JP2010140424A - 予防・保安システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装着対象機器9に装着可能な通信・制御モジュール7を構成するに、自己識別情報と装着対象機器9の機器情報とを送信可能な送信手段41と、送信情報41を常時受信可能に維持される受信手段42と、受信情報に対応する自己の装着対象機器9に対する能動制御内容を実行する能動制御手段m3とを備え、自己識別情報、能動制御内容をそれぞれ装着対象機器9に対応して設定可能とする。
【選択図】図2
Description
機器情報と前記識別情報とを送信情報として送信する送信手段と、前記送信手段により送信される送信情報を受信する受信手段とを備え、受信した前記受信情報に基づいて、機器を制御する能動制御手段とを備えた通信・制御モジュールを複数備えて構築され予防・保安システムに関する。
このホームセキュリティシステムは、具体的には、人感センサその他の監視用センサ107aから入力される信号に基づいてコントローラ106が所定のセキュリティ動作を行うホームセキュリティシステムである。そして、この特徴構成として、コントローラ106に照明機器、空調機器等の建物内設置機器107bを接続して、コントローラ106の少なくとも一部が建物内設置機器107bに対してホームコントロールシステムのコントローラとしての所定の機器制御動作を行うように構成され、コントローラ106にセキュリティ動作モード及び機器制御動作モードを設定して、モード切替部100xにおいてこれらコントローラ106のモードを切り替え得ることができるように構成されている。
しかしながら、このような予防・保安システムを構築する場合に、上記特許文献1に記載のセンターコントローラ方式を採用すると、センターコントローラが必須のものとなるとともに高価なものとなり、改善の余地がある。
自己を他者と区別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
機器情報と前記識別情報とを送信情報として送信する送信手段と、前記送信手段により送信される送信情報を受信する受信手段とを備え、受信した前記受信情報に基づいて、機器を制御する能動制御手段とを備えた通信・制御モジュールを複数備えて構築される予防・保安システムの第1特徴構成は、
前記通信・制御モジュールが個々に装着対象機器に装着可能に構成され、
前記識別情報が、装着された装着対象機器のシステム内における機能に応じた自己識別情報として設定可能に構成され、
前記装着対象機器から出力情報を受けて装着対象機器の機器情報を認識する機器情報認識手段を備え、
前記送信手段が、前記識別情報記憶手段に記憶された自己識別情報と前記機器情報認識手段で認識される装着対象機器の機器情報とを送信可能な構成で、
前記受信手段が、通信・制御モジュールからの送信情報を常時受信可能に維持される構成で、
前記能動制御手段が、前記受信手段により受信される受信情報に対応する、自己の装着対象機器に対する能動制御内容を設定可能に構成されるとともに、当該能動制御内容を実行する構成で、
前記受信手段により受信される受信情報に従って、自己の送信順が到来しているか否かを判断し、送信順が到来していると判断すれば、前記送信手段による送信を促し、送信順が到来していないと判断すれば、前記送信手段による送信を禁止する送信制御手段を備え、前記装着対象機器に、ガス又は火災に感応して警報を発報する警報器と、前記警報器から発報される警報に従って動作制御される被能動制御機器を含む点にある。
この通信・制御モジュールは、識別情報記憶手段、機器情報認識手段、能動制御手段、受信手段、送信手段及び送信制御手段を、それぞれ備えて構成される。
〔識別〕
予防・保安システムを構成する個々の通信・制御モジュールの識別は、自己識別情報にて行われる。この自己識別情報は、装着された装着対象機器のシステム内における機能に応じて設定されるため、装着対象機器の数、優先順位等に基づいた識別情報を予防・保安システムの構成に基づいて設定でき、システムの変更・拡張が発生する場合も、迅速に対応できる。
1 通信・制御モジュール間の送信は、決定されている送信順に従って送信制御手段により制御される。この送信順は、予防・保安システムを構成する装着対象機器の数に従った順番となる。
