JP6828401B2 - 空気調和機 - Google Patents

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この発明は、空気調和機に関するものである。
空気調和機においては、可燃性冷媒の漏洩を検知するセンサと、可燃性冷媒の漏洩を発報するための発報装置と、発報装置の作動を制御する制御装置と、手動の操作に基づいて制御装置に発報装置の停止指令を入力する操作装置と、を備え、制御装置は、センサにより可燃性冷媒の漏洩が検知されると、発報装置を起動し、操作装置による発報装置の停止指令を許容するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−094515号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような空気調和機においては、冷媒の漏洩がセンサにより検知されて発報装置による発報が行われた後に、一旦、使用者が発報装置を停止させると、その後において他の使用者が、冷媒の漏洩がセンサにより検知されたことに気付くことができない可能性がある。したがって、先に発報に気付いて発報装置を停止した者が、空気調和機の管理者又は保守員等への連絡等の適切な対応を行わなかった場合に、その後に対応を行う機会が失われてしまうおそれがある。
一方、発報に気付いて連絡等の対応をとった後も発報が停止されないと、連絡等の対応が重ねて複数回行われてしまう可能性がある。さらに、発報が長時間継続されることで、発報音による騒音被害が発生することにもつながる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、冷媒漏洩検知の発報に先に気付いた者がいることを、その後において他の使用者が知ることができ、連絡等の対応が重ねて行われることを未然に防止することが可能である空気調和機を得ることにある。
の発明に係る空気調和機は、冷媒が封入された冷媒配管を有する冷媒回路の少なくとも一部を共有する複数の室内機と、冷媒漏洩を検知する複数のセンサと、第1の発報形態で発報可能であり、かつ、前記第1の発報形態と異なる第2の発報形態で発報可能であり、複数の前記センサのそれぞれと対応付けられた複数の発報装置と、複数の前記センサのそれぞれと対応付けられ、第1の操作が入力可能な操作部と、を備え、複数の前記室内機の筐体の内部には、前記冷媒配管の一部がそれぞれ収容され、複数の前記センサのうちの少なくとも1つが冷媒漏洩を検知した場合に、複数の前記発報装置の全てが前記第1の発報形態で発報し、複数の前記発報装置の全てが前記第1の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記操作部に前記第1の操作が入力された場合に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記発報装置は、前記第2の発報形態で発報するとともに、冷媒漏洩を検知しない前記センサに対応する前記発報装置は、発報を停止する。
この発明に係る空気調和機においては、冷媒漏洩検知の発報に先に気付いた者がいることを、その後において他の使用者が知ることができ、連絡等の対応が重ねて行われることを未然に防止することが可能であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る空気調和機が設置された室内及び室外の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の主に冷媒回路に関係する構成を模式的に示す図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷媒漏洩検知時の処理を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和機が設置された室内及び室外の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和機の冷媒漏洩検知時の処理を示すフロー図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和機が設置された室内及び室外の構成例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和機の冷媒漏洩検知時の処理を示すフロー図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図4は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は空気調和機が設置された室内及び室外の構成例を示す図、図2は空気調和機の主に冷媒回路に関係する構成を模式的に示す図、図3は空気調和機の制御系統の構成を示すブロック図、図4は空気調和機の冷媒漏洩検知時の処理を示すフロー図である。
図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る空気調和機は、室内機10及び室外機20を備えている。室内機10は、空気調和の対象となる部屋100に設置される。室内機10は、部屋100の室内の空気を吸い込むことができる。室内機10は、調整後の空気を部屋100の室内へと吹き出すことができる。室外機20は、部屋100の室外に設置される。室内機10と室外機20とは冷媒配管23で接続されている。冷媒配管23内には冷媒が封入されている。冷媒配管23は、室内機10と室外機20との間で循環的に設けられている。そして、冷媒配管23は、空気調和機が備える冷媒回路の一部を構成している。
次に、この発明の実施の形態1に係る空気調和機が備える冷媒回路に関する構成について、図2を参照しながら説明する。同図に示すように、室内機10は、室内機熱交換器11及び室内機ファン12を備えている。室外機20は、室外機熱交換器21及び室外機ファン22を備えている。室内機10と室外機20とは冷媒配管23で接続されている。冷媒配管23は、室内機熱交換器11と室外機熱交換器21との間で循環して設けられている。
前述したように、冷媒配管23内には冷媒が封入されている。冷媒配管23内に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒配管23内に封入される冷媒は可燃性である。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きく(すなわち、空気よりも密度が大きく)、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、テトラフルオロプロペン(CF3CF=CH2:HFO−1234yf)、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2−テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF3−CH=CHF:HFO−1234ze)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
