JPWO2019077696A1 - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知可能な空気調和機を提供する。このため、この発明に係る空気調和機は、吸込口(16)及び吹出口(17)が形成され、冷媒が封入された冷媒配管(23)を内部に収容した筐体(40)と、吸込口(16)から吸い込み吹出口(17)から吹き出す空気流を生成する室内機ファン(12)と、筐体(40)の内部に設けられ、雰囲気中の冷媒の濃度を検知可能なセンサ(31)と、室内機ファン(12)の動作中にセンサ(31)が検知した冷媒の濃度が予め設定された第1の基準値以上である場合に室内機ファン(12)の動作を停止させる制御部(54)と、室内機ファン(12)が停止された後のセンサ(31)の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する漏洩検知部(51)と、を備える。

Description

この発明は、空気調和機に関するものである。
空気が流入する吹込口と、空気が吹き出される吹出口と、吹き出し空気の方向を変えるルーバーとを有する筐体を備え、室外機との間で可燃性の冷媒により冷凍サイクルを形成する空気調和機の室内機において、吹出口から出た空気が吹込口へ向かうようにルーバーを動かして、ショートサーキット運転を実行する制御部と、漏洩した冷媒を検知可能であり、ショートサーキット運転における風路上に設置された冷媒センサと、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2016−090175号公報
しかしながら、特許文献1に示された空気調和機において用いられる冷媒センサは、一般的に冷媒以外のガスにも反応して誤検知することがある。例えば、一般的に使用されるスプレーガス、自動車の排気ガス等の外気にセンサが反応し、誤って冷媒漏洩発生を検知してしまうことがある。特許文献1に示された空気調和機では、吹出口から出た空気を吹込口から再び筐体内に取り込むショートサーキット運転を行うことで、一度筐体内に取り込まれた冷媒以外のガスがショートサーキット運転の風路中にとどまり続ける。このため、ショートサーキット運転の風路中の冷媒以外のガスの濃度が上昇しやすく、冷媒漏洩の誤検知発生を招来してしまう。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知することができる空気調和機を得ることにある。
この発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口が形成され、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体と、前記吸込口から吸い込み前記吹出口から吹き出す空気流を生成する送風ファンと、前記筐体の内部に設けられ、雰囲気中の前記冷媒の濃度を検知可能なセンサと、前記送風ファンの動作中に前記センサが検知した前記冷媒の濃度が予め設定された第1の基準値以上である場合に、前記送風ファンの動作を停止させる制御部と、前記送風ファンが停止された後の前記センサの検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する漏洩検知部と、を備える。
この発明に係る空気調和機によれば、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知することができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る空気調和機の全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の内部構成を模式的に示す側方断面図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機が備えるセンサの冷媒漏洩時における出力信号の時間変化の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機が備えるセンサの冷媒以外のガスによる出力信号の時間変化の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る空気調和機の動作の一例を示すフロー図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和機が備えるセンサの冷媒漏洩時における出力信号の時間変化の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る空気調和機が備えるセンサの冷媒以外のガスによる出力信号の時間変化の一例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る空気調和機が備えるセンサの冷媒漏洩時における出力信号の時間変化の一例を示す図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図7は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は空気調和機の全体構成を示す図、図2は空気調和機の室内機の内部構成を模式的に示す側方断面図、図3は空気調和機の制御系統の構成を示すブロック図、図4は空気調和機が備えるセンサの冷媒漏洩時における出力信号の時間変化の一例を示す図、図5は空気調和機が備えるセンサの冷媒以外のガスによる出力信号の時間変化の一例を示す図、図6は空気調和機の動作の一例を示すフロー図である。
