JP2017053501A - 空調室内機 - Google Patents

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【課題】保安性に優れた空調室内機を提供する。【解決手段】室内ユニット30は、対象空間SPに設置され、室内熱交換器31と、室内熱交換器31の下方に配置されるドレンパン34と、カバー部材35と、ケーシング40とを備える。室内熱交換器31は、冷媒が流れる伝熱管31aと、伝熱管31aが延びる方向に交差して延びる室内熱交換器端部312とを有する。カバー部材35は、室内熱交換器端部312の長手方向に沿って延びる内面352を含む。ケーシング40は、室内熱交換器31、ドレンパン34及びカバー部材35を収容する。伝熱管31aは、室内熱交換器端部312において湾曲又は屈曲して延びる。内面352は、室内熱交換器端部312を覆い、室内熱交換器端部312との間において、冷媒漏洩が生じた場合に漏洩冷媒RFをドレンパン34へと導く漏洩冷媒誘導流路RP、を形成する。【選択図】図7

Description

本発明は、空調室内機に関する。
従来、冷媒回路を構成する空調室内機であって、冷媒漏洩センサを有し、冷媒漏洩が生じた場合には漏洩冷媒を拡散させるべく送風機を強制運転させる空調室内機が提案されている。例えば、特許文献1(特開2012−13348)に開示される空調室内機では、対象空間の温度分布状況を検出する温度センサを有し、冷媒漏洩センサが冷媒漏洩を検出した場合には、送風機を駆動させるとともに、高温領域における漏洩冷媒の滞留等を抑制すべく高温領域以外の領域へ風向を調整するように構成されている。
ここで、空調室内機においては、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じることが可能性として考えられる。
しかし、特許文献1では、係るケースにおいても送風機を駆動させるため、漏洩冷媒が配管からの漏洩直後に居住空間に吹き出されることとなり、送風機の風向及び冷媒漏洩量によっては、居住空間の一部において漏洩冷媒の濃度が高まり保安性が十分に確保されないことも想定される。
そこで、本発明の課題は、保安性に優れた空調室内機を提供することである。
本発明の第1観点に係る空調室内機は、対象空間に設置される空調室内機であって、熱交換器と、ドレンパンと、ガイド部材と、ケーシングと、を備える。熱交換器は、伝熱管と、熱交換器端部と、を有する。伝熱管は、内部において冷媒が流れる。熱交換器端部は、伝熱管が延びる方向に交差して延びる。ドレンパンは、熱交換器の下方に配置される。ドレンパンは、結露水を受ける。ガイド部材は、ガイド面を含む。ガイド面は、熱交換器端部の長手方向に沿って延びる。ケーシングは、熱交換器、ドレンパン及びガイド部材を収容する。伝熱管は、熱交換器端部において湾曲又は屈曲して延びる。ガイド面は、熱交換器端部を覆う。ガイド面は、熱交換器端部との間において、誘導流路を形成する。誘導流路は、冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒をドレンパンへと導く流路である。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、熱交換器は、伝熱管が湾曲又は屈曲して延びる熱交換器端部を有し、ガイド部材のガイド面が、熱交換器端部の長手方向に沿って延びて熱交換器端部を覆い、熱交換器端部との間において漏洩冷媒をドレンパンへと導く誘導流路を形成する。これにより、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じた場合、ガイド部材のガイド面によって形成された誘導流路を介して漏洩冷媒がドレンパンへと誘導される。その結果、漏洩冷媒は下方に設置されるドレンパンへと向かい、ドレンパンに到達した漏洩冷媒は、ドレンパンの上方空間において貯留されるか、ケーシング内においてさらに下方空間へと落下して貯留される。すなわち、漏洩冷媒がケーシング内において貯留され、ケーシング外に流出することが抑制される。つまり、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒が吹出口及び吸込口を介してケーシング外に流出することが抑制され、居住空間において漏洩冷媒の濃度が大きくなることが抑制される。よって、保安性に優れる。
なお、ここでの「冷媒回路」において使用される冷媒は、特に限定されないが、例えば、R32のような微燃性の冷媒、プロパンのような燃焼性を有する冷媒、又はアンモニアのような毒性を有する冷媒が想定される。
また、「熱交換器端部を覆う」については、必ずしも熱交換器端部の全てが覆われている必要はなく、熱交換器端部の一部(例えば、熱交換器端部の外側の5割以上)が覆われている状態をもって「熱交換器端部を覆う」と解釈する。
本発明の第2観点に係る空調室内機は、第1観点に係る空調室内機であって、冷媒漏洩センサをさらに備える。冷媒漏洩センサは、ドレンパンの近傍に配置される。冷媒漏洩センサは、冷媒漏洩を検出する。これにより、保安性がさらに向上するとともにコスト増大が抑制される。
すなわち、冷媒漏洩が生じた場合には、可及的速やかに漏洩冷媒を検出し、報知等の対処を行うことが望まれる。しかし、冷媒漏洩センサを設置した場合であっても、冷媒漏洩センサから離れた位置(冷媒漏洩センサからの距離が、漏洩冷媒が迅速に冷媒漏洩センサに到達しにくい程度に大きい位置)において冷媒漏洩が生じると、漏洩冷媒を遅滞なく検出することは困難である。この点、本発明によると、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じた場合、漏洩冷媒は、ガイド部材によってドレンパンへと誘導され、ドレンパン近傍に配置される冷媒漏洩センサに遅滞なく到達する。つまり、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じた場合に、冷媒漏洩を遅滞なく検出して対応することが可能となる。よって、保安性にさらに優れる。
また、冷媒漏洩を遅滞なく検出すべく複数の冷媒漏洩センサを設置するとすれば、コストが増大する。この点、本発明によると、複数の冷媒漏洩センサを設置することなく、冷媒漏洩を遅滞なく検出することが可能となる。よって、コスト増大が抑制される。
したがって、保安性がさらに向上するとともにコスト増大が抑制される。
なお、ここでの「ドレンパンの近傍」とは、ドレンパンの周囲においてドレンパンから溢れた(又は落下した)漏洩冷媒を冷媒漏洩センサが検出可能な位置(例えば、ドレンパンから1m以内の周囲)を指す。すなわち、ドレンパンの下方空間、側方空間、又は上方空間は「ドレンパンの近傍」に相当しうる。
本発明の第3観点に係る空調室内機は、第2観点に係る空調室内機であって、熱交換器は、熱交換器端部として、熱交換器第1端部と、熱交換器第2端部と、を含む。熱交換器第2端部は、熱交換器第1端部とは反対側の端部である。ガイド部材は、第1ガイド部材を含む。第1ガイド部材は、熱交換器第1端部の長手方向に沿って延びるガイド面を有する。第1ガイド部材のガイド面は、熱交換器第1端部を覆う。第1ガイド部材のガイド面は、熱交換器第1端部との間において誘導流路を形成する。冷媒漏洩センサは、熱交換器第1端部よりも、熱交換器第2端部に近い位置に配置される。これにより、熱交換器第1端部と第1ガイド部材との間に誘導流路が形成される。その結果、冷媒漏洩センサから離れた位置にある熱交換器第1端部において冷媒漏洩が生じた場合であっても、漏洩冷媒は、第1ガイド部材によってドレンパンへと誘導され、ドレンパン近傍であって熱交換器第2端部に近い位置に配置される冷媒漏洩センサに遅滞なく到達する。よって、冷媒漏洩センサによって漏洩冷媒が遅滞なく検出される。
本発明の第4観点に係る空調室内機は、第3観点に係る空調室内機であって、ガイド部材は、第2ガイド部材をさらに含む。第2ガイド部材は、熱交換器第2端部の長手方向に沿って延びるガイド面を有する。第2ガイド部材のガイド面は、熱交換器第2端部を覆う。第2ガイド部材のガイド面は、熱交換器第2端部との間において誘導流路を形成する。これにより、熱交換器第2端部と第2ガイド部材との間に誘導流路が形成される。その結果、熱交換器の両側端部のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合であっても、漏洩冷媒は下方に設置されるドレンパンへと向かい、ケーシング内において貯留される。すなわち、熱交換器の両側端部のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合にも、漏洩冷媒が吹出口及び吸込口を介してケーシング外に流出することが抑制され、居住空間において漏洩冷媒の濃度が大きくなることが抑制される。よって、保安性にさらに優れる。また、熱交換器の両側端部のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合であっても、冷媒漏洩センサによって漏洩冷媒が遅滞なく検出される。