室内機熱交換器11と室外機熱交換器21との間における冷媒の循環経路の一側の冷媒配管23には、四方弁24を介して圧縮機25が設けられている。圧縮機25は、供給された冷媒を圧縮して当該冷媒の圧力及び温度を高める機器である。圧縮機25は、例えば、ロータリ圧縮機、あるいは、スクロール圧縮機等を用いることができる。また、同循環経路の他側の冷媒配管23には、膨張弁26が設けられている。膨張弁26は、流入した冷媒を膨張させ、当該冷媒の圧力を低下させる。四方弁24、圧縮機25及び膨張弁26は、室外機20に設けられる。
室内機10側の冷媒配管23と室外機20側の冷媒配管23とは、継手等の金属接続部を介して接続されている。具体的には、室内機10の冷媒配管23には室内金属接続部13が設けられている。また、室外機20の冷媒配管23には室外金属接続部27が設けられている。室内金属接続部13と室外金属接続部27との間の冷媒配管23を介して、室内機10側の冷媒配管23と室外機20側の冷媒配管23とが接続されて冷媒の循環経路が形成される。
そして、冷媒配管23により形成された冷媒の循環経路と、当該循環経路上に冷媒配管23により接続された、室内機熱交換器11、室外機熱交換器21、四方弁24、圧縮機25及び膨張弁26とにより、冷凍サイクル(冷媒回路)が構成される。
このようにして構成された冷凍サイクルは、室内機熱交換器11及び室外機熱交換器21のそれぞれにおいて冷媒と空気の間で熱交換を行うことにより、室内機10と室外機20との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。この際、四方弁24を切り換えることにより、冷凍サイクルにおける冷媒の循環方向を反転させて冷房運転と暖房運転とを切り換えることができる。
室内機10及び室外機20は、それぞれが筐体を有している。室内機10の筐体の内部には、冷媒が封入された冷媒配管23をはじめとして、室内機熱交換器11、室内機ファン12及び室内金属接続部13が収容されている。また、室外機20の筐体の内部には、同じく冷媒が封入された冷媒配管23をはじめとして、室外機熱交換器21、室外機ファン22、四方弁24、圧縮機25、膨張弁26、室外金属接続部27が収容されている。
以上のように構成された空気調和装置の通常運転時における動作について冷房運転時を例にして説明する。通常運転時においては、冷媒配管23中を冷媒が流れ、室内機ファン12及び室外機ファン22が回転する。冷媒配管23中の冷媒は、室内温度よりも低い温度の液体の状態で室内機熱交換器11を流れる。室内機ファン12が回転することで、室内空気を吸い込む。吸い込んだ室内空気は室内機熱交換器11を通過することで冷やされ、吸い込み時の空気温度より低い温度になる。反対に室内機熱交換器11の冷媒は暖められて気体となり冷媒配管23から室外機20へと移動する。室内機熱交換器11を通過し冷やされた空気は室内に排出される。こうして、室内温度を低下させる。
再び図1を参照しながら説明を続ける。同図に示すように、この発明の実施の形態1に係る空気調和機は、リモコン30及び漏洩検知装置40を備えている。リモコン30は、空気調和機の使用者が、空気調和機の運転を操作するためのものである。ここで説明する例では、室内機10は部屋100の天井部に設置されている。そして、リモコン30は、室内機10よりも鉛直下方の、部屋100の壁面部に設置されている。使用者は、リモコン30を操作することにより、空気調和機の運転の開始及び停止、設定温度の変更等を行うことができる。
漏洩検知装置40は、主に室内機10からの冷媒の漏洩を検知するためのものである。ここで説明する例では、漏洩検知装置40は、部屋100の壁面部におけるリモコン30よりも鉛直下方の位置に設けられている。
次に、図3を参照しながら、この発明の実施の形態1に係る空気調和機の制御系統の構成について説明する。同図に示す操作部31は、空気調和機の使用者、管理者、設置作業者、保守員、サービスマン等の空気調和機に関係するいずれかの者が操作するためのものである。操作部31は、前述したリモコン30を含む。ただし、操作部31は、リモコン30だけに限られるものではない。例えば、室内機10の筐体に設けられたボタン等も、操作部31に含むことができる。リモコン30以外の操作部31の具体例については後述する。
図3に示すセンサ41、発報装置42及び制御装置43は、例えば、前述した漏洩検知装置40に設けられている。前述したように漏洩検知装置40は、リモコン30よりも鉛直下方に設けられている。したがって、この例では、センサ41は、リモコン30よりも鉛直下方にある。
センサ41は、冷媒漏洩を検知するためのものである。センサ41は、例えば、接触燃焼式、半導体式、熱伝導式、低電位電解式及び赤外線式等の各方式を用いることができる。また、センサ41として酸素センサを用いることもできる。酸素センサを用いた場合には、例えば、以下のようにして冷媒の濃度を検出することができる。すなわち、まず、酸素センサからの出力に基づいて酸素濃度を求める。次に、酸素濃度の低下分は流入ガスによるものであるとして流入ガスの濃度を求める。そして、この流入ガスが、冷媒であるとすることで、流入ガスすなわち冷媒の濃度を得ることができる。この酸素センサとしては、例えば、ガルバニ電池式、ポーラロ式及びジルコニア式等の各方式を用いることができる。
前述したように冷媒が空気より重い場合、漏洩した冷媒は室内機10から鉛直下方へと流れる。このため、部屋100の下側に漏洩した冷媒が滞留し、高濃度の領域を形成しやすい。そこで、センサ41を部屋100の下側の位置、例えば、通常、使用者が操作しやすい位置に設置されるリモコン30よりもさらに鉛直下方に設けることで、漏洩した冷媒をセンサ41で検知しやすくすることができる。
発報装置42は、発報すなわち警報を発するものである。発報装置42は、少なくとも、センサ41により冷媒漏洩が検知された場合に発報する。発報装置42は、室内機10の故障等、冷媒漏洩以外の異常の発生時にも発報するようにしてもよい。発報装置42は、予め設定された第1の発報形態で発報可能である。また、発報装置42は、予め設定された第2の発報形態でも発報可能である。第2の発報形態は、第1の発報形態とは異なる発報形態である。これらの発報形態の具体的な例については後述する。
操作部31には、発報音量低減操作、発報音停止操作及び運転操作が入力可能である。発報音量低減操作のことを、以降においては「第1の操作」ともいう。発報音停止操作のことを、以降においては「第2の操作」ともいう。したがって、操作部31には、第1の操作及び第2の操作が入力可能である。これらの第1の操作及び第2の操作の具体的な例については後述する。なお、運転操作とは、空気調和装置の通常の運転動作を指示するための操作である。
