JP7010036B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本明細書に開示の技術は、半導体モジュールに関する。
特許文献1には、複数の半導体チップ(スイッチング素子)を内蔵する半導体モジュールが開示されている。図7は、特許文献1と略同様の構成を有する従来の半導体モジュールを示している。この半導体モジュールは、第1スイッチング素子101と第2スイッチング素子102を有している。図7において、破線で示されているのは、第1スイッチング素子101の上部に配置されている導電板141、及び、第2スイッチング素子102の上部に配置されている導電板142である。導電板141、142は、その下部のスイッチング素子のマイナス主電極(上部電極)に接続されている。また、図7の斜線ハッチングされている領域において、導電板141、142は、その下部の別の導電板に接続されている。図7の半導体モジュールは、P端子111と、N端子112と、O端子113を有している。P端子111は、第1スイッチング素子101のプラス主電極(下部電極)に接続されている。N端子112は、導電板142を介して第2スイッチング素子102のマイナス主電極(上部電極)に接続されている。O端子113は、第2スイッチング素子102のプラス主電極(下部電極)に接続されている。また、O端子113は、導電板141を介して第1スイッチング素子101のマイナス主電極(上部電極)に接続されている。P端子111、N端子112、O端子113は、各スイッチング素子101、102を封止する絶縁樹脂120から外側に突出している。絶縁樹脂120の第1側面121において、P端子111、N端子112、O端子113の順でこれらの端子が並んでいる。
また、図7の半導体モジュールは、第1スイッチング素子101及び第2スイッチング素子102に接続された複数の信号端子を有している。これらの信号端子には、第1スイッチング素子101のゲートに接続された第1ゲート端子132、第1スイッチング素子101の基準電位に接続された第1基準電位端子134、第2スイッチング素子102のゲートに接続された第2ゲート端子136、及び、第2スイッチング素子102の基準電位に接続された第2基準電位端子138が含まれる。第1側面121の反対側に位置する第2側面122から、第1ゲート端子132、第1基準電位端子134、第2ゲート端子136、及び、第2基準電位端子138が絶縁樹脂120の外側に突出している。
特開2015-130465号公報
図7の半導体モジュールでは、第2スイッチング素子102がターンオンするときに、第1スイッチング素子101がターンオンするときよりも、高いサージが発生し易いという問題があった。したがって、本明細書では、第1スイッチング素子がターンオンするときと第2スイッチング素子がターンオンするときの両方でサージを抑制することが可能な技術を提供する。
上述したように、図7の半導体モジュールでは、第1側面121において、P端子111、N端子112、O端子113の順でこれらの端子が並んでいる。また、図7の半導体モジュールでは、第2側面122において、第1ゲート端子132、第1基準電位端子134、第2ゲート端子136、第2基準電位端子138の順でこれらの端子が並んでいる。本願発明者は、これらの端子の配列の影響によって、第2スイッチング素子102がターンオンするときに高いサージが発生し易いことを発見した。以下に、詳細について説明する。
第1スイッチング素子101をターンオンするときには、第1ゲート端子132と第1基準電位端子134の間に電圧を印加して、第1スイッチング素子101のゲートを充電する。このとき、図8の矢印150に示すように、第1スイッチング素子101では、第1ゲート端子132から第1基準電位端子134に向かう向きにゲート電流が流れる。また、第1スイッチング素子101がターンオンすると、図8の矢印152に示すように、P端子111からO端子113に向かって主電流が流れる。このため、第1スイッチング素子101がターンオンするときには、第1スイッチング素子101の近傍において、ゲート電流の流れる向き(矢印150)と主電流が流れる向き(矢印152)とが略同じ向きとなる。このため、第1スイッチング素子101がターンオンするときには、ゲート電流の経路(矢印150)と主電流の経路の間の相互インダクタンスが正の値となる。
