JP2006163669A - Ha遠隔操作システムの異常検知方法及び異常検知装置 - Google Patents

Ha遠隔操作システムの異常検知方法及び異常検知装置 Download PDF

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Abstract


【課題】HA端子部に断線又は短絡等の故障があったとしても、常に安全側に作動し、かつ、異常検出を可能にするHA遠隔操作システムの異常検知方法及び装置を提供する。
【解決手段】故障モード1(制御信号線断線)の場合は、コントローラ3からHAコンロ4に対してパルス信号を送信することができず通信エラーとなる。。故障モード2(制御信号線短絡)の場合は、管理センタ2からの消火指令に拘わらず制御信号がHighのままになるため、モニタ信号はONの状態のままとなり、管理センタ2は携帯端末7に対してエラーメッセージを送信する。故障モード3(モニタ信号線短絡)、故障モード4(コンロ運転停止、モニタ信号線短絡)の場合、コントローラ3からパルス信号が送信されるが、モニタ信号はON表示のままとなり、管理センタ2はHA端子系統故障を検出することができる。
【選択図】図5

Description

本発明はHA遠隔操作システムの異常検知方法及び異常検知装置に関し、特に、HA端子の断線・短絡故障検出に適したHA遠隔操作システムの異常検知方法及び異常検知装置に関する。
近年、利便性向上やセキュリティ意識の高まり等によりホームオートメーション(HA)が注目されており、既にエアコン、全自動風呂、オートロック等に関する遠隔操作技術が実用化されている。
遠隔操作は室内の制御盤や外部の携帯端末等から行われるが、その通信制御方式は日本電機機器工業会のHA端子(JEM−A)規格により標準化されている。図7は、JEM−A規格によるHA端子の構成を示すものであり、端末機器101と、2組のホトカプラ102a、102bにより構成されるIFU102と、これらを電気的に接続する制御信号線103a、103bとモニタ信号線104a、104bにより構成されている。端末機器101、IFU102は、それぞれ制御用端子C1、C2及びモニタ用端子M1、M2を備えている。ホトカプラ102の上流側には不図示のホームバスに接続するための通信線104が設けられている。
JEM−A規格によるHA端子の論理的条件は図8により示される。同図(a)は制御信号の送信条件を示すものであり、Tp=200〜300msのパルスが送信される。端末機器101はこの信号により作動状態を反転させる。パルス間隔はTi=200ms以上と規定されている。同図(b)はモニタ信号条件を示すものであり、制御信号パルスを受けた後、Tr=350ms以下で反転するように規定されている。この信号をモニターすることにより、端末機器101が作動状態を反転させたことを確認することができる。
このようなHA遠隔操作システムの端末機器自体の異常動作時の回避技術については、例えば特許文献1に開示されている。しかし、同文献には、制御信号接続線やモニタ信号接続線の断線や短絡時の検知方法、回避方法については開示されていない。
図9は、従来のHA遠隔制御システムにおいて、制御信号接続線やモニタ信号接続線に断線、短絡がない正常時に、外部携帯端末からHA端末機器(ここではHAコンロ)の状態確認を行ったときの制御フローを示す図である。携帯端末から管理センタに状態確認の要求があると(ステップS902)、管理センタは住宅内コントローラに対して状態確認指令電文を送信する(ステップS903)。コントローラは常時モニタ信号を確認しており(ステップS901)、上述の指令電文を受信すると直ちにHAコンロのモニタ信号を管理センタに送信する(ステップS904)。管理センタは受信結果を携帯端末に送信する(ステップS905)。以上のフローで、携帯端末はHAコンロの状態確認を行うことができる(ステップS906)。
しかしながら、上記フローでは制御信号線やモニタ信号線に断線又は短絡がある場合には、運転状態を正しく確認することができない。表1は、図9のフローにおいて、HAコンロが点火状態で各故障モードの信号線故障があった場合に、管理センタ側がどのような確認結果を得るかを示している。表1において、故障モード1,2の場合にはモニタ信号線側が正常であるため、信号線側に故障があったとしても正しい状態応答を行うことになる。また、故障モード4の場合にも結果的に正しい状態を示す。しかし、各故障モード3、すなわちモニタ信号線に短絡(オープン故障)がある場合には、管理センタからの状態確認指令に対してコントローラ側からは「消火状態」の応答を行う。実際には点火状態であるから、この故障モードの場合には危険側の誤応答を行うことになる。このような危険側の誤応答は、特に端末機器として裸火を用いるガス機器の場合に問題となる。