制御装置43は、センサ41の検知結果及び操作部31に入力された操作内容に基づいて、室内機ファン12及び発報装置42の動作を制御する。制御装置43は、センサ41の出力信号に基づいて、センサ41が検知した冷媒濃度が予め設定された基準濃度以上であるか否かを判定する。制御装置43は、センサ41により基準濃度以上の冷媒濃度が検出された場合に、センサ41により冷媒漏洩が検知されたと判定する。なお、センサ41により基準濃度以上の冷媒濃度が検出されることを、「センサ41が冷媒漏洩を検知した」ともいう。
制御装置43は、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合に、発報装置42を第1の発報形態で発報させる。したがって、発報装置42は、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合に、第1の発報形態で発報する。
また、制御装置43は、発報装置42が第1の発報形態で発報中に、操作部31に第1の操作が入力されると、発報装置42の発報形態を第1の発報形態から第2の発報形態に変更させる。したがって、発報装置42は、第1の発報形態で発報中に、操作部31に第1の操作が入力された場合に、第2の発報形態で発報する。
そして、制御装置43は、発報装置42が第2の発報形態で発報中に、操作部31に第2の操作が入力されると、発報装置42の発報を停止させる。したがって、発報装置42は、第2の発報形態で発報中に、操作部31に第2の操作が入力された場合に、発報を停止する。
なお、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機10が運転中であるときは、制御装置43は、圧縮機25を停止させて、空気調和機の空調運転を停止させる。そして、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合には、室内機10の運転モードが通常モードからエラーモードに移行する。エラーモードにおいては、操作部31のリモコン30に対する通常の運転操作が無効になる。したがって、リモコン30からは室内機10の運転を再開させることができなくなる。
そして、例えば、サービスマン等による適切な復帰処理が行われた後に、室内機10の運転モードをエラーモードから通常モードに復帰させる。通常モードに復帰すると、操作部31のリモコン30に対する通常の運転操作が有効になる。なお、リモコン30が表示機能を備えている場合には、エラーモードである旨をリモコン30に表示してもよい。また、この際、リモコン30に換気、サービスコールを促す表示を行ってもよい。
次に、発報装置42の発報形態の具体的な例について説明する。まず、発報形態の1つめの例は、以下のようなものである。すなわち、発報形態の1つめの例においては、第1の発報形態は、予め設定された第1の音量でスピーカから音を鳴らす形態である。そして、第2の発報形態は、予め設定された第2の音量でスピーカから音を鳴らす形態である。第2の音量は、第1の音量より小さい音量に設定される。具体的に例えば、第1の音量は60デシベルに設定される。そして、第2の音量は例えば40デシベルに設定される。
この発報形態の1つめの例においては、発報装置42は、音を鳴らすためのスピーカを備えている。これらの発報形態において発報装置42のスピーカから発する音は、例えば、ブザー音又は音声メッセージ、もしくは、これらの組み合わせとすることが考えられる。なお、第1の発報形態と第2の発報形態とで、スピーカから発する音の音色、音の高さ、音の長さ、メッセージ内容等を変えるようにしてもよい。
次に、発報形態の2つめの例は、以下のようなものである。すなわち、発報形態の2つめの例においては、第1の発報形態は、スピーカから音を鳴らす形態である。そして、第2の発報形態は、ランプを点灯する形態である。この発報形態の2つめの例においては、発報装置42は、音を鳴らすためのスピーカを備えている。さらに、発報装置42は、光を発するためのランプも備えている。このランプには、例えば、LED(発光ダイオード)を用いることが考えられる。
そして、発報形態の3つめの例は、以下のようなものである。すなわち、発報形態の3つめの例においては、第1の発報形態及び第2の発報形態ともに、スピーカから音を間欠的に鳴らす形態である。ただし、第1の発報形態と第2の発報形態で、間欠的に鳴らす音の発音継続時間と発音停止時間との少なくともいずれかが異なっている。すなわち、第2の発報形態は、第1の発報形態より、発音継続時間が短い、又は、発音停止時間が長い、もしくはその両方である。
次に、操作部31の具体的な構成例と第1の操作及び第2の操作の具体例とについて説明する。前述したように、操作部31は、使用者が操作するリモコン30を備えている。リモコン30は、例えば押しボタン式のスイッチを備えている。そして、まず、第1の操作は、リモコン30の押しボタンへの操作であるとする。すなわち、第1の操作は、リモコン30に対する操作である。この場合、第1の操作の対象となるボタンは、前述した運転操作に用いるボタン、例えば、運転ボタン、温度調節用ボタン等としてもよい。又は、第1の操作の対象となるボタンとして、運転操作に用いるボタンとは別に、第1の操作専用の発報音量低減ボタンをリモコン30に設けるようにしてもよい。
次に、第2の操作としては、以下のような具体例が挙げられる。まず、第2の操作の1つめの例としては、第1の操作と同様、リモコン30の押しボタンへの操作であるとする。ただし、第2の操作は、リモコン30の複数のボタンを同時に押す操作であるとする。
この際、第2の操作の対象となる複数のボタンは、使用者の通常の運転操作では同時に操作されることがない複数のボタンであることが望ましい。具体的に例えば、温度調節用ボタンとして、設定温度を上昇させるためのボタンと設定温度を下降させるためのボタンの2つのボタンが設けられている場合、通常の運転操作においてこれらの2つのボタンが同時に押されることは、極めて稀であるといえる。そこで、例えば、これらの設定温度上昇ボタン及び設定温度下降ボタンの2つを同時に押す操作を第2の操作とする。
第2の操作の2つめの例は、操作部31として第2の操作専用の発報停止ボタンを設け、この発報停止ボタンを押す操作を第2の操作とするものである。発報停止ボタンは、例えば、リモコン30又は室内機10の筐体に設けられる。発報停止ボタンは、通常時において、例えばカバー等で覆われている。そして、カバー等で覆われた状態では、発報停止ボタンを操作することができないようになっている。
発報停止ボタンを覆うカバー等は、例えば、ネジ等によりリモコン30又は室内機10の筐体に固定等されている。そして、工具を使用してネジ等を外すことで、カバー等の取り外し又は開閉が可能なように構成されている。このようなカバー等を設けることで、発報停止ボタンは、通常時において操作不可能な状態であり、工具を使用することで操作可能な状態にできるように構成されている。そして、工具を使用することで初めて操作可能になる発報停止ボタンを押す操作を、第2の操作としている。
