JP7010280B2 - 冷媒検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、冷媒検知装置に関するものである。
空気調和装置に冷媒漏洩を検出する冷媒漏洩検出手段を設け、冷媒漏洩検出手段が冷媒漏洩を検出した時に警報を発する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2012-013348号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような技術においては、それぞれの空気調和装置に冷媒漏洩を検出する冷媒漏洩検出手段すなわちセンサが設けられている。このため、例えば、1台の室外機に対して室内機が複数接続されるいわゆるマルチ機種においては室内機と同数のセンサが必要となる。すなわち、複数の室のそれぞれに空気調和装置の室内機が設置されている場合、複数の室の内部に漏洩した冷媒を検知するために、検知対象の室の数と同数のセンサが必要である。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、複数の室の内部に漏洩した冷媒を、検知対象の室の数よりも少ないセンサで検知可能である冷媒検知装置を得ることにある。
この発明に係る冷媒検知装置は、空気調和装置の冷媒配管内に封入される冷媒を検知可能なセンサと、前記センサを内部に収容し、第1の開口形成面及び第2の開口形成面を有する筒状のケーシングと、を備え、前記ケーシングには、前記空気調和装置の第1の室内機が設置された第1の室の内部に連通可能な第1の開口と、前記第1の開口が連通可能な第1の室とは異なる室であって、前記空気調和装置の第2の室内機が設置された第2の室の内部に連通可能な第2の開口と、が形成され、前記第1の開口は、前記ケーシングの前記第1の開口形成面に配置され、前記第2の開口は、前記ケーシングの前記第2の開口形成面に配置され、前記ケーシングは、前記第1の室の壁面と前記第2の室の壁面との間に配置され、前記第1の開口形成面は、前記第1の室の内部に露出し、前記第2の開口形成面は、前記第2の室の内部に露出している。
この発明に係る冷媒検知装置においては、複数の室の内部に漏洩した冷媒を、検知対象の室の数よりも少ないセンサで検知できるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る冷媒検知装置の構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係る冷媒検知装置の設置例を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態2に係る冷媒検知装置の構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷媒検知装置の構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷媒検知装置の設置例を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態3に係る冷媒検知装置の構成の別例を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態4に係る冷媒検知装置の構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態4に係る冷媒検知装置の設置例を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態4に係る冷媒検知装置の構成の別例を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態4に係る冷媒検知装置の別の設置例を模式的に示す図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は冷媒検知装置の構成を模式的に示す図、図2は冷媒検知装置の設置例を模式的に示す図である。
図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る冷媒検知装置10は、センサ1、漏洩判定部2及びケーシング5を備えている。なお、この図1の中央は、内部を透視して示す冷媒検知装置10の正面図である。また、図1の左右の一方は、冷媒検知装置10の一端側の側面図である。そして、図1の左右の他方は、冷媒検知装置10の他端側の側面図である。