本発明の第5観点に係る空調室内機は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空調室内機であって、ガイド面は、熱交換器端部の長手方向の一端から他端までを覆う。これにより、熱交換器端部の長手方向の寸法に基づいて誘導流路が形成される。その結果、熱交換器端部において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒がドレンパンへと確実に導かれる。
本発明の第6観点に係る空調室内機は、第1観点から第5観点のいずれかに係る空調室内機であって、ガイド面は、ドレンパンの上面まで延びる。これにより、誘導流路がドレンパンまで途切れることなく形成される。その結果、熱交換器端部において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒がドレンパンへと確実に導かれる。
本発明の第7観点に係る空調室内機は、第2観点から第6観点のいずれかに係る空調室内機であって、冷媒漏洩センサは、ドレンパンの高さ位置以下に配置される。冷媒漏洩センサは、冷媒漏洩が生じた場合に、ドレンパンから溢れる漏洩冷媒を検出する。これにより、熱交換器端部において冷媒漏洩が生じた場合において、ドレンパンに導かれた漏洩冷媒が、冷媒漏洩センサにさらに到達しやすくなり、冷媒漏洩センサによって高精度に遅滞なく検出される。
本発明の第8観点に係る空調室内機は、第1観点から第7観点のいずれかに係る空調室内機であって、ドレンパンは、排水口又は排気口として機能する開口、を形成される。ドレンパンは、開口にドレンホースを接続される。ドレンホースは、対象空間外まで延びる。これにより、ケーシング内に貯留された漏洩冷媒が、ドレンホースを介して対象空間外へと流出する。その結果、ケーシング内に貯留された漏洩冷媒が居住空間に流出して濃度が高まることがさらに抑制される。よって、保安性にさらに優れる。
本発明の第1観点に係る空調室内機では、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じた場合、ガイド部材のガイド面によって形成された誘導流路を介して漏洩冷媒がドレンパンへと誘導される。その結果、漏洩冷媒は下方に設置されるドレンパンへと向かい、ドレンパンに到達した漏洩冷媒は、ドレンパンの上方空間において貯留されるか、ケーシング内においてさらに下方空間へと落下して貯留される。すなわち、漏洩冷媒がケーシング内において貯留され、ケーシング外に流出することが抑制される。つまり、熱交換器の端部に配置された配管継ぎ部や配管曲げ部が破損して冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒が吹出口及び吸込口を介してケーシング外に流出することが抑制され、居住空間において漏洩冷媒の濃度が大きくなることが抑制される。よって、保安性に優れる。
本発明の第2観点に係る空調室内機では、保安性がさらに向上するとともにコスト増大が抑制される。
本発明の第3観点に係る空調室内機では、冷媒漏洩センサから離れた位置にある熱交換器第1端部において、冷媒漏洩が生じた場合であっても、冷媒漏洩センサによって漏洩冷媒が遅滞なく検出される。
本発明の第4観点に係る空調室内機では、熱交換器の両側端部のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合にも、漏洩冷媒が吹出口及び吸込口を介してケーシング外に流出することが抑制され、居住空間において漏洩冷媒の濃度が大きくなることが抑制される。よって、保安性にさらに優れる。また、熱交換器の両側端部のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合であっても、冷媒漏洩センサによって漏洩冷媒が遅滞なく検出される。
本発明の第5観点に係る空調室内機では、熱交換器端部において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒がドレンパンへと確実に導かれる。
本発明の第6観点に係る空調室内機では、熱交換器端部において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒がドレンパンへと確実に導かれる。
本発明の第7観点に係る空調室内機では、熱交換器端部において冷媒漏洩が生じた場合において、ドレンパンに導かれた漏洩冷媒が、冷媒漏洩センサにさらに到達しやすくなり、冷媒漏洩センサによって高精度に遅滞なく検出される。
本発明の第8観点に係る空調室内機では、ケーシング内に貯留された漏洩冷媒が居住空間に流出して濃度が高まることがさらに抑制される。よって、保安性にさらに優れる。
第1実施形態に係る室内ユニットを有する空気調和機の概略構成図。 室内熱交換器の正面外観図。 第1実施形態に係る室内ユニットの外観斜視図。 対象空間における室内ユニットの配置態様を示した模式図。 第1実施形態に係る室内ユニットの内部構成を概略的に示した模式図。 正面パネルを外した状態の室内ユニットの斜視図。 室内熱交換器、カバー部材及びドレンパンの位置関係と、漏洩冷媒誘導流路と、を概略的に示した模式図。 図7のVIII-VIII線断面図。 カバー部材の外観斜視図。 変形例1Aに係る室内ユニットの対象空間における配置態様を示した模式図。 変形例1Lに係る室内熱交換器、カバー部材及びドレンパンの位置関係と、漏洩冷媒誘導流路と、を概略的に示した模式図。 第2実施形態に係る室内ユニットの外観斜視図。 第2実施形態に係る室内ユニットの内部構成を概略的に示した模式図。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、以下の実施形態において、上、下、左、右、正面(前)又は背面(後)といった方向は、図2から図13に示す方向を意味する。
〈第1実施形態〉
以下、本発明の第1実施形態に係る室内ユニット30について説明する。
(1)空気調和機100
室内ユニット30は、空気調和機100に適用されている。図1は、室内ユニット30を有する空気調和機100の概略構成図である。
空気調和機100は、家屋等の屋内に含まれる対象空間SPにおいて冷房や暖房を行う装置である。空気調和機100は、冷媒回路RCを含み、冷媒回路RCにおいて冷媒を循環させて蒸気圧縮方式の冷凍サイクルを行うことにより、対象空間SP(居住空間)の冷房又は暖房(空気調和)を実現する。空気調和機100は、主として、熱源ユニットとしての室外ユニット10と、利用ユニットとしての室内ユニット30と、入力装置としてのリモコン50と、冷媒漏洩センサ55と、冷媒漏洩報知部58と、ドレンホース60と、を備えている。
空気調和機100では、室外ユニット10と、室内ユニット30と、がガス連絡配管GP及び液連絡配管LPによって接続されることで冷媒回路RCが構成されている。冷媒回路RCには、冷媒として、例えば、R32のような微燃性を有する冷媒、又はプロパンのような燃焼性を有する冷媒、のような空気よりも比重が大きい冷媒が封入されている。
(1−1)室外ユニット10
室外ユニット10は、室外(対象空間SP外)に設置される。室外ユニット10は、主として、複数の冷媒配管(第1配管P1〜第6配管P6)と、圧縮機11と、四路切換弁12と、室外熱交換器13と、膨張弁14と、室外ファン15と、室外ユニット制御部16と、を有している。
第1配管P1は、ガス連絡配管GPと四路切換弁12とを接続する冷媒配管である。第2配管P2は、四路切換弁12と圧縮機11の吸入ポート(図示省略)とを接続する吸入配管である。第3配管P3は、圧縮機11の吐出ポート(図示省略)と四路切換弁12とを接続する吐出配管である。第4配管P4は、四路切換弁12と室外熱交換器13のガス側とを接続する冷媒配管である。第5配管P5は、室外熱交換器13の液側と膨張弁14とを接続する冷媒配管である。第6配管P6は、膨張弁14と液連絡配管LPとを接続する冷媒配管である。
圧縮機11は、低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して吐出する機構である。圧縮機11は、圧縮機モータ11aを内蔵された密閉式の構造を有している。圧縮機11では、圧縮機ケーシング(図示省略)内に収容されたロータリ式やスクロール式等の圧縮要素(図示省略)が、圧縮機モータ11aを駆動源として駆動される。圧縮機モータ11aは、運転中、インバータ制御され、状況に応じて回転数を調整される。圧縮機11は、駆動時に、吸入ポートから冷媒を吸入し、圧縮後、吐出ポートから吐出する。