第2スイッチング素子102をターンオンするときには、第2ゲート端子136と第2基準電位端子138の間に電圧を印加して、第2スイッチング素子102のゲートを充電する。このとき、図9の矢印154に示すように、第2スイッチング素子102では、第2ゲート端子136から第2基準電位端子138に向かう向きにゲート電流が流れる。また、第2スイッチング素子102がターンオンすると、図9の矢印156に示すように、O端子113からN端子112に向かって主電流が流れる。このため、第2スイッチング素子102がターンオンするときには、第2スイッチング素子102の近傍において、ゲート電流の流れる向き(矢印154)と主電流が流れる向き(矢印156)とが逆向きとなる。このため、第2スイッチング素子102がターンオンするときには、ゲート電流の経路(矢印154)と主電流の経路(矢印156)の間の相互インダクタンスが負の値となる。
以上に説明したように、第1スイッチング素子101がターンオンするときにはゲート電流の経路と主電流の経路の間の相互インダクタンスが正の値となるのに対し、第2スイッチング素子102がターンオンするときにはゲート電流の経路と主電流の経路の間の相互インダクタンスが負の値となる。このため、第2スイッチング素子では、第1スイッチング素子おりも、ターンオン時にサージが発生し易いことが判明した。本明細書では、第2スイッチング素子で生じるサージを抑制するために、以下の半導体モジュールを提案する。
本明細書が開示する半導体モジュールは、P配線部材と、第1半導体チップと、O配線部材と、第2半導体チップと、絶縁樹脂を有する。前記P配線部材は、第1搭載部を備える。前記第1半導体チップは、第1スイッチング素子を内蔵する第1半導体基板と、前記第1半導体基板の上面に設けられた第1マイナス主電極と、前記第1半導体基板の下面に設けられた第1プラス主電極と、前記第1半導体基板の前記上面に設けられた第1ゲート電極と、前記第1半導体基板の前記上面に設けられた第1基準電位電極を備えている。前記第1プラス主電極は、前記第1搭載部の上面に接続されている。前記O配線部材は、第2搭載部と、前記第2搭載部と前記第1マイナス主電極とを接続する接続部を備える。前記第2半導体チップは、第2スイッチング素子を内蔵する第2半導体基板と、前記第2半導体基板の上面に設けられた第2マイナス主電極と、前記第2半導体基板の下面に設けられた第2プラス主電極と、前記第2半導体基板の前記上面に設けられた第2ゲート電極と、前記第2半導体基板の前記上面に設けられた第2基準電位電極を備えている。前記第2プラス主電極は、前記第2搭載部の上面に接続されている。前記絶縁樹脂は、前記第1搭載部、前記第1半導体チップ、前記第2搭載部、及び、前記第2半導体チップを封止している。前記絶縁樹脂が、第1側面と、前記第1側面の反対側に位置する第2側面を有する。前記P配線部材が、前記第1搭載部に接続されているとともにその一部が前記第1側面から前記絶縁樹脂の外部に突出するP端子を有する。前記O配線部材が、前記第2搭載部に接続されているとともにその一部が前記第1側面から前記絶縁樹脂の外部に突出するO端子を有する。前記半導体モジュールは、前記第2マイナス主電極に接続されているとともにその一部が前記第1側面から前記絶縁樹脂の外部に突出するN端子と、前記第1ゲート電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第1ゲート端子と、前記第1基準電位電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第1基準電位端子と、前記第2ゲート電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第2ゲート端子と、前記第2基準電位電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第2基準電位端子をさらに有する。前記第1半導体チップの厚み方向に沿って見たときに、前記第1側面において、前記P端子、前記O端子、前記N端子の順にこれらの端子が並んでいる。前記第1半導体チップの厚み方向に沿って見たときに、前記第2側面において、前記P端子から前記N端子に向かう向きに、前記第1ゲート端子、前記第1基準電位端子、前記第2ゲート端子、前記第2基準電位端子の順にこれらの端子が並んでいる。
