JP2023157070A - 空調システムおよび空調システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で冷媒の漏洩を検知することができる空調システムを提供する。【解決手段】空調システムは、室外機と、複数の室内機との間で冷媒を流通させる冷媒配管と、複数の前記室内機それぞれが担当する空調エリアに設けられ、前記空調エリアへの前記冷媒の漏洩を検知する冷媒センサと、前記冷媒センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に漏洩通知回路を閉じるリレーと、を有する検知装置と、前記冷媒配管に設けられる遮断弁と、前記漏洩通知回路に接続され、前記漏洩通知回路が閉じた場合に前記遮断弁を閉じる制御部と、を有する遮断弁装置と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、空調システムおよび空調システムの制御方法に関する。
室外機と室内機との間で流通する冷媒として微燃性冷媒を一定量以上使用する場合、室内機を設置する空間(部屋)の広さによっては、冷媒の流通を遮断する遮断弁などの安全装置を設ける必要がある。
例えば、特許文献1には、室内機は、冷媒検知器が冷媒の漏洩を検知した場合に、遮断弁を有する遮断弁装置に対して、遮断弁の閉鎖を指示する信号を送信するシステムが記載されている。
1台の室外機に対し、複数の室内機を接続する空調システムがある。室内機は1馬力から10馬力まで様々なものがあるが、10馬力の室内機1台に使用できる遮断弁装置を、1馬力の室内機それぞれに対し1つずつ使用するのは非効率的である。このため、複数の室内機に対し1つの遮断弁装置を使用することが望ましい。
しかしながら、従来の室内機が遮断弁装置に対し遮断弁の閉鎖を指示するシステムでは、各室内機の基板に、遮断弁装置との通信用の回路を追加する必要がある。そうすると、室内機の製造コストの増大や、既存の室内機を利用できないなどの不利益が生じる。
本開示の目的は、簡易な構成で冷媒の漏洩を検知することができる空調システムおよび空調システムの制御方法を提供することにある。
本開示の一態様によれば、空調システムは、室外機と、複数の室内機と、前記室外機および前記室内機の間で冷媒を流通させる冷媒配管と、複数の前記室内機それぞれが担当する空調エリアに設けられ、前記空調エリアへの前記冷媒の漏洩を検知する冷媒センサと、前記冷媒センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に漏洩通知回路を閉じるリレーと、を有する検知装置と、前記冷媒配管に設けられる遮断弁と、前記漏洩通知回路に接続され、前記漏洩通知回路が閉じた場合に前記遮断弁を閉じる制御部と、を有する遮断弁装置と、を備える。
本開示の一態様によれば、空調システムの制御方法は、室外機と、複数の室内機と、前記室外機および前記室内機の間で冷媒を流通させる冷媒配管と、を備える空調システムの制御方法であって、複数の室内機それぞれが担当する空調エリアに設けられた冷媒センサにより、前記空調エリアへの前記冷媒の漏洩を検知するステップと、前記冷媒センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合にリレーにより漏洩通知回路を閉じるステップと、前記漏洩通知回路が閉じた場合に、前記冷媒配管に設けられた遮断弁を閉じるステップと、を有する。
上記態様によれば、簡易な構成で冷媒の漏洩を検知することができる。
<第1の実施形態>
以下、図1~図3を参照しながら本実施形態に係る空調システム100について詳しく説明する。
以下、図1~図3を参照しながら本実施形態に係る空調システム100について詳しく説明する。
(空調システムの全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、空調システム100は、室外機1と、複数の室内機2(2A~2C)と、冷媒配管3と、複数のリモートコントローラ(リモコン)21(21A~21C)と、複数の検知装置22(22A~22C)と、遮断弁装置4とを備える。
図1は、第1の実施形態に係る空調システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、空調システム100は、室外機1と、複数の室内機2(2A~2C)と、冷媒配管3と、複数のリモートコントローラ(リモコン)21(21A~21C)と、複数の検知装置22(22A~22C)と、遮断弁装置4とを備える。
室外機1は、圧縮機、熱交換器など(不図示)を有しており、冷媒配管3を介して冷媒を各室内機2へ送出する。また、室外機1および室内機2は、室内室外通信線24を介して通信可能に接続される。