以上のように構成された空気調和機においては、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合には、発報装置42は、まず、第1の発報形態で発報する。そして、その後に、操作部31に第1の操作が入力された場合に、発報装置42は、第1の発報形態とは異なる第2の発報形態で発報する。このため、先に発報に気付いた者が第1の操作を行うことで、先に発報に気付いた者がいることを、その後において他の使用者が知ることができる。そして、他の使用者により、管理者又は保守員への連絡等の対応が重ねて複数回行われてしまうことを防止することが可能である。
さらに、先に発報に気付いた者が第1の操作を行った後も、発報が完全に停止されるのではなく、第2の発報形態での発報が継続される。このため、仮に第1の操作を行った者が連絡等の対応を行わなかった場合であっても、第2の発報形態での発報が長時間継続していることを不審に思う等で、他の者が連絡等の対応を行わなかった可能性に気付くことが可能である。
また、前述したような、第1の発報形態及び第2の発報形態の具体例によれば、先に発報に気付いた者が第1の操作を行った後は、発報の音量が小さくなり、又は、発報音が止まり光での発報のみになる。このため、発報音による騒音被害の発生を抑制することが可能である。
また、前述したように、第2の発報形態で発報中に操作部31に第2の操作が入力されると、発報装置42は発報を停止する。以上で説明した第2の操作の2つの例のように、通常の使用者が行うことは困難であると考えられる操作を第2の操作とすることで、先に発報に気付いた通常の使用者がいきなり第2の操作を行って、発報が停止されてしまう事態の発生を抑制することができる。
なお、操作部31の構成、並びに、第1の操作及び第2の操作の内容は、ここで説明した例に限定されない。他に例えば、漏洩検知装置40に第1の操作及び第2の操作のためのボタン等を設けるようにしてもよい。
なお、前述したように、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合は、圧縮機25の動作を停止させる。しかし、室内機ファン12の動作を継続させ又は開始させて送風だけ行うようにしてもよい。すなわち、制御装置43は、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機ファン12を動作させるようにしてもよい。このようにすることで、室内機ファン12により生成した風を部屋100内に送って部屋100内の空気を撹拌し、冷媒が滞留して部屋100内に冷媒濃度が高い領域が形成されることを抑制することができる。
この際、室内機ファン12の動作後に第1の操作が行われた場合、この第1の操作後から一定時間が経過するまでは、室内機ファン12の動作を継続するとよい。この場合、第1の操作から一定時間経過後に室内機ファン12の動作が停止される。
この際の一定時間は、例えば、次のようにして決定される。すなわち、漏洩した冷媒は、一度拡散されてしまえば、再度集まって冷媒濃度の高い領域を形成することはない。そこで、少なくとも冷媒回路内の冷媒の全てが漏洩し終えるまで室内機ファン12を動作させればよい。例えば、冷媒回路内の冷媒量が10kgであり、冷媒配管23の折損等による冷媒の漏洩速度を10kg/hとすれば、10kg÷10kg/h=1hで冷媒回路内の冷媒が全て漏洩する。そこで、この場合には、室内機ファン12を動作させる一定時間を1hに決定する。
なお、室内機ファン12を動作させる一定時間を決定する際には、想定される冷媒漏洩速度と部屋100の容積とから求めた値に対し、さらに余裕を加味して、長めに設定するようにしてもよい。また、このようにして決定した一定時間が経過する前であっても、第2の操作が入力された場合には、室内機ファン12の動作を停止してもよい。
また、第2の発報形態に移行してから、第2の操作がなされることなく一定時間が経過した場合には、制御装置43は、第2の操作がなされていなくても発報を停止するようにしてもよい。逆に言えば、第2の操作がなされない限りは、少なくとも一定時間は第2の発報形態での発報を継続するのがよい。なお、この際の一定時間は、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合において室内機ファン12を動作させたときの一定時間と同じにすればよい。
なお、以上の説明においては、センサ41を漏洩検知装置40に設けた場合について説明した。しかしながら、センサ41の設置場所は漏洩検知装置40に限られない。他に例えば、センサ41を室内機10の筐体の内部に設けるようにしてもよい。冷媒の漏洩は、室内機10の筐体内における室内機熱交換器11と冷媒配管23との接続部分、室内金属接続部13等で起きる可能性が高い。センサ41を室内機10の筐体内に設けることで、室内機10の筐体内で冷媒の漏洩が発生した場合に、より早く冷媒漏洩をセンサ41で検知することができる。
次に、以上のように構成された空気調和機における、冷媒漏洩検知と冷媒漏洩検知時の発報に係る動作の流れについて、図4のフロー図を参照しながら説明する。なお、ここで説明する例は、発報装置42から発報形態について、前述した1つめの例を採用した場合である。
まず、ステップS1において、制御装置43は、センサ41からの出力信号に基づいて、センサ41により冷媒漏洩が検知された否かを確認する。センサ41により冷媒漏洩が検知されない場合は、冷媒漏洩が検知されるまで、このステップS1の処理を繰り返す。そして、センサ41により冷媒漏洩が検知された場合は、処理はステップS2へと進む。
ステップS2においては、制御装置43は、発報装置42の発報を開始させる。そして、発報装置42は、第1の発報形態での発報を開始する。また、制御装置43は、室内機ファン12の動作を開始させる。ステップS2の後は、処理はステップS3へと進む。
ステップS3においては、制御装置43は、操作部31に発報音量低減操作すなわち第1の操作が入力されたか否かを確認する。操作部31に第1の操作が入力された場合は、処理はステップS4へと進む。一方、操作部31に第1の操作が入力されない場合は、処理はステップS4を飛ばしてステップS5へと進む。
ステップS4においては、制御装置43は、発報装置42からの発報音量を低減させる。すなわち、制御装置43は、発報装置42の発報形態を第1の発報形態から第2の発報形態に変更させる。ステップS4の後は、処理はステップS5へと進む。
ステップS5においては、制御装置43は、ステップS4で発報音量を低減させてから、予め設定された一定時間が経過したか否かを確認する。一定時間が経過していない場合は、処理はステップS6へと進む。一方、一定時間が経過した場合は、処理はステップS6を飛ばしてステップS7へと進む。
ステップS6においては、制御装置43は、操作部31に発報停止操作すなわち第2の操作が入力されたか否かを確認する。操作部31に第2の操作が入力された場合は、処理はステップS7へと進む。一方、操作部31に第2の操作が入力されない場合は、処理はステップS3へと戻る。
ステップS7においては、制御装置43は、発報装置42の発報を停止させる。また、制御装置43は、室内機ファン12の動作を停止させる。そして、ステップS7が完了したら、処理はステップS1へと戻る。
実施の形態2.