この半導体モジュールでは、第1側面において、P端子、O端子、N端子の順でこれらの端子が並んでいる。すなわち、従来の半導体モジュールと比べて、N端子とO端子の位置が入れ替わっている。この構造では、第2スイッチング素子がターンオンするときに、第2スイッチング素子近傍において主電流が流れる向き(すなわち、O端子からN端子に向かう向き)が、第2スイッチング素子近傍においてゲート電流が流れる向き(すなわち、第2ゲート端子から第2基準電位端子に向かう向き)と略同じ向きとなる。したがって、第2スイッチング素子がターンオンするときの相互インダクタンスが正の値であり、第2スイッチング素子がターンオンするときにサージが生じ難い。また、P端子とO端子との相対的な位置関係は従来と比べて変わっていないので、第1スイッチング素子がターンオンするときには、従来と同様に、第1スイッチング素子の近傍において、ゲート電流が流れる向きと主電流が流れるとが略同じとなる。したがって、第1スイッチング素子がターンオンするときの相互インダクタンスが正の値であり、第1スイッチング素子でサージが生じ難い。このように、この構成によれば、第1スイッチング素子がターンオンするとき、及び、第2スイッチング素子がターンオンするときの両方において、サージの発生を抑制することができる。
実施形態の半導体モジュール10の平面図。 半導体モジュール10の等価回路を示す回路図。 IGBT21がターンオンするときの電流経路を示す図。 IGBT22がターンオンするときの電流経路を示す図。 スイッチング素子がターンオンするときのゲート電圧を示すグラフ。 スイッチング素子がターンオンするときの主電流を示すグラフ。 従来の半導体モジュール10の平面図。 第1スイッチング素子101がターンオンするときの電流経路を示す図。 第2スイッチング素子102がターンオンするときの電流経路を示す図。
図1は、実施形態の半導体モジュール10を示している。半導体モジュール10は、半導体チップ21、22、41、42を内蔵している。図1のz方向(紙面に対して垂直な方向)は、半導体チップ21、22、41、42の厚み方向を示している。以下では、z方向のプラス側(手前側)を上側といい、z方向マイナス側(奥側)を下側という。また、図1のx方向は、z方向に対して垂直な方向であり、図1のy方向は、z方向及びx方向に対して垂直な方向である。図1に示すように、半導体モジュール10は、配線部材に接続された半導体チップ21、22を絶縁樹脂20で封止した構造を備えている。
半導体チップ21、22は、IGBT(insulated gate bipolar transistor)を備えている。半導体チップ41、42は、ダイオードを備えている。図2は、半導体モジュール10の等価回路を示している。図2に示すように、IGBT21(半導体チップ21により構成されているIGBT)と、IGBT22(半導体チップ22により構成されているIGBT)が、P端子11とN端子12の間に直列に接続されている。ダイオード41(半導体チップ41により構成されているダイオード)は、IGBT21に対して並列に接続されている。IGBT21のコレクタがダイオード41のカソードに接続されており、IGBT21のエミッタがダイオード41のアノードに接続されている。ダイオード42(半導体チップ42により構成されているダイオード)は、IGBT22に対して並列に接続されている。IGBT22のコレクタがダイオード42のカソードに接続されており、IGBT22のエミッタがダイオード42のアノードに接続されている。IGBT21のエミッタとIGBT22のコレクタの間の配線に対して、O端子13が接続されている。図2に示す回路は、DC-DCコンバータ回路やインバータ回路の一部として用いられる。図1に示す各配線部材(金属部材)は、図2に示す回路を構成するように半導体チップ21、22、41、42に接続されている。
図1に示すように、半導体チップ21、41は、配線部材50の上面に実装されている。配線部材50は、搭載部50aとP端子11を有している。搭載部50aは、平板状の部分である。搭載部50aの上面に、半導体チップ21、41が搭載されている。P端子11は、搭載部50aからy方向に伸びる端子である。
