JP7012615B2 - マルチカーエレベーター及び乗りかご移動制御方法 - Google Patents

マルチカーエレベーター及び乗りかご移動制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の乗りかごが移動するマルチカーエレベーター及び乗りかご移動制御方法に関するものである。
従来、停電を検知した場合に動力電源をバッテリに切り替え、自動的にエレベーター(乗りかご)を最寄り階まで運行して待機させる停電時自動着床装置が知られている。このような制御により、自家発電設備のない建物において、停電時の乗りかご内での閉じ込めを抑止することができる。
例えば、特許文献1には、「制御装置は、停電時着床運転制御を完了した後、特定のエレベーター以外のエレベーターの運転を休止し、各エレベーターのそれぞれに設けられたバッテリの余剰電力を当該特定のエレベーターに集約して運転を継続する停電時バックアップ制御を実行する」ことが記載されている。
特開2013-352957号公報
ところで、昇降路内で複数の乗りかごが循環移動するマルチカーエレベーターが知られている。特許文献1に記載の技術は、停電時着床運転制御を完了した後、余剰電力を有効活用することを目的とするものであり、マルチカーエレベーターの停電時自動着床運転(以下「ALP運転」と称す。)については、言及されていない。マルチカーエレベーターは複数の乗りかごを有するため、乗りかごごとにバッテリを用意したのではバッテリ容量が大幅に増大してしまう。
上記の状況から、マルチカーエレベーターにおいてバッテリ容量を増大させることなく停電時着床運転を実現する手法が要望されていた。
本発明の一態様のマルチカーエレベーターは、昇降路内において第1の走行路及び第2の走行路を循環移動可能に設けられた複数対の乗りかごと、乗りかごを駆動させる乗りかご駆動回路部と、停電時に乗りかご駆動回路部に電源を供給する停電時自動着床運転用バッテリと、乗りかごの第1の走行路又は第2の走行路におけるかご位置を検出するかご位置検出部と、乗りかごの床下部に設けられ荷重に応じた検出信号を出力する荷重検出部と、その荷重検出部の検出信号から乗りかご内の負荷を計算する負荷計算部と、対の乗りかごが軽負荷方向に走行した場合の当該対の乗りかごの最寄階を算出する最寄階算出部と、対の乗りかごのそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に各対の乗りかごの最寄階が異なるか否かを判定し、各対の乗りかごの最寄階が同じになる場合には、軽負荷方向の最寄階が同じになる各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じであるか否かを判定し、各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じである場合には、各乗りかご内の負荷を走行路ごとに合計し、より軽負荷となる走行路にある複数の乗りかごを上昇方向に運転する指令を乗りかご駆動回路部に出力するように構成された走行制御部と、を備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、マルチカーエレベーターにおいてバッテリ容量を増大させることなく停電時着床運転を実現することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るマルチカーエレベーターの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係るマルチカーエレベーターを上面から見た図である。 本発明の一実施形態に係る乗りかごの概略構成図である。 従来のALP運転を行うエレベーターの構成図である。 本発明の一実施形態に係るALP運転を実現するマルチカーエレベーターの概要を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るALP運転時の乗りかご移動制御処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るマルチカーエレベーターが備える制御装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置の全体コントローラーの機能構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例(1)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例(2)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例(3)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例(4)を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るALP運転時の乗りかごの移動例(1)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るALP運転時の乗りかごの移動例(2)を示す図である。 本発明の一実施形態に係るALP運転時の乗りかごの移動例(3)を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び添付図面において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<一実施形態>
[マルチカーエレベーターの構成]
始めに、本発明の一実施形態に係るマルチカーエレベーター100の構成例について、図1と図2を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係るマルチカーエレベーター100の概略構成図である。図2は、マルチカーエレベーター100を上面から見た図である。これらの図に示すマルチカーエレベーター100は、建築物の上下方向に貫通して設けられた昇降路20と、昇降路20内において上下方向に循環移動可能に設けられた複数対(ここでは一例として3対)の乗りかご1とを有する。またマルチカーエレベーター100は、乗りかご1の運行を制御する制御装置6(図7参照)を有する。
昇降路20は、第1の昇降路20u(第1の走行路の一例)と第2の昇降路20d(第2の走行路の一例)から構成される。第1の昇降路20uの各階床には、上昇用乗り場9が設けられる。第2の昇降路20dの各階床には、下降用乗り場10が設けられる。通常運転時、第1の昇降路20u内を乗りかご1が上昇方向に移動し、第2の昇降路20d内を乗りかご1が下降方向に移動するように構成されている。ただし、管制運転時には、乗りかご1が各昇降路20u,20d内を上記と逆方向に移動することもある。以下の説明では、それぞれの乗りかご1を区別しやすくするため、図中の乗りかご1毎にかごドアの上に付した符号により、乗りかごA1,A2,B1,B2,C1,C2とも呼ぶ。
