JP7009122B2 - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置および基板処理方法に関する。
半導体デバイス等の製造におけるリソグラフィ工程では、基板の被処理面上にレジスト液が塗布されることにより、基板の被処理面上にレジスト膜が形成される。この場合、基板の被処理面の親水性が高い状態でレジスト膜が形成されると、基板の被処理面とレジスト膜との密着性が低くなる。そのため、基板の被処理面からレジスト膜が剥離する可能性がある。そこで、レジスト膜の形成前に、基板の被処理面にHMDS(ヘキサメチルジシラザン)等の密着強化剤が供給されることにより、基板の被処理面の疎水性が高められる(例えば、特許文献1参照)。
特開2005-93952号公報
一方、基板の被処理面の疎水性が高いと、レジスト液の塗布時に、被処理面上でレジスト液が凝集しやすい。そのため、レジスト液の種類によっては、被処理面の所望の領域を覆うようにレジスト液を塗布することができない場合がある。その結果、レジスト膜を適切に形成することができず、処理不良が発生する。
本発明の目的は、基板の一面に処理膜を適切に形成することが可能な基板処理装置および基板処理方法を提供することである。
[1]本発明
(1)第1の発明に係る基板処理装置は、基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で真空紫外線を照射する照射部と、照射部により真空紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成する成膜部とを備え、照射部は、成膜部において基板の一面における処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、成膜部による処理液の供給前に真空紫外線の照射量を予め調整する
この基板処理装置においては、密着強化剤の供給によって基板の一面の疎水性が高められた後、真空紫外線の照射により基板の一面の疎水性が調整される。それにより、基板に一面に処理液が塗布される際に、基板の一面における処理液に対する接触角が適切な範囲に制御される。それにより、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。
また、基板の一面上に処理液を適切に塗布することができるように、基板の一面の疎水性を所望の度合いに調整することができる。
(2)有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含んでもよい。この場合、コストの増大を抑制しつつ基板の一面の疎水性を高めることができる。
(3)第2の発明に係る基板処理装置は、基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に真空紫外線を照射する照射部と、照射部により真空紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成する成膜部とを備え、有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含み、密着強化部は、基板の一面上のヒドロキシ基がトリメチルシロキシ基に変化するように密着強化剤を基板の一面に供給し、照射部は、基板の一面上のトリメチルシロキシ基がヒドロキシ基とヘキサメチルジロキサンとに分離するように、酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で基板の一面に真空紫外線を照射する
この基板処理装置においては、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。また、基板の一面の疎水性を適切に調整することができる。
(4)処理液は、感光性材料を含んでもよい。この場合、基板の一面に感光性材料からなる感光性膜を適切に形成することができる。
(5)照射部は、成膜部において基板の一面における処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、成膜部による処理液の供給前に真空紫外線の照射量を予め調整することができる。
(6)基板処理装置は、照射部により真空紫外線が照射された後であって成膜部により処理膜が形成される前の基板を冷却する冷却部をさらに備えてもよい。この場合、基板の温度を処理膜の形成に適した温度に調整することができる。それにより、より良好に処理膜を形成することができる。
(7)第3の発明に係る基板処理装置は、基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に紫外線を照射する照射部と、照射部により紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成する成膜部とを備え、密着強化部は、基板が載置される載置部を含み、密着強化部および照射部は、共通の筐体内に設けられ、基板を保持しつつ載置部上に基板を受け渡すための受け渡し位置と受け渡し位置から離れかつ密着強化部の外部位置との間で移動可能に筐体内に設けられた搬送部をさらに備え、密着強化部は、載置部に載置される基板に密着強化剤を供給し、照射部は、搬送部が基板を保持して受け渡し位置から外部位置に移動する際に搬送部により保持される基板に紫外線を照射する
この基板処理装置においては、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。また、載置部に載置された基板に密着強化剤が供給され、載置部から搬送される基板に紫外線が照射される。それにより、基板に対する密着強化剤の供給および紫外線の照射を効率良く行うことができ、スループットを向上させることができる。
(8)第4の発明に係る基板処理方法は、密着強化部により基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に照射部により真空紫外線を照射するステップと、照射部により真空紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成するステップとを含み、真空紫外線を照射するステップは、処理膜を形成するステップにおいて基板の一面における処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、処理膜を形成するステップの前に酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で真空紫外線の照射量を予め調整することを含む。
この基板処理方法によれば、密着強化剤の供給によって基板の一面の疎水性が高められた後、真空紫外線の照射により基板の一面の疎水性が調整される。それにより、基板に一面に処理液が塗布される際に、基板の一面における処理液に対する接触角が適切な範囲に制御される。それにより、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。また、基板の一面上に処理液を適切に塗布することができるように、基板の一面の疎水性を所望の度合いに調整することができる。
(9)有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含んでもよい。この場合、コストの増大を抑制しつつ基板の一面の疎水性を高めることができる。
(10)第5の発明に係る基板処理方法は、密着強化部により基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に照射部により真空紫外線を照射するステップと、照射部により真空紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成するステップとを含み、有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含み、密着強化剤を供給するステップは、基板の一面上のヒドロキシ基をトリメチルシロキシ基に変化させることを含み、真空紫外線を照射するステップは、基板の一面上のトリメチルシロキシ基がヒドロキシ基とヘキサメチルジロキサンとに分離するように、酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で基板の一面に真空紫外線を照射することを含む。
この基板処理方法によれば、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。また、基板の一面の疎水性を適切に調整することができる。
(11)処理液は、感光性材料を含んでもよい。この場合、基板の一面に感光性材料からなる感光性膜を適切に形成することができる。
(12)真空紫外線を照射するステップは、処理膜を形成するステップにおいて基板の一面における処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、処理膜を形成するステップの前に真空紫外線の照射量を予め調整することを含んでもよい。この場合、基板の一面上に処理液を適切に塗布することができるように、基板の一面の疎水性を所望の度合いに調整することができる。
