JP6911441B2 - 環境監視装置 - Google Patents

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Description

この発明は、環境監視装置に関するものである。
環境監視装置として、室外機と室内機とを有し、これら室外機と室内機間を配管接続し、冷媒に可燃性冷媒を用いたヒートポンプシステムにおいて、室外機の内部に冷媒の漏洩を検出するガスセンサを設けたものが知られている。また、ガスセンサとして半導体式ガスセンサを用いることで低濃度のガス検知が可能であることも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−115939号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような環境監視装置において、ガスセンサとして半導体式ガスセンサを用いた場合、特許文献1にも記載されているように、冷媒を検知可能な状態にするために金属酸化物(感ガス材料)を予熱する必要がある。このため、センサが冷媒を検知可能な状態を長時間にわたって継続すると、高温に加熱され続けた感ガス材料が酸化又はシリコン等の雑ガスによって変質し、センサとしての精度、信頼性が低下してしまう可能性がある。そして、このためにセンサの寿命が短くなり、センサの交換頻度が高くなってしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、冷媒を検知可能な状態にするためにセンサに電力を供給することが必要なセンサを用いた環境監視装置において、冷媒漏洩発生の検知精度を維持しつつセンサの長寿命化を図ることができる環境監視装置を得ることにある。
この発明に係る環境監視装置は、ガルバニ電池式の酸素センサを有し、冷媒を検知可能な第1のセンサ部と、センサ駆動電力が供給されると冷媒を検知可能な状態になる第2のセンサ部と、センサ駆動電力を前記第2のセンサ部に供給する電力供給部と、前記第2のセンサ部の検出結果に基づいて、冷媒漏洩の発生を検知する漏洩検知部と、を備え、前記電力供給部は、空気調和装置のリモコンに設けられるとともに、前記第1のセンサ部の検出結果に基づいて、前記リモコンに電力を供給するリモコン電源線から供給される電力をもとにして、センサ駆動電力を前記第2のセンサ部に供給する。
この発明に係る環境監視装置においては、冷媒を検知可能な状態にするためにセンサに電力を供給することが必要なセンサを用いたものであって、冷媒漏洩発生の検知精度を維持しつつセンサの長寿命化を図ることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る環境監視装置が設置された室の構成の一例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る環境監視装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る環境監視装置が設置された室の構成の別例を模式的に示す断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図3は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は環境監視装置が設置された室の構成の一例を模式的に示す断面図、図2は環境監視装置の構成を示すブロック図、図3は環境監視装置が設置された室の構成の別例を模式的に示す断面図である。
図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る環境監視装置が設置される室10には、空気調和装置の室外機20及び室内機30が設置されている。環境監視装置は、室10の内部空間の環境を監視対象にしている。また、空気調和装置は、室10の内部空間を空気調和の対象にしている。室外機20は、室10の外側に設置される。室内機30は、室10の内側に設置される。図1に示す例では、室内機30は、室10の内壁の上方寄りの位置に固定されている。
室外機20は、室外機熱交換器21と、室外機ファン22及び図示しない圧縮機を備えている。室内機30は、室内機熱交換器31及び室内機ファン32を備えている。室内機30と室外機20とは冷媒配管40で接続されている。冷媒配管40は、室内機熱交換器31と室外機熱交換器21との間で循環して設けられている。冷媒配管40内には冷媒が封入されている。