[乗りかごの設置状態]
昇降路20内における乗りかごA1~C2の設置状態として、始めに一対の乗りかごA1,A2を例に挙げて説明する。図2に示すように、乗りかごA1の一端部は、把持部2aにより無端状の第1主索21Aを把持するようにして固定され、乗りかごA1の他端部は、把持部2bにより無端状の第2主索22Aを把持するようにして固定される。第1主索21Aは、一対の駆動プーリー23(駆動綱車の一例)と下部プーリー25(下部綱車の一例)とに張架される。第2主索22Aは、一対の駆動プーリー24(駆動綱車の一例)と下部プーリー26(下部綱車の一例)とに張架される。把持部2aと把持部2bの間、及び、把持部3aと把持部3bの間はそれぞれ、補強材28により接続されている。
一対の乗りかごA1,A2は、第1主索21A及び第2主索22Aに固定された状態において、互いの釣り合い重りとして機能するように、対称となる位置に配置されている。すなわち、乗りかごA1と乗りかごA2は、それぞれの乗りかご1から近いプーリーの軸心と把持部との距離が等しくなるように各主索に固定される。
第1主索及び第2主索は、乗りかご1の対に合わせて3組設けられている。図1では、乗りかご1の対の種類を区別せずに、「第1主索21」及び「第2主索22」と記載している。駆動プーリー23と下部プーリー25、並びに駆動プーリー24と下部プーリー26はそれぞれ、乗りかご1の対に合わせて同軸上に3組設けられている。つまり、乗りかご1の対に合わせて、無端状の第1主索21B,21Cのそれぞれが、対応する駆動プーリー23と下部プーリー25とに張架され、無端状の第2主索22B,22Cのそれぞれが、対応する駆動プーリー24と下部プーリー26とに張架されている。
そして、一対の乗りかごB1,B2のそれぞれは、互いに釣り合い重りとして機能するように、無端状の第1主索21Bと無端状の第2主索22Bに固定される。また、一対の乗りかごC1,C2のそれぞれは、互いに釣り合い重りとして機能するように、無端状の第1主索21Cと無端状の第2主索22Cに固定される。
以上のように設置された3対の乗りかごA1~C2は、3つの駆動プーリー23、及び3つの駆動プーリー24のそれぞれの駆動により、制限された範囲の各速度で昇降路20内において、同一の軌道上を循環移動し、同一の軌道上において停止する構成となっている。例えば、3対の乗りかごA1~C2は、時計回りの循環方向に合わせて昇降路20の内部を循環移動する。
また、駆動プーリー23,24の回転方向の制御により、3対の乗りかごA1~C2の循環方向が反転可能に構成されている。また、駆動プーリー23,24は、乗りかご1の走行方向を反転(上昇方向から下降方向、又は、下降方向から上昇方向)させる上部走行方向反転部27uを構成する。また、下部プーリー25,26は、乗りかご1の走行方向を反転させる下部走行方向反転部27dを構成する。以下において、上部走行方向反転部27uと下部走行方向反転部27dを区別しない場合には「走行方向反転部27」と称する。図1では、乗りかごC2が上部走行方向反転部27uを通過中(横移動中)であり、乗りかごC1が下部走行方向反転部27dを通過中である。
また、駆動プーリー24には、エンコーダー5が取付けられており、駆動プーリー24の回転方向及び回転量を検出し、制御装置6に対して検出信号としてエンコーダー信号(図7参照)を出力することが可能である。
[乗りかごの構成]
乗りかご1は、図2に示すかごドア14を備える。かごドア14は、乗りかご1の前面に設けられる。かごドア14は利用客が乗車及び降車するために用いられる。乗りかご1の停止階には、上昇用乗り場9と下降用乗り場10が設けられる。図1では、昇降路20の左側の各階床に上昇用乗り場9を、昇降路20の右側の各階床に下降用乗り場10を並べて表す。上昇用乗り場9と下降用乗り場10では、一般にかごドア14に対向する位置に乗り場ドアが設けられる。
なお、図2では、乗りかご1の前面に一つのかごドア14が設けられた例を示したが、例えば乗りかご1の前面に乗車用かごドア、背面に降車用かごドアを設けた構成としてもよい。この場合、各かごドアに対応させて、一つの階床に上昇用の乗り場ドア及び降り場ドア、並びに、下降用の乗り場ドア及び降り場ドアが設けられる。
図3は、乗りかご1の概略構成の概略構成図である。図3は、乗りかご1の内部から、かごドア14の方向を視認したときの様子を表す。かごドア14の左横には、行先ボタン16、モニター17及びスピーカー18が設けられる。乗りかご1の天井には、照明器具15が設置されている。行先ボタン16は、乗りかご1に乗車した利用客(以下「乗客」とも称す)が行先階を登録する操作(かご呼び)を行うためのボタンである。
モニター17は、乗りかご1が走行又は停止している階床の情報の他、利用客に降車を促す案内等を表示する表示部の一例として用いられ、例えば液晶ディスプレイパネルによって構成される。スピーカー18は、乗りかご1が到着した階床を報知する他、利用客に降車を促す案内等を放音する放音部の一例として用いられる。モニター17及びスピーカー18は、制御装置6の指示に基づいて音声又は表示による出力処理を行う出力部の一例である。かごドア14、照明器具15の動作は、後述する図7に示す全体コントローラー8によって制御可能に構成されている。乗りかご1には、モニター17又はスピーカー18のいずれかが設けられてもよい。
また、乗りかご1の床下部の中央には、荷重センサー19が設置されている。荷重センサー19は、乗りかご1に乗り込んだ利用者や搬入された荷物の荷重、すなわち乗りかご1内の負荷を検出し、検出結果を制御装置6に出力する。
[各階の乗り場ドア]
再び、図1に戻って説明を続ける。通常運転時に乗りかご1が上昇する昇降路20uには、上昇用乗り場9に図示しない上昇用の乗り場ドアが設けられる。乗りかご1が上昇する途中で到着した階床の乗り場ドアにかごドア14が係合する。そして、かごドア14の開閉に追従して、乗り場ドアが開閉する。
一方、通常運転時に乗りかご1が下降する昇降路20dには、下降用乗り場10に図示しない下降用の乗り場ドアが設けられる。乗りかご1が下降する途中で到着した階床の乗り場ドアにかごドア14が係合する。そして、かごドア14の開閉に追従して、乗り場ドアが開閉する。