(13)基板処理方法は、真空紫外線を照射するステップの後であって処理膜を形成するステップの前に基板を冷却するステップをさらに含んでもよい。この場合、基板の温度を処理膜の形成に適した温度に調整することができる。それにより、より良好に処理膜を形成することができる。
(14)第6の発明に係る基板処理方法は、密着強化部により基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、密着強化剤が供給された基板の一面に照射部により紫外線を照射するステップと、照射部により紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成するステップと、搬送部により基板を保持しつつ密着強化部の載置部上に基板を受け渡すための受け渡し位置と密着強化部の外部位置との間で搬送部を移動させるステップとを含み、密着強化剤を供給するステップは、載置部に載置される基板に密着強化剤を供給することを含み、紫外線を照射するステップは、搬送部が基板を保持して受け渡し位置から外部位置に移動する際に搬送部により保持される基板に紫外線を照射することを含む。
この基板処理方法によれば、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。また、載置部に載置された基板に密着強化剤が供給され、載置部から搬送される基板に紫外線が照射される。それにより、基板に対する密着強化剤の供給および紫外線の照射を効率良く行うことができ、スループットを向上させることができる。
本発明によれば、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。
本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。 主として図1の塗布処理部、現像処理部および洗浄乾燥処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図1の熱処理部,および洗浄乾燥処理部を示す基板処理装置の模式的側面図である。 主として図1の搬送部を示す模式的側面図である。 密着強化処理および全面露光処理による基板の被処理面の疎水性の変化について説明するための図である。 密着強化処理ユニットの具体的な構成例を示す模式的断面図である。 全面露光処理ユニットの具体的な構成例を示す外観斜視図である。 全面露光処理ユニットの具体的な構成例を示す模式的側面図である。 基板処理装置の制御系の構成例について説明するための図である。 図9の各制御部の動作を示すフローチャートである。 疎水性調整ユニットの構成例を示す模式的側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る基板処理装置について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、基板とは、半導体基板、液晶表示装置もしくは有機EL(Electro Luminescence)表示装置等のFPD(Flat Panel Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板または太陽電池用基板等をいう。
[1]基板処理装置に構成
図1は、本発明の一実施の形態に係る基板処理装置の模式的平面図である。図1および図2以降の図面には、位置関係を明確にするために互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を示す矢印を付している。X方向およびY方向は水平面内で互いに直交し、Z方向は鉛直方向に相当する。
図1に示すように、基板処理装置100は、インデクサブロック11、第1の処理ブロック12、第2の処理ブロック13、洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bを備える。洗浄乾燥処理ブロック14Aおよび搬入搬出ブロック14Bにより、インターフェイスブロック14が構成される。搬入搬出ブロック14Bに隣接するように露光装置15が配置される。本例の露光装置15においては、液浸法により基板Wに露光処理が行われる。
図1に示すように、インデクサブロック11は、複数のキャリア載置部111および搬送部112を含む。各キャリア載置部111には、複数の基板Wを多段に収納するキャリア113が載置される。搬送部112には、主制御部114および搬送機構115が設けられる。主制御部114は、基板処理装置100の種々の構成要素を制御する。
第1の処理ブロック12は、塗布処理部121、搬送部122および熱処理部123を含む。塗布処理部121および熱処理部123は、搬送部122を挟んで対向するように設けられる。第2の処理ブロック13は、現像処理部131、搬送部132および熱処理部133を含む。現像処理部131および熱処理部133は、搬送部132を挟んで対向するように設けられる。
洗浄乾燥処理ブロック14Aは、洗浄乾燥処理部161,162および搬送部163を含む。洗浄乾燥処理部161,162は、搬送部163を挟んで対向するように設けられる。搬送部163には、搬送機構141,142が設けられる。搬入搬出ブロック14Bには、搬送機構146が設けられる。露光装置15には、基板Wを搬入するための基板搬入部15aおよび基板Wを搬出するための基板搬出部15bが設けられる。
図2は、主として図1の塗布処理部121、現像処理部131および洗浄乾燥処理部161を示す基板処理装置100の模式的側面図である。図2に示すように、塗布処理部121には、塗布処理室21,22,23,24が階層的に設けられる。塗布処理室21~24の各々には、塗布処理ユニット(スピンコータ)129が設けられる。現像処理部131には、現像処理室31,32,33,34が階層的に設けられる。現像処理室31~34の各々には、現像処理ユニット(スピンデベロッパ)139が設けられる。
各塗布処理ユニット129は、基板Wを保持するスピンチャック25およびスピンチャック25の周囲を覆うように設けられるカップ27を備える。本実施の形態では、各塗布処理ユニット129に2組のスピンチャック25およびカップ27が設けられる。
塗布処理ユニット129においては、図示しない駆動装置によりスピンチャック25が回転されるとともに、複数の処理液ノズル28のうちのいずれかの処理液ノズル28がノズル搬送機構29により基板Wの上方に移動され、その処理液ノズル28から処理液が吐出される。本例では、処理液として感光性材料からなるレジスト液が用いられる。基板Wの被処理面にレジスト液が塗布されることにより、基板W上にレジスト膜が形成される。
現像処理ユニット139は、塗布処理ユニット129と同様に、スピンチャック35およびカップ37を備える。また、図1に示すように、現像処理ユニット139は、現像液を吐出する2つの現像ノズル38およびその現像ノズル38をX方向に移動させる移動機構39を備える。
現像処理ユニット139においては、図示しない駆動装置によりスピンチャック35が回転されるとともに、一方の現像ノズル38がX方向に移動しつつ各基板Wに現像液を供給し、その後、他方の現像ノズル38が移動しつつ各基板Wに現像液を供給する。この場合、基板Wに現像液が供給されることにより、基板Wの現像処理が行われる。
洗浄乾燥処理部161には、洗浄乾燥処理室81,82,83,84が階層的に設けられる。洗浄乾燥処理室81~84の各々には、洗浄乾燥処理ユニットSD1が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD1においては、露光処理前の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
図3は、主として図1の熱処理部123,133および洗浄乾燥処理部162を示す基板処理装置100の模式的側面図である。図3に示すように、熱処理部123は、上段熱処理部301および下段熱処理部302を有する。上段熱処理部301および下段熱処理部302の各々には、複数の加熱ユニットPHP、複数の密着強化処理ユニットAHP、複数の冷却ユニットCPおよび全面露光処理ユニットOWEが設けられる。
加熱ユニットPHPにおいては、基板Wの加熱処理が行われる。冷却ユニットCPにおいては、基板Wの冷却処理が行われる。密着強化処理ユニットAHPにおいては、基板Wに密着強化処理が行われる。全面露光処理ユニットOWEにおいては、基板Wに全面露光処理が行われる。密着強化処理および全面露光処理の詳細については後述する。
熱処理部133は、上段熱処理部303および下段熱処理部304を有する。上段熱処理部303および下段熱処理部304の各々には、冷却ユニットCP、複数の加熱ユニットPHPおよびエッジ露光部EEWが設けられる。