図1に示すように、この発明の実施の形態1に係る空気調和機は、室内機10及び室外機20を備えている。室内機10は、空気調和の対象となる室の内部に設置される。室外機20は、当該室の外部に設置される。室内機10は、室内機熱交換器11及び室内機ファン12を備えている。室外機20は、室外機熱交換器21及び室外機ファン22を備えている。室内機10と室外機20とは冷媒配管23で接続されている。冷媒配管23は、室内機熱交換器11と室外機熱交換器21との間で循環して設けられている。冷媒配管23内には冷媒が封入されている。
冷媒配管23内に封入される冷媒は、地球温暖化係数(GWP)の小さいものを用いることが地球環境保護上の観点からいって望ましい。また、冷媒配管23内に封入される冷媒は可燃性である。この冷媒は空気よりも平均分子量が大きい。すなわち、冷媒は、空気よりも密度が大きく、大気圧下で空気より重い。したがって、冷媒は、空気中では重力方向の下方へと沈んでいく性質を持っている。
このような冷媒として、具体的に例えば、テトラフルオロプロペン(CF3CF=CH2:HFO−1234yf)、ジフルオロメタン(CH2F2:R32)、プロパン(R290)、プロピレン(R1270)、エタン(R170)、ブタン(R600)、イソブタン(R600a)、1.1.1.2−テトラフルオロエタン(C2H2F4:R134a)、ペンタフルオロエタン(C2HF5:R125)、1.3.3.3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF3−CH=CHF:HFO−1234ze)等の中から選ばれる1つ以上の冷媒からなる(混合)冷媒を用いることができる。
室内機熱交換器11と室外機熱交換器21との間における冷媒の循環経路の一側の冷媒配管23には、四方弁24を介して圧縮機25が設けられている。圧縮機25は、供給された冷媒を圧縮して当該冷媒の圧力及び温度を高める機器である。圧縮機25は、例えば、ロータリ圧縮機、あるいは、スクロール圧縮機等を用いることができる。また、同循環経路の他側の冷媒配管23には、膨張弁26が設けられている。膨張弁26は、流入した冷媒を膨張させ、当該冷媒の圧力を低下させる。四方弁24、圧縮機25及び膨張弁26は、室外機20に設けられる。
室内機10側の冷媒配管23と室外機20側の冷媒配管23とは、継手等の金属接続部を介して接続されている。具体的には、室内機10の冷媒配管23には室内金属接続部13が設けられている。また、室外機20の冷媒配管23には室外金属接続部27が設けられている。室内金属接続部13と室外金属接続部27との間の冷媒配管23を介して、室内機10側の冷媒配管23と室外機20側の冷媒配管23とが接続されて冷媒の循環経路が形成される。
そして、冷媒配管23により形成された冷媒の循環経路と、当該循環経路上に冷媒配管23により接続された、室内機熱交換器11、室外機熱交換器21、四方弁24、圧縮機25及び膨張弁26とにより、冷凍サイクル(冷媒回路)が構成される。
このようにして構成された冷凍サイクルは、室内機熱交換器11及び室外機熱交換器21のそれぞれにおいて冷媒と空気の間で熱交換を行うことにより、室内機10と室外機20との間で熱を移動させるヒートポンプとして働く。この際、四方弁24を切り換えることにより、冷凍サイクルにおける冷媒の循環方向を反転させて冷房運転と暖房運転とを切り換えることができる。
室内機10及び室外機20は、それぞれが筐体を有している。室内機10の筐体の内部には、冷媒が封入された冷媒配管23をはじめとして、室内機熱交換器11、室内機ファン12及び室内金属接続部13が収容されている。室外機20の筐体の内部には、同じく冷媒が封入された冷媒配管23をはじめとして、室外機熱交換器21、室外機ファン22、四方弁24、圧縮機25、膨張弁26、室外金属接続部27が収容されている。また、室内機10の筐体の内部には、センサ31も収容されている。センサ31は、雰囲気中の冷媒の濃度を検知可能である。
次に、図2を参照しながら、室内機10の構成についてさらに説明する。室内機10は筐体40を備えている。この筐体40は、室内機10の外殻を形成するケースである。ここで説明する例では、室内機10は、いわゆる「床置形」である。すなわち、この室内機10は、室内の床面上に載置されて用いられる。
筐体40には、吸込口16及び吹出口17が形成されている。吸込口16は、筐体40の例えば前面の下側に配置される。吹出口17は、筐体40の例えば前面の上側に配置される。筐体40の内部には、吸込口16から吹出口17に通じる風路が形成されている。吹出口17には、ルーバー18が設けられている。ルーバー18は可動式であり、ルーバー18によって吹出口17から吹き出す風の向きを変更できる。ルーバー18によって、吹出口17を閉塞することができる。
室内機熱交換器11は、筐体40の内部における風路に設けられる。ここでは、室内機熱交換器11は、筐体40の内部における上側に配置されている。前述したように、室内機熱交換器11には冷媒配管23が接続されている。そして、冷媒配管23を介して、室内機熱交換器11の内部に冷媒が流通する。室内機熱交換器11に接続される冷媒配管23は2つある。一方は、封入された冷媒が気体となって流れているガス管である。他方は、封入された冷媒が液体となって流れている液管である。