センサ1は、冷媒を検知可能である。センサ1には、例えば、接触燃焼式、半導体式、熱伝導式、低電位電解式及び赤外線式等の各方式のセンサを採用することができる。また、センサ1に酸素センサを用いることもできる。酸素センサは、空気中の酸素濃度を検出するセンサである。センサ1に用いる酸素センサには、例えば、ガルバニ電池式、ポーラロ式及びジルコニア式等の各方式のセンサを採用することができる。
センサ1に酸素センサを用いた場合には、例えば、以下のようにして冷媒の濃度を検出することができる。すなわち、まず、酸素センサからの出力に基づいて酸素濃度を求める。次に、酸素濃度の低下分は流入ガスによるものであるとして流入ガスの濃度を求める。そして、この流入ガスが冷媒であるとすることで、流入ガスすなわち冷媒の濃度を得ることができる。
センサ1は、検出した冷媒濃度に応じて検出信号を出力する。漏洩判定部2は、センサ1から出力された検出信号に基づいて、冷媒検知装置10が検知対象とする室の内部空間で冷媒漏洩が発生したか否かを判定する。具体的には、予め設定された基準濃度以上の冷媒濃度をセンサ1が検出した場合に、漏洩判定部2は、センサ1により冷媒漏洩が検知されたと判定する。なお、センサ1により基準濃度以上の冷媒濃度が検出されることを、「センサ1が冷媒漏洩を検知した」ともいう。
ケーシング5は、冷媒検知装置10の外装である。ケーシング5は、例えば中空の有底円筒状を呈する。ケーシング5の内部には、センサ1が収容されている。すなわち、センサ1は、ケーシング5内部のセンサ配置部50に配置されている。また、ここでは、漏洩判定部2もケーシング5内部のセンサ配置部50に収容されている。
ケーシング5の円筒状の2つの底面は開口形成面である。すなわち、ケーシング5の円筒状の一方の底面は、第1の開口形成面51aである。また、ケーシング5の円筒状の他方の底面は、第2の開口形成面51bである。これらの第1の開口形成面51a及び第2の開口形成面51bは、ここではいずれも平面である。この実施の形態1では、第1の開口形成面51aと第2の開口形成面51bとは平行である。
第1の開口形成面51aには、第1の開口4aが形成されている。第2の開口形成面51bには、第2の開口4bが形成されている。第1の開口4aは、例えば、複数のスリット状の開口により構成されている。同様に、第2の開口4bも、例えば、複数のスリット状の開口により構成されている。
第1の開口4aは、ケーシング5の内部と外部とを貫通している。したがって、ケーシング5のセンサ配置部50は、第1の開口4aを介してケーシング5の外部に通じている。同様に、第2の開口4bも、ケーシング5の内部と外部とを貫通している。したがって、ケーシング5のセンサ配置部50は、第2の開口4bを介してもケーシング5の外部に通じている。
次に、以上のように構成された冷媒検知装置10を使用する状態に設置した一例について、図2を参照しながら説明する。この発明の実施の形態1に係る冷媒検知装置10が設置される環境には、複数の室が存在する。ここでは、図2に示すように、複数の室として第1の部屋100a及び第2の部屋100bの2つの室が存在する例を挙げる。
これらの第1の部屋100a及び第2の部屋100bには、空気調和装置が設置されている。空気調和装置は、室内機、室外機21及びリモコンを備えている。室内機は、空気調和の対象となる室に設置される。すなわち、第1の室内機22aが第1の部屋100aに設置されている。また、第2の室内機22bが第2の部屋100bに設置されている。
第1の室内機22aは、第1の部屋100aの室内の空気を吸い込むことができる。そして、第1の室内機22aは、調整後の空気を第1の部屋100aの室内へと吹き出すことができる。同様に、第2の室内機22bは、第2の部屋100bの室内の空気を吸い込むことができる。そして、第2の室内機22bは、調整後の空気を第2の部屋100bの室内へと吹き出すことができる。
室外機21は、第1の部屋100a及び第2の部屋100bの室外に設置される。第1の室内機22a、第2の室内機22b及び室外機21は、冷媒配管24で接続されている。冷媒配管24内には冷媒が封入されている。冷媒配管24は、第1の室内機22a、第2の室内機22b及び室外機21を循環するように設けられている。このように、空気調和装置は、1台の室外機21に対し、複数台の室内機(第1の室内機22a、第2の室内機22b)が接続されるいわゆるマルチ機種である。