半導体チップ21は、半導体基板21a、エミッタ電極21b、複数の信号電極パッド、及び、コレクタ電極(図示省略)を有している。半導体基板21a内には、IGBTが形成されている。エミッタ電極21bは、半導体基板21aの上面に設けられている。複数の信号電極パッドは、半導体基板21aの上面のエミッタ電極21bの隣に設けられている。複数の信号電極パッドは、ゲート電極パッド21cと、ケルビンエミッタ電極パッド21dを有している。ゲート電極パッド21cは、IGBTのゲートに接続されている。ケルビンエミッタ電極パッド21dは、IGBTのエミッタと同電位のパッドである。コレクタ電極は、半導体基板21aの下面の全域を覆っている。コレクタ電極は、はんだによって搭載部50aの上面に接続されている。したがって、図2に示すように、IGBT21のコレクタは、P端子11に接続されている。
半導体チップ41は、半導体基板41a、アノード電極41b、及び、カソード電極(図示省略)を有している。半導体基板41a内には、ダイオードが形成されている。アノード電極41bは、半導体基板41aの上面に設けられている。カソード電極は、半導体基板41aの下面に設けられている。カソード電極は、はんだによって搭載部50aの上面に接続されている。したがって、図2に示すように、ダイオード41のカソードは、P端子11及びIGBT21のコレクタに接続されている。
搭載部50aに対してy方向に間隔を隔てた位置に、複数の信号端子30が設けられている。複数の信号端子30は、搭載部50aを挟んでP端子11とは反対側に配置されている。複数の信号端子30は、y方向に長く伸びている。複数の信号端子30は、間隔を開けてx方向に配列されている。各信号端子30は、ボンディングワイヤによって対応する信号電極パッド(半導体チップ21の上面に設けられた信号電極パッド)に接続されている。複数の信号端子30は、ゲート端子32とケルビンエミッタ端子34を有している。ゲート端子32は、ボンディングワイヤによってゲート電極パッド21cに接続されている。したがって、図2に示すように、ゲート端子32は、IGBT21のゲートに接続されている。図1に示すように、ケルビンエミッタ端子34は、ボンディングワイヤによってケルビンエミッタ電極パッド21dに接続されている。したがって、図2に示すように、ケルビンエミッタ端子34は、IGBT21のエミッタに接続されている。
図1において破線で示す配線部材54は、半導体チップ21と半導体チップ41の上部に配置されている。配線部材54の下面は、半導体チップ21のエミッタ電極21bと、半導体チップ41のアノード電極41bに対して、はんだによって接続されている。したがって、図2に示すように、IGBT21のエミッタがダイオード41のアノードに接続されている。
図1に示すように、半導体チップ22、42は、配線部材52の上面に実装されている。配線部材52は、搭載部52aとO端子13を有している。搭載部52aは、平板状の部分である。搭載部52aの上面に、半導体チップ22、42が搭載されている。O端子13は、搭載部52aからy方向に伸びる端子である。O端子13は、P端子11と略平行に伸びている。
半導体チップ22は、半導体基板22a、エミッタ電極22b、複数の信号電極パッド、及び、コレクタ電極(図示省略)を有している。半導体基板22a内には、IGBTが形成されている。エミッタ電極22bは、半導体基板22aの上面に設けられている。複数の信号電極パッドは、半導体基板22aの上面のエミッタ電極22bの隣に設けられている。複数の信号電極パッドは、ゲート電極パッド22cと、ケルビンエミッタ電極パッド22dを有している。ゲート電極パッド22cは、IGBTのゲートに接続されている。ケルビンエミッタ電極パッド22dは、IGBTのエミッタと同電位のパッドである。コレクタ電極は、半導体基板22aの下面の全域を覆っている。コレクタ電極は、はんだによって搭載部52aの上面に接続されている。したがって、図2に示すように、IGBT22のコレクタは、O端子13に接続されている。
半導体チップ42は、半導体基板42a、アノード電極42b、及び、カソード電極(図示省略)を有している。半導体基板42a内には、ダイオードが形成されている。アノード電極42bは、半導体基板42aの上面に設けられている。カソード電極は、半導体基板42aの下面に設けられている。カソード電極は、はんだによって搭載部52aの上面に接続されている。したがって、図2に示すように、ダイオード42のカソードは、O端子13及びIGBT22のコレクタに接続されている。