エッジ露光部EEWにおいては、基板W上に形成されたレジスト膜の周縁部の一定幅の領域に露光処理(エッジ露光処理)が行われる。上段熱処理部303および下段熱処理部304において、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣り合うように設けられる加熱ユニットPHPは、洗浄乾燥処理ブロック14Aからの基板Wの搬入が可能に構成される。
洗浄乾燥処理部162には、洗浄乾燥処理室91,92,93,94,95が階層的に設けられる。洗浄乾燥処理室91~95の各々には、洗浄乾燥処理ユニットSD2が設けられる。洗浄乾燥処理ユニットSD2においては、露光処理後の基板Wの洗浄および乾燥処理が行われる。
図4は、主として図1の搬送部122,132,163を示す模式的側面図である。図4に示すように、搬送部122は、上段搬送室125および下段搬送室126を有する。搬送部132は、上段搬送室135および下段搬送室136を有する。上段搬送室125には搬送機構(搬送ロボット)127が設けられ、下段搬送室126には搬送機構128が設けられる。上段搬送室135には搬送機構137が設けられ、下段搬送室136には搬送機構138が設けられる。搬送機構127,128,137,138の各々は、基板Wを保持するためのハンドH1,H2を有する。搬送機構115は、ハンドH1,H2により基板Wを保持しつつその基板Wを搬送する。
搬送部112と上段搬送室125との間には、基板載置部PASS1,PASS2が設けられ、搬送部112と下段搬送室126との間には、基板載置部PASS3,PASS4が設けられる。上段搬送室125と上段搬送室135との間には、基板載置部PASS5,PASS6が設けられ、下段搬送室126と下段搬送室136との間には、基板載置部PASS7,PASS8が設けられる。
上段搬送室135と搬送部163との間には、載置兼バッファ部P-BF1が設けられ、下段搬送室136と搬送部163との間には載置兼バッファ部P-BF2が設けられる。搬送部163において搬入搬出ブロック14Bと隣接するように、基板載置部PASS9および複数の載置兼冷却部P-CPが設けられる。
図1~図4を参照しながら基板処理装置100の動作を説明する。インデクサブロック11のキャリア載置部111(図1)に、未処理の基板Wが収容されたキャリア113が載置される。搬送機構115は、キャリア113から基板載置部PASS1,PASS3(図4)に未処理の基板Wを搬送する。また、搬送機構115は、基板載置部PASS2,PASS4(図4)に載置された処理済の基板Wをキャリア113に搬送する。
第1の処理ブロック12において、搬送機構127(図4)は、基板載置部PASS1に載置された基板Wを密着強化処理ユニットAHP(図3)、全面露光処理ユニットOWE(図3)および冷却ユニットCP(図3)に順に搬送し、さらにその基板Wを塗布処理室21,22(図2)のいずれかに搬送する。また、搬送機構127は、塗布処理室21または塗布処理室22によりレジスト膜が形成された基板Wを、加熱ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS5(図4)に順に搬送する。
この場合、密着強化処理ユニットAHPにおいて、基板Wに密着強化処理が行われた後、全面露光処理ユニットOWEにおいて、基板Wに全面露光処理が行われる。続いて、冷却ユニットCPにおいて、反射防止膜の形成に適した温度に基板Wが冷却された後、塗布処理室21,22のいずれかにおいて、塗布処理ユニット129(図2)により基板W上にレジスト膜が形成される。その後、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS5に載置される。
また、搬送機構127は、基板載置部PASS6(図4)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部PASS2(図4)に搬送する。
搬送機構128(図4)は、基板載置部PASS3に載置された基板Wを密着強化処理ユニットAHP(図3)、全面露光処理ユニットOWE(図3)および冷却ユニットCP(図3)に順に搬送し、さらにその基板Wを塗布処理室23,24(図2)のいずれかに搬送する。また、搬送機構128は、塗布処理室23または塗布処理室24によりレジスト膜が形成された基板Wを、加熱ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS7(図4)に順に搬送する。
また、搬送機構128(図4)は、基板載置部PASS8(図4)に載置された現像処理後の基板Wを基板載置部PASS4(図4)に搬送する。塗布処理室23,24(図2)および下段熱処理部302(図3)における基板Wの処理内容は、上記の塗布処理室21,22(図2)および上段熱処理部301(図3)における基板Wの処理内容と同様である。
第2の処理ブロック13において、搬送機構137(図4)は、基板載置部PASS5に載置されたレジスト膜形成後の基板Wをエッジ露光部EEW(図3)および載置兼バッファ部P-BF1(図4)に順に搬送する。この場合、エッジ露光部EEWにおいて、基板Wにエッジ露光処理が行われた後、その基板Wが載置兼バッファ部P-BF1に載置される。
また、搬送機構137(図4)は、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣接する加熱ユニットPHP(図3)から露光装置15による露光処理後でかつ熱処理後の基板Wを取り出す。搬送機構137は、その基板Wを冷却ユニットCP(図3)に搬送した後に現像処理室31,32(図2)のいずれかに搬送し、さらにその基板Wを加熱ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS6(図4)に順に搬送する。
この場合、冷却ユニットCPにおいて、現像処理に適した温度に基板Wが冷却された後、現像処理室31または現像処理室32において、現像処理ユニット139により基板Wの現像処理が行われる。その後、加熱ユニットPHPにおいて、基板Wの熱処理が行われ、その基板Wが基板載置部PASS6に載置される。
搬送機構138(図4)は、基板載置部PASS7に載置されたレジスト膜形成後の基板Wをエッジ露光部EEW(図3)および載置兼バッファ部P-BF2(図4)に順に搬送する。また、搬送機構138(図4)は、洗浄乾燥処理ブロック14Aに隣接する加熱ユニットPHP(図3)から露光装置15による露光処理後でかつ熱処理後の基板Wを取り出す。搬送機構138は、その基板Wを冷却ユニットCP(図3)に搬送した後に現像処理室33,34(図2)のいずれかに搬送し、さらにその基板Wを加熱ユニットPHP(図3)および基板載置部PASS8(図4)に順に搬送する。現像処理室33,34および下段熱処理部304における基板Wの処理内容は、上記の現像処理室31,32(図2)および上段熱処理部303(図3)における基板Wの処理内容と同様である。
洗浄乾燥処理ブロック14Aにおいて、搬送機構141(図1)は、載置兼バッファ部P-BF1,P-BF2(図4)に載置された基板Wを洗浄乾燥処理部161の洗浄乾燥処理ユニットSD1(図2)に搬送する。続いて、搬送機構141は、基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD1から載置兼冷却部P-CP(図4)に搬送する。この場合、洗浄乾燥処理ユニットSD1において、基板Wの洗浄および乾燥処理が行われた後、載置兼冷却部P-CPにおいて、露光装置15(図1)における露光処理に適した温度に基板Wが冷却される。
搬送機構142(図1)は、基板載置部PASS9(図4)に載置された露光処理後の基板Wを洗浄乾燥処理部162の洗浄乾燥処理ユニットSD2(図3)に搬送する。また、搬送機構142は、洗浄および乾燥処理後の基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD2から上段熱処理部303の加熱ユニットPHP(図3)または下段熱処理部304の加熱ユニットPHP(図3)に搬送する。この場合、洗浄乾燥処理ユニットSD2において、基板Wの洗浄および乾燥処理が行われた後、加熱ユニットPHPにおいて、露光後ベーク(PEB)処理が行われる。
搬入搬出ブロック14Bにおいて、搬送機構146(図1)は、載置兼冷却部P-CP(図4)に載置された露光処理前の基板Wを露光装置15の基板搬入部15a(図1)に搬送する。また、搬送機構146(図1)は、露光装置15の基板搬出部15b(図1)から露光処理後の基板Wを取り出し、その基板Wを基板載置部PASS9(図4)に搬送する。
[2]密着強化処理および全面露光処理
上記のように、本実施の形態では、密着強化処理ユニットAHPにおいて基板Wに密着強化処理が行われた後、全面露光処理ユニットOWEにおいて基板Wの全面露光処理が行われる。その後、塗布処理ユニット129により基板Wの被処理面上にレジスト膜が形成される。
密着強化処理では、基板Wの被処理面に有機材料からなる密着強化剤が供給される。有機材料としては、例えばHMDS(ヘキサメチルジシラザン)が用いられる。この場合、基板Wの被処理面の疎水性が高まることにより、基板Wの被処理面とレジスト膜との密着性が高まる。