2本の冷媒配管23は、筐体40の内部における室内機熱交換器11の側方に配置される。2本の冷媒配管23の一端側は、室内機熱交換器11に接続される。2本の冷媒配管23の他端側は、それぞれが室内金属接続部13を介して室外機20側の冷媒配管と接続されている。室内金属接続部13は、筐体40の内部に収容される。
筐体40の内部には、ドレンパン14が設けられている。ドレンパン14は、熱交換室35の内部に配置されている。ドレンパン14は、室内機熱交換器11の下方に配置されている。ドレンパン14は、室内機熱交換器11のフィンの表面で生じた結露水を受けるためのものである。
室内機ファン12は、筐体40の内部における風路に設けられる。ここでは、室内機ファン12は、筐体40の内部における下側かつ後側に配置されている。室内機ファン12は、吸込口16から吸い込み、前述の風路を経由して吹出口17から吹き出す空気流を生成する送風ファンである。室内機ファン12は、輻流ファン(例えばターボファン、シロッコファン等)、軸流ファン(例えばプロペラファン)、斜流ファン、横断流ファン(例えばクロスフローファン、ラインフローファン等)等を用いることができる。
筐体40の内部には、電子回路基板15が収容されている。電子回路基板15には、室内機10の動作を制御するための制御用回路等が搭載されている。
以上のように構成された空気調和機の通常運転時における動作について冷房運転時を例にして説明する。通常運転時においては、冷媒配管23中を冷媒が流れ、室内機ファン12及び室外機ファン22が回転する。冷媒配管23中の冷媒は、室内温度よりも低い温度の液体の状態で室内機熱交換器11を流れる。室内機ファン12の回転により、筐体40内の主風路に、吸込口16から吹出口17へと向かう気流が生成される。この気流が生成されると、室内空気が吸込口16から筐体40内の主風路へと吸い込まれる。吸い込まれた空気は気流にのって室内機熱交換器11を通過することで冷やされ、吸い込み時の空気温度より低い温度になる。反対に室内機熱交換器11の冷媒は暖められて気体となり冷媒配管23から室外機20へと移動する。室内機熱交換器11を通過し冷やされた空気は吹出口17から室内に排出される。こうして、室内温度を低下させる。
筐体40の内部には、センサ31が設置されている。センサ31は、例えば、筐体40の内部における室内機熱交換器11の下方に配置される。センサ31は、少なくとも、冷媒配管23に封入されたものと同種の冷媒を検知可能である。センサ31は、例えば、接触燃焼式、半導体式、熱伝導式、低電位電解式及び赤外線式などの各方式のセンサを用いることができる。
また、センサ31として酸素センサを用いることもできる。酸素センサを用いた場合には、センサ出力に基づいて酸素濃度を求め、酸素濃度の低下分は流入ガスによるものであるとして流入ガスの濃度を逆算することで、流入ガスすなわち冷媒の濃度を間接的に検出することができる。酸素センサとしては、例えば、ガルバニ電池式、ポーラロ式及びジルコニア式等の各方式を用いることができる。
この発明に係る空気調和機は、以上のように構成されたセンサ31の検知結果を利用して、筐体40の内部における冷媒の漏洩の発生を検知する。空気調和機の制御系統の構成を図3に示す。同図に示すように、実施の形態1に係る空気調和機は、漏洩検知部51、記憶部52、報知部53及び制御部54を備えている。これらの各部は、例えば、電子回路基板15に搭載された回路により構成される。
漏洩検知部51は、センサ31の検知結果に基づいて筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知する。前述したように、センサ31は、直接的又は間接的に冷媒配管23に封入された冷媒を検知可能である。そして、センサ31は、検知した冷媒の濃度に応じた検知信号を出力する。
センサ31から出力された検知信号は、漏洩検知部51に入力される。漏洩検知部51は、まず、センサ31からの検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値以上であるか否かを判定する。第1の基準値は、予め設定された値である。予め設定された第1の基準値は、記憶部52に記憶されている。漏洩検知部51は、記憶部52から取得した第1の基準値とセンサ31からの検知信号の示す冷媒濃度とを比較して判定を行う。
そして、センサ31からの検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値以上である場合、漏洩検知部51から制御部54へとファン停止信号が出力される。制御部54は、室内機ファン12及びルーバー18等の動作を含む、室内機10の運転動作全般を制御する。漏洩検知部51からファン停止信号が出力されると、室内機ファン12が動作中であれば、制御部54は室内機ファン12を停止させる。したがって、制御部54は、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒の濃度が第1の基準値以上である場合に、室内機ファン12の動作を停止させる。
