JP7010728B2 - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7010728B2 JP7010728B2 JP2018033663A JP2018033663A JP7010728B2 JP 7010728 B2 JP7010728 B2 JP 7010728B2 JP 2018033663 A JP2018033663 A JP 2018033663A JP 2018033663 A JP2018033663 A JP 2018033663A JP 7010728 B2 JP7010728 B2 JP 7010728B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic
- hydraulic fluid
- brake
- cylinder
- passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
例えば特許文献1に記載のブレーキ液圧制御装置では、ホイールシリンダに作用する作動液の液圧を減圧する際、該ホイールシリンダから逃がされる作動液が上流側に設けられたリザーバタンクに直接戻されるように構成されている。
また、特許文献1に記載のブレーキ液圧制御装置では、吸液制御を行う機能を備えている。吸液制御は、リザーバタンクからスレーブシリンダ内にブレーキ液を積極的に吸液して、スレーブシリンダ内のブレーキ液を確保するための制御である。
また、キャビテーションの影響を低減するために、リザーバタンクを大きく形成したり、ブレーキ液圧制御装置の内部構造(液路構成)を複雑に構成したりしなくても、キャビテーションの抑制が可能となる。
また、ブレーキ液圧制御装置に通常設置されるストロークシミュレータの背圧室を利用することで、ブレーキ液圧制御装置の本体を大きくすることなく、キャビテーションの抑制が可能となる。
第一ピストン11と第二ピストン12との間には第二圧力室16bが形成されている。また、第二圧力室16bにはコイルばねである第二弾性部材17bが介設されている。
なお、シリンダ穴10aの内周面には、複数のカップシール10c,10cが装着されている。
出力ポート18aには第一液圧路2aが接続され、出力ポート18bには第二液圧路2bが接続されている。第一液圧路2aおよび第二液圧路2bは、下流側の制御弁手段30に接続されている。
また、マスタシリンダ10には、第二ピストン12のストロークを検出するストロークセンサSTが組み付けられている。
液圧室26は、共通液圧路4および第一連通路5aを介して第一液圧路2aに通じるとともに、共通液圧路4および第二連通路5bを介して第二液圧路2bに通じている。
回転部24cの内側には、駆動伝達部25が備わる。駆動伝達部25は、電動モータ24の回転駆動力を直線方向の軸力に変換するものである。駆動伝達部25は、ピストン22に当接しているロッド25aと、ロッド25aと回転部24cとの間に配置された複数のボール25bと、を備えている。ロッド25aの外周面には、螺旋状のねじ溝が形成されており、このねじ溝には複数のボール25bが転動自在に収容されている。回転部24cは、複数のボール25bに螺合されている。このように、回転部24cとロッド25aとの間にはボールねじ機構が設けられている。
ロッド25aがピストン22側に移動したときには、ピストン22がロッド25aからの入力を受けてシリンダ穴21内を進動(加圧方向に移動)し、液圧室26内のブレーキ液が加圧される。また、ロッド25aがピストン22とは反対側に移動したときには、弾性部材23の付勢力によってピストン22がシリンダ穴21内を退動(減圧方向に移動)し、液圧室26内のブレーキ液が減圧される。
なお、以下では、制御弁手段30において、第一液圧路2aに接続された系統を「第一液圧系統300a」と称し、第二液圧路2bに接続された系統を「第二液圧系統300b」と称する。
二つの第一液圧路2aおよび第二液圧路2bは、いずれもマスタシリンダ10のシリンダ穴10aを起点とする液圧路である。
第一液圧路2aは、マスタシリンダ10の第一圧力室16aに通じている。一方、第二液圧路2bは、マスタシリンダ10の第二圧力室16bに通じている。第一液圧路2aは、下流側の車輪ブレーキFL,RRに通じている。また、第二液圧路2bは、下流側の車輪ブレーキRL,FRに通じている。
第一圧力センサ6は、マスタシリンダ10と第一切替弁51との間の第一液圧路2aに配置されている。第一圧力センサ6は、マスタシリンダ10で発生した液圧を検知する。
第二圧力センサ7は、共通液圧路4に配置されている。第二圧力センサ7は、スレーブシリンダ20で発生した液圧を検知する。
(通常のブレーキ制御)
図1に示すように、ブレーキ液圧制御装置では、ブレーキペダルPが操作されたことをストロークセンサSTが検知すると、第一切替弁51および第二切替弁52が励磁されて、前記した第二のポジションに移動する。この移動によって第一液圧路2aの下流側(車輪ブレーキ側)と第一連通路5aとが通じるとともに、第二切替弁52によって第二液圧路2bの下流側と第二連通路5bとが通じる。つまり、マスタシリンダ10とホイールシリンダWとが遮断された状態(非連通状態)になるとともに、スレーブシリンダ20がホイールシリンダWと連通した状態になる。
電子制御装置70は、ストロークセンサSTの検出値に基づいてブレーキペダルPの操作量に応じた液圧に昇圧させる。