一方、レジスト膜を適切に形成するためには、基板Wの被処理面の所望の領域(例えば被処理面の全体)を覆うようにレジスト液を塗布する必要がある。しかしながら、基板Wの被処理面の疎水性が高いほど、被処理面におけるレジスト液に対する接触角が大きくなる。レジスト液に対する接触角が大きすぎると、被処理面上でレジスト液が凝集することにより、レジスト液が塗布されるべき被処理面の部分にレジスト液が塗布されない現象(以下、塗布欠けと呼ぶ。)が生じることがある。特に、高い凝集性を有するレジスト液が用いられる場合に、このような塗布欠けが生じやすい。その場合、被処理面にレジスト膜を適切に形成することができない。
そこで、本実施の形態では、密着強化処理後であってレジスト液の塗布前に、全面露光処理が行われる。全面露光処理では、基板Wの被処理面の全体に紫外線が照射される。これにより、基板Wの被処理面の疎水性を調整することができる。
紫外線の照射によって基板Wの被処理面の疎水性が低下する理由は、次のように考えられる。図5は、密着強化処理および全面露光処理による基板Wの被処理面の疎水性の変化について説明するための図である。
図5(a)には、HMDSの化学式が示される。図5(b)には、密着強化処理による基板Wの被処理面上での化学的変化が示される。図5(c)には、全面露光処理による基板Wの被処理面上での化学的変化が示される。本例において、基板Wは半導体基板である。
図5(b)に示すように、密着強化処理前の基板Wの被処理面には多数のヒドロキシル基(-OH)が存在する。密着強化処理によって基板Wの被処理面にHMDSが供給されると、HMDSが一部のヒドロキシル基(-OH)と反応する。それにより、ヒドロキシル基(-OH)がトリメチルシロキシ基(-OSi(CH)に変化する。その結果、基板Wの被処理面の疎水性が高まる。
図5(c)に示すように、全面露光処理によって基板Wの被処理面に紫外線が照射されると、雰囲気中の水蒸気(HO)が一部のトリメチルシロキシ基(-OSi(CH)と反応する。それにより、トリメチルシロキシ基(-OSi(CH)がヒドロキシル基(-OH)とヘキサメチルジロキサン(O[Si(CH)とに分離する。これにより、基板Wの被処理面の疎水性が低下する。
密着強化処理では、密着強化剤の供給量がわずかであっても、基板Wの被処理面の疎水性は急激に高くなる。そのため、密着強化処理時に基板Wの被処理面の疎水性を所望の度合いに調整することは極めて難しい。一方、全面露光処理では、基板Wの被処理面への紫外線の照射量(被処理面の露光量)に依存して、基板Wの被処理面の疎水性が低下する。したがって、紫外線の照射量を調整することにより、基板Wの被処理面の疎水性を所望の度合いに調整することができる。この場合、基板Wの被処理面におけるレジスト液に対する接触角が予め定められた範囲となるように、紫外線の照射量が調整されることが好ましい。
発明者は、密着強化処理のみを行った場合と密着強化処理および全面露光処理の両方を行った場合との各々において、基板Wの被処理面の疎水性の変化を調べた。ここでは、簡易的に、ベアウエハの被処理面における純水に対する接触角を計測した。その結果、密着強化処理のみを行った場合には、ベアウエハの被処理面における純水に対する接触角の平均値が約63度であった。一方、密着強化処理後にベアウエハの被処理面の露光量が100mJとなるように全面露光処理を行った場合、純水に対する接触角の平均値が約47度であった。また、密着強化処理後にベアウエハの被処理面の露光量が300mJとなるように全面露光処理を行った場合、純水に対する接触角の平均値が約31度であった。
このように、密着強化処理後に全面露光処理を行うことにより、ベアウエハの被処理面における純水に対する接触角を低下させることができた。また、紫外線の照射量を調整することにより、ベアウエハの被処理面における純水に対する接触角を調整することができた。これらの結果から、密着強化処理後に全面露光処理を行うことにより、基板Wの被処理面の疎水化を抑制することができることがわかった。また、紫外線の照射量を調整することにより、基板Wの被処理面の疎水性を調整することができることがわかった。ベアウエハと純水との関係は基板Wとレジスト液との関係と同様であるので、密着強化処理後に全面露光処理を行うことにより、基板Wの被処理面におけるレジスト液に対する接触角を制御可能であることがわかった。
[3]密着強化処理ユニット
図6は、密着強化処理ユニットAHPの具体的な構成例を示す模式的断面図である。図6の密着強化処理ユニットAHPは、プレート205、カバー207、カバー昇降機構209、複数の支持ピン243および支持ピン昇降機構247を備える。
プレート205の上面には、複数(例えば3つ)のプロキシミティボール241が設けられる。複数のプロキシミティボール241上に、基板Wが水平姿勢で載置される。カバー207は、プレート205上の基板Wの上方を覆うように設けられる。カバー207は、カバー昇降機構209に接続されている。カバー昇降機構209は、例えばエアシリンダであり、カバー207を上方位置と下方位置との間で昇降させる。図6においては、カバー207が下方位置にある。カバー207が下方位置にあるときに、カバー207とプレート205との間に気密な処理空間PSを形成される。
カバー207には、ガス流路213が設けられる。ガス流路213には、ガス供給管261の一端が接続される。ガス供給管261の他端は、処理ガスおよび不活性ガスを選択的に供給可能なガス供給部(図示せず)が接続される。処理ガスは、密着強化剤を含む。不活性ガスは、例えば窒素ガスである。
プレート205を上下方向に貫通するように、複数(例えば3つ)の貫通孔245が設けられる。複数(例えば3つ)の支持ピン243は、それぞれプレート205の貫通孔245に挿入される。プレート205の下方において、各支持ピン243の下端部が、支持ピン昇降機構247に接続されている。支持ピン昇降機構247は、複数の支持ピン243を昇降させる。各支持ピン243の上端部には、円板上の封止部243aが取り付けられている。プレート205の各貫通孔245の上端部には、封止部243aを収容可能な凹部245aが形成されている。封止部243aが凹部245aの底面と密着することにより、処理空間PSの気密性が確保される。
プレート205の内部には、基板Wの温度を調整する温調部249が設けられている。温調部249は、例えばヒータである。温調部249は、プレート205の温度を調整することにより、プレート205に載置された基板Wに熱処理を施す。
プレート205には、基板Wが載置される領域の外方で周方向に延びるように、排気スリット251が形成されている。また、排気スリット251にそれぞれ連通するように複数の排気ポート253が形成されている。複数の排気ポート253には、排気管255が接続されている。排気管255には、ポンプ256が介挿される。ポンプ256によって処理空間PS内の気体が排気管255を通して密着強化処理ユニットAHPから排出される。これにより、処理空間PSが減圧される。
図6を参照しながら密着強化処理ユニットAHPにおける密着強化処理について説明する。ここでは、図3の上段熱処理部301に設けられる密着強化処理ユニットAHPの動作を説明する。
まず、カバー207が上方位置にある状態で、図4の搬送機構127がプレート5の上方に基板Wを搬送する。複数の支持ピン243が上昇することにより、搬送機構127から複数の支持ピン243に基板が渡される。支持ピン243が下降すると、複数のプロキシミティボール241上に基板Wが載置される。
カバー207が下方位置に移動することによって気密な処理空間PSが形成された後、ポンプ256が処理空間PSから気体を排出する。これにより、処理空間PSが減圧される。また、温調部249によってプレート205上の基板Wの温度が調整される。
その状態で、ガス供給管261およびガス流路213を通して処理空間PSに処理ガスが供給される。これにより、基板Wの被処理面に密着強化剤が塗布される。基板Wの外方に流れた処理ガスは、排気管255を通して密着強化処理ユニットAHPから排出される。続いて、ガス供給管261およびガス流路213を通して処理空間PSに不活性ガスが供給される。これにより、処理空間PS内の処理ガスが不活性ガスで置換される。
その後、ポンプ256の動作が停止され、カバー207が上方位置に移動する。また、複数の支持ピン243が上昇することにより、基板Wが複数のプロキシミティボール241から複数の支持ピン243に渡される。図4の搬送機構127は、複数の支持ピン243から基板Wを受け取り、密着強化処理ユニットAHPから搬出する。
[4]全面露光処理ユニット
図7および図8は、全面露光処理ユニットOWEの具体的な構成例を示す外観斜視図および模式的側面図である。図7に示すように、全面露光処理ユニットOWEは、光出射部300、基板移動部400および搬入搬出部500を備える。基板移動部400は略直方体形状を有するケーシング410を含む。以下の説明においては、図7に矢印で示すように、水平面に平行でかつケーシング410の一面から他面に向かう方向を前方と呼び、水平面に平行でかつケーシング410の他面から一面に向かう方向を後方と呼ぶ。また、水平面に平行でかつ前方および後方と直交する方向を幅方向と呼ぶ。