この際、制御部54は、ルーバー18により吹出口17を閉塞させてもよい。すなわち、制御部54は、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒の濃度が第1の基準値以上である場合に、ルーバー18により吹出口17を閉塞させるようにしてもよい。
続いて、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された後のセンサ31の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する。この実施の形態1においては、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された後のセンサ31が検知した冷媒の濃度が、第2の基準値以上である場合に冷媒漏洩を検知する。第2の基準値は、前述した第1の基準値より大きい値に予め設定されている。予め設定された第2の基準値は、記憶部52に記憶されている。漏洩検知部51は、記憶部52から取得した第2の基準値とセンサ31からの検知信号の示す冷媒濃度とを比較して判定を行う。
そして、室内機ファン12停止後におけるセンサ31からの検知信号の示す冷媒濃度が第2の基準値以上である場合、冷媒漏洩の発生を検知する。冷媒漏洩の発生を検知すると、漏洩検知部51は、冷媒漏洩検知信号を出力する。漏洩検知部51から冷媒漏洩検知信号が出力されると、制御部54は、室内機ファン12の運転を再開させる。すなわち、制御部54は、室内機ファン12の停止中に漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機ファン12の運転を再開させる。
室内機ファン12を回転させることで、筐体40内に空気流が発生する。このようにして、漏洩検知部51が筐体40内での冷媒漏洩の発生を検知した場合に、室内機ファン12により筐体内に空気流を発生させることで、漏洩した冷媒を拡散させ、冷媒濃度が高い箇所ができることを抑制できる。この際、室内機ファン12の回転数を高くするほど、冷媒を拡散させる効果を高くすることができる。なお、漏洩検知部51が筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知した場合に筐体40内に空気流を発生させるための専用ファンを、室内機ファン12とは別に設けるようにしてもよい。
また、漏洩検知部51から冷媒漏洩検知信号が出力されると、報知部53は、その旨を利用者又は作業者等に報知し、換気及び修理等の実施を促す。この報知部53は、筐体40内での冷媒の漏洩の発生を検知した旨を、音で報知するためのスピーカ又は光で報知するためのLED等を備えている。
また、漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知した場合、図示しない換気装置を運転するようにしてもよい。換気装置は、室内機10が設置された室内の換気を行う装置である。また、例えば室外機20に冷媒配管23内の冷媒の流通を遮断可能な閉止弁を設け、漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知した場合に、閉止弁を閉じて冷媒配管23内の冷媒の流通を遮断してもよい。
なお、室内機ファン12の停止後に漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知しない場合には、制御部54は、空気調和機を通常運転に復帰させる。室内機ファン12の停止後に漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知しない場合とは、例えば、次のような場合である。すなわち、室内機ファン12が停止された後のセンサ31が検知した冷媒の濃度の時間変化率が負である場合には、漏洩検知部51は、冷媒漏洩を検知しない。つまり、センサ31が検知する冷媒濃度が増加して第1の基準値以上となったとしても、室内機ファン12を停止したことで冷媒濃度が減少に転じた場合には、冷媒漏洩は発生していないとする。
また、室内機ファン12を停止させた時点から待機時間が経過した後にセンサ31が検知した冷媒の濃度が、前述した第1の基準値未満である場合に、制御部54は空気調和機を通常運転に復帰させるようにしてもよい。ここで、待機時間は、予め設定された時間である。
あるいは、室内機ファン12を停止させた時点から前述の待機時間が経過しても、漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知しなかった場合、制御部54は空気調和機を通常運転に復帰させるようにしてもよい。室内機ファン12を停止させた時点から前述の待機時間が経過しても漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知しなかった場合とは、つまり、室内機ファン12を停止させた時点から前述の待機時間が経過するまでの間に、センサ31が検知した冷媒の濃度が前述した第2の基準値以上にならなかった場合である。
なお、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達して室内機ファン12が停止された後、漏洩検知部51は、前述の待機時間が経過した時のセンサ31の検知信号の示す冷媒濃度と第2の基準値と比較して、冷媒漏洩が発生しているか否かを判定するようにしてもよい。