なお、通常運転時、乗りかご1が上昇して最上階に達した後、駆動プーリー23,24を経て下降に転じるまでの間、乗りかご1に利用客が乗車することは禁止される。このため、最上階では、乗りかご1の利用客は降車しなければならない。そこで、乗りかご1が上昇した最上階では上昇用乗り場9だけが設けられ、上昇用呼びボタン13uがない。逆に、乗りかご1が下降して最下階に達した後、下部プーリー25,26を経て上昇に転じるまでの間、乗りかご1に利用客が乗車することは禁止される。このため、最下階では、乗りかご1の利用客は降車しなければならない。そこで、乗りかご1が下降した最下階では下降用乗り場10だけが設けられ、下降用呼びボタン13dがない。
[乗り場装置]
昇降路20の各階床の乗り場ドアの近くには、利用客が乗りかご1を利用するためのかご呼びを登録するホールボタンとして、上昇用呼びボタン13u及び下降用呼びボタン13dが設けられる。上昇用呼びボタン13u及び下降用呼びボタン13dを区別しない場合には「ホールボタン13」と記す。ホールボタン13が押下されると、通常のかご呼び信号(「通常呼び信号」と呼ぶ)が制御装置6に送信され、かご呼びが登録される。そして、制御装置6は、最寄り階にいる乗りかご1をかご呼びが登録された階まで移動させる。これにより、ホールボタン13を押下した利用客は、乗りかご1に乗車することが可能となる。かご呼びは「乗り場呼び」とも呼ばれる。
[従来のALP運転を行うエレベーター]
ここで、従来のALP運転を行うエレベーターの構成について説明する。図4は、従来のALP運転を行うエレベーターの構成例を示す。
図4に示す一般的なエレベーターは、釣り合いおもり204に主ロープ202を介して接続された乗りかご201、主ロープ202が張架される綱車203、綱車203の動作を制御する制御装置205、及び制御装置205ごとに設けられるALPバッテリ206を備える。釣り合いおもり204は、乗りかご201内の負荷(以下「かご内負荷」とも称す)が最大積載量に対して50%のとき、乗りかご201と均衡が取れるように調整される。
制御装置205は、停電発生時のALP運転モードにおいて、乗りかご1を救出階(一般的に最寄階)に到着させるように運転する。このとき、乗りかご1内の負荷が50%未満であれば上昇方向、負荷が50%以上であれば下降方向といったように、常に綱車203を回生電力が発生する回生方向(軽負荷方向)に運転してALPバッテリ206の容量を抑制していた。
[本実施形態に係るALP運転を実現するための構成]
次に、本実施形態に係るALP運転を実現するためのマルチカーエレベーターについて説明する。図5は、一実施形態に係るALP運転を実現するマルチカーエレベーターの概要を説明する図である。
(マルチカーエレベーターにおいて考えられるALP運転の問題点)
前提条件:ALPモード時の運転方向は、バッテリ容量の抑制のため従来と同じく軽負荷方向とする。
・乗りかごA1と乗りかごA2が対(ループA)を構成し、ループコントローラーAで制御
・乗りかごB1と乗りかごB2が対(ループB)を構成し、ループコントローラーBで制御
・かご内負荷が(乗りかごA1)>(乗りかごA2)、(乗りかごB1)<(乗りかごB2)である場合、ループAでは乗りかごA1が下降方向、ループBでは乗りかごB2が下降方向となり、ループAとループBで救出階(最寄階)が重なってしまいALP運転が不可となる。
なお、以下では、かご内負荷の大小関係を説明する場合に符号のみを用いて表す。例えば、かご内負荷が(乗りかごA1)>(乗りかごA2)の関係である場合、A1>A2のように表現する。
(解決方法)
(1)上記のかご内負荷の関係で、さらにA1+B1>A2+B2であれば、乗りかごA1と乗りかごB1を下降方向へ運転する。このとき、ループコントローラーAは回生運転、ループコントローラーBは力行運転となるので、ループコントローラーBは力行分の電力が必要となる。ただし、マルチカーエレベーター全体としては回生運転となる。
(2)逆に、A1+B1<A2+B2であれば、乗りかごA1と乗りかごB1を上昇方向へ運転する。このとき、ループコントローラーAは力行運転、ループコントローラーBは回生運転となるので、ループコントローラーAは力行分の電力が必要となる。ただし、マルチカーエレベーター全体としては回生運転となる。
従来のようにループコントローラーごとにALPバッテリを持つと、それぞれのループコントローラーに力行運転で必要なバッテリ容量(かご内負荷100%で設計)が必要となる。しかし、停電時に各ループコントローラー7に電源を供給するALPバッテリ31(停電時自動着床運転用バッテリ)を全てのループコントローラーで共用化すれば、力行運転となるのはループコントローラー全体の半数以下のため、バッテリ容量の削減が可能となる。また、ALPバッテリの数も減らせる。
また、回生運転となるループコントローラーの回生電力を、力行運転となるループコントローラーに供給すれば、更にバッテリ容量の削減が可能となる。
[ALP運転時の乗りかご移動制御処理の概要]
図6は、一実施形態に係るALP運転時の乗りかご移動制御処理の概要を示すフローチャートである。この乗りかご移動制御処理は、例えば後述する全体コントローラー8(図7参照)により実行される。
まず、全体コントローラー8は、停電発生を検知すると(S1)、ALP運転モードへ移行する(S2)。次いで、各ループが軽負荷方向に走行した場合に、各ループの救出階が異なるか否かを判定し(S3)、各ループの救出階が異なる場合には(S3のYES)、各乗りかご1を各救出階に運転する(S4)
一方、各ループの救出階が同じ場合には(S3のNO)、対象ループの救出階が他のループと重なる場合に対象ループと当該他のループで軽負荷方向が同じか否かを判定する(S5)。対象ループと他のループで軽負荷方向が同じ場合には(S5のYES)、救出階に近い乗りかご1から各ループの各乗りかご1を救出階に運転する(S6)。
次いで、対象ループと他のループで軽負荷方向が異なる場合には(S5のNO)、全てのループの乗りかご1の負荷を昇降路(走行路)ごとに合計して各昇降路の合計負荷を比較し、全ループを軽負荷となる方向へ運転する(S7)。
ステップS4、ステップS6、又はステップS7の処理が終了後、全体コントローラー8はALP運転モードを終了し、待機する(S8)。
[制御装置]
次に、マルチカーエレベーター100の制御系について説明する。図7は、マルチカーエレベーター100が備える制御装置6の内部構成例を示すブロック図である。
制御装置6は、マルチカーエレベーター装置の運行を制御するためのものであって、例えば計算機によって構成されている。計算機は、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。
このような制御装置6は、駆動プーリー23,24を駆動することで乗りかごA1~C2の移動又は停止を制御する3つのループコントローラー7と、3つのループコントローラー7の動作を集中制御する全体コントローラー8、及びALPバッテリ31とを備える。3つのループコントローラー7の動力電源は、電源供給部30から供給される。