光出射部300は、幅方向に延びるように設けられ、ケーシング410の中央上部に取り付けられる。光出射部300の後方に搬入搬出部500が設けられる。搬入搬出部500は、蓋部材510、蓋駆動部590、支持板591を含む。支持板591は、ケーシング410に水平姿勢で固定される。支持板591の下面に蓋駆動部590が取り付けられる。蓋駆動部590の下方に蓋部材510が設けられる。ケーシング410の後部の上面には開口部412が形成されている。蓋駆動部590は、蓋部材510を上下方向に移動させる。それにより、開口部412が閉塞されまたは開放される。
図8に示すように、光出射部300は、ケーシング310、紫外線ランプ320および不活性ガス供給部330を含む。図8において、ケーシング310は一点鎖線で示される。ケーシング310内に、紫外線ランプ320および不活性ガス供給部330が収容される。
紫外線ランプ320および不活性ガス供給部330は、それぞれ幅方向に延びるように設けられる。本例では、紫外線ランプ320として、波長172nmの真空紫外線を発生するキセノンエキシマランプが用いられる。なお、紫外線ランプ320は、波長230nm以下の真空紫外線を発生するランプであればよく、キセノンエキシマランプに代えて他のエキシマランプまたは重水素ランプ等が用いられてもよい。
紫外線ランプ320の下面に出射面321が形成されている。紫外線ランプ320の点灯時には、出射面321から下方に向かって真空紫外線が出射される。紫外線ランプ320から出射される真空紫外線は、進行方向(本例では上下方向)に直交する帯状の断面を有する。
不活性ガス供給部330には、下方に向けて複数の噴射孔(図示せず)が形成されている。基板Wの露光処理時に、不活性ガス供給部330は、複数の噴射孔を通して下方に向けて不活性ガスを噴射する。これにより、紫外線ランプ320の出射面321と基板Wとの間の空間における酸素濃度を低下させることができる。したがって、基板Wに照射される真空紫外線の減衰を抑制することができる。
基板移動部400のケーシング410内には、受渡機構420、ローカル搬送機構430、不活性ガス供給部450および照度センサSE1が設けられる。受渡機構420は、複数の昇降ピン421、ピン支持部材422およびピン昇降駆動部423を含む。
ピン支持部材422に上下方向に延びる複数の昇降ピン421がそれぞれ取り付けられる。ピン昇降駆動部423は、ピン支持部材422を上下方向に移動可能に支持する。複数の昇降ピン421は、開口部412の下方に配置される。ピン昇降駆動部423により、複数の昇降ピン421の上端部が、開口部412よりも上方の受渡位置と後述するローカル搬送ハンド434よりも下方の待機位置との間を移動する。
ローカル搬送機構430は、送り軸431、送り軸モータ432、一対のガイドレール433、ローカル搬送ハンド434および一対のハンド支持部材435を含む。送り軸モータ432は、ケーシング410の前部に設けられる。送り軸モータ432から後方に延びるように送り軸431が設けられる。送り軸431は、例えばボールねじであり、送り軸モータ432の回転軸に接続される。
一対のガイドレール433は、互いに平行に前後方向に延びるようにケーシング410の内部の下面に設けられる。一対のガイドレール433上に一対のハンド支持部材435がそれぞれ前後方向に移動可能に設けられる。図8においては、一方のガイドレール433および一方のハンド支持部材435のみが示される。一対のハンド支持部材435によりローカル搬送ハンド434が支持される。ローカル搬送ハンド434は、図示しない連結部材を介して送り軸431と連結される。ローカル搬送ハンド434には、受渡機構420の複数の昇降ピン421がそれぞれ挿入可能な複数の孔部(図示せず)が設けられる。ローカル搬送ハンド434上に基板Wが載置される。
送り軸モータ432により送り軸431が回転される。それにより、ローカル搬送ハンド434が光出射部300よりも後方の後方位置と光出射部300よりも前方の前方位置との間で前後方向に移動する。なお、図8では、後方位置にあるローカル搬送ハンド434が実線で示され、前方位置にあるローカル搬送ハンド434が二点鎖線で示される。
紫外線ランプ320から帯状の真空紫外線が出射された状態でローカル搬送ハンド43が前方位置から後方位置に一定の移動速度で移動することにより、基板Wの一端部から他端部に向かって真空紫外線が走査される。それにより、基板Wの上面の全ての領域に真空紫外線が照射される。
不活性ガス供給部450は、幅方向に延びるようにケーシング410の後部に設けられる。不活性ガス供給部450には複数の噴射孔が形成されており、その複数の噴射孔から不活性ガスが噴射される。
ケーシング410内には、さらに照度センサSE1が設けられる。照度センサSE1は、光出射部300の出射面321に対向する位置に設けられる。照度センサSE1は、フォトダイオード等の受光素子を含み、受光素子の受光面に照射される光の照度を検出する。ここで、照度とは、受光面の単位面積当たりに照射される光の仕事率である。照度の単位は、例えば「W/m」で表される。照度センサSE1は、図示しないセンサ駆動部により上方位置と下方位置との間で昇降される。照度センサSE1は、上方位置において、基板Wに照射されるべき真空紫外線の照度を検出する。
露光量は基板Wの処理内容に基づいて基板Wごとまたは基板Wの種類ごとに予め定められている。予め定められた露光量は、基板Wの露光処理前に設定露光量として後述の全面露光制御部52に予め記憶される。設定露光量は、例えば、基板Wの被処理面におけるレジスト液に対する接触角が予め定められた範囲となる値である。
上記のように、基板Wの一端部から他端部に帯状の真空紫外線が一定の速度で走査される。その場合、基板Wの移動速度を制御することにより基板Wの被処理面の露光量を調整することができる。例えば、基板Wの移動速度を高くすることにより露光量を減少させることができ、基板Wの移動速度を低くすることにより露光量を増加させることができる。
本実施の形態では、基板Wの全面露光処理前に予め照度センサSE1により真空紫外線の照度が検出され、その検出結果に基づいて、基板Wの移動速度が調整される。これにより、基板Wの被処理面の露光量が設定露光量に調整される。
図8を参照しながら全面露光処理ユニットOWEにおける全面露光処理について説明する。ここでは、図3の上段熱処理部301に設けられる全面露光処理ユニットOWEの動作を説明する。
まず、ケーシング410の開口部412が蓋部材510によって閉塞された状態で、不活性ガス供給部450からケーシング410内に不活性ガスが供給される。それにより、ケーシング410内の酸素濃度が例えば1%よりも低く保持される。
次に、蓋部材510が上昇されることにより開口部412が開放されるとともに、受渡機構420の複数の昇降ピン421が上昇される。それにより、複数の昇降ピン421の上端部が待機位置から受渡位置まで移動する。その状態で、図4の搬送機構127によって水平姿勢の基板Wが蓋部材510と開口部412との間に水平方向に挿入され、複数の昇降ピン421上に載置される。続いて、受渡機構420の複数の昇降ピン421が下降される。それにより、複数の昇降ピン421の上端部が受渡位置から待機位置まで移動し、水平姿勢の基板Wが複数の昇降ピン421からローカル搬送ハンド434に渡される。次いで、蓋部材510が下降されることにより開口部412が閉塞される。
次に、ローカル搬送ハンド434が後方位置から前方位置に移動される。このとき、紫外線ランプ320は消灯状態にある。そのため、基板Wは露光されない。次に、紫外線ランプ320が消灯状態から点灯状態に切り替えられる。また、不活性ガス供給部330からケーシング410内に不活性ガスが供給される。
続いて、ローカル搬送ハンド434が前方位置から後方位置に移動される。このときの移動速度は、予め照度センサSE1により検出された真空紫外線の照度に基づいて調整される。それにより、上記のように、基板Wの被処理面が設定露光量で露光される。その後、紫外線ランプ320が点灯状態から消灯状態に切り替えられる。また、不活性ガス供給部330による不活性ガスの供給が停止される。
次に、蓋部材510が上昇されることにより開口部412が開放されるとともに、受渡機構420の複数の昇降ピン421が上昇される。それにより、ローカル搬送ハンド434から複数の昇降ピン421に基板Wが渡され、開口部412の上方に基板Wが移動される。その状態で、図4の搬送機構127によって基板Wが受け取られ、全面露光処理ユニットOWEから搬出される。
[5]制御系