次に、以上のように構成された空気調和機の冷媒漏洩検知について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4及び図5は、センサ31からの検知信号が示す冷媒濃度の時間変化の例を示すグラフである。これらの図において、当初は室内機ファン12が動作中であることを想定している。図4及び図5の両方とも、時間経過とともにセンサ31の検知信号の示す冷媒濃度が上昇し、第1の基準値に達している。
室内機ファン12が動作中にセンサ31の検知信号の示す冷媒濃度が上昇した場合、大きく分けて次の2つの可能性が考えられる。1つは、筐体40内で冷媒漏洩が発生している状況である。もう1つは、筐体40外にあるスプレーガス、自動車の排気ガス等の冷媒以外のセンサ31が反応する成分が吸込口16から筐体40内に吸い込まれており、この冷媒以外のガス成分をセンサ31が検知してしまっている状況である。
前者の筐体40内で冷媒漏洩が発生している場合、漏洩した冷媒が室内機ファン12の空気流により吹出口17から筐体40外に流出する速度よりも冷媒の漏洩速度の方が大きければ、筐体40内の冷媒濃度は上昇していく。そして、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達すると、前述したように室内機ファン12が停止する。すると、吹出口17から筐体40外への冷媒の流出速度が低下する。したがって、図4に示すように、筐体40内の冷媒濃度の上昇率が増加し、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第2の基準値にまで達する。そして、漏洩検知部51は、筐体40内で冷媒漏洩が発生したことを検知する。
これに対し、後者の冷媒でないガス成分が筐体40外から筐体40内に吸い込まれている場合、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達して室内機ファン12が停止すると、当該ガス成分は吸込口16から筐体40内に吸い込まれなくなる。このため、図5に示すように、室内機ファン12停止後、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度は減少に転じる。したがって、漏洩検知部51は、筐体40内で冷媒漏洩が発生したことを検知しない。
このように、この発明の実施の形態1に係る空気調和機は、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒濃度が第1の基準値以上である場合に室内機ファン12を停止させ、室内機ファン12停止後のセンサ31の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する。このため、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知できる。
なお、前述したように、センサ31が検知した冷媒濃度が第1の基準値以上となり、室内機ファン12を停止させ、ルーバー18により吹出口17を閉塞させてもよい。このようにすることで、筐体40内で冷媒が漏洩している場合には、漏洩冷媒が吹出口17から筐体40外に流出することを抑制でき、センサ31周囲の冷媒濃度をより上昇させやすくできる。
また、空気よりも密度が大きい冷媒を用いている場合、室内機ファン12が停止中であれば、漏洩冷媒は漏洩発生箇所から下方に流れる。室内機熱交換器11の周囲で冷媒漏洩が発生すると、漏洩冷媒は漏洩発生箇所すなわち室内機熱交換器11の下方に流れる。前述したように、センサ31は、筐体40の内部における室内機熱交換器11の下方に配置される。このようにすることで、室内機ファン12が停止中におけるセンサ31周囲の漏洩冷媒濃度をより上昇させやすくできる。
次に、図6を参照しながら、以上のように構成された空気調和機の冷媒漏洩検知動作の流れの一例を説明する。まず、ステップS10において、漏洩検知部51は、室内機ファン12が運転中であるか否かを確認する。室内機ファン12が運転中であれば、処理はステップS11に進む。室内機ファン12が運転中でなければ、運転中となるまで処理はこのステップS10にとどまる。そして、室内機ファン12が運転中になれば、処理はステップS11に進む。
ステップS11においては、漏洩検知部51は、センサ31から出力された検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値以上であるか否かを確認する。センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値以上であれば、処理はステップS12に進む。センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値以上でなければ、第1の基準値以上になるまで処理はこのステップS11にとどまる。そして、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値以上なれば、処理はステップS12に進む。