(ループコントローラー)
3つのループコントローラー7のうちの1つ(図中の「ループコントローラーA」)は、一対の乗りかごA1,A2が把持する第1主索21及び第2主索22が張架された1組の駆動プーリー23,24を同期させて駆動制御するように構成されている。同様に、他の1つのループコントローラー7(図中の「ループコントローラーB」)は、一対の乗りかごB1,B2が把持する第1主索21及び第2主索22が張架された1組の駆動プーリー23,24を同期させて駆動制御するように構成されている。さらに他の1つのループコントローラー7(図中の「ループコントローラC」)は、一対の乗りかごC1,C2が把持する第1主索21及び第2主索22が張架された1組の駆動プーリー23,24を同期させて駆動制御するように構成されている。
各ループコントローラー7は、エンコーダー5から出力されるエンコーダー信号(検出信号)に基づいて、各ループコントローラー7が制御する乗りかご1の移動方向及び移動量を求めることができる。これにより、各ループコントローラー7は、各ループコントローラー7が制御する乗りかご1毎に、乗りかご1の現在のかご位置、及び走行速度を求め、全体コントローラー8に乗りかご1の現在のかご位置、及び走行速度の情報を出力する。つまり、各ループコントローラー7は、かご位置検出部としての機能を有する。
(全体コントローラー)
全体コントローラー8は、各ループコントローラー7から入力される乗りかご1の現在の位置、及び走行速度の情報に基づいて、昇降路20内における全ての乗りかご1の動作を制御する。そして、全体コントローラー8は、通常運転モードと、停電時自動着床運転モード(ALP運転モード)の2つの運転モードで、駆動プーリー23,24の駆動を制御することが可能である。また、全体コントローラー8は、ALP運転モードにおいて乗りかご1のかごドア14や照明器具15等の動作を制御する。
通常運転モードとは、利用客が乗りかご1に乗車可能な運転モードである。通常運転モードであれば、利用客は、ホールボタン13を押してホール呼びを登録したり、乗りかご1に乗車した利用客は行先ボタン16を押して行先階を登録したりすることができる。そして、乗りかご1に乗車した利用客は、登録した行先階に行くことができる。
ALP運転モードとは、停電時に乗りかご1を最寄階に自動着床させるモードである。ALP運転モードでは、停電を検知した場合に動力電源が電源供給部30からALPバッテリ31に切り替えられ、自動的に乗りかご1を最寄階まで運行して待機させる。
次に、全体コントローラー8について更に詳細に説明する。図8は、全体コントローラー8の機能構成例を示すブロック図である。
全体コントローラー8は、停電検知部81、運転モード切替部82、負荷計算部83、最寄階算出部84、及び走行制御部85を備える。
停電検知部81は、電源供給部30から制御装置6の各ループコントローラー7に供給される動力電源(例えば電流、電圧等)を監視して停電の発生を検知し、検知結果を運転モード切替部82に出力する回路である。例えば、電源の供給が停止しただけではなく、電源供給部30から供給される動力電源が、ループコントローラー7の要求する電源仕様を満たさないような場合にも停電に準じた状態が発生している判断してもよい。
運転モード切替部82は、停電検知部81の検知結果を受けて、停電が発生した場合には通常運転モードからALP運転モードに切り替えるように構成されている。運転モード切替部82は、少なくとも通常運転モードとALP運転モードの2つの運転モードの切り替えを行い、現在の運転モードの情報を負荷計算部83に出力する。
負荷計算部83は、乗りかご1の床下部に設けられた荷重センサー19の検出信号(重量データ)を受信して乗りかご1内の負荷を計算し、計算結果を最寄階算出部84又は走行制御部85へ出力するように構成されている。また、負荷計算部83は、全てのループの乗りかご1の負荷を昇降路ごとに合計し、計算結果を最寄階算出部84又は走行制御部85へ出力するように構成されている。
最寄階算出部84は、一対の乗りかご1が軽負荷方向に走行した場合の当該一対の乗りかご1の最寄階を算出し、算出結果を走行制御部85に出力するように構成されている。最寄階算出部84には、各ループコントローラー7から、第1の昇降路20u(第1の走行路)又は第2の昇降路20d(第2の走行路)における乗りかご1の現在のかご位置、及び走行速度が入力される。
走行制御部85は、通常運転モードとALP運転モードの2つの運転モードで、昇降路20内における全ての乗りかご1の動作を制御するように構成されている。すなわち、走行制御部85は、通常運転モードとALP運転モードのそれぞれにおいて、乗りかご1の対ごとにループコントローラー7(が備える不図示のモーター駆動回路)に対応する乗りかご1の運転方向と運転速度を決定し、各ループコントローラー7に指令を出力して各乗りかご1の駆動を制御する。各ループコントローラー7は、乗りかご駆動回路部の一例である。
例えば、走行制御部85は、ALP運転モード時、対の乗りかご1のそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に各対の乗りかご1の最寄階が異なるか否かを判定するように構成されている。また、走行制御部85は、ALP運転モード時、各対の乗りかご1の最寄階が同じになる場合には、軽負荷方向の最寄階が同じになる各対の乗りかご1の軽負荷方向が全て同じであるか否かを判定するように構成されている。さらに、走行制御部85は、ALP運転モード時、各対の乗りかご1の軽負荷方向が全て同じではない場合には、各乗りかご1内の負荷を昇降路(走行路)ごとに合計し、軽負荷となる昇降路(走行路)にある複数の乗りかご1を上昇方向に運転するように構成されている。
さらに、走行制御部85は、ALP運転モード時、第1の昇降路20u(第1の走行路)内を第1の方向(例えば上方向)に走行中の乗りかご1の循環方向を、第1の方向と逆の第2の方向(下方向)に切り替えることができるように構成されている。これにより、一方向に循環移動するよりも、移動対象の乗りかご1の運転方向の自由度が増し、運転効率を高めることができる。
[制御装置のハードウェア構成]
図9は、制御装置6が備えるコンピューターのハードウェア構成例を示すブロック図である。図9に示すコンピューターは、バス78にそれぞれ接続されたCPU(Control Processing Unit:中央処理装置)71、ROM(Read Only Memory)72、およびRAM(Random Access Memory)73を備える。さらに、コンピューターは、記憶装置74、操作部75、表示部76、及び通信インターフェース77を備える。