2 送信は、送信手段により行われるが、その送信情報として、自己識別情報及び機器情報を送信する。したがって、どの装着対象機器に装着されている通信・制御モジュールが送信しているかの判定が可能であり、送信制御手段が、自分の送信順が到来しているか否かの判断を、個々に通信・制御モジュール側で行って、機器情報を、通信・制御モジュールに送る。本願では、受信側には、他の通信・制御モジュール、自己自体の通信・制御モジュールを含む。さらに、送信されてくる自己識別情報により、機器情報を送信している通信・制御モジュール及びそのモジュールが装着されている装着対象機器を特定できるとともに、その装着対象機器の機器情報を特定できる。
受信手段は、通信・制御モジュールからの送信情報を常時受信可能とされているため、任意の通信・制御モジュールからの送信情報を漏れ、遅滞なく受信できる。
機器情報認識手段により、装着対象機器の機器情報が認識されることで、装着対象機器から出力される情報(例えば、装着対象機器が警報器の場合は警報出力情報、装着対象機器がガス燃焼機器の場合は、ON操作されたことにより出力されるON操作情報、実際に機器が運転されている状態で出力される運転情報、停止している場合の出力である0情報等)が認識され、送信すべき装着対象機器の情報が通信・制御モジュール側で保持される。
能動制御手段により、受信情報に対応する自己の装着対象機器に対する能動制御内容が判定され、その能動制御内容が実行される。ここで、このような能動制御内容は、装着対象機器毎に設定可能に構成されることで、予防・保安システムを構築する段階で、通信・制御モジュール個々に、その内容を設定しておけばよい。ここで、能動制御手段としては、送信情報の入力、送信情報と能動制御内容に基づいた比較的単純な判定、能動制御の出力を行える、簡単な構成でよい。従って、システムの拡張・変更は、関連する機器のみに関して、その能動制御内容を設定しなおすことで、比較的簡単に拡張・変更を行える。
前記予防・保安システムを構成する装着対象機器の数及び種類に従って、複数の通信・制御モジュール間における前記送信順を決定する送信順序決定手段を備えた点にある。
このような、自動決定の手順としては、先に説明した自己識別情報に順序を持たせた識別情報とすることで、その自己識別情報順をそのまま送信順とすることも可能である。
上記第5特徴構成によれば、装着対象機器とは別体且つ後付可能な計測モジュールを備え、装着対象機器に電力を供給する電力線を流れる電流に関する計測情報を検出して出力により、装着対象機器が実際に運転されているか否かを判断できる。
前記受信手段が、自己の送信手段から送信される送信情報を受信可能に構成され、前記送信情報として自己の装着対象機器の運転開始情報を受信した場合に、前記機器情報認識手段が、前記計測モジュールからの出力情報に基づいて、自己の装着対象機器の機器情報を認識する点にある。
上記第6特徴構成によれば、先に説明した、前記計測モジュールからの出力情報を、通信・制御モジュールに吸い上げることで、装着対象機器の実際の運転状態を確認して、予防・保安システム内に流すことができる。
上記第6特徴構成によれば、装着対象機器とは別体且つ後付可能な計測モジュールを備え、装着対象機器を強制的に停止制御したい場合に、当該モジュールを使用して、装着対象機器の停止を実行できる。
上記第8特徴構成によれば、通信・制御モジュール側から能動制御手段の働きにより、積極的に装着対象機器を停止できる。
上記第9特徴構成によれば、換気扇を含んで、予防・保安システムを構築できる。
図1に示す本願の予防・保安システム100を住宅用予防・保安システム1に採用した例である。
以下の説明では、当該住宅用予防・保安システム1の概略を先ず説明し、実施の形態として、第1実施形態、第2実施形態の各々の形態を説明する。
図1に示すように、本願に係る住宅用予防・保安システム1は、燃料ガスである都市ガスの供給を受けて、当該燃料ガスの燃焼により熱を得て様々な目的に使用するガス燃焼機器(ガス湯沸し器2、ファンヒータ3等)、各住宅の入口部位に設けられるガスメータ4、各住宅の台所等、燃焼機器2,3が使用される場所に設置されるガス・火災警報器5、換気扇6を主要な機器として成立する。ここで、ガス・火災警報器5は、ガス漏れ検知機能、不完全燃焼検知機能の他、火災検知機能も備える。
図2に、この通信・制御モジュール7の構成を示した。
同図に示すように、この通信・制御モジュール7は、個々に装着対象機器9に装着可能に構成されており、装着対象機器9の入出力部91と接続されるモジュール入出力部71と、演算処理機能を有する制御部72と、自己及び他の通信・制御モジュール7との通信を担う通信部73と、モジュール7の作動について電力を供給する電源部74とを、主要な構成部として構成されている。ここで、図2に示すように、この通信・制御モジュール7は、電池駆動式に構成されており、電源部74に装着される電池11から電力の供給を受けて働くように構成されている。無論、外部電源方式としてもいっこうに問題はない。
