JP7012593B2 - 収穫機 - Google Patents
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Description
このような実情に鑑み、作物を搬送する搬送部に対して搬送停止操作が運転者以外の搭乗員によって行われた場合にも、その搬送停止操作が運転者に報知され、運転者が適切な処置をとることができる収穫機が要望されている。
前記エンジンからの動力を前記搬送部の搬送駆動機構に伝達する動力伝達機構に設けられた搬送クラッチと、前記搬送クラッチを動力遮断状態にするクラッチ遮断指令を出力するクラッチ操作具と、前記クラッチ遮断指令の出力に応答して、前記搬送クラッチの動力遮断状態を報知する報知部とが備えられ、前記動力遮断状態の報知は、前記運転部に設置されたメータパネルにおける表示であり、さらに、前記動力遮断状態での機体走行の検出に基づいて、報知部は警報音を発する。
収穫機は、圃場Gで掘り起こされ、圃場Gに置かれる状態で乾燥された玉ねぎA(作物に相当)を拾い上げて収穫するものである。したがって、玉ねぎA(作物)の収穫は、掘り取り機(図示せず)により、圃場Gに埋まっている玉ねぎA(作物の一例)を掘り出し、掘り出し位置に数日間置いて乾燥させた後に行われる。
図1及び図2に示すように、機体10の左及び右のクローラ型の走行装置1を備え、機体10の前部に収穫部2を備え、この収穫部2の後側に搬送部3及び分散部4を備え、機体10の後部に回収部5を備えて収穫機が構成されている。なお、分散部4は搬送部3の下側において、機体前後方向で、前方に引き込む退避位置と、公報に突き出す作用位置と間を変位可能に設けられている。図1には、退避位置での分散部4が示されている。
図1に示すように、収穫部2は、拾上装置8と掻込装置9とを備えている。拾上装置8は、機体10の前部において下端部を圃場Gの近くになるように、上端部を搬送部3の始端部の上側にくるように、配置されている。この拾上装置8は、無端の回転帯11を備えたコンベヤであり、その回転帯11は、機体10の左右幅とほぼ同じ左右幅を有し、拾上装置8の下端部と上端部とに亘って架設されている。さらに、回転帯11には、この回転帯11と同じ左右幅の板状の多数の拾上部材12が設けられている。
図1に示すように、搬送部3は、機体前後方向で接続している、前側搬送装置17と後側搬送装置18とを備えている。前側搬送装置17は、拾上装置8の左右幅と略同じ左右幅であり、拾上装置8の上端部の下側に配置され、側面視で前端側ほど高レベルとなる斜め姿勢で配置されている。前側搬送装置17及び後側搬送装置18は、回動式のコンベヤとして構成されている。
回収部5は、コンテナとして機能する回収容器50と、この回収容器50を載置する容器支持体RCとからなる。容器支持体RCは、機体10の後部フレーム構造体と、この後部フレーム構造体に対して上下方向に回動する回動構造体とからなる。以下に、後部フレーム構造体と回動構造体とを説明する。
傾斜フレーム32が容器支持体RCの後部フレーム構造体の主要部材であり、縦フレーム40が容器支持体RCの回動構造体の主要部材である。
図6に示すように、分散部4は、左右方向での中央部が緩やかに後方に傾斜し、この中央部から左右両方向にも緩やかに傾斜するように形状が設定されたゴム板材等が用いられるとともに、上面にゴムやスポンジ等の柔軟で断面が半円となる棒状の複数の材料を案内体4aとして形成されている。
図4と図5とに示すように、回収容器50は、平面視で矩形となる底部フレーム51と、格子状の4つの側壁52とを備え、上面が開口された直方体形状であり、側壁52に網体が張設されている。
図4に示すように、回収部5が傾斜姿勢E1に位置した状態で、回収容器50は、回収容器50の開口部が前(横)に向いた横倒れ姿勢となるのであり、搬送部3の終端部3a及び分散部4が、回収容器50の開口部から回収容器50の内部に入り込んでいる。
(1)上述した実施形態では、回収部5は、コンテナとしての回収容器50と、この回収容器50を載置する上下揺動可能な容器支持体RCとから構成されていたが、の回収容器50と容器支持体RCとを一体構造とし、回収部5をダンプタイプに構成してもよい。
(2)上述した実施形態では、各種操作具をまとめて配置している操作具ユニットUは、運転部6と左右の作業デッキ7とで、同じものが配置されていたが、それぞれが異なる操作具の組み合わせでもよい。
(3)上述した実施形態において、油圧回路装置OPによる油圧によって駆動していた機器は、電気駆動方式やエンジン動力駆動方式を採用してもよい。
2 :収穫部
3 :搬送部
4 :分散部
5 :回収部
6 :運転部
7 :作業デッキ
10 :機体