冷媒配管24内に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒配管24内に封入される冷媒は可燃性である。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きく(すなわち、空気よりも密度が大きく)、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、テトラフルオロプロペン(CF3CF=CH2:HFO-1234yf)、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2-テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3-テトラフルオロ-1-プロペン(CF3-CH=CHF:HFO-1234ze)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
空気調和装置のリモコンは、使用者が空気調和装置の運転を操作するためのものである。図2に示す例では、第1のリモコン23aは、第1の部屋100aの壁面部に設置されている。また、第1の室内機22aは第1の部屋100aの天井部に設置されている。したがって、第1のリモコン23aは、第1の室内機22aよりも鉛直下方に配置されている。第1のリモコン23aは、第1の室内機22aと電気的に接続されている。使用者は、第1のリモコン23aを操作することにより、第1の室内機22aの運転の開始及び停止、設定温度の変更等を行うことができる。
同様に、同図に示す例では、第2のリモコン23bは、第2の部屋100bの壁面部に設置されている。そして、第2の室内機22bは第2の部屋100bの天井部に設置されている。したがって、第2のリモコン23bは、第2の室内機22bよりも鉛直下方に配置されている。第2のリモコン23bは、第2の室内機22bと電気的に接続されている。使用者は、第2のリモコン23bを操作することにより、第2の室内機22bの運転の開始及び停止、設定温度の変更等を行うことができる。
第1の部屋100aと第2の部屋100bとは、例えば隣接している。第1の部屋100aの室内空間Aと第2の部屋100bの室内空間Bとは、壁により分離されている。冷媒検知装置10は、第1の部屋100aの壁面と第2の部屋100bの壁面との間に配置される。なお、第1の部屋100aの第2の部屋100b側の壁面と、第2の部屋100bの第1の部屋100a側の壁面とは、平行である。
冷媒検知装置10の第1の開口形成面51aは、第1の部屋100aの室内空間Aに露出している。したがって、冷媒検知装置10の第1の開口4aが、第1の部屋100aの室内空間Aに連通される。また、冷媒検知装置10の第2の開口形成面51bは、第2の部屋100bの室内空間Bに露出している。したがって、冷媒検知装置10の第2の開口4bが、第2の部屋100bの室内空間Bに連通される。
このように、第1の開口4aは、室である第1の部屋100aの内部に連通可能である。そして、第2の開口4bは、室である第2の部屋100bの内部に連通可能である。第1の部屋100aと第2の部屋100bとは、異なる室である。したがって、第2の開口4bは、第1の開口4aが連通可能な室(図2の例では第1の部屋100a)とは異なる室(図2の例では第2の部屋100b)の内部に連通可能である。
このため、第1の部屋100aの室内空間A内の空気は、第1の開口4aを通ってケーシング5内に入り、センサ配置部50にまで到達可能である。また、第2の部屋100bの室内空間B内の空気は、第2の開口4bを通ってケーシング5内に入り、センサ配置部50にまで到達可能である。
冷媒検知装置10のセンサ1には、空気調和装置の冷媒配管24内に封入される冷媒を検知可能なものを使用する。冷媒検知装置10の漏洩判定部2は、第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bのそれぞれと電気的に接続されている。センサ1が冷媒漏洩を検知した場合、漏洩判定部2は、第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bのそれぞれに対して、漏洩検知信号を出力する。
第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bは、漏洩判定部2からの漏洩検知信号を受けると発報を行い、使用者等に冷媒漏洩が検知された旨を知らせる。この発報は、具体的に例えば、スピーカから音を鳴らして行う。この場合、第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bは、音を鳴らすための図示しないスピーカを備えている。この発報においてスピーカから発する音は、例えば、ブザー音又は音声メッセージ、もしくは、これらの組み合わせとすることが考えられる。
また、この際、スピーカから音を鳴らすと同時にランプを点灯してもよい。この場合には、第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bは、光を発するための図示しないランプも備えている。このランプには、例えば、LED(発光ダイオード)を用いることが考えられる。