Figure 2006163669
特開平9−285041号公報
本発明は、このような問題を解消すべく、HA端子部に断線又は短絡等の故障があったとしても、常に安全側に作動し、かつ、異常検出を可能にするHA遠隔操作システムの異常検知方法及び装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、本発明に係るHA遠隔操作システムの異常検知方法は、
管理センタと、情報中継装置と、端末機器と、を含み、情報中継手段と端末機器間をJEM−A通信規格で接続したHA遠隔操作システムにおいて、端末機器の運転状態確認要求を受けた管理センタが、情報中継装置に対して制御信号ONを指令するステップと、制御信号ON指令を受けた情報中継手段が、端末機器のモニター信号OFFのときは、端末機器に対して制御信号を送信するステップと、制御信号を受信した端末機器が、モニター信号を反転させるステップと、情報中継手段が、モニター信号ON又はモニター信号反転を検知したときは、モニター信号ON状態であることを管理センタに送信するステップと、端末機器が、モニター信号反転から所定の時間経過後に、再度、モニター信号を反転させるステップと、情報中継手段からモニター信号ON状態を受信した管理センタが、端末機器の運転状態確認を指令するステップと、運転状態確認指令を受けた情報中継手段が、モニター信号状態を返信するステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係るHA遠隔操作システムの異常検知装置は、管理センタと、情報中継装置と、端末機器と、を含み、情報中継手段と端末機器間をJEM−A通信規格で接続したHA遠隔操作システムにおいて、端末機器の運転状態確認要求を受けた管理センタが、情報中継装置に対して制御信号ONを指令する手段と、制御信号ON指令を受けた情報中継手段が、端末機器のモニター信号OFFのときは、端末機器に対して制御信号を送信する手段と、制御信号を受信した端末機器が、モニター信号を反転させるステップと、情報中継手段が、モニター信号ON又はモニター信号反転を検知したときは、モニター信号ON状態であることを管理センタに送信する手段と、端末機器が、モニター信号反転から所定の時間経過後に、再度、モニター信号を反転させる手段と、情報中継手段からモニター信号ON状態を受信した管理センタが、端末機器の運転状態確認指令する手段と、運転状態確認指令を受けた情報中継手段が、モニター信号状態を返信する手段と、を含むことを特徴とする。
また、上記発明において、管理センタと情報中継手段を一体に形成することができる。
すなわち、情報中継手段に管理センタ機能を持たせることにより、分散型システムを構築することが可能となる。
さらに、本発明に係る調理用ガスコンロは、HA端子を備え、かつ、運転停止時に制御信号を受信したときに、運転開始することなくモニター信号を反転させ、さらに、所定の時間経過後に再度、モニター信号を反転させる手段を備えたことを特徴とする。
ガス機器のうち、裸火を用いる機種では、遠隔操作で運転開始を行うことは好ましくない。このため、HAコンロでは遠隔運転停止のみ可能としている。本発明においても運転停止時に制御信号を受信したときは、モニター信号のみ反転し、運転開始しない制御としている。
本発明によれば、JEM−A規格によるHA遠隔操作システムにおいて、現状の設備、ソフトウエアを大幅に変更することなく、HA端子の断線・短絡故障を検出することができる。
以下、本発明に係るHA遠隔操作システムの実施形態について、図1乃至6を参照してさらに詳細に説明する。重複を避けるため、各図において同一構成には同一符号を用いて示している。なお、本発明の範囲は特許請求の範囲記載のものであって、以下の実施形態に限定されないことはいうまでもない。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の第一の実施形態に係るHA遠隔操作システム1の全体構成を示す図であり、図2は住戸内機器の制御ブロックを示す図である。
図1を参照して、HA遠隔操作システム1は、システム全体の管理を行う管理センタ2と、住戸8内に設置されるHAコントローラ3と、HA端子付きコンロ(以下、HAコンロという)4と、コントローラ3とHAコンロ間を接続するIFU5と、管理センタ2とコントローラ3間は公衆電話回線網6を介して結ばれている。管理センタ2は、複数台のコンピュータにより構成される監視サーバ2aを備えており、携帯端末7からのHAコンロの遠隔監視、遠隔操作を管理する。