図9は、基板処理装置100の制御系の構成例について説明するための図である。図9に示すように、基板処理装置100は、主制御部114に加えて、密着強化制御部51、全面露光制御部52、成膜制御部53、現像制御部54、エッジ露光制御部55、洗浄乾燥制御部56、加熱冷却制御部57および搬送制御部58を含む。主制御部114は、密着強化制御部51、全面露光制御部52、成膜制御部53、現像制御部54、エッジ露光制御部55、洗浄乾燥制御部56、加熱冷却制御部57および搬送制御部58を制御することにより、基板処理装置100の動作を統括的に制御する。
密着強化制御部51は、密着強化処理ユニット群G1の動作を制御する。密着強化処理ユニット群G1は、図3の複数の密着強化処理ユニットAHPを含む。全面露光制御部52は、全面露光処理ユニット群G2の動作を制御する。全面露光処理ユニット群G2は、図3の複数の全面露光処理ユニットOWEを含む。成膜制御部53は、塗布処理ユニット群G3の動作を制御する。塗布処理ユニット群G3は、図2の複数の塗布処理ユニット129を含む。現像制御部54は、現像処理ユニット群G4の動作を制御する。現像処理ユニット群G4は、図2の複数の現像処理ユニット139を含む。
エッジ露光制御部55は、エッジ露光部群G5の動作を制御する。エッジ露光部群G5は、図3の複数のエッジ露光部EEWを含む。洗浄乾燥制御部56は、洗浄乾燥処理ユニット群G6の動作を制御する。洗浄乾燥処理ユニット群G6は、図2の複数の洗浄乾燥処理ユニットSD1および図3の複数の洗浄乾燥処理ユニットSD2を含む。加熱冷却制御部57は、熱処理ユニット群G7の動作を制御する。熱処理ユニット群G7は、図3の複数の加熱ユニットPHPおよび複数の冷却ユニットCPならびに図4の複数の載置兼冷却部P-CPを含む。搬送制御部58は、搬送機構群G8の動作を制御する。搬送機構群G8は、図1の搬送機構115,142,141,146および図4の搬送機構127,128,137,138を含む。
なお、図9の例では、種々の処理内容に対応するように複数の制御部が設けられるが、基板処理装置100が複数の処理領域に区画され、その処理領域毎に制御部が設けられてもよい。また、主制御部114のみによって基板処理装置100全体の動作が制御されてもよい。
図10は、図9の各制御部の動作を示すフローチャートである。ここでは、図4の搬送機構127,137により搬送される1枚の基板Wに対する動作を説明する。図4の搬送機構128,138により搬送される基板Wに対しても同様の動作が行われる。
まず、搬送制御部58が図4の搬送機構115,127を制御して、キャリア113内の未処理の基板Wを図3の上段熱処理部301のいずれかの密着強化処理ユニットAHPに搬送する。密着強化制御部51は、基板Wが搬送された密着強化処理ユニットAHPを制御して、基板Wの被処理面に密着強化剤を供給する密着強化処理を行う(ステップS1)。
次に、搬送制御部58が図4の搬送機構127を制御して、密着強化処理後の基板Wを密着強化処理ユニットAHPから図3の上段熱処理部301の全面露光処理ユニットOWEに搬送する。全面露光制御部52は、基板Wが搬送された全面露光処理ユニットOWEを制御して、基板Wの被処理面に紫外線を照射する全面露光処理を行う(ステップS2)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構127を制御して、全面露光処理後の基板Wを全面露光処理ユニットOWEから図3の上段熱処理部301のいずれかの冷却ユニットCPに搬送する。加熱冷却制御部57は、基板Wが搬送された冷却ユニットCPを制御して、基板Wを冷却する(ステップS3)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構127を制御して、冷却後の基板Wを冷却ユニットCPから図2の塗布処理室21,22のいずれかの塗布処理ユニット129に搬送する。成膜制御部53は、基板Wが搬送された塗布処理ユニット129を制御し、基板Wの被処理面上にレジスト液を塗布することによりレジスト膜を形成する(ステップS4)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構127を制御して、レジスト膜が形成された基板Wを塗布処理ユニット129から図3の上段熱処理部301のいずれかの加熱ユニットPHPに搬送する。加熱冷却制御部57は、基板Wが搬送された加熱ユニットPHPを制御して、基板Wを加熱する(ステップS5)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構127,137を制御して、加熱後の基板Wを加熱ユニットPHPから図3の上段熱処理部303のエッジ露光部EEWに搬送する。エッジ露光制御部55は、基板Wが搬送されたエッジ露光部EEWを制御して、基板Wにエッジ露光処理を行う(ステップS6)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構137,141を制御して、エッジ露光処理後の基板Wをエッジ露光部EEWから図2の洗浄乾燥処理部161のいずれかの洗浄乾燥処理ユニットSD1に搬送する。洗浄乾燥制御部56は、基板Wが搬送された洗浄乾燥処理ユニットSD1を制御して、基板Wに洗浄および乾燥処理を行う(ステップS7)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構141を制御して、洗浄および乾燥処理後の基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD1から図4のいずれかの載置兼冷却部P-CPに搬送する。加熱冷却制御部57は、基板Wが搬送された載置兼冷却部P-CPを制御して、基板Wを冷却する(ステップS8)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構146を制御して、冷却後の基板Wを載置兼冷却部P-CPから図1の露光装置15に搬入する(ステップS9)。露光装置15において基板Wに露光処理が行われた後、搬送制御部58は、搬送機構146,142を制御して、露光処理後の基板Wを露光装置15から搬出し(ステップS10)、その基板Wを図3の洗浄乾燥処理部162のいずれかの洗浄乾燥処理ユニットSD2に搬送する。洗浄乾燥制御部56は、基板Wが搬送された洗浄乾燥処理ユニットSD2を制御して、基板Wに洗浄および乾燥処理を行う(ステップS11)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構142を制御して、洗浄および乾燥処理後の基板Wを洗浄乾燥処理ユニットSD2から図3の上段熱処理部303のいずれかの加熱ユニットPHPに搬送する。加熱冷却制御部57は、基板Wが搬送された加熱ユニットPHPを制御して、基板WにPEB処理を行う(ステップS12)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構137を制御して、PEB処理後の基板Wを図3の上段熱処理部303のいずれかの冷却ユニットCPに搬送する。加熱冷却制御部57は、基板Wが搬送された冷却ユニットCPを制御して、基板Wを冷却する(ステップS13)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構137を制御して、冷却後の基板Wを図2の現像処理室31,32のいずれかの現像処理ユニット139に搬送する。現像制御部54は、基板Wが搬送された現像処理ユニット139を制御して、基板Wに現像処理を行う(ステップS14)。
次に、搬送制御部58は、搬送機構137,127,115を制御して、現像処理後の基板Wを現像処理ユニット139から図1のキャリア113に戻す。これにより、基板Wの一例の処理が終了する。
[6]効果
上記実施の形態に係る基板処理装置100においては、密着強化処理ユニットAHPにおいて基板Wの被処理面に有機材料からなる密着強化剤が供給された後、全面露光処理ユニットOWEにおいて基板Wの被処理面に紫外線が照射される。この場合、密着強化剤の供給によって基板Wの被処理面の疎水性が高められた後、紫外線の照射により基板Wの被処理面の疎水性が調整される。それにより、その後のレジスト液の塗布の際に、基板Wの被処理面におけるレジスト液に対する接触角が適切な範囲に制御される。したがって、塗布欠けの発生を防止することができ、基板Wの被処理面の所望の領域に適切にレジスト液を塗布することができる。また、基板Wの被処理面とレジスト膜との密着性を確保することができる。その結果、基板Wの被処理面にレジスト膜を適切に形成することができる。
また、本実施の形態では、密着強化処理によって基板Wの被処理面上のヒドロキシ基がトリメチルシロキシ基に変化し、その後の全面露光処理によって基板Wの一面上のトリメチルシロキシ基がヒドロキシ基とヘキサメチルジロキサンに分離される。これにより、基板Wの被処理面の疎水性を適切に調整することができる。
[7]密着強化処理ユニットおよび全面露光処理ユニットの他の例