なお、漏洩判定部2は、第1の室内機22a及び第2の室内機22bのそれぞれと電気的に接続されていてもよい。そして、前述の音又は光による発報を第1の室内機22a及び第2の室内機22bで行うようにしてもよい。また、冷媒配管24の中途に電磁弁等の回路遮断弁を設けておき、第1の室内機22a及び第2の室内機22bは、漏洩判定部2からの漏洩検知信号を受けた場合に回路遮断弁を閉止するようにしてもよい。このようにすることで、漏洩冷媒量を最小限にすることができる。
冷媒検知装置10の設置位置は、第1の開口4aが第1のリモコン23aよりも鉛直下方に配置され、第2の開口4bが第2のリモコン23bよりも鉛直下方に配置されるように調整されている。
前述したように冷媒が空気より重い場合、漏洩した冷媒は第1の室内機22a又は第2の室内機22bから鉛直下方へと流れる。このため、第1の部屋100a又は第2の部屋100bの下側に漏洩した冷媒が滞留し、高濃度の領域を形成しやすい。そこで、センサ1を含む冷媒検知装置10を第1の部屋100a及び第2の部屋100bの下側の位置、例えば、通常、使用者が操作しやすい位置に設置される第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bよりもさらに鉛直下方に設けることで、漏洩した冷媒をセンサ1で検知しやすくすることができる。なお、冷媒検知装置10の設置位置は、第1の部屋100a及び第2の部屋100bの床面から50cm程度以下であることが好ましい。
以上のような構成の冷媒検知装置10を、以上のようにして設置した場合の冷媒検知装置10の動作例について、次に説明する。例えば振動による折損又は腐食等により冷媒配管24から冷媒が漏洩した場合、冷媒の漏洩箇所が第1の室内機22aの筐体内であれば、冷媒配管24内の冷媒が、まず、第1の室内機22aの筐体内に放出される。そして、漏洩冷媒は、第1の室内機22aの吸込口又は吹出口等の開口を通って第1の部屋100aの室内空間Aに漏洩する。
前述のように、冷媒検知装置10の第1の開口4aは、第1の部屋100aの室内空間Aと連通している。第1の部屋100aの室内空間Aに漏洩した冷媒は、第1の開口4aを通り、ケーシング5内に入る。この際、前述のように冷媒は空気より重いので、漏洩した冷媒は鉛直下方に落下して第1の部屋100aの床面に滞留する。そして、第1の部屋100aの床面上に冷媒が滞留した領域の上端が第1の開口4aの位置にまで達すると、冷媒が第1の開口4aからケーシング5内に入る。
第1の開口4aからケーシング5内に入った冷媒は、センサ配置部50にまで達してセンサ1と接触する。そして、センサ配置部50の冷媒濃度が前述の基準値以上になれば、漏洩判定部2は漏洩検知信号を出力する。
一方、冷媒の漏洩箇所が第2の室内機22bの筐体内の場合、冷媒配管24内の冷媒が、第2の室内機22bの筐体内に放出される。そして、漏洩冷媒は、第2の室内機22bの吸込口又は吹出口等の開口を通って第2の部屋100bの室内空間Bに漏洩する。
前述のように、冷媒検知装置10の第2の開口4bは、第2の部屋100bの室内空間Bと連通している。第2の部屋100bの室内空間Bに漏洩した冷媒は、第2の開口4bを通り、ケーシング5内に入る。この際、前述のように冷媒は空気より重いので、漏洩した冷媒は鉛直下方に落下して第2の部屋100bの床面に滞留する。そして、第2の部屋100bの床面上に滞留した冷媒の上端が第2の開口4bの位置にまで達すると、冷媒が第2の開口4bからケーシング5内に入る。
第2の開口4bからケーシング5内に入った冷媒は、センサ配置部50にまで達してセンサ1と接触する。そして、センサ配置部50の冷媒濃度が前述の基準値以上になれば、漏洩判定部2は漏洩検知信号を出力する。
このようにして、冷媒検知装置10は、第1の部屋100aの室内空間Aに漏洩した冷媒、及び、第2の部屋100bの室内空間Bに漏洩した冷媒の両方を、同じ1つのセンサ1で検知して、漏洩検知信号を出力することができる。したがって、この発明の実施の形態1に係る冷媒検知装置10は、異なる複数の室の内部に漏洩した冷媒を、検知対象の室の数よりも少ないセンサで検知することができる。このため、検知対象の室の数が増加しても、必要なセンサの数を少なくすることができ、複数の室を検知対象とする冷媒検知装置10を低コストで実現することが可能である。
さらに、第1の開口4aが形成される第1の開口形成面51a、及び、第2の開口4bが形成される第2の開口形成面51bは、前述のように、いずれも平面である。したがって、冷媒検知装置10を設置した際に壁面からケーシング5が突出せず、邪魔になったり、美観を損ねたりすることがない。