50 :回収容器
70 :制御装置
71 :報知部
80 :搬送クラッチ操作具(クラッチ操作具)
87 :ワンタッチ操作ボタン
90 :報知デバイス
E :エンジン
S1 :車速センサ
Claims (5)
- エンジンからの動力を用いて駆動する走行装置と、
運転部と、
前記運転部から後方に離れて位置する作業デッキと、
圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記作物を収納する回収部と、
前記収穫部から受け取った前記作物を搬送して前記回収部に投入する搬送部と、
が備えられ、
前記エンジンからの動力を前記搬送部の搬送駆動機構に伝達する動力伝達機構に設けられた搬送クラッチと、
前記搬送クラッチを動力遮断状態にするクラッチ遮断指令を出力するクラッチ操作具と、
前記クラッチ遮断指令の出力に応答して、前記搬送クラッチの動力遮断状態を報知する報知部とが備えられ、
前記動力遮断状態の報知は、前記運転部に設置されたメータパネルにおける表示であり、さらに、前記動力遮断状態での機体走行の検出に基づいて、報知部は警報音を発する収穫機。 - 前記機体走行の検出は車速センサの検出信号に基づいて行われる請求項1に記載の収穫機。
- 前記搬送部は、機体前後方向で接続している前側コンベヤと後側コンベヤとからなり、前記運転部は前記後側コンベヤの前方に配置され、前記作業デッキは、前記後側コンベヤの左右両側に配置され、前記クラッチ操作具は、前記運転部と前記作業デッキとに配置されている請求項1または2に記載の収穫機
- 前記作業デッキに配置されている前記クラッチ操作具による前記クラッチ遮断指令に起因する動力遮断状態と、前記運転部に配置されている前記クラッチ操作具による前記クラッチ遮断指令に起因する動力遮断状態とは、識別可能に報知される請求項3に記載の収穫機。
- エンジンからの動力を用いて駆動する走行装置と、
運転部と、
前記運転部から後方に離れて位置する作業デッキと、
圃場の作物を収穫する収穫部と、
前記作物を収納する回収部と、
前記収穫部から受け取った前記作物を搬送して前記回収部に投入する搬送部と、が備えられ、
前記エンジンからの動力を前記搬送部の搬送駆動機構に伝達する動力伝達機構に設けられた搬送クラッチと、
前記搬送クラッチを動力遮断状態にするクラッチ遮断指令を出力するクラッチ操作具と、
前記クラッチ遮断指令の出力に応答して、前記搬送クラッチの動力遮断状態を報知する報知部とが備えられ、
前記搬送部は、機体前後方向で接続している前側コンベヤと後側コンベヤとからなり、前記運転部は前記後側コンベヤの前方に配置され、前記作業デッキは、前記後側コンベヤの左右両側に配置され、前記クラッチ操作具は、前記運転部と前記作業デッキとに配置され、
前記作業デッキに配置されている前記クラッチ操作具による前記クラッチ遮断指令に起因する動力遮断状態と、前記運転部に配置されている前記クラッチ操作具による前記クラッチ遮断指令に起因する動力遮断状態とは、識別可能に報知される収穫機。
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JP2018083387A JP7012593B2 (ja) | 2018-04-24 | 2018-04-24 | 収穫機 |
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JP2018083387A JP7012593B2 (ja) | 2018-04-24 | 2018-04-24 | 収穫機 |
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Family Applications (1)
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Families Citing this family (2)
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002136207A (ja) | 2000-11-01 | 2002-05-14 | Seirei Ind Co Ltd | 玉葱収獲機 |
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2018
- 2018-04-24 JP JP2018083387A patent/JP7012593B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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