冷媒配管40内に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒配管40内に封入される冷媒は、可燃性のガスである。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きく、すなわち、大気圧下等の一定の圧力下での密度が空気よりも大きく、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、テトラフルオロプロパン(CF3CF=CH2:HFO−1234yf)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2−テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF3−CH=CHF:HFO−1234ze)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
室外機20の圧縮機は、室内機熱交換器31と室外機熱交換器21との間における冷媒の循環経路の一側に設けられている。圧縮機は、供給された冷媒を圧縮して当該冷媒の圧力及び温度を高める機器である。なお、ここでは図示を省略しているが、同循環経路の他側には膨張弁が設けられている。膨張弁は、流入した冷媒を膨張させ、当該冷媒の圧力を低下させる。そして、冷媒配管40により形成された冷媒の循環経路と、当該循環経路上に冷媒配管40により接続された、室内機熱交換器31、室外機熱交換器21、四方弁、圧縮機及び膨張弁により、冷凍サイクル(冷媒回路)が構成されている。
このようにして構成された冷凍サイクルは、室内機熱交換器31及び室外機熱交換器21のそれぞれにおいて冷媒と空気の間で熱交換を行うことにより、室内機30と室外機20との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。この際、四方弁を切り換えることにより、冷凍サイクルにおける冷媒の循環方向を反転させて冷房運転と暖房運転とを切り換えることができる。
室10の内壁には、空気調和装置のリモコン50(リモートコントローラ)が設置されている。リモコン50は、例えば、室内機30よりも重力方向の下方に配置されている。リモコン50の前面には、図示しない表示部が設けられている。リモコン50の表示部は、例えばタッチパネル等を備えている。使用者は、リモコン50の表示部のタッチパネルに表示されたボタン等を操作することにより、空気調和装置の電源のON/OFF、風向、風量等の設定等を行うことができる。また、リモコン50の表示部には、空気調和装置の運転状況等の各種の情報が使用者に対し表示される。
リモコン50の表示部を駆動するための電力は、空気調和装置の例えば室内機30から供給される。このため、リモコン50と室内機30との間には、リモコン電源線62が敷設されている。また、室外機20と室内機30との間には、空気調和装置電源線61が敷設されている。室外機20と室内機30とでは、空気調和装置電源線61を介して電力を送ることができる。
室外機20と室内機30との間の冷媒配管40には、弁41が設けられている。弁41は例えば電磁弁である。弁41の駆動に必要な電力は、例えば空気調和装置電源線61から供給される。この弁41を閉じることで、冷媒配管40内の冷媒の流れを止めることができる。
この発明の実施の形態1に係る環境監視装置は、第1のセンサ部110及び第2のセンサ部120の2つのセンサ部を備えている。これらの2つのセンサ部は、いずれも冷媒を検知するためのものである。この実施の形態1においては、第1のセンサ部110は、第2のセンサ部120よりも、重力方向の下方に配置されている。
図1に示す例では、第1のセンサ部110とリモコン50とは、第1の信号線111で接続されている。また、第2のセンサ部120とリモコン50とは、第2の信号線121で接続されている。さらに、第2のセンサ部120とリモコン50の間には、センサ電源線122が敷設されている。
第1のセンサ部110は、電力の供給を受けずに冷媒を検知可能である。具体的に例えば、第1のセンサ部110は、ガルバニ電池式の酸素センサを備えている。ガルバニ電池式の酸素センサは、空気中の酸素濃度を検出する。ガルバニ電池式の酸素センサは、電極及び電解液を有する。そして、ガルバニ電池式の酸素センサは、空気中の酸素濃度に応じて検出信号を出力する。
ここで、酸素濃度の低下分は流入ガスによるものであると考えれば、酸素センサから出力される検出信号は、流入ガスの濃度に応じたものである。そして、この流入ガスが冷媒であるとすれば、酸素センサから出力される検出信号は、冷媒の濃度に応じたものでもある。したがって、第1のセンサ部110は、検出した冷媒濃度に応じて検出信号を出力する。
このようにして、第1のセンサ部110は、冷媒配管40に封入されたものと同種の冷媒の濃度に応じた検出信号を出力する。そして、第1のセンサ部110が出力した検出信号は、第1の信号線111を介してリモコン50に入力される。