なお、第1の開口4a及び第2の開口4bには、通過する空気中から埃等の異物を取り除くフィルタを設けてもよい。このようにすることで、ケーシング5内に埃等の異物が侵入することを防止できる。したがって、センサ1に埃等の異物が付着して、センサ1の動作不良を招くことを抑制できる。
また、漏洩判定部2が収容される場所は、冷媒検知装置10のケーシング5内に限られない。他に例えば、第1のリモコン23a及び第2のリモコン23bに漏洩判定部2を備えるようにしてもよい。また、他に例えば、第1の室内機22a及び第2の室内機22bに漏洩判定部2を備えるようにしてもよい。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係るもので、冷媒検知装置の構成を模式的に示す図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成に加えて、冷媒検知装置のケーシングに、第1の開口形成面と第2の開口形成面との相対的な位置及び向きの一方又は両方を変更可能な可変部を設けるようにしたものである。以下、この実施の形態2に係る冷媒検知装置について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態2に係る冷媒検知装置10のケーシング5には、図3に示すように、第1の可変部52a及び第2の可変部52bが設けられている。第1の可変部52aは、ケーシング5におけるセンサ配置部50と第1の開口形成面51aとの間に設けられている。第2の可変部52bは、ケーシング5におけるセンサ配置部50と第2の開口形成面51bとの間に設けられている。
第1の可変部52a及び第2の可変部52bは、自由に屈曲できる構造及び素材の少なくともいずれかにより形成されている。自由に屈曲できる構造の例としては、蛇腹等が挙げられる。また、自由に屈曲できる素材の例としては、軟質なビニール樹脂、シリコン樹脂等が挙げられる。図3に示すのは、第1の可変部52a及び第2の可変部52bを蛇腹で構成した例である。
第1の可変部52aを屈曲させ、ケーシング5の外形を変形させることで、センサ配置部50に対する第1の開口形成面51aの位置及び向きの一方又は両方を変更することができる。また、第2の可変部52bを屈曲させ、ケーシング5の外形を変形させることで、センサ配置部50に対する第2の開口形成面51bの位置及び向きの一方又は両方を変更することができる。
したがって、第1の可変部52a及び第2の可変部52bによって、第1の開口形成面51aと第2の開口形成面51bとの相対的な位置及び向きの一方又は両方を変更することができる。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された冷媒検知装置10においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。さらに、冷媒検知装置10を設置する第1の部屋100a及び第2の部屋100bのそれぞれの壁面の向きに応じて、第1の可変部52a及び第2の可変部52bによって、第1の開口形成面51aと第2の開口形成面51bとの相対的な向きを変更することができる。したがって、第1の部屋100aの壁面と第2の部屋100bの壁面とが平行でない場合であっても、第1の部屋100aの壁面と平行に第1の開口形成面51aを配置し、かつ、第2の部屋100bの壁面と平行に第2の開口形成面51bを配置することが可能である。
また、第1の部屋100aにおける第1の開口4aの位置と、第2の部屋100bにおける第2の開口4bの位置とを、それぞれ一定の範囲内で自由に設定することができる。さらに、第1の部屋100aの壁面と第2の部屋100bの壁面との間の距離に応じて第1の開口形成面51aと第2の開口形成面51bとの間の距離を変化させることもできる。このように、冷媒検知装置10を設置しようとする複数の室の様々な位置関係について、ケーシング5を変形させて、柔軟かつ適切に対応することが可能である。
なお、この実施の形態2に係る冷媒検知装置10であれば、第1の開口4aを第1の部屋100aの壁面でなく床面に配置することもできる。また、第2の開口4bについても同様に、第2の部屋100bの壁面でなく床面に配置することができる。前述したように、空気より重い冷媒は第1の部屋100a又は第2の部屋100bの床面に滞留する。そこで、第1の開口4a及び第2の開口4bを床面に配置することで、より短時間で冷媒漏洩を検知することができる。
なお、第1の可変部52a及び第2の可変部52bの両方ともを必ずしも備える必要はない。すなわち、第1の可変部52a及び第2の可変部52bの少なくとも一方が設けられていればよい。
実施の形態3.