室内機2(2A~2C)は、担当する空調エリアA~Cの温度などがユーザの指定する空調設定に近づくように、空調を行う。また、本実施形態に係る室内機2は、冷媒の漏洩が検知された場合に、室内機2の運転を停止する。なお、図1には、空調システム100が3台の室内機2を有する例が示されているが、これに限られることはない。他の実施形態では、空調システム100が4台以上の室内機2を有していてもよい。
冷媒配管3は、室外機1と、複数の室内機2との間で冷媒を流通させる。
遮断弁装置4は、冷媒配管3の室外機1と、複数の室内機2との間に設けられる。遮断弁装置4は、後述の検知装置22が冷媒の漏洩を検知した場合に、遮断弁を閉じて冷媒配管3の冷媒の流通を遮断する。
また、各室内機2(2A~2C)の空調エリアA~Cには、それぞれ、リモコン21(21A~21C)および検知装置22(22A~22C)が設けられる。室内機2、リモコン21、および検知装置22は、リモコン通信線23(23A~23C)を介して通信可能に接続される。例えば、リモコン21および検知装置22は、室内機2の近傍の壁面などに取り付けられる。
リモコン21は、ユーザにより指定された空調設定(温度など)を、リモコン通信線23を介して空調設定を室内機2に送信する。
検知装置22は、自機が設置された空調エリアへの冷媒の漏洩を検知する。また、検知装置22と遮断弁装置4とは、検知装置22により開閉可能な漏洩通知回路25を介して接続される。検知装置22は、冷媒の漏洩を検知した場合に、漏洩通知回路25を閉じて通電状態にすることにより、遮断弁装置4に通知する。
(検知装置の機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る検知装置および遮断弁装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、各検知装置22(22A~22C)は、冷媒センサ220と、リレー221と、CPU222とを備える。
図2は、第1の実施形態に係る検知装置および遮断弁装置の機能構成を示す図である。
図2に示すように、各検知装置22(22A~22C)は、冷媒センサ220と、リレー221と、CPU222とを備える。
冷媒センサ220は、空調エリアへの冷媒の漏洩を検知する。
リレー221は、フォトカプラなどの半導体リレー、または、メカニカルリレーである。本実施形態では、リレー221がフォトカプラである例について説明する。リレー221は、CPU222の制御によりオンとオフとを切り替える。リレー221は、CPU222の制御により電流が流れるとオンとなり、検知装置22と遮断弁装置4との間の漏洩通知回路25を閉じて通電状態にする。また、リレー221は、電流が流れていないときはオフとなり、漏洩通知回路25を開放して非通電状態にする。
CPU222は、冷媒センサ220が冷媒の漏洩を検知した場合に、リレー221をオンにする制御を行う。
(遮断弁装置の機能構成)
図2に示すように、遮断弁装置4は、遮断弁40と、CPU41(制御部)とを備える。
図2に示すように、遮断弁装置4は、遮断弁40と、CPU41(制御部)とを備える。
遮断弁40は、CPU41の制御信号にしたがって開閉することにより、冷媒配管3の冷媒の流通を許可または遮断する。
CPU41は、複数の検知装置22A~22Cの何れかとの間の漏洩通知回路25が閉じた(通電した)場合に、遮断弁40を閉じる制御信号を出力する。
(空調システムの処理の流れ)
図3は、第1の実施形態に係る空調システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
ここでは、図3を参照しながら、空調システム100が冷媒の漏洩を検知したときの処理の流れについて説明する。なお、図3の例では、室内機2Aの空調エリアAに冷媒が漏洩したとする。
図3は、第1の実施形態に係る空調システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
ここでは、図3を参照しながら、空調システム100が冷媒の漏洩を検知したときの処理の流れについて説明する。なお、図3の例では、室内機2Aの空調エリアAに冷媒が漏洩したとする。
まず、検知装置22Aの冷媒センサ220は、空調エリアAに冷媒が漏洩したことを検知する(ステップS100)。そうすると、検知装置22AのCPU222は、リレー221をオンにして漏洩通知回路25を閉じる(ステップS101)。
遮断弁装置4のCPU41は、検知装置22Aとの間の漏洩通知回路25が閉じたことを検知すると(ステップS102)、遮断弁40を閉じて冷媒の流通を遮断する(ステップS103)。これにより、冷媒のさらなる漏洩を抑制する。