四路切換弁12は、冷媒回路RCにおいて冷媒の流れる方向を切り換えるための切換弁である。四路切換弁12は、第1配管P1、第2配管P2、第3配管P3及び第4配管P4と個別に接続されている。四路切換弁12は、冷房運転時には、第1配管P1と第2配管P2とが接続されるとともに、第3配管P3と第4配管P4とが接続されるように、流路を切り換える(図1の四路切換弁12の実線を参照)。また、四路切換弁12は、暖房運転時には、第1配管P1と第3配管P3とが接続されるとともに、第2配管P2と第4配管P4とが接続されるように、流路を切り換える(図1の四路切換弁12の破線を参照)。
室外熱交換器13は、冷房運転時には冷媒の凝縮器又は放熱器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器13は、冷媒が流れる室外熱交換器伝熱管(図示省略)を含む。室外熱交換器13は、運転時において、室外熱交換器伝熱管内の冷媒と、室外ファン15によって生成される空気流と、が熱交換可能なように配置されている。
膨張弁14は、開度調整が可能な電動弁である。膨張弁14は、運転時には状況に応じて開度を適宜調整され、開度に応じて冷媒を減圧する。
室外ファン15は、例えばプロペラファンである。室外ファン15は、室外ファンモータ15aの出力軸に接続されており、室外ファンモータ15aに連動して駆動する。室外ファン15は、駆動すると、外部から室外ユニット10内に流入し室外熱交換器13を通過してから室外ユニット10外へ流出する空気流を生成する。
室外ユニット制御部16は、CPUやメモリ等で構成されるマイクロコンピュータである。室外ユニット制御部16は、室外ユニット10における各アクチュエータの動作を制御する。室外ユニット制御部16は、室内ユニット30の室内ユニット制御部33(後述)と、通信線を介して接続されており、相互に信号の送受信を行う。
(1−2)室内ユニット30(空調室内機)
本実施形態において、室内ユニット30は、対象空間SPの床面F1に設置される床置き型の空調室内機である。室内ユニット30は、室外ユニット10とともに冷媒回路RCを構成している。室内ユニット30は、主として、室内熱交換器31と、室内ファン32と、室内ユニット制御部33と、ドレンパン34と、カバー部材35と、を有している。
室内熱交換器31(特許請求の範囲記載の「熱交換器」に相当)は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には冷媒の凝縮器又は放熱器として機能する熱交換器である。本実施形態において、室内熱交換器31は、いわゆるクロス・フィン・チューブ熱交換器である。室内熱交換器31は、ガス側がガス連絡配管GPまで延びる冷媒配管に接続されるとともに、液側が液連絡配管LPまで延びる冷媒配管に接続されている。室内熱交換器31は、運転時において、伝熱管31a(後述)内の冷媒と、室内ファン32によって生成される空気流AF(後述)と、が熱交換可能なように配置されている。室内熱交換器31の詳細については、後述の「(3)室内熱交換器31の詳細」において説明する。
室内ファン32は、例えばターボファン、シロッコファン、クロスフローファン又はプロペラファン等の送風機である。室内ファン32は、室内ファンモータ32aの出力軸に接続されている。室内ファン32は、室内ファンモータ32aに連動して駆動する。室内ファンモータ32aは、室内ユニット制御部33によってインバータ制御される。室内ファン32は、駆動すると、室内ユニット30内に吸い込まれて室内熱交換器31を通過した後に居住空間へと吹き出される空気流AFを生成する。
室内ユニット制御部33は、CPUやメモリ等で構成されるマイクロコンピュータである。室内ユニット制御部33は、室内ユニット30におけるアクチュエータの動作を制御する。室内ユニット制御部33は、室外ユニット制御部16と、信号の送受信を行う。また、室内ユニット制御部33は、リモコン50と無線通信を行う。また、室内ユニット制御部33は、冷媒漏洩センサ55及び冷媒漏洩報知部58と、電気的に接続されており、信号の送受信を行う。室内ユニット制御部33は、後述する冷媒漏洩信号を受信すると、室内ファン32の駆動を停止させ、フラップ45(後述)によって吹出口41を閉じさせるとともに、冷媒漏洩報知部58に所定の信号を送信して報知に係る情報の出力を行わせる。
ドレンパン34は、室内熱交換器31の下方に配置され、室内熱交換器31において生じた結露水を受けて貯留させる。ドレンパン34は、室内熱交換器31のサイズや圧縮機11の能力等に応じて、適当な容量を有するものが適宜選択される。また、ドレンパン34は、ケーシング40内において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩した冷媒(漏洩冷媒RF)を貯留させる機能も有している。ドレンパン34の係る機能については後述する。ドレンパン34には、ドレンパン34上に溜まった結露水を排出する排水口、又は漏洩冷媒RFを排出する排気口として機能する排出口341(図5参照)を形成されている。
カバー部材35(特許請求の範囲記載の「ガイド部材」に相当)は、室内熱交換器31の一部を覆う板状の部材である。具体的には、カバー部材35は、室内熱交換器31の端部(後述する室内熱交換器端部312)を覆うように配置されている。カバー部材35は、室内熱交換器31(後述する伝熱管31a)において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒をドレンパン34へと導く役割を担っている。すなわち、カバー部材35は、冷媒漏洩が生じた際に漏洩冷媒RFをドレンパン34へと移動させる流路(後述する漏洩冷媒誘導流路RP)を形成する機能を有している。カバー部材35の詳細については後述する。
(1−3)リモコン50
リモコン50は、CPUやメモリ等で構成されるマイクロコンピュータを含むリモコン制御部(図示省略)と、空気調和機100へのコマンドを入力するための入力キー(図示省略)と、を有するユーザインターフェースである。
リモコン50は、室内ユニット30の室内ユニット制御部33と、赤外線や電波を用いて無線通信を行う。リモコン50は、ユーザや管理者によって入力キーへコマンドを入力されると、入力されたコマンドに応じて、所定の信号を室内ユニット制御部33に対し送信する。
(1−4)冷媒漏洩センサ55
冷媒漏洩センサ55は、対象空間SPに配置されて、対象空間SPにおける冷媒漏洩を検知するためのセンサである。本実施形態では、冷媒漏洩センサ55は、公知の汎用品が用いられる。本実施形態において、冷媒漏洩センサ55は、室内ユニット30(より詳細には後述するケーシング40)内に配置されている(図5を参照)。
冷媒漏洩センサ55は、室内ユニット30の室内ユニット制御部33と電気的に接続されている。冷媒漏洩センサ55は、漏洩した冷媒(漏洩冷媒RF)を検出すると、冷媒漏洩が生じている旨を示す電気信号(以下、「冷媒漏洩信号」と記載)を、室内ユニット制御部33に出力する。
(1−5)冷媒漏洩報知部58
冷媒漏洩報知部58は、対象空間SPにおいて冷媒漏洩が生じた際に、ユーザに対して報知するための出力部である。本実施形態において、冷媒漏洩報知部58は、所定電圧を供給されることで点灯する発光部であり、例えばLEDライト等である。冷媒漏洩報知部58は、室内ユニット30において(より詳細には後述するケーシング40の正面側の上部において)配置されている(図3参照)。
(1−6)ドレンホース60
ドレンホース60は、合成樹脂等で構成された管である。ドレンホース60は、ドレンパン34から排出される結露水や漏洩冷媒RFを室内ユニット30外(対象空間SP外)へ排出させる役割を担っている。ドレンホース60は、一端がドレンパン34の排出口341に接続されてドレンパン34上の空間と連通しており、他端が屋外(すなわち対象空間SP外)まで延びて屋外空間と連通している。すなわち、ドレンホース60は、ドレンパン34上に貯留される結露水や漏洩冷媒RFを屋外へ移動させるための排出流路、を構成している。
(2)空気調和機100の各運転
空気調和機100においては、リモコン50に運転開始コマンドが入力されると、四路切換弁12が運転モードに応じて所定の状態に切り換えられ、圧縮機11、室外ファン15及び室内ファン32が起動し、膨張弁14が適切な開度で開けられる。
(2−1)冷房運転
冷房運転時には、四路切換弁12が冷房サイクル状態(図1の四路切換弁12の実線で示される状態)に切り換えられる。係る状態で各アクチュエータが起動すると、冷媒が、第2配管P2を介して圧縮機11に吸入され、圧縮される。圧縮機11から吐出された冷媒は、第3配管P3、四路切換弁12、及び第4配管P4を通過して室外熱交換器13に流入する。室外熱交換器13に流入した冷媒は、室外ファン15が生成する空気流と熱交換して凝縮する。室外熱交換器13から流出した冷媒は、第5配管P5を通過して膨張弁14に流入する。膨張弁14に流入した冷媒は、膨張弁14の開度に応じて減圧される。膨張弁14から流出した冷媒は、第6配管P6及び液連絡配管LPを通過して室内ユニット30に流入する。