第2のセンサ部120は、センサ駆動電力が供給されると冷媒を検知可能な状態になる。具体的に例えば、第2のセンサ部120は、半導体式の冷媒センサを備えている。半導体式の冷媒センサは、例えばアルミナ等の絶縁基板上に設けられた酸化スズ等の感ガス材料を備えている。また、半導体式の冷媒センサは、絶縁基板の下面に設けられたヒータをさらに備えている。これらの感ガス材料及びヒータは、第2のセンサ部120の図示しないセンサケース内に収納されている。第2のセンサ部120が冷媒を検知可能な状態にするためには、ヒータに通電して感ガス材料を300℃〜450℃に加熱する必要がある。
次に、図2も参照しながら、この実施の形態1に係る環境監視装置の構成について説明を続ける。同図に示すように、この実施の形態1に係る環境監視装置においては、リモコン50に電力供給部130及び漏洩検知部140が備えられている。
電力供給部130は、第2のセンサ部120のヒータに通電する電力を供給するためのものである。電力供給部130と第2のセンサ部120とは、センサ電源線122により電気的に接続されている。電力供給部130からセンサ電源線122を通じて第2のセンサ部120に供給された電力は、第2のセンサ部120のヒータに通電される。ヒータに通電されると、第2のセンサ部120の感ガス材料が加熱され、第2のセンサ部120が冷媒を検知可能な状態になる。
このように、電力供給部130は、センサ駆動電力を第2のセンサ部120に供給する。そして、第2のセンサ部120は、電力供給部130からセンサ駆動電力が供給されると冷媒を検知可能な状態になる。第2のセンサ部120は、センサ駆動電力の供給が停止されている間は、検出信号を出力しない。一方、第2のセンサ部120は、電力供給部130からセンサ駆動電力が供給されている間、冷媒配管40に封入されたものと同種の冷媒の濃度に応じた検出信号を出力する。第2のセンサ部120が出力した検出信号は、第2の信号線121を介してリモコン50に入力される。
電力供給部130は、第1のセンサ部110の検出結果に基づいて、センサ駆動電力を第2のセンサ部120に供給する。第1のセンサ部110の検出結果とは、ここでは、第1の信号線111を介して入力される第1のセンサ部110からの検出信号のことである。具体的には、電力供給部130は、通常時において、第2のセンサ部120へのセンサ駆動電力の供給を停止している。そして、電力供給部130は、第1のセンサ部110が検出した冷媒濃度が第1の基準値以上の場合に、センサ駆動電力の第2のセンサ部120への供給を開始する。第1の基準値は、予め設定された値である。
なお、ここで説明する実施の形態1においては、電力供給部130は空気調和装置のリモコン50に内蔵されている。そして、リモコン50は、リモコン電源線62を介して、室内機30から電力供給を受けることができる。そこで、電力供給部130は、リモコン電源線62を介して供給される電力をもとにして、第2のセンサ部120にセンサ駆動電力を供給するようにするとよい。この場合、室内機30からは、表示部を駆動するための電力とともにセンサ駆動電力がリモコン電源線62を介して供給される。
漏洩検知部140は、第2のセンサ部120の検出結果に基づいて、室10の内部空間における冷媒漏洩の発生を検知する。第2のセンサ部120の検出結果とは、ここでは、第2の信号線121を介して入力される第2のセンサ部120からの検出信号のことである。具体的には、漏洩検知部140は、第2のセンサ部120が検出した冷媒濃度が第2の基準値以上の場合に、冷媒漏洩の発生を検知する。第2の基準値は、予め設定された値である。
以上のように構成された環境監視装置の動作例について、次に説明する。例えば振動による折損又は腐食等により冷媒配管40から冷媒が漏洩した場合、冷媒の漏洩箇所が室内機30の筐体内であれば、冷媒配管40内の冷媒が、まず、室内機30の筐体内に放出される。そして、漏洩冷媒は、室内機30の吸込口又は吹出口等の開口を通って室10の室内空間に漏洩する。
この際、前述のように冷媒は空気より重いので、室10の室内空間に漏洩した冷媒は、重力方向の下方に落下して室10の床面に滞留する。したがって、室10の空間内には、重力方向の下側(すなわち床面に近い)ほど冷媒濃度が高く、重力方向の上側(すなわち床面から遠い)ほど冷媒濃度が低くなるという勾配のある冷媒濃度分布が形成される。
そして、第1のセンサ部110の周囲の冷媒濃度が第1の基準値以上になると、第1のセンサ部110がこれを検出し、電力供給部130がセンサ駆動電力の第2のセンサ部120への供給を開始する。第2のセンサ部120はセンサ駆動電力の供給を受けて、冷媒濃度の検出が可能な状態となる。
この時点で既に第2のセンサ部120の周囲の冷媒濃度が第2の基準値以上になっていれば、第2のセンサ部120がこれを検出し、漏洩検知部140が冷媒漏洩の発生を検知する。また、第2のセンサ部120へのセンサ駆動電力の供給開始時に第2のセンサ部120の周囲の冷媒濃度が第2の基準値以上でなくとも、その後に、第2のセンサ部120の周囲の冷媒濃度が第2の基準値以上になれば、その時に第2のセンサ部120がこれを検出し、漏洩検知部140が冷媒漏洩の発生を検知する。