また、検知装置22AのCPU222は、ステップS101の後に、またはステップS101と並行して、自機と同じ空調エリアAに設置されたリモコン21Aに冷媒の漏洩を検知したことを表す漏洩検知信号を送信する(ステップS104)。
リモコン21Aは、検知装置22Aから漏洩検知信号を受信すると、警報を出力する(ステップS105)。リモコン21Aは、例えば、音および光による警報を出力する。
また、リモコン21Aは、ステップS105の後に、またはステップS105と並行して、自機と同じ空調エリアAに設置された室内機2Aに漏洩検知信号を送信する(ステップS106)。
室内機2Aは、リモコン21Aから漏洩検知信号を受信すると、室内室外通信線24を介して、他の室内機2B,2Cに漏洩検知信号を送信して(ステップS107)、運転を停止する(ステップS108)。
室内機2B,2Cは、室内機2Aから漏洩検知信号を受信すると、運転を停止する(ステップS109)。
このようにすることで、室内機2Aは、空調エリアAで冷媒の漏洩が検知されて冷媒の流通が遮断されたことを、他の室内機2B,2Cに知らせることができる。これにより、室内機2B,2Cは、自機の担当外の空調エリアAで冷媒の漏洩が発生した場合であっても、適切に運転を停止することができる。
(作用、効果)
以上のように、本実施形態に係る空調システム100は、冷媒センサ220が空調エリアへの冷媒の漏洩を検知した場合に漏洩通知回路25を閉じるリレー221を有する検知装置22と、漏洩通知回路25が閉じた場合に遮断弁40を閉じる遮断弁装置4と、を備える。
以上のように、本実施形態に係る空調システム100は、冷媒センサ220が空調エリアへの冷媒の漏洩を検知した場合に漏洩通知回路25を閉じるリレー221を有する検知装置22と、漏洩通知回路25が閉じた場合に遮断弁40を閉じる遮断弁装置4と、を備える。
このようにすることで、空調システム100は、検知装置22のリレー221で漏洩通知回路25のオンとオフとを切り替える簡易な構成で、冷媒の漏洩の有無を遮断弁装置4に通知することができる。また、検知装置22自身が遮断弁装置4に冷媒の漏洩を検知したことを通知可能であるため、室内機2の基板に遮断弁装置4に冷媒の漏洩を通知するための通信回路などを追加する必要がない。したがって、空調システム100は、既存の室内機2を利用した合理的な構成とすることができる。また、検知装置22と遮断弁装置4との間に漏洩通知回路25を設けるのみの簡易な構成であるため、1台の室外機1および遮断弁装置4に、室内機2を何台でも接続することが可能である。
また、空調システム100は、同じ空調エリアに設置された室内機2および検知装置22の双方と通信可能に接続されるリモコン21をさらに備える。リモコン21は、検知装置22が空調エリアへの冷媒の漏洩を検知した場合に、室内機2に漏洩検知信号を送信する。また、室内機2は、リモコン21から漏洩検知信号を受信した場合に運転を停止する。
このようにすることで、空調システム100は、冷媒の漏洩が検知された場合に、速やかに室内機2の運転を停止することができる。また、室内機2および検知装置22と漏洩検知信号を送受信するためのリモコン通信線23は、既存のものを利用することが可能である。
また、室内機2は、リモコン21から漏洩検知信号を受信した場合に、室内室外通信線24を介して他の室内機2に漏洩検知信号を送信する。また、室内機2は、他の室内機2から漏洩検知信号を受信した場合に運転を停止する。
このようにすることで、各室内機2は、自機の担当外の空調エリアでの冷媒の漏洩の発生した場合であっても、適切に運転を停止することができる。
また、リモコン21は、検知装置22が冷媒の漏洩を検知した場合に警報を出力する。
このようにすることで、リモコン21は、自機が設けられた空調エリア内の人間に、冷媒の漏洩を伝達することができる。
<他の実施形態>
図4は、他の実施形態に係る空調システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
上述の実施形態において、検知装置22がリモコン21を介して漏洩検知信号を室内機2に送信する例について説明したが、これに限られることはない。例えば、他の実施形態では、図4に示すように、検知装置22が他の空調エリアの漏洩通知回路25が閉じたことを検出するようにしてもよい。
図4は、他の実施形態に係る空調システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
上述の実施形態において、検知装置22がリモコン21を介して漏洩検知信号を室内機2に送信する例について説明したが、これに限られることはない。例えば、他の実施形態では、図4に示すように、検知装置22が他の空調エリアの漏洩通知回路25が閉じたことを検出するようにしてもよい。