ステップS12においては、制御部54は、室内機ファン12の動作を停止させる。また、続くステップS13において、制御部54は、ルーバー18により吹出口17を閉塞させる。なお、室内機ファン12の停止とルーバー18による吹出口17の閉塞は、順序が前後してもよい。また、これらの動作を同時に行ってもよい。ステップS13の後、処理はステップS14へと進む。
ステップS14においては、漏洩検知部51は、ステップS12で室内機ファン12を停止してから前述の待機時間が経過したか否かを確認する。待機時間が経過していれば、処理はステップS15に進む。待機時間が経過していなければ、待機時間が経過するまで、このステップS14での待機を継続する。そして、待機時間が経過したら、処理はステップS15に進む。
ステップS15においては、漏洩検知部51は、センサ31から出力された検知信号の示す冷媒濃度が第2の基準値以上であるか否かを確認する。センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第2の基準値以上であれば、処理はステップS16に進む。そして、ステップS16において、漏洩検知部51は、冷媒漏洩の発生を検知する。
一方、ステップS15でセンサ31から出力された検知信号の示す冷媒濃度が第2の基準値以上でない場合、処理はステップS17に進む。この場合、漏洩検知部51は、冷媒漏洩の発生を検知しない。したがって、制御部54は空気調和機を通常の正常運転に復帰させる。
なお、空気調和機の通常運転中にセンサ31が第1の基準値以上の冷媒濃度を検知した場合、室内機ファン12が停止し、通常とは異なる使用者の意図しない運転動作となる。そこで、報知部53は、センサ31が第1の基準値以上の冷媒濃度を検知して室内機ファン12が停止した場合に、その旨を報知することが望ましい。また、この際の室内機ファン12が停止した際の報知は、前述した冷媒漏洩を検知した旨の報知とは異なる態様にするとよい。
例えば、センサ31が第1の基準値以上の冷媒濃度を検知して室内機ファン12を停止した際には、報知部53は、LED点灯と表示により使用者に漏洩検知運転モードであることを報知する。そして、室内機ファン12停止中にセンサ31が第2の基準値以上の冷媒濃度を検知し、漏洩検知部51が冷媒漏洩を検知した場合、報知部53は、警報を鳴らして冷媒漏洩を報知する。
実施の形態2.
図7及び図8は、この発明の実施の形態2に係るもので、図7は空気調和機が備えるセンサの冷媒漏洩時における出力信号の時間変化の一例を示す図、図8は空気調和機が備えるセンサの冷媒以外のガスによる出力信号の時間変化の一例を示す図である。
以下、この実施の形態2に係る空気調和機について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。この発明の実施の形態2に係る空気調和機においても、実施の形態1と同様に、制御部54は、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒の濃度が第1の基準値以上である場合に、室内機ファン12の動作を停止させる。
そして、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された後のセンサ31の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する。この実施の形態2においては、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された時点から前述した待機時間が経過した後のセンサ31が検知した冷媒の濃度が前述した第1の基準値以上である場合に冷媒漏洩を検知する。実施の形態1で説明したように、待機時間は予め設定されている。予め設定された待機時間は、例えば記憶部52に予め記憶されている。
以上のように構成された空気調和機の冷媒漏洩検知について、図7及び図8を参照しながら説明する。これらの図において、当初は室内機ファン12が動作中であることを想定している。図7及び図8の両方とも、時間経過とともにセンサ31の検知信号の示す冷媒濃度が上昇し、第1の基準値に達している。
筐体40内で冷媒漏洩が発生している場合、漏洩した冷媒が室内機ファン12の空気流により吹出口17から筐体40外に流出する速度よりも冷媒の漏洩速度の方が大きければ、筐体40内の冷媒濃度は上昇していく。そして、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達すると、前述したように室内機ファン12が停止する。すると、吹出口17から筐体40外への冷媒の流出速度が低下する。このため、図7に示すように、筐体40内の冷媒濃度の上昇率が増加し、室内機ファン12の停止後もセンサ31の検知信号が示す冷媒濃度は上昇を続ける。したがって、室内機ファン12が停止された時点から前述した待機時間の経過後において、センサ31の検知信号が示す冷媒濃度は、前述の第1の基準値以上である。よって、この場合、漏洩検知部51は、筐体40内で冷媒漏洩が発生したことを検知する。