CPU71は、本実施形態に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM72から読み出して実行する。RAM73には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。本実施形態に係る各システムおよび装置における処理の実行は、主にCPU71がプログラムコードを実行することにより実現される。CPU71、ROM72、およびRAM73は、制御部の一例である。
表示部76は、例えば、液晶ディスプレイモニターであり、この表示部76によりコンピューターで実行される処理の結果が操作者に表示される。
操作部75には、例えば、キーボード、マウスなどが用いられ、操作者は操作部75を用いて所定の入力を行う。表示部76や操作部75は、エレベーターの保守時に使用される。なお、制御装置6が、表示部76や操作部75を備えない構成としてもよい。
記憶装置74には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの大容量データ記憶媒体が用いられる。記憶装置74には、運行を制御するプログラムや、運行履歴などの各種データが記録される。
通信インターフェース77には、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられる。通信インターフェース77は、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線などを介して外部装置や他のコントローラーと各種データの送受信を行う。
[乗りかご移動制御処理の手順例]
次に、一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例について図10~図16を参照して説明する。説明は、図1に示した3対の乗りかご1を有するマルチカーエレベーターを想定して説明する。
図10は、乗りかご移動制御処理の手順例(1)を示すフローチャートである。図11は、乗りかご移動制御処理の手順例(2)を示すフローチャートである。図12は、一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例(3)を示すフローチャートである。図13は、一実施形態に係る乗りかご移動制御処理の手順例(4)を示すフローチャートである。
また、図14は、ALP運転時の乗りかご1の移動例(1)を示す図である。図15は、ALP運転時の乗りかご1の移動例(2)を示す図である。図16は、ALP運転時の乗りかご1の移動例(3)を示す図である。
図10において、停電検知部81が停電を検知すると、運転モード切替部82が通常運転モードからALP運転モードに切り替えて、ALP運転モードが開始される。ALP運転モードの開始後、各ループコントローラー7が、各ループの乗りかご1のかご位置と走行速度の情報を取得する。また、負荷計算部83は、荷重センサー19から入力される重量データに基づいて、各ループの乗りかご1内の負荷を計算する。そして、最寄階算出部84は、各ループの乗りかご1のかご位置と各ループの乗りかご1の負荷バランスを元に、各ループの軽負荷方向の最寄階を算出する(S11)。
以下の説明において、図1に示す乗りかごA1,A2と第1主索21及び第2主索22の組み合わせを「ループA」と称する。同様に、乗りかごB1,B2と第1主索21及び第2主索22の組み合わせを「ループB」、乗りかごC1,C2と第1主索21及び第2主索22の組み合わせを「ループC」と称する。走行制御部85は、各ループA~Cの両方の乗りかご1が救出未完了の場合には負荷が軽い方の乗りかご1の、一方の乗りかご1が救出完了している場合には救出未完了の乗りかご1の、それぞれの軽負荷方向の最寄階は全て異なる階か否かを判定する(S12)。これは、片方の乗りかご1の着床した階床(例えば救出階)に乗り場があっても、対をなす反対側の乗りかご1の側には乗り場がないことを想定したものである。
ここで、上記に該当する乗りかご1のそれぞれの軽負荷方向の最寄階が全て異なる場合には(S12のYES)、走行制御部85は、救出未完了かつ各ループA~Cの負荷が軽い方の乗りかご1をそれぞれ軽負荷方向で各々の最寄階へ運転する。また、走行制御部85は、一方の乗りかご1が救出完了している場合には救出未完了の乗りかご1を各々の最寄階へ運転する(S13)。このステップS13の処理は、図6に示すステップS4の処理に対応する。
次いで、走行制御部85は、対象の乗りかご1が最寄階に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S14)。次いで、走行制御部85は、全てのループA~Cの乗りかご1(例えば乗りかごA1,B1,C1)が各々の最寄階に到着し、救出が完了したか否かを判定し(S15)、救出が完了していない場合には(S15のNO)、本判定処理を繰り返す。
全体コントローラー8は、上記ステップS11~S15の処理を、ループA~Cのそれぞれについて実施する。
一方、走行制御部85は、全てのループA~Cの乗りかご1の救出が完了した場合には(S15のYES)、次に全ての乗りかご1の救出が完了したか否かを判定し(S16)、全ての乗りかご1の救出が完了した場合には(S16のYES)、ALP運転モードを終了する。または、全ての乗りかご1(乗りかごA1~C2)の救出が完了していない場合には(S16のNO)、ステップS11の処理に戻る。例えば、乗りかごA1,B1,C1の救出が完了したが、それぞれの対をなす乗りかごA2,B2,C2の救出が完了していない場合には、NOと判定される。
次いで、ステップS12において、上記に該当する乗りかご1のそれぞれの軽負荷方向の最寄階が全て異なっていない場合には(S12のNO)、走行制御部85は、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる各ループの軽負荷方向が全て同じであるか否かを判定する(S17)。ここで、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる各ループの軽負荷方向が全て同じではない場合には(S17のNO)、図11のステップS30に進む。このステップS17の判定処理は、図6のステップS5の判定処理に対応する。
図11おいて、負荷計算部83は、昇降路(第1の昇降路20u及び第2の昇降路20d)ごとに各乗りかご1内の負荷の合計を算出する(S30)。次いで、走行制御部85は、乗りかご1内の負荷の合計が軽い昇降路の乗りかご1が上昇方向になるようにALP運転を行う(S31)。このステップS30~S31の処理は、図5のステップS7の処理に対応する。