次に図2を参照して、住戸8内のHA関連系統の詳細構成について説明する。HAコンロ4は、制御部10、バーナ部9、電磁弁9b、熱電対による立消安全装置9aを主要構成とする。バーナ部9にはガス配管9cを経由して都市ガスが供給される。
制御部10は、運転制御を司る制御回路10a、電磁弁9b及び立消安全装置9a等の稼動状態を検知する検知回路10b、IFU5との通信プロトコルのインターフェースを行うI/F回路10cを備えている。IFU5とI/F回路10c間は制御信号線C1、C2及びモニタ信号線M1、M2で接続されている。IFU5の構成は、上述のIFU102の構成と同一である。なお、制御部10の物理構成は、CPU、ROM、RAM等を備えたマイコンにより実現することができる。
(1)運転状態確認要求時の作動
HA遠隔操作システム1は以上のとおり構成されており、次に、図3、4を参照して本システムにおいて、携帯端末7からHAコンロ4に対して状態確認要求又は遠隔操作要求があったときの作動について説明する。状態確認要求に対する作動は2段階の電文により行われる。
第1段階のステップは図3に示される。コントローラ3は、常時、HAコンロ4のモニタ信号の確認を行っている(S101)。この状態で、携帯端末7から管理センタ2に対してHAコンロ4の運転状態の確認要求があると(S102)、管理センタ2は、コントローラ3に対して状態確認指令に先立ってHAコンロ4の制御信号ON(パルス信号送信)を指令する(S103)。これを受けてコントローラ3は、HAコンロ4のモニタ信号の状態を判定する(S104)。モニタ信号がON状態のときは(S104においてYES)、何も操作を行わず後のステップ(S108)に移行する。モニタ信号がOFF状態のときは(S104においてNO)、HAコンロ4に対して制御信号パルスを送信する(S105)。パルス信号を受けたHAコンロ4は、モニター信号を反転させる(S106)。但し、この場合、HAコンロ4は点火動作を行うことなく、モニター信号のみを反転させる。なお、HAコンロ4はモニター信号反転後、所定のタイミングでモニター信号を再度反転させる(S207)。これにより、モニタ信号は正規の状態に戻ることになる。
コントローラ3は、パルス信号を送信した後、JEM−A規格で定められた所定の時間(350ms)以内にモニター信号が反転したかどうかを判定する(S107)。反転を確認したときは(S107においてYES)、状態確認結果(ON)を管理センタ2に返信する(S109)。これを受けて、第2段階に移行する。
反転が確認できないときはエラーと判定し、(S107においてNO)、状態確認結果(エラー)を管理センタ2に返信する(S109)。管理センタ2は、携帯端末7に対してエラーメッセージを送信する(S112)。携帯端末7はこれを受けて携帯画面にエラー表示を行う(S113)。
図4は、状態確認要求の第2段階のフローを示している。コントローラ3が、常時HAコンロ4のモニタ信号の確認を行う点については第1段階と同一である(S201)。管理センタ2がコントローラ3に対して状態確認指令電文を送信すると(S202)、これを受けてコントローラ3はHAコンロ4のモニタ信号の状態を判定する(S203)。モニタ信号がON状態のときは(S203においてYES)、状態確認結果(ON)を管理センタ2に返信する(S204)。さらに、管理センタ2は携帯端末7に対して状態確認結果(ON)を送信し(S205)、携帯端末7はこれを受けて画面にコンロ点火表示を行う(S206)。
モニタ信号OFFを確認したときは(S203においてNO)、状態確認結果(OFF)を管理センタ2に返信する(S207)。さらに、管理センタ2は携帯端末7に対して状態確認結果(OFF)を送信し(S208)、携帯端末7はこれを受けて画面にコンロ消火表示を行う(S209)。
以上のフローにより、使用者はHAコンロ4の運転状態を遠隔で確認することができる。
(2)HA端子系統故障検出の態様
次に、上述の制御フローの採用により、HA端子系統(端子部、IFU、信号線)に故障(断線故障又は短絡故障)が存在するときに、いかに故障検出を行うかのロジックについて説明する。
本システムにおいて、携帯端末からの要求内容としては、遠隔状態確認と遠隔運転停止操作の2種類がある。また、HAコンロ4の運転状態としては、点火状態と消火状態の2種類がある。また、故障箇所としては制御信号線側、モニタ信号線側の2種類がある。さらに、それぞれについて故障モードとして断線故障又は短絡故障の2種類がある。以下、これらの組み合わせによる故障態様ごとの故障検出ロジックについて説明する。
(3)運転状態確認要求時の故障検出
(a)HAコンロ点火状態のとき