図4には、空調エリアAで冷媒の漏洩が検知された場合に、空調エリアBの室内機2B、リモコン21B、および検知装置22Bが実行する処理の例が示されている。空調エリアAのリモコン21Aおよび検知装置22Aの処理、および遮断弁装置4の処理は、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。また、図4の例では、空調エリアAの室内機2Aは、検知装置22Aが冷媒の漏洩を検知すると、他の室内機2B,2Cに漏洩検知信号を送信する処理(図3のステップS107)を省略して、運転を停止する。
また、空調エリアBの検知装置22Bは、他の空調エリアA,Cの漏洩通知回路25が開いているか閉じているかを常に監視する。検知装置22Bは、空調エリアAの漏洩通知回路25が閉じていることを検出すると(ステップS200)、リモコン21Bに漏洩検知信号を送信する(ステップS201)。このとき、検知装置22Bは、他の空調エリアAで検知されたことが識別可能となるように、自機が冷媒の漏洩を検知した場合と異なる信号(他エリア漏洩検知信号)を生成して送信してもよい。
リモコン21Bは、検知装置22Bから他エリア漏洩検知信号を受信すると、これを室内機2Bに送信する(ステップS202)。
室内機2Bは、リモコン21Bから他エリア漏洩検知信号を受信すると、運転を停止する(ステップS203)。
なお、図示は略すが、空調エリアCの室内機2C、リモコン21C、および検知装置22Cについても、空調エリアBの各機器と同じ処理を実行する。
このようにすることで、空調システム100は、室内機2間での漏洩検知信号を送受信を不要とすることができる。また、各室内機2は、漏洩通知回路25の状態から他の空調エリアでの冷媒の漏洩の有無を迅速に検知して、適切に運転を停止することができる。
以上のとおり、本開示に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
上述の実施形態は、例えば以下のように把握される。
上述の実施形態は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様によれば、空調システム100は、室外機1と、複数の室内機2と、室外機1および室内機2の間で冷媒を流通させる冷媒配管3と、複数の室内機2それぞれが担当する空調エリアに設けられ、空調エリアへの冷媒の漏洩を検知する冷媒センサ220と、冷媒センサ220が冷媒の漏洩を検知した場合に漏洩通知回路25を閉じるリレー221と、を有する検知装置22と、冷媒配管3に設けられる遮断弁40と、漏洩通知回路25に接続され、漏洩通知回路25が閉じた場合に遮断弁40を閉じる制御部41と、を有する遮断弁装置4と、を備える。
このようにすることで、空調システム100は、検知装置22のリレー221で漏洩通知回路25のオンとオフとを切り替える簡易な構成で、冷媒の漏洩の有無を遮断弁装置4に通知することができる。また、検知装置22自身が遮断弁装置4に冷媒の漏洩を検知したことを通知可能であるため、室内機2の基板に遮断弁装置4に冷媒の漏洩を通知するための通信回路などを追加する必要がない。したがって、空調システム100は、既存の室内機2を利用した合理的な構成とすることができる。また、検知装置22と遮断弁装置4との間に漏洩通知回路25を設けるのみの簡易な構成であるため、1台の室外機1および遮断弁装置4に、室内機2を何台でも接続することが可能である。
(2)第2の態様によれば、第1の態様に係る空調システム100は、複数の空調エリアそれぞれに設けられ、空調エリア内に設置される室内機2および検知装置22の双方と通信可能に接続されるリモートコントローラ21をさらに備え、リモートコントローラ21は、検知装置22が冷媒の漏洩を検知した場合に、漏洩検知信号を室内機2に送信し、室内機2は、漏洩検知信号を受信した場合に運転を停止する。
このようにすることで、空調システム100は、冷媒の漏洩が検知された場合に、速やかに室内機2の運転を停止することができる。また、室内機2および検知装置22と漏洩検知信号を送受信するためのリモコン通信線23は、既存のものを利用することが可能である。
(3)第3の態様によれば、第2の態様に係る空調システム100において、室内機2は、リモートコントローラ21から漏洩検知信号を受信した場合に、複数の室内機2それぞれを互いに通信可能に接続する通信線24を介して、他の室内機2に漏洩検知信号を送信する。
このようにすることで、各室内機2は、自機の担当外の空調エリアで冷媒の漏洩が発生した場合であっても、適切に運転を停止することができる。