図5及び図6は、この発明の実施の形態2に係るもので、図5は空気調和機が設置された室内及び室外の構成例を示す図、図6は空気調和機の冷媒漏洩検知時の処理を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、センサにより冷媒漏洩が検知された場合に、室内機ファンを動作させないようにしたものである。以下、この実施の形態2に係る空気調和機について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この実施の形態2に係る空気調和機は、1つの室外機20に対して複数の室内機10が接続されている。図5に示す例では、1つの室外機20に2つの室内機10、すなわち第1の室内機10a及び第2の室内機10bが接続されている。第1の室内機10aは、第1の部屋100aに設置されている。第2の室内機10bは、第2の部屋100bに設置されている。
第1の室内機10a、第2の室内機10b及び室外機20は、冷媒配管23で接続されている。これらの第1の室内機10a及び第2の室内機10bは、冷媒回路の少なくとも一部を共有している。そして、これらの複数の室内機10の筐体の内部には、冷媒配管23の一部がそれぞれ収容されている。
複数の室内機10のそれぞれには、リモコン30及び漏洩検知装置40が設けられている。第1の室内機10aには、第1のリモコン30a及び第1の漏洩検知装置40aが設けられている。第1のリモコン30a及び第1の漏洩検知装置40aは、第1の部屋100aの壁面に設置されている。第2の室内機10bには、第2のリモコン30b及び第2の漏洩検知装置40bが設けられている。第2のリモコン30b及び第2の漏洩検知装置40bは、第2の部屋100bの壁面に設置されている。
これらの第1のリモコン30a及び第2のリモコン30b、並びに、第1の漏洩検知装置40a及び第2の漏洩検知装置40bの構成は、実施の形態1で説明したリモコン30及び漏洩検知装置40の構成と、基本的には、それぞれ同じである。すなわち、第1の漏洩検知装置40a及び第2の漏洩検知装置40bには、実施の形態1の図3に示すような、センサ41、発報装置42及び制御装置43が、それぞれ備えられている。
ただし、この実施の形態2においては、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合に、制御装置43は室内機ファン12の動作を停止させる点で実施の形態1とは異なっている。前述したように、この実施の形態2に係る空気調和機では、1つの室外機20に対して複数の室内機10が接続されており、これら複数の室内機10は冷媒回路の少なくとも一部を共有している。したがって、冷媒配管23内に封入される冷媒量も、室内機10が1台しかない場合と比較して多くなる。
ある1つの室内機10で冷媒漏洩が発生すると、他の室内機10と共有している冷媒回路の冷媒の全てが、この1つの室内機10から漏洩してしまう。このため、冷媒の漏洩量も、室内機10が1台しかない場合と比較して多くなる。そして、多量の冷媒が1つの部屋100の内部に漏洩した場合、当該1つの部屋100の内部の全域に冷媒を拡散させても、当該1つの部屋100の内部の全域において冷媒濃度が一定の基準よりも高い状態になるだけである。しかも、室内機ファン12を動作させることで、室内機ファン12を動作させない場合と比較して、1つの部屋100内全域で冷媒濃度が基準よりも高い状態となることを促進してしまう。
そこで、この実施の形態2においては、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合は、制御装置43は、圧縮機25の動作を停止させる。この際、制御装置43は、室内機ファン12の動作も停止させる。また、センサ41が冷媒漏洩を検知した時に室内機ファン12が停止中である場合には、制御装置43は、室内機ファン12が停止した状態を継続させる。このようにすることで、漏洩する冷媒の量が多くなる設置状況では、部屋100内の空気を撹拌することなく、部屋100内の全体に冷媒濃度が高い領域が形成されることを抑制することができる。
ここで、例えばR32を冷媒に使用した場合について、具体的な数値例を挙げながら説明する。まず、1台の室外機20に対して1台の室内機10を設置した場合について説明する。室内機10が設置される部屋100は、床面積6m^2、高さ2.2m(容積13.2m^3)であるとする。そして、空気調和機の冷媒回路には、冷媒としてR32が1.0kg充填されているとする。
このような場合において、センサ41が冷媒漏洩を検知したときに、室内機ファン12を動作させて漏洩冷媒を拡散させることで、1つの部屋100内のR32の濃度を均一にしたとする。この場合、部屋100内のR32の濃度は、0.076kg/m^3となる。これは、R32の下限燃焼濃度(LFL)である0.307kg/m^3よりも小さい。
これに対し、1つの室外機20に対して複数の室内機10が接続されている場合、前述したように充填される冷媒量も多くなる。例えば、1つの室外機20に対して室内機10が6台接続されており、これらの室内機10に共通する冷媒回路にR32が4.5kg充填されている場合を考える。空気調和の対象とする各部屋100に1台ずつ室内機10を設置すると、6室の部屋100について空気調和することができる。
これらのうちのどれか1台の室内機10の冷媒配管23の折損等により冷媒が漏洩すると、共通する冷媒回路に充填された4.5kg全ての冷媒が1室の部屋100内に漏洩する。この冷媒漏洩が発生した部屋100が、前述した例と同じ容積13.2m^3であるとすると、漏洩した冷媒が部屋100内に均一に拡散されたときの部屋100内のR32の濃度は、0.341kg/m^3となる。これは、R32の下限燃焼濃度(LFL)である0.307kg/m^3よりも大きい。
したがって、この場合には、センサ41による冷媒漏洩検知時に室内機ファン12を動作させて冷媒漏洩が検知された部屋100の空気を撹拌すると、当該部屋100の内部の全域においてR32の濃度が下限燃焼濃度よりも高い状態になる。しかも、室内機ファン12を動作させることで、室内機ファン12を動作させない場合と比較して、1つの部屋100内全域でR32の濃度が下限燃焼濃度よりも高い状態となることを促進してしまう。
そこで、この実施の形態2を係る空気調和機においては、センサ41が冷媒漏洩を検知した場合に、制御装置43は、室内機ファン12の動作を停止させる。したがって、室内機10から漏洩した冷媒は、空気より重いために鉛直下向きに流れていき、床面に滞留する。1つの部屋100の内部全体を下限燃焼濃度よりも高い状態にし得る冷媒量を有する空気調和機に充填された全ての冷媒が漏洩しても、R32の濃度が下限燃焼濃度より高くなるのは床面に近い部分だけである。
よって、1つの部屋100の内部全体でR32の濃度が下限燃焼濃度よりも高い状態になることを回避することができる。また、通常、室内のドア下には隙間がある場合が多い。このため、床面に近いほど冷媒濃度が高くなるようにすることで、ドア下の隙間から部屋100の外部に排出されやすくすることが可能である。
なお、部屋100の内部には、家具、人等が存在するため、部屋100の実質的な容積は、より狭くなる可能性がある。そこで、冷媒漏洩検知時に室内機ファン12を動作させるか否かを決定する際には、冷媒の下限燃焼濃度の1/2又は1/4を目安とするようにしてもよい。
また、この実施の形態2に係る空気調和機が設置された部屋100においては、漏洩した冷媒が完全に拡散しても、部屋100内の冷媒濃度が高い状態が維持される。このため、発報装置42からの発報を第1の発報形態から第2の発報形態へと移行した後に一定時間が経過しても、操作部31に第2の操作がなされるまでは発報を停止せずに継続することが望ましい。
他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
次に、以上のように構成された空気調和機における、冷媒漏洩検知と冷媒漏洩検知時の発報に係る動作の流れについて、図6のフロー図を参照しながら説明する。なお、ここで説明する例は、発報装置42から発報形態について、前述した1つめの例を採用した場合である。
まず、ステップS11において、制御装置43は、センサ41からの出力信号に基づいて、センサ41により冷媒漏洩が検知された否かを確認する。センサ41により冷媒漏洩が検知されない場合は、冷媒漏洩が検知されるまで、このステップS11の処理を繰り返す。そして、センサ41により冷媒漏洩が検知された場合は、処理はステップS12へと進む。
ステップS12においては、制御装置43は、発報装置42の発報を開始させる。そして、発報装置42は、第1の発報形態での発報を開始する。また、制御装置43は、室内機ファン12の動作を停止させる。ステップS12の後は、処理はステップS13へと進む。
ステップS13においては、制御装置43は、操作部31に発報音量低減操作すなわち第1の操作が入力されたか否かを確認する。操作部31に第1の操作が入力された場合は、処理はステップS14へと進む。一方、操作部31に第1の操作が入力されない場合は、処理はステップS14を飛ばしてステップS15へと進む。
ステップS14においては、制御装置43は、発報装置42からの発報音量を低減させる。すなわち、制御装置43は、発報装置42の発報形態を第1の発報形態から第2の発報形態に変更させる。ステップS14の後は、処理はステップS15へと進む。
ステップS15においては、制御装置43は、操作部31に発報停止操作すなわち第2の操作が入力されたか否かを確認する。操作部31に第2の操作が入力された場合は、処理はステップS16へと進む。一方、操作部31に第2の操作が入力されない場合は、処理はステップS13へと戻る。
ステップS16においては、制御装置43は、発報装置42の発報を停止させる。そして、ステップS16が完了したら、処理はステップS11へと戻る。
以上のように構成された空気調和機も、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。これに加えて、複数の室内機10で冷媒回路を共有しており漏洩した際の冷媒の量が多くなる設置状況において、部屋100内の全体に冷媒濃度が高い領域が形成されることを抑制可能である。
実施の形態3.