これに対し、冷媒でないガス成分が筐体40外から筐体40内に吸い込まれている場合、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達して室内機ファン12が停止すると、当該ガス成分は吸込口16から筐体40内に吸い込まれなくなる。このため、図8に示すように、室内機ファン12停止後、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度は減少に転じる。したがって、室内機ファン12が停止された時点から前述した待機時間の経過後において、センサ31の検知信号が示す冷媒濃度は、前述の第1の基準値未満である。よって、この場合、漏洩検知部51は、筐体40内で冷媒漏洩が発生したことを検知しない。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された空気調和機においても、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒濃度が第1の基準値以上である場合に室内機ファン12を停止させ、室内機ファン12停止後のセンサ31の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する。このため、実施の形態1と同様に、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知できる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3に係るもので、空気調和機が備えるセンサの冷媒漏洩時における出力信号の時間変化の一例を示す図である。
以下、この実施の形態3に係る空気調和機について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態3との相違点を中心に説明する。この発明の実施の形態3に係る空気調和機においても、実施の形態1と同様に、制御部54は、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒の濃度が第1の基準値以上である場合に、室内機ファン12の動作を停止させる。
そして、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された後のセンサ31の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する。この実施の形態3においては、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された後のセンサ31が検知した冷媒の濃度の時間変化率が、室内機ファン12が停止される前よりも大きい場合に冷媒漏洩を検知する。
したがって、この実施の形態3においては、例えば直近の一定時間におけるセンサ31の検知結果を保持している。そして、室内機ファン12が停止されると、漏洩検知部51は、保持していた室内機ファン12停止前のセンサ31の検知結果を用いて、室内機ファン12停止前にセンサ31が検知した冷媒濃度の時間変化率(以下、これを「ファン停止前変化率」ともいう)を算出する。算出したファン停止前変化率は、例えば、記憶部52に記憶される。
続いて、漏洩検知部51は、室内機ファン12が停止された後のセンサ31の検知結果を用いて、室内機ファン12停止後にセンサ31が検知した冷媒濃度の時間変化率(以下、これを「ファン停止後変化率」ともいう)を算出する。次に、漏洩検知部51は、ファン停止後変化率を記憶部52に記憶されているファン停止前変化率と比較する。そして、ファン停止後変化率がファン停止前変化率より大きい場合に、漏洩検知部51は、筐体40内での冷媒漏洩の発生を検知する。
以上のように構成された空気調和機の冷媒漏洩検知について、図9を参照しながら説明する。同図において、当初は室内機ファン12が動作中であることを想定している。同図では、時間経過とともにセンサ31の検知信号の示す冷媒濃度が上昇し、第1の基準値に達している。
筐体40内で冷媒漏洩が発生している場合、漏洩した冷媒が室内機ファン12の空気流により吹出口17から筐体40外に流出する速度よりも冷媒の漏洩速度の方が大きければ、筐体40内の冷媒濃度は上昇していく。そして、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達すると、前述したように室内機ファン12が停止する。すると、吹出口17から筐体40外への冷媒の流出速度が低下する。このため、図9に示すように、筐体40内の冷媒濃度の上昇率が増加する。したがって、同図に示すように、ファン停止後変化率は、ファン停止前変化率よりも大きくなる。よって、この場合、漏洩検知部51は、筐体40内で冷媒漏洩が発生したことを検知する。
これに対し、冷媒でないガス成分が筐体40外から筐体40内に吸い込まれている場合、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度が第1の基準値に達して室内機ファン12が停止すると、当該ガス成分は吸込口16から筐体40内に吸い込まれなくなる。このため、実施の形態1の図5及び実施の形態2の図8で示したように、室内機ファン12停止後、センサ31の検知信号の示す冷媒濃度は減少に転じる。したがって、ファン停止後変化率は負の値になり、ファン停止前変化率よりも小さくなる。よって、この場合、漏洩検知部51は、筐体40内で冷媒漏洩が発生したことを検知しない。