(4)第4の態様によれば、第2の態様に係る空調システム100において、検知装置22は、他の検知装置22の漏洩通知回路25が閉じた場合に、他の空調エリアにおける冷媒の漏洩を検知し、リモートコントローラ21は、検知装置22が他の空調エリアにおける冷媒の漏洩を検知した場合に、漏洩検知信号を室内機2に送信する。
このようにすることで、空調システム100は、室内機2間での漏洩検知信号を送受信を不要とすることができる。また、各室内機2は、漏洩通知回路25の状態から他の空調エリアでの冷媒の漏洩の有無を迅速に検知して、適切に運転を停止することができる。
(5)第5の態様によれば、第2から第4の何れか一の態様に係る空調システム100において、リモートコントローラ21は、検知装置22が冷媒の漏洩を検知した場合に警報を出力する。
このようにすることで、リモコン21は、自機が設けられた空調エリア内の人間に、冷媒の漏洩を伝達することができる。
(6)第6の態様によれば、室外機1と、複数の室内機2と、室外機1および室内機2の間で冷媒を流通させる冷媒配管3と、を備える空調システム100の制御方法は、複数の室内機2それぞれが担当する空調エリアに設けられた冷媒センサ220により、空調エリアへの冷媒の漏洩を検知するステップと、冷媒センサ220が冷媒の漏洩を検知した場合にリレー221により漏洩通知回路25を閉じるステップと、漏洩通知回路25が閉じた場合に、冷媒配管3に設けられた遮断弁40を閉じるステップと、を有する。
100 空調システム
1 室外機
2,2A,2B,2C 室内機
21,21A,21B,21C リモートコントローラ(リモコン)
22,22A,22B,22C 検知装置
220 冷媒センサ
221 リレー
222 CPU
23,23A,23B,23C リモコン通信線
24 室内室外通信線(通信線)
25 漏洩通知回路
3 冷媒配管
4 遮断弁装置
40 遮断弁
41 CPU(制御部)
1 室外機
2,2A,2B,2C 室内機
21,21A,21B,21C リモートコントローラ(リモコン)
22,22A,22B,22C 検知装置
220 冷媒センサ
221 リレー
222 CPU
23,23A,23B,23C リモコン通信線
24 室内室外通信線(通信線)
25 漏洩通知回路
3 冷媒配管
4 遮断弁装置
40 遮断弁
41 CPU(制御部)
Claims (6)
- 室外機と、
複数の室内機と、
前記室外機および前記室内機の間で冷媒を流通させる冷媒配管と、
複数の前記室内機それぞれが担当する空調エリアに設けられ、前記空調エリアへの前記冷媒の漏洩を検知する冷媒センサと、前記冷媒センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合に漏洩通知回路を閉じるリレーと、を有する検知装置と、
前記冷媒配管に設けられる遮断弁と、前記漏洩通知回路に接続され、前記漏洩通知回路が閉じた場合に前記遮断弁を閉じる制御部と、を有する遮断弁装置と、
を備える空調システム。 - 複数の前記空調エリアそれぞれに設けられ、前記空調エリア内に設置される前記室内機および前記検知装置の双方と通信可能に接続されるリモートコントローラをさらに備え、
前記リモートコントローラは、前記検知装置が前記冷媒の漏洩を検知した場合に、漏洩検知信号を前記室内機に送信し、
前記室内機は、前記漏洩検知信号を受信した場合に運転を停止する、
請求項1に記載の空調システム。 - 前記室内機は、前記リモートコントローラから前記漏洩検知信号を受信した場合に、複数の前記室内機それぞれを互いに通信可能に接続する通信線を介して、他の室内機に漏洩検知信号を送信する、
請求項2に記載の空調システム。 - 前記検知装置は、他の検知装置の漏洩通知回路が閉じた場合に、他の空調エリアにおける前記冷媒の漏洩を検知し、
前記リモートコントローラは、前記検知装置が他の空調エリアにおける前記冷媒の漏洩を検知した場合に、前記漏洩検知信号を前記室内機に送信する、
請求項2に記載の空調システム。 - 前記リモートコントローラは、前記検知装置が前記冷媒の漏洩を検知した場合に警報を出力する、
請求項2から4の何れか一項に記載の空調システム。 - 室外機と、複数の室内機と、前記室外機および前記室内機の間で冷媒を流通させる冷媒配管と、を備える空調システムの制御方法であって、
複数の室内機それぞれが担当する空調エリアに設けられた冷媒センサにより、前記空調エリアへの前記冷媒の漏洩を検知するステップと、
前記冷媒センサが前記冷媒の漏洩を検知した場合にリレーにより漏洩通知回路を閉じるステップと、
前記漏洩通知回路が閉じた場合に、前記冷媒配管に設けられた遮断弁を閉じるステップと、
を有する空調システムの制御方法。
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