搭載部52aに対してy方向に間隔を隔てた位置に、複数の信号端子31が設けられている。複数の信号端子31は、搭載部52aを挟んでO端子13とは反対側に配置されている。複数の信号端子31は、y方向に長く伸びている。複数の信号端子31は、間隔を開けてx方向に配列されている。各信号端子31は、ボンディングワイヤによって対応する信号電極パッド(半導体チップ22の上面に設けられた信号電極パッド)に接続されている。複数の信号端子31は、ゲート端子36とケルビンエミッタ端子38を有している。ゲート端子36は、ボンディングワイヤによってゲート電極パッド22cに接続されている。したがって、図2に示すように、ゲート端子36は、IGBT22のゲートに接続されている。図1に示すように、ケルビンエミッタ端子38は、ボンディングワイヤによってケルビンエミッタ電極パッド22dに接続されている。したがって、図2に示すように、ケルビンエミッタ端子38は、IGBT22のエミッタに接続されている。
図1において破線で示す配線部材56は、半導体チップ22と半導体チップ42の上部に配置されている。配線部材56の下面は、半導体チップ22のエミッタ電極22bと、半導体チップ42のアノード電極42bに対して、はんだによって接続されている。したがって、図2に示すように、IGBT22のエミッタがダイオード42のアノードに接続されている。
図1に示すように、配線部材54は、半導体チップ21の近傍から半導体チップ22側に伸びる延出部54aを有している。配線部材52は、半導体チップ22の近傍から半導体チップ21側に伸びる延出部52bを有している。延出部54aは延出部52bと重なっている。延出部54aと延出部52bとが重なっている範囲内の領域60(斜線でハッチングされた領域)において、延出部54aは延出部52bに接続されている。したがって、図2に示すように、O端子13は、IGBT21のエミッタ及びダイオード41のアノードに接続されている。
図1に示すように、O端子13の隣に、N端子12が設けられている。N端子12は、y方向に沿って伸びている。N端子12の一部は、配線部材56の下側まで伸びている。N端子12と配線部材56とが重なっている範囲内の領域62(斜線でハッチングされた領域)において、N端子12は配線部材56に接続されている。したがって、図2に示すように、N端子12は、配線部材56を介して、IGBT22のエミッタとダイオード42のアノードに接続されている。
半導体チップ21、22、41、42は、絶縁樹脂20によって封止されている。絶縁樹脂20は、第1側面20aと第2側面20bを有している。第2側面20bは、第1側面20aの反対側に位置している。P端子11、O端子13、及び、N端子12は、第1側面20aから絶縁樹脂20の外部に突出している。第1側面20aでは、図1の右側から左側に向かって、P端子11、O端子13、N端子12の順でこれらの端子が並んでいる。信号端子30、31は、第2側面20bから絶縁樹脂20の外部に突出している。第2側面20bでは、図1の右側から左側に向かって、ゲート端子32、ケルビンエミッタ端子34、ゲート端子36、ケルビンエミッタ端子38の順でこれらの端子が並んでいる。
図3は、IGBT21をターンオンさせるときの電流の流れを示している。矢印72はゲート電流を示しており、矢印74はコレクタ電流を示している。ゲート端子32の電位を上昇させると、IGBT21のゲートが充電される。このため、矢印72に示すように、ゲート端子32からケルビンエミッタ端子34に向かってゲート電流が流れる。このとき、半導体チップ21において、ゲート電流は-x方向(図3の右から左に向かう向き)に流れる。また、ゲートが充電されることで、IGBT21がオンする。すると、IGBT21を介して、矢印74に示すように、P端子11からO端子13に向かってコレクタ電流が流れる。すなわち、P端子11から、搭載部50a、IGBT21、配線部材54、搭載部52aを介してO端子13へ電流が流れる。このとき、IGBT21のエミッタ電極21bから延出部54aに向かってコレクタ電流が流れるので、IGBT21近傍において、コレクタ電流は-x方向(図3の右から左に向かう向き)に流れる。したがって、IGBT21がターンオンするときに、IGBT21近傍において、ゲート電流とコレクタ電流が略同じ向きに流れる。IGBT21の近傍において、ゲート電流の電流経路(矢印72)とコレクタ電流の電流経路74が略同じ向きであるので、これらの電流経路の間の相互インダクタンスは正の値となる。このため、ゲート電流とコレクタ電流の急激な変化が抑制され、サージの発生が抑制される。このように、IGBT21がターンオンするときに、サージの発生が抑制される。
