた機械的強度を有していると共に、厚み方向に対する圧縮応力に対しても優れた抵抗力を有する。
波形部材2は、連続繊維を含有している。連続繊維としては、第1スキン部材において用いられる連続繊維と同様の連続繊維を用いることができる。連続繊維の具体的な説明は、上記と同様であるので省略する。第1スキン部材1に含有されている連続繊維と、波形部材2に含有されている連続繊維とは同一であっても相違していてもよい。なお、図2及び図3において、理解しやすいように連続繊維を図示しているが、連続繊維は外観上、視認できなくてもよい。
波形部材2に含有されている連続繊維の長さ方向と、波形部材2のリブ体2aの長さ方向とは交差している。
連続繊維の長さ方向と、後述する波形部材2のリブ体2aの長さ方向とが交差していることによって、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に円滑に湾曲変形させることができる。
波形部材2に含有されている連続繊維の長さ方向と、波形部材2のリブ体2aの長さ方向とがなす角度γは、30~60°が好ましい。角度γを30~60°とすることによって、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に更に円滑に湾曲変形させることができる。
波形部材2に含有されている連続繊維2bは、任意の一の方向に延びる連続繊維2b1と、この連続繊維2b1に対して交差する方向に延びる連続繊維2b2とを含むことが好ましい。このように、二つの方向に延びる連続繊維を含有していることによって、パネル部材Aは、様々な方向からの変形応力に効果的に抗することができ、構造部材に優れた機械的強度を付与することができる。
連続繊維2b1の長さ方向と、連続繊維2b2の長さ方向とがなす角度は、20~70°が好ましく、30~60°がより好ましく、40~50°が特に好ましい。連続繊維2b1の長さ方向と、連続繊維2b2の長さ方向とがなす角度が上記範囲内であると、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に円滑に湾曲変形させることができると共に、様々な方向からの変形応力に効果的に抗することができ、構造部材に優れた機械的強度を付与することができる。
波形部材2中における連続繊維の含有量は、10~60質量%が好ましく、40~55質量%がより好ましい。連続繊維の含有量が上記範囲内であると、パネル部材Aの補強強度を損なうことなく、波形部材2を加熱した上でリブ体2aの長さ方向に円滑に湾曲変形させることができる。
図7に示したように、パネル部材Aは、波形部材2上にシート状の第2スキン部材3が一体的に設けられていてもよい。なお、第2スキン部材3は、第1スキン部材と同様の構成を有するので説明を省略する。第1スキン部材1と第2スキン部材3とは同一であっても相違していてもよい。なお、図7においては、図1のパネル部材Aに第2スキン部材3を一体的に設けた場合を示したが、図1に示したパネル部材A以外のパネル部材Aであってもよい。
第2スキン部材3は、波形部材2の第2接続部23のそれぞれに接合一体化されている。パネル部材Aが第2スキン部材3を有する場合、第1スキン部材1と第2スキン部材3とが波形部材2を介して一体化されたサンドイッチ構造となる。
パネル部材Aは、サンドイッチ構造を有しているので優れた機械的強度を有しており、あらゆる方向からの応力に対して優れた抵抗力を有し、構造体に優れた機械的強度を付与することができる。
上記パネル部材Aは変形可能な状態となるまで全体的に又は部分的に加熱した上で構造体の表面形状に合致した状態に変形させた上で冷却させることによって、構造体の表面形状に沿った形状とすることができる。なお、パネル部材Aは変形させることなく用いてもよい。
パネル部材Aを構造体の表面形状に沿った形状に変形させるにあたって、図9に示したように、パネル部材Aを第1接続部21の配設方向に湾曲させるように変形させてもよいし、図10に示したように、パネル部材Aをリブ体2aの長さ方向に湾曲させるように変形させてもよい。
パネル部材Aは、波形部材2に含有されている連続繊維の長さ方向と、波形部材2のリブ体2aの長さ方向とが交差しており、連続繊維は、その長さ方向がリブ体2aの長さ方向に合致しないように配設されている。従って、パネル部材Aをリブ体2aの長さ方向に湾曲させるように変形させる場合にあっても、連続繊維の補強効果を損ねることなく、連続繊維による抵抗を抑制しながら、パネル部材Aを容易に湾曲させて構造体の表面形状に沿って容易に変形させることができる。
そして、図9及び図10に示したように、構造体の表面形状に沿った形状に変形させたパネル部材Aを構造体Bの表面に、接着剤などの汎用の手段を用いて一体化させることによって構造体を補強し、構造体に優れた機械的強度を付与することができる。なお、図9及び図10に示したパネル部材Aは、第2スキン部材3を有している場合を示したが、これに限定されるものではない。
なお、構造体としては、パネル部材Aを表面に一体化させて強度を付与することができるものであれば、特に限定されず、例えば、船舶、自動車、航空機などの輸送機器、建築構造物などが挙げられる。特に、輸送機器を構成している部材は湾曲面を有しているものが多く、このような湾曲面を有する部材を容易に且つ確実に補強することができる。
1 第1スキン部材
2a リブ体
2b、2b1、2b2 連続繊維
2 波形部材
3 第2スキン部材
21 接続部
22、22a、22b 壁部
23 第2接続部
A パネル部材

Claims (3)

  1. 熱可塑性樹脂を含むシート状の第1スキン部材と、
    上記第1スキン部材の一面に一体的に設けられ且つ連続繊維を含有している波形部材とを有し、
    上記波形部材は、上記第1スキン部材に一体化され且つ任意の間隔で形成された第1接続部と、上記第1接続部の幅方向の両端のそれぞれから延びる両側壁部と、互いに隣接する第1接続部のそれぞれから延び且つ互いに対向する壁部における対向端縁同士を接続している第2接続部とを有していると共に、上記第1接続部、上記両側壁部及び第2接続部によって形成されたリブ体を有しており、
    上記連続繊維の長さ方向と、上記リブ体の長さ方向とが交差しており、
    上記連続繊維の長さ方向と、上記リブ体の長さ方向とがなす角度γが、30~60°であり、
    上記連続繊維は、任意の一の方向に延びる連続繊維と、この連続繊維に対して交差する方向に延びる連続繊維とを含み、
    上記任意の一の方向に延びる連続繊維の長さ方向と、この連続繊維に対して交差する方向に延びる上記連続繊維の長さ方向とがなす角度が、20~70°であり、
    上記連続繊維は、上記波形部材の一つの端部から他の端部まで連続することを特徴とするパネル部材。
  2. 連続繊維は、炭素繊維を含有することを特徴とする請求項1に記載のパネル部材。
  3. 構造体の表面に一体的に配設して上記構造体を補強するために用いられると共に、加熱することによって上記構造体の表面形状に合わせて変形可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパネル部材。
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