図4から図6は、この発明の実施の形態3に係るもので、図4は冷媒検知装置の構成を模式的に示す図、図5は冷媒検知装置の設置例を模式的に示す図、図6は冷媒検知装置の構成の別例を模式的に示す図である。
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、ケーシングの第1の開口形成面及び第2の開口形成面のそれぞれを、下方を向いた面にしたものである。以下、この実施の形態3に係る冷媒検知装置について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態3に係る冷媒検知装置10は、図4に示すように、ケーシング5の一端側に第1の突出部53aが形成されている。また、ケーシング5の他端側には、第2の突出部53bが形成されている。第1の突出部53a及び第2の突出部53bの上下方向の幅は、ケーシング5中央部にセンサ配置部50の上下方向の幅より小さい。
第1の突出部53aの下面が、第1の開口形成面51aである。第2の突出部53bの下面が、第2の開口形成面51bである。したがって、第1の開口形成面51a及び第2の開口形成面51bは、鉛直下方を向いている。第1の開口形成面51a及び第2の開口形成面51bは、平面である。第1の開口形成面51aに形成された第1の開口4aは、鉛直下向きである。また、第2の開口形成面51bに形成された第2の開口4bも、鉛直下向きである。
次に、以上のように構成された冷媒検知装置10を使用する状態に設置した一例について、図5を参照しながら説明する。この実施の形態3に係る冷媒検知装置10は、ケーシング5の第1の突出部53aが、第1の部屋100aの壁面から室内空間Aの内側に突出した状態で設置される。この状態では、第1の開口4aが、下向きで第1の部屋100aの室内空間Aに連通している。
また、冷媒検知装置10は、ケーシング5の第2の突出部53bが、第2の部屋100bの壁面から室内空間Bの内側に突出した状態で設置される。この状態では、第2の開口4bが、下向きで第2の部屋100bの室内空間Bに連通している。
なお、他の構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
空気より重い冷媒が漏洩すると、漏洩した冷媒は第1の部屋100a又は第2の部屋100bの床面上に滞留する。冷媒の漏洩が継続すると、冷媒が滞留した領域の上端の位置が上昇していく。そして、冷媒が滞留した領域の上端の位置が第1の開口4a又は第2の開口4bにまで達すると、第1の開口4a及び第2の開口4bは下向きであるため、冷媒は第1の開口4a又は第2の開口4bから問題なくケーシング5内に進入する。したがって、以上のように構成された冷媒検知装置10においても、実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
一方、第1の部屋100aの室内空間A及び第2の部屋100bの室内空間Bの空気中を舞っている塵埃等は、上からゆっくり落下してくる。このため、塵埃等は、下向きの第1の開口4a及び第2の開口4bからは、ケーシング5内に侵入しにくい。したがって、以上のように構成された冷媒検知装置10においては、埃等の異物のケーシング5内への侵入を抑制することができる。そして、センサ1に埃等の異物が付着して、センサ1の動作不良を招くことを抑制可能である。また、長期間の使用等により埃等の異物で第1の開口4a及び第2の開口4bが塞がれてしまうことを回避できる。
なお、図6に示すように、センサ配置部50を、第1の開口形成面51a及び第2の開口形成面51bよりも上方に配置してもよい。このようにすることで、仮に塵埃等の異物が第1の開口4a及び第2の開口4bからケーシング5内に侵入したとしても、ケーシング5内に侵入した塵埃等の異物がセンサ1にまでは到達し難くすることができる。
実施の形態4.
図7から図10は、この発明の実施の形態4に係るもので、図7は冷媒検知装置の構成を模式的に示す図、図8は冷媒検知装置の設置例を模式的に示す図、図9は冷媒検知装置の構成の別例を模式的に示す図、図10は冷媒検知装置の別の設置例を模式的に示す図である。
ここで説明する実施の形態4は、前述した実施の形態1から実施の形態3のいずれかの構成において、ケーシングのセンサ配置部を、第1の開口が連通可能な室の内部、又は、第2の開口が連通可能な室の内部に配置できるようにしたものである。以下、この実施の形態4に係る冷媒検知装置について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態4に係る冷媒検知装置10は、図7に示すように、ケーシング5の一端側にセンサ配置部50が形成されている。また、ケーシング5の他端側には、延長部54が形成されている。延長部54は、センサ配置部50から、前記他端側へと細く延びて設けられる。つまり、延長部54は、センサ配置部50よりも細い。
