JP7011453B2 - タイヤ騒音試験装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの騒音試験装置及び騒音試験方法に関する。
近年、四輪車については、車両性能、使われ方、道路交通環境等が変化してきたため、従来の走行騒音試験方法が、実際の市街地における走行での利用頻度の高い運転条件とは異なっており、従来の走行騒音試験方法下での規制強化が実走行での自動車交通騒音の改善に必ずしも繋がっていない。そのため、市街地の走行実態等を踏まえた適切な評価手法に見直すとともに、使用過程時の走行騒音の悪化を容易かつ効果的に検出する手法に見直すこと、使用過程走行時の寄与率が高いタイヤ騒音を低減すること等が必要である。
従来、タイヤ単体での室内評価において、一定速度で車両が走行する場合に発生する騒音に相当する惰行試験時の騒音を計測できる評価方法が開発されている。しかしながら、加速又は減速時にタイヤから生じる騒音を計測する試験では、評価方法が法規試験のような一般的な手法として確立されていない。そのため、各社独自にタイヤ単体での加速又は減速時の評価方法の検討が行われている。
例えば、特許文献1では、車両走行時に発生するタイヤ回転速度と車両速度に発生する速度差(スリップ率)を台上でタイヤの回転数とドラムの回転数の差により再現し、タイヤ単体での実車加速時に相当するタイヤ騒音の評価を行っている。しかしながら、実際にタイヤ単体で実車加速時と同じ状態に制御する場合、スリップ率は走行する環境、状況にも左右されるため、実車加速を精度よく制御できない。
また、車両の加速騒音規制の試験条件においては、50km/hを中心とした加速試験を要求されているため、50km/hだけではなく、周辺速度も含めた騒音の評価が必要となる。タイヤ単体での加速騒音評価においても同様であるが、従来は単一速度での評価に留まっており、周辺速度においては評価できていない。
特開2012-145421号公報
本発明の実施形態は、タイヤ単体でより精度よく実車加速や減速を再現し評価することができるタイヤ騒音試験装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係るタイヤ騒音試験装置は、タイヤを内部に設置して騒音を測定するための音響測定空間と、タイヤが押し付けられる回転可能なドラムと、前記ドラムを回転させるドラム動力源と、タイヤを回転可能に支持するタイヤ回転軸と、前記タイヤ回転軸に駆動力又は制動力を付与することができるタイヤ動力源と、タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を計測する回転力計測手段と、前記回転力計測手段による計測結果に基づいて前記タイヤ動力源により前記タイヤ回転軸に駆動力又は制動力を付与することによりタイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を所定の値に調整する第1制御部と、前記ドラム動力源を制御して前記ドラムの周速度を第1速度から第2速度に変化させる第2制御部と、タイヤから発生する音を検出する音センサと、を備えるものである。
本発明の実施形態に係るタイヤ騒音試験方法は、タイヤをタイヤ回転軸に回転可能に取り付けること、前記タイヤをドラムに押し付けて回転させること、タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を回転力計測手段により計測しながら、タイヤ動力源により前記タイヤ回転軸に駆動力又は制動力を付与することにより、タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を所定の値に調整すること、ドラム動力源を制御して前記ドラムの周速度を第1速度から第2速度に変化させること、及び、音響測定空間内において、前記で調整した所定のトルク又は前後力がかかった状態で、かつ、前記ドラムの周速度を前記第1速度から前記第2速度に変化させながら、タイヤから発生する音を音センサにより検出すること、を含むものである。