表2は、HAコンロ4が点火状態のときに、図3のフローに従い管理センタ2から制御信号ON指令(S103)があったときの、コントローラ3側の応答状況を各故障モード別に示したものである。
Figure 2006163669
(イ)故障モード1(制御信号線断線)のとき
モニタ信号線側は正常であり、図3のS104においてコントローラ3はモニタ信号ONを検知するから、HAコンロ4に対してパルス信号は送信されない(S104においてYES)。さらに、コントローラ3は確認結果(ON)を返信する(S108)。従って、この故障モードでは管理センタ2は正しい状態確認結果を得ることができる。
(ロ)故障モード2(制御信号線短絡)のとき
この場合もモニタ信号ONであり、(a)と同一のステップを経て管理センタ2は正しい状態確認結果を得る。
(ハ)故障モード3(モニタ信号線断線)のとき
この場合、モニタ信号はOFF表示を示すから、HAコンロ4に対して制御信号パルスが送信される(S105)。これを受けてHAコンロ4はモニタ信号反転動作を行うが(S106)、モニタ信号線が断線しているため反転させることができない。このため、コントローラ3は所定の時間内にモニタ信号反転を確認できない(S107においてNO)。従って、コントローラ3は確認結果(エラー)を返信する(S111)。管理センタ2は、携帯端末7に対してエラーメッセージを送信し(S112)、携帯端末7にエラー表示が出される(S113)。これにより、HA端子系統故障を検出することができる。
(ニ)故障モード4(モニタ信号線短絡)のとき
この場合、モニタ信号はON表示を示す。従って、(a)(b)と同一のステップを経て管理センタ2は正しい状態確認結果を得ることができる。
(b)HAコンロ消火状態のとき
次に、表3を参照して、HAコンロ4が消火状態において遠隔状態確認があったときの作動について説明する。
Figure 2006163669
(イ)故障モード1(制御信号線断線)のとき
この場合、モニタ信号線側は正常であり、図3のS104においてコントローラ3はモニタ信号OFFを検知するから(S104においてNO)、HAコンロ4に対してパルス信号が送信される(S105)。しかしながら、制御信号線が断線しているためモニタ信号を反転させることができない。このため、コントローラ3はステップS108においてモニタ信号反転を確認できず、タイムアウトエラーとなる(S109)。その結果が管理センタ2に送信され(S111)、管理センタ2はHA端子系統故障を検出することができる。
(ロ)故障モード2(制御信号線短絡)のとき
この場合も(a)と同様に制御信号パルス送信指令が出されるが(S105)、制御信号線短絡のためパルス信号が送信できず、モニタ信号は反転せず、このため、コントローラ3はステップS108においてモニタ信号反転を確認できず、タイムアウトエラーとなる(S109)。その結果が管理センタ2に送信され(S111)、管理センタ2はHA端子系統故障を検出することができる。
(ハ)故障モード3(モニタ信号線断線)のとき
この場合、モニタ信号はOFF表示を示す。従って、ステップS104を経て制御信号パルスが送信される(S105)。さらに、ステップS106においてコンロは消火と判断され、モニタ信号反転を図るが(S106)、モニタ信号線が断線しているため反転させることができできない。このため、コントローラ3はステップS108においてモニタ信号反転を確認できず、タイムアウトエラーとなる(S109)。その結果が管理センタ2に送信され(S111)、管理センタ2はHA端子系統故障を検出することができる。
(ニ)故障モード4(モニタ信号線短絡)のとき
この場合、モニタ信号はON表示を示す。従って、コントローラ3からHAコンロ4に対してパルス信号を送信しない(S104においてON)。さらに、コントローラ3はステップS108においてモニタ信号反転を確認しないから、確認結果として点火状態を送信する(S18)。従って、実際には消火状態にもかかわらず管理センタ2は点火状態の結果を得ることになる。すなわち、誤表示であるが安全側の誤表示となる。さらに、本故障モードは以下の運転停止指令の際に検出可能となる。
(4)運転停止要求時の故障検出
図5は、ユーザーが運転停止(コンロ消火)要求したときの制御フローを示したものである。コントローラ3が常時HAコンロ4のモニタ信号の確認を行う点については、上述の各フローと同一である(S301)。携帯端末7から消火指令要求があると(S302)、管理センタ2はコントローラ3に対して制御信号OFF指令電文を送信する(S303)。これを受けてコントローラ3は、HAコンロ4にパルス信号を送信し(S304)、HAコンロ4はモニタ信号を反転させる(S305)。