ケーシング5のセンサ配置部50の側の側面は、第1の開口形成面51aである。延長部54の先端面、すなわち、延長部54の、センサ配置部50とは反対側の側面は、第2の開口形成面51bである。第1の開口形成面51aには、第1の開口4aが形成されている。第2の開口形成面51bには、第2の開口4bが形成されている。センサ配置部50の内部空間は、延長部54の内部空間を介して第2の開口4bにまで通じている。
次に、以上のように構成された冷媒検知装置10を使用する状態に設置した一例について、図8を参照しながら説明する。この実施の形態4に係る冷媒検知装置10は、ケーシング5のセンサ配置部50が、第1の部屋100aの室内空間A及び第2の部屋100bの室内空間Bのいずれかに配置される。図8には、第1の部屋100aの室内空間A内にセンサ配置部50を配置した例を示す。
また、ケーシング5の延長部54は、第1の部屋100aと第2の部屋100bとの間の壁に、センサ配置部50が配置された第1の部屋100a側から第2の部屋100b側へと通される。延長部54の先端に形成された第2の開口形成面51bは、第2の部屋100bの室内空間Bに露出している。したがって、冷媒検知装置10の第2の開口4bが、第2の部屋100bの室内空間Bに連通される。また、第1の開口形成面51aは、第1の部屋100aの室内空間Aに露出している。したがって、冷媒検知装置10の第1の開口4aが、第1の部屋100aの室内空間Aに連通される。
このため、第1の部屋100aの室内空間A内の空気は、第1の開口4aを通ってケーシング5内に入り、センサ配置部50にまで到達可能である。また、第2の部屋100bの室内空間B内の空気は、第2の開口4bを通ってケーシング5内に入り、延長部54を通って、センサ配置部50にまで到達可能である。
なお、他の構成については実施の形態1から実施の形態3のいずれかと同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された冷媒検知装置10においても、実施の形態1から実施の形態3のいずれかと同様の効果を奏することができる。さらに、この実施の形態4では、センサ配置部50を、第1の開口4aが連通可能な室の内部に配置可能である。したがって、センサ1が収容されたセンサ配置部50を第1の部屋100aと第2の部屋100bとの間の壁内に入れる必要がない。このため、第1の部屋100aと第2の部屋100bとの間の壁の厚さがセンサ配置部50よりも薄い場合であっても、冷媒検知装置10を設置することができる。また、壁を貫通する延長部54を細くすることができるため、壁にあける孔のサイズを小さくすることができる。
さらに、ケーシング5のセンサ配置部50の一部を開閉可能にすることで、保守員等が、第1の部屋100aから容易にセンサ1及び漏洩判定部2にアクセスできるため、センサ1の点検、清掃、交換等の作業を容易に行うことができる。また、延長部54の長さを第1の部屋100aと第2の部屋100bとの間の壁の厚さに合わせることで、第2の開口形成面51bと第2の部屋100bの壁面とを面一にすることができ、特に第2の部屋100bにおける美観を損ねることもない。
なお、図7及び図8では、延長部54の先端部に第2の開口形成面51bを設けた例を示した。しかし、第2の開口形成面51bの位置はこれに限られず、例えば延長部54の中途等に第2の開口形成面51bを設けるようにしてもよい。
このような実施の形態4の別例について、図9及び図10を参照しながら次に説明する。図9に示すように、この別例では、ケーシング5の一端側にセンサ配置部50が形成されている。センサ配置部50の一端の側面が第1の開口形成面51aである。センサ配置部50の他端の側面が第2の開口形成面51bである。第2の開口形成面51bには、第1の開口形成面51aとは反対側に突出した延長部54が形成されている。延長部54は、例えば中空円筒状である。延長部54は、センサ配置部50よりも細い。延長部54の一端は第2の開口形成面51bに接続されている。延長部54の他端すなわち先端は開放されている。以下において、延長部54の他端(先端)を「開放端」ともいう。
第1の開口形成面51aには、第1の開口4aが形成されている。第2の開口形成面51bには、第2の開口4bが形成されている。第2の開口4bは、第2の開口形成面51bにおける延長部54の内側に配置されている。センサ配置部50の内部空間は、第2の開口4bと延長部54の内部空間を介して延長部54の開放端にまで通じている。
次に、以上のように構成された冷媒検知装置10を使用する状態に設置した一例について、図10を参照しながら説明する。この実施の形態4の別例に係る冷媒検知装置10は、ケーシング5のセンサ配置部50が、第1の部屋100aの室内空間A及び第2の部屋100bの室内空間Bのいずれかに配置される。図10には、第1の部屋100aの室内空間A内にセンサ配置部50を配置した例を示す。