例えば、図5に示したように、かご内負荷がA1>A2、及びB1<B2であり、さらにA1+B1<A2+B2の関係であれば、走行制御部85は、乗りかごA1と乗りかごB1を上昇方向へ運転する。
次いで、走行制御部85は、救出が完了していない最初の乗りかご1を最寄階のドアゾーンに到着させる(S32)。そして、走行制御部85は、対象の乗りかご1が最寄階に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S33)。
次いで、走行制御部85は、全ての乗りかご1が最寄階に到着し、ドア開及び消灯を実施したかを判定し(S34)、全ての乗りかご1が最寄階に到着し、ドア開及び消灯を実施していない場合には(S34のNO)、ステップS11の処理に戻る。また、走行制御部85は、全ての乗りかご1が最寄階に到着し、ドア開及び消灯を実施した場合には(S34のYES)、ALP運転モードを終了する。
図10の説明に戻る。ステップS17において、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる各ループの軽負荷方向が全て同じである場合には(S17のYES)、走行制御部85は、最寄階が同じになるループが2つ以上であって、各ループの軽い乗りかご側の最寄階が端階であるか否かを判定する(S18)。階床が端階であるかどうかの情報は、ROM72又は記憶装置74に格納されている。ステップS18以降の処理は、図6のステップS6の処理に対応する。
ステップS18において、各ループの軽い乗りかご側の最寄階が端階である場合には(S18のYES)、図12のステップS40に進む。図12に示す乗りかご移動制御処理は、図6のステップS6の処理に対応する。
次に、図12のステップS40~S49の乗りかご移動制御処理について、図14を参照しながら説明する。図14において、かご負荷条件は、A1<A2、C1<C2である。
図12において、走行制御部85は、端階に近い方の乗りかごC1(先頭かご)を救出対象乗りかごに設定し(S40)、救出対象の乗りかごC1を最寄階(端階)へ走行させる(S41)。次いで、走行制御部85は、救出対象の乗りかごC1が最寄階(上昇用乗り場9-5)に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S42)。
次いで、走行制御部85は、救出対象の乗りかごC1の対の乗りかごC2が救出完了しているか否かを判定し(S43)、乗りかごC2の救出が完了している場合には(S43のYES)、ステップS47の判定処理に進む。一方、乗りかごC2の救出が完了していない場合には(S43のNO)、走行制御部85は、救出対象の乗りかごC1の対の乗りかごC2が着床しているか否かを判定し(S44)、着床している場合には(S44のYES)、ステップS47の処理に進む。
または、走行制御部85は、当該対の乗りかごC2を最寄階へ走行し(S45)、対の乗りかごC2が最寄階に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S46)。
次いで、ステップS43のYES判定の場合、ステップS44のYES判定の場合、又はステップS46の処理後、走行制御部85は、全ての乗りかごA1~C2の救出が完了したか否かを判定し(S47)、全ての乗りかごA1~C2の救出が完了した場合には(S47のYES)、ALP運転モードを終了する。または、全ての乗りかごA1~C2の救出が完了していない場合には(S47のNO)、走行制御部85は、救出対象の乗りかごC1を次の乗りかごA1が最寄階(上昇用乗り場9-5)へ走行できる位置へ移動する(すなわち最寄階の停止空間を空ける)(S48)。そして、走行制御部85は、次の乗りかごA1を救出対象の乗りかごに設定し(S49)、ステップS41の処理に進む。
図10の説明に戻る。ステップS18において、各ループの軽いかご側の最寄階が端階ではない場合には(S18のNO)、走行制御部85は、最寄階が同じになるループが3ループであって、各ループの軽い乗りかご側の最寄階の次の停止階が端階であるか否かを判定する(S19)。
ステップS19において、各ループの軽い乗りかご側の最寄階の次の停止階が端階である場合には(S19のYES)、図13のステップS50に進む。図13に示す乗りかご移動制御処理は、図6のステップS6の処理に対応する。
次に、図13のステップS50~S57の乗りかご移動制御処理について、図15を参照しながら説明する。図15において、かご負荷条件は、A1<A2、B1<B2、C1<C2である。
図13において、先頭かごである乗りかごC1を端階(上昇用乗り場9-5)に走行し、2番目の乗りかごA1を最寄階(上昇用乗り場9-4)へ走行する(S50)。そして、走行制御部85は、乗りかごC1,A1がそれぞれ端階及び最寄階に着床後、それぞれのかごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S51)。
次いで、走行制御部85は、救出が完了した2つのループC,Aの未救出の乗りかごC2,A2を他の階床(図15では最下階)と最寄階へ走行する(S52)。そして、走行制御部85は、乗りかごC2,A2がそれぞれ階床及び最寄階に着床後、それぞれのかごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S53)。
次いで、走行制御部85は、上記2つのループC,Aの乗りかごC1,C2,A1,A2を残りのループBの乗りかご1が最寄階へ走行できる位置へ移動し、残りのループBの軽い方の乗りかごB1を最寄階へ走行する(S54)。そして、走行制御部85は、乗りかごB1が最寄階に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S55)。
次いで、走行制御部85は、残りのループBの未救出の乗りかごB2を最寄階(下降用乗り場10-2)へ走行する(S56)。そして、走行制御部85は、乗りかごB2が最寄階に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S57)。ステップS57の処理が終了後、ALP運転モードを終了する。
図10の説明に戻る。ステップS19において、各ループの軽い乗りかご側の最寄階の次の停止階が端階ではない場合には(S19のNO)、走行制御部85は、ステップS20に進む。ステップS20の処理は、図6のステップS6に対応する。
次に、ステップS20について、図16を参照しながら説明する。図16において、かご負荷条件は、A1<A2、B1<B2、C1<C2である。