次いで、コントローラ3はHAコンロ4のモニタ信号が反転したか否かを判定する(S306)。モニタ信号が反転したときは(S306においてYES)、状態確認結果(OFF)を管理センタ2に返信する(S307)。さらに、管理センタ2は携帯端末7に対して状態確認結果(OFF)を送信し(S308)、携帯端末7はこれを受けて画面にコンロ消火表示を行う(S309)。
モニタ信号反転を確認できないときは(S306においてNO)、状態確認結果(ON)を管理センタ2に返信する(S310)。さらに、管理センタ2は携帯端末7に対してエラーメッセージを送信し(S311)、携帯端末7はこれを受けて画面にエラー表示を行う(S312)。以上のフローにより、使用者はHAコンロ4の運転停止要求及び結果確認を遠隔で行うことができる。
次に、図5のフローにおいて、HA端子系統に断線故障又は短絡故障が存在するときの故障検出ロジックについて説明する。携帯端末7から運転停止要求が行われるのはモニタ表示がON状態のときであり、表4の故障モードのケースがこれに該当する。以下に説明するように、いずれのケースにあっても安全側に作動することが分かる。
Figure 2006163669
(イ)故障モード1(制御信号線断線)のとき
この場合は、図5のS304において、コントローラ3からHAコンロ4に対してパルス信号を送信することができず通信エラーとなる。これにより、管理センタ2は異常を検知することができる。
(ロ)故障モード2(制御信号線短絡)のとき
この場合は、管理センタ2からの消火指令に拘わらず制御信号がHighのままになるため、S305においてモニタ信号を反転させることができない。これにより、モニタ信号はONの状態のままとなり(S306においてNO)、管理センタ2は携帯端末7に対してエラーメッセージを送信することになる(S311)。
(ハ)故障モード3(モニタ信号線短絡)のとき
この場合、コントローラ3からパルス信号が送信されるが、モニタ信号はON表示のままとなり、コントローラ3はモニタ信号反転を確認できず(S306においてNO)、この場合も管理センタ2はHA端子系統故障を検出することができる。
(ニ)故障モード4(コンロ運転停止、モニタ信号線短絡)のとき
HAコンロ4が運転停止状態であってもモニタ信号線が短絡しているため、モニタ信号はON表示を示す。従って、この場合も(ハ)と同様に、コントローラ3はモニタ信号反転を確認できず(S306においてNO)、この場合も管理センタ2はHA端子系統故障を検出することができる。
以上のようにいずれの故障モードであっても異常検出が可能となる。
<第二の実施形態>
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図6は、本実施形態に係るHA遠隔操作システム20の構成を示す図である。本実施形態は主として集合住宅を想定したシステムであり、集合住宅の一住戸29内の設備を集中的に管理するに適したシステムである。本実施形態が第一の実施形態と異なる点は、コントローラ3に替えてアダプタ21を備えている点である。また、アダプタ21の上流側には中継器22、集中伝送盤23及び電話回線に接続するための網制御装置26が接続されている。集中伝送盤23は、管理センタ2が各住戸のガスメータ24やアダプタ21と通信するための集中管理装置であり、中継器22は集中伝送盤23からの接続ポートを増設するための分配器である。さらに、アダプタ21には熱源機28及びIFU27を介して他のHA機器(例えばエアコン等)が接続されている。アダプタ21の機能は、コントローラ3の機能を全て備え、さらに、HA制御規格に属さない他の設備、例えば熱源機28と管理センタ2との通信制御を行うことができる。アダプタ21とHAコンロ4間の通信制御方式、異常検出方法については第一の実施形態と同一であるので説明を省略する。
以上、上記各実施形態では端末機器としてHAコンロを用いた情報通信システムを例に説明したが、これに限らず他の端末機器、例えばIHクッキングヒータ、ハロゲンホブ、シーズヒータ等の調理機器、ファンヒータ、エアコン、パネルヒータ等の暖房・空調機器等を用いることができる。また、熱源についても電気、ガス等、エネルギー種別を問わない。
本発明は、端末機器を問わずJEM−A規格に準拠するHA遠隔操作システムに広く適用可能である。
HA遠隔操作システム1の全体構成を示す図である。 HA遠隔操作システム1の住戸内装置の制御ブロックを示す図である 運転状態確認要求があったときの、第1段階制御フローを示す図である。 運転状態確認要求があったときの、第2段階制御フローを示す図である。 運転停止要求があったときの制御フローを示す図である。 第二の実施形態に係るHA遠隔操作システム20の全体構成を示す図である。 JEM−A規格によるHA端子の構成を示す図である。 JEM−A規格によるHA端子の論理的条件を示す図である。 従来のHA遠隔制御システムの正常時の制御フローを示す図である。