一般に、冷媒検知が可能な状態にするために電力供給が必要なセンサでは、電力供給が不要なセンサと比較して、低濃度での検出精度及び応答速度の一方又は両方が良好である一方で、電力を供給して冷媒検知が可能な状態にしていると、センサの感ガス素子等が劣化していく。また、常時センサ駆動電力を供給することで消費電力量が増加する。
例えば、前述したように第2のセンサ部120に半導体式センサを用いた場合、冷媒を検知可能な状態にするためにヒータで感ガス材料を300℃〜450℃に加熱する必要がある。このため、第2のセンサ部120が冷媒を検知可能な状態を長時間にわたって継続すると、高温に加熱され続けた感ガス材料が酸化又はシリコン等の雑ガスによって変質し、センサとしての精度、信頼性が低下してしまう可能性がある。そして、このために第2のセンサ部120の寿命が短くなり、第2のセンサ部120の交換頻度が高くなってしまう。
これとは逆に、電力供給がなくとも冷媒を検出可能なセンサでは、低濃度での検出精度及び応答速度の一方又は両方が劣る一方で、経年劣化しにくく長期信頼性に優れる。また、検知濃度範囲も広い。
以上のように構成された環境監視装置においては、漏洩検知部140は、第2のセンサ部120の検出結果に基づいて、冷媒漏洩発生を検知する。そして、この第2のセンサ部120は常時冷媒検出が可能な状態ではなく、第1のセンサ部110の検出結果に基づいてセンサ駆動電力が供給されて、冷媒検知が可能な状態になる。
このため、常時においては、第2のセンサ部120へのセンサ駆動電力の供給を停止した状態で第1のセンサ部110でもって冷媒濃度を監視しつつ、冷媒漏洩が発生したか否かの最終的な判定は、より精度の高い第2のセンサ部120の検出結果に基づいて行うことができる。したがって、消費電力量を低減し、第2のセンサ部120の長寿命化を図りつつも、冷媒漏洩の発生検知の精度は、第2のセンサ部120によるものと同等な程度を維持することができる。すなわち、冷媒漏洩発生の検知精度を維持しつつセンサの長寿命化を図ることが可能である。
ここで、前述のように、第1のセンサ部110は、第2のセンサ部120よりも、重力方向の下方に配置されている。したがって、第1のセンサ部110の周囲の方が第2のセンサ部120の周囲よりも、先に冷媒濃度が高くなる。そこで、第1の基準値は、第2の基準値より大きい値に設定するとよい。具体的な値は、第1のセンサ部110と第2のセンサ部120の位置関係にもよるが、例えば、第1の基準値を2.9体積%とし、第2の基準値を0.8体積%とする。ここで、国際標準大気における乾燥空気中には、酸素は20.9体積%だけ含まれている。したがって、第1の基準値を冷媒濃度で2.9体積%に設定した場合とは、酸素濃度で18.0体積%に設定した場合に相当する。
このように、対象とする冷媒が空気より重い場合に、第1のセンサ部110を第2のセンサ部120よりも重力方向の下方に配置し、第1の基準値を第2の基準値より大きい値に設定することで、一般的に使用されるスプレーガス、自動車の排気ガス等の冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制することができる。
漏洩検知部140が冷媒漏洩の発生を検知した場合、例えば、リモコン50は発報を行い、使用者等に冷媒漏洩が検知された旨を知らせる。この発報は、具体的に例えば、スピーカから音を鳴らして行う。この場合、リモコン50は、音を鳴らすための図示しないスピーカを備えている。この発報においてスピーカから発する音は、例えば、ブザー音又は音声メッセージ、もしくは、これらの組み合わせとすることが考えられる。
また、この際、スピーカから音を鳴らすと同時にランプを点灯してもよい。この場合には、リモコン50は、光を発するための図示しないランプも備えている。このランプには、例えば、LED(発光ダイオード)を用いることが考えられる。
他に例えば、漏洩検知部140が冷媒漏洩の発生を検知した場合、空気調和装置は弁41を閉止するようにしてもよい。このようにすることで、漏洩冷媒量を最小限にすることができる。
さらに、漏洩検知部140が冷媒漏洩の発生を検知した場合、室内機30の室内機ファン32を動作させるようにしてもよい。このようにすることで、室10の内部に空気流を発生させ、冷媒が滞留して濃度の大きい箇所が生じることを防止することができる。
なお、電力供給部130が、センサ駆動電力の第2のセンサ部120への供給を開始した時点で、すなわち、第1のセンサ部110が検出した冷媒濃度が第1の基準値以上の場合に、室内機30の室内機ファン32を動作させるようにしてもよい。このようにすることで、前もって室10の内部に空気流を発生させ、冷媒濃度の大きい箇所が生じることをより早い段階で未然に防止することが可能である。