上記実施の形態では、互いに別体の密着強化処理ユニットAHPおよび全面露光処理ユニットOWEにおいて密着強化処理および全面露光処理がそれぞれ行われるが、一体のユニットにおいて密着強化処理および全面露光処理の両方が行われてもよい。図11は、密着強化処理および全面露光処理を行うための疎水性調整ユニットの構成例を示す模式的側面図である。図11の疎水性調整ユニット600は、例えば、図3の上段熱処理部301および下段熱処理部302の各々に設けられる。
図11の疎水性調整ユニット600は、筐体601、密着強化部610、光出射部620およびローカル搬送機構630を含む。密着強化部610および光出射部620は、それぞれ筐体601内に設けられる。密着強化部610は、図6の密着強化処理ユニットAHPと同様の構成を有し、プレート205およびカバー207を含むとともに、図示しない他の種々の構成要素を備える。密着強化部610は、気密な処理空間内で基板Wに密着強化剤を供給する。
光出射部620は、図8の光出射部300と同様の構成を有し、真空紫外線を出射する。ローカル搬送機構630は、図8のローカル搬送機構430と同様の構成を有し、送り軸431、送り軸モータ432、一対のガイドレール433、ローカル搬送ハンド434および一対のハンド支持部材435を含む。ローカル搬送ハンド434は、密着強化部610に基板Wを受け渡すための受け渡し位置と、密着強化部610の外部の外部位置との間で移動する。図11においては、外部位置にあるローカル搬送ハンド434が示される。
図11の疎水性調整ユニット600における密着強化処理および全面露光処理について説明する。ここでは、図3の上段熱処理部301に設けられる疎水性調整ユニット600の動作を説明する。まず、図4の搬送機構127が、筐体601内に基板Wを搬入し、外部位置にあるローカル搬送ハンド434に基板Wを渡す。ローカル搬送ハンド434が外部位置から受け渡し位置に移動し、ローカル搬送ハンド434から図示しない支持ピン243(図6参照)に基板Wが渡される。続いて、ローカル搬送ハンド434が外部位置に退避し、支持ピン243によってプレート205上に基板Wが載置されるとともに、カバー207が下方位置に移動する。その後、密着強化部610において、図6の密着強化処理ユニットAHPと同様に密着強化処理が行われる。
密着強化処理が終了すると、図示しない不活性ガス供給部により筐体601内に不活性ガスが供給される。続いて、ローカル搬送ハンド434が受け渡し位置に移動し、図示しない支持ピン243(図6参照)からローカル搬送ハンド434に基板Wが渡される。続いて、光出射部620が下方に向けて真空紫外線を出射しながら、ローカル搬送ハンド434が受け渡し位置から外部位置に移動する。これにより、密着強化剤が供給された基板Wの被処理面の全体に真空紫外線が照射される。この場合、図示しない照度センサSE1(図8参照)によって予め真空紫外線の照度が検出され、その検出結果に基づいて、基板Wの移動速度が調整されることが好ましい。
このように、図11の疎水性調整ユニット600においては、共通の筐体601内で、密着性強化処理および全面露光処理が順に行われる。これにより、密着強化処理ユニットAHPおよび全面露光処理ユニットOWEが別個に設けられる場合に比べて、密着強化処理および全面露光処理を効率良く行うことができ、スループットを向上させることができる。また、小さいスペースで密着強化処理および全面露光処理の両方を実施可能であるので、基板処理装置100の小型化が可能となる。
[8]他の実施の形態
上記実施の形態では、有機材料としてHMDSからなる密着強化剤が用いられるが、基板Wの疎水性を高めることが可能であれば、TMSDMA(トリメチルシリルジメチルアミン)等の他の有機材料からなる密着強化剤が用いられてもよい。
上記実施の形態では、レジスト膜の形成前に基板Wの被処理面に密着強化処理および全面露光処理が行われるが、他の処理膜の形成前に同様の処理が行われてもよい。例えば、露光処理時に発生する定在波またはハレーションを減少させるための反射防止膜の形成前に、基板Wの被処理面に密着強化処理および全面露光処理が行われてもよい。この場合、基板Wの被処理面と反射防止膜との密着性を確保しつつ基板Wの被処理面の所望の領域に反射防止膜用の処理液を適切に塗布することができる。あるいは、DSA(Directed Self Assembly;誘導自己組織化)技術によって微細パターンを形成するための誘導自己組織化材料からなる処理膜の形成前に、基板Wの被処理面に密着強化処理および全面露光処理が行われてもよい。
[9]請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記の実施の形態では、基板処理装置100が基板処理装置の例であり、密着強化処理ユニットAHPが密着強化部の例であり、光出射部300,620が照射部の例であり、塗布処理ユニット129が成膜部の例であり、冷却ユニットCPが冷却部の例である。また、筐体601が筐体の例であり、プレート205が載置部の例であり、ローカル搬送ハンド434が搬送部の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
[2]参考形態
(1)第1の参考形態に係る基板処理装置は、基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に紫外線を照射する照射部と、照射部により紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成する成膜部とを備える。
この基板処理装置においては、密着強化剤の供給によって基板の一面の疎水性が高められた後、紫外線の照射により基板の一面の疎水性が調整される。それにより、基板に一面に処理液が塗布される際に、基板の一面における処理液に対する接触角が適切な範囲に制御される。それにより、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。
(2)有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含んでもよい。この場合、コストの増大を抑制しつつ基板の一面の疎水性を高めることができる。
(3)密着強化部は、基板の一面上のヒドロキシ基がトリメチルシロキシ基に変化するように密着強化剤を基板の一面に供給し、照射部は、基板の一面上のトリメチルシロキシ基がヒドロキシ基とヘキサメチルジシロキサンとに分離するように、基板の一面に紫外線を照射してもよい。この場合、基板の一面の疎水性を適切に調整することができる。
(4)処理液は、感光性材料を含んでもよい。この場合、基板の一面に感光性材料からなる感光性膜を適切に形成することができる。
(5)照射部は、基板の一面における処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、紫外線の照射量を調整してもよい。この場合、基板の一面上に処理液を適切に塗布することができるように、基板の一面の疎水性を所望の度合いに調整することができる。
(6)基板処理装置は、照射部により紫外線が照射された後であって成膜部により処理膜が形成される前の基板を冷却する冷却部をさらに備えてもよい。この場合、基板の温度を処理膜の形成に適した温度に調整することができる。それにより、より良好に処理膜を形成することができる。
(7)密着強化部は、基板が載置される載置部を含み、基板処理装置は、基板を保持しつつ載置部上に基板を受け渡すための受け渡し位置と受け渡し位置から離れた外部位置との間で移動可能に設けられた搬送部をさらに備え、密着強化部は、載置部に載置される基板に密着強化剤を供給し、照射部は、搬送部が基板を保持して受け渡し位置から外部位置に移動する際に搬送部により保持される基板に紫外線を照射してもよい。
この場合、載置部に載置された基板に密着強化剤が供給され、載置部から搬送される基板に紫外線が照射される。それにより、基板に対する密着強化剤の供給および紫外線の照射を効率良く行うことができ、スループットを向上させることができる。
(8)第2の参考形態に係る基板処理方法は、基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、密着強化部により密着強化剤が供給された基板の一面に紫外線を照射するステップと、照射部により紫外線が照射された基板の一面に処理液を供給することにより基板の一面に処理膜を形成するステップとを含む。
この基板処理方法によれば、密着強化剤の供給によって基板の一面の疎水性が高められた後、紫外線の照射により基板の一面の疎水性が調整される。それにより、基板に一面に処理液が塗布される際に、基板の一面における処理液に対する接触角が適切な範囲に制御される。それにより、基板の一面の所望の領域に適切に処理液を塗布することができかつ基板の一面と処理膜との密着性を確保することができる。したがって、基板の一面に処理膜を適切に形成することができる。
(9)有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含んでもよい。この場合、コストの増大を抑制しつつ基板の一面の疎水性を高めることができる。