なお、IGBT21がターンオフするときには、ゲート電流の流れる向きが矢印72とは逆向きとなり、ゲート電流の経路とコレクタ電流の経路の間の相互インダクタンスが負の値となる。しかしながら、IGBT21がターンオフするときには、コレクタ電流の変化率が小さいので、サージはほとんど発生しない。したがって、IGBT21がターンオフするときには、相互インダクタンスの影響はほとんど無視できる。
図4は、IGBT22をターンオンさせるときの電流の流れを示している。矢印76はゲート電流を示しており、矢印78はコレクタ電流を示している。ゲート端子36の電位を上昇させると、IGBT22のゲートが充電される。このため、矢印76に示すように、ゲート端子36からケルビンエミッタ端子38に向かってゲート電流が流れる。このとき、半導体チップ22において、ゲート電流は-x方向(図4の右から左に向かう向き)に流れる。また、ゲートが充電されることで、IGBT22がオンする。すると、IGBT22を介して、矢印78に示すように、O端子13からN端子12に向かってコレクタ電流が流れる。すなわち、O端子13から、搭載部52a、IGBT22、配線部材56を介してN端子12へコレクタ電流が流れる。このとき、IGBT22のエミッタ電極22bからN端子12に向かってコレクタ電流が流れるので、IGBT22近傍においてはコレクタ電流は-x方向(図4の右から左に向かう向き)に流れる。したがって、IGBT22がターンオンするときに、IGBT22近傍において、ゲート電流とコレクタ電流が略同じ向きに流れる。IGBT22の近傍において、ゲート電流の電流経路(矢印76)とコレクタ電流の電流経路78が略同じ向きであるので、これらの電流経路の間の相互インダクタンスは正の値となる。このため、ゲート電流とコレクタ電流の急激な変化が抑制され、サージの発生が抑制される。このように、IGBT22がターンオンするときに、サージの発生が抑制される。
なお、IGBT22がターンオフするときには、ゲート電流の流れる向きが矢印76とは逆向きとなり、ゲート電流の経路とコレクタ電流の経路の間の相互インダクタンスが負の値となる。しかしながら、IGBT22がターンオフするときには、コレクタ電流の変化率が小さいので、サージはほとんど発生しない。したがって、IGBT22がターンオフするときには、相互インダクタンスの影響はほとんど無視できる。
以上に説明したように、本実施形態の半導体モジュール10によれば、IGBT21がターンオンするとき、及び、IGBT22がターンオンするときの両方において、サージの発生を抑制することができる。
図5、6のグラフAは、本実施形態の半導体モジュール10のIGBT22をターンオンするときのゲート電圧VGEとコレクタ電流ICEの変化を示している。また、図5、6のグラフBは、従来の半導体モジュールのスイッチング素子(図7の第2スイッチング素子102)をターンオンするときのゲート電圧VGEとコレクタ電流ICEの変化を示している。上述したように、本実施形態の半導体モジュール10では、IGBT22をターンオンするときにおけるゲート電流の経路とコレクタ電流の経路の間の相互インダクタンスが正の値である。他方、従来の半導体モジュールでは、第2スイッチング素子102をターンオンするときにおけるゲート電流の経路と主電流の経路の間の相互インダクタンスが負の値である。このため、本実施形態の半導体モジュール10では、従来の半導体モジュールよりも、IGBT22をターンオンするときにゲート電圧VGEが変化し難い。したがって、図5に示すように、グラフAではグラフBよりもゲート電圧VGEのピーク値が低い。その結果、図6に示すように、グラフAではグラフBよりもコレクタ電流ICEのピーク値が低くなる。このように、図5、6から明らかなように、本実施形態の半導体モジュール10によれば、ターンオン時に発生するサージを従来よりも低減することができる。