制御部72は、所定の演算処理が可能なマイクロコンピュータから構成されており、図2に示すように、識別情報記憶手段m1、機器情報認識手段m2、能動制御手段m3、送信制御手段m4、送信順序決定手段m5を備えて構成されている。
識別情報記憶手段m1は、通信・制御モジュール7間で、自己を他者と区別する識別情報を記憶する記憶手段であり、この識別情報が、装着された装着対象機器9のシステム内における機能に応じた自己識別情報として設定可能に構成されている。
例えば、図1に示すように、システムが、ガス・火災警報器5、ガス湯沸し器2、換気扇6、ファンヒータ3、ガスメータ4から構成される場合、ガス・火災警報器5に装着される通信・制御モジュール7の識別情報が「a」,ガス湯沸し器2に装着される通信・制御モジュール7の識別情報が「b」、換気扇6に装着される通信・制御モジュール7の識別情報が「c」、ファンヒータ3に装着される通信・制御モジュール7の識別情報が「d」、ガスメータ4に装着される通信・制御モジュール7の識別情報が「e」と設定可能となっている。
機器情報認識手段m2は、上記のモジュール入出力部71を介して、検出情報である装着対象機器9から出力情報を受けて装着対象機器9の機器情報I2を認識する。ここで、機器情報I2としては、装着対象機器9により検出される検出情報、装着対象機器9の状態を表す運転状態情報(装着対象機器状態情報に相当する)が含まれる。運転状態情報には、機器が運転状態にあるか否かの情報の他、運転スイッチがON操作され、運転開始指令を受け付けたか否かの情報を含む。
従って、機器情報認識手段m2では、装着対象機器9がON操作されたか、運転状態にあるか否かが認識されているとともに、装着対象機器9がガス・火災警報器5である場合は、警報器5から出力される警報が、その警報の種類を含めて認識されている。
能動制御手段m3は、通信部73に備えられる受信手段42を介して、受信した受信情報に基づいて装着対象機器9を制御する。この制御に関して、この能動制御手段m3は、前記受信手段42により受信される受信情報に対応する、自己の装着対象機器9に対する能動制御内容(どのような能動制御判定条件においてどのような能動制御を行うか)を設定可能に構成されている。そして、当該能動制御判定条件を判定して、能動制御を実行するように構成されている。この能動制御内容に関しては、後に、個々の実施形態において、具体的に説明する。
この能動制御手段m3に連動する形態で、本願の通信・制御モジュール7には、リレー機構部12が設けられており、このリレー機構部12が、その接点の状態に従って、装着対象機器9の運転状態を決定するように構成されている。
通信部73には、送信手段41、受信手段42を備えて構成されている。
送信手段41は、前記識別情報記憶手段m1に記憶された自己識別情報I1と前記機器情報認識手段m2で認識される装着対象機器9の機器情報I2とを送信可能に構成されており、前記送信制御手段m4からの送信制御に従って、現状の送信情報Ieを送信する。その送信形態は、所謂、ブロードキャストと呼ばれる送信形態であり、自己及び他の通信・制御モジュール7に備えられる受信手段42に、送信情報Ieを送信する。
受信情報の中には、送信を行った通信・制御モジュール7の自己識別情報I1が含まれているが、この受信情報を受け取ることで、自己の送信順が到来しているか否かを判断する。そして、送信順が到来していると判断すれば、送信制御手段m4は、自己の送信手段41による送信を促し、送信順が到来していないと判断すれば、自己の送信手段41による送信を禁止する。
このように構成されることで、予め設定された送信順に従って、自己識別情報I1及び自己が装着されている装着対象機器9の機器情報I2を、自己及び他の通信・制御モジュール7に備えられる受信手段42に送信することができる。
本願に係る予防・保安システム100では、システムを構成する装着対象機器9が、システムの構築時(例えば、特定の住宅に設置する時)に、その数及びその種類の点で決定する。そこで、システムを構築する段階で、各通信・制御モジュール7毎に、その送信順を決定する。例えば、上記の自己識別情報I1におけるアルファベット順を、そのまま送信順として決定する。
計測・スイッチングモジュール8は、先に説明した通信・制御モジュール7に隷属する構成でシステムを構成する。即ち、計測・スイッチングモジュール8は、隷属する通信・制御モジュール7に対して、その通信・制御モジュール7が装着される装着対象機器9の運転状態を表す運転状態情報I3を出力するとともに、その装着対象機器9の運転・停止を制御するスイッチ機構部13を備えて構成されている。