室内ユニット30に流入した冷媒は、室内熱交換器31に流入し、室内ファン32によって生成される空気流AFと熱交換して蒸発する。室内熱交換器31から流出した冷媒は、ガス連絡配管GPを通過して室外ユニット10に流入する。
室外ユニット10に流入した冷媒は、第1配管P1、四路切換弁12、及び第2配管P2を通過して、再び圧縮機11に吸入されて圧縮される。
(2−2)暖房運転
暖房運転時には、四路切換弁12が暖房サイクル状態(図1の四路切換弁12の破線で示された状態)に切り換えられる。係る状態で各アクチュエータが起動すると、冷媒が、第2配管P2を介して圧縮機11に吸入され、圧縮される。圧縮機11から吐出された冷媒は、第3配管P3、四路切換弁12、第1配管P1、及びガス連絡配管GPを通過して室内ユニット30に流入する。
室内ユニット30に流入した冷媒は、室内熱交換器31に流入し、室内ファン32が生成する空気流AFと熱交換して凝縮する。室内熱交換器31から流出した冷媒は、液連絡配管LPを通過して室外ユニット10に流入する。
室外ユニット10に流入した冷媒は、第6配管P6を通過して膨張弁14に流入する。膨張弁14に流入した冷媒は、膨張弁14の開度に応じて減圧される。膨張弁14から流出した冷媒は、室外熱交換器13に流入する。室外熱交換器13に流入した冷媒は、室外ファン15によって生成される空気流と熱交換して蒸発する。室外熱交換器13から流出した冷媒は、第4配管P4、四路切換弁12、及び第2配管P2を通過して、再び圧縮機11に吸入されて圧縮される。
(3)室内熱交換器31の詳細
図2は、室内熱交換器31の正面外観図である。室内熱交換器31は、熱交換部311と、室内熱交換器端部312(具体的には熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314)と、を有している。
熱交換部311には、空気流AFと冷媒とが熱交換を行う領域であり、室内熱交換器31の大部分を占めている。熱交換部311は、冷媒の流路を形成する伝熱管31aと、複数の伝熱フィン31bと、を含んでいる。熱交換部311において、伝熱管31aは、水平方向(左右方向)に沿って延びており、鉛直方向に列を成している。
伝熱フィン31bは、熱交換面積を増大させる役割を担っている。伝熱フィン31bは、板状を呈しており、上下方向(すなわち、伝熱管31aが延びる方向とは交差する方向)に沿って延びている。伝熱フィン31bは、伝熱管31aによって貫通されている。
熱交換器右端部313(特許請求の範囲記載の「熱交換器第1端部」又は「熱交換器第2端部」に相当)は室内熱交換器31の右側端部を占める領域であり、熱交換器左端部314(特許請求の範囲記載の「熱交換器第1端部」又は「熱交換器第2端部」に相当)は室内熱交換器31の左側端部を占める領域である。熱交換器右端部313と熱交換器左端部314とは、互いに反対側に位置する。
熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314は、伝熱管31aを固定する管板31cをそれぞれ含んでいる。管板31cは、伝熱フィン31bの長手方向(すなわち上下方向)に沿って延びている。熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314においては、伝熱管31aの配管継ぎ部や配管曲げ部(以下、これらを「折返部R1」と称する)が配置されており、伝熱管31aが湾曲又は屈曲して延びている。
(4)室内ユニット30の詳細
図3は、室内ユニット30の外観斜視図である。図4は、対象空間SPにおける室内ユニット30の配置態様を示した模式図である。図5は、室内ユニット30の内部構成を概略的に示した模式図である。図6は、正面パネル401を外した状態の室内ユニット30の斜視図である。
室内ユニット30は、外郭を構成するケーシング40を有している。室内ユニット30は、対象空間SPの床面F1上に配置されている。より詳細には、室内ユニット30は、ケーシング40の底面部分が床面F1に隣接するとともにケーシング40の背面部分が側壁W1に隣接し、正面側が対象空間SP内の居住空間側に面する態様で配置されている。
(4−1)ケーシング40
ケーシング40は、略直方体状を呈している。ケーシング40は、正面パネル401と、本体部402と、底板403と、を有している。
正面パネル401は、ケーシング40の正面部分、側面部分の一部、を構成している。本体部402は、ケーシング40の背面部分、側面部分の一部、及び天面部分を構成している。底板403は、ケーシング40の底面部分を構成している。
ケーシング40には、室内ファン32が生成する空気流AFの吹出口として機能する開口(以下、「吹出口41」と称する)と、吸込口として機能する複数の開口(以下、「吸込口42」と称する)と、が形成されている。具体的に、吸込口42には、正面吸込口42aと、側面吸込口42bと、が含まれている。
吹出口41は、正面パネル401において、ケーシング40の中央よりも高い位置に形成された大きな開口である。吹出口41は、ケーシング40の幅方向(左右方向)に長い略長方形状を呈している。吹出口41は、フラップ45(後述)によって開閉を切換えられる。
正面吸込口42aは、ケーシング40の幅方向に長い長方形状を呈している。正面吸込口42aは、正面パネル401に複数形成されている。正面吸込口42aは、ケーシング40の中央よりも上方であって吹出口41よりも下方の高さ位置において、上下方向及び左右方向に列を成すように形成されている。
側面吸込口42bは、上下方向に長い長方形状を呈している。側面吸込口42bは、正面パネル401の側面部分の上部から下部にかけて複数形成されている。側面吸込口42bは、側面吸込口42bは、吹出口41よりも下方の高さ位置において、上下方向及び前後方向に列を成すように形成されている。
図5に示すように、ケーシング40内には、室内熱交換器31、室内ファン32、ドレンパン34、ドレンホース60の一部、冷媒漏洩センサ55、及び冷媒漏洩報知部58等の機器が収容されている。
具体的に、室内熱交換器31は、その正面部分がケーシング40の正面パネル401に面するように、正面パネル401に近接して配置されている。室内ファン32は、室内熱交換器31の後方において、ケーシング40の本体部402に近接して配置されている。
ドレンパン34は、室内熱交換器31の下方に配置され、室内熱交換器31において生じた結露水を受ける。ドレンホース60は、ドレンパン34の排出口341に接続され、ケーシング40の本体部402を貫通して屋外(対象空間SP外)まで延びている。
冷媒漏洩センサ55は、ドレンパン34の下方近傍において、室内ユニット30の底板403に近接して配置されている。より詳細には、冷媒漏洩センサ55は、ドレンパン34の高さ位置以下の空間において、熱交換器右端部313よりも熱交換器左端部314に近い位置に配置されている。すなわち、熱交換器右端部313は、熱交換器左端部314よりも冷媒漏洩センサ55からの最短距離が大きい。
なお、「ドレンパン34の下方近傍」とは、ドレンパン34の下方においてドレンパン34から溢れた(又は落下した)漏洩冷媒RFを冷媒漏洩センサ55が検出可能な位置(例えば、ドレンパン34から1m以内の周囲)を指す。本実施形態において、冷媒漏洩センサ55は、ドレンパン34の底面から下方10cmの高さ位置に配置されている。
冷媒漏洩報知部58は、室内熱交換器31の上方に配置されており、正面パネル401の上部(より詳細には吹出口41の左側)に形成された開口を介して居住空間側に露出している。
(4−2)フラップ45
室内ユニット30は、フラップ45を有している。フラップ45は、吹出口41の開閉を切り換えるとともに、吹出口41における空気流AFの吹出方向を調整する役割を担っている。フラップ45は、正面パネル401において、吹出口41を覆うように吹出口41の周囲に配置されている。観点を変えると、フラップ45は、ケーシング40の一部を構成しているともいえる。
フラップ45は、図示しない回転軸に機械的に接続されている。フラップ45は、回転軸の回転に伴い、所定の角度範囲で上下方向に回動する(図5の破線矢印を参照)。フラップ45の動作は、室内ユニット制御部33によって制御される。
フラップ45は、状況に応じて上下方向に回動される。具体的に、フラップ45は、空気調和機100の停止時、及び冷媒漏洩信号を受信した時(冷媒漏洩時)には、その正面側端部が最も下向きとなる角度に設定され、吹出口41を閉じる。フラップ45は、空気調和機100の運転時には、上向きに回動されて吹出口41を開放するとともに、空気流AFの吹出方向に応じた姿勢となるように角度を適宜制御される。
(4−3)空気流路FP
室内ユニット30(ケーシング40)内においては、図5に示すように、複数の空気流路FP(FP1、FP2)が形成されている。空気流路FPは、室内ファン32によって生成される空気流AFが通過する流路である。
具体的に空気流路FP1は、各吸込口42から室内熱交換器31を通過して室内ファン32まで延びる流路である。空気流路FP2は、室内ファン32から吹出口41まで延びる流路である。