なお、他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された空気調和機においても、室内機ファン12の動作中にセンサ31が検知した冷媒濃度が第1の基準値以上である場合に室内機ファン12を停止させ、室内機ファン12停止後のセンサ31の検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する。このため、実施の形態1と同様に、冷媒以外のガスの影響により起こる冷媒漏洩の誤検知発生を抑制し、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体の内部で発生した冷媒漏洩を精度よく検知できる。
なお、以上で説明したこの発明の実施の形態1から実施の形態3のいずれにおいても、センサ31が第1の基準値以上の冷媒濃度を検知して室内機ファン12を停止した後、漏洩検知部51は、冷媒漏洩が発生したか否かの判定を複数回行うようにしてもよい。
この発明は、室内機等の筐体の内部に設けられたセンサにより、冷媒漏洩を検知する空気調和機に利用できる。
10 室内機
11 室内機熱交換器
12 室内機ファン
13 室内金属接続部
14 ドレンパン
15 電子回路基板
16 吸込口
17 吹出口
18 ルーバー
19 誘導路
20 室外機
21 室外機熱交換器
22 室外機ファン
23 冷媒配管
24 四方弁
25 圧縮機
26 膨張弁
27 室外金属接続部
31 センサ
40 筐体
51 漏洩検知部
52 記憶部
53 報知部
54 制御部
この発明に係る空気調和機は、吸込口及び吹出口が形成され、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体と、前記吸込口から吸い込み前記吹出口から吹き出す空気流を生成する送風ファンと、前記筐体の内部に設けられ、雰囲気中の前記冷媒の濃度を検知可能なセンサと、前記送風ファンの動作中に前記センサが検知した前記冷媒の濃度が予め設定された第1の基準値以上になった場合に、直ちに前記送風ファンの動作を停止させる制御部と、前記送風ファンが停止された後の前記センサの検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する漏洩検知部と、を備える。

Claims (9)

  1. 吸込口及び吹出口が形成され、冷媒が封入された冷媒配管を内部に収容した筐体と、
    前記吸込口から吸い込み前記吹出口から吹き出す空気流を生成する送風ファンと、
    前記筐体の内部に設けられ、雰囲気中の前記冷媒の濃度を検知可能なセンサと、
    前記送風ファンの動作中に前記センサが検知した前記冷媒の濃度が予め設定された第1の基準値以上である場合に、前記送風ファンの動作を停止させる制御部と、
    前記送風ファンが停止された後の前記センサの検知結果に基づいて冷媒漏洩を検知する漏洩検知部と、を備えた空気調和機。
  2. 前記漏洩検知部は、前記送風ファンが停止された後の前記センサが検知した前記冷媒の濃度が、前記第1の基準値より大きい値に予め設定された第2の基準値以上である場合に冷媒漏洩を検知する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記漏洩検知部は、前記送風ファンが停止された時点から予め設定された時間が経過した後の前記センサが検知した前記冷媒の濃度が前記第1の基準値以上である場合に冷媒漏洩を検知する請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記漏洩検知部は、前記送風ファンが停止された後の前記センサが検知した前記冷媒の濃度の時間変化率が、前記送風ファンが停止される前よりも大きい場合に冷媒漏洩を検知する請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記制御部は、前記送風ファンの停止中に前記漏洩検知部が冷媒漏洩を検知した場合に、前記送風ファンの運転を再開させる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記制御部は、前記センサが検知した前記冷媒の濃度が前記第1の基準値以上である場合に、前記吹出口の風向変更用ルーバーにより前記吹出口を閉塞させる請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記制御部は、前記送風ファンを停止させた時点から予め設定された時間が経過した後に前記センサが検知した前記冷媒の濃度が前記第1の基準値未満である場合に、空気調和機を通常運転に復帰させる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の空気調和機。
  8. 前記漏洩検知部は、前記送風ファンが停止された後の前記センサが検知した前記冷媒の濃度の時間変化率が負である場合に冷媒漏洩を検知しない請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の空気調和機。
  9. 前記冷媒は、空気よりも密度が大きく、
    前記筐体の内部には、前記冷媒配管が接続された熱交換器が収容され、
    前記センサは、前記熱交換器の下方に配置される請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の空気調和機。
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