また、室10の内部の空気を撹拌し、室10の内部における冷媒濃度を均一化した上で、第2のセンサ部120で冷媒濃度を検出することができる。したがって、均一化された冷媒濃度を第2のセンサ部120で検出し、その検出結果に基づいて冷媒漏洩が発生したか否かを判定することができるため、室10の内部で漏洩した冷媒の偏りが発生した場合であっても、より正確に冷媒漏洩を検知することが可能である。
以上においては、第1のセンサ部110及び第2のセンサ部120を、室10の内部空間に配置した場合について説明したが、第1のセンサ部110及び第2のセンサ部120の設置箇所は、これに限られない。例えば、図3に示すように、第1のセンサ部110及び第2のセンサ部120を室内機30の室内機筐体33の内部に配置するようにしてもよい。室内機筐体33の内部には冷媒配管40が収容されているため、第1のセンサ部110及び第2のセンサ部120を室内機筐体33の内部に配置することで、漏洩発生箇所が室内機筐体33の内部の冷媒配管40であった場合に、より早期に冷媒漏洩発生を検知することができる。
また、電力供給部130及び漏洩検知部140を設ける箇所についても、リモコン50に限られない。同図に示すように、電力供給部130及び漏洩検知部140を、室内機30の室内機筐体33の内部の例えば制御装置等に設けるようにしてもよい。
さらに、第1のセンサ部110及び第2のセンサ部120は、冷媒漏洩の発生する可能性のある他の箇所、例えば、室外機20の筐体内等に配置されてもよい。
また、以上においては、リモコン50の表示部及び電力供給部130に対して、リモコン電源線62を介して空気調和装置から電力を供給する構成例について説明したが、リモコン50の表示部及び電力供給部130に対する電力の供給元はこれに限られない。具体的に例えば、リモコン50に電池を内蔵したり、商用電源のコンセントから電力供給を受けたりするようにしてもよい。
なお、以上においては、この発明に係る環境監視装置が適用される冷凍サイクル装置は空気調和装置である場合の例について説明した。しかし、この発明に係る環境監視装置が適用される冷凍サイクル装置は空気調和装置に限られない。封入された冷媒を用いる冷凍サイクルを備えた装置であれば適用することができ、他に例えば、給湯器、ショーケース、あるいは冷蔵庫等であってもよい。
10 室
20 室外機
21 室外機熱交換器
22 室外機ファン
30 室内機
31 室内機熱交換器
32 室内機ファン
33 室内機筐体
40 冷媒配管
41 弁
50 リモコン
61 空気調和装置電源線
62 リモコン電源線
100 環境監視装置本体
110 第1のセンサ部
111 第1の信号線
120 第2のセンサ部
121 第2の信号線
122 センサ電源線
130 電力供給部
140 漏洩検知部

Claims (6)

  1. ガルバニ電池式の酸素センサを有し、冷媒を検知可能な第1のセンサ部と、
    センサ駆動電力が供給されると冷媒を検知可能な状態になる第2のセンサ部と、
    センサ駆動電力を前記第2のセンサ部に供給する電力供給部と、
    前記第2のセンサ部の検出結果に基づいて、冷媒漏洩の発生を検知する漏洩検知部と、を備え、
    前記電力供給部は、空気調和装置のリモコンに設けられるとともに、前記第1のセンサ部の検出結果に基づいて、前記リモコンに電力を供給するリモコン電源線から供給される電力をもとにして、センサ駆動電力を前記第2のセンサ部に供給する環境監視装置。
  2. 前記電力供給部は、前記第1のセンサ部が検出した冷媒濃度が予め設定された第1の基準値以上の場合に、センサ駆動電力の前記第2のセンサ部への供給を開始し、
    前記漏洩検知部は、前記第2のセンサ部が検出した冷媒濃度が予め設定された第2の基準値以上の場合に、冷媒漏洩の発生を検知する請求項1に記載の環境監視装置。
  3. 前記冷媒は、空気よりも密度が大きく、
    前記第1のセンサ部は、前記第2のセンサ部より重力方向の下方に配置される請求項2に記載の環境監視装置。
  4. 前記第1の基準値は、前記第2の基準値より大きい請求項3に記載の環境監視装置。
  5. 前記第2のセンサ部は、半導体式の冷媒センサを備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の環境監視装置。
  6. 前記第1のセンサ部及び前記第2のセンサ部は、空気調和装置の室内機の筐体の内部に設けられ、
    前記筐体の内部には、前記冷媒が封入された冷媒配管が収容される請求項1又は請求項2に記載の環境監視装置。
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