走行制御部85は、最寄階が同じになるループが2ループの場合、先頭かごの乗りかごC1は軽い乗りかご側(C1側)の最寄階の次の階床(上昇用乗り場9-4)に走行し、2番目の乗りかごA1は最寄階(上昇用乗り場9-3)へ走行し、残りの乗りかごB1は軽い乗りかご側の軽負荷方向の最寄階へ走行する(S20)。
また、走行制御部85は、最寄階が同じになるループが3ループの場合、先頭かごの乗りかごC1は軽い乗りかご側(C1側)の最寄階の2つ先の階床(上昇用乗り場9-5)に走行し、2番目の乗りかごA1は最寄階の1つ先の階床(上昇用乗り場9-4)に走行し、3番目の乗りかごB1は最寄階へ走行する(S20)。
そして、走行制御部85は、最寄階が同じになるループの各乗りかご1のそれぞれが最寄階又は他の階床に着床後、かごドア14及び乗り場ドアを開き、一定時間経過したら照明器具15を消灯して各ドアを閉める(S21)。
そして、走行制御部85は、全ての乗りかご1の救出が完了したか否かを判定し(S22)、全ての乗りかご1の救出が完了した場合には(S22のYES)、ALP運転モードを終了する。または、全ての乗りかご1(乗りかごA1~C2)の救出が完了していない場合には(S22のNO)、ステップS11の処理に戻る。
上述した一実施形態に係るマルチカーエレベーター100及びその乗りかご移動制御処理によれば、ALPバッテリ31のバッテリ容量を増大させることなく、停電時着床運転(ALP運転)を実現することができる。
すなわち、一実施形態に係るマルチカーエレベーター100では、ALPバッテリ31をマルチカーエレベーター100全体で共用し、かつALP運転方向をマルチカーエレベーター100全体で軽負荷方向になるように全乗りかご1を同一方向へ走行させる。それにより、例えば3つ以上のループの場合であっても、ALPバッテリ31の最大容量は、システム全体でかご内負荷100%の負荷増大分をまかなえる容量があればよいため、バッテリ容量を削減できる。
また、回生運転となるループに対応するループコントローラー7の回生電力を、力行運転となるループのループコントローラー7に供給すれば、更なるバッテリ容量の低減を図ることが可能となる。
また、上述した図10、図12~図13に示した各乗りかご移動制御処理は、複数のループの救出階が同じであるときに他の階床を利用して乗りかご1内の乗客の救出を行うため、乗りかご1を順次救出階に到着させる方法と比較して、救出時間を短縮できる。
<変形例>
また、上述したマルチカーエレベーター100は、全体コントローラー8が、各乗りかご1の運行を制御してもよい。または、各ループコントローラー7が乗りかご1の対ごとに各乗りかご1の運行を制御する構成としてもよい。各ループコントローラー7が、全体コントローラー8に設けられた各機能部を有し、ループコントローラー7毎に通信し合うことによって、各ループコントローラー7が駆動制御する乗りかご1の状況を把握することができる。
また、マルチカーエレベーター100に設けられる乗りかご1の台数は、6台に限定されるものではなく、乗りかご1の台数は、5台以下、あるいは7台以上設けてもよい。
また、上述した実施形態では、乗りかご1が主として移動する第1の方向として、鉛直方向である上下方向を適用した例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、第1の方向として、上下方向及び水平方向から傾斜した斜め方向としてもよい。そして、マルチカーエレベーターとしては、少なくとも乗りかご1が主として移動する第1の方向(例えば上述した実施形態では上下方向)と、この第1の方向と交差する第2の方向(例えば上述した実施形態では横方向)に移動可能なマルチカーエレベーターが適用される。
さらに、本発明は上述した各実施形態例及び変形例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するためにマルチカーエレベーターの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されない。また、上記実施形態例の構成の一部について、他の構成要素の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成要素、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路の設計などによりハードウェアで実現してもよい。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…乗りかご、 5…エンコーダー、 8…全体コントローラー、 27u…上部走行方向反転部、 27d…下部走行方向反転部、 31…ALPバッテリ、 81…停電検知部、 82…運転モード切替部、 83…負荷計算部、 84…最寄階算出部、 85…走行制御部、 100…マルチカーエレベーター

Claims (10)

  1. 昇降路内において第1の走行路及び第2の走行路を循環移動可能に設けられた複数対の乗りかごと、
    前記乗りかごを駆動させる乗りかご駆動回路部と、
    停電時に前記乗りかご駆動回路部に電源を供給する停電時自動着床運転用バッテリと、
    前記乗りかごの第1の走行路又は第2の走行路におけるかご位置を検出するかご位置検出部と、
    前記乗りかごの床下部に設けられ荷重に応じた検出信号を出力する荷重検出部と、
    前記荷重検出部の検出信号から前記乗りかご内の負荷を計算する負荷計算部と、
    前記停電時、対の乗りかごが軽負荷方向に走行した場合の前記対の乗りかごの最寄階を算出する最寄階算出部と、
    前記停電時、前記対の乗りかごのそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に各対の乗りかごの最寄階が異なるか否かを判定し、前記各対の乗りかごの最寄階が同じになる場合には、軽負荷方向の最寄階が同じになる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じであるか否かを判定し、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じではない場合には、前記各乗りかご内の負荷を前記走行路ごとに合計した値がより軽負荷となる走行路にある複数の前記乗りかごを上昇方向に運転する指令を前記乗りかご駆動回路部に出力するように構成された走行制御部と、を備える
    マルチカーエレベーター。
  2. 前記走行制御部は、前記対の乗りかごのそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に各対の乗りかごの最寄階が異なるか否かの判定において、前記各対の乗りかごの両方の乗りかごが救出未完了の場合には負荷が軽い方の乗りかご、前記各対の乗りかごの一方の乗りかごが救出完了している場合には救出未完了の乗りかご、それぞれの軽負荷方向の最寄階が全て異なる階か否かを判定する