符号の説明
1 HA遠隔操作システム
2 管理センタ
2a 監視サーバ
3 コントローラ
4 HAコンロ
5 IFU
6 公衆電話回線網
7 携帯端末
8 住戸
9 バーナ部
10 制御部
21 アダプタ
22 中継器
23 集中伝送盤
24 ガスメータ
26 網制御装置
28 熱源機
C1、C2 制御信号線
M1、M2 モニタ信号線

Claims (9)

  1. 管理センタと、情報中継装置と、端末機器と、を含み、情報中継手段と端末機器間をJEM−A通信規格で接続したHA遠隔操作システムにおいて、
    前記端末機器の運転状態確認要求を受けた前記管理センタが、前記情報中継装置に対して制御信号ONを指令するステップと、
    前記制御信号ON指令を受けた前記情報中継手段が、前記端末機器のモニター信号OFFのときは、前記端末機器に対して制御信号を送信するステップと、
    前記制御信号を受信した前記端末機器が、モニター信号を反転させるステップと、
    前記情報中継手段が、モニター信号ON又はモニター信号反転を検知したときは、モニター信号ON状態であることを前記管理センタに送信するステップと、
    前記端末機器が、モニター信号反転から所定の時間経過後に、再度、モニター信号を反転させるステップと、
    前記情報中継手段からモニター信号ON状態を受信した前記管理センタが、前記端末機器の運転状態確認を指令するステップと、
    前記運転状態確認指令を受けた前記情報中継手段が、モニター信号状態を返信するステップと、
    を含むことを特徴とするHA遠隔操作システムの異常検知方法。
  2. 前記端末機器に対して制御信号を送信した前記情報中継手段がモニター信号反転を検知しないときは、検知エラーを返信するステップをさらに含むことを特徴とするHA遠隔操作システムの請求項1に記載の異常検知方法。
  3. モニタ信号がON状態において、前記情報中継手段から前記端末機器に運転停止制御信号が送信されたときに、これに対する応答から制御信号線系統又はモニタ信号線系統の異常を検知することを特徴とする請求項1又は2に記載のHA遠隔操作システムの異常検知方法。
  4. 前記異常検知が、前記運転停止制御信号送信不可により制御信号線系統断線を検知するものである請求項3に記載のHA遠隔操作システムの異常検知方法。
  5. 前記異常検知が、前記運転停止制御信号送信に拘わらずモニタ信号が反転しないときに、少なくとも制御信号線系統短絡、モニタ信号線系統断線又は短絡のいずれかであることを検知するものである請求項3に記載のHA遠隔操作システムの異常検知方法。
  6. 管理センタと、情報中継装置と、端末機器と、を含み、情報中継手段と端末機器間をJEM−A通信規格で接続したHA遠隔操作システムにおいて、
    前記端末機器の運転状態確認要求を受けた前記管理センタが、前記情報中継装置に対して制御信号ONを指令する手段と、
    前記制御信号ON指令を受けた前記情報中継手段が、前記端末機器のモニター信号OFFのときは、前記端末機器に対して制御信号を送信する手段と、
    前記制御信号を受信した前記端末機器が、モニター信号を反転させるステップと、
    前記情報中継手段が、モニター信号ON又はモニター信号反転を検知したときは、モニター信号ON状態であることを前記管理センタに送信する手段と、
    前記端末機器が、モニター信号反転から所定の時間経過後に、再度、モニター信号を反転させる手段と、
    前記情報中継手段からモニター信号ON状態を受信した前記管理センタが、前記端末機器の運転状態確認指令する手段と、
    前記運転状態確認指令を受けた前記情報中継手段が、モニター信号状態を返信する手段と、
    を含むことを特徴とするHA遠隔操作システムの異常検知装置。
  7. 前記管理センタと前記情報中継手段を一体に形成して成ることを特徴とする請求項6に記載のHA遠隔操作システムの異常検知装置。
  8. 前記情報中継手段が、熱源機遠隔操作のための通信手段を備えたガスアダプターであることを特徴とする請求項6又は7に記載のHA遠隔操作システムの異常検知装置。
  9. HA端子を備え、かつ、運転停止時に制御信号を受信したときに運転開始することなくモニター信号を反転させ、さらに、所定の時間経過後に再度、モニター信号を反転させる手段を備え、て成ることを特徴とする調理用ガスコンロ。

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