図7及び図8は、この発明の実施の形態3に係るもので、図7は空気調和機が設置された室内及び室外の構成例を示す図、図8は空気調和機の冷媒漏洩検知時の処理を示すフロー図である。
ここで説明する実施の形態3は、前述した実施の形態1又は実施の形態2の構成において、冷媒回路を共有する複数の室内機10が設置されている場合に、冷媒漏洩を検知するセンサ41を複数設けたものである。また、発報装置42及び操作部31は、複数のセンサ41のそれぞれに対応付けて設けられる。そして、いずれかのセンサ41で冷媒漏洩を検知した場合には、全ての発報装置42から発報を行う。その後の発報制御は、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する操作部31が操作されたか否か等に応じて行われる。以下、この実施の形態3に係る空気調和機について、実施の形態2の構成をもとにした場合を例に挙げて、実施の形態2との相違点を中心に説明する。
この実施の形態3に係る空気調和機は、実施の形態2と同じく、1つの室外機20に対して複数の室内機10が接続されている。図7に示す例では、1つの室外機20に3つの室内機10、すなわち第1の室内機10a、第2の室内機10b及び第3の室内機10cが接続されている。第1の室内機10aは、第1の部屋100aに設置されている。第2の室内機10bは、第2の部屋100bに設置されている。第3の室内機10cは、第3の部屋100cに設置されている。
第1の室内機10a、第2の室内機10b、第3の室内機10c及び室外機20は、冷媒配管23で接続されている。これらの第1の室内機10a、第2の室内機10b及び第3の室内機10cは、冷媒回路の少なくとも一部を共有している。そして、これらの複数の室内機10の筐体の内部には、冷媒配管23の一部がそれぞれ収容されている。
複数の室内機10のそれぞれには、リモコン30及び漏洩検知装置40が設けられている。第1の室内機10aには、第1のリモコン30a及び第1の漏洩検知装置40aが設けられている。第1のリモコン30a及び第1の漏洩検知装置40aは、第1の部屋100aの壁面に設置されている。第2の室内機10bには、第2のリモコン30b及び第2の漏洩検知装置40bが設けられている。第2のリモコン30b及び第2の漏洩検知装置40bは、第2の部屋100bの壁面に設置されている。第3の室内機10cには、第3のリモコン30c及び第3の漏洩検知装置40cが設けられている。第3のリモコン30c及び第3の漏洩検知装置40cは、第3の部屋100cの壁面に設置されている。
これらの第1のリモコン30a、第2のリモコン30b及び第3のリモコン30c、並びに、第1の漏洩検知装置40a、第2の漏洩検知装置40b及び第3の漏洩検知装置40cの構成は、実施の形態1及び実施の形態2で説明したリモコン30及び漏洩検知装置40の構成と、基本的には、それぞれ同じである。
すなわち、第1の漏洩検知装置40a、第2の漏洩検知装置40b及び第3の漏洩検知装置40cには、実施の形態1の図3に示すような、センサ41、発報装置42及び制御装置43が、それぞれ備えられている。したがって、この実施の形態3に係る空気調和装置は、冷媒漏洩を検知する複数のセンサ41を備えている。
また、発報装置42も複数設けられている。これら複数の発報装置42は、複数のセンサ41のそれぞれと対応付けられている。すなわち、第1の漏洩検知装置40aの発報装置42は、第1の漏洩検知装置40aのセンサ41と対応付けられている。第2の漏洩検知装置40bの発報装置42は、第2の漏洩検知装置40bのセンサ41と対応付けられている。第3の漏洩検知装置40cの発報装置42は、第3の漏洩検知装置40cのセンサ41と対応付けられている。
そして、操作部31となるリモコン30も複数設けられている。これら複数の操作部31も、複数のセンサ41のそれぞれと対応付けられている。すなわち、第1のリモコン30aを含む操作部31は、第1の漏洩検知装置40aのセンサ41と対応付けられている。第2のリモコン30bを含む操作部31は、第2の漏洩検知装置40bのセンサ41と対応付けられている。第3のリモコン30cを含む操作部31は、第3の漏洩検知装置40cのセンサ41と対応付けられている。
このようにして、実施の形態3においては、同一の部屋100内のリモコン30と漏洩検知装置40のセンサ41と発報装置42とが、対応付けられている。
第1の漏洩検知装置40a、第2の漏洩検知装置40b及び第3の漏洩検知装置40cのそれぞれの制御装置43は、相互に通信可能に接続されている。この際の通信方式は、有線であっても無線であっても構わない。そして、第1の漏洩検知装置40a、第2の漏洩検知装置40b及び第3の漏洩検知装置40cのそれぞれの制御装置43は、互いに連係して発報装置42及び室内機ファン12の制御ができるように構成されている。センサ41による冷媒漏洩の検知時及びその後における制御装置43による発報装置42の制御について、以下に説明する。
まず、センサ41が冷媒漏洩を検知した時について説明する。制御装置43は、発報装置42に対応しているセンサ41のみならず、発報装置42に対応していないセンサ41が冷媒漏洩を検知した場合にも、当該発報装置42を第1の発報形態で発報させる。したがって、複数のセンサ41のうちの少なくとも1つが冷媒漏洩を検知した場合に、複数の発報装置42の全てが第1の発報形態で発報する。
次に、複数の発報装置42の全てが第1の発報形態で発報中に、いずれかの操作部31に第1の操作が入力された場合について説明する。この場合、第1の操作が入力された操作部31が、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応するものであるのか、冷媒漏洩を検知ないセンサ41に対応するものであるのかによって、制御内容が異なってくる。
すなわち、まず、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する操作部31に第1の操作が入力された場合は、制御装置43は、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42の発報形態を第1の発報形態から第2の発報形態に変更させる。また、同時に、制御装置43は、冷媒漏洩を検知しないセンサに対応する発報装置42の発報を停止させる。したがって、複数の発報装置42の全てが第1の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する操作部31に第1の操作が入力された場合は、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42は第2の発報形態で発報し、かつ、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する発報装置42は発報を停止する。
一方、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する操作部31に第1の操作が入力された場合は、制御装置43は、冷媒漏洩を検知しないセンサに対応する発報装置42の発報を停止させる。また、同時に、制御装置43は、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42の発報形態を変更せず、そのまま第1の発報形態での発報を継続させる。したがって、複数の発報装置42の全てが第1の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する操作部31に第1の操作が入力された場合、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42は第1の発報形態での発報を継続し、かつ、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する発報装置42は発報を停止する。