実車での加速及び減速は、アクセル開閉やブレーキ作動により、タイヤにトルクを発生させることで制御する。そのため、室内におけるタイヤ単体での評価で、実車加速や減速を正確に再現する際にも、駆制動力に相当するトルクを制御し、実車加速や減速を再現することが好ましい。本実施形態によれば、タイヤ回転軸周りのトルクやタイヤの前後力を計測し、その計測結果に基づいてタイヤ回転軸に駆動力や制動力を付与することでタイヤ回転軸にかかるトルクや前後力を制御するので、実車走行時の加速状態や減速状態を再現することができる。また、タイヤ回転軸側でトルクや前後力を制御しつつ、ドラム側で速度を変化させるため、実車の速度変化を再現した評価が可能となる。そのため、その時の音を計測することにより、タイヤ単体での実車加速や減速時の騒音を精度よく計測することができる。
一実施形態に係るタイヤ騒音試験装置の概略構成図 一実施形態に係るタイヤ騒音試験装置の概略側面図 一実施形態に係るタイヤ騒音試験方法のフローチャート 他の実施形態に係るタイヤ騒音試験方法のフローチャート
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、一実施形態に係るタイヤ騒音試験装置10は、外周面12AにタイヤTが押し付けられる回転可能なドラム12と、タイヤTを回転可能に支持するタイヤ回転軸14と、タイヤTを内部に設置して騒音を測定するための音響測定空間16と、タイヤ回転軸14に駆動力又は制動力を付与することができるタイヤ動力源18と、タイヤから発生する音を検出する音センサ20と、を備える。
ドラム12は、水平なドラム回転軸22により回転可能に支持されており、路面に相当する外周面12AにタイヤTが押し付けられて接地した状態となる。ドラム回転軸22には、ドラム12を回転させるモータなどのドラム動力源24が設けられている。この例では、ドラムとして、外周面12AにタイヤTを押し付けて走行させる外面ドラムを用いたが、内周面にタイヤを押し付けて走行させる内面ドラムを用いてもよい。
タイヤ回転軸14は、ドラム回転軸22と平行になるように水平な姿勢で設けられており、タイヤ回転軸14の先端にタイヤTが取り付けられ、ドラム12の上端位置においてタイヤTが回転してドラム12上を走行するように構成されている。
音響測定空間16は、路面に相当する床面16Aの位置がドラム12のほぼ上端に位置するように設けられており、内部にタイヤTが回転可能に設置される。音響測定空間16は、半無響室もしくは無響箱として構成することができ、路面に相当する床面16Aは音を反射する反射面となっている。音響測定空間16の内側のそれ以外の面16Bは、音を吸収する吸音部材26が設けられて吸音面となっている。この例では、タイヤTとともに、後述するロードセル28及び固定手段34が音響測定空間16内に配置されており、タイヤ動力源18は音響測定空間16の外側に配置されている。しかしながら、少なくともタイヤTが音響測定空間16内に配置されていればよく、例えば、ロードセル28などは音響測定空間16の外側に配置してもよく、またタイヤ動力源18を音響測定空間16内に配置してもよい。
タイヤ動力源18は、タイヤ回転軸14を介してタイヤTを回転させ、またタイヤ回転軸14に駆動力や制動力を付与する動力源であり、この例ではモータが用いられている。但し、制動力を付与するためにブレーキを用いてもよく、例えば、モータとブレーキを併用してもよい。
タイヤ回転軸14には、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤTの前後力を計測するための回転力計測手段としてのロードセル28が設けられている。ロードセル28は、タイヤTの取付け部とタイヤ動力源18との間に設けられており、タイヤ回転軸14にかかる各方向の力を検出可能な装置である。なお、トルクは、タイヤの前後力とその半径との積であるため、相互に換算可能である。そのため、トルクと前後力のいずれを対象としてもよい。
音センサ20は、音響測定空間16内に設けられており、マイクロホンなどを用いることができる。この例では、図1及び図2に示すように、音センサ20は、タイヤTの側方において、前後方向(即ち、タイヤの進行方向における前後)に並べて配された複数のマイクロホン30からなり、これら複数のマイクロホン30によりタイヤTから発生する音を同時収録できるように構成されている。
タイヤ騒音試験装置10には、また、タイヤTをドラム12に押し付ける押圧手段32が設けられている。この例では、押圧手段32は、タイヤ動力源18を上下に昇降させる昇降装置であり、タイヤ動力源18を昇降させることにより、タイヤ回転軸14に取り付けられたタイヤTをドラム12に対して遠ざけたり近づけたりすることができる。すなわち、タイヤ動力源18を下降させることで、タイヤ回転軸14を介してタイヤTをドラム12に押し当てることができる。なお、押圧手段としては、ドラム12を上下に昇降させる昇降装置を設けてもよく、ドラム12を上下に昇降させることによりタイヤTをドラム12に押し付けることができる。