一方、計測・スイッチングモジュール8のスイッチ機構部13は、先に説明したリレー機構部12の状態に従って、スイッチ動作される。即ち、先に説明した能動制御手段m3の能動制御を受ける。
先にも説明したように、通信部73に備えられる受信手段42は、自己の送信手段41から送信される送信情報Ieを受信可能に構成されている。そして、先に説明した機器情報認識手段m2は、送信情報Ieとして自己の装着対象機器9の運転開始情報を受信した場合に、先に説明した計測・スイッチングモジュール8からの出力情報に基づいて、自己の装着対象機器9の機器情報I2を認識する構成が採用されている。さらに具体的には、図1に示す例では、装着対象機器9としての換気扇6とファンヒータ3とに、それぞれ、計測・スイッチングモジュール8が使用される。そして、換気扇6に通信・制御モジュール7が装着されている構成において、この通信・制御モジュール7の能動制御手段m3から換気扇6に運転開始制御(ON制御)が出力されると、同時に、この機器情報認識手段m2には、計測・スイッチングモジュール8の電流検出部14からの出力情報が取り込まれる。そして、機器情報認識手段m2は、所定値以上の電流が流れている場合に、換気扇6の運転を確認、認識する。一方、電流が流れていない場合に、換気扇6がなんらかの事情により運転されていないことを確認、認識する。このように、計測・スイッチングモジュール8の電流検出部14は、装着対象機器9が実際に運転されているか、否かを確認するための情報を、通信・制御モジュール7とは別に、電力線10を流れる電流に関係する情報として出力する。
第1実施形態の構成及び作動
第1実施形態の通常状態における動作状態を図3に示した。
この住宅用予防・保安システム1の構成は、図1、図2に示す構成に対して、ガスメータ4が備えられていない点で異なる。
即ち、住宅用予防・保安システム1は、ガス・火災警報器5、ガス湯沸し器2、換気扇6、ファンヒータ3から構成され、その自己識別情報I1は、記載順にa,b,c,dと設定されている。さらに、先に説明した送信順は、この自己識別情報I1のa,b,c,d順と設定される。
この図3では、通信・制御モジュール7内には、前述のリレー機構部12を、モジュール内に接点として図示している。このリレー機構部12は、ガス・火災警報器5を除いて、先に説明した能動制御手段m3の制御に対応して、その接点状態が決まる。ガス・火災警報器5に関しては、警報器5が火災警報を発報する状態で、リレー機構部12の接点が閉となる構造とされ、機器情報認識手段m2側で、火災警報の発報が認識される。
装着対象機器9がガス湯沸し器2の場合、リレー機構部12の接点が閉となると、ガス湯沸し器2を緊急停止する。接点が開の状態では、ガス湯沸し器2に対する操作がそのまま許容する。装着対象機器9がファンヒータ3の場合も、同様である。装着対象機器9が換気扇6の場合、リレー機構部12の接点が閉となると、換気扇6に対して運転制御指令が発せられる。接点が開の状態では、換気扇6を停止させる。
装着対象機器9がガス湯沸し器2の場合、接点閉は、ガス湯沸し器2がON操作されたことを意味する。これは単なる例示であって、運転状態、停止状態を認識できる情報となっていてもよい。接点開では、ガス湯沸し器2がON操作を待っていることを意味する。装着対象機器9がファンヒータ3の場合も、同様である。装着対象機器9がガス・火災警報器5の場合、一対の信号線91a間の電位差に従って、正常監視状態情報、電源異常情報、不完全燃焼警報情報、ガス漏れ警報情報が、識別認識されることを示している。
装着対象機器9としてのガス湯沸し器2に対する能動制御判定は、換気扇6が運転されている運転状態で、ガス・火災警報器5が正常監視状態にあり、同時に、不完全燃焼、ガス漏れ、火災の全てを検出していない正常状態にある場合に、ガス湯沸し器2の運転を許容する。一方、この判定条件が満たされない場合は、ガス湯沸し器2の運転を許容することはない。
また、ファンヒータ3の運転開始指令が入力された場合も、図3中(I)〜(IV)の動作を行って運転が開始される。
第2実施形態の通常状態における動作状態を図5に示した。図6、図8、図9は、それぞれ、ガス・火災警報器5により火災が検出された場合の動作状態(図6)、不完全燃焼が検出された場合の動作状態(図8)、ガス漏れが検出された場合の動作状態(図9)をそれぞれ示している。
この住宅用予防・保安システム1の構成は、図1、図2に示す構成と同様である。
即ち、住宅用予防・保安システム1は、ガス・火災警報器5、ガス湯沸し器2、換気扇6、ファンヒータ3、ガスメータ4から構成され、その自己識別情報I1は、記載順にa,b,c,d,eと設定されている。さらに、先に説明した送信順は、この自己識別情報I1のa,b,c,d,e順と設定される。