(4−4)カバー部材35
図7は、室内熱交換器31、カバー部材35及びドレンパン34の位置関係と、漏洩冷媒誘導流路RPと、を概略的に示した模式図である。図8は、図7のVIII-VIII線断面図である。図9は、カバー部材35の外観斜視図である。
室内ユニット30は、カバー部材35として、第1カバー部材35a(特許請求の範囲記載の「第1ガイド部材」又は「第2ガイド部材」に相当)と、第2カバー部材35b(特許請求の範囲記載の「第1ガイド部材」又は「第2ガイド部材」に相当)と、を有している。カバー部材35は、断面が略半円状又は略U字状の板状部材である。カバー部材35は、鉛直(上下)方向(すなわち、室内熱交換器31の伝熱フィン31bの長手方向)に沿って延びている。カバー部材35は、上下方向(室内熱交換器端部312及び伝熱フィン31bの長手方向)に沿って延びる、外面351及び内面352(特許請求の範囲記載の「ガイド面」に相当)を含んでいる。
カバー部材35は、室内熱交換器端部312(より詳細には管板31c)にネジや接着剤によって固定されている。具体的に、第1カバー部材35aは、熱交換器右端部313に固定されている。第2カバー部材35bは、熱交換器左端部314に固定されている。
カバー部材35は、長手方向(上下方向)の長さが室内熱交換器端部312の長手方向よりも長く、カバー部材35の内面352は、ドレンパン34の上面まで延びている。カバー部材35は、その内面352によって、室内熱交換器端部312の上端から下端までを覆っている。換言すると、カバー部材35の内面352は、室内熱交換器端部312に含まれる伝熱管31a(より詳細には伝熱管31aの折返部R1)を覆っている。
カバー部材35は、係る態様で配置されることにより、図7に示すように、その内面352によって、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒RFをドレンパン34へと導く漏洩冷媒誘導流路RP(特許請求の範囲記載の「誘導流路」に相当)を形成している。すなわち、内面352は、冷媒漏洩が生じた場合において、漏洩冷媒RFをドレンパン34へと導くガイド面として機能する。
具体的に、第1カバー部材35aは、その内面352によって、熱交換器右端部313の上端から下端までを覆っており、熱交換器右端部313との間において漏洩冷媒誘導流路RPを形成している。また、第2カバー部材35bは、その内面352によって、熱交換器左端部314の上端から下端までを覆っており、熱交換器左端部314との間において漏洩冷媒誘導流路RPを形成している。
(5)室内ユニット30の機能
(5−1)漏洩冷媒貯留機能
室内ユニット30では、室内熱交換器端部312(特許請求の範囲記載の「熱交換器端部」に相当)の長手方向に沿って延びるカバー部材35(第1カバー部材35a又は第2カバー部材35b)の内面352が、伝熱管31aの折返部R1を含む室内熱交換器端部312(熱交換器右端部313又は熱交換器左端部314)を覆っており、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒RFをドレンパン34へと導く漏洩冷媒誘導流路RPが形成されている(図7参照)。
これにより、室内熱交換器端部312に配置された折返部R1が破損して冷媒漏洩が生じた場合、漏洩冷媒RFが、カバー部材35の内面352によって形成された漏洩冷媒誘導流路RPを介して、ドレンパン34へと誘導されるようになっている。すなわち、室内熱交換器端部312において、R32のように空気より比重が大きい冷媒が漏洩した際には、漏洩冷媒RFは自重により下方へと落下する。このため、室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合には、漏洩冷媒RFは漏洩冷媒誘導流路RPを流れて室内熱交換器端部312の下方へ設置されるドレンパン34へと自動的に向かうようになっている。
そして、ドレンパン34に到達した漏洩冷媒RFはドレンパン34上において一時的に貯留されるようになっている。また、ドレンパン34から溢れた漏洩冷媒RFは、ドレンパン34からさらに下方へと落下して、ケーシング40内において貯留されるようになっている。
(5−2)漏洩冷媒排出機能
また、ドレンパン34(すなわち室内熱交換器端部312の下方)に到達した漏洩冷媒RFは、後から落下する漏洩冷媒RFに押されて、図7に示すように、ドレンパン34の上面に沿って流れ、排出口341方向へ向かう。そして、ドレンパン34上において貯留される漏洩冷媒RFの一部は、排出口341を介して、ドレンホース60へと流出し、ドレンホース60を流れて屋外(対象空間SP外)へと自動的に排出される。すなわち、ドレンパン34の排出口341が漏洩冷媒RFを排出する排気口として機能し、ドレンホース60が漏洩冷媒RFの排出経路を構成している。このように、室内ユニット30では、室内熱交換器端部312において漏洩した漏洩冷媒RFが、自動的にドレンパン34へと誘導されて屋外へと排出されるようになっている。
(5−3)漏洩冷媒検出機能
また、ドレンパン34からさらに下方空間へと落下した漏洩冷媒RFは、ドレンパン34から溢れ出るとさらに下方へ落下し、その一部はドレンパン34の下方近傍に設置される冷媒漏洩センサ55に到達する。このため、室内ユニット30では、室内熱交換器端部312において漏洩した漏洩冷媒RFが、冷媒漏洩センサ55によって高精度に遅滞なく検出されるようになっている。
特に、冷媒漏洩センサ55から離れている側の室内熱交換器端部312(すなわち、熱交換器右端部313)に配置された折返部R1が破損して冷媒漏洩が生じた場合でも、漏洩冷媒RFは、第1カバー部材35aによってドレンパン34へと誘導され、ドレンパン34近傍に配置される冷媒漏洩センサ55によって遅滞なく検出されるようになっている。
(6)室内ユニット30の特徴
(6−1)
室内ユニット30においては、伝熱管31aの折返部R1を配置された室内熱交換器端部312のいずれかの部分が破損して冷媒漏洩が生じることが可能性として考えられる。この点、従来の空調室内機によると、冷媒漏洩が生じた場合に送風機を駆動させるため、ケーシング40内の漏洩冷媒RFが漏洩直後に居住空間に吹き出されることとなり、空気流AFの風向及び漏洩冷媒RFの量によっては、居住空間の一部において漏洩冷媒RFの濃度が高まり保安性が十分に確保されないことも想定される。
これに対し、室内ユニット30では、室内熱交換器端部312の長手方向に沿って延びるカバー部材35(第1カバー部材35a又は第2カバー部材35b)の内面352が、伝熱管31aの折返部R1を含む室内熱交換器端部312(熱交換器右端部313又は熱交換器左端部314)を覆っており、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒RFをドレンパン34へと導く漏洩冷媒誘導流路RPを形成している(図7参照)。
これにより、室内熱交換器端部312において折返部R1等が破損して冷媒漏洩が生じた場合には、カバー部材35の内面352によって形成された漏洩冷媒誘導流路RPを介して、漏洩冷媒RFがドレンパン34へと誘導されるようになっている。
その結果、漏洩冷媒RFは下方に設置されるドレンパン34へと向かい、ドレンパン34に到達した漏洩冷媒RFは、ケーシング40内において、ドレンパン34の上方空間において貯留されるか、又はドレンパン34よりもさらに下方空間へと落下して貯留されるようになっている。すなわち、漏洩冷媒RFがケーシング40内において貯留され、ケーシング40外に流出することが抑制されるようになっている。つまり、室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒RFが吹出口41及び吸込口42を介してケーシング40外に流出することが抑制されており、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制されている。よって、保安性に優れている。
(6−2)
室内ユニット30は、冷媒漏洩を検出する冷媒漏洩センサ55が、ドレンパン34の近傍に配置されている。これにより、保安性が向上するとともにコスト増大が抑制されている。
すなわち、冷媒漏洩が生じた場合には、可及的速やかに漏洩冷媒RFを検出し、報知等の対処を行うことが望まれる。しかし、冷媒漏洩センサ55を設置した場合であっても、冷媒漏洩センサ55から離れた位置において冷媒漏洩が生じると、漏洩冷媒RFを遅滞なく検出することは困難である。この点、本発明によると、冷媒漏洩センサ55から離れている室内熱交換器端部312(特に熱交換器右端部313)において冷媒漏洩が生じた場合にも、漏洩冷媒RFは、カバー部材35によってドレンパン34へと誘導され、ドレンパン34近傍に配置される冷媒漏洩センサ55によって遅滞なく検出される。つまり、冷媒漏洩センサ55から離れている室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合にも、漏洩冷媒RFを遅滞なく検出して報知等の対処を行うことが可能となっている。よって、保安性に優れている。
また、冷媒漏洩を遅滞なく検出すべく複数の冷媒漏洩センサ55を設置するとすればコストが増大する。この点、室内ユニット30は、複数の冷媒漏洩センサ55を設置することなく、冷媒漏洩を遅滞なく検出することが可能となっている。よって、コスト増大が抑制されている。
(6−3)
室内ユニット30では、第1カバー部材35aは、熱交換器右端部313の長手方向に沿って延びる内面352を有し、内面352によって熱交換器右端部313を覆って、熱交換器右端部313との間において漏洩冷媒誘導流路RPを形成している。また、冷媒漏洩センサ55は、熱交換器右端部313よりも、熱交換器左端部314に近い位置に配置されている。これにより、熱交換器右端部313と第1カバー部材35aとの間に漏洩冷媒誘導流路RPが形成されている。その結果、熱交換器左端部314と比較して、冷媒漏洩センサ55から離れた位置にある熱交換器右端部313において、冷媒漏洩が生じた場合であっても、冷媒漏洩センサ55によって漏洩冷媒RFが遅滞なく検出されるようになっている。
(6−4)
室内ユニット30では、第2カバー部材35bは、熱交換器左端部314の長手方向に沿って延びる内面352を有し、内面352によって熱交換器左端部314を覆って、熱交換器左端部314との間において漏洩冷媒誘導流路RPを形成している。これにより、熱交換器左端部314と第2カバー部材35bとの間に漏洩冷媒誘導流路RPが形成されている。その結果、両側の室内熱交換器端部312(熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314)のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合であっても、漏洩冷媒RFは下方に設置されるドレンパン34へと向かい、ケーシング40内において貯留されるようになっている。
すなわち、両側の室内熱交換器端部312(熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314)のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合にも、漏洩冷媒RFが吹出口41及び吸込口42を介してケーシング40外に流出することが抑制され、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制されている。よって、保安性に優れている。また、両側の室内熱交換器端部312(熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314)のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合であっても、冷媒漏洩センサ55によって漏洩冷媒RFが遅滞なく確実に検出されるようになっている。
(6−5)
室内ユニット30では、カバー部材35の内面352は、室内熱交換器端部312の長手方向の一端から他端までを覆っている。これにより、室内熱交換器端部312の長手方向の寸法に基づいて漏洩冷媒誘導流路RPが形成されるようになっている。その結果、室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒RFがドレンパン34へと確実に導かれるようになっている。
(6−6)
室内ユニット30では、カバー部材35の内面352は、ドレンパン34の上面まで延びている。これにより、漏洩冷媒誘導流路RPがドレンパン34まで途切れることなく形成されるようになっている。その結果、室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒RFがドレンパン34へと確実に導かれるようになっている。
(6−7)
室内ユニット30では、冷媒漏洩センサ55は、ドレンパン34の高さ位置以下に配置されている。これにより、室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒RFが、冷媒漏洩センサ55に到達しやすくなっており、冷媒漏洩センサ55によって高精度に遅滞なく検出されるようになっている。
(6−8)
室内ユニット30では、ドレンパン34は、排水口又は排気口として機能する排出口341を形成され、排出口341に、屋外(対象空間SP外)まで延びるドレンホース60を接続されている。これにより、ケーシング40内に貯留された漏洩冷媒RFが、ドレンホース60を介して対象空間SP外に流出するようになっている。その結果、ケーシング40内に貯留された漏洩冷媒RFが居住空間に流出してその濃度が高まることが、抑制されている。
(7)変形例
上記実施形態は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(7−1)変形例1A
上記実施形態では、室内ユニット30は、対象空間SPの床面F1に設置される床置き型が採用されていた。しかし、室内ユニット30は、必ずしも床置き型である必要はない。例えば、室内ユニット30は、図10に示す室内ユニット30´のように、対象空間SPの側壁W1内に設置される、いわゆる地袋(天袋)設置型又は側壁埋込型であってもよい。また、図示は省略するが、室内ユニット30は、側壁W1に固定される壁掛け型であってもよいし、床面F1の下方に設置される床埋込み型であってもよい。
(7−2)変形例1B
上記実施形態では、室内ユニット30は、空気流AFの吹出口41及び吸込口42(正面吸込口42a及び側面吸込口42b)を、ケーシング40の正面パネル401において形成されていた。しかし、室内ユニット30は、必ずしも係る態様で吹出口41及び吸込口42を形成される必要はない。例えば、室内ユニット30は、吹出口41及び/又は吸込口42を、ケーシング40の本体部402(例えば側面部分、背面部分、又は天面部分)において、形成されてもよい。また、室内ユニット30は、吹出口41を、ケーシング40の中央よりも低い位置に形成されてもよい。また、室内ユニット30は、正面吸込口42a及び側面吸込口42bの一方については、適宜省略して構成されてもよい。
(7−3)変形例1C
上記実施形態では、冷媒漏洩報知部58は、所定電圧を供給されることで点灯する発光部であり、例えばLEDライト等であった。しかし、冷媒漏洩報知部58は、冷媒漏洩が生じたことを報知可能な出力部である限り、適宜変更が可能である。例えば、冷媒漏洩報知部58は、所定電圧を供給されることで音声を出力可能なスピーカであってもよい。
また、冷媒漏洩報知部58は、ケーシング40の正面側の上部に配置されていた。しかし、冷媒漏洩報知部58は、ユーザや管理者が認識可能である限り、他の位置に設置されてもよい。例えば、冷媒漏洩報知部58は、リモコン50や他の機器内に配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。
(7−4)変形例1D
上記実施形態では、室内ユニット制御部33は、冷媒漏洩信号を受信すると、室内ファン32の駆動を停止させるとともに、フラップ45によって吹出口41を閉じさせていた。漏洩冷媒RFをケーシング40内に溜めて居住空間への流出を抑制する、という観点によれば、係る制御が実行されることが好ましい。しかし、係る制御を省略したとしても本発明の目的は実現される。
すなわち、冷媒漏洩時に室内ファン32が駆動し、フラップ45が開いた状態にあったとしても、カバー部材35の内面352が、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒誘導流路RPを形成しているため、漏洩冷媒RFがドレンパン34へと導かれるようになっており、所定量の漏洩冷媒RFがケーシング40内において貯留され、ケーシング40外に流出することが抑制されるようになっている。よって、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制される。
(7−5)変形例1E
上記実施形態では、冷媒漏洩センサ55は、熱交換器右端部313よりも熱交換器左端部314に近い位置に配置されていた。しかし、これに限定されず、冷媒漏洩センサ55は、熱交換器左端部314よりも熱交換器右端部313に近い位置に配置されてもよい。また、冷媒漏洩センサ55は、熱交換器左端部314及び熱交換器右端部313の中間の位置(すなわち、熱交換器左端部314及び熱交換器右端部313からの最短距離が略同一の位置)に配置されてもよい。
(7−6)変形例1F
上記実施形態では、冷媒漏洩センサ55は、室内ユニット30のケーシング40内に配置されていた。しかし、冷媒漏洩センサ55は、必ずしもケーシング40内に配置される必要はなく、対象空間SPにおける漏洩冷媒RFを検知可能な限り、他の場所に配置されてもよい。例えば、冷媒漏洩センサ55は、対象空間SP内に設置されるリモコン50や他の機器内に配置されてもよい。また、冷媒漏洩センサ55は、対象空間SPにおいて独立して配置されてもよい。係る場合にも本発明の目的は実現される。
すなわち、冷媒漏洩センサ55が室内ユニット30のケーシング40内部に配置されるか否かに関わらず、カバー部材35の内面352が、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒RFをドレンパン34へと導く漏洩冷媒誘導流路RP、を形成しているため、室内熱交換器端部312に配置された折返部R1が破損して冷媒漏洩が生じた時には、漏洩冷媒RFが漏洩冷媒誘導流路RPを介してドレンパン34へと誘導される。その結果、漏洩冷媒RFがケーシング40内において貯留され、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制される。
(7−7)変形例1G
上記実施形態では、室内熱交換器31は、いわゆるクロス・フィン・チューブ熱交換器であった。しかし、室内熱交換器31は、他の形式の熱交換器であってもよい。例えば、室内熱交換器31は、室内熱交換器端部312にヘッダ集合管を有していてもよい。係る場合にも、カバー部材35の内面352が、ヘッダ集合管及びヘッダ集合管と伝熱管31aの接合部を含む室内熱交換器端部312´との間において漏洩冷媒誘導流路RPを形成するように、カバー部材35を配置することで本発明の効果が実現される。
また、室内熱交換器31は、側面視あるいは平面視において、U字状或いはL字状等に屈折若しくは湾曲した形状を呈していても良い。係る場合には、カバー部材35を、室内熱交換器31(室内熱交換器端部312)の形状に応じた形状(例えば屈折又は湾曲した形状)に成形し、内面352と室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒誘導流路RPが形成されるようにカバー部材35を適宜配置することで、本発明の効果が実現される。
(7−8)変形例1H
上記実施形態では、室内熱交換器31は、室内熱交換器端部312の長手方向(伝熱フィン31bの長手方向)が上下方向(鉛直方向)となるような姿勢で配置されていた。しかし、必ずしもこれに限定されず、室内熱交換器31は、室内熱交換器端部312の長手方向が水平方向となるような姿勢で配置されてもよい。係る場合には、内面352が水平方向に沿って延びるような態様でカバー部材35を配置することで、カバー部材35と室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒誘導流路RPが形成され、本発明の効果が実現される。
(7−9)変形例1I
上記実施形態では、カバー部材35の内面352は、室内熱交換器端部312の長手方向の一端(上端)から他端(下端)までを覆っていた。室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒RFをドレンパン34へと確実に導く、という観点によれば、内面352が室内熱交換器端部312の長手方向の一端から他端までを覆っていることが好ましい。しかし、本発明の効果を実現するうえで、カバー部材35の内面352は、必ずしも、室内熱交換器端部312の長手方向の一端(上端)から他端(下端)までを覆う必要はない。
すなわち、カバー部材35の内面352が室内熱交換器端部312の長手方向の一端(上端)から他端(下端)までの一部を覆っている場合であっても、カバー部材35の内面352によって、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒誘導流路RPが形成されるため、漏洩冷媒RFのドレンパン34への誘導が促進される。その結果、漏洩冷媒RFがケーシング40内において貯留され、ケーシング40外に流出することが抑制されるようになっている。よって、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制される。
(7−10)変形例1J
上記実施形態では、カバー部材35の内面352は、ドレンパン34の上面まで延びていた。漏洩冷媒誘導流路RPをドレンパン34まで途切れることなく形成して漏洩冷媒RFをドレンパン34へと確実に導く、という観点によれば、カバー部材35の内面352は、ドレンパン34の上面まで延びていることが好ましい。しかし、本発明の効果を実現するうえで、カバー部材35の内面352は、必ずしも、ドレンパン34の上面まで延びている必要はない。
すなわち、カバー部材35の内面352がドレンパン34の上面まで連続して延びていない場合であっても、カバー部材35の内面352によって、室内熱交換器端部312との間において漏洩冷媒誘導流路RPが形成されるため、漏洩冷媒RFのドレンパン34への誘導が促進される。その結果、漏洩冷媒RFがケーシング40内において貯留され、ケーシング40外に流出することが抑制されるようになっている。よって、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制される。
(7−11)変形例1K
上記実施形態では、冷媒漏洩センサ55は、ドレンパン34の下方近傍(ドレンパン34の底面から下方10cmの高さ位置)に配置されていた。しかし、冷媒漏洩センサ55は、必ずしも係る態様で配置される必要はなく、冷媒漏洩センサ55の配置位置については、ドレンパン34の周囲においてドレンパン34から溢れた(又は落下した)漏洩冷媒RFを検出可能な位置である限り、適宜変更が可能である。例えば、冷媒漏洩センサ55は、ドレンパン34の側方空間又は上方空間に配置されてもよい。
(7−12)変形例1L
室内ユニット30では、カバー部材35として、第1カバー部材35a及び第2カバー部材35bを有しており、熱交換器右端部313と第1カバー部材35aの内面352との間、及び熱交換器左端部314と第2カバー部材35bの内面352との間、の双方において、漏洩冷媒誘導流路RPが形成されていた。
このように、両側の室内熱交換器端部312(熱交換器右端部313及び熱交換器左端部314)と、いずれかのカバー部材35の内面352と、の間において、漏洩冷媒誘導流路RPを形成することで、両側の室内熱交換器端部312のいずれにおいて冷媒漏洩が生じた場合であっても、漏洩冷媒RFは下方に設置されるドレンパン34へと向かい、ケーシング40内において貯留されるようになっている。
しかし、室内ユニット30では、必ずしも、カバー部材35として、第1カバー部材35a及び第2カバー部材35bの双方を有していなくてもよく、一方については適宜省略してもよい。換言すると、室内ユニット30では、必ずしも、熱交換器右端部313と第1カバー部材35aの内面352との間、及び熱交換器左端部314と第2カバー部材35bの内面352との間、の双方において、漏洩冷媒誘導流路RPが形成される必要はない。
すなわち、室内ユニット30が、カバー部材35として、第1カバー部材35a及び第2カバー部材35bの一方のみを有する場合(すなわち、熱交換器右端部313と第1カバー部材35aの内面352との間、及び熱交換器左端部314と第2カバー部材35bの内面352との間、の一方のみにおいて、漏洩冷媒誘導流路RPが形成される場合)であっても、当該一方のカバー部材35を配置された室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた時には、カバー部材35の内面352によって形成された漏洩冷媒誘導流路RPを介して漏洩冷媒RFがドレンパン34へと誘導される。その結果、漏洩冷媒RFがケーシング40内において貯留され、ケーシング40外に流出することが抑制される。
つまり、カバー部材35として、第1カバー部材35a及び第2カバー部材35bの一方のみを有する場合であっても、カバー部材35を配置される側の室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合には、漏洩冷媒RFが吹出口41及び吸込口42を介してケーシング40外に流出することが抑制され、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制される。
よって、例えば、一方の室内熱交換器端部312のみが破損や劣化等による冷媒漏洩の可能性が大きい場合には、当該室内熱交換器端部312のみをカバー部材35で覆って漏洩冷媒誘導流路RPを形成するようにしてもよい。
また、例えば、図11に示すように、冷媒漏洩センサ55から離れている(遠い)側の室内熱交換器端部312(ここでは熱交換器右端部313)のみをカバー部材35(ここでは第1カバー部材35a)で覆って漏洩冷媒誘導流路RPを形成するようにしてもよい。係る場合には、冷媒漏洩センサ55から離れた位置にある室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じたとしても漏洩冷媒RFが冷媒漏洩センサ55によって遅滞なく検出される、という効果についても実現される。
(7−13)変形例1M
上記実施形態では、カバー部材35は、断面が略半円状又は略U字状の板状部材であった。しかし、カバー部材35は、必ずしも断面が略半円状又は略U字状である必要はない。すなわち、漏洩冷媒誘導流路RPを構成する内面352(ガイド面)を有する限り、カバー部材35の形状は、特に限定されない。例えば、カバー部材35は、断面が略三角形状又は略台形状であってもよい。
〈第2実施形態〉
以下、本発明の第2実施形態に係る室内ユニット30aについて説明する。なお、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。また、以下の実施形態においては、矛盾が生じない範囲で第1実施形態において記載した事項及び各変形例を組み合わされて適用されてもよい。
図12は、室内ユニット30aの外観斜視図である。図13は、室内ユニット30aの内部構成を概略的に示した模式図である。
室内ユニット30aは、略直方体状の外郭を構成するケーシング40aを、ケーシング40に代えて有している。
ケーシング40aには、吹出口41及び吸込口42に加えて、空気流AFを吹き出すための吹出口として機能する複数の開口(以下、「下吹出口43」と称する)が形成されている。具体的に、各下吹出口43は、ケーシング40aの幅方向(左右方向)に長い長方形状を呈している。各下吹出口43は、ケーシング40aの正面パネル401において、最下方に位置する側面吸込口42bよりも低い位置において、上下方向及び左右方向に列を成すように形成されている。より詳細には、各下吹出口43は、ドレンパン34の底面よりも低い位置に形成されている。
ケーシング40a内においては、図13に示すように、空気流路FP1及びFP2に加えて、空気流路FP3が形成されている。空気流路FP3は、室内ファン32から下吹出口43まで延びる流路である。
室内ユニット30aは、下吹出口43の開閉を切り換えるダンパ46を有している。ダンパ46は、ダンパモータ(図示省略)の出力軸と機械的に接続され、ダンパモータの回転に伴って回動する。ダンパ46は、下吹出口43を閉じる閉状態(図13の破線で示す状態)と、下吹出口43を開ける開状態(図13の実線で示す状態)と、をとりうる。ダンパ46は、室内ユニット制御部33によって動作を制御される。
室内ユニット制御部33は、運転停止時にはダンパ46を閉状態に切り換え、運転時にはダンパ46を開状態に切り換える。また、室内ユニット制御部33は、冷媒漏洩信号を受信した時(すなわち、冷媒漏洩が生じた時)には、ダンパ46を閉状態に切り換える。
室内ユニット30aでは、室内ユニット30と同様、室内熱交換器端部312において冷媒漏洩が生じた場合、漏洩冷媒RFが、カバー部材35の内面352によって形成された漏洩冷媒誘導流路RPを介してドレンパン34へと誘導される。
その結果、漏洩冷媒RFは下方に設置されるドレンパン34へと向かい、ドレンパン34に到達した漏洩冷媒RFは、ドレンパン34の上方空間において貯留されるか、ケーシング40a内においてさらに下方空間へと落下して貯留される。すなわち、室内熱交換器31の端部において冷媒漏洩が生じた場合に、漏洩冷媒RFが吹出口41及び吸込口42を介してケーシング40a外に流出することが抑制されており、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制されている。
また、室内ユニット30aでは、ドレンパン34の底面よりも低い位置に複数の下吹出口43が形成されているが、冷媒漏洩が生じた時にはダンパ46が閉状態に切り換えられ、各下吹出口43は閉じられる。これにより、ケーシング40a内に貯留されている漏洩冷媒RFが、下吹出口43を介してケーシング40a外へ流出することが抑制される。よって、ドレンパン34の底面よりも低い位置に下吹出口43を形成される場合にも、漏洩冷媒RFが下吹出口43を介して居住空間に流出することが抑制されており、居住空間において漏洩冷媒RFの濃度が大きくなることが抑制されている。
本発明は、空調室内機に適用可能である。
10 :室外ユニット
30、30´、30a :室内ユニット(空調室内機)
31 :室内熱交換器(熱交換器)
31a :伝熱管
31b :伝熱フィン
31c :管板
32 :室内ファン
33 :室内ユニット制御部
34 :ドレンパン
35 :カバー部材(ガイド部材)
35a :第1カバー部材(第1ガイド部材/第2ガイド部材)
35b :第2カバー部材(第1ガイド部材/第2ガイド部材)
40、40a :ケーシング
41 :吹出口
42 :吸込口
42a :正面吸込口
42b :側面吸込口
43 :下吹出口
45 :フラップ
46 :ダンパ
50 :リモコン
55 :冷媒漏洩センサ
58 :冷媒漏洩報知部
60 :ドレンホース
100 :空気調和機
311 :熱交換部
312 :室内熱交換器端部(熱交換器端部)
313 :熱交換器右端部(熱交換器第1端部/熱交換器第2端部)
314 :熱交換器左端部(熱交換器第1端部/熱交換器第2端部)
341 :排出口(開口)
351 :外面
352 :内面(ガイド面)
401 :正面パネル
402 :本体部
403 :底板
AF :空気流
FP(FP1〜FP3) :空気流路
R1 :折返部
RF :漏洩冷媒
RP :漏洩冷媒誘導流路(誘導流路)
SP :対象空間
特開2012−13348号公報

Claims (8)

  1. 対象空間(SP)に設置される空調室内機(30、30´、30a)であって、
    冷媒が流れる伝熱管(31a)と、前記伝熱管が延びる方向に交差して延びる熱交換器端部(312)と、を有する熱交換器(31)と、
    前記熱交換器の下方に配置され、結露水を受けるドレンパン(34)と、
    前記熱交換器端部の長手方向に沿って延びるガイド面(352)、を含むガイド部材(35)と、
    前記熱交換器、前記ドレンパン及び前記ガイド部材を収容するケーシング(40、40a)と、
    を備え、
    前記伝熱管は、前記熱交換器端部において湾曲又は屈曲して延び、
    前記ガイド面は、前記熱交換器端部を覆い、前記熱交換器端部との間において、冷媒漏洩が生じた場合に漏洩冷媒(RF)を前記ドレンパンへと導く誘導流路(RP)を形成する、
    空調室内機(30、30´、30a)。
  2. 前記ドレンパンの近傍に配置され、冷媒漏洩を検出する冷媒漏洩センサ(55)をさらに備える、
    請求項1に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
  3. 前記熱交換器は、前記熱交換器端部として、熱交換器第1端部(313、314)と、前記熱交換器第1端部とは反対側の端部である熱交換器第2端部(313、314)と、を含み、
    前記ガイド部材は、前記熱交換器第1端部の長手方向に沿って延びて前記熱交換器第1端部を覆い前記熱交換器第1端部との間において前記誘導流路を形成する前記ガイド面、を有する第1ガイド部材(35a、35b)を含み、
    前記冷媒漏洩センサは、前記熱交換器第1端部よりも、前記熱交換器第2端部に近い位置に配置される、
    請求項2に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
  4. 前記ガイド部材は、前記熱交換器第2端部の長手方向に沿って延びて前記熱交換器第2端部を覆い前記熱交換器第2端部との間において前記誘導流路を形成する前記ガイド面、を有する第2ガイド部材(35a、35b)をさらに含む、
    請求項3に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
  5. 前記ガイド面は、前記熱交換器端部の前記長手方向の一端から他端までを覆う、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
  6. 前記ガイド面は、前記ドレンパンの上面まで延びる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
  7. 前記冷媒漏洩センサは、前記ドレンパンの高さ位置以下に配置され、冷媒漏洩が生じた場合に前記ドレンパンから溢れる漏洩冷媒(RF)を検出する、
    請求項2から6のいずれか1項に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
  8. 前記ドレンパンは、排水口又は排気口として機能する開口(341)を形成され、前記開口に、前記対象空間外まで延びるドレンホース(60)を接続される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の空調室内機(30、30´、30a)。
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