タイヤ騒音試験装置10には、また、ドラム12へのタイヤTの押し付け力である荷重を計測する荷重計測手段が設けられている。この例では、荷重計測手段は上記ロードセル28により構成されており、すなわち、ロードセル28は、上記トルク又は前後力を計測するとともに、タイヤ回転軸14にかかる上下方向の力も計測することで、タイヤTに作用する荷重も計測することができる。なお、荷重計測手段は、ロードセル28とは別に設けられてもよい。
タイヤ騒音試験装置10には、また、タイヤ回転軸14を押し付け方向(この例では上下方向)において固定する固定手段34が設けられている。固定手段34は、タイヤTの荷重を計測するロードセル28とタイヤ動力源18との間でタイヤ回転軸14を固定するものであり、タイヤ回転軸14を、その回転を許容しつつ、上下方向に変位しないように固定する。固定手段34としては、例えば、液体、気体圧などを用いた機械的ブレーキを用いて上下する部位を挟み込む機構が挙げられる。
図1において、符号36は、タイヤ騒音試験装置10の動作を制御する制御装置を示しており、パーソナルコンピュータやPLC(プログラマブルコントローラ)などのコンピュータを用いて構成することができる。制御装置36は、タイヤ動力源18、音センサ20、ドラム動力源24、ロードセル28、押圧手段32、及び固定手段34に対して電気的に接続されており、これら各部の動作を制御する。
詳細には、制御装置36は、ロードセル28によるトルク又は前後力の計測結果に基づいてタイヤ動力源18によりタイヤ回転軸14に駆動力又は制動力を付与することにより、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤの前後力を所定の値に調整する第1制御部を有する。その際の制御方法は特に限定されないが、例えばフィードバック制御が挙げられる。ここで、所定の値としては、実車試験相当のトルク又は前後力の値が挙げられ、即ち、実車での加速騒音試験や減速騒音試験においてタイヤに発生するトルクや前後力に相当する値が挙げられる。
制御装置36は、また、ドラム動力源24を制御してドラム12の周速度を第1速度から第2速度に変化させる第2制御部を有する。ドラム12の周速度は、タイヤTの走行速度(車両速度)に相当する。そのため、第1速度及び第2速度は、例えば騒音を評価するべき実車の速度変化に応じて定めることができ、評価を行う加減速時における車両の初速度を第1速度とし、目標速度を第2速度としてもよい。また、第1速度から第2速度に変化する割合も、騒音評価を行う加減速時における車両の加速度に応じて定めることができる。
また、この例では、制御装置36は、ロードセル28による荷重の計測結果に基づいて、押圧手段32によりタイヤTの荷重を所定の値に調整し、荷重調整後に固定手段34によりタイヤ回転軸14を上下方向において固定するように制御する第3制御部を有する。ここで、荷重についての所定の値としては、実車試験相当の荷重の値が挙げられ、即ち、実車での加速騒音試験や減速騒音試験においてタイヤにかかる荷重に相当する値が挙げられる。
次に、一実施形態に係るタイヤ騒音試験方法について、図3に基づき説明する。
まず、工程S1において、タイヤTをタイヤ回転軸14に回転可能に取り付ける。なお、この工程は音響測定空間16内で実施してもよく、あるいはまた、この段階ではタイヤ回転軸14が音響測定空間16内にはなく、例えば、後述する工程S7を行う直前に、図1に示すようにタイヤTを含む周りの部材を無響箱で取り囲むことにより、タイヤTを音響測定空間16内に設置するようにしてもよい。
次いで、工程S2において、押圧手段32を動作させることにより、タイヤ回転軸14を介してタイヤTをドラム12の外周面12Aに押し付け、次いで、タイヤTを回転させる。
この段階でタイヤTをドラム12に押し付けるときの荷重は、必ずしも実車試験相当の荷重でなくてもよく、それに近い荷重を初期荷重として与えておけばよい。また、タイヤTの回転速度は、実車での加速騒音試験や減速走行試験における加減速前の初速度に相当する一定の回転速度に設定することができる。タイヤTの回転は、例えばドラム動力源24の動作により行うことができ、詳細には、ドラム動力源24によりドラム回転軸22を回転させることでドラム12を回転させ、その回転によってこれに接触しているタイヤTを回転させることができる。