装着対象機器9としてのガス湯沸し器2に対する能動制御判定は、ガス・火災警報器5が正常監視状態にあり、同時に、不完全燃焼、ガス漏れ、火災の全てを検出していない正常状態にあり、且、換気扇6が運転されている運転状態で、ガス湯沸し器2の運転を許容する。一方、この能動制御判定条件が満たされない場合は、ガス湯沸し器2の運転を許容することはない。
火災検出
火災がガス・火災警報器により検出された場合の動作が、図6に示されている。
不完全燃焼がガス・火災警報器により検出された場合の動作が、図8に示されている。
ガス漏れがガス・火災警報器により検出された場合の動作が、図9に示されている。
2 ガス湯沸し器(ガス燃焼機器)
3 ファンヒータ(ガス燃焼機器)
4 ガスメータ
5 ガス・火災警報器
6 換気扇(装着対象機器)
7 通信・制御モジュール
8 計測・スイッチングモジュール(計測モジュール)
10 電力線
m1 識別情報記憶手段
m2 機器情報認識手段
m3 能動制御手段
m4 送信制御手段
m5 送信順序決定手段
51 送信順受付手段
Claims (9)
- 自己を他者と区別する識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
機器情報と前記識別情報とを送信情報として送信する送信手段と、前記送信手段により送信される送信情報を受信する受信手段とを備え、受信した前記受信情報に基づいて、機器を制御する能動制御手段とを備えた通信・制御モジュールを複数備えて構築される予防・保安システムであって、
前記通信・制御モジュールが個々に装着対象機器に装着可能に構成され、
前記識別情報が、装着された装着対象機器のシステム内における機能に応じた自己識別情報として設定可能に構成され、
前記装着対象機器から出力情報を受けて装着対象機器の機器情報を認識する機器情報認識手段を備え、
前記送信手段が、前記識別情報記憶手段に記憶された自己識別情報と前記機器情報認識手段で認識される装着対象機器の機器情報とを送信可能な構成で、
前記受信手段が、通信・制御モジュールからの送信情報を常時受信可能に維持される構成で、
前記能動制御手段が、前記受信手段により受信される受信情報に対応する、自己の装着対象機器に対する能動制御内容を設定可能に構成されるとともに、当該能動制御内容を実行する構成で、
前記受信手段により受信される受信情報に従って、自己の送信順が到来しているか否かを判断し、送信順が到来していると判断すれば、前記送信手段による送信を促し、送信順が到来していないと判断すれば、前記送信手段による送信を禁止する送信制御手段を備え、前記装着対象機器に、ガス又は火災に感応して警報を発報する警報器と、前記警報器から発報される警報に従って動作制御される被能動制御機器を含む予防・保安システム。 - 前記予防・保安システムを構成する装着対象機器の数及び種類に従って、複数の通信・制御モジュール間における前記送信順を決定する送信順序決定手段を備えた請求項1記載の予防・保安システム。
- 前記複数の通信・制御モジュール間における前記送信順を、外部入力として受け付ける送信順受付手段を備えた請求項1記載の予防・保安システム。
- 前記機器情報に、前記装着対象機器により検出される検出情報、もしくは前記装着対象機器の状態を表す装着対象機器状態情報が含まれる請求項1〜3の何れか1項記載の予防・保安システム。
- 前記装着対象機器の本体外に位置し、当該装着対象機器に電力を供給する電力線を流れる電流に関する計測情報を検出して出力する計測モジュールを備えた請求項1〜4の何れか1項記載の予防・保安システム。
- 前記受信手段が、自己の送信手段から送信される送信情報を受信可能に構成され、前記送信情報として自己の装着対象機器の運転開始情報を受信した場合に、前記機器情報認識手段が、前記計測モジュールからの出力情報に基づいて、自己の装着対象機器の機器情報を認識する請求項5記載の予防・保安システム。
- 前記装着対象機器の本体外に位置し、当該装着対象機器に電力を供給する電力線を断続して、前記装着対象機器を運転・停止制御可能な計測モジュールを備えた請求項1〜4の何れか1項記載の予防・保安システム。
- 前記能動制御手段が、前記計測モジュールを能動制御して、装着対象機器を運転・停止制御する請求項7記載の予防・保安システム。
- 前記被能動制御機器に、換気扇を含む請求項1から8の何れか1項に記載の予防・保安システム。
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