次に、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42が第2の発報形態で発報中における制御について説明する。この場合は、制御装置43は、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する操作部31に第2の操作が入力されたときに、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42の発報を停止させる。したがって、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42が第2の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する操作部31に第2の操作が入力された場合に、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42は発報を停止する。
なお、この場合は、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する操作部31に第1の操作が既に入力された後である。したがって、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する発報装置42は、発報を停止していると考えてよい。このため、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する操作部31に第2の操作が入力されることは、まずないと考えられる。
他の構成については実施の形態1又は実施の形態2と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
次に、以上のように構成された空気調和機における、冷媒漏洩検知と冷媒漏洩検知時の発報に係る動作の流れについて、図8のフロー図を参照しながら説明する。なお、ここで説明する例は、発報装置42から発報形態について、前述した1つめの例を採用した場合である。
まず、ステップS21において、制御装置43は、複数のセンサ41からの出力信号に基づいて、複数のセンサ41いずれかにより冷媒漏洩が検知された否かを確認する。いずれのセンサ41によっても冷媒漏洩が検知されない場合は、いずれかのセンサ41により冷媒漏洩が検知されるまで、このステップS21の処理を繰り返す。そして、いずれかのセンサ41により冷媒漏洩が検知された場合は、処理はステップS22へと進む。
ステップS22においては、制御装置43は、全ての発報装置42の発報を開始させる。そして、全ての発報装置42は、第1の発報形態での発報を開始する。また、制御装置43は、全ての室内機ファン12の動作を停止させる。ステップS22の後は、処理はステップS23へと進む。
ステップS23においては、制御装置43は、いずれかの操作部31に発報音量低減操作すなわち第1の操作が入力されたか否かを確認する。いずれかの操作部31に第1の操作が入力された場合は、処理はステップS24へと進む。一方、いずれの操作部31にも第1の操作が入力されない場合は、処理はステップS27へと進む。
ステップS24においては、制御装置43は、ステップS23で第1の操作が入力された操作部31が、ステップS21で冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応するものであるか否かを確認する。ここで、前述したように、操作部31のリモコン30のそれぞれと、各センサ41とは、同一の部屋100に設けられているものが対応付けられている。したがって、第1の操作が入力された操作部31が、冷媒漏洩を検知したセンサ41が設けられた部屋100と同一の部屋100(これを「該当室内」ともいう。なお、冷媒漏洩を検知したセンサ41が設けられた部屋100と同一でない部屋100を「非該当室内」ともいう)に設けられたものであるか否かを確認するとも言い換えられる。第1の操作が入力された操作部31が該当室内のものである場合、処理はステップS25へと進む。
ステップS25においては、制御装置43は、該当室内の発報装置42からの発報音量を低減させる。すなわち、制御装置43は、該当室内の発報装置42の発報形態を第1の発報形態から第2の発報形態に変更させる。また、制御装置43は、全ての非該当室内の発報装置42からの発報を停止させる。ステップS25の後は、処理はステップS27へと進む。
一方、ステップS24において、第1の操作が入力された操作部31が非該当室内のものである場合、処理はステップS26へと進む。ステップS26においては、制御装置43は、全ての非該当室内の発報装置42からの発報を停止させる。該当室内の発報装置42は、第1の発報形態での発報を継続する。ステップS26の後は、処理はステップS27へと進む。
ステップS27においては、制御装置43は、該当室内の操作部31に発報停止操作すなわち第2の操作が入力されたか否かを確認する。該当室内の操作部31に第2の操作が入力された場合は、処理はステップS28へと進む。一方、該当室内の操作部31に第2の操作が入力されない場合は、処理はステップS23へと戻る。
ステップS28においては、制御装置43は、該当室内及び非該当室内の全ての発報装置42の発報を停止させる。そして、ステップS28が完了したら、処理はステップS21へと戻る。
以上のように構成された実施の形態3に係る空気調和機においても、前述した実施の形態1又は実施の形態2と同様の効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態3に係る空気調和機では、冷媒回路を共有する複数の室内機10が設置されている場合に、冷媒漏洩を検知するセンサ41が複数設けられている。また、発報装置42及び操作部31は、複数のセンサ41のそれぞれに対応付けて設けられる。そして、いずれかのセンサ41で冷媒漏洩を検知した場合には、全ての発報装置42から発報を行う。
複数の室内機10で冷媒回路を共有する場合、いずれかの室内機10で冷媒漏洩が発生すると、他の室内機10でも空気調和機能を使用することができなくなる。そこで、全ての発報装置42から発報することで、冷媒漏洩が発生した室内機10の部屋100以外の場所にいる者に対しても、冷媒漏洩を知らせることができる。したがって、多くの者に対して、管理者への連絡等の対応を促すことが可能である。そして、使用者は、空気調和機能を使用できなくなったことも併せて知ることができる。
また、その後に、使用者が操作部31に第1の操作を入力すると、当該操作部31が冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応するものであった場合には、発報装置42からの発報が停止する。このため、使用者は、自身が操作した操作部31は冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応するものではなく、例えば別の部屋100で冷媒漏洩が検知されたことを知ることができる。
また、冷媒漏洩を検知しないセンサ41に対応する発報装置42からの発報が直ちに停止されるため、不必要な発報を抑制し、騒音被害の発生を抑制することが可能である。この際、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42からの発報は、第1の発報形態のまま継続されるため、冷媒漏洩が検知された室内機10について迅速な初期対応が必要なことを報知し続けることができる。