(10)密着強化剤を供給するステップは、基板の一面上のヒドロキシ基をトリメチルシロキシ基に変化させることを含み、紫外線を照射するステップは、基板の一面上のトリメチルシロキシ基をヒドロキシ基とヘキサメチルジシロキサンとに分離させることを含んでもよい。この場合、基板の一面の疎水性を適切に調整することができる。
(11)処理液は、感光性材料を含んでもよい。この場合、基板の一面に感光性材料からなる感光性膜を適切に形成することができる。
(12)紫外線を照射するステップは、基板の一面における処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、紫外線の照射量を調整することを含んでもよい。この場合、基板の一面上に処理液を適切に塗布することができるように、基板の一面の疎水性を所望の度合いに調整することができる。
(13)基板処理方法は、紫外線を照射するステップの後であって処理膜を形成するステップの前に基板を冷却するステップをさらに含んでもよい。この場合、基板の温度を処理膜の形成に適した温度に調整することができる。それにより、より良好に処理膜を形成することができる。
11…インデクサブロック,12…第1の処理ブロック,13…第2の処理ブロック,14A…洗浄乾燥処理ブロック,14B…搬入搬出ブロック,14…インターフェイスブロック,21,22,23,24…塗布処理室,31,32,33,34…現像処理室,100…基板処理装置,129…塗布処理ユニット,139…現像処理ユニット,AHP…密着強化処理ユニット,CP…冷却ユニット,OWE…全面露光処理ユニット,PHP…加熱ユニット

Claims (14)

  1. 基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、
    前記密着強化部により前記密着強化剤が供給された基板の前記一面に酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で真空紫外線を照射する照射部と、
    前記照射部により真空紫外線が照射された基板の前記一面に処理液を供給することにより基板の前記一面に処理膜を形成する成膜部とを備え、
    前記照射部は、前記成膜部において基板の前記一面における前記処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、前記成膜部による処理液の供給前に真空紫外線の照射量を予め調整する、基板処理装置。
  2. 前記有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含む、請求項1記載の基板処理装置。
  3. 基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、
    前記密着強化部により前記密着強化剤が供給された基板の前記一面に真空紫外線を照射する照射部と、
    前記照射部により真空紫外線が照射された基板の前記一面に処理液を供給することにより基板の前記一面に処理膜を形成する成膜部とを備え、
    前記有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含み、
    前記密着強化部は、基板の前記一面上のヒドロキシ基がトリメチルシロキシ基に変化するように前記密着強化剤を基板の前記一面に供給し、
    前記照射部は、基板の前記一面上のトリメチルシロキシ基がヒドロキシ基とヘキサメチルジロキサンとに分離するように、酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で基板の前記一面に真空紫外線を照射する、基板処理装置。
  4. 前記処理液は、感光性材料を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記照射部は、前記成膜部において基板の前記一面における前記処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、前記成膜部による処理液の供給前に真空紫外線の照射量を予め調整する、請求項3記載の基板処理装置。
  6. 前記照射部により真空紫外線が照射された後であって前記成膜部により前記処理膜が形成される前の基板を冷却する冷却部をさらに備える、請求項1~5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給する密着強化部と、
    前記密着強化部により前記密着強化剤が供給された基板の前記一面に紫外線を照射する照射部と、
    前記照射部により紫外線が照射された基板の前記一面に処理液を供給することにより基板の前記一面に処理膜を形成する成膜部とを備え、
    前記密着強化部は、基板が載置される載置部を含み、
    基板を保持しつつ前記載置部上に基板を受け渡すための受け渡し位置と前記密着強化部の外部位置との間で移動可能に設けられた搬送部をさらに備え、
    前記密着強化部は、前記載置部に載置される基板に密着強化剤を供給し、
    前記照射部は、前記搬送部が基板を保持して前記受け渡し位置から前記外部位置に移動する際に前記搬送部により保持される基板に紫外線を照射する、基板処理装置。
  8. 密着強化部により基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、
    前記密着強化部により前記密着強化剤が供給された基板の前記一面に照射部により真空紫外線を照射するステップと、
    前記照射部により真空紫外線が照射された基板の前記一面に処理液を供給することにより基板の前記一面に処理膜を形成するステップとを含み、
    前記真空紫外線を照射するステップは、前記処理膜を形成するステップにおいて基板の前記一面における前記処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、前記処理膜を形成するステップの前に酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で真空紫外線の照射量を予め調整することを含む、基板処理方法。
  9. 前記有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含む、請求項8記載の基板処理方法。
  10. 密着強化部により基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、
    前記密着強化部により前記密着強化剤が供給された基板の前記一面に照射部により真空紫外線を照射するステップと、
    前記照射部により真空紫外線が照射された基板の前記一面に処理液を供給することにより基板の前記一面に処理膜を形成するステップとを含み、
    前記有機材料は、ヘキサメチルジシラザンを含み、
    前記密着強化剤を供給するステップは、基板の前記一面上のヒドロキシ基をトリメチルシロキシ基に変化させることを含み、
    前記真空紫外線を照射するステップは、基板の前記一面上のトリメチルシロキシ基がヒドロキシ基とヘキサメチルジロキサンとに分離するように、酸素濃度が1%よりも低く保持された雰囲気中で基板の前記一面に真空紫外線を照射することを含む、基板処理方法。
  11. 前記処理液は、感光性材料を含む、請求項8~10のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  12. 前記真空紫外線を照射するステップは、前記処理膜を形成するステップにおいて基板の前記一面における前記処理液に対する接触角が予め定められた値以下となるように、前記処理膜を形成するステップの前に真空紫外線の照射量を予め調整することを含む、請求項10記載の基板処理方法。
  13. 前記真空紫外線を照射するステップの後であって前記処理膜を形成するステップの前に基板を冷却するステップをさらに含む、請求項8~12のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  14. 密着強化部により基板の一面に有機材料からなる密着強化剤を供給するステップと、
    前記密着強化剤が供給された基板の前記一面に照射部により紫外線を照射するステップと、
    前記照射部により紫外線が照射された基板の前記一面に処理液を供給することにより基板の前記一面に処理膜を形成するステップと、
    搬送部により基板を保持しつつ前記密着強化部の載置部上に基板を受け渡すための受け渡し位置と前記密着強化部の外部位置との間で前記搬送部を移動させるステップとを含み、
    前記密着強化剤を供給するステップは、前記載置部に載置される基板に密着強化剤を供給することを含み、
    前記紫外線を照射するステップは、前記搬送部が基板を保持して前記受け渡し位置から前記外部位置に移動する際に前記搬送部により保持される基板に紫外線を照射することを含む、基板処理方法。
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