次に、工程S3において、タイヤ回転軸14にかかるトルク又は前後力の調整を行う。この調整は、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤTの前後力をロードセル28により計測しながら、タイヤ動力源18によりタイヤ回転軸14に駆動力又は制動力を付与することにより、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤTの前後力を所定の値となるように調整するものである。
詳細には、ドラム12上を回転しているタイヤTに対し、タイヤ動力源18によりタイヤ回転軸14に駆動力又は制動力を付与することにより、タイヤTに追加のトルク又は前後力をかける。例えば、加速騒音試験では駆動力を、減速走行試験では制動力を、それぞれタイヤ回転軸14に付与する。その際、ロードセル28によるトルク又は前後力の計測結果に基づいて、タイヤ回転軸14に付与する駆動力又は制動力を調整する。すなわち、タイヤ回転軸14にかかるトルク又は前後力を、例えばフィードバック制御によって制御することにより、タイヤ回転軸14に実車試験相当のトルク又は前後力がかかるように調整する。
次いで、工程S4において、タイヤTの荷重を調整する。すなわち、ロードセル28によりドラム12へのタイヤTの押し付け力である荷重を計測し、その計測結果に基づいて、押圧手段32を動作させることにより、タイヤTの荷重が所定の値、例えば実車試験相当の荷重になるように調整する。この調整は、例えばフィードバック制御により行うことができる。
このようにして荷重を調整した後、工程S5において、固定手段34によりタイヤ回転軸14を上下方向において固定する。
次いで、工程S6において、ドラム12の周速度を制御する。すなわち、ドラム動力源24を制御してドラム12の周速度を第1速度から第2速度に変化させる。
以上のようにして、タイヤ回転軸14を上下方向において固定し、かつ、上記工程S3で調整した所定のトルク又は前後力がかかった状態で、かつ、ドラム12の周速度を第1速度から第2速度に変化させながら、タイヤTから発生する音を音センサ20により検出するとともに、タイヤTの荷重を計測する(工程S7)。なお、工程S7は、工程S6と同時に実施してもよく、すなわち、ドラム12の周速度の制御を行いつつ、音センサ20による音の検出とタイヤTの荷重計測を行ってもよい。
この例では、音センサ20は、上記のようにタイヤTの側方にマイクロホン30を複数並べることにより構成されており、これら複数のマイクロホン30によりタイヤTから発生する音を同時に収録する。
また、タイヤTの荷重は、ロードセル28により計測することができ、タイヤ回転軸14を上下方向において固定したことにより、タイヤTの転動時にタイヤ回転軸14にかかる上下方向での力の変動を検出することができ、すなわち、タイヤ転動時の動荷重を測定することができる。なお、タイヤ回転軸14を固定した後に測定する荷重(即ち、動荷重)は、固定前の荷重(即ち、静荷重)を測定する荷重計測手段と同じ装置を用いてもよく、別の装置を用いてもよい。例えば、固定後の動荷重の計測装置は、上記ロードセル28のように固定手段34とタイヤTとの間のタイヤ回転軸14に設けられている必要があるが、固定前の静荷重の計測装置は、必ずしもタイヤ回転軸14に設けられていなくてもよく、例えばドラム12側に設けられてもよい。
本実施形態であると、タイヤ回転軸14側でトルク又は前後力を制御するようにしたことにより、実車走行時の加速状態又は減速状態をより正確に再現することができ、そのときに発生する音を計測することで、タイヤ単体での実際の騒音、即ち実車加速時や減速時の騒音を精度よく計測することができる。
また、このようにタイヤ回転軸14側でトルク又は前後力を制御し、かつドラム12側で車両速度に相当する周速度を変化させながら、騒音測定を行うことにより、実車の加減速度(速度変化)を再現した評価が可能となり、例えば50km/hといった単一速度での騒音評価だけでなく、その周辺速度においても騒音評価を行うことができる。
また、複数のマイクロホン30をタイヤTの側方に並べて同時収録することにより、速度が変化するタイヤとマイクロホンの相対位置を考慮した計測を行うことができ、実車での計測に近づけることができる。
また、タイヤ回転軸14を上下方向で固定してから荷重を測定することにより、タイヤ転動時における動荷重を測定することができる。すなわち、実車走行時の加速状態又は減速状態における動荷重を測定することができるので、タイヤ回転軸14を伝達する振動、すなわち軸伝達を評価することができ、車両の室内音の評価に利用することができる。
上記実施形態では、工程S3で調整するタイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力の所定の値が一定の場合について説明したが、これらのトルク又は前後力はドラム12の周速度(即ち、車両速度)に応じて異なる値に設定されてもよい。
トルク又は前後力をドラム12の周速度に応じて変化させる場合の一例について、図4に示すフローチャートに基づき説明する。
図4に示す実施形態において、工程S11及びS12は、それぞれ図3に示す実施形態の工程S1及びS2と同じである。
工程S12の後、工程S13について、ドラム12の周速度が第1速度から第2速度に変化するようにドラム動力源24を制御する。その際、タイヤ動力源18の動作は変化させない。
次いで、工程S14において、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤTの前後力をロードセル28により計測しながら、タイヤ動力源18によりタイヤ回転軸14に駆動力又は制動力を付与することにより、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤTの前後力を所定の値となるように調整する。
その際、この例では、タイヤ回転軸14にかかるトルク又は前後力が、上記のように変化するドラム12の各周速度に応じた値となるように調整する。例えば、ドラム12の周速度が第1速度である場合にそれに対応したトルク又は前後力がタイヤ回転軸14にかかるように制御し、また、ドラム12の周速度が第2速度である場合にそれに対応したトルク又は前後力がタイヤ回転軸14にかかるように制御し、更に、第1速度と第2速度の間を複数の段階に分割し、各段階の周速度でそれに対応したトルク又は前後力がタイヤ回転軸14にかかるように制御してもよい。このようなトルク又は前後力としては、実車での加速騒音試験や減速騒音試験において各車両速度でタイヤに発生するトルク又は前後力に相当する値が挙げられる。
次いで、工程S15において、タイヤTの荷重を調整し、更に、工程S16において、固定手段34によりタイヤ回転軸14を上下方向において固定する。これらの工程S15及びS16は、それぞれ図3に示す実施形態の工程S4及びS5と同じである。
以上のようにして、タイヤ回転軸14を上下方向において固定し、かつ、上記工程S14で調整した所定のトルク又は前後力がかかった状態で、かつ、ドラム12の周速度を第1速度から第2速度に変化させながら、タイヤTから発生する音を音センサ20により検出するとともに、タイヤTの荷重を計測する(工程S17)。
工程S17は、図3に示す実施形態の工程S7と基本的には同じであるが、この例では、タイヤ回転軸14にかかるトルク又は前後力がドラム12の周速度に応じて変化するように設定されており、そのため、実車走行時の加速状態又は減速状態をより正確に再現することができる。
上記実施形態では、タイヤ回転軸14周りのトルク又はタイヤTの前後力を所定の値に調整してから、タイヤTの荷重を所定の値に調整して固定手段34によりタイヤ回転軸14を固定している。そのため、より正確な動荷重の測定を行うことができる。
但し、トルク又は前後力の調整とタイヤ回転軸14の固定とのタイミングは、これに限定されるものではない。例えば、トルク又は前後力を調整する前(即ち、加減速前)の回転段階で、タイヤの荷重を所定の値に調整してタイヤ回転軸14を固定してもよく、あるいはまた、タイヤを回転させる前のタイヤをドラムに静的に押し付けた段階で、タイヤの荷重を所定の値に調整してタイヤ回転軸14を固定してもよい。タイヤ回転軸14を固定してからタイヤにトルクをかけると、荷重が小さくなり、上記所定の値を維持できないので、精度が落ちる。そのため、上記のようにトルク又は前後力を調整してから、タイヤ回転軸を固定することが、より高い精度を得る上で好ましい。