なお、上述した実施形態の半導体モジュール10では、スイッチング素子がIGBTであった。しかしながら、スイッチング素子としてMOSFET等の他のスイッチング素子を採用してもよい。
以上、実施形態について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独あるいは各種の組み合わせによって技術有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの1つの目的を達成すること自体で技術有用性を持つものである。
10 :半導体モジュール
11 :P端子
12 :N端子
13 :O端子
20 :絶縁樹脂
21 :半導体チップ(IGBT)
22 :半導体チップ(IGBT)
30 :信号端子
31 :信号端子
32 :ゲート端子
34 :ケルビンエミッタ端子
36 :ゲート端子
38 :ケルビンエミッタ端子
41 :半導体チップ(ダイオード)
42 :半導体チップ(ダイオード)
50 :配線部材
50a :搭載部
52 :配線部材
52a :搭載部
52b :延出部
54 :配線部材
54a :延出部
56 :配線部材

Claims (1)

  1. 半導体モジュールであって、
    第1搭載部を備えるP配線部材と、
    第1スイッチング素子を内蔵する第1半導体基板と、前記第1半導体基板の上面に設けられた第1マイナス主電極と、前記第1半導体基板の下面に設けられた第1プラス主電極と、前記第1半導体基板の前記上面に設けられた第1ゲート電極と、前記第1半導体基板の前記上面に設けられた第1基準電位電極を備えており、前記第1プラス主電極が前記第1搭載部の上面に接続されている第1半導体チップと、
    第2搭載部と、前記第2搭載部と前記第1マイナス主電極とを接続する接続部を備えるO配線部材と、
    第2スイッチング素子を内蔵する第2半導体基板と、前記第2半導体基板の上面に設けられた第2マイナス主電極と、前記第2半導体基板の下面に設けられた第2プラス主電極と、前記第2半導体基板の前記上面に設けられた第2ゲート電極と、前記第2半導体基板の前記上面に設けられた第2基準電位電極を備えており、前記第2プラス主電極が前記第2搭載部の上面に接続されている第2半導体チップと、
    前記第1搭載部、前記第1半導体チップ、前記第2搭載部、及び、前記第2半導体チップを封止している絶縁樹脂を有し、
    前記絶縁樹脂が、第1側面と、前記第1側面の反対側に位置する第2側面を有し、
    前記P配線部材が、前記第1搭載部に接続されているとともにその一部が前記第1側面から前記絶縁樹脂の外部に突出するP端子を有し、
    前記O配線部材が、前記第2搭載部に接続されているとともにその一部が前記第1側面から前記絶縁樹脂の外部に突出するO端子を有し、
    前記半導体モジュールが、
    前記第2マイナス主電極に接続されているとともにその一部が前記第1側面から前記絶縁樹脂の外部に突出するN端子と、
    前記第1ゲート電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第1ゲート端子と、
    前記第1基準電位電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第1基準電位端子と、
    前記第2ゲート電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第2ゲート端子と、
    前記第2基準電位電極に接続されているとともにその一部が前記第2側面から前記絶縁樹脂の外部に突出する第2基準電位端子、
    をさらに有し、
    前記第1半導体チップの厚み方向に沿って見たときに、前記第1側面において、前記P端子、前記O端子、前記N端子の順にこれらの端子が並んでおり、
    前記第1半導体チップの厚み方向に沿って見たときに、前記第2側面において、前記P端子から前記N端子に向かう向きに、前記第1ゲート端子、前記第1基準電位端子、前記第2ゲート端子、前記第2基準電位端子の順にこれらの端子が並んでいる、
    半導体モジュール。
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