ホイールシリンダWに作用しているブレーキ液を減圧する減圧制御は、アンチロックブレーキ作動時に行われる制御である。具体的に、減圧制御は、入口弁31を閉じて出口弁32を開くことで行われる。減圧制御時には、制御弁手段30に備わる出口弁32を介して該ホイールシリンダWから高液圧のブレーキ液が逃される。そして、ホイールシリンダWから逃された高液圧のブレーキ液は、第一戻り液路9b1に流入し、第一戻り液路9b1から流入口47aを通じてストロークシミュレータ40の背圧室47に流入する。その後、背圧室47に流入したブレーキ液は、背圧室47の流出口47bを通じて第二戻り液路9b2に排出され、排出口9b3を通じて、大気圧に開放されているリザーバタンク15に排出される。
これにより、補給ポート15cからスレーブシリンダ補給路9aを通じてスレーブシリンダ20の液圧室26に供給されるブレーキ液に気泡Aが混入するのを好適に抑制することができる。
例えば、システム最大発生液圧が必要となる急ブレーキ等の特殊なブレーキ時には、常用のブレーキ制御時の液圧よりも高い液圧が要求される。この場合、スレーブシリンダ20では、加圧方向にスライドしたピストン22が、シリンダ穴21の底部21bに当接する寸前の位置で減圧方向に戻される(電動モータ24側に戻される)という吸液制御が行われる。
また、キャビテーションの影響を低減するために、リザーバタンク15を大きく形成したり、ブレーキ液圧制御装置の内部構造(液路構成)を複雑に構成したりしなくても、キャビテーションの抑制が可能となる。
また、ブレーキ液圧制御装置に通常設置されるストロークシミュレータ40の背圧室47を利用することで、ブレーキ液圧制御装置の本体を大きくすることなく、キャビテーションの抑制が可能となる。
9a スレーブシリンダ補給路(補給路)
9b 戻り液路
9c 作動液通流路
10 マスタシリンダ
15 リザーバタンク
20 スレーブシリンダ
24 電動モータ(電動アクチュエータ)
40 ストロークシミュレータ
30 制御弁手段
32 出口弁
45 正圧室
47 背圧室
47a 流入口
47b 流出口
47c 作動液通流口
P ブレーキペダル(ブレーキ操作子)
W ホイールシリンダ
Claims (4)
- 作動液を貯溜するリザーバタンクと、
前記リザーバタンクに接続され、ブレーキ操作子の操作によって作動液の液圧を発生させるマスタシリンダと、
前記マスタシリンダからの作動液が流入する正圧室、および反力付与部材が収容される背圧室とを含み、前記ブレーキ操作子に擬似的な操作反力を付与するストロークシミュレータと、
前記ブレーキ操作子の操作量に応じて駆動する電動アクチュエータによって作動液の液圧を発生させるスレーブシリンダと、
ホイールシリンダに作用する作動液の液圧を制御する制御弁手段と、
前記ホイールシリンダに作用する作動液の液圧の減圧制御時に、前記制御弁手段を通じて前記ホイールシリンダから逃がされる作動液が流入する戻り液路と、
前記リザーバタンクから前記スレーブシリンダに至る作動液補給用の補給路と、を備えるブレーキ液圧制御装置であって、
前記スレーブシリンダは、前記補給路を通じてシリンダ内へ作動液を補給可能であり、
前記戻り液路は、前記背圧室に連通しており、前記背圧室を通じて前記リザーバタンクに繋がっており、
前記背圧室において、前記ストロークシミュレータの中心軸を基準として鉛直方向下側となる面に、前記戻り液路の流入口が開口しており、
前記背圧室において、前記ストロークシミュレータの中心軸を基準として鉛直方向上側となる面に、前記リザーバタンクへ向けた前記戻り液路の流出口が開口しており、
前記背圧室には、前記戻り液路の流入口よりも鉛直方向下側となる部位に作動液通流口が開口しており、
前記作動液通流口は、前記背圧室の最下部に開口していることを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 前記リザーバタンク内において前記戻り液路の排出口は、前記リザーバタンク内に貯溜されている作動液の液面よりも鉛直方向上側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のブレーキ液圧制御装置。
- 前記作動液通流口には、前記リザーバタンクに連通する作動液通流路が接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブレーキ液圧制御装置。
- 前記制御弁手段は、前記ホイールシリンダに作用する作動液の液圧の減圧制御時に、前記ホイールシリンダから作動液を逃がすための出口弁を備えており、
前記ストロークシミュレータは、前記出口弁よりも鉛直方向上側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018033663A JP7010728B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-02-27 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018033663A JP7010728B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-02-27 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019147484A JP2019147484A (ja) | 2019-09-05 |
JP7010728B2 true JP7010728B2 (ja) | 2022-01-26 |
Family
ID=67850088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018033663A Active JP7010728B2 (ja) | 2018-02-27 | 2018-02-27 | ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7010728B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010047039A (ja) | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Advics Co Ltd | 液圧ブレーキ装置 |