また、上記実施形態では、タイヤ回転軸14にかかるトルク又は前後力の調整工程S3,S14とタイヤTから発する音の検出工程S7,S17を別々に切り離して実施したが、両工程を同時に行うこと、すなわち、音を検出しながらトルク又は前後力を調整することによりトルク又は前後力の調整完了と同時に音の検出が終了するようにしてもよい。また、その際、ドラム12の周速度に応じてトルク又は前後力を変化させながら音を検出するようにしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…タイヤ騒音試験装置、12…ドラム、14…タイヤ回転軸、16…音響測定空間、18…タイヤ動力源、20…音センサ、24…ドラム動力源、28…ロードセル、30…マイクロホン、32…押圧手段、34…固定手段、36…制御部、T…タイヤ

Claims (5)

  1. タイヤを内部に設置して騒音を測定するための音響測定空間と、
    タイヤが押し付けられる回転可能なドラムと、
    前記ドラムを回転させるドラム動力源と、
    タイヤを回転可能に支持するタイヤ回転軸と、
    前記タイヤ回転軸に駆動力又は制動力を付与することができるタイヤ動力源と、
    タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を計測する回転力計測手段と、
    前記回転力計測手段による計測結果に基づいて前記タイヤ動力源により前記タイヤ回転軸に駆動力又は制動力を付与することによりタイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を所定の値に調整する第1制御部と、
    前記ドラム動力源を制御して前記ドラムの周速度を第1速度から第2速度に変化させる第2制御部と、
    タイヤから発生する音を検出する音センサと、
    を備え
    タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力の前記所定の値が、前記ドラムの周速度に応じて異なる値に設定される、
    タイヤ騒音試験装置。
  2. タイヤを前記ドラムに押し付ける押圧手段と、
    前記ドラムへのタイヤの押し付け力である荷重を計測する荷重計測手段と、
    前記タイヤ回転軸を押し付け方向において固定する固定手段と、を備え、
    前記荷重計測手段による計測結果に基づいて前記押圧手段によりタイヤの荷重を所定の値に調整し、荷重調整後に前記固定手段により前記タイヤ回転軸を押し付け方向において固定する、
    請求項1に記載のタイヤ騒音試験装置。
  3. タイヤをタイヤ回転軸に回転可能に取り付けること、
    前記タイヤをドラムに押し付けて回転させること、
    タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を回転力計測手段により計測しながら、タイヤ動力源により前記タイヤ回転軸に駆動力又は制動力を付与することにより、タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力を所定の値に調整すること、
    ドラム動力源を制御して前記ドラムの周速度を第1速度から第2速度に変化させること、及び、
    音響測定空間内において、前記で調整した所定のトルク又は前後力がかかった状態で、かつ、前記ドラムの周速度を前記第1速度から前記第2速度に変化させながら、タイヤから発生する音を音センサにより検出すること、
    を含む、タイヤ騒音試験方法。
  4. 前記ドラムへのタイヤの押し付け力である荷重を計測し、前記荷重の計測結果に基づいてタイヤの荷重を所定の値に調整すること、
    荷重調整後に固定手段により前記タイヤ回転軸を押し付け方向において固定すること、及び、
    前記タイヤ回転軸を押し付け方向において固定し、かつ前記所定のトルク又は前後力がかかった状態で、前記ドラムの周速度を前記第1速度から前記第2速度に変化させながら、タイヤの荷重を計測すること、
    を含む、請求項に記載のタイヤ騒音試験方法。
  5. タイヤ回転軸周りのトルク又はタイヤの前後力の前記所定の値を、前記ドラムの周速度
    に応じて異なる値に設定する、
    請求項3又は4に記載のタイヤ騒音試験方法。
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