    請求項1に記載のマルチカーエレベーター。
  3. 前記負荷計算部は、該当する前記乗りかごのそれぞれの軽負荷方向の最寄階が全て異なっていない場合であって、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの該当する乗りかごの軽負荷方向が全て同じではない場合には、前記第1の走行路及び前記第2の走行路ごとに各乗りかご内の負荷の合計を算出する
    請求項2に記載のマルチカーエレベーター。
  4. 前記走行制御部は、前記対の乗りかごが軽負荷方向に走行した場合に前記各対の乗りかごの最寄階が異なるときには、前記各対の乗りかごを各最寄階に走行する
    請求項1に記載のマルチカーエレベーター。
  5. 前記走行制御部は、前記対の乗りかごのそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に各対の乗りかごの最寄階が異なるか否かの判定において、前記各対の乗りかごの両方の乗りかごが救出未完了の場合には負荷が軽い方の乗りかご、前記各対の乗りかごの一方の乗りかごが救出完了している場合には救出未完了の乗りかご、それぞれの軽負荷方向の最寄階が全て異なる階であるときには、前記各対の乗りかごの二つの救出未完了の乗りかごのうち負荷が軽い方の乗りかごをそれぞれ軽負荷方向で各々の最寄階へ運転し、前記各対の乗りかごの一方の乗りかごが救出完了している場合には救出未完了の乗りかごを各々の最寄階へ運転する
    請求項4に記載のマルチカーエレベーター。
  6. 前記走行制御部は、前記対の乗りかごのそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に前記各対の乗りかごの最寄階が同じであって、軽負荷方向の最寄階が同じになる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じである場合には、最寄階に近い乗りかごから前記各対の乗りかごを各最寄階に走行する
    請求項1に記載のマルチカーエレベーター。
  7. 前記走行制御部は、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じである場合であって、最寄階が同じ階になる前記対の乗りかごが二対以上、かつ最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの負荷が軽い側の乗りかごの最寄階が端階である場合には、
    はじめに前記端階に1番近い乗りかごを前記端階へ走行させ、次いで、前記端階に1番近かった前記乗りかごと対をなす乗りかごを最寄階へ走行させ、次いで、前記端階に2番目に近かった乗りかごを前記端階へ走行させ、次いで、前記端階に2番目に近かった前記乗りかごと対をなす乗りかごを最寄階へ走行させる
    請求項6に記載のマルチカーエレベーター。
  8. 前記走行制御部は、軽負荷方向の最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じである場合であって、最寄階が同じ階になる前記対の乗りかごが三対、かつ最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの負荷が軽い側の乗りかごの最寄階の次の停止階が端階である場合には、
    はじめに前記端階に1番近い乗りかごを前記端階へ走行させるとともに、前記端階に2番目に近い乗りかごを前記最寄階に走行させ、次いで、前記端階に1番近かった前記乗りかごと対をなす乗りかごを最寄階の次の階へ走行させるとともに、前記端階に2番目に近かった前記乗りかごと対をなす乗りかごを最寄階へ走行させ、次いで、前記端階に3番目に近かった乗りかごを前記最寄階へ走行させ、次いで、前記端階に3番目に近かった前記乗りかごと対をなす乗りかごを最寄階へ走行させる
    請求項6に記載のマルチカーエレベーター。
  9. 軽負荷方向の最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じである場合であって、最寄階が同じ階になる前記各対の乗りかごの負荷が軽い側の乗りかごの最寄階、又は当該最寄階の次の停止階が端階ではない場合、
    前記走行制御部は、最寄階が同じ階になる前記対の乗りかごが二対のとき、前記二対の乗りかごのうち前記最寄階に1番近い乗りかごを負荷が軽い乗りかご側の最寄階の次の階へ走行させ、前記最寄階に2番目に近い乗りかごを前記最寄階へ走行させ、残りの乗りかごを負荷が軽い乗りかご側の軽負荷方向の最寄階へ走行させるように制御し、
    また、前記走行制御部は、最寄階が同じ階になる前記対の乗りかごが三対のとき、前記三対の乗りかごのうち前記最寄階に1番近い乗りかごを負荷が軽い乗りかご側の最寄階の2つ先の階へ走行させ、前記最寄階に2番目に近い乗りかごを前記最寄階の1つ先の階へ走行させ、前記最寄階に3番目に近い乗りかごを前記最寄階へ走行させるように制御する
    請求項6に記載のマルチカーエレベーター。
  10. 昇降路内において第1の走行路及び第2の走行路を循環移動可能に設けられた複数対の乗りかごと、前記乗りかごを駆動させる乗りかご駆動回路部と、停電時に前記乗りかご駆動回路部に電源を供給する停電時自動着床運転用バッテリと、前記乗りかごの第1の走行路又は第2の走行路におけるかご位置を検出するかご位置検出部と、前記乗りかごの床下部に設けられ荷重に応じた検出信号を出力する荷重検出部と、前記荷重検出部の検出信号から前記乗りかご内の負荷を計算する負荷計算部と、を備えたマルチカーエレベーターの乗りかご移動制御方法であって、
    前記停電時、対の乗りかごが軽負荷方向に走行した場合の前記対の乗りかごの最寄階を算出する処理と、
    前記停電時、前記対の乗りかごのそれぞれが軽負荷方向に走行した場合に各対の乗りかごの最寄階が異なるか否かを判定し、前記各対の乗りかごの最寄階が同じになる場合には、軽負荷方向の最寄階が同じになる前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じであるか否かを判定し、前記各対の乗りかごの軽負荷方向が全て同じではない場合には、前記各乗りかご内の負荷を前記走行路ごとに合計し、より軽負荷となる走行路にある複数の前記乗りかごを上昇方向に運転する指令を前記乗りかご駆動回路部に出力するように制御する処理と、を含む
    乗りかご移動制御方法。
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