一方、使用者が第1の操作を入力した操作部31が冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応するものであった場合には、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応する発報装置42からの発報が第2の発報形態に移行する。このため、使用者は、自身が操作した操作部31に対応するセンサ41で冷媒漏洩が検知されたことを知ることができる。また、この際、冷媒漏洩を検知したセンサ41に対応しない発報装置42からの発報は停止する。したがって、不必要な発報を抑制し、騒音被害の発生を抑制することが可能である。
なお、図7に示すように、空気調和機は、中央制御装置50をさらに備えるようにしてもよい。中央制御装置50は、複数の室内機10の動作を集中して制御可能である。また、中央制御装置50は、複数の第1の漏洩検知装置40a、第2の漏洩検知装置40b及び第3の漏洩検知装置40cのそれぞれの制御装置43と、通信可能に接続されている。この際の通信方式は、有線であっても無線であっても構わない。
中央制御装置50は、例えば、空気調和機が設置された建物の管理室等に設置されている。そして、管理室にいる管理者は、中央制御装置50を操作することにより、複数の発報装置42の全てについて、発報を停止させることができる。中央制御装置50を操作できるのは、管理者である。管理者であれば、冷媒漏洩が発生した室内機10に対して漏洩冷媒の部屋100への排出、保守員への連絡等の適切な処置が確実に行われると期待できる。したがって、中央制御装置50から全て発報装置42の発報を停止可能にすることで、発報の継続時間を短縮することができる。
なお、以上においては、空気調和機の場合について説明した。しかしながら、冷媒ガスが封入された冷媒配管を内部に収容する筐体を備えた冷凍サイクル装置であれば、空気調和機に限らず、この発明を適用することが可能である。具体的に例えば、この発明は、床置型、天井設置型及び壁設置型等の空気調和機の室内機及び室外機の他に、給湯器、ショーケース及び冷蔵庫等の冷凍サイクル装置にも利用することができる。
10 室内機
10a 第1の室内機
10b 第2の室内機
10c 第3の室内機
11 室内機熱交換器
12 室内機ファン
13 室内金属接続部
20 室外機
21 室外機熱交換器
22 室外機ファン
23 冷媒配管
24 四方弁
25 圧縮機
26 膨張弁
27 室外金属接続部
30 リモコン
30a 第1のリモコン
30b 第2のリモコン
30c 第3のリモコン
31 操作部
40 漏洩検知装置
40a 第1の漏洩検知装置
40b 第2の漏洩検知装置
40c 第3の漏洩検知装置
41 センサ
42 発報装置
43 制御装置
50 中央制御装置
100 部屋
100a 第1の部屋
100b 第2の部屋
100c 第3の部屋

Claims (12)

  1. 冷媒が封入された冷媒配管を有する冷媒回路の少なくとも一部を共有する複数の室内機と、
    冷媒漏洩を検知する複数のセンサと、
    第1の発報形態で発報可能であり、かつ、前記第1の発報形態と異なる第2の発報形態で発報可能であり、複数の前記センサのそれぞれと対応付けられた複数の発報装置と、
    複数の前記センサのそれぞれと対応付けられ、第1の操作が入力可能な操作部と、を備え、
    複数の前記室内機の筐体の内部には、前記冷媒配管の一部がそれぞれ収容され、
    複数の前記センサのうちの少なくとも1つが冷媒漏洩を検知した場合に、複数の前記発報装置の全てが前記第1の発報形態で発報し、
    複数の前記発報装置の全てが前記第1の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記操作部に前記第1の操作が入力された場合に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記発報装置は、前記第2の発報形態で発報するとともに、冷媒漏洩を検知しない前記センサに対応する前記発報装置は、発報を停止する空気調和機。
  2. 複数の前記発報装置の全てが前記第1の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知しない前記センサに対応する前記操作部に前記第1の操作が入力された場合に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記発報装置は、前記第1の発報形態での発報を継続するとともに、冷媒漏洩を検知しない前記センサに対応する前記発報装置は、発報を停止する請求項に記載の空気調和機。
  3. 前記操作部は、さらに第2の操作が入力可能であり、
    冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記発報装置が前記第2の発報形態で発報中に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記操作部に前記第2の操作が入力された場合に、冷媒漏洩を検知した前記センサに対応する前記発報装置は、発報を停止する請求項又は請求項に記載の空気調和機。
  4. 複数の前記室内機の前記筐体の内部にそれぞれ設けられたファンをさらに備え、
    複数の前記センサは、複数の前記室内機のそれぞれと対応付けられ、
    前記ファンは、当該ファンが設けられた前記室内機に対応する前記センサが冷媒漏洩を検知した場合に、動作を停止する請求項から請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
  5. 複数の前記室内機の動作を集中して制御可能な中央制御装置をさらに備え、
    複数の前記発報装置の全ては、前記中央制御装置への操作により発報を停止させることが可能である請求項から請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記第1の発報形態は、予め設定された第1の音量でスピーカから音を鳴らす形態であり、
    前記第2の発報形態は、前記第1の音量より小さい音量に予め設定された第2の音量でスピーカから音を鳴らす形態である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記第1の発報形態は、スピーカから音を鳴らす形態であり、
    前記第2の発報形態は、ランプを点灯する形態である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
  8. 前記操作部は、使用者が操作するリモコンを備え、
    前記第1の操作は、前記リモコンに対する操作である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の空気調和機。
  9. 前記操作部は、使用者が操作するリモコンを備え、
    前記第2の操作は、前記リモコンの複数のボタンを同時に押す操作である請求項に記載の空気調和機。
  10. 前記操作部は、使用者が操作するリモコン又は前記筐体に設けられ、工具を使用することで操作可能な状態にできる発報停止ボタンを備え、
    前記第2の操作は、前記発報停止ボタンを押す操作である請求項に記載の空気調和機。
  11. 前記センサは、前記筐体の内部に設けられた請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の空気調和機。
  12. 前記冷媒は、空気より重く、
    前記センサは、前記リモコンより鉛直下方に設けられる請求項又は請求項に記載の空気調和機。
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