また、ケーシング5の延長部54は、第1の部屋100aと第2の部屋100bとの間の壁に、センサ配置部50が配置された第1の部屋100a側から第2の部屋100b側へと通される。延長部54の開放端は、第2の部屋100bの室内空間Bに露出している。したがって、冷媒検知装置10の第2の開口4bが、延長部54を介して第2の部屋100bの室内空間Bに連通される。また、第1の開口形成面51aは、第1の部屋100aの室内空間Aに露出している。したがって、冷媒検知装置10の第1の開口4aが、第1の部屋100aの室内空間Aに連通される。
このため、第1の部屋100aの室内空間A内の空気は、第1の開口4aを通ってケーシング5内に入り、センサ配置部50にまで到達可能である。また、第2の部屋100bの室内空間B内の空気は、延長部54を通って第2の開口4bまで到達可能である。そして、第2の部屋100bの室内空間B内の空気は、第2の開口4bを通ってケーシング5内に入り、センサ配置部50にまで到達可能である。
このように構成された冷媒検知装置10においても、前述した実施の形態4の効果と同様の効果を奏することができる。また、延長部54の先端部に、通過する空気中から埃等の異物を取り除くフィルタを設けてもよい。このようにすることで、延長部54内に埃等の異物が侵入することを防止できる。したがって、センサ1に埃等の異物が付着して、センサ1の動作不良を招くことを抑制できる。
なお、以上の説明における第1の部屋100a、第2の部屋100bという呼称、及び、第1の開口4a、第2の開口4bという呼称は、いずれも便宜的なものに過ぎない。したがって、冷媒検知装置10が設置される複数の部屋のいずれを第1の部屋100a又は第2の部屋100bと呼称してもよい。同様に、ケーシング5の複数の開口のいずれを第1の開口4a又は第2の開口4bと呼称してもよい。
また、冷媒検知装置10が検知対象とする室の数は、2つに限られない。冷媒検知装置10は、3つ以上の室の内部に漏洩した冷媒を検知対象としてもよい。この場合、冷媒検知装置10のケーシング5には、少なくとも、検知対象とする室の数と同数の開口が形成される。そして、これらの各開口は、それぞれが異なる室に連通可能に設けられる。
この発明は、複数の室の内部に漏洩した冷媒を検知対象とする冷媒検知装置に利用できる。特に、この発明は、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容する筐体を備えた冷凍サイクル装置、具体的に例えば、床置形、天井設置形及び壁設置形等の空気調和装置とともに使用する冷媒検知装置に利用することができる。
1 センサ
2 漏洩判定部
4a 第1の開口
4b 第2の開口
5 ケーシング
10 冷媒検知装置
21 室外機
22a 第1の室内機
22b 第2の室内機
23a 第1のリモコン
23b 第2のリモコン
24 冷媒配管
50 センサ配置部
51a 第1の開口形成面
51b 第2の開口形成面
52a 第1の可変部
52b 第2の可変部
53a 第1の突出部
53b 第2の突出部
54 延長部
100a 第1の部屋
100b 第2の部屋

Claims (5)

  1. 空気調和装置の冷媒配管内に封入される冷媒を検知可能なセンサと、
    前記センサを内部に収容し、第1の開口形成面及び第2の開口形成面を有する筒状のケーシングと、を備え、
    前記ケーシングには、前記空気調和装置の第1の室内機が設置された第1の室の内部に連通可能な第1の開口と、
    前記第1の開口が連通可能な第1の室とは異なる室であって、前記空気調和装置の第2の室内機が設置された第2の室の内部に連通可能な第2の開口と、が形成され、
    前記第1の開口は、前記ケーシングの前記第1の開口形成面に配置され、
    前記第2の開口は、前記ケーシングの前記第2の開口形成面に配置され
    前記ケーシングは、前記第1の室の壁面と前記第2の室の壁面との間に配置され、
    前記第1の開口形成面は、前記第1の室の内部に露出し、
    前記第2の開口形成面は、前記第2の室の内部に露出し
    冷媒検知装置。
  2. 前記ケーシングは、前記第1の開口が形成される第1の開口形成面と、前記第2の開口が形成される第2の開口形成面との相対的な位置及び向きの一方又は両方を変更可能な可変部を備えた
    請求項1に記載の冷媒検知装置。
  3. 前記第1の開口が形成される第1の開口形成面及び前記第2の開口が形成される第2の開口形成面は、下方を向いている
    請求項1に記載の冷媒検知装置。
  4. 前記ケーシングは、前記センサが内部に配置されるセンサ配置部を備え、
    前記センサ配置部は、前記第1の開口形成面及び前記第2の開口形成面よりも上方に配置される
    請求項3に記載の冷媒検知装置。
  5. 前記ケーシングは、前記センサが内部に配置されるセンサ配置部を備え、
    前記センサ配置部は、前記第1の開口が連通可能な前記室の内部に配置可能である
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の冷媒検知装置。
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