JP2011126536A (ja) | 2011-02-21 | 2011-06-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ブレーキ制御装置 |
JP2016147645A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 日信工業株式会社 | ブレーキシステム |
-
2018
- 2018-02-27 JP JP2018033663A patent/JP7010728B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010047039A (ja) | 2008-08-19 | 2010-03-04 | Advics Co Ltd | 液圧ブレーキ装置 |
JP2011126536A (ja) | 2011-02-21 | 2011-06-30 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ブレーキ制御装置 |
JP2016147645A (ja) | 2015-02-13 | 2016-08-18 | 日信工業株式会社 | ブレーキシステム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019147484A (ja) | 2019-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180297569A1 (en) | Brake Apparatus | |
US9499149B2 (en) | Brake hydraulic pressure generator | |
US8167381B2 (en) | Brake fluid pressure control device for bar handle vehicle | |
US7431407B2 (en) | Vehicle brake device | |
JP6723048B2 (ja) | 液圧発生装置 | |
JP6756440B2 (ja) | 液圧制御装置およびブレーキシステム | |
JP7037959B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JP4976724B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP5927093B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
JP7010728B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2016188037A (ja) | ブレーキシステム | |
JP6304633B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JP6521222B2 (ja) | リザーバタンクおよびこれを備えた車両用ブレーキシステム | |
US7614708B2 (en) | Vehicular brake hydraulic control device | |
JP2012214110A (ja) | 電動ブレーキ装置 | |
JP6202741B2 (ja) | ブレーキ液圧発生装置 | |
JP6245655B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JP6288857B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JP6338111B2 (ja) | ブレーキシステム | |
JP4886553B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP2019147458A (ja) | ブレーキ制御装置及びブレーキ制御装置用電磁弁 | |
JP6317659B2 (ja) | 車両用ブレーキシステム | |
JP4283755B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP4631377B2 (ja) | 液圧ブレーキシステム | |
JP6648388B2 (ja) | 液圧制御装置およびブレーキシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20191126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20191127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210226 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20210226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220111 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220113 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7010728 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |