JP2014126291A - 空気調和システム - Google Patents

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一久 山本
Nobuki Matsui
伸樹 松井
Tadashi Nishimura
忠史 西村
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【課題】蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムにおいて、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ内におけるキャビテーションを抑えることができるようにする。
【解決手段】蒸気圧縮式冷房運転時には、室外熱交換器(24)において放熱した冷媒をレシーバ(25)に流入させることによって、圧縮機(21)、室外熱交換器(24)、レシーバ(25)、流量調節弁(51a、51b)、室内熱交換器(53a、53b)の順に冷媒を循環させる。これに対して、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器(24)において放熱した冷媒をレシーバ(25)に流入しないようにバイパスさせることによって、室外熱交換器(24)、液ポンプ(39)、流量調節弁(51a、51b)、室内熱交換器(53a、53b)の順に冷媒を循環させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気調和システム、特に、蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムに関する。
従来より、特許文献1(特開平11−2430号公報)に示すように、液ポンプ循環式冷房運転によって室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムがある。具体的には、空気調和システムは、室外熱交換器、レシーバ、液ポンプ、流量調節弁、室内熱交換器が接続されることによって構成された冷媒回路を有している。空気調和システムは、液ポンプを運転することによって室外熱交換器、レシーバ、液ポンプ、流量調節弁、室内熱交換器の順に冷媒を循環させる液ポンプ循環式冷房運転を行うことが可能である。
上記従来の空気調和システムでは、レシーバに一時的に溜められた飽和液状態の冷媒が液ポンプに吸入される。このため、十分な吸入ヘッドを確保することができないままで液冷媒が液ポンプに吸入されることになり、液ポンプ内においてキャビテーションが発生するおそれがある。
また、液ポンプ循環式冷房運転を行うことが可能な空気調和システムとして、冷房能力の範囲を拡大するために、圧縮機を運転する蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことを可能にした構成を採用することも考えられる。すなわち、圧縮機をさらに設けた上で、圧縮機を運転することによって圧縮機、室外熱交換器、レシーバ、流量調節弁、室内熱交換器の順に冷媒を循環させる蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換え可能な構成を採用するのである。しかし、このような蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムにおいても、液ポンプ循環式冷房運転時には、液ポンプ内におけるキャビテーションが発生するおそれがある。
本発明の課題は、蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムにおいて、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ内におけるキャビテーションを抑えることができるようにすることにある。
第1の観点にかかる空気調和システムは、圧縮機、室外熱交換器、レシーバ、液ポンプ、流量調節弁、室内熱交換器が接続されることによって構成された冷媒回路を有している。空気調和システムは、圧縮機を運転する蒸気圧縮式冷房運転と、液ポンプを運転する液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能である。そして、蒸気圧縮式冷房運転時には、室外熱交換器において放熱した冷媒をレシーバに流入させることによって、圧縮機、室外熱交換器、レシーバ、流量調節弁、室内熱交換器の順に冷媒を循環させる。これに対して、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器において放熱した冷媒をレシーバに流入しないようにバイパスさせることによって、室外熱交換器、液ポンプ、流量調節弁、室内熱交換器の順に冷媒を循環させる。
ここでは、蒸気圧縮式冷房運転時には、室外熱交換器において放熱した冷媒をレシーバに流入させるようにしているため、室外熱交換器において放熱した冷媒が速やかにレシーバに流入して飽和液状態の冷媒がレシーバに溜まる。これに対して、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器において放熱した冷媒をレシーバに流入しないようにバイパスさせるようにしているため、室外熱交換器において放熱した冷媒がレシーバに流入せずに過冷却液状態の冷媒が室外熱交換器に溜まる。すなわち、液ポンプ循環式冷房運転時には、蒸気圧縮式冷房運転時にレシーバに溜められていた冷媒をレシーバに溜めずに室外熱交換器に溜めることによって、過冷却液状態にすることができる。このため、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器に溜まっている過冷却液状態の冷媒を液ポンプに吸入させることができる。
これにより、ここでは、液ポンプ循環式冷房運転時において、十分な吸入ヘッドを確保した状態で液冷媒を液ポンプに吸入させることができるようになり、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ内におけるキャビテーションを抑えることができる。
第2の観点にかかる空気調和システムは、第1の観点にかかる空気調和システムにおいて、冷媒回路には、室外熱交換器において放熱した冷媒をさらに冷却するための過冷却熱交換器が設けられている。そして、過冷却熱交換器は、蒸気圧縮式冷房運転時にはレシーバの下流側に位置するように、かつ、液ポンプ循環式冷房運転時には液ポンプの下流側に位置するように配置されている。
ここでは、室外熱交換器と室内熱交換器とを接続する液冷媒管内の液シール状態を良好に保つ等の目的で、過冷却熱交換器が設けられている。このとき、過冷却熱交換器が液ポンプの吸入ヘッドの損失にならない位置に設けることが好ましい。そこで、ここでは、上記のように、蒸気圧縮式冷房運転時にはレシーバの下流側に位置するように、かつ、液ポンプ循環式冷房運転時には液ポンプの下流側に位置するように、過冷却熱交換器を設けるようにしている。
これにより、ここでは、液ポンプの吸入ヘッドの損失を抑えつつ、過冷却熱交換器を設けることができる。
第3の観点にかかる空気調和システムは、第1又は第2の観点にかかる空気調和システムにおいて、流量調節弁が、液ポンプ循環式冷房運転時において、室内熱交換器の出口における冷媒の過熱度が正値になるように開度制御される。
ここでは、液ポンプ循環式冷房運転時に室内熱交換器の出口における冷媒の過熱度を正値に維持することによって、室内熱交換器と室外熱交換器とを接続するガス冷媒管内に過熱ガス状態の冷媒が流れるようにして、液冷媒が溜まらないようにしている。
これにより、ここでは、液ポンプ循環式冷房運転時において、レシーバに流入することができなくなった液冷媒を、確実に室外熱交換器に溜まるように促進することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の観点にかかる空気調和システムでは、液ポンプ循環式冷房運転時において、十分な吸入ヘッドを確保した状態で液冷媒を液ポンプに吸入させることができるようになり、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ内におけるキャビテーションを抑えることができる。
第2の観点にかかる空気調和システムでは、液ポンプの吸入ヘッドの損失を抑えつつ、過冷却熱交換器を設けることができる。
第3の観点にかかる空気調和システムでは、液ポンプ循環式冷房運転時において、レシーバに流入することができなくなった冷媒を、確実に室外熱交換器に溜まるように促進することができる。
本発明の一実施形態にかかる空気調和システムの概略構成図である。 空気調和システムの制御ブロック図である。 蒸気圧縮式暖房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 蒸気圧縮式冷房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 液ポンプ循環式冷房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 変形例1にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例1にかかる空気調和システムの制御ブロック図である。 変形例1における蒸気圧縮式暖房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 変形例1における蒸気圧縮式冷房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 変形例1における液ポンプ循環式冷房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 変形例2における自然循環式冷房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 変形例2における自然循環式冷房運転時における空気調和システム内の冷媒の流れを示す図である。 変形例3にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例3にかかる空気調和システムの制御ブロック図である。 変形例3にかかる空気調和システムの概略構成図である。 変形例3にかかる空気調和システムの制御ブロック図である。
以下、本発明にかかる空気調和システムの実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和システムの具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和システムの構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和システム1の概略構成図である。
空気調和システム1は、圧縮機21(後述)を運転して行う蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ39(後述)を運転して行う液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な装置である。また、ここでは、空気調和システム1は、圧縮機21を運転して行う蒸気圧縮式暖房運転によって室内の暖房を行うことが可能な装置でもある。空気調和システム1は、主として、室外ユニット2と、複数(ここでは、2台)の室内ユニット5a、5bとが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット5a、5bとは、液冷媒連絡管6及びガス冷媒連絡管7を介して接続されている。すなわち、空気調和システム1の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット5a、5bとが冷媒連絡管6、7を介して接続されることによって構成されている。また、冷媒回路10には、冷媒とともに、圧縮機21の潤滑のための冷凍機油が封入されている。
<室内ユニット>
室内ユニット5a、5bは、例えば、建物の室内等に設置されている。室内ユニット5a、5bは、冷媒連絡管6、7を介して、互いが並列に接続されるとともに室外ユニット2に接続されており、室外ユニット2との間で冷媒回路10を構成している。尚、ここでは、室内ユニット5a、5bが2台であるが、3台以上の室内ユニットが並列に接続されていてもよい。
次に、室内ユニット5a、5bの構成について説明する。尚、室内ユニット5aと室内ユニット5bとは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット5aの構成だけを説明し、室内ユニット5bの構成については、室内ユニット5aの各部を示す添字「a」を「b」に読み替えるものとして、説明を省略する。
室内ユニット5aは、主として、室内流量調節弁51aと、室内熱交換器53aとを有している。
−室内流量調節弁−
室内流量調節弁51aは、開度調節されることで室内熱交換器53aを流れる冷媒の流量を調節する流量調節弁である。室内流量調節弁51aは、室内熱交換器53aの液側の端部に接続された室内ユニット液冷媒管54aに設けられている。そして、室内ユニット5aは、室内ユニット液冷媒管54aの室内流量調節弁51aの液側の端部に近い側の端部が、液冷媒連絡管6に接続されている。
−室内熱交換器−
室内熱交換器53aは、蒸気圧縮式暖房運転時には圧縮機21によって圧縮された冷媒を放熱させ、蒸気圧縮式冷房運転時及び液ポンプ循環式冷房運転時には室内流量調節弁51aによって流量調節された冷媒を蒸発させる熱交換器である。室内熱交換器53aは、空調対象となる空間の室内空気を加熱源又は冷却源として、冷媒の蒸発又は放熱を行うようになっている。室内熱交換器53aの液側の端部は、上記のように、室内ユニット液冷媒管54aに接続されており、室内熱交換器53aのガス側の端部は、室内ユニットガス冷媒管55aに接続されている。室内ユニット5aは、室内ユニットガス冷媒管55aの室内熱交換器53aのガス側の端部から遠い側の端部が、ガス冷媒連絡管7に接続されている。
そして、室内熱交換器53aの加熱源又は冷却源としての室内空気は、室内ファン56aによって供給されるようになっている。室内ファン56aは、ここでは、室内ファン用モータ57aによって回転駆動される遠心ファンや多翼ファン等である。
−室内側制御部等−
また、室内ユニット5aには、各種のセンサが設けられている。具体的には、室内熱交換器53aには、室内熱交換器53aの液側の端部における冷媒の温度を検出する室内熱交液側温度センサ61aと、室内熱交換器53aのガス側の端部における冷媒の温度を検出する室内熱交ガス側温度センサ62aとが設けられている。
また、室内ユニット5aは、室内ユニット5aを構成する各部の動作を制御する室内側制御部58aを有している。そして、室内側制御部58aは、室内ユニット5aの制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有している。これにより、室内側制御部58aは、室内ユニット5aを個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、他の室内ユニット5b及び室外ユニット2との間で伝送線81を介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、例えば、建物の屋上等に設置されている。室外ユニット2は、冷媒連絡管6、7を介して、室内ユニット5a、5bに接続されており、室内ユニット5a、5bとの間で冷媒回路10を構成している。尚、ここでは、室外ユニット2が1台であるが、2台以上の室外ユニットが並列に接続されていてもよい。
室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、冷暖切換機構23と、室外熱交換器24と、レシーバ25と、室外流量調節弁26と、圧縮機バイパス機構27と、液ポンプ39とを有している。
−圧縮機、圧縮機バイパス機構−
圧縮機21は、蒸気圧縮式暖房運転時及び蒸気圧縮式冷房運転時に冷媒を圧縮する機構である。ここでは、圧縮機21は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)を圧縮機用モータ22によって回転駆動する密閉式構造になっている。圧縮機21は、吸入側に吸入冷媒管28が接続されており、吐出側に吐出冷媒管29が接続されている。ここで、吸入冷媒管28は、圧縮機21の吸入側と冷暖切換機構23とを接続する冷媒管である。吐出冷媒管29は、圧縮機21の吐出側と冷暖切換機構23とを接続する冷媒管である。
そして、吸入冷媒管28には、圧縮機バイパス機構27を構成する圧縮機バイパス管30の一端が接続されており、吐出冷媒管29には、圧縮機バイパス冷媒管30の他端が接続されている。圧縮機バイパス機構27は、液ポンプ循環式冷房運転時に圧縮機21をバイパスして吸入冷媒管28から吐出冷媒管29に冷媒を送るための機構である。圧縮機バイパス冷媒管30には、圧縮機21の停止時に圧縮機21をバイパスして吸入冷媒管28側から吐出冷媒管29側に冷媒を流すための圧縮機バイパス弁31が設けられている。ここでは、圧縮機バイパス弁31として、吐出冷媒管29側の冷媒の圧力よりも吸入冷媒管28側の冷媒の圧力が高い場合に吸入冷媒管28側から吐出冷媒管29側への冷媒の流れを許容し、吸入冷媒管28側の冷媒の圧力よりも吐出冷媒管29側の冷媒の圧力が高い場合に吐出冷媒管29側から吸入冷媒管28側への冷媒の流れを遮断する逆止弁が使用されている。尚、圧縮機バイパス弁31は、逆止弁に限定されるものではなく、電磁弁等であってもよい。
−冷暖切換機構−
冷暖切換機構23は、冷媒回路10内における冷媒の流れの方向を切り換えるための機構である。冷暖切換機構23は、蒸気圧縮式冷房運転時及び液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器24を冷媒の放熱器として、かつ、室内熱交換器53a、53bを室外熱交換器24において放熱した冷媒の蒸発器として機能させる冷房運転状態への切り換えを行うことができる。すなわち、冷暖切換機構23は、吐出冷媒管29と室外熱交換器24のガス側の端部とを接続するとともに、吸入冷媒管28と室内熱交換器53a、53bのガス側の端部とを接続することができる(図1の冷暖切換機構23の実線を参照)。また、冷暖切換機構23は、蒸気圧縮式暖房運転時には、室内熱交換器53a、53bを冷媒の放熱器として、かつ、室外熱交換器24を室内熱交換器53a、53bにおいて放熱した冷媒の蒸発器として機能させる暖房運転状態への切り換えを行うことができる。すなわち、冷暖切換機構23は、吐出冷媒管29と室内熱交換器53a、53bのガス側の端部とを接続するとともに、吸入冷媒管28と室外熱交換器24のガス側の端部とを接続することができる(図1の冷暖切換機構23の破線を参照)。冷暖切換機構23は、ここでは、吸入冷媒管28、吐出冷媒管29、室外ユニット第1ガス冷媒管32、及び、室外ユニット第2ガス冷媒管33に接続された四路切換弁からなる。ここで、室外ユニット第1ガス冷媒管32は、冷暖切換機構23と室外熱交換器24のガス側の端部とを接続する冷媒管である。室外ユニット第2ガス冷媒管33は、ガス冷媒連絡管7及び室内ユニットガス冷媒管55a、55bを介して、冷暖切換機構23と室内熱交換器53a、53bのガス側の端部とを接続する冷媒管である。尚、冷暖切換機構23は、四路切換弁に限定されるものではなく、例えば、複数の電磁弁を組み合わせる等によって、上記と同様の冷媒の流れの方向を切り換える機能を有するように構成したものであってもよい。
−室外熱交換器−
室外熱交換器24は、蒸気圧縮式暖房運転時には室外流量調節弁26によって減圧された冷媒を蒸発させ、蒸気圧縮式冷房運転時には圧縮機21によって圧縮された冷媒を放熱させ、液ポンプ循環式冷房運転時には圧縮機バイパス機構27によって圧縮機21をバイパスした冷媒を放熱させる熱交換器である。室外熱交換器24は、室外ユニット2が配置された空間の室外空気を加熱源又は冷却源として、冷媒の蒸発又は放熱を行うようになっている。室外熱交換器24の液側の端部は、室外ユニット液冷媒管34に接続されており、室内熱交換器53aのガス側の端部は、上記のように、室外ユニット第1ガス冷媒管32に接続されている。ここで、室外ユニット液冷媒管34は、液冷媒連絡管6、及び、流量調節弁51a、51bを含む室内ユニット液冷媒管54a、54bを介して、室外熱交換器24の液側の端部と室内熱交換器53a、53bの液側の端部とを接続する冷媒管である。
そして、室外熱交換器24の加熱源又は冷却源としての室外空気は、室外ファン35によって供給されるようになっている。室外ファン35は、ここでは、室外ファン用モータ36によって回転駆動される遠心ファンや多翼ファン等である。
−室外流量調節弁−
室外流量調節弁26は、ここでは、室外ユニット液冷媒管34のうちレシーバ25の蒸気圧縮式冷房運転時及び液ポンプ循環式冷房運転時の入口側の部分に位置する室外ユニット第1液冷媒管34aに設けられている。すなわち、室外流量調節弁26は、蒸気圧縮式冷房運転時及び液ポンプ循環式冷房運転時において、室外ユニット第1液冷媒管34aのうち室外熱交換器24において放熱した冷媒をレシーバ25に流入させる前の部分に設けられている。
−レシーバ−
レシーバ25は、冷媒回路10において発生する余剰冷媒を溜めることができるように室外ユニット液冷媒管34に設けられた容器である。レシーバ25の出入口のうち蒸気圧縮式冷房運転時及び液ポンプ循環式冷房運転時の入口は、室外ユニット液冷媒管34のうち室外熱交換器24の液側の端部に近い側の室外ユニット第1液冷媒管34aに接続されており、レシーバ25の出入口のうち蒸気圧縮式冷房運転時及び液ポンプ循環式冷房運転時の出口は、室外ユニット液冷媒管34のうち液冷媒連絡管6に近い側の室外ユニット第2液冷媒管34bに接続されている。
−液ポンプ−
液ポンプ39は、液ポンプ循環式冷房運転時において、室外熱交換器24において放熱した液冷媒を搬送する機構である。ここでは、液ポンプ39は、遠心式や容積式のポンプ要素(図示せず)を液ポンプ用モータ40によって回転駆動する構造になっている。液ポンプ39は、レシーバ25をバイパスするように設けられている。具体的には、液ポンプ39は、レシーバ25をバイパスするレシーババイパス冷媒管38に設けられている。ここで、レシーババイパス冷媒管38は、室外ユニット第1液冷媒管34aのうち液ポンプ循環式冷房運転時における室外流量調節弁26の上流側の部分から分岐した後に室外ユニット第2液冷媒管34bに合流するように設けられている。
−室外側制御部等−
また、室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部37を有している。そして、室外側制御部37は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有している。これにより、室外側制御部37は、室内側制御部58a、58bとの間で伝送線81を介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<冷媒連絡管>
冷媒連絡管6、7は、空気調和システム1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニットと室内ユニットとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
以上のように、室外ユニット2と、室内ユニット5a、5bと、冷媒連絡管6、7とが接続されることによって、空気調和システム1の冷媒回路10が構成されている。空気調和システム1は、上記のように、主として、圧縮機21、室外熱交換器24、レシーバ25、液ポンプ39、流量調節弁51a、51b、室内熱交換器53a、53bが接続されることによって構成された冷媒回路10を有しており、蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能である。蒸気圧縮式冷房運転は、圧縮機21を運転することによって冷媒を循環させる冷房運転である。液ポンプ循環式冷房運転は、液ポンプ39を運転することによって冷媒を循環させる冷房運転である。
<制御部>
空気調和システム1は、室内側制御部58a、58bと室外側制御部37とから構成される制御部8によって、室外ユニット2及び室内ユニット5a、5bの各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部58a、58bと室外側制御部37との間を接続する伝送線81とによって、上記の蒸気圧縮式冷房運転や液ポンプ循環式冷房運転等を含む空気調和システム1全体の運転制御を行う制御部8が構成されている。
制御部8は、図2に示すように、各種センサ61a、61b、62a、62b等の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器及び弁22、23、26、36、40、51a、51b、57a、57b等を制御することができるように接続されている。
(2)空気調和システムの動作
次に、空気調和システム1の動作について、図3〜図5を用いて説明する。空気調和システム1は、室内の暖房を行う運転として、蒸気圧縮式暖房運転を行うことが可能である。また、空気調和システム1は、室内の冷房を行う運転として、蒸気圧縮式冷房運転及び液ポンプ循環式冷房運転を切り換えて行うことが可能である。
<蒸気圧縮式暖房運転>
蒸気圧縮式暖房運転時には、図3に示すように、冷暖切換機構23が暖房運転状態に切り換えられる。また、蒸気圧縮式暖房運転時には、室外流量調節弁26が開けられており、液ポンプ39の運転は行われないようになっている。さらに、蒸気圧縮式暖房運転時には、室内流量調節弁51a、51bが室内熱交換器53a、53bを流れる冷媒の流量を調節するために使用されている。そして、ここでは、室内熱交換器53a、53bを流れる冷媒の流量の制御は、室内熱交換器53a、53bの出口(すなわち、室内熱交換器53a、53bの液側)における冷媒の過冷却度SCが目標過冷却度SCtで一定になるように、対応する室内流量調節弁51a、51bの開度調節を行うこと(過冷却度制御)によって行われるようになっている。尚、ここで、室内熱交換器53a、53bの出口における冷媒の過冷却度SCは、室内熱交ガス側温度センサ62a、62bによって検出される冷媒温度値から室内熱交液側温度センサ61a、61bによって検出される冷媒温度値を差し引くことによって得られる。但し、過冷却度SCを得る手法としては、上記のような室内熱交換器の出入口に設けられた2つの温度センサを用いたものに限定されるものではなく、他の温度センサや圧力センサを用いて得る手法を採用してもよい。
このような冷媒回路10において、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、高圧になるまで圧縮された後に吐出される。尚、ここでは、圧縮機21の運転が行われることによって吐出冷媒管29側の冷媒の圧力が吸入冷媒管28側の冷媒の圧力よりも高くなっているため、圧縮機バイパス機構27の圧縮機バイパス弁31が冷媒の流れを遮断している。このため、圧縮機バイパス機構27の圧縮機バイパス冷媒管30を通じて冷媒が流れることがない状態になっている。圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、冷暖切換機構23及びガス冷媒連絡管7を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られる。
室内ユニット5a、5bに送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器53a、53bに送られる。このとき、室内熱交換器53a、53bに送られる高圧のガス冷媒は、室内流量調節弁51a、51bの開度調節(ここでは、過冷却度制御)によって、流量が調節されている。そして、室内熱交換器53a、53bに送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器53a、53bにおいて、室内ファン56a、56bによって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。室内熱交換器53a、53bで放熱した高圧の液冷媒は、室内流量調節弁51a、51bを通過した後に、液冷媒連絡管6を通じて、室内ユニット5a、5bから室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた液冷媒は、レシーバ25で一時的に溜められた後に、室外流量調節弁26に送られる。室外流量調節弁26に送られた液冷媒は、室外流量調節弁26によって低圧まで減圧される。室外流量調節弁26で減圧された低圧の冷媒は、室外熱交換器24に送られる。室外熱交換器24に送られた低圧の冷媒は、室外熱交換器24において、室外ファン35によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。室外熱交換器24で蒸発した低圧の冷媒は、冷暖切換機構23を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
<蒸気圧縮式冷房運転>
蒸気圧縮式冷房運転時には、図4に示すように、冷暖切換機構23が冷房運転状態に切り換えられる。また、蒸気圧縮式冷房運転時には、室外流量調節弁26が開けられて室外熱交換器24において放熱した冷媒がレシーバ25に流入することができるようになっており、液ポンプ39の運転は行われないようになっている。さらに、蒸気圧縮式冷房運転時には、室内流量調節弁51a、51bが室内熱交換器53a、53bを流れる冷媒の流量を調節するために使用されている。そして、ここでは、室内熱交換器53a、53bを流れる冷媒の流量の制御は、室内熱交換器53a、53bの出口(すなわち、室内熱交換器53a、53bのガス側)における冷媒の過熱度SHが目標過熱度SHtで一定になるように、対応する室内流量調節弁51a、51bの開度調節を行うこと(過熱度制御)によって行われるようになっている。尚、ここで、室内熱交換器53a、53bの出口における冷媒の過熱度SHは、室内熱交ガス側温度センサ62a、62bによって検出される冷媒温度値から室内熱交液側温度センサ61a、61bによって検出される冷媒温度値を差し引くことによって得られる。但し、過熱度SHを得る手法としては、上記のような室内熱交換器の出入口に設けられた2つの温度センサを用いたものに限定されるものではなく、他の温度センサや圧力センサを用いて得る手法を採用してもよい。
このような冷媒回路10において、低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、高圧になるまで圧縮された後に吐出される。尚、ここでは、圧縮機21の運転が行われることによって吐出冷媒管29側の冷媒の圧力が吸入冷媒管28側の冷媒の圧力よりも高くなっているため、圧縮機バイパス機構27の圧縮機バイパス弁31が冷媒の流れを遮断している。このため、圧縮機バイパス機構27の圧縮機バイパス冷媒管30を通じて冷媒が流れることがない状態になっている。圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、冷暖切換機構23を通じて、室外熱交換器24に送られる。室外熱交換器24に送られた高圧のガス冷媒は、室外熱交換器24において、室外ファン35によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。室外熱交換器24で放熱した高圧の液冷媒は、室外流量調節弁26を通じてレシーバ25に流入し、レシーバ25で一時的に溜められた後に、液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られる。
室内ユニット5a、5bに送られた高圧の液冷媒は、室内流量調節弁51a、51bの開度調節(ここでは、過熱度制御)によって、流量が調節されるとともに低圧まで減圧される。そして、室内流量調節弁51a、51bによって流量が調節された低圧の冷媒は、室内熱交換器53a、53bに送られる。室内熱交換器53a、53bに送られた低圧の冷媒は、室内熱交換器53a、53bにおいて、室内ファン56a、56bによって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。室内熱交換器53a、53bで蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管7を通じて、室内ユニット5a、5bから室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた低圧のガス冷媒は、冷暖切換機構23を通じて、再び、圧縮機に吸入される。
<液ポンプ循環式冷房運転>
液ポンプ循環式冷房運転時には、図5に示すように、冷暖切換機構23が冷房運転状態に切り換えられる。また、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外流量調節弁26が閉止されて室外熱交換器24において放熱した冷媒がレシーバ25に流入しないように液ポンプ39側にバイパスされており、液ポンプ39の運転が行われるようになっている。さらに、液ポンプ循環式冷房運転時においても、上述の蒸気圧縮式冷房運転と同様に、室内流量調節弁51a、51bが室内熱交換器53a、53bを流れる冷媒の流量を調節するために使用されている。そして、ここでは、室内熱交換器53a、53bを流れる冷媒の流量の制御は、室内熱交換器53a、53bの出口(すなわち、室内熱交換器53a、53bのガス側)における冷媒の過熱度SHが目標過熱度SHtで一定になるように、対応する室内流量調節弁51a、51bの開度調節を行うこと(過熱度制御)によって行われるようになっている。ここで、目標過熱度SHtは、室外熱交換器53a、53bの出口における冷媒を過熱ガス状態にするために、正値(=0℃より大きい値)に設定される。尚、ここで、室内熱交換器53a、53bの出口における冷媒の過熱度SHは、室内熱交ガス側温度センサ62a、62bによって検出される冷媒温度値から室内熱交液側温度センサ61a、61bによって検出される冷媒温度値を差し引くことによって得られる。但し、過熱度SHを得る手法としては、上記のような室内熱交換器の出入口に設けられた2つの温度センサを用いたものに限定されるものではなく、他の温度センサや圧力センサを用いて得る手法を採用してもよい。
このような冷媒回路10において、圧縮機21を停止した状態にして液ポンプ39の運転を行って、圧縮機バイパス機構27の圧縮機バイパス冷媒管30及び圧縮機バイパス弁31を通じて冷媒が圧縮機21をバイパスして吸入冷媒管28側から吐出冷媒管29側に流れるようにする。すると、低圧の冷媒は、室外熱交換器24において、室外ファン35によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、低圧の液冷媒になる。室外熱交換器24で放熱した低圧の液冷媒は、レシーバ25に流入することなく、液ポンプ39に吸入されて吐出される。液ポンプ39から吐出された低圧の液冷媒は、液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られる。
室内ユニット5a、5bに送られた低圧の液冷媒は、室内流量調節弁51a、51bの開度調節(ここでは、過熱度制御)によって、流量が調節される。そして、室内流量調節弁51a、51bによって流量が調節された低圧の冷媒は、室内熱交換器53a、53bに送られる。室内熱交換器53a、53bに送られた低圧の冷媒は、室内熱交換器53a、53bにおいて、室内ファン56a、56bによって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。室内熱交換器53a、53bで蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管7を通じて、室内ユニット5a、5bから室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた低圧のガス冷媒は、冷暖切換機構23及び圧縮機バイパス機構27を通じて、再び、室外熱交換器24に送られる。
(3)空気調和システムの特徴
上記の空気調和システム1には、以下のような特徴がある。
<A>
ここでは、蒸気圧縮式冷房運転時には、室外熱交換器24において放熱した冷媒をレシーバ25に流入させることによって、圧縮機21、室外熱交換器24、レシーバ25、室内流量調節弁51a、51b、室内熱交換器53a、53bの順に冷媒を循環させるようにしている。これに対して、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器24において放熱した冷媒をレシーバ25に流入しないようにバイパスさせることによって、室外熱交換器24、液ポンプ39、室内流量調節弁51a、51b、室内熱交換器53a、53bの順に冷媒を循環させるようにしている。
すなわち、ここでは、蒸気圧縮式冷房運転時には、室外熱交換器24において放熱した冷媒をレシーバ25に流入させるようにしているため、室外熱交換器24において放熱した冷媒が速やかにレシーバ25に流入して飽和液状態の冷媒がレシーバ25に溜まることになる。これに対して、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器24において放熱した冷媒をレシーバ25に流入しないようにバイパスさせるようにしているため、室外熱交換器24において放熱した冷媒がレシーバ25に流入せずに過冷却液状態の冷媒が室外熱交換器24に溜まることになる。
このため、液ポンプ循環式冷房運転時には、蒸気圧縮式冷房運転時にレシーバ25に溜められていた冷媒をレシーバ25に溜めずに室外熱交換器24に溜めることによって、過冷却液状態にすることができる。このため、液ポンプ循環式冷房運転時には、室外熱交換器24に溜まっている過冷却液状態の冷媒を液ポンプ39に吸入させることができる。
これにより、ここでは、液ポンプ循環式冷房運転時において、十分な吸入ヘッドを確保した状態で液冷媒を液ポンプ39に吸入させることができるようになり、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ39内におけるキャビテーションを抑えることができる。
<B>
また、ここでは、室内流量調節弁51a、51bを、液ポンプ循環式冷房運転時において、室内熱交換器53a、53bの出口における冷媒の過熱度SHが正値(=0℃より大きい値)になるように開度制御するようにしている。
このため、液ポンプ循環式冷房運転時において、室内熱交換器53a、53bの出口における冷媒の過熱度SHが正値(=0℃より大きい値)に維持されるようになり、ガス冷媒連絡管7を含む室内熱交換器53a、53bと室外熱交換器24とを接続するガス冷媒管内に液冷媒が溜まらないようになっている。
これにより、ここでは、液ポンプ循環式冷房運転時において、レシーバ25に流入することができなくなった液冷媒を、確実に室外熱交換器24に溜まるように促進することができる。
(4)変形例1
上記の実施形態においては、蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムの例として、図1〜図5に示すように、出入口の両方が下部に形成されたレシーバ25を使用した空気調和システム1を挙げて説明した。
しかし、蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムは、上記の空気調和システム1の構成に限定されるものではない。
例えば、図6及び図7に示す空気調和システム1のように、入口が上部に形成され、かつ、出口が下部に形成されたレシーバ25を、ブリッジ回路44を介して室外ユニット液冷媒管34に設けた構成であってもよい。ここで、ブリッジ回路44は、室外ユニット液冷媒管34に設けられており、レシーバ25の入口に接続されたレシーバ入口管45、及び、レシーバ25の出口に接続されたレシーバ出口管46に接続されている。ブリッジ回路44は、ここでは、4つの逆止弁44a、44b、44c、44dを有している。そして、入口逆止弁44aは、室外熱交換器24からレシーバ入口管45への冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。入口逆止弁44bは、室内熱交換器53a、53bからレシーバ入口管45への冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。すなわち、入口逆止弁44a、44bは、室外熱交換器24及び室内熱交換器53a、53bの一方からレシーバ入口管45に冷媒を流通させる機能を有している。出口逆止弁44cは、レシーバ出口管46から室内熱交換器53a、53bへの冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。出口逆止弁44dは、レシーバ出口管46から室外熱交換器24への冷媒の流通のみを許容する逆止弁である。すなわち、出口逆止弁44c及び、44dは、レシーバ出口管46から室外熱交換器24及び室内熱交換器53a、53bの他方に冷媒を流通させる機能を有している。ここで、レシーバ入口管45は、ブリッジ回路44の入口逆止弁44a、44bの出口側の端部とレシーバ25の入口との間を接続している。そして、レシーバ入口管45には、入口逆止弁44a、44b側からレシーバ25への冷媒の流入を遮断するための電磁弁からなるレシーババイパス弁47が設けられている。また、レシーバ出口管46は、ブリッジ回路44の出口逆止弁44c、44dの入口側の端部とレシーバ25の出口との間を接続している。そして、レシーバ出口管46には、室外流量調節弁26が設けられている。そして、液ポンプ39は、上記の実施形態と同様に、レシーバ25をバイパスするように設けられている。具体的には、液ポンプ39は、レシーバ25をバイパスするレシーババイパス冷媒管38に設けられている。ここで、レシーババイパス冷媒管38は、レシーバ入口管45のうちレシーババイパス弁47の上流側の部分から分岐した後にレシーバ出口管46のうち室外流量調節弁26の上流側の部分に合流するように設けられている。尚、レシーババイパス冷媒管38の配置は、図6に示される配置に限定されるものではなく、例えば、レシーババイパス冷媒管38をレシーバ出口管46のうち室外流量調節弁26の下流側の部分に合流するように設けてもよい。
ここでは、図8〜図10に示すような冷媒の循環を行わせることによって、蒸気圧縮式暖房運転、蒸気圧縮式冷房運転及び液ポンプ循環式冷房運転が行われる。
すなわち、蒸気圧縮式暖房運転時には、図8に示すように、室外流量調節弁26が開けられ、かつ、レシーババイパス弁47が開けられており、液ポンプ39の運転は行われないようになっている。これにより、室内熱交換器53a、53bにおいて放熱して室内ユニット5a、5bから室外ユニット2に送られた液冷媒は、入口逆止弁44b及びレシーババイパス弁47を通じてレシーバ25に送られる。そして、レシーバ25に送られた液冷媒は、レシーバ25で一時的に溜められた後に、室外流量調節弁26及び出口逆止弁44dを通じて、室外熱交換器24に送られることになる。
また、蒸気圧縮式冷房運転時には、図9に示すように、室外流量調節弁26が開けられ、かつ、レシーババイパス弁47が開けられており、液ポンプ39の運転は行われないようになっている。これにより、室外熱交換器24において放熱した液冷媒は、入口逆止弁44a及びレシーババイパス弁47を通じてレシーバ25に送られる。そして、レシーバ25に送られた液冷媒は、レシーバ25で一時的に溜められた後に、室外流量調節弁26、出口逆止弁44c及び液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られることになる。
さらに、液ポンプ循環式冷房運転時には、図10に示すように、室外流量調節弁26が開けられ、かつ、レシーババイパス弁47が閉止されており、液ポンプ39の運転は行われるようになっている。これにより、室外熱交換器24において放熱した液冷媒は、レシーババイパス弁47が閉止されることによってレシーバ25に流入することができないため、入口逆止弁44a及びレシーババイパス冷媒管38を通じて液ポンプ39に吸入されて吐出される。そして、液ポンプ39から吐出された液冷媒は、室外流量調節弁26、出口逆止弁44c及び液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られることになる。
この場合においても、上記の実施形態と同様に、液ポンプ循環式冷房運転時には、蒸気圧縮式冷房運転時にレシーバ25に溜められていた冷媒をレシーバ25に溜めずに室外熱交換器24に溜めることによって、過冷却液状態にすることができる。このため、液ポンプ循環式冷房運転時には、十分な吸入ヘッドを確保した状態で液冷媒を液ポンプ39に吸入させることができるようになり、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ39内におけるキャビテーションを抑えることができる。
(5)変形例2
上記の実施形態及び変形例1の空気調和システム1では、室外ユニット2が建物の屋上等に配置されており、そして、室内ユニット5a、5bが建物の室内等に配置されていることによって、室内ユニット5a、5bが室外ユニット2よりも下方に配置されていることが多い。
そして、この場合には、室内熱交換器53a、53bが室外熱交換器24よりも下方に配置されることになるため、圧縮機21及び液ポンプ39の運転を行わずに、液冷媒とガス冷媒との密度差による冷媒の搬送力だけを利用した自然循環式冷房運転を行うことができる場合がある。すなわち、蒸気圧縮式暖房運転、蒸気圧縮式冷房運転及び液ポンプ循環式冷房運転だけでなく、さらに自然循環式冷房運転を行うことができるようになる。
例えば、図11及び図12に示すような冷媒の循環を行わせることによって、自然循環式冷房運転を行うことができる。
すなわち、図1のブリッジ回路44を有しない構成においては、図11に示すように、室外流量調節弁26が開けられており、圧縮機21及び液ポンプ39の運転は行わないようになっている。これにより、室外熱交換器24において放熱した液冷媒は、蒸気圧縮式冷房運転時(図4参照)と同様に、室外流量調節弁26を通じてレシーバ25に送られる。そして、レシーバ25に送られた液冷媒は、レシーバ25で一時的に溜められた後に、液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られることになる。
また、図6のブリッジ回路44を有する構成においては、図12に示すように、室外流量調節弁26が開けられ、かつ、レシーババイパス弁47が開けられており、圧縮機21及び液ポンプ39の運転は行わないようになっている。これにより、室外熱交換器24において放熱した液冷媒は、蒸気圧縮式冷房運転時(図9参照)と同様に、入口逆止弁44a及びレシーババイパス弁47を通じてレシーバ25に送られる。そして、レシーバ25に送られた液冷媒は、レシーバ25で一時的に溜められた後に、室外流量調節弁26、出口逆止弁44c及び液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに送られることになる。
(6)変形例3
上記の実施形態及び変形例1、2の構成(図1及び図2、又は、図6及び図7参照)において、図13及び図14、又は、図15及び図16に示す空気調和システム1のように、液冷媒連絡管6を通じて室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに液冷媒を送る際の液冷媒連絡管6内の液シール状態を良好に保つために、過冷却熱交換器41及び過冷却バイパス冷媒管42を設けるようにしてもよい。
例えば、図13及び図14に示す構成において、過冷却熱交換器41は、蒸気圧縮式冷房運転時にはレシーバ25の下流側に位置するように、かつ、液ポンプ循環式冷房運転時には液ポンプ39の下流側に位置するように室外ユニット第2液冷媒管34bに設けられており、液冷媒を液冷媒連絡管6に送る前にさらに放熱させる熱交換器である。過冷却熱交換器41は、ここでは、二重管型熱交換器やプレート型熱交換器からなり、放熱側流路41aを流れる冷媒と蒸発側流路41bを流れる冷媒とが熱交換するようになっている。放熱側流路41aには、室外ユニット第2液冷媒管34bを流れる冷媒が流れるようになっている。蒸発側流路41bには、過冷却バイパス冷媒管42を流れる冷媒が流れるようになっている。すなわち、過冷却熱交換器41は、過冷却バイパス冷媒管42を流れる冷媒によって室外ユニット第2液冷媒管34bを流れる冷媒の放熱を行わせる熱交換器となっている。過冷却バイパス冷媒管42は、室外ユニット第2液冷媒管34bを流れる冷媒の一部を分岐して吸入冷媒管28に送るための冷媒管である。そして、過冷却バイパス冷媒管42には、過冷却熱交換器41の蒸発側流路41bの入口寄りの部分に、過冷却流量調節弁43が設けられている。過冷却流量調節弁43は、過冷却バイパス冷媒管42を流れる冷媒の流量を調節する弁である。
また、例えば、図15及び図16に示す構成において、過冷却熱交換器41は、蒸気圧縮式冷房運転時にはレシーバ25の下流側に位置するように、かつ、液ポンプ循環式冷房運転時には液ポンプ39の下流側に位置するようにレシーバ出口管46に設けられており、液冷媒を液冷媒連絡管6に送る前にさらに放熱させる熱交換器である。過冷却熱交換器41は、ここでは、二重管型熱交換器やプレート型熱交換器からなり、放熱側流路41aを流れる冷媒と蒸発側流路41bを流れる冷媒とが熱交換するようになっている。放熱側流路41aには、室外ユニット第2液冷媒管34bを流れる冷媒が流れるようになっている。蒸発側流路41bには、過冷却バイパス冷媒管42を流れる冷媒が流れるようになっている。すなわち、過冷却熱交換器41は、過冷却バイパス冷媒管42を流れる冷媒によって室外ユニット第2液冷媒管34bを流れる冷媒の放熱を行わせる熱交換器となっている。過冷却バイパス冷媒管42は、レシーバ出口管46を流れる冷媒の一部を分岐して吸入冷媒管28に送るための冷媒管である。そして、過冷却バイパス冷媒管42には、過冷却熱交換器41の蒸発側流路41bの入口寄りの部分に、過冷却流量調節弁43が設けられている。過冷却流量調節弁43は、過冷却バイパス冷媒管42を流れる冷媒の流量を調節する弁である。
これにより、蒸気圧縮式冷房運転時において、過冷却流量調節弁43の開度制御を行うことによって、蒸気圧縮式冷房運転時にはレシーバ25から流出した液冷媒を、また、液ポンプ循環式冷房運転時には液ポンプ39から吐出された液冷媒を、さらに冷却した後に液冷媒連絡管6に送ることができる。そして、液冷媒連絡管6内の液シール状態を良好に保ちつつ、液冷媒連絡管6を通じて、室外ユニット2から室内ユニット5a、5bに液冷媒を送ることができる。
しかも、過冷却熱交換器41を設けるに際して、過冷却熱交換器41が液ポンプ39の吸入ヘッドの損失にならない位置に設けることが好ましいところ、ここでは、上記のように、蒸気圧縮式冷房運転時にはレシーバ25の下流側に位置するように、かつ、液ポンプ循環式冷房運転時には液ポンプ39の下流側に位置するように、過冷却熱交換器41を設けるようにしている。これにより、ここでは、液ポンプ39の吸入ヘッドの損失を抑えつつ、過冷却熱交換器41を設けることができる。
また、この場合においても、上記の実施形態及び変形例1、2と同様に、液ポンプ循環式冷房運転時には、蒸気圧縮式冷房運転時にレシーバ25に溜められていた冷媒をレシーバ25に溜めずに室外熱交換器24に溜めることによって、過冷却液状態にすることができる。このため、液ポンプ循環式冷房運転時には、十分な吸入ヘッドを確保した状態で液冷媒を液ポンプ39に吸入させることができるようになり、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ39内におけるキャビテーションを抑えることができる。
(7)変形例4
また、例えば、ここでは図示しないが、上記の実施形態及び変形例1〜3の構成において、冷暖切換機構23を省略して、吐出冷媒管29と室外ユニット第1ガス冷媒管32とを接続し、かつ、室外ユニット第2ガス冷媒管33と吸入冷媒管28とを接続することによって、冷房専用の空気調和システムにしてもよい。
この場合においても、上記の実施形態及び変形例1〜3と同様に、液ポンプ循環式冷房運転時には、蒸気圧縮式冷房運転時にレシーバ25に溜められていた冷媒をレシーバ25に溜めずに室外熱交換器24に溜めることによって、過冷却液状態にすることができる。このため、液ポンプ循環式冷房運転時には、十分な吸入ヘッドを確保した状態で液冷媒を液ポンプ39に吸入させることができるようになり、液ポンプ循環式冷房運転時の液ポンプ39内におけるキャビテーションを抑えることができる。
本発明は、蒸気圧縮式冷房運転と液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムに対して、広く適用可能である。
1 空気調和システム
10 冷媒回路
21 圧縮機
24 室外熱交換器
25 レシーバ
39 液ポンプ
41 過冷却熱交換器
51a、51b 室内流量調節弁(流量調節弁)
53a、53b 室内熱交換器
特開平11−2430号公報

Claims (3)

  1. 圧縮機(21)、室外熱交換器(24)、レシーバ(25)、液ポンプ(39)、流量調節弁(51a、51b)、室内熱交換器(53a、53b)が接続されることによって構成された冷媒回路(10)を有しており、前記圧縮機を運転する蒸気圧縮式冷房運転と、前記液ポンプを運転する液ポンプ循環式冷房運転とを切り換えて室内の冷房を行うことが可能な空気調和システムにおいて、
    前記蒸気圧縮式冷房運転時には、前記室外熱交換器において放熱した冷媒を前記レシーバに流入させることによって、前記圧縮機、前記室外熱交換器、前記レシーバ、前記流量調節弁、前記室内熱交換器の順に冷媒を循環させ、
    前記液ポンプ循環式冷房運転時には、前記室外熱交換器において放熱した冷媒を前記レシーバに流入しないようにバイパスさせることによって、前記室外熱交換器、前記液ポンプ、前記流量調節弁、前記室内熱交換器の順に冷媒を循環させる、
    空気調和システム(1)。
  2. 前記冷媒回路(10)には、前記室外熱交換器(24)において放熱した冷媒をさらに冷却するための過冷却熱交換器(41)が設けられており、
    前記過冷却熱交換器は、前記蒸気圧縮式冷房運転時には前記レシーバ(25)の下流側に位置するように、かつ、前記液ポンプ循環式冷房運転時には前記液ポンプ(39)の下流側に位置するように配置されている、
    請求項1に記載の空気調和システム(1)。
  3. 前記流量調節弁(51a、51b)は、前記液ポンプ循環式冷房運転時において、前記室内熱交換器(53a、53b)の出口における冷媒の過熱度が正値になるように開度制御される、
    請求項1又は2に記